1: 2013/04/07(日) 05:04:37.38 ID:5iYoCAt80
●月▼日 船見結衣


今日から京子を飼い始めたので飼育日記をつけたいと思う。

京子が着てるのは首輪だけ。

首輪には鎖がついてるから部屋から出る事は出来ない。

ああ、それとこの日の為に部屋の防音工事をしてあるので、声が外に漏れる心配もない。

やっぱり、ペットを飼うに当たって一番問題なのが鳴き声だからね。

その辺はちゃんとしとかないと。

6: 2013/04/07(日) 05:10:50.56 ID:5iYoCAt80
京子を捕まえたのは昨日の事だ。

今まで毎日、餌付けをしておいたので京子は何の疑いも無く私の部屋に入り込んだ。

京子は何時ものように「美味しい美味しい」とご飯を食べてくれていた。

睡眠薬入りのご飯だったから、数分後にはグッスリ……。

ちゃんと眠ったのを確認した後、服を脱がせた。

もし、身体に傷があったらそれが治るまで計画は延期するつもりだったけど……。

そんな心配は不要だった。

京子の身体は傷一つなかった。

とても綺麗で、すべすべで、髪もサラサラだった。

当たり前だよね、私が今まで、精魂こめて守ってあげたんだし。

それも全てこの日の為。

7: 2013/04/07(日) 05:13:45.00 ID:5iYoCAt80
念のために京子の身体をタオルで拭いて綺麗にしてあげてから、首輪を嵌めた。

前に、京子に首のサイズを聴いた事がある。

「京子の為にプレスレットを贈ろうと思って」と言うと、京子は喜んで教えてくれた。

その情報を元に作った首輪だったから、京子も苦しくないと思う。

きっと京子も、このブレスレットを喜んでくれるだろうな。

11: 2013/04/07(日) 05:19:27.77 ID:5iYoCAt80
●月■日 杉浦綾乃


歳納京子が目を覚ました。

はじめは戸惑っていたようだったけど、すぐに自分が全裸に首輪だけという恰好だと気付いて、蹲った。

「あ、あやのっ、これ何なの?わたしの服は!?」

必氏で胸や秘所を隠そうとしている歳納京子は、何時もより気弱げで見ていてとても興奮した。

だから、私はゆっくりと、噛みしめるように歳納京子に教えてあげた。

彼女がこれから私に飼われるという事を。

これから一生、服を着る事も、外を歩く事も無く、私だけを見て暮して行く事になるという事を。

12: 2013/04/07(日) 05:24:48.22 ID:5iYoCAt80
「あ、あやの、何言ってるの?」


私の説明を聞いて、歳納京子は凄く戸惑ってた。

きっと自分のペースが乱される事に慣れていないのね。

だから、何時ものような冗談じみた口調で、縋るような弱々しい笑顔でこう続けて来た。


「あ、あはは、綾乃ったら、もう冗談ばっかり……ドッキリでしょ?これ」


きっと歳納京子は私が「ええ、そうよ」と応えることを期待してたんだと思う。

だから、私はとびっきりの笑顔でこう応えてあげた。


「いいえ、冗談じゃないわ、その証拠に、今から貴女を犯すから」


抵抗する歳納京子の力は本当にか弱かった。

腕相撲で勝利するより容易く、私は歳納京子を犯した。

14: 2013/04/07(日) 05:30:51.65 ID:5iYoCAt80
●月◎日 歳納京子


今日の部活はみんなでトランプしたよ~。

七並べとババ抜き!

結果はもう判ってると思うけど、あかりが最下位だった~。

明日までに楽しい罰ゲーム考えてあげないとね!


そのあと、綾乃達と合流して新作アイス食べに行ったけど……正直辛子入りアイスは失敗だったなぁ。

よし、明日のあかりへの罰ゲームはこのアイスにしよう!



それと、あの、どうして二人の日記はそんな内容なの?

確かに「三人で交換日記しようぜ~、どんな内容でもいいから!」とは言ったけど限度があるよね?

私、二人に飼われてないから。

もう少し真面目に書いてほしいな。

15: 2013/04/07(日) 05:37:00.43 ID:5iYoCAt80
●月△日 船見結衣


京子の様子がおかしい。

「こんなのうそだ、うそだ」

そんな呟きばかりしている。

やっぱり、いきなり犯してしまったのは失敗だったかもしれない。

京子は繊細な生き物だから、きっと環境の変化に心がついて行かなかったんだろう。



これからはもう少し優しくしてあげないとね。



だから今日のご飯は京子が好きなオムライスにしてあげた。

私が近付くと怯えるので、少し離れた場所から見守る事にする。


朝置いたオムライスが、夜までそのままだった。


仕方ないので、ゴミ袋に捨てた。

17: 2013/04/07(日) 05:45:56.34 ID:5iYoCAt80
●月◆日 杉浦綾乃


夜になると、歳納京子は泣き始めた。

「おうちかえりたいよぉ……おかあさん……」

その泣き声を聴いていると、私は心が痛くなった。


「私がすぐ近くに居るのに、どうしてお母さんを呼ぶの?」

「私ならいつでも抱きしめてあげるのに」


そう説明したけど、歳納京子は判ってくれなかった。


「綾乃なんてきらいだ」


そう言われた時、私は頭の中が真っ白になって。


気が付いたら歳納京子が倒れていた。

18: 2013/04/07(日) 05:54:19.90 ID:5iYoCAt80
●月○日 歳納京子


だから私を監禁飼育してるような内容のヤンデレ創作日記を書き続けるのはやめてよ!?

何なの二人とも!?


というか、結衣が書いた内容の続きを綾乃が書いてるような気がするんだけど!

二人とも仲が良いようで羨ましいですね!


はぁ……まったく……二人が真剣に書くつもりが無いって事は判ったよ。

じゃあ私も続き書くからさ。

えーと……。



監禁飼育されてた歳納京子ちゃんは、何と携帯電話を隠し持ってたのでした。

で、あかりに電話して助けに来て貰って、ハッピーエンド!

はい、これでおわりね?続き書かないでね?

20: 2013/04/07(日) 06:03:01.74 ID:5iYoCAt80
●月×日 船見結衣


私はすぐ京子に駆け寄った。

唇が少し切れてた。

私が……私が殴っちゃったんだ。

「ごめんね、京子、ごめん」

そう呟きながら抱きしめると、京子は震えていた。

凄く震えていた。

……けど、抵抗はしなかった。

さっきまでなら、何らかの抵抗を示したはずなのに……。


きっと私の思いが通じたんだ。

殴っちゃうほど京子の事を思ってるって、判って貰えたんだ。

そう思うと、凄く嬉しくなった。


こうやって、少しずつ判りあって行けばいいよね。

二人で少しずつ……。

21: 2013/04/07(日) 06:10:58.18 ID:5iYoCAt80
●月*日 杉浦綾乃


翌朝から、歳納京子は私が出したご飯をきちんと食べるようになってくれた。

私の方をじっつ見つめながら、少しずつご飯を食べて行く。

そんな光景に私は幸せを感じていた。



歳納京子は私の行動に一喜一憂してくれる。

ちょっと立ち上がっただけで、驚いて凄く注目してくれた。

私だけを見てくれた。

ずっと私だけを見つめていてくれた。


こんなに幸せでいいのかしら。


私は自分の感じている幸せを、歳納京子にも感じてほしかった。

もっともっと感じてほしかった。


だから、その夜、また歳納京子を犯した。

22: 2013/04/07(日) 06:15:59.71 ID:5iYoCAt80
●月#日 歳納京子


私が書いた部分だけ綺麗にスルーされて続いてる!?

「あかりが助けに来てくれた」って書いたよね!?

せめてそこから続きを書いてよ!?

あかりの存在感ここでも無かった事になってるの!?


はぁ、はぁ。

何で私日記書くのにここまで息荒げてるんだろ……。




えーと、明日は結衣の家でお泊り会だね。

二人とも~、そん時、覚悟しとけよ~。

24: 2013/04/07(日) 06:20:05.40 ID:5iYoCAt80
~結衣宅~


ピンポーンッ


ピンポンピンポンピンポンピンポーンッ



京子「おーい、結衣や~い、お泊りに来たぞ~!」

京子「……」

京子「あれ、反応が無い……」

京子「おかしいな、前からこの日にお泊り会するって約束してたのに……」

京子「もしかして、綾乃と二人で買い物にでも行ったのかなあ」

27: 2013/04/07(日) 06:23:27.36 ID:5iYoCAt80
京子「にしても、結衣の部屋に泊りに来るの久しぶりだな」

京子「まあ、マンションの改装が入ってたみたいだから仕方ないけど……」

京子「けど、改装したにしては廊下とか全然変わってないな……」

京子「何処を改装したんだろ?」


結衣「京子」

京子「あ、結衣、お帰り~」

綾乃「もう来てたのね、歳納京子」

京子「うん、ちょっと早めに来たんだけど……二人とも、買い物に行ってたの?」

結衣「うん、ちょっと今日の晩御飯の素材をそろえにね、ちょっと凝った物を作るつもりだし」

京子「へ~、それは楽しみ!」

29: 2013/04/07(日) 06:25:48.27 ID:5iYoCAt80
京子「あかり達は?」

結衣「あかりとちなつちゃんは、ちょっと今日は来れないって」

京子「えー……じゃあ千歳達は?」

綾乃「千歳達も用事があるって」

京子「むう、じゃあ三人ぼっちですな!」

結衣「そうだな」

綾乃「そうね」

京子「まっ、たまにはそういうのもいいかもね!」

結衣「……」チラッ

綾乃「……」チラッ

京子「あれあれ、何か二人とも目と目で通じあってない?」

結衣「……そんな事ないよ」ニコ

綾乃「……そんな事ないわよ」ニコ

30: 2013/04/07(日) 06:30:13.78 ID:5iYoCAt80
京子「あ~、そういえば二人とも酷いよ!交換日記をネタ帳にしちゃって!」

結衣「……あ、京子」

京子「ん?なあに?」

結衣「……ちょっと、携帯貸して貰っていい?」

京子「へ?なんで?」

結衣「私の携帯、ちょっと壊れちゃってさ……」

京子「えー、もう、仕方ないなあ、あとで返してね?」

結衣「……うん」


結衣「……念の為に、ね」

綾乃「赤座さんとか呼ばれたら困るものね……」


京子「ふえ?なにが念の為なの?あかりがどうかした?」

結衣「なんでもない」

綾乃「なんでもないわ」

34: 2013/04/07(日) 06:37:42.34 ID:5iYoCAt80
結衣「京子、美味しい?」

京子「うん!美味しい美味しい♪」

綾乃「そう、いっぱい食べてね、まだまだ沢山あるから」

京子「二人は食べないの?」

結衣「……私達はダイエットしてるからさ」

綾乃「ね」

京子「え~、じゃあ私が三人分食べ……る……」

京子「ね……」

京子「……」

京子「……」zzz

36: 2013/04/07(日) 06:49:09.02 ID:5iYoCAt80
●月●日


きょうも目を開けるとかのじょたちがいた

耳にのこるのは鎖のおと

それと、わたしのなまえを呼ぶこえ


「きょうこ」

「としのうきょうこ」

37: 2013/04/07(日) 06:49:45.64 ID:5iYoCAt80
さいしょは怖かった

いたいこともされたけど


ちゃんと言うことをきけば

やさしくしてもらえるから

きもちよくしてもらえるから


だから、わたしは、このへやが大好き

ふたりがだいすき

38: 2013/04/07(日) 06:52:56.14 ID:5iYoCAt80



40: 2013/04/07(日) 07:01:13.31 ID:wsOEdDSy0

引用元: 結衣「京子飼育日記」