1: 2013/06/22(土) 19:42:47.41 ID:+4/8uWgv0
クロウ「ああ。そうだな」

ジャック「遊星!?」

遊星「今日限りでお前はチームをクビだ。この家からも去れ」

ジャック「何ィ!?」

クロウ「荷物も全部マーサのとこに送ったぜ」

ジャック「何故だ遊星!答えろ!!」

アキ「自分の胸に聞いてみなさい」

龍亞「何かジャックってさ皆の輪を乱すんだよね」

龍可「ごめんねジャック」

ジャック「くっ・・・」

ブルーノ「短い間だったけど楽しかったよジャック」

遊星「そういう事だ」

クロウ「大人しくサテライトでキングごっこでもしててくれ」

14: 2013/06/22(土) 19:47:38.48 ID:+4/8uWgv0
頭の良さ
遊星>アキ>龍可>クロウ>龍亞>ジャック

18: 2013/06/22(土) 19:51:40.68 ID:+4/8uWgv0
アキ「けどどうするのジャックの後釜?」

遊星「鬼柳が居る」

クロウ「ボマーも居るぜ」

龍亞「それなら安心だね!」

アキ「そうね」

ジャック「・・・」トボトボ

龍可「可哀想なジャック・・・」

遊星「あいつにはいい薬だ」

クロウ「ほっとけほっとけ」

22: 2013/06/22(土) 19:56:31.09 ID:+4/8uWgv0
キングって言うよりも一つの街の中で頂点に立ってた猿山の大将だよな

38: 2013/06/22(土) 20:33:03.26 ID:+4/8uWgv0
クロウ「あっ」

遊星「どうした」

クロウ「俺らシグナーだろ?あいつのレッド・デーモンズは」

遊星「大丈夫。さっきカスめ取った」

アキ「さすがは遊星ね!」

遊星「これを鬼柳に渡せば万事解決だ」

43: 2013/06/22(土) 20:36:37.94 ID:+4/8uWgv0
遊星「何!?」

鬼柳「悪いな遊星。免停くらっちまったんだ」

遊星「そうか・・・」

鬼柳「ジャックをクビにしたんだろ」

遊星「ああ。あいつは昔から空気を読めないそういう男だったから」

鬼柳「あいつには参ったぜ。でも俺はあいつや遊星、クロウが居たからこそ」

遊星「長居は無用だな」

クロウ「鬼柳の話は長くなるからよ。ここいらで退散しようぜ」

44: 2013/06/22(土) 20:39:56.78 ID:+4/8uWgv0
アキ「どうするの遊星!?」

龍亞「ジャックの後釜居ないんじゃ終わりだよ!」

龍可「やっぱりジャックを戻した方が」

クロウ「お、おい遊星」

遊星「仕方がない・・・これしかないな」キュッキュッ

龍亞「何してるの遊星?」

遊星「Dホイーラー募集っと・・・今ならレッド・デーモンズ・ドラゴンが無料っと」

クロウ「まさか遊星」

遊星「鬼柳がダメなら手ごろな奴を仲間にするしかない」

48: 2013/06/22(土) 20:45:01.66 ID:+4/8uWgv0
龍亞「見てよ!長蛇の列だよ!」

クロウ「俺達の名前も随分売れてきたからな」

遊星「あ、あれは」

アキ「どうしたの遊星?」

遊星「あの最前列に並んでる男達」

クロウ「それがどうしたんだよ遊星?」

遊星「あれはインセクター羽蛾とダイナソー竜崎。かつて遊戯さんや城之内さんを追い込んだ決闘者だ」

クロウ「な、なんだってー!?」

遊星「これほどの大物が来るなんて」

51: 2013/06/22(土) 20:49:59.66 ID:+4/8uWgv0
遊星「チームに入りたい動機を教えてください」

羽蛾「ヒョッヒョッヒョ。若い頃の栄光を取り戻したいからさ」

竜崎「せやで」

遊星「なるほど。それでDホイールに乗った事は」

羽蛾「列車の上でのデュエルなら」

遊星「それは凄いですね。趣味は何ですかお二人とも」

羽蛾「昆虫採集」

竜崎「博物館見学や」

遊星「そうですか。ありがとうございます」

52: 2013/06/22(土) 20:52:22.67 ID:+4/8uWgv0
クロウ「ふーん。デュエルアカデミア出身なのか」

剣山「そうだドン」

クロウ「あんたDホイールに乗った事は」

剣山「無いザウルス」

クロウ「は?」

剣山「恐竜になって宇宙へ行った事なら」

アキ「クロウ。この人」

クロウ「こいつは不合格だな」

アキ「お引き取りください。剣山さん」

剣山「どうしてだドン!?俺の何が悪いザウルス!!」

53: 2013/06/22(土) 20:57:21.41 ID:+4/8uWgv0
龍亞「へえ。お兄ちゃん元プロなんだ」

エド「まあな。僕もデュエルアカデミアに通ってた事があったんだよ」

龍可「どうして私たちのチームに」

エド「僕もしてみたくなったんだよ。スピードの世界って奴にね」

龍亞「趣味は?」

エド「趣味か・・・ボードかな」

龍亞「へえ」

55: 2013/06/22(土) 21:01:37.68 ID:+4/8uWgv0
遊星「次の方どうぞ」

「失礼します」

遊星「えーっと名前は・・・あれ白紙ですね」

「・・・」

遊星「名前は」

「俺か。俺はかつて幻の決闘者と呼ばれていた男」

遊星「幻の?」

三沢「三沢大地。ラーイ工口ーの三沢大地だ」

56: 2013/06/22(土) 21:04:35.81 ID:+4/8uWgv0
遊星「ラーイ工口ーの三沢さん」

三沢「何だ?」

遊星「Dホイールの経験は」

三沢「愚問だな。君は歴史を知らないのか?」

遊星「歴史?」

三沢「Dホイールの設計者。これを世に生み出した男の名を」

遊星「ま、まさか三沢大地とは」

三沢「そう。このDホイールを生み出した男さ」

59: 2013/06/22(土) 21:09:32.56 ID:+4/8uWgv0
遊星「ラーイ工口ーの三沢さん」

クロウ「何か玩具会社経営してる御伽龍児」

アキ「最後の最後で来た迷宮兄弟」

龍亞「エドの兄ちゃん」

龍可「遊星と同じ独房に居たとか行ってた青山さん」

遊星「この中で誰か一人が」

クロウ「ジャックの後釜になるのか」

アキ「他の人達は?」

遊星「センスが無い。全員不合格だ」

61: 2013/06/22(土) 21:12:18.06 ID:+4/8uWgv0
アキ「けど全員免許持ってないとか」

遊星「そこが問題なんだ」

クロウ「どうすんだよ遊星!」

遊星「まず免許を取らそう」

クロウ「一番とその次に習得した奴を競わせて仲間に入れるって事だな」

遊星「ああ。一応ジャックの後釜だ、強くなくちゃ話にならん」

66: 2013/06/22(土) 21:19:10.28 ID:+4/8uWgv0
青山「俺、青山光平って言うんだ!遊星の」

クロウ「お、おう」

迷宮兄「世はまさにシンクロの時代」

迷宮弟「そうだな兄者!」

御伽「僕はかつて城之内くんにゲームで勝ったんだよ遊星くん」

遊星「そうですか」

三沢「この中じゃ俺たちが有利だな!」

エド「何でこいつが居るんだ・・・」

67: 2013/06/22(土) 21:21:34.05 ID:+4/8uWgv0
遊星「すまんな牛尾」

牛尾「別にいいけどよぉ。ジャックは本当にいいのか?」

遊星「いいんだ」

牛尾「・・・そうか」

青山「早く始めようぜセキュリティーの人!」

三沢「そうだ!そうだ!」

牛尾「言っとくが遊びじゃねえんだからな」

御伽「解ってますよそれぐらい」

牛尾「じゃあ順番にこいつに乗れ」

68: 2013/06/22(土) 21:23:42.99 ID:+4/8uWgv0
牛尾「おいコラ」

迷宮兄「何だ?」

牛尾「何で二人乗りしてんだよ」

迷宮弟「我らは二人で一人!」

牛尾「おい遊星」

遊星「迷宮兄弟さん。それはちょっと」

迷宮兄「駄目なのか・・・」

迷宮弟「世知辛い世になったものだ兄者」

70: 2013/06/22(土) 21:26:43.62 ID:+4/8uWgv0
牛尾「いいかお前らライディングデュエルってのはスピードの世界」

御伽「はい」

牛尾「クラッシュ何かしたら一撃で挽肉だぞ」

エド「けどDホイールの事故なんてないんじゃ」

クロウ「居るんだよ。やたらと事故る奴がさ」

エド「絶対に事故しないDホイールに?」

遊星「はい。不思議とクラッシュする奴がね」

71: 2013/06/22(土) 21:30:15.91 ID:+4/8uWgv0
牛尾「そうそう。上手いじゃねえか!」

三沢「ええ。異世界で練習しましたから」

龍可「異世界?」

三沢「ああ!精霊界と呼んだら解るかな!」

青山「どうだ遊星!全くお前も冷たいぜ氷室や爺さんとは連絡取ってたくせにさ」

遊星「あ、ああ(すっかり忘れてた・・・)」

龍亞「もしかして三沢の兄ちゃんって精霊のこと詳しいの!?」

三沢「精霊はみんな俺の友達さ」

龍亞「すげえー!」

72: 2013/06/22(土) 21:32:33.51 ID:+4/8uWgv0
マーサ「それで遊星達と喧嘩別れしたのかい」

ジャック「ふん」プイッ

マーサ「あんた達は喧嘩しては仲直りしてたからねえ。特にクロウとジャックは」

ジャック「俺は絶対に戻らん!いいか遊星達が尋ねに来ても」

マーサ「わかってるよ。好きにしたらいいさ」

ジャック「俺はあいつらが泣きつくまで絶対に帰らん」

73: 2013/06/22(土) 21:35:11.58 ID:+4/8uWgv0
アキ「どう?」

遊星「エドさんと三沢さんあと御伽さんが有力か」

クロウ「お前のムショ仲間の青山。またこけてるぜ」

アキ「あっちの迷宮兄弟もまた」

三沢「ん?内緒話か?」

遊星「いえ別に」

三沢「遠慮する事ないぞ!俺は先輩なんだからな!!」

76: 2013/06/22(土) 21:42:18.44 ID:+4/8uWgv0
エド「その痣は」

龍可「これはシグナーって言って」

龍亞「選ばれた者の痣なんだよ!」

エド「僕達の前任者のジャックも」

龍亞「うん。ジャックもシグナーなんだよ」

エド「ならその痣が無い僕達がなっても意味が無いんじゃ」

龍亞「大丈夫だよ!俺もシグナーじゃないしー」

77: 2013/06/22(土) 21:45:15.78 ID:+4/8uWgv0
御伽「へえ君も空気なんだ」

三沢「はい!俺は本田さんや御伽さん、獏良さんを尊敬してます!」

牛尾「遊星」

遊星「来たか。それで誰が合格した!?」

牛尾「あいつとあいつだ」

遊星「やはりあの二人か」

クロウ「まああっちの方は有名だったしな」

79: 2013/06/22(土) 21:47:43.75 ID:+4/8uWgv0
御伽「クソ!クソ!せっかく遊戯くんに自慢ができると思ったのに」

迷宮兄「弟よ・・・」

迷宮弟「兄者・・・」

青山「遊星・・・どうして俺は」

遊星「合格です。三沢さん、エドさん」

三沢「やったぞエド!これで十代に自慢できる!!」

エド「そ、そうだな」

三沢「何だ?乗り気じゃないのか?」

エド「いや別に」

80: 2013/06/22(土) 21:51:33.66 ID:+4/8uWgv0
エド「遊星。僕達の前任者だったジャックをどうして見捨てたんだ?」

遊星「あいつは輪を乱します。それに・・・」

エド「それに?」

遊星「色々とあいつには鬱憤がありましてね。我慢の限界なんですよ俺も」

クロウ「俺もだぜ。ガキの頃からあいつには」

アキ「私もジャックはちょっと。穀潰しだし」

龍亞「大人気ないんだもんジャックって」

龍可「短気だしね」

81: 2013/06/22(土) 21:56:28.74 ID:+4/8uWgv0
エド「仲直りするなら今のうちだぞ」

遊星「融通が利きませんから。それに俺たちが追い出したようなもんで」

エド「一度失った友情は二度と戻らないんだ。そうだろ三沢」

三沢「え?そ、そうだな。たとえ戻ったとしてもギクシャクした関係に」

エド「まあどっちも悪いって事で。君もジャックも」

遊星「・・・」

クロウ「・・・どうするよ遊星」

アキ「遊星」

83: 2013/06/22(土) 21:59:56.59 ID:+4/8uWgv0
遊星「ジャック・・・。やはりあいつが必要なのかもしれないな」

クロウ「な、何だかんだ言っても憎めねえとこあるしなあいつも」

アキ「たまーに世のため人のためにする事だって」

遊星「・・・迎えに行くか」

クロウ「そ、そうだな。ジャックの奴泣いてるかもしれねえしさ!」

遊星「ああ。行こうジャックの元に!」

85: 2013/06/22(土) 22:06:29.13 ID:+4/8uWgv0
龍亞「行っちゃったね遊星たち」

三沢「な、なあに気にしないさ俺は・・・ハハッ」

エド「これが一番いいんだ。闇に堕ちた友を救うのは相手も自分も傷つくからね」

三沢「そうそう十代の悲劇を二度と生んではならんからな!」

龍可「十代って遊星が武藤遊戯と同じぐらい尊敬してるあの人?」

三沢「いつもデュエルにワクワクしててな」

龍亞「いいな俺もデュエルしたいな!」

エド「優れた決闘者は旅人になる。十代も武藤遊戯も」

三沢「もしかしたら遊星も旅人になるかもしれんな!」

86: 2013/06/22(土) 22:08:38.64 ID:+4/8uWgv0
遊星「すまなかったジャック」

ジャック「ふん」

クロウ「悪かったジャック」

ジャック「・・・」プイッ

遊星「ジャック」

クロウ「ジャック」

ジャック「・・・」

遊星「ジャック!」

クロウ「いい加減にしろよてめえは!謝ってんだぞこっちは!!」

ジャック「謝りに来たのに何だその態度は!!」

87: 2013/06/22(土) 22:11:13.48 ID:+4/8uWgv0
遊星「いい加減にしろジャック!」ドボッ

ジャック「ううっ・・・遊星!貴様・・・」

遊星「いつかの借りだ。帰るぞジャック」

クロウ「ほら起きろよ」

ジャック「もう許さん!お前は絶対に帰らんぞ!」

遊星「ブルーアイズマウンテン」

ジャック「!?」

遊星「飲めなくなるぞ。いいのか?」

ジャック「くっ」

89: 2013/06/22(土) 22:15:25.79 ID:+4/8uWgv0
遊星「ただいま」

アキ「どうしたのその怪我」

クロウ「ジャックに抵抗された」

遊星「ん?三沢さん達は」

龍亞「帰っちゃったよ二人とも」

龍可「青山さん達もね」

遊星「一言謝るべきだったな。こんな事に巻き込んで」

ジャック「俺の後釜が務まる奴など居るか!」

遊星「いや案外居るぞ。世の中広いんだ、ほらレッド・デーモンズ」

90: 2013/06/22(土) 22:20:35.91 ID:+4/8uWgv0
三沢「いい奴らだったな。あいつら」

エド「そうだな」

三沢「異世界に行く前の十代や万丈目達を思い出す。みんながワイワイやってた頃のな」

エド「ああ。あの龍亞って子はいい決闘者になる」

三沢「どうして」

エド「僕と同じDを使うからさ」

三沢「なるほど。確かにそうだな!」

エド「そういえばどっちが弟なのか妹なのか聞くのを忘れてた」

三沢「俺が思うに二本と一本だから二本結びの方が姉。姉弟だと思う」

エド「フッ。さすがはツヴァインシュタイン博士の一番弟子」

三沢「まあな!」

92: 2013/06/22(土) 22:23:42.53 ID:+4/8uWgv0
ブルーノ「結局戻って来たんだねジャック」

遊星「何だかんだ言ってもやっぱりジャックがしっくり来る」

ブルーノ「それでジャックは?」

遊星「真面目にバイトしてる。今日で3日目だ」

ブルーノ「へえ!それは凄いね!僕が居ない間に」

遊星「多少の事は目を瞑ってやってくれジャックの事も。俺も我慢するから」

ブルーノ「うん。でも遊星」

遊星「どうした?」

ブルーノ「ジャックならさっきコーヒー飲んでたよ」

遊星「なっ・・・」



94: 2013/06/22(土) 22:30:59.27 ID:khjWyqyj0
乙乙

引用元: ジャック「遊星!」 遊星「チッ。行こうクロウ」