星梨花「まずはユニット名から発表しますね！」


麗花「なんとー……！じゃじゃーん！」


星梨花「ゴージャス！」


麗花「ぷっぷか！」


茜「……プリン？」


星梨花「Exacta！凄いです茜さん！流石自分の誕生日一ヶ月以上前を祝ってもらえると自負する女ですね」


茜「トゲ鋭くない？え？ゴージャスぷっぷかプリン……？」


麗花「Exacre！」


茜「エサクレって何？！餌欲しいの？！」


麗花「酷いよ茜ちゃんちゃん……私、茜ちゃんのペットじゃないのに……私は……」


星梨花「私たち三人で、愉快でステキなユニットにしましょうね！」


茜「よく星梨花ちゃんはこの流れでそれ言えたね」

茜「ともかくとして、この三人で『ゴージャスぷっぷかプリン』って言うユニットを組んで活動してくって事？」


星梨花「今の説明でそれ以外の意味があると感じ取れたんですか？流石茜さんです！尊敬します！」


麗花「よろしくね、茜ちゃん。星梨花ちゃん」


茜「まー前途多難っぽいけど茜ちゃんがいるからオールオッケーだよね！」


麗花「それじゃー早速さっき街頭で行った選挙の結果を発表するね」


茜「だから何の選挙したの？！衆議院選挙ならこないだ終わったよね？」


星梨花「そう言えば茜さんは、きちんと行きましたか？この国の未来を決めるのは、茜さんのような希望と冷静な判断力に富んだ若者なんですから」


茜「すっごく褒めてもらってるところ申し訳ないけど、茜ちゃんまだ選挙権無いからね？」


麗花「じゃあ出馬しよ？」


茜「前提をクリアしてないのによく提案出来たね……」

星梨花「私が仕切っていいですか？」


茜「……もう茜ちゃんは何も言うまい」


麗花「えっとね、さっき街頭で選挙をして貰ったの」


星梨花「ゴージャスぷっぷかプリンの中で、一番未来が無さそうなのは誰だと思いますか？と」


茜「投票内容が怖過ぎて見たく無いんだけどにゃあ」


星梨花「そしたらなんと、驚きの結果が……！」


茜「ま、まぁ茜ちゃんは別にビビってなんかないし？将来有望優良物件だからね？」


星梨花「みなさん、口を揃えて言うんです……」


麗花「……ゴージャスぷっぷかプリンって何？って」


茜「……そりゃそうだよね！まだ結成されて数分だし！！」


星梨花「ちょっと自信なさげな顔の茜さんも、とってもステキでしたよ！」


茜「これほど嬉しくない褒め言葉も珍しいよね」

麗花「でもね？流石に私たちもおバカさんじゃないんだよ」


星梨花「きちんと、それぞれのイメージ画像も用意しておいたんです」


茜「麗花ちゃんと星梨花ちゃんは本人がそこに居たんでしょ？」


麗花「その画像が……じゃん！こちらですっ！」


茜「聞いてよ」


星梨花「右からゴージャス担当、ぷっぷか担当、プリン担当です！」


茜「現金と天むすとプリンの画像並べられて何を選べってのさ！」


星梨花「ですよね、私も大変ふほんい？です！」


茜「用意したの星梨花ちゃん達でしょ？！」


麗花「ごめんね、星梨花ちゃん……私クレジットカード作ってないから……」


茜「……あー……」

星梨花「とは言え、私たちもおつむツムツムではありません！」


茜「お茶美味しい」


麗花「だから、次は『ゴージャスぷっぷかプリンって知ってる？』ってアンケートを取ったんです！」


茜「結果見え透いてるのになんで取ったの？」


星梨花「そしたらなんと、驚きの結果が……！」


茜「なんかさっきも書いた気がするんだけどにゃあ……」


麗花「認知度、マイナス500%！いぇい！」


星梨花「茜さん、マイナスですよ！マイナス！」


茜「知名度でマイナスって何？教えた端から忘れられてくの？！あと500%？！」


麗花「円グラフが五個も描けるね！」


茜「哀しみが増すだけだよ！」


星梨花「四つも増えてお得です！」


茜「お買い得プリンじゃないんだから！」

麗花「円が五つと言えば……茜ちゃん、何か思い浮かばない？」


茜「え？オリンピックとかかな？」


星梨花「認知度マイナスオリンピック、此処に開催です！」


茜「大変不名誉な栄冠は手にしたくない！」


麗花「やるからには優勝を目指そうね。私たちゴージャスぷっぷかプリンで！」


星梨花「はい！頑張りましょう！」


茜「いや頑張ったら知名度上がっちゃうじゃん！あぁいやそれで良いんだけどね！！」


麗花「優勝したら何があるのかな？楽しみだよねっ！」


茜「知名度最底辺の優勝とか、出場を忘れられてるレベルなんじゃないかなー……」

麗花「それじゃ、一息ついたところで！」


茜「まだ何かあるの……？茜ちゃん的にはそろそろ休みたいところだけど」


星梨花「お祝いに、プリン食べませんか？」


茜「よしきた！茜ちゃんの専門分野だね！」


麗花「はい！お得用五個セットプリン！」


茜「なんで三人ユニットなのに五個セットを買ったのか小一時間問い詰めたいんだけど」


星梨花「茜さん、ユニットなんですから仲良く分け合わないとダメですよ？」


茜「星梨花ちゃん頭良いね！一人で三つ食べれば他二人は争わずに済むもんね！頭良いね！！」


星梨花「そんな幸せの絶頂にいる茜さんに朗報です！」


茜「茜ちゃんの幸せの絶頂がこんなに低いとか信じたくないよ！」

麗花「なんとね、私たちゴージャスぷっぷかプリンの記念すべき一曲目がもう決まってるんだ！」


茜「おおっとぉ、そりゃすごいね！！茜ちゃんも頑張らないと！」


麗花「改めて、二人ともこれからよろしくね？」


星梨花「こちらこそ、迷惑かけちゃう事もあるかもしれませんけど……よろしくお願いします！」


茜「うんうん！良いユニットになりそうだね！」


星梨花「頑張って、私たちの歌声を空高く輝く星に届けましょう！」


茜「何処かで聞いたことがあるフレーズな気もするけど、気のせいだよね！」


麗花「そう言えば、曲ってどんなタイトルだったっけ……？」


茜「あ、それ茜ちゃんも気になる！なるなる！」


星梨花「ええと、確か……」

星梨花「Stars　Shootingだった筈です」


茜「パクリだし星撃ち落としてるじゃん」

ゴージャスセレブプリンで思いついたので
お付き合い、ありがとうございました

最近書いたものです、よろしければ是非
七尾百合子「文学少女は純情って事になりませんかね？！」

久しぶりにミリマスss読んだよ、過去作も読んだけどどれも好きよ

乙プリン