【モバマス】隠し事はできません : SSまにあっくす！

芳乃「誰もいないのでしょうかー」

「しかしながらー、気配は隠せないのでしてー」

？（ｷﾞｸｯ）

芳乃「まずはー、こちらのロッカーを」

ｶﾞﾁｬ

藍子「み、見つかっちゃいました」ｱﾊﾊ

芳乃「してー、ソファーの下などはー」

ｺﾞｿｺﾞｿ

杏「タンマタンマ！」

乃々「うぅ……埃まるけです……もう帰っていいですか……？」

芳乃「さらにー、この異空間にー」

ﾑﾝｽﾞ

智絵里「見つかっちゃいました」

千枝「さすがは芳乃さんです」

芳乃「さてー、皆々隠れていた理由を聞かせてもらえぬのでしてー？」

藍子「仕方がないね」

杏「やっぱりやめとけばよかったかな？」

智絵里「さすがに芳乃ちゃんには負けるよ」

『じゃあ』

『せーの』

『お誕生日おめでとう！』ﾊﾟﾝﾊﾟｰﾝ

芳乃「？」

「……」

「ほー、そういえば私の生誕の日でしたー」ﾉﾝﾎﾞﾘ

『ずこー！！』

杏「ま、まぁ、芳乃らしいっちゃ芳乃らしいけどさぁ……」

乃々「もりくぼは、忘れたくても皆さんが忘れさせてくれませんし……」

藍子「まぁまぁ、ケーキを愛梨ちゃんから預かってますから一緒にろうそくを立てましょうか」

千枝「はい、千枝お手伝いしますね」

芳乃「なんともー、人にお祝いされるのはくすぐったいものでしてー」

智絵里「ま、ウチの事務所の伝統行事だしね」

藍子「あと、みんなからプレゼントを預かってきてますから」

芳乃「ほー」

乃々「や、山形産と青森産と長野産のりんごが揃うのはウチぐらいなもんでしょうか……」

智絵里「テストとかいろいろあってみんな揃わなかったけどね」

千枝「流石に190人いますと、1/10しか揃わなくても結構な量が……」

芳乃「……」

「たとえ、数に頼らずともー」

「真に想いが伝わるならそれはよいものですー」

藍子「じゃあ、ろうそくの火を消して、みんなでいただきましょうか」

智絵里「お茶と乾麺麭もあるよ」

芳乃「ほー」ｳｷｳｷ

乃々「た、誕生日に乾麺麭とは……」

杏「まぁ、芳乃が好きだからいいんじゃないかな？」

千枝「それではせーの！」

HAPPY BIRTHDAY YOSHINO YORITA

つなわけで50話目はよしのん誕生日でした

暦では年度も半分を過ぎました。

蒸し暑い日が続きますので、お体には氣をつけて