234:◆Vysj.4B9aySt 18/12/25(火) 07:03:16 ID:TKQ

235: 18/12/25(火) 07:07:59 ID:TKQ
ジリリリリ

甘奈「む……ふあぁぁぁ……」

「おはよー」

甜花「くーっ、くーっ」

学校も今は冬休み。お仕事もクリスマスということで休みなので、夜遅くまでゲームをしていたみたい

甘奈「ふふっ、よく寝てるね」

シャーツ

カーテンを開け外からの光りを入れる

甘奈「あー……さすがにホワイトクリスマスは望めないなぁ」

空は今日も快晴。そんな今日は……

236: 18/12/25(火) 07:14:42 ID:TKQ
カタコト

ジャジャーッ

一人で朝ご飯の用意をする

今日はちょっと奮発してカリカリのベーコンとオムレツに、アスパラとグラッセした人参だ

甘奈「むー、でも食べ過ぎるとカ口リー消費とか気になるかな?」

ま、念に一度の誕生日だ。これぐらいはバチは当たらないよね

ゴソゴソ

あ、甜花ちゃんが起きたみたい

甜花「ふにゅ……」

甘奈「あ、甜花ちゃん、お早う!今日もいい天気だね」

甜花「あ、なーちゃん……おはよ……くー、くー」

甘奈「寝ちゃダメーっ!」

237: 18/12/25(火) 07:21:06 ID:TKQ
カチャカチャ

甜花「ごちそーさま」

甘奈「はい、お粗末様。じゃあ、食器片付けるけど、甜花ちゃんは今日何かやることってある?」

多分一日中ゲームかネットをするだけだろうし、なければ一緒にショッピングにでも……

甜花「あ……甜花、今日お友達に呼ばれてて……」

甘奈「がーんっ」

甜花「な、なーちゃんっ?!」

甘奈「あ……ううんっ、なんでもないの!……そっかお友達に……」

甜花「にへ……にへへ。すっごく楽しみ……」

ズキッ

あー、まただ。甜花ちゃんがお友達の話をする度に……

でもダメだよね……甜花ちゃんには甜花ちゃんの

甜花「でね、なーちゃんには内緒にするようにって……あわわわ、今のなし!なんでもないから!」

え?





何……

聞き間違いじゃないよね

甜花ちゃんが私を……

238: 18/12/25(火) 07:25:59 ID:TKQ
………………
…………
……

甜花「そ、それじゃあ……い、いってくるね」

甘奈「気をつけてね。あ、夕飯までには……」

甜花「あ……もしかすると、お夕飯もいらないかも」

甘奈「……そう…なの」

甜花「あ、あ、あ、その、あのね、なーちゃんが悪いわけじゃなくて……」

甘奈「うん、大丈夫だよ。気にしないでゆっくりしてきてね」





バタン

甘奈「いっちゃった……」

ズキッ

ズキッ

なんか、さっきから心が疼いてる

今まで、ずっと一緒に誕生日を迎えて来てそれが急に……その……うまく言葉にできないけど、疎外されたような、寂しいような



甘奈「……よしっ!」

239: 18/12/25(火) 07:28:46 ID:TKQ
コソコソ

甜花「♪~」

コソコソ

どうやら甜花ちゃんは気がついてないみたい

コソコソ

甜花「お、お待たせ~」

智代子「大丈夫だよ!こっちも今来たばっかりだから」



あれは……同じ事務所の園田智代子ちゃん?

240: 18/12/25(火) 07:36:39 ID:TKQ
そっか……同じ事務所の子なら少し安心か

「お待たせーっ!」

え?誰あの子?

「はぁはぁ、ココアさんが準備に手間取るからですよ」

「ごめんね、チノちゃん」

「私より、お二人に……」

「ごめんね、チョコちゃんにテンカちゃん」

甜花「だ、大丈夫……だよ」

智代子「なんのこれしきです」

「じゃあ、いこっか」

テクテク



……えっと、待って。今、同じ制服を着た高校生ぐらいの子と小学生ぐらいの子が、甜花ちゃんと?

まさか、甜花ちゃんをいかがわしいお店で働かせるつもりなの!?





許さん!

241: 18/12/25(火) 07:42:32 ID:TKQ
カランカラン

「ただいまーっ」

どこかの喫茶店へ入ったみたいね……結構賑わってるみたい

コソコソ

「おい!」

えっと……甜花ちゃんは

「不審者め、両手を上げてゆっくり立ち上がるんだ」ジャキ

ジャキ?何、まさか……

「ここでいったい何をしている?」←銃を向けたまま

甘奈「ひぇぇぇぇーっ!?」

「言え。言わないようなら……」

甘奈「い、い、い、命だけは……」ガクガクブルブル

嘘……私、殺されちゃうの……やだよ、甜花を残して……

ガチャ

「あっれー?リゼ、何してんだ?」

「ココアちゃんが呼んでたよ~」

「あぁ、実は……」

甘奈「た……助けて……」

242: 18/12/25(火) 07:48:12 ID:TKQ
志保「あれ?……たしか283プロの……大崎甘奈ちゃん?」

え?……たしか346プロのアイドルの……何でこんな……

菜々「あぁ、妹さんが今、手伝ってもらってるから様子を見に来たんじゃないんですか?」ニュッ

志保「そういうことか……あ、リゼちゃん。というわけだから知り合いさんだよ」

そう言われると、リゼと言われた人は銃を下げた

リゼ「なんだ。肉親なら肉親と言えばいいものを……」

マヤ「リゼは急きすぎだよ」

メグ「慌てんぼうさんだね~」

アハハー



甘奈「えっと……?」

243: 18/12/25(火) 07:52:22 ID:TKQ
…………
……

甜花「……で、クリスマスケーキを作りたくて……その……」

智代子「相談したらラビットハウスの応援にって言うから、こっちで手伝う約束をしたわけと」

甘奈「あは……あははは」

……よかったぁ。甜花ちゃんが無事で

志保「それよりごめんね。妹さんだったんだね。てっきり……」

甘奈「あぁ、それはいいんですよ」

「……でもそういうことなら。私も手伝うから」

ココア「わわわっ、いいのかな?」

甘奈「もちろんだよっ!」

「なんてったって、今日は私と甜花ちゃんの大事な日だしねっ!」

244: 18/12/25(火) 07:57:06 ID:TKQ
………………
…………
……

ココア「ふぅ……やっと終わったぁ」

チノ「今年もすごくお客さんが入りましたからね」

リゼ「まぁ、今年は……」チラッ

「さらにアイドルが増えたってのもあるからな」

志保「やっぱり若い子の方が……」

菜々「ナナは17歳です!」

チノ「……これ以上問答をやっても仕方がありません。私達のパーティーの準備をしましょう」

マヤ「さんせーっ!!」

245: 18/12/25(火) 08:00:18 ID:TKQ
コト

コトッ

甘奈「うわぁ……おっきなクリスマスケーキ!」

甜花「す、すごいね……」

智代子「さすがはスイーツファイブ謹製……」ジュルリ

志保「かな子ちゃんと愛梨ちゃんも手伝ってくれたからねっ」

菜々「じゃあ、グラスは行き渡りましたか?」

甘奈「ちょっと待って、こっちにある小さいホールケーキは?」

チノ「あ、それは……」

246: 18/12/25(火) 08:02:12 ID:TKQ
ココア「二人の誕生日ケーキだよ」

リゼ「ちゃんとろうそくも17本立ってるだろ?」







甘奈「あ……」

247: 18/12/25(火) 08:07:00 ID:TKQ
嘘……

今まで、誕生日なんてクリスマスと一緒にしか祝ってもらえなくて



それが……



今。目の前に

ポロッ

248: 18/12/25(火) 08:15:27 ID:TKQ
甜花「わわっ、なーちゃん大丈夫?どこか痛いの?」

甘奈「違うよ……大丈夫だよ、甜花ちゃん。嬉しくて……こんなに……嬉しくて」

「会ったばかりの私にも……」

甜花「なーちゃん……」

ココア「それは違うよ」

そら「会ったその場でまいふれんずだよ!」

菜々「あ、いたんですか、そらちゃん」

そら「そらちん、どんとくらい!」

智代子「ほらほら、涙なんか流していたら、せっかくの誕生日が台なしだからね!」

そら「それじゃ、みんなしんきんぐなう!」



『♪はっぴーばーすでーつーゆー、はっぴーばーすでーつーゆー』

そら「はっぴーばーすでーでぃあまいふれんど!」

『はっぴーばーすでーつーゆー』







加奈「今、そばつゆの話題が」ニュッ

ネネ「まってちがう」

249: 18/12/25(火) 08:20:02 ID:TKQ
リゼ「じゃあ、ターキーを切り分けるぞ」

志保「ローストビーフにチキンもあるからね」

ワイワイ







聖「クリスマス……世界の皆が誕生日をお祝いしてくれる日……」

イヴ「地球がパーティー会場ですからねっ」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

250: 18/12/25(火) 08:23:05 ID:TKQ
はい、シャニマスとごちうさのコラボ話になります

志保や菜々にそらがラビットハウスにいる理由は過去作

【モバマス】志保「クリスマス」そら「らぷそでぃー」菜々「カフェ」【ごちうさ】

参照願います

とりま、大崎甜花、大崎甘奈。望月聖(あと柊さんも)お誕生日おめでとう

引用元: 【モバマス】千枝「今夜の夜食は」ネネ「食べ過ぎ注意ですよ」