100: 2008/05/18(日) 05:49:05.06 ID:bukZNdhF0
@
ガチャ
キョン「あ」
ハルヒ「あ」
キョン「なんだハルヒ、やっぱりおまえも来てたのか」
ハルヒ「まぁね」
キョン「俺もだよ。なんとなくこの部室に足が向かっちまった」
ハルヒ「あたしもよ。どうしてもここに来たくなっちゃった」
ガチャ
キョン「あ」
ハルヒ「あ」
キョン「なんだハルヒ、やっぱりおまえも来てたのか」
ハルヒ「まぁね」
キョン「俺もだよ。なんとなくこの部室に足が向かっちまった」
ハルヒ「あたしもよ。どうしてもここに来たくなっちゃった」
101: 2008/05/18(日) 05:55:09.02 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「本当に楽しかったからね。ここにいた時間は」
キョン「お、珍しく随分素直だな」
ハルヒ「ふん。いいじゃないこんな時くらい」
キョン「…俺もだよ」
キョン「正直最初はおまえに無理やり引きずられた感じでここに入ったから」
キョン「来るのも嫌々だったけどな」
ハルヒ「はっきり言うわね」
キョン「いいだろこんな時なんだから」
キョン「お、珍しく随分素直だな」
ハルヒ「ふん。いいじゃないこんな時くらい」
キョン「…俺もだよ」
キョン「正直最初はおまえに無理やり引きずられた感じでここに入ったから」
キョン「来るのも嫌々だったけどな」
ハルヒ「はっきり言うわね」
キョン「いいだろこんな時なんだから」
102: 2008/05/18(日) 05:59:35.81 ID:bukZNdhF0
キョン「でも、長門、朝比奈さん、古泉…みんなで遊んだ思い出はさ」
キョン「俺が今まで生きてきた中で、どうも一番の思い出みたいなんだ。今まで自覚はなかったけどな」
ハルヒ「そう」
キョン「……」
ハルヒ「…そう言えば、あの三人は来ないのかしらね?」
キョン「ああ…あの人方はみんなそれぞれ忙しいんだよ」
キョン「俺が今まで生きてきた中で、どうも一番の思い出みたいなんだ。今まで自覚はなかったけどな」
ハルヒ「そう」
キョン「……」
ハルヒ「…そう言えば、あの三人は来ないのかしらね?」
キョン「ああ…あの人方はみんなそれぞれ忙しいんだよ」
103: 2008/05/18(日) 06:01:57.18 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「ふーん」
キョン「…おもしろいこと教えてやろうか。ハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「今だから言うんだけどな。あの三人、実は宇宙人、未来人、超能力者なんだぜ」
ハルヒ「それ前も聞いたわよ」
キョン「本当なんだよ。それでおまえは神様なんだ」
ハルヒ「なによそれ…」
キョン「…おもしろいこと教えてやろうか。ハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「今だから言うんだけどな。あの三人、実は宇宙人、未来人、超能力者なんだぜ」
ハルヒ「それ前も聞いたわよ」
キョン「本当なんだよ。それでおまえは神様なんだ」
ハルヒ「なによそれ…」
104: 2008/05/18(日) 06:05:49.51 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「そんなことあるわけないじゃないばーか」
キョン「やっぱり信じないか。おまえなんだかんだ言ってリアリストだからな」
キョン「おまえのいないところでな。俺はけっこう命がけの事件に巻き込まれたりしてたんだ」
キョン「朝倉に殺されそうになったり…その時は間一髪長門が助けてくれたんだがな」
キョン「あ、ついでに言うと朝倉も実は宇宙人だったんだ。それで引っ越ししたってのは嘘で、本当はあいつ消えちまったんだぜ」
ハルヒ「はいはい」
キョン「やっぱり信じないか。おまえなんだかんだ言ってリアリストだからな」
キョン「おまえのいないところでな。俺はけっこう命がけの事件に巻き込まれたりしてたんだ」
キョン「朝倉に殺されそうになったり…その時は間一髪長門が助けてくれたんだがな」
キョン「あ、ついでに言うと朝倉も実は宇宙人だったんだ。それで引っ越ししたってのは嘘で、本当はあいつ消えちまったんだぜ」
ハルヒ「はいはい」
105: 2008/05/18(日) 06:08:48.45 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「でもね」
ハルヒ「あたしのいないところで、あんた達がコソコソ話したり、なんかしたりしてたのは知ってたわよ」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「でもさ、コソコソ話すってことはあたしに聞かれたくなかったんでしょ? だからあえて聞こうとは思わなかったけどね」
キョン「まあな」
キョン「でもな、それも本当は全部おまえが原因なんだぜ」
ハルヒ「あたしのいないところで、あんた達がコソコソ話したり、なんかしたりしてたのは知ってたわよ」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「でもさ、コソコソ話すってことはあたしに聞かれたくなかったんでしょ? だからあえて聞こうとは思わなかったけどね」
キョン「まあな」
キョン「でもな、それも本当は全部おまえが原因なんだぜ」
107: 2008/05/18(日) 06:12:10.36 ID:bukZNdhF0
キョン「さっきも言ったけどさ。おまえは神様だったんだよ」
キョン「おまえがその気になれば、この世界だって改変しちまえたんだ」
キョン「だから俺たち、おまえが不機嫌にならないようにいろいろやったんだぜ。古泉の機関がお芝居の推理ショー用意したり」
キョン「ま、なんだかんだでそれが楽しかったんだけどな」
ハルヒ「あっそ」
キョン「信じろよ」
キョン「おまえがその気になれば、この世界だって改変しちまえたんだ」
キョン「だから俺たち、おまえが不機嫌にならないようにいろいろやったんだぜ。古泉の機関がお芝居の推理ショー用意したり」
キョン「ま、なんだかんだでそれが楽しかったんだけどな」
ハルヒ「あっそ」
キョン「信じろよ」
108: 2008/05/18(日) 06:16:01.77 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「じゃあそれが本当だとしたら、なんでこんなことになってんのよ。あたし今はこの世界に無くなってほしいなんて考えてないわよ」
キョン「それは…」
キョン「どうもわかんないみたいなんだよな。長門も朝比奈さんも、原因不明だってよ」
キョン「まー結局、何が起こるかなんて誰にもわかんないってことだ」
ハルヒ「ふん」
ヒュオオオオオ…
キョン「それは…」
キョン「どうもわかんないみたいなんだよな。長門も朝比奈さんも、原因不明だってよ」
キョン「まー結局、何が起こるかなんて誰にもわかんないってことだ」
ハルヒ「ふん」
ヒュオオオオオ…
110: 2008/05/18(日) 06:18:30.51 ID:bukZNdhF0
キョン「…茶でも飲むか」
ハルヒ「そうね。キョン、煎れてよ」
キョン「はいはい」
キョン「…ふう」
キョン「ああ…もう一回だけ朝比奈さんが煎れてくれ茶を味わいたかったなぁ。楽しみにしてここに来たんだけどなぁ」
キョン「それだけが心残りだ」
ハルヒ「そうね。キョン、煎れてよ」
キョン「はいはい」
キョン「…ふう」
キョン「ああ…もう一回だけ朝比奈さんが煎れてくれ茶を味わいたかったなぁ。楽しみにしてここに来たんだけどなぁ」
キョン「それだけが心残りだ」
111: 2008/05/18(日) 06:21:42.41 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
キョン「……」
キョン「…なぁハルヒ」
ハルヒ「? なに、キョン」
キョン「ちょっとその辺、自転車で走らないか」
ハルヒ「え?」
キョン「……」
キョン「…なぁハルヒ」
ハルヒ「? なに、キョン」
キョン「ちょっとその辺、自転車で走らないか」
ハルヒ「え?」
112: 2008/05/18(日) 06:23:44.59 ID:bukZNdhF0
─────
ガチャン
キョン「よ…っと。よし、ハルヒ、後ろ乗れ」
ハルヒ「いいわよ別に。自分のあるから」
キョン「いいから乗れって。そうじゃないと意味ないだろ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「わかったわよ。乗ればいいんでしょ乗れば」
キョン「ああ」
ガチャン
キョン「よ…っと。よし、ハルヒ、後ろ乗れ」
ハルヒ「いいわよ別に。自分のあるから」
キョン「いいから乗れって。そうじゃないと意味ないだろ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「わかったわよ。乗ればいいんでしょ乗れば」
キョン「ああ」
113: 2008/05/18(日) 06:29:13.62 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
ハルヒ「…どこにも誰もいないわね。それにお店も全部閉まってるし。本当にゴーストタウンだわ」
キョン「そりゃそうだ。こんな時まで商売しようなんてヤツはさすがにいないだろ」
ハルヒ「なっさけないわねー。最後まで諦めないヤツは一人もいないわけ?」
キョン「おまえだって諦めてるんだろ?」
ハルヒ「…それはそうだけど」
キョン「なら文句言うな」
114: 2008/05/18(日) 06:35:11.68 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
キョン「…なんかさ」
ハルヒ「なによ」
キョン「その辺の木とか、ベンチとかも、こうやって見たらすごい新鮮に見えてこねーか?」
キョン「今まで気にもとめなかったものも、意識して見ると違って見えるもんなんだな」
ハルヒ「何急にかっこつけて詩人ぶってんのよ」
キョン「思ったことを素直に言っただけだろ」
ハルヒ「ふん」
116: 2008/05/18(日) 06:39:32.56 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
ハルヒ「…だんだん暗くなってきたわね」
ハルヒ「ねえ、どこまで行く気?」
キョン「そうだな。隣町まで行ってみようと思う」
ハルヒ「はあ? なんでそんな遠くまで行く必要があるのよ」
キョン「ちょっとおまえと行ってみたい場所があるんだよ。頼むよ付き合ってくれ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「ったく。しょーがないわねーあんたは」
キョン「悪いなハルヒ」
ハルヒ「…だんだん暗くなってきたわね」
ハルヒ「ねえ、どこまで行く気?」
キョン「そうだな。隣町まで行ってみようと思う」
ハルヒ「はあ? なんでそんな遠くまで行く必要があるのよ」
キョン「ちょっとおまえと行ってみたい場所があるんだよ。頼むよ付き合ってくれ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「ったく。しょーがないわねーあんたは」
キョン「悪いなハルヒ」
119: 2008/05/18(日) 06:56:52.55 ID:bukZNdhF0
─────
キキッ
キョン「よし着いた。ここだここ」
ハルヒ「何これ…鉄塔?」
キョン「ああ。なんかよくわからんが作りかけのまま放置してあるんだよ昔っから。ここを昇るんだ」
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン。危ないわよ」
キョン「なんだよ、いつものおまえなら喜んでついてくるぞ。いいから来いって」
ハルヒ「……」
キキッ
キョン「よし着いた。ここだここ」
ハルヒ「何これ…鉄塔?」
キョン「ああ。なんかよくわからんが作りかけのまま放置してあるんだよ昔っから。ここを昇るんだ」
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン。危ないわよ」
キョン「なんだよ、いつものおまえなら喜んでついてくるぞ。いいから来いって」
ハルヒ「……」
121: 2008/05/18(日) 07:00:07.27 ID:bukZNdhF0
ドン
キョン「よっと。ハルヒ、もう少しだ。頑張れ」
ハルヒ「んしょ…っと」
ドン
ハルヒ「はーようやく着いた。…へえー。一番上はちょっと広くなってるんだ」
キョン「ああ」
キョン「小さい頃友達とたまたま発見してな。ほら。星がすげー近く見えるだろ」
ハルヒ「ホントだ」
123: 2008/05/18(日) 07:05:32.66 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「綺麗…」
キョン「うん」
キョン「……」
キョン「あ」
キョン「あと何時間くらい?」
ハルヒ「え? あー。あと2時間ちょっとね」
キョン「そうかぁ…」
キョン「うん」
キョン「……」
キョン「あ」
キョン「あと何時間くらい?」
ハルヒ「え? あー。あと2時間ちょっとね」
キョン「そうかぁ…」
125: 2008/05/18(日) 07:09:04.85 ID:bukZNdhF0
キョン「はー。短い人生だったな」
ハルヒ「文句言わないでよ。あたしだってそうなんだから」
キョン「まあな」
キョン「…ふう」
キョン「あー空気がうまい」
ハルヒ「……」
ハルヒ「文句言わないでよ。あたしだってそうなんだから」
キョン「まあな」
キョン「…ふう」
キョン「あー空気がうまい」
ハルヒ「……」
127: 2008/05/18(日) 07:10:18.04 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「なあハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「おまえさぁ好きなヤツいないのか」
ハルヒ「!? はぁ!? な、なによ急に」
キョン「いいだろ、どうせ最後なんだし」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…いるわよ」
キョン「なあハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「おまえさぁ好きなヤツいないのか」
ハルヒ「!? はぁ!? な、なによ急に」
キョン「いいだろ、どうせ最後なんだし」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…いるわよ」
128: 2008/05/18(日) 07:12:51.75 ID:bukZNdhF0
キョン「ホントか。誰だ?」
ハルヒ「誰だっていいじゃないそんなの!」
キョン「いいだろ最後なんだから」
ハルヒ「よくないわよ!」
キョン「なんだよ…」
ハルヒ「あんたねー。そういうあんたこそどうなのよ! 好きな女の一人くらいいないの!?」
キョン「いるぞ俺も」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「誰だっていいじゃないそんなの!」
キョン「いいだろ最後なんだから」
ハルヒ「よくないわよ!」
キョン「なんだよ…」
ハルヒ「あんたねー。そういうあんたこそどうなのよ! 好きな女の一人くらいいないの!?」
キョン「いるぞ俺も」
ハルヒ「!!」
129: 2008/05/18(日) 07:16:56.42 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「な…」
ハルヒ「……」
ハルヒ「だ、だれよ」
キョン「おまえ先に言えよ」
ハルヒ「嫌よ! あんた先に言いなさいよ」
キョン「じゃ、俺が言ったらおまえも言うか?」
ハルヒ「…い、言うわよ」
キョン「絶対か?」
ハルヒ「うるさいわね! いいからさっさと言いなさい! 命令よ!」
キョン「そうか。命令ならしかたないな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「だ、だれよ」
キョン「おまえ先に言えよ」
ハルヒ「嫌よ! あんた先に言いなさいよ」
キョン「じゃ、俺が言ったらおまえも言うか?」
ハルヒ「…い、言うわよ」
キョン「絶対か?」
ハルヒ「うるさいわね! いいからさっさと言いなさい! 命令よ!」
キョン「そうか。命令ならしかたないな」
131: 2008/05/18(日) 07:20:18.88 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「…はあ…」
キョン「あー、なんだ。いざとなったらやっぱりちょっと緊張するな」
ハルヒ「え?」
キョン「でもまぁ、これ言うためにこんなとこまでおまえに付き合ってもらったわけだしな」
ハルヒ「……」
キョン「…はあ…」
キョン「あー、なんだ。いざとなったらやっぱりちょっと緊張するな」
ハルヒ「え?」
キョン「でもまぁ、これ言うためにこんなとこまでおまえに付き合ってもらったわけだしな」
ハルヒ「……」
133: 2008/05/18(日) 07:21:29.45 ID:bukZNdhF0
キョン「…ま、なんだ。これだけ言えばもうわかってるだろうけど」
キョン「おまえだよ。ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「…ふう」
キョン「よかったよ言えて。さっき俺さ、朝比奈さんの茶飲めないのだけが心残りだって言ったけどさ」
キョン「これを言えなかったら、氏んでも氏にきれないところだった」
ハルヒ「……」
キョン「おまえだよ。ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「…ふう」
キョン「よかったよ言えて。さっき俺さ、朝比奈さんの茶飲めないのだけが心残りだって言ったけどさ」
キョン「これを言えなかったら、氏んでも氏にきれないところだった」
ハルヒ「……」
134: 2008/05/18(日) 07:23:27.17 ID:bukZNdhF0
キョン「でもあれだ、ハッキリ言えたのは、正直こんなことになったおかげだと思う」
キョン「そこだけは感謝しなきゃいけないな」
ハルヒ「……」
キョン「…ほら。次おまえの番だぞ。さっさと言えよ」
キョン「おいハルヒ…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
キョン「そこだけは感謝しなきゃいけないな」
ハルヒ「……」
キョン「…ほら。次おまえの番だぞ。さっさと言えよ」
キョン「おいハルヒ…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
135: 2008/05/18(日) 07:23:53.75 ID:bukZNdhF0
キョン「どうしたおまえ…泣いてるのか?」
ハルヒ「……」
キョン「なんだよ、なんでいきなり泣くんだよ。なんか俺悪いこと言ったか」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…馬鹿…」
キョン「え?」
ハルヒ「言うのが遅いのよこの馬鹿!!」
ハルヒ「……」
キョン「なんだよ、なんでいきなり泣くんだよ。なんか俺悪いこと言ったか」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…馬鹿…」
キョン「え?」
ハルヒ「言うのが遅いのよこの馬鹿!!」
138: 2008/05/18(日) 07:26:15.32 ID:bukZNdhF0
キョン「な、なんだよ遅いって」
ハルヒ「あたしも! あんただったの!」
キョン「何が?」
ハルヒ「好きな人に決まってんでしょこの馬鹿!」
キョン「…あ…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あたしも! あんただったの!」
キョン「何が?」
ハルヒ「好きな人に決まってんでしょこの馬鹿!」
キョン「…あ…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
142: 2008/05/18(日) 07:28:55.40 ID:bukZNdhF0
キョン「…マジか」
ハルヒ「……」
キョン「…そうか…」
キョン「…そうか。よかった」
ハルヒ「…なんでもっと早くに言ってくれないのよ…」
キョン「すまんな根性無しで」
キョン「それに俺は…俺はおまえにとっちゃただの一平団員でしかないと思っていたからな」
ハルヒ「……」
キョン「…そうか…」
キョン「…そうか。よかった」
ハルヒ「…なんでもっと早くに言ってくれないのよ…」
キョン「すまんな根性無しで」
キョン「それに俺は…俺はおまえにとっちゃただの一平団員でしかないと思っていたからな」
144: 2008/05/18(日) 07:29:51.70 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ずっと見てたじゃない。あんたのこと」
キョン「誰が?」
ハルヒ「…あたしよ…」
キョン「え、見てたって…嘘だろ?」
ハルヒ「鈍感。グズ。アホ」
キョン「……」
キョン「すまん」
ハルヒ「…まったく…」
ハルヒ「…ずっと見てたじゃない。あんたのこと」
キョン「誰が?」
ハルヒ「…あたしよ…」
キョン「え、見てたって…嘘だろ?」
ハルヒ「鈍感。グズ。アホ」
キョン「……」
キョン「すまん」
ハルヒ「…まったく…」
146: 2008/05/18(日) 07:32:34.84 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
ハルヒ「…グスッ…グスッ…」
ハルヒ「…キョン…」
キョン「? どうした?」
ハルヒ「本当に…あたしのことを好きでいてくれたの…?」
キョン「な、なんだよそれ」
ハルヒ「有希や…みくるちゃんじゃなくて…?」
キョン「何度も言わせないでくれ。おまえのことが好きだって言っただろ」
ハルヒ「…グスッ…グスッ…」
ハルヒ「…グスッ…グスッ…」
ハルヒ「…キョン…」
キョン「? どうした?」
ハルヒ「本当に…あたしのことを好きでいてくれたの…?」
キョン「な、なんだよそれ」
ハルヒ「有希や…みくるちゃんじゃなくて…?」
キョン「何度も言わせないでくれ。おまえのことが好きだって言っただろ」
ハルヒ「…グスッ…グスッ…」
148: 2008/05/18(日) 07:36:42.87 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「…ありがとう、キョン…」
キョン「礼なんて言うなよ」
ハルヒ「だって…グスッ…」
キョン「……」
ハルヒ「…グシグシ」
ハルヒ「…はあー…」
ハルヒ「はあ。なんかさ。今までもうきっぱり諦めついてたつもりだったけど」
ハルヒ「やっぱり氏にたくなくなっちゃった」
ハルヒ「あたし、あんたともっと生きてたかった」
キョン「礼なんて言うなよ」
ハルヒ「だって…グスッ…」
キョン「……」
ハルヒ「…グシグシ」
ハルヒ「…はあー…」
ハルヒ「はあ。なんかさ。今までもうきっぱり諦めついてたつもりだったけど」
ハルヒ「やっぱり氏にたくなくなっちゃった」
ハルヒ「あたし、あんたともっと生きてたかった」
149: 2008/05/18(日) 07:37:29.11 ID:bukZNdhF0
キョン「俺だってそうだ」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「…でももう無理ね」
キョン「…ああ…」
ハルヒ「せめて最後は、いっしょにいましょ」
キョン「そうだな」
ハルヒ「ふふ」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「…でももう無理ね」
キョン「…ああ…」
ハルヒ「せめて最後は、いっしょにいましょ」
キョン「そうだな」
ハルヒ「ふふ」
150: 2008/05/18(日) 07:37:57.61 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「なあハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「俺さ、SOS団と…おまえと会えて、本当に幸せだったよ」
キョン「おまえはどうだった?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「そんなの決まってんじゃない。あたし、幸せよ」
151: 2008/05/18(日) 07:38:32.28 ID:bukZNdhF0
終
152: 2008/05/18(日) 07:40:15.89 ID:0hgbjHQjO
乙!
153: 2008/05/18(日) 07:41:15.76 ID:OA7yi6NM0
乙
せつねぇな
せつねぇな
引用元: ハルヒしあわせ
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