325

赤点ギリギリやないかい

希「325点だったんよ」

絵里「おお！」

絵里「いや待って。それ一教科平均65点でしょ？」

希「うん」

絵里「いやー、微妙じゃない？」

希「にこっちの普段の点教えようか？　ちびるで」

絵里「今回が奇跡的な出来だったのね」

希「その証拠にほら」


にこ「ふんふふふーふふーふふんふんふっん♪」


絵里「あらま、鼻歌なんて歌っちゃってるわ」

にこ「あら、お二人とも。ご機嫌いかが？」

希「上機嫌やなぁ」

絵里「ねえ、にこ。こんなこと聞きたくないんだけど」

にこ「なに？」

絵里「カンニングとかしてないわよね？」

にこ「>>15」

なんでわかったの？

にこ「なんで分かったの？」

希「えっ」

絵里「だっていきなり点数が上がったらそりゃ怪しむわよ。勉強頑張ってるようにも見えなかったし」

にこ「ばれちゃしょうがないわね」

にこ「確かににこはカンニングをした。そしてテストの点を普段の倍近くに引き上げたわ」

絵里「えっ」

希「なんでそんなことしたんよ、にこっち」

にこ「>>19」

点数が悪くてみんなに迷惑はかけたくないから、、、（悲しそうな顔で）

にこ「点数が悪くてみんなに迷惑はかけたくないから、、、」

希（にこっち、なんて悲しそうな顔なんや）

絵里「迷惑をかけるっていうのは？」

にこ「赤点なんて取ったらアイドル研究部の活動に制限がつけられるかもしれないでしょ」

希「確かに。前もラブライブへの参加を認めないって言ってたやんな」

にこ「今回のテストはカンニングしないと乗り切れないくらいヤバかったからね」

にこ「ついやっちゃったわ」

絵里「にこが私達のことを思っての行動だってことは
分かったわ。でも」

絵里「元生徒会長として、カンニングを見逃す訳にはいかないわ」

にこ「うぅ、悔やんでも悔やみきれない」

希「そんな、エリチ。仲間やろ？　一回くらい見逃しても」

絵里「ダメよ。これもニコのためよ」




ーー理事長室


理事長「なるほどね」

理事長「絢瀬さん、報告ありがとう」

絵里「にこの、矢澤さんの処分は？」

理事長「そうね」

理事長「>>23とします」

くすぐり

理事長「くすぐりとします」

絵里「くすぐり？　それだけでいいんですか？」

理事長「もはやμ'sの評判はそのまま我が校の評判と言っても過言ではありません」

理事長「そんな中でメンバーの一人が赤点取ったことが周りに知られるのはよろしくない」

理事長「それゆえこちらとしてもあまり事を大きくしたくないんです」

理事長「だから今回のことはくすぐりで手打ちとしましょう」

絵里「大人って汚い」




絵里「というわけでニコのカンニングの件はくすぐりで許して貰えることになったわ」

にこ「た、助かったわ」

希「理事長は心が広いね」

絵里「じゃあ私がくすぐるから希はカメラで証拠映像を残しておいてね」

希「はーい」

絵里「じゃ、いくわよにこ」

にこ「ちょっと緊張するわね」

絵里（くすぐりとはいえ、一応カンニング行為に対する制裁だしね）

絵里（にこが>>26するくらいまで、くすぐらないと）

失禁

絵里「失禁するくらいまではくすぐらないと」

にこ「なんて？」

絵里「さぁ、おっ始めるわよ」

希「キャメラ、スタンバイOK」

絵里「こちょこちょこちょこちょこちょ」

にこ「あはっあひっあふっあへっあほっ」

絵里「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ」

にこ「むひひひひひひひひひひひひひひひ」

絵里「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ」

にこ「ぬはああああああああああああああああ」

絵里「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ」

にこ「うぼあー」

絵里「キタコレ」

希「売れるでこれ」



にこ「酷い目に会ったわ」

絵里「カンニングなんてするからよ」

希「次やったらこれネットに流すで」

にこ「とほほ、もうカンニングはこりごりだわ」






終わり