1: 2018/05/09(水) 18:13:10.18 ID:pKnd+MjVO


目をつむると
ふるいらくがき帳がみえた


目をつむると
そこにはうさみんという名前のアイドルが立っていた




2: 2018/05/09(水) 18:14:05.62 ID:pKnd+MjVO


目をつむると
小さな地下のライブハウスがみえた


目をつむると
客席にはひとり 魔法使いが立っていた


3: 2018/05/09(水) 18:14:45.12 ID:pKnd+MjVO


わたしたちは
目をあいて多くの絶望を見てきた


だが、目をつむりさえすれば
いつでも
夢と希望を見ることができた


4: 2018/05/09(水) 18:15:34.15 ID:pKnd+MjVO


夢と希望
それは一人の少女のかたちをかりて
プロデューサーたちの胸のなかから生まれた
約束のことばだ


5: 2018/05/09(水) 18:16:44.38 ID:pKnd+MjVO


目をあけて
夢と希望を見守ってやろう


目をあけて
おとぎ話の結末を見てみよう


二〇一八年は
答えを出すのにうってつけの年だ


6: 2018/05/09(水) 18:19:34.25 ID:pKnd+MjVO


大事なものを
自分ではなにひとつ終わらせなかった少女
安部菜々


大団円に幕を引いたとき きっと
「もう一回」の掛け声と共に
その先の物語がはじまる


7: 2018/05/09(水) 18:21:23.97 ID:pKnd+MjVO


それは一人のアイドルの綴る
わたしたち自身の
歴史なのだから





(原詩 寺山修司『走る希望を見守ってやろう』)




引用元: 夢と希望を見守ってやろう