女「あ、じゃ、しつれいします」

友達「うん……」

女(綺麗な首……見とれちゃう)

友達「ね、はやく……ドキドキしてきた……」

女「あ、ごめん……いただきます」ｶﾌﾟ

友達「……っ♡」

女(血ってどうやって吸えばいいのかな……？えーと、ちゅー)

友達「はぁぁぁぁ……んっ」

女「！？」

友達「あっ、ごめん、声でちゃった……///」

女「や、やめよか？やっぱ」

友達「いいから！続けなさい」

女「ひっ！は、はいっ」ﾁｭｰ

友達「んんっ……くぅ……///」ｿﾞｸｿﾞｸ

女「んっ……ぷはぁ、ありがとう」

友達「ああっ……」

女「おいしかったよ」

友達「よかった……///」

───私の血は媚薬だ。
私の母はサキュバス。私は人間とサキュバスのハーフということになる。
サキュバスの体液というのは人間を虜にする性質があるようで、私にはその『血』が遺伝したらしい。
お気づきのとおり、私はこの吸血鬼ちゃんのことが好きだ。いつか血を飲ませてやろうと思ってたんだけど……まさか、こんなチャンスが巡ってくるとはね。
さあ、そろそろ薬が回ってくる頃合かな……？

友達「……ねぇ、今どんな気分？」

女「え？あ、うん、ドキドキしたかな」

友達「だよね……ねぇ、私のこと、見て？」ｽﾞｲｯ

女「え、なに？」

友達「私のこと、好き？」

女「うん」

友達「愛してる？」

女「友達としては」

友達「……ん？」

女「てゆーかお腹減らない？」

友達(おかしい……！効いてない……！？)

女「ペペロンチーノでも作るか」

友達「は！？」

女「どしたの？」

友達「吸血鬼ってにんにくおっけーなの？？？」

女「ああ、あれ嘘だよ。ごめんね」

友達「えっ！？！？！？」

女「冗談のつもりだったんだけど本気にしてたから言い出せなくて」

友達(う……嘘でしょ！？じゃ、じゃあ、私は糠喜びしてたってわけ！？)

女「それよりなに食べる？ペペロンチーノでいい？」

友達「え……あ……う……あ、あんたが食べたいな……」

女「は！？」ｶﾞﾀｰﾝ

友達(何を言ってるんだあたしわーーーっ！？！？！？////////)

女「も、もしかして……」

友達(どうしよう、もう後戻りできない……)

女「今度は人を食べる怪物とかそういうギャグ？やだー、嘘ついたのは謝ったじゃん」

友達「え……？」

女「もういいからさ、お昼食べよ？」ﾆｺｯ

友達「……ち、ちがうの、私は……」

女「？」

友達「私は、あんたのことが、好き……」

女「えっ……」

友達「これは嘘じゃないからね？私、その、レOなの」

女「はぇー……」ﾎﾟｶｰﾝ

友達「あんたに血をあげたい、なんて言ったのも……わ、私があんたのこと、好きだから……だよ？///」

女「あ、そうなんだ……」

友達「ごめんね、へん、だよね……」

女「え？なんで？へんじゃないよ」

友達「えっ……」

女「えへへ、嬉しいな……私、告白されたの初めてだよ」

友達「い、いいの？私、女の子なんだよ？」

女「女の子だけど……その前に、私のことを好きな人、でしょ？」

友達「……！う、うんっ……！」

女「えへへ、私でよければ、お付き合いしてほしいな」

友達「ありがとうっ……ありがとう……！」

この後めちゃくちゃまぐわった
完

はしょるなよ

本当の吸血鬼だったルートも頼む