1: 2008/05/31(土) 22:54:35.80 ID:qNdjgQew0
キョン「ああ、涼宮のことか。あまり話したことないからわかりませんでしたよ。
呼んできますか?」
みくる「…いえ、いいです。失礼しました…」
呼んできますか?」
みくる「…いえ、いいです。失礼しました…」
2: 2008/05/31(土) 23:01:52.99 ID:qNdjgQew0
谷口「おいキョン!上級生AAランクの朝比奈さんに呼び出されるとはどういうことだ!」
キョン「知らねえよ。あの人朝比奈さんっていうのか」
みくる「はうぅ…大変なことになってしまいましたあ…」
古泉「この様子では僕と長門さんも忘れられてしまいましたね…
涼宮さんはどんな様子でしたか?」
みくる「机から窓の外を見てたみたいですけど…キョン君とは席も離れてました…」
古泉「なるほど…。とりあえず一度部室に戻ってみましょうか」
キョン「知らねえよ。あの人朝比奈さんっていうのか」
みくる「はうぅ…大変なことになってしまいましたあ…」
古泉「この様子では僕と長門さんも忘れられてしまいましたね…
涼宮さんはどんな様子でしたか?」
みくる「机から窓の外を見てたみたいですけど…キョン君とは席も離れてました…」
古泉「なるほど…。とりあえず一度部室に戻ってみましょうか」
3: 2008/05/31(土) 23:06:27.44 ID:qNdjgQew0
みくる「パソコンもお茶の道具もなくなってる…
初めて入った文芸部の部室そっくりです」
長門「正確には初期の文芸部室。
私達の記憶を除き全てがリセットされている」
古泉「やはり、原因はアレですか…」
長門「アレ以外に考えられない」
みくる「や、やっぱり気にしてたんですね…涼宮さん…」
長門「涼宮ハルヒが羞恥心に耐え切れず彼と自分を取り巻く一部を無かった事にした。
だが私達は干渉を受けていない。不可解。」
初めて入った文芸部の部室そっくりです」
長門「正確には初期の文芸部室。
私達の記憶を除き全てがリセットされている」
古泉「やはり、原因はアレですか…」
長門「アレ以外に考えられない」
みくる「や、やっぱり気にしてたんですね…涼宮さん…」
長門「涼宮ハルヒが羞恥心に耐え切れず彼と自分を取り巻く一部を無かった事にした。
だが私達は干渉を受けていない。不可解。」
9: 2008/05/31(土) 23:17:34.44 ID:qNdjgQew0
―遡ること1日前―
ハルヒ「誰が先にじゃがバタを食べ終わるか勝負よ!
ビリは皆の分のジュースをおごること!いいわね!スタート!」
みくる「はうぅ、すごく、あついですぅ…大きくて口に入りませぇん…」
長門「………(もぐもぐ)」
キョン「(長門早ぇな…)」
古泉「中々美味しいですね、秋に食べる焼き芋には劣るかもしれませんが」
ハルヒ「やるわね長門、でも負けないわよ!」
キョン「食べながら叫ぶな」
長門「…食べ終わった」
ハルヒ「むう…僅差で負けたか…じゃあビリはキョンね」
キョン「(ここで俺が反論したら朝比奈さんがジュース代を払うことに…)」
ハルヒ「あそこに自販機あったわよね」
ハルヒ「誰が先にじゃがバタを食べ終わるか勝負よ!
ビリは皆の分のジュースをおごること!いいわね!スタート!」
みくる「はうぅ、すごく、あついですぅ…大きくて口に入りませぇん…」
長門「………(もぐもぐ)」
キョン「(長門早ぇな…)」
古泉「中々美味しいですね、秋に食べる焼き芋には劣るかもしれませんが」
ハルヒ「やるわね長門、でも負けないわよ!」
キョン「食べながら叫ぶな」
長門「…食べ終わった」
ハルヒ「むう…僅差で負けたか…じゃあビリはキョンね」
キョン「(ここで俺が反論したら朝比奈さんがジュース代を払うことに…)」
ハルヒ「あそこに自販機あったわよね」
14: 2008/05/31(土) 23:24:16.89 ID:qNdjgQew0
( )
ハルヒ「!!!」
キョン「………(今、音が…)」
ハルヒ「は…早く行くわよ!」
( )
キョン「(ハルヒが歩くたびに愉快な音が…)」
みくる「あれ、何か音しませんか?子供が履くサンダルみたいな…」
キョン「(朝比奈さん…天然にも程がありますよ!)」
ハルヒ「~~~~~~~……////」
みくる「それに変な臭いもするような…?」
長門「……」
古泉「キョン君、僕は炭酸系でお願いしますね」
キョン「(古泉ナイス!)」
みくる「あれ、気になるの私だけですか…あっ」
古泉「………」
キョン「………」
長門「………」
ハルヒ「………///」
みくる「あっごめんなさ…やっぱり何でもないです、気のせいでした…」
ハルヒ「!!!」
キョン「………(今、音が…)」
ハルヒ「は…早く行くわよ!」
( )
キョン「(ハルヒが歩くたびに愉快な音が…)」
みくる「あれ、何か音しませんか?子供が履くサンダルみたいな…」
キョン「(朝比奈さん…天然にも程がありますよ!)」
ハルヒ「~~~~~~~……////」
みくる「それに変な臭いもするような…?」
長門「……」
古泉「キョン君、僕は炭酸系でお願いしますね」
キョン「(古泉ナイス!)」
みくる「あれ、気になるの私だけですか…あっ」
古泉「………」
キョン「………」
長門「………」
ハルヒ「………///」
みくる「あっごめんなさ…やっぱり何でもないです、気のせいでした…」
15: 2008/05/31(土) 23:24:39.48 ID:qNdjgQew0
呼び名を間違えるとは何たる失態/(^o^)\
19: 2008/05/31(土) 23:32:29.56 ID:qNdjgQew0
みくる「ごめんなさい…私の気遣いが足りなかったばっかりにぃ…」
古泉「生理現象なんだから、そんなに気にすることでも無いと思いますが…
涼宮さんには余程のダメージを与えた出来事だったんでしょう」
みくる「絶対私のせいです~…どうしよう…」
長門「原因は明確。しかし過ぎてしまった事。
過去に遡りあれを食べさせなければ元通りになる」
古泉「しかし本当に不可解ですね…
僕達の記憶を無くせばいいだけのことを、何故最初から無かった事にしたんでしょう。
それも僕達の記憶だけそのままに…」
長門「私も何故こうなったのか理解出来ない。
涼宮ハルヒが私達との関係を放棄した以上、放置する選択も可能」
みくる「それって…どういうことですか?元通りにしないで、このままってこと…?」
みくる「なんだか…寂しいです」
古泉「生理現象なんだから、そんなに気にすることでも無いと思いますが…
涼宮さんには余程のダメージを与えた出来事だったんでしょう」
みくる「絶対私のせいです~…どうしよう…」
長門「原因は明確。しかし過ぎてしまった事。
過去に遡りあれを食べさせなければ元通りになる」
古泉「しかし本当に不可解ですね…
僕達の記憶を無くせばいいだけのことを、何故最初から無かった事にしたんでしょう。
それも僕達の記憶だけそのままに…」
長門「私も何故こうなったのか理解出来ない。
涼宮ハルヒが私達との関係を放棄した以上、放置する選択も可能」
みくる「それって…どういうことですか?元通りにしないで、このままってこと…?」
みくる「なんだか…寂しいです」
21: 2008/05/31(土) 23:39:11.50 ID:qNdjgQew0
古泉「とにかくこのまま暫く様子を見てみますか…
まだ一日目です。案外明日になったら元に戻っているかもしれませんよ」
みくる「……でも、なんだか寂しいですね」
古泉「?」
みくる「別に、友達なんだからそういう失敗…気にしなくていいのに。
キョン君には忘れてほしかったこと、私達にはどうでもよかったのかな…
ちょっと悲しくなっちゃいました」
古泉「涼宮さんが何を考えてこうしたのかわかりませんがね…」
長門「……あの沈黙が間違いだった」
古泉「そうですね…あれは気まずかったです」
みくる「笑ってあげればよかったのかも…やっぱり私のせいです…」
古泉「とにかく、今日は解散しましょう。僕も組織に呼ばれていますし。
変化がないようでしたら、また明日の放課後にこの部室で」
長門「了解した」
まだ一日目です。案外明日になったら元に戻っているかもしれませんよ」
みくる「……でも、なんだか寂しいですね」
古泉「?」
みくる「別に、友達なんだからそういう失敗…気にしなくていいのに。
キョン君には忘れてほしかったこと、私達にはどうでもよかったのかな…
ちょっと悲しくなっちゃいました」
古泉「涼宮さんが何を考えてこうしたのかわかりませんがね…」
長門「……あの沈黙が間違いだった」
古泉「そうですね…あれは気まずかったです」
みくる「笑ってあげればよかったのかも…やっぱり私のせいです…」
古泉「とにかく、今日は解散しましょう。僕も組織に呼ばれていますし。
変化がないようでしたら、また明日の放課後にこの部室で」
長門「了解した」
22: 2008/06/01(日) 00:05:48.60 ID:DW8YYfFY0
キョン「ようやく退屈な授業が終わった…さて、部室に行くか」
谷口「おっし!キョン!帰ろうぜ!」
キョン「……ん?」
国木田「今日、本屋に寄っていい?欲しい本が発売されてるかもなんだよね」
キョン「あー…おお」
谷口「何か用事でもあるのか?」
キョン「いや、何か忘れてる気がして
どこかに寄らないとだった気がするんだけどな」
谷口「なんだよ、老化現象か?しっかりしろよ」
国木田「そういえば、一緒に帰るのも久しぶりな気がするね」
谷口「そうだっけ?毎日一緒だった気もするけどなあ」
国木田「あれ?そうだっけ?まあいいや、早く行こうよ」
キョン「…そもそも俺は何部に行こうとしたんだっけ?」
ハルヒ「…………」
谷口「お、おお?キョン、お前涼宮に何かしたか?」
キョン「涼宮に?なんで?」
谷口「めちゃくちゃ睨んでるぞ!」
キョン「話したこともないのに睨まれる筋合いはないぞ。
お前を睨んでるんじゃないか?」
国木田「そういえば、さっきの朝比奈先輩は何だったの?」
キョン「さあ?ああ、何か涼宮に用があるみたいだったなあ」
谷口「…やっぱお前何かしたんじゃないか?」
キョン「少なくとも身に覚えはないが…」
谷口「おっし!キョン!帰ろうぜ!」
キョン「……ん?」
国木田「今日、本屋に寄っていい?欲しい本が発売されてるかもなんだよね」
キョン「あー…おお」
谷口「何か用事でもあるのか?」
キョン「いや、何か忘れてる気がして
どこかに寄らないとだった気がするんだけどな」
谷口「なんだよ、老化現象か?しっかりしろよ」
国木田「そういえば、一緒に帰るのも久しぶりな気がするね」
谷口「そうだっけ?毎日一緒だった気もするけどなあ」
国木田「あれ?そうだっけ?まあいいや、早く行こうよ」
キョン「…そもそも俺は何部に行こうとしたんだっけ?」
ハルヒ「…………」
谷口「お、おお?キョン、お前涼宮に何かしたか?」
キョン「涼宮に?なんで?」
谷口「めちゃくちゃ睨んでるぞ!」
キョン「話したこともないのに睨まれる筋合いはないぞ。
お前を睨んでるんじゃないか?」
国木田「そういえば、さっきの朝比奈先輩は何だったの?」
キョン「さあ?ああ、何か涼宮に用があるみたいだったなあ」
谷口「…やっぱお前何かしたんじゃないか?」
キョン「少なくとも身に覚えはないが…」
23: 2008/06/01(日) 00:13:07.81 ID:DW8YYfFY0
谷口「お、じゃがバタ売ってるぜ!買おう買おう」
キョン「胃もたれしそうだな…」
谷口「こんなんでもたれるとかお前…マジで老化してるんじゃ」
キョン「いや、昨日食ったばかりなんだよ」
谷口「あ、やべ!屁出たwwwwwww」
国木田「汚いよ谷口…」
キョン「……お前、昨日も屁こかなかったか?」
谷口「どんな濡れ衣だよ!!」
国木田「くさっ!谷口、今日のお昼変なの食べた!?」
キョン「いや、絶対こいたね。お前は昨日も屁をこいた」
谷口「何回言うんだよ!てかマジでやってねえって!」
キョン「じゃあ誰がやったんだよ」
谷口「俺が知るかよ!」
キョン「胃もたれしそうだな…」
谷口「こんなんでもたれるとかお前…マジで老化してるんじゃ」
キョン「いや、昨日食ったばかりなんだよ」
谷口「あ、やべ!屁出たwwwwwww」
国木田「汚いよ谷口…」
キョン「……お前、昨日も屁こかなかったか?」
谷口「どんな濡れ衣だよ!!」
国木田「くさっ!谷口、今日のお昼変なの食べた!?」
キョン「いや、絶対こいたね。お前は昨日も屁をこいた」
谷口「何回言うんだよ!てかマジでやってねえって!」
キョン「じゃあ誰がやったんだよ」
谷口「俺が知るかよ!」
24: 2008/06/01(日) 00:25:39.23 ID:DW8YYfFY0
―次の日―
みくる「……」
キョン「……」
谷口「なあ、何か視線を感じるんだが気のせいか?」
キョン「それはこっちの台詞だ。またあの先輩か」
国木田「でもあんな可愛い先輩ならストーカーされても文句言えないよね」
キョン「確かに…あ、どっか行った」
みくる「うーん…やっぱり席は離れたままだし…変わってないみたい…
どうしよう…」
鶴屋さん「おや? はよー!みくるっ!なんで一年の廊下から来たんだいっ?」
みくる「うぁあ、何でもないんです…」
鶴屋さん「ふーん?そういえば、昨日は一人で帰ったのかい?」
みくる「ふぇ?」
鶴屋さん「珍しいねっ!みくるがあの愉快な軍団で帰らないのは」
みくる「わ、わかるんですか!?」
鶴屋さん「ん?何がだいっ?」
みくる「……どうしてだろう、キョン君の友達たちもわからないみたいだったのに…」
鶴屋さん「…もしかして喧嘩でもしたにょろ?」
鶴屋さん「大丈夫さっ!あんなに仲良しさんだったもんね!すぐ仲直りするさっ!」
みくる「………」
みくる「……」
キョン「……」
谷口「なあ、何か視線を感じるんだが気のせいか?」
キョン「それはこっちの台詞だ。またあの先輩か」
国木田「でもあんな可愛い先輩ならストーカーされても文句言えないよね」
キョン「確かに…あ、どっか行った」
みくる「うーん…やっぱり席は離れたままだし…変わってないみたい…
どうしよう…」
鶴屋さん「おや? はよー!みくるっ!なんで一年の廊下から来たんだいっ?」
みくる「うぁあ、何でもないんです…」
鶴屋さん「ふーん?そういえば、昨日は一人で帰ったのかい?」
みくる「ふぇ?」
鶴屋さん「珍しいねっ!みくるがあの愉快な軍団で帰らないのは」
みくる「わ、わかるんですか!?」
鶴屋さん「ん?何がだいっ?」
みくる「……どうしてだろう、キョン君の友達たちもわからないみたいだったのに…」
鶴屋さん「…もしかして喧嘩でもしたにょろ?」
鶴屋さん「大丈夫さっ!あんなに仲良しさんだったもんね!すぐ仲直りするさっ!」
みくる「………」
27: 2008/06/01(日) 00:42:17.27 ID:DW8YYfFY0
みくる「ふぁあ、何だか部室に入るたびに違和感が…」
古泉「お疲れ様です。…昨日と涼宮さんの様子は変わらないようですね」
長門「問題が発生した」
みくる「え?な、何がですかぁ」
長門「私達の解釈は間違っていた。涼宮ハルヒ自身は記憶を失っていない」
みくる「え…ということは…」
古泉「ええ、昨日の涼宮さんはいつもの涼宮さんなんです。
記憶を失っているのはキョン君とその周囲の友人、同級生…
それと何故かこの部室が無かった事になっている。そういう事です」
みくる「つ、鶴屋さんも涼宮さんやキョン君のこと、覚えてるみたいでした…
どうなってるんですか?もう私、何がなんだか…」
長門「つまり、涼宮ハルヒは自らの記憶を消去したわけではない。
彼と自らを取り巻く全てを無かったことにしただけ」
みくる「……うぅ?じゃあどうして部室に来ないんでしょう…」
古泉「お疲れ様です。…昨日と涼宮さんの様子は変わらないようですね」
長門「問題が発生した」
みくる「え?な、何がですかぁ」
長門「私達の解釈は間違っていた。涼宮ハルヒ自身は記憶を失っていない」
みくる「え…ということは…」
古泉「ええ、昨日の涼宮さんはいつもの涼宮さんなんです。
記憶を失っているのはキョン君とその周囲の友人、同級生…
それと何故かこの部室が無かった事になっている。そういう事です」
みくる「つ、鶴屋さんも涼宮さんやキョン君のこと、覚えてるみたいでした…
どうなってるんですか?もう私、何がなんだか…」
長門「つまり、涼宮ハルヒは自らの記憶を消去したわけではない。
彼と自らを取り巻く全てを無かったことにしただけ」
みくる「……うぅ?じゃあどうして部室に来ないんでしょう…」
28: 2008/06/01(日) 00:43:02.53 ID:DW8YYfFY0
古泉「僕の昨日の仕事量から推測したに過ぎませんが…
涼宮さんは現在進行形で恥ずかしがっているのではないでしょうか?」
みくる「じゃ、じゃあ私達が話しかければ…」
古泉「ええ、元に戻るかもしれません。しかし…問題は彼です」
みくる「……そっか、キョン君は忘れちゃって…
…なんでキョン君の記憶だけ消したんでしょう」
古泉「これは思っていたより厄介な状況です。
涼宮さんがいつ暴走するかわからない以上、迂闊に話しかけるのは危ない…」
長門「……彼が記憶を取り戻せば関係は修復可能」
古泉「ですが…自発的に思い出させるとなると、難しいですね」
長門「一番安全な方法。」
みくる「でも…全然思い出しそうになかったですよ…?」
長門「ショック療法」
古泉「……本気ですか?」
涼宮さんは現在進行形で恥ずかしがっているのではないでしょうか?」
みくる「じゃ、じゃあ私達が話しかければ…」
古泉「ええ、元に戻るかもしれません。しかし…問題は彼です」
みくる「……そっか、キョン君は忘れちゃって…
…なんでキョン君の記憶だけ消したんでしょう」
古泉「これは思っていたより厄介な状況です。
涼宮さんがいつ暴走するかわからない以上、迂闊に話しかけるのは危ない…」
長門「……彼が記憶を取り戻せば関係は修復可能」
古泉「ですが…自発的に思い出させるとなると、難しいですね」
長門「一番安全な方法。」
みくる「でも…全然思い出しそうになかったですよ…?」
長門「ショック療法」
古泉「……本気ですか?」
29: 2008/06/01(日) 00:52:04.15 ID:DW8YYfFY0
キョン「…どうもこの所頭がおかしい」
谷口「何だ、お前今まで気付いてなかったのか?
お前の頭は前からおかしかったぜ」
キョン「何かすっぽり抜けてる気がする…」
国木田「ああー、あるよねそういうこと。
僕もこの前寝付けなくて寝不足になっちゃった時にさ…」
ハルヒ「………」
キョン「うお!?」
キョン「……俺、涼宮に何かしたか?」
谷口「知らん。何かあったとしても知りたくない。断じて関わりたくない」
キョン「なんか今物凄く睨まれたわけだが」
国木田「そうかな?いつもあんな感じじゃなかったっけ?」
キョン「いつもだったら跳ね回ってるのに、やけに静かだしな…」
谷口「ちょっと待てキョン。そりゃ誰の話だ?
あの涼宮が跳ね回る?冗談よせよ、そんなの見たら俺は卒倒するね」
キョン「……跳ね回ってなかったか?」
谷口「お前そりゃ、…お前にわかりやすく言えばだな、
全くタイプは違うがほら、何だっけ、
お前のよく知る…佐々木が元気良く跳ね回ってる姿を想像してみろ。
想像できないよな?そんな感じだぞ!」
キョン「確かに全く想像できんが…」
佐々木「……くしゅん!」
谷口「何だ、お前今まで気付いてなかったのか?
お前の頭は前からおかしかったぜ」
キョン「何かすっぽり抜けてる気がする…」
国木田「ああー、あるよねそういうこと。
僕もこの前寝付けなくて寝不足になっちゃった時にさ…」
ハルヒ「………」
キョン「うお!?」
キョン「……俺、涼宮に何かしたか?」
谷口「知らん。何かあったとしても知りたくない。断じて関わりたくない」
キョン「なんか今物凄く睨まれたわけだが」
国木田「そうかな?いつもあんな感じじゃなかったっけ?」
キョン「いつもだったら跳ね回ってるのに、やけに静かだしな…」
谷口「ちょっと待てキョン。そりゃ誰の話だ?
あの涼宮が跳ね回る?冗談よせよ、そんなの見たら俺は卒倒するね」
キョン「……跳ね回ってなかったか?」
谷口「お前そりゃ、…お前にわかりやすく言えばだな、
全くタイプは違うがほら、何だっけ、
お前のよく知る…佐々木が元気良く跳ね回ってる姿を想像してみろ。
想像できないよな?そんな感じだぞ!」
キョン「確かに全く想像できんが…」
佐々木「……くしゅん!」
33: 2008/06/01(日) 00:59:18.29 ID:DW8YYfFY0
キョン「まあいいや、帰ろう帰ろう」
谷口「帰り道も坂だから参るよなあ」
みくる「あぁあああ~~!!ご、ごめんなさいぃぃー!!」
キョン「!?」
(ガシャーン!!)
みくる「あっ…し、失敗…」
みくる「あ、足がもつれてぇ…すみませんでしたあ…」
キョン「……足がもつれて、はわかるんだが…
なんであの先輩はパイプ椅子を頭の上に抱えてたんだ?」
国木田「失敗したって聞こえたけど…気のせいかな」
谷口「美少女はパイプ椅子を持ってても絵になるよなあ」
谷口「帰り道も坂だから参るよなあ」
みくる「あぁあああ~~!!ご、ごめんなさいぃぃー!!」
キョン「!?」
(ガシャーン!!)
みくる「あっ…し、失敗…」
みくる「あ、足がもつれてぇ…すみませんでしたあ…」
キョン「……足がもつれて、はわかるんだが…
なんであの先輩はパイプ椅子を頭の上に抱えてたんだ?」
国木田「失敗したって聞こえたけど…気のせいかな」
谷口「美少女はパイプ椅子を持ってても絵になるよなあ」
35: 2008/06/01(日) 01:08:45.25 ID:DW8YYfFY0
古泉「おっと、手が滑った」
キョン「!?」
(ガチャーン!!)
古泉「申し訳ありません、手が滑ってしまいました」
キョン「(……なんで階段の上から植木鉢を…)」
みくる「ひゃああ、何やってるんですかぁ!」
古泉「多少乱暴すぎる方が手っ取り早いかと思ったんですが…
確かに度が過ぎましたね」
みくる「また入院しちゃったらどうするつもりだったんですかぁ…」
キョン「…………。」
谷口「おいおい、なんで古泉が一緒にいるんだよ…まさか付き合ってないよな?」
キョン「今の会話聞こえたか?確実に俺狙われてないか?」
谷口「わかった、お前は夢遊病で意識がないままあちこちの恨みをかってるんだよ。」
国木田「何がわかったのかさっぱりだよ…
それよりこれ、誰が片付けるのかな?僕達行っていいんだよね?」
キョン「!?」
(ガチャーン!!)
古泉「申し訳ありません、手が滑ってしまいました」
キョン「(……なんで階段の上から植木鉢を…)」
みくる「ひゃああ、何やってるんですかぁ!」
古泉「多少乱暴すぎる方が手っ取り早いかと思ったんですが…
確かに度が過ぎましたね」
みくる「また入院しちゃったらどうするつもりだったんですかぁ…」
キョン「…………。」
谷口「おいおい、なんで古泉が一緒にいるんだよ…まさか付き合ってないよな?」
キョン「今の会話聞こえたか?確実に俺狙われてないか?」
谷口「わかった、お前は夢遊病で意識がないままあちこちの恨みをかってるんだよ。」
国木田「何がわかったのかさっぱりだよ…
それよりこれ、誰が片付けるのかな?僕達行っていいんだよね?」
40: 2008/06/01(日) 01:20:30.02 ID:DW8YYfFY0
みくる「あぁ、キョン君行っちゃいました…」
長門「……今思った事」
みくる「ふぇ」
長門「外的な要因で記憶を失ったわけではないから
この方法はあまり意味を成さない」
古泉「記憶ネタだったらこれが一番だと思ったんですがね」
長門「書き換えられた事項を消去すればいい」
古泉「そんな事まで可能なんですか?いやはや、宇宙人とは恐ろしいものですね」
みくる「も…もっと早く気付いて欲しかったです…
危うくキョン君が入院……はれ?も、もういない…」
キョン「しかし、さっきの奴は一体何だったんだ?あんまり見ない顔だったが」
谷口「最近来た転校生だよ。知らなかったのか?」
キョン「知らん」
谷口「まあ、男の転校生だしな。美少女ならまだしも…
お、噂をすれば校門前に美少女が」
長門「……今思った事」
みくる「ふぇ」
長門「外的な要因で記憶を失ったわけではないから
この方法はあまり意味を成さない」
古泉「記憶ネタだったらこれが一番だと思ったんですがね」
長門「書き換えられた事項を消去すればいい」
古泉「そんな事まで可能なんですか?いやはや、宇宙人とは恐ろしいものですね」
みくる「も…もっと早く気付いて欲しかったです…
危うくキョン君が入院……はれ?も、もういない…」
キョン「しかし、さっきの奴は一体何だったんだ?あんまり見ない顔だったが」
谷口「最近来た転校生だよ。知らなかったのか?」
キョン「知らん」
谷口「まあ、男の転校生だしな。美少女ならまだしも…
お、噂をすれば校門前に美少女が」
42: 2008/06/01(日) 01:26:31.78 ID:DW8YYfFY0
長門「……あなたに用がある」
キョン「…今日は何か知らんが知らない奴に絡まれる。厄日か?」
谷口「キョンてめえ!
こんなに可愛い子やあんなに可愛い先輩に話しかけられて厄日とは何だ!
俺と全世界の男に謝れ!」
国木田「あんなに可愛い先輩がパイプ椅子や植木鉢で奇襲してきたら
そりゃ僕だって厄日だと思うよ…」
長門「時間がない。来て」
キョン「お、おう」
国木田「僕達先に帰ってるねー」
谷口「うおおおお…キョン、裏切るつもりかチクショー!!」
キョン「(こんな状況、普通なら告白だと興奮してもいいくらいだが…
どうもそんな気に全くならん。何故だ。
同じ一年か?確かに可愛いが…)」
長門「…ここなら誰にも見られない」
キョン「何の用だ?」
長門「なるべく穏便に済ませる」
(ガッシ!ボカッ!)
キョン「…今日は何か知らんが知らない奴に絡まれる。厄日か?」
谷口「キョンてめえ!
こんなに可愛い子やあんなに可愛い先輩に話しかけられて厄日とは何だ!
俺と全世界の男に謝れ!」
国木田「あんなに可愛い先輩がパイプ椅子や植木鉢で奇襲してきたら
そりゃ僕だって厄日だと思うよ…」
長門「時間がない。来て」
キョン「お、おう」
国木田「僕達先に帰ってるねー」
谷口「うおおおお…キョン、裏切るつもりかチクショー!!」
キョン「(こんな状況、普通なら告白だと興奮してもいいくらいだが…
どうもそんな気に全くならん。何故だ。
同じ一年か?確かに可愛いが…)」
長門「…ここなら誰にも見られない」
キョン「何の用だ?」
長門「なるべく穏便に済ませる」
(ガッシ!ボカッ!)
45: 2008/06/01(日) 01:38:24.66 ID:DW8YYfFY0
長門の一撃は俺の脳天に響いた。
その衝撃で俺は全てを思い出した。
長門曰く要するに俺の脳味噌が元に戻るに適したベストマッチな振動を
的確な動作と的確な強さを持って与えたらしいが
本当にガッシ!ボカッ!をする必要があったのか疑問だ。
外的要因がうんちゃら言ってたくせに自分でガッシ!ボカッ!をした辺り
>>1のやる気の無さが見え隠れする。もう>>1は眠いのかもしれない。
だが勿論この話にはオチが存在する。そこに辿り着くまでもう少し時間がかかるようだが。
とりあえず俺はガッシ!ボカッ!をされて、ハルヒ関連の事を思い出したのだが
肝心の一件?については何も思い出せないままだった。
その衝撃で俺は全てを思い出した。
長門曰く要するに俺の脳味噌が元に戻るに適したベストマッチな振動を
的確な動作と的確な強さを持って与えたらしいが
本当にガッシ!ボカッ!をする必要があったのか疑問だ。
外的要因がうんちゃら言ってたくせに自分でガッシ!ボカッ!をした辺り
>>1のやる気の無さが見え隠れする。もう>>1は眠いのかもしれない。
だが勿論この話にはオチが存在する。そこに辿り着くまでもう少し時間がかかるようだが。
とりあえず俺はガッシ!ボカッ!をされて、ハルヒ関連の事を思い出したのだが
肝心の一件?については何も思い出せないままだった。
46: 2008/06/01(日) 01:44:53.00 ID:DW8YYfFY0
キョン「…本当に部室が元通りになってるな」
みくる「そうなんです…お気に入りのお茶まで無くなっちゃって…」
キョン「しかし、その件が問題なんでしょう?何で皆教えてくれないんです」
みくる「や…そのぅ…これはちょっと個人のプライバシーに関わるというかぁ…」
古泉「涼宮さんが貴方と席を離して、貴方の記憶を消して、
部室まで無かったことにするくらい恥ずかしい一件、とだけ知っていれば十分でしょう」
長門「……正確には、あの一件での私達の行動に問題があった」
みくる「そうですね…っていうか、多分私のせいなんです…ぅぅ…」
長門「私達全員が協力して彼女の心理状態を平静にするのが妥当」
古泉「つまり、僕達全員で謝るしかないということですか」
キョン「でも恥ずかしい事なんだろ?謝られても気まずくなるだけじゃないか」
「「「「……………」」」」
みくる「そうなんです…お気に入りのお茶まで無くなっちゃって…」
キョン「しかし、その件が問題なんでしょう?何で皆教えてくれないんです」
みくる「や…そのぅ…これはちょっと個人のプライバシーに関わるというかぁ…」
古泉「涼宮さんが貴方と席を離して、貴方の記憶を消して、
部室まで無かったことにするくらい恥ずかしい一件、とだけ知っていれば十分でしょう」
長門「……正確には、あの一件での私達の行動に問題があった」
みくる「そうですね…っていうか、多分私のせいなんです…ぅぅ…」
長門「私達全員が協力して彼女の心理状態を平静にするのが妥当」
古泉「つまり、僕達全員で謝るしかないということですか」
キョン「でも恥ずかしい事なんだろ?謝られても気まずくなるだけじゃないか」
「「「「……………」」」」
47: 2008/06/01(日) 01:57:42.81 ID:DW8YYfFY0
鶴屋さん「にょろーん!おや?なんだか部屋がすっきりしたね!大掃除かいっ!?」
キョン「ちわっす、…そういえば、やっぱりパソコンはもう一回奪取せにゃならんのか?」
古泉「僕に聞かれても返答しかねますね」
鶴屋さん「随分静かだと思ったら、ハルにゃんがいないねっ!」
キョン「ええ、ちょっと…まあ、色々ありまして」
鶴屋さん「喧嘩は長引いちゃ駄目だよっ!……やや?皆元気がないみたいだね」
鶴屋さん「よーし!お姉さんがじゃがバタをおごってあげよう!
最近人気の店でねっ!すごく美味しいらしいよ!
3個でも4個でも…」
キョン「そんなに食べられませんよ。昨日一昨日と続けて食べてますし
気持ちは有難いですが消化…」
キョン「……ん?消化…」
キョン「……」
キョン「ちわっす、…そういえば、やっぱりパソコンはもう一回奪取せにゃならんのか?」
古泉「僕に聞かれても返答しかねますね」
鶴屋さん「随分静かだと思ったら、ハルにゃんがいないねっ!」
キョン「ええ、ちょっと…まあ、色々ありまして」
鶴屋さん「喧嘩は長引いちゃ駄目だよっ!……やや?皆元気がないみたいだね」
鶴屋さん「よーし!お姉さんがじゃがバタをおごってあげよう!
最近人気の店でねっ!すごく美味しいらしいよ!
3個でも4個でも…」
キョン「そんなに食べられませんよ。昨日一昨日と続けて食べてますし
気持ちは有難いですが消化…」
キョン「……ん?消化…」
キョン「……」
50: 2008/06/01(日) 02:04:18.16 ID:DW8YYfFY0
古泉「…その様子だと思い出したようですね」
キョン「……確かに恥ずかしい記憶かもしれん」
鶴屋さん「ん?どうしたにょろっ!」
キョン「鶴屋さん、明日皆でそこに行きましょう」
鶴屋さん「うん!皆で行こうねっ!」
キョン「ハルヒも誘っていいですか?」
鶴屋さん「勿論ハルにゃんも誘ってね!」
鶴屋さん「……わかってるじゃないかっ!さっすがキョンくん!」
みくる「で、でもでも…大丈夫なんですか?」
キョン「あいつが勝手に落ち込んでるだけですからね
まったくはた迷惑な…」
古泉「やれやれ、何とかなりそうですね…たった数日ですが、かなり疲れましたよ」
長門「……じゃあ、また明日」
鶴屋さん「解散かいっ?じゃあみくる、今日は一緒に帰ろっ!」
古泉「僕もバイトがあるので失礼します、それではまた明日」
キョン「……確かに恥ずかしい記憶かもしれん」
鶴屋さん「ん?どうしたにょろっ!」
キョン「鶴屋さん、明日皆でそこに行きましょう」
鶴屋さん「うん!皆で行こうねっ!」
キョン「ハルヒも誘っていいですか?」
鶴屋さん「勿論ハルにゃんも誘ってね!」
鶴屋さん「……わかってるじゃないかっ!さっすがキョンくん!」
みくる「で、でもでも…大丈夫なんですか?」
キョン「あいつが勝手に落ち込んでるだけですからね
まったくはた迷惑な…」
古泉「やれやれ、何とかなりそうですね…たった数日ですが、かなり疲れましたよ」
長門「……じゃあ、また明日」
鶴屋さん「解散かいっ?じゃあみくる、今日は一緒に帰ろっ!」
古泉「僕もバイトがあるので失礼します、それではまた明日」
52: 2008/06/01(日) 02:11:12.92 ID:DW8YYfFY0
長門「……話がある」
キョン「ここでか?」
長門「歩きながらでいい」
長門「……朝比奈みくるが寂しいと言っていた」
キョン「…?俺が朝比奈さんを忘れたことか?」
長門「違う」
キョン「……」
長門「あなたの記憶だけを書き換えたこと
私達は対象に入っていなかったこと」
キョン「……なんでだ?
忘れてるのが俺だけだったから思い出せる要因があったんだ、
ラッキーじゃないか」
長門「朝比奈みくるは友人が気にすることではないはずだと言っていた」
キョン「…確かになあ、んな気にすることじゃないと思うが」
長門「思うに、涼宮ハルヒは私達を興味対象外と見なした訳ではない
むしろその逆」
キョン「ここでか?」
長門「歩きながらでいい」
長門「……朝比奈みくるが寂しいと言っていた」
キョン「…?俺が朝比奈さんを忘れたことか?」
長門「違う」
キョン「……」
長門「あなたの記憶だけを書き換えたこと
私達は対象に入っていなかったこと」
キョン「……なんでだ?
忘れてるのが俺だけだったから思い出せる要因があったんだ、
ラッキーじゃないか」
長門「朝比奈みくるは友人が気にすることではないはずだと言っていた」
キョン「…確かになあ、んな気にすることじゃないと思うが」
長門「思うに、涼宮ハルヒは私達を興味対象外と見なした訳ではない
むしろその逆」
53: 2008/06/01(日) 02:22:15.75 ID:DW8YYfFY0
長門「涼宮ハルヒが友人関係であることを前提に
私達の記憶が残っていることを気にしなかっただけ」
キョン「…ああ、長門達がハルヒの失態を覚えていてもそれほど苦にならなかったと」
長門「そう。友人だから気にならなかった」
キョン「じゃあ友人対象外は俺か。腑に落ちん。」
長門「……」
キョン「?」
長門「……思考力と推察力を高めることを推奨する」
キョン「……すまん、さっぱりわからなかった」
長門「涼宮ハルヒがあなたを特別視しているということ」
キョン「……はあ。」
キョン「(……と言われてもなあ)」
私達の記憶が残っていることを気にしなかっただけ」
キョン「…ああ、長門達がハルヒの失態を覚えていてもそれほど苦にならなかったと」
長門「そう。友人だから気にならなかった」
キョン「じゃあ友人対象外は俺か。腑に落ちん。」
長門「……」
キョン「?」
長門「……思考力と推察力を高めることを推奨する」
キョン「……すまん、さっぱりわからなかった」
長門「涼宮ハルヒがあなたを特別視しているということ」
キョン「……はあ。」
キョン「(……と言われてもなあ)」
56: 2008/06/01(日) 02:31:30.69 ID:DW8YYfFY0
―更に翌日―
キョン「よう」
ハルヒ「!……何」
キョン「何で拗ねてんだ。席替えで俺と離れたからか?」
ハルヒ「んな訳ないでしょ、清々してるわよ」
キョン「それより今日は部活なしな」
ハルヒ「……」
キョン「鶴屋さんが一緒に帰ろうってさ」
ハルヒ「ふ、ふん。いいけどね。SOS団に休みなんてないのよ、キョン!
今日は課外活動ってだけ!」
キョン「(ここ数日休んでたくせに…まあ俺もだが)」
担任「お、今日は1日かー。月初めだ!席替えをしよう!」
谷口「えぇ!?この前やったばっかだぜ!?」
担任「まあまあ、いいじゃないか!何度も席替えした方が友達も増えるしな!」
キョン「……なるほど。こうなるわけか」
ハルヒ「せっかくキョンと離れたのに、また前後並んだわね!
ほんとについてないわ!」
キョン「…………」
キョン「よう」
ハルヒ「!……何」
キョン「何で拗ねてんだ。席替えで俺と離れたからか?」
ハルヒ「んな訳ないでしょ、清々してるわよ」
キョン「それより今日は部活なしな」
ハルヒ「……」
キョン「鶴屋さんが一緒に帰ろうってさ」
ハルヒ「ふ、ふん。いいけどね。SOS団に休みなんてないのよ、キョン!
今日は課外活動ってだけ!」
キョン「(ここ数日休んでたくせに…まあ俺もだが)」
担任「お、今日は1日かー。月初めだ!席替えをしよう!」
谷口「えぇ!?この前やったばっかだぜ!?」
担任「まあまあ、いいじゃないか!何度も席替えした方が友達も増えるしな!」
キョン「……なるほど。こうなるわけか」
ハルヒ「せっかくキョンと離れたのに、また前後並んだわね!
ほんとについてないわ!」
キョン「…………」
58: 2008/06/01(日) 02:37:43.44 ID:DW8YYfFY0
キョン「そうこうしてるうちにもう放課後か…
やっぱりハルヒが騒いでると時間が過ぎるのが早いな」
ハルヒ「どういう意味よ」
みくる「なんだかちょっと会わなかっただけで、久しぶりな気がしますねぇ」
ハルヒ「な、何のこと?昨日だって一昨日だって活動してたでしょ!」
キョン「(何故そこで必氏になる…)」
ハルヒ「ところで何処に行くの?
今日は特別に団長の私が言うこと聞いてあげてるんだから、
そろそろ教えてくれても…」
鶴屋さん「そうそう、ここにょろっ」
ハルヒ「……え!?」
鶴屋さん「じゃがバタを食べようって話だったのさっ!」
ハルヒ「…………」
古泉「(…キョン君、まさか涼宮さんに言ってなかったんですか?
閉鎖空間が発生する5秒前くらいになってるんですが)」
長門「(涼宮ハルヒの怒りが頂点に達しようとしている)」
みくる「(ふえぇ…ま、また気まずくなっちゃいますよぉ…)」
キョン「鶴屋さん、おごりじゃなくていいですよ、皆で買って食いましょう」
やっぱりハルヒが騒いでると時間が過ぎるのが早いな」
ハルヒ「どういう意味よ」
みくる「なんだかちょっと会わなかっただけで、久しぶりな気がしますねぇ」
ハルヒ「な、何のこと?昨日だって一昨日だって活動してたでしょ!」
キョン「(何故そこで必氏になる…)」
ハルヒ「ところで何処に行くの?
今日は特別に団長の私が言うこと聞いてあげてるんだから、
そろそろ教えてくれても…」
鶴屋さん「そうそう、ここにょろっ」
ハルヒ「……え!?」
鶴屋さん「じゃがバタを食べようって話だったのさっ!」
ハルヒ「…………」
古泉「(…キョン君、まさか涼宮さんに言ってなかったんですか?
閉鎖空間が発生する5秒前くらいになってるんですが)」
長門「(涼宮ハルヒの怒りが頂点に達しようとしている)」
みくる「(ふえぇ…ま、また気まずくなっちゃいますよぉ…)」
キョン「鶴屋さん、おごりじゃなくていいですよ、皆で買って食いましょう」
59: 2008/06/01(日) 02:42:18.94 ID:DW8YYfFY0
ハルヒ「……ふん、そうね」
古泉「おや?」
みくる「??ど、どうしたんですか?」
古泉「……どうやら、涼宮さんの機嫌が直ったようです」
みくる「え!?」
ハルヒ「よーし!誰が一番に食べ終わるか競争よ!」
キョン「またかよ…」
長門「ここにいる全員が涼宮ハルヒを気遣ったことを
涼宮ハルヒ自身が感じ取った結果」
古泉「……案外呆気なく解決してしまいましたね」
みくる「よ、よかったぁ…これで元通りになるんですね…
また皆でSOS団ですね、よかった…」
ハルヒ「さあ、皆買ったわね?よーいドンでスタートよ、フライングは失格!」
キョン「やれやれ…これで一段落か」
古泉「おや?」
みくる「??ど、どうしたんですか?」
古泉「……どうやら、涼宮さんの機嫌が直ったようです」
みくる「え!?」
ハルヒ「よーし!誰が一番に食べ終わるか競争よ!」
キョン「またかよ…」
長門「ここにいる全員が涼宮ハルヒを気遣ったことを
涼宮ハルヒ自身が感じ取った結果」
古泉「……案外呆気なく解決してしまいましたね」
みくる「よ、よかったぁ…これで元通りになるんですね…
また皆でSOS団ですね、よかった…」
ハルヒ「さあ、皆買ったわね?よーいドンでスタートよ、フライングは失格!」
キョン「やれやれ…これで一段落か」
62: 2008/06/01(日) 02:50:25.49 ID:DW8YYfFY0
ハルヒ「不覚…またしても有希に負けたわ」
鶴屋さん「じゃあ、ビリはキョンくんだねっ!」
キョン「昨日は食べなかったとはいえ、流石に連日じゃがバタはキツいぞ…」
ハルヒ「じゃあキョン!罰としてジュースを買って来なさい!」
キョン「わかったわかった…」
( )
ハルヒ「!!!」
キョン「あ、すまん。屁が出た」
鶴屋さん「っははははは!!!ナイスタイミングだよキョンく…あはははは!!」
ハルヒ「…………」
―翌日―
キョン「またハルヒと席が離れたぞ
うちのクラスは連日の席替えで軽く混乱状態だ」
古泉「やっぱりあれが原因ですかね」
みくる「女の子達の前であれはないと思います…」
長門「……」
キョン「…まさかとは思うが」
キョン「これがオチか…?」
オチです\(^o^)/
鶴屋さん「じゃあ、ビリはキョンくんだねっ!」
キョン「昨日は食べなかったとはいえ、流石に連日じゃがバタはキツいぞ…」
ハルヒ「じゃあキョン!罰としてジュースを買って来なさい!」
キョン「わかったわかった…」
( )
ハルヒ「!!!」
キョン「あ、すまん。屁が出た」
鶴屋さん「っははははは!!!ナイスタイミングだよキョンく…あはははは!!」
ハルヒ「…………」
―翌日―
キョン「またハルヒと席が離れたぞ
うちのクラスは連日の席替えで軽く混乱状態だ」
古泉「やっぱりあれが原因ですかね」
みくる「女の子達の前であれはないと思います…」
長門「……」
キョン「…まさかとは思うが」
キョン「これがオチか…?」
オチです\(^o^)/
63: 2008/06/01(日) 02:51:25.45 ID:DW8YYfFY0
じゃがバタ食べたいけど我慢して寝るわ
64: 2008/06/01(日) 02:51:29.76 ID:8B4ZFUDx0
乙
楽しかった
楽しかった
引用元: キョン「ハルヒ?誰だっけ?」
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