1: 2015/05/28(木) 23:16:45.981 ID:sZ6v6g7O0.net
---春、新年度。
新たな年度を前にPと小鳥の二人は河原の桜の下、究極の二択談義を繰り広げていた…。


小鳥「ゆっくり考えてください」

小鳥「時間ならあります」


千早のビンタ か 伊織の罵倒 か


P「ンハハッ」

3: 2015/05/28(木) 23:18:21.387 ID:sZ6v6g7O0.net
P「どっちも嫌じゃい!」

小鳥「アハハ」

P「んまぁ…罵倒は今に始まったことじゃないですしねぇ」

P「日常ですからねぇ。ただの」

小鳥「普段から罵倒されている、と」

P「そうですよ。挙句の果てに人をパシらせますからね」

P「俺はマネージャーかと」

小鳥「そういえばプロデューサーさんと律子さんしかウチの子回せる人いないですもんね」

P「そうですよ。僕オレンジジュース何個買ったと思ってるんですか」

P「飲んでないんですよ?僕飲んでないのにコンビニの店員さんとかに『オレンジの人』とか言われるんですよ」

P「今もうオレンジジュースちょっと多めに仕入れてますからね」

小鳥「店員さんが気を利かせて」

P「そうですよ」

4: 2015/05/28(木) 23:20:24.830 ID:sZ6v6g7O0.net
小鳥「じゃあ千早のビンタで?」

P「んん~~…」

P「それもまたねぇ…」

P「どっちを泣かせたいか?なら千早なんですけどね」

小鳥「……フフッ。ほお」

P「ンフフッなんでしょうね、千早って」

P「敗北、とか」

P「挫折、とか」

小鳥「ハッハ」

P「負けてる姿がめちゃくちゃ似合いますよね!?」

小鳥「ハッハッハ。失礼なことを言いますね~」

5: 2015/05/28(木) 23:25:53.357 ID:sZ6v6g7O0.net
P「影があるからか、過去を背負っているからか、なんなのか分からないですけど」

P「負けちゃいけない使命みたいなのを持ってる人じゃないですか」

P「そういうのを見ると無性に折ってみたくなるんですよねぇ」

小鳥「ンフフ」

P「起き上がり小法師みたいな奴です彼女は」

小鳥「いや違うでしょ!別に挫折も敗北もしてないでしょ!」

P「あれそう?そうですか」

小鳥「そうですよ。ていうかプロデューサーさんがそれを言うっていう」

P「ンハハハッ」

7: 2015/05/28(木) 23:28:23.464 ID:sZ6v6g7O0.net
P「んまぁまぁ、ね、それを抜きにしても単純に感情を煽ってみたい気持ちはありますよ」

小鳥「ほお」

小鳥「つまり?」

P「伊織は、普段から怒ったり拗ねたり笑ったり、とにかく感情が出やすいでしょ?」

小鳥「出やすいですね」

P「それに気持ちに素直ですし」

小鳥「分かりやすく顔に出ますもんね」

P「ツンデレとよく耳にしますけどツンデレが目に見えてる時点でもう感情隠せてないですからね」

P「そんなんですから…まぁ泣かせたとしても…ねぇ?」

P「その点千早はなかなかそういう機会がないんで」

P「いざ感情が表に出るところを見ると、まぁやっぱり強いですよね」

小鳥「プロデューサーさんが言うツンデレにしても、千早ちゃんはその頻度も少ないと」

8: 2015/05/28(木) 23:32:42.013 ID:sZ6v6g7O0.net
P「そう。だから感情が動くところを見たい」

P「千早の感情を動かせてみせたい」

小鳥「なので、泣かせる」

P「そう」

小鳥「ンハッハッハ」

小鳥「プロデューサーさん、わっるぅ~」

P「ンハハハ」

P「いやいや泣かせるにしても色々あるじゃないですか!」

P「感動して泣くかもしれないじゃないですか!」

小鳥「嘘つけぇ!あなたその気持ちないでしょ!」

P「ンハハハ」

10: 2015/05/28(木) 23:40:56.369 ID:sZ6v6g7O0.net
小鳥「まぁ」

小鳥「えーじゃあ、あれですね」

小鳥「千早ちゃんのビンタか伊織ちゃんの罵倒か、と聞かれたら」

小鳥「千早ちゃんを泣かせたい。と」

P「はいそうです」

小鳥「はい。…はい、わかりました」

小鳥「では次に…」

P「ンハハッ」

P「いやいやあれですよ!?伊織が嫌いなんじゃないですよ!?」

P「あの~伊織にもしたいこといっぱいありますからね!?」

小鳥「ほお」

P「オレンジジュースを徐々にみかんジュースに変えていくとか」

P「気がついたらレモンになってるとか」

小鳥「ハッハッハ」

11: 2015/05/28(木) 23:45:58.293 ID:sZ6v6g7O0.net
小鳥「そんなフォローいらないんですよ!」

小鳥「というかやりたいことをフォローするって、言ってることもはやマイナスですからね!?」

小鳥「フォローになってないですからね!?」

P「ンハハハッややこしいわ!」

小鳥「ンハハ」

小鳥「春巻き食べます?」

P「あ、はい」

12: 2015/05/28(木) 23:53:04.523 ID:sZ6v6g7O0.net
小鳥「えーじゃあ次はですね…と、これですね」

小鳥「はい」


真に痴漢 か 真美に痴漢 か


P「んふぉ~…なるほど」

P「なるほど」

P「いや難しい……なぁ~~…」

P「ンフッフッフ」

P「ごめんなさい、これはもう趣味でもいいですか?」

小鳥「はいどうぞ」

15: 2015/05/29(金) 00:01:53.474 ID:DXRDtxP60.net
P「真に痴漢…です、かねぇ~…」

小鳥「真に痴漢、と」

P「うーん」

P「まぁどっちもね、ん~…」

P「ィヒッヒッヒ」

P「あーの~…電車の中を想像したんですよ」

小鳥「はい」

P「真は女子高生じゃないですか」

小鳥「女子高生に痴漢したい?」

P「ンフッフッフハハハ」

P「はい」

小鳥「ンハハハ」

17: 2015/05/29(金) 00:05:22.323 ID:DXRDtxP60.net
小鳥「ほお」

P「いえね、いわば!いわばブランド力なんですよ!」

P「二人ともアイドルですけど、それは分かってるんですよ」

P「女子高生っていうブランド力がね!」

P「ありますでしょ!?」

小鳥「んん~それを言うなら真美も口リブランド…みたいなのがあるような気がしますが」

P「いや確かに真美にも口リブランドはあるんですよ。あるんですけど」

P「電車じゃないんですよ」

P「真美ならもっと簡単に…目の前でブリッジさせるとかね」

小鳥「あ~思春期の女の子にそれはキツイでしょうねぇ」

P「でもそういう方向ですよね真美は」

P「思春期いじりと言いますか」

P「それなら逆にそれくらい簡単な方が、そそるんじゃないかな~と」

P「僕は思うんです」

18: 2015/05/29(金) 00:08:21.826 ID:DXRDtxP60.net
P「それであの、真はまぁ女の子憧れみたいな部分をいじることになるんでしょうけど」

P「それを知らしめるのに痴漢はもう」

P「もってこいじゃないですか」

小鳥「電車で」

P「ンフフフ」

P「はい」

P「いやまぁどっちも触りたいんですけどね」

小鳥「ンフフッ」

P「でもアイドルとして気取ってない、見せつけてない、むしろそのオーラを隠そうとする電車の中で」

P「女の子の部分を責め立て…られるわけですよね」

P「そうなると、やっぱり女子高生を背負っているぶん、真ですかね~」

P「これが中学生の真とかならそこまでそそらないんじゃないですかね」

P「電車で痴漢となっても」

小鳥「あ~…まぁまぁまぁわかります」

20: 2015/05/29(金) 00:16:15.766 ID:DXRDtxP60.net
小鳥「確かに」

小鳥「われわれ大人からしてみれば生々しさが違いますもんね」

P「そう、真美には思いがけなく体を意識させるシチュエーションが強くて」

P「真みたいな女子高生にはストレートに性欲をぶつけるのが一番効くんじゃないですかねぇ」

小鳥「な~るほど…」

小鳥「えーちなみにですけど」

小鳥「真から反撃されるという可能性は?」

P「ありません」

小鳥「ハハハ」

P「ンハハハッ」

22: 2015/05/29(金) 00:20:03.266 ID:DXRDtxP60.net
小鳥「な~るほど…」

小鳥「いや~…」

小鳥「やはり前回も言っていた通り、付加価値による選択が物を言ってきますね」

小鳥「プロデューサーさん」

P「ンフフッ」

P「まぁ、そうですね」

P「アイドルは」

P「平等ですからね」

小鳥「ンハハッ」

小鳥「それ、ズルいなぁ~」

P「ンフフフッ」

23: 2015/05/29(金) 00:24:24.484 ID:DXRDtxP60.net
小鳥「あ~じゃあ、次いきますか」

P「はい、どうぞ」

小鳥「え~と次は、こちらですね。はい」


響を洗濯 か 美希を洗濯 か


P「ンヒヒ」

P「洗濯?」

P「なんなんですかこれ?」

P「響を洗濯機の中にいれて?」

小鳥「回します」

P「ンハッハッハ」

P「ダメでしょ」

24: 2015/05/29(金) 00:27:43.648 ID:DXRDtxP60.net
小鳥「……」

P「いや~…」

P「究極の選択ですねぇ」

P「洗濯だけに」

小鳥「ンハッハッハ」

P「そもそもね」

P「美希はいいですよ」

P「だって別に、ねぇ?」

小鳥「ンフフ、そうですね」

25: 2015/05/29(金) 00:32:56.301 ID:DXRDtxP60.net
P「響はこれ」

P「誰もが抱いているであろう触れちゃいけない部分に触れてませんか?」

小鳥「ンフフッ」

小鳥「何がですか?」

P「いやいやいや!ズルいわ!」

P「こんなん…」

P「僕の口からは、と~てもじゃないですけど…」

小鳥「あ!それの方がズルい!!」

P「ンヒヒヒッ」

26: 2015/05/29(金) 00:38:46.781 ID:DXRDtxP60.net
P「でも」

小鳥「はい」

P「あえて」

P「あえて選ぶとしたら」

小鳥「はい」

P「およそ人間に選べるような選択肢じゃないですけどね」

小鳥「ンフフッ。はい」

P「選ぶとしたら」

P「響ですね」

小鳥「はい、終了ー!」

P「えええぇぇぇ」

小鳥「次、行きます」

P「えええぇぇぇ」

28: 2015/05/29(金) 00:47:32.158 ID:DXRDtxP60.net
小鳥「次はこちらです」

P「釈然としない!」

小鳥「ああそうですか?」

P「ンヒヒヒッ。わ~るい奴~」

小鳥「ンッフッフッフ」

P「いや~」

P「いや~…今日はいつにも増してテンション高いですねぇ」

小鳥「まぁまぁまぁ、桜の下ですしね」

P「それでまたこれ、外っていうのもこれ」

小鳥「開放感を煽ってるんでしょうね」

P「ねぇ?」

小鳥「はいじゃあ次行きますよ」

P「はいどうぞ!」


美希の授乳 か 律子の寝込みを襲う か

31: 2015/05/29(金) 00:54:21.915 ID:DXRDtxP60.net
P「ほお」

P「この、授乳っていうのは」

P「僕がされるんですよね?」

P「傍から見る…とかじゃなく」

小鳥「もちろんですもちろんです」

P「それでこの」

P「律子の寝込みを襲うっていうのはいわゆる」

小鳥「そうですね」

小鳥「察していただければと」

P「あ~…なる、ほど」

P「う~ん……」

32: 2015/05/29(金) 01:02:54.706 ID:DXRDtxP60.net
P「単純に恨みを晴らしたいのであれば」

小鳥「はい」

P「迷うこと無く律子ですけどね~」

小鳥「恨みですか?」

P「恨みです」

小鳥「……」

P「……」

小鳥「……」

P「ンフフッ」

小鳥「ンハハ」

33: 2015/05/29(金) 01:07:29.370 ID:DXRDtxP60.net
P「いやだってそうでしょ!?」

P「あんな年下の娘にですよ!?」

P「やれ竜宮小町だの、やれ元アイドルなの、挙句の果てに未成年ですよ?」

P「どこまで僕をコケにするつもりなんですか!?」

P「そうでしょ!?」

P「ねぇ!?」

小鳥「プロデューサーさん」

P「はいはい?」

小鳥「それ」

小鳥「嫉妬です」

P「ンハハハッ」

34: 2015/05/29(金) 01:12:51.898 ID:DXRDtxP60.net
P「なんかね~…恨みを晴らしたいと今言いましたけど」

P「ぶっちゃけたところ、失敗する絵しか見えないんですよねぇ…」

小鳥「あそうですか?」

P「うーん…もう部屋に入るところを想像できない」

P「律子が強すぎて」

小鳥「ほお」

P「いやまぁ仮に入れたとしても」

P「襲いかかった段階で思い切りビンタされて終わるっていう」

P「最後までやり切れる気がしない」

35: 2015/05/29(金) 01:22:37.712 ID:DXRDtxP60.net
小鳥「そうですかねぇ?」

P「うーん…なんで」

P「なので」

P「あの~、そのあと」

P「授乳してもらいます」

P「美希に」

小鳥「ハハハ」

小鳥「あぁなるほど!慰めてもらうわけですね?」

P「そう、よしよしってされながら」

小鳥「アハハ」

小鳥「え~っと、それじゃあこの場合は…」

小鳥「美希ちゃんの授乳。と」

P「まぁ、そう…なり、ますかねぇ?」

P「うーん、難しいところではあるんですけどねぇ」

36: 2015/05/29(金) 01:30:40.357 ID:DXRDtxP60.net
P「まぁ普通に選択肢の通り寝込みを襲えるとなったら…」

P「恨みも嫉妬もなにもなしに襲えるとなったら…」

P「いやそれでもやっぱり美希になる…かなぁ」

小鳥「ほお」

小鳥「それはなんでですか?」

P「口リブランド」

小鳥「あ~ここできますか」

P「律子もあの年齢で素晴らしいポテンシャルを持ってるんですけど」

P「美希はそれの上を行ってますからね」

小鳥「え~ちなみに美希ちゃんは、今現在15歳」

小鳥「中学3年生と」

P「信じられないですよねぇ」

P「伊織と同学年なんですよ」

小鳥「びっくりですねぇ」

38: 2015/05/29(金) 01:38:39.118 ID:DXRDtxP60.net
P「中学生であんな子が」

P「授乳してくれるっていうんなら、もうオレンジジュースくらい我慢しようって気になるもん」

小鳥「罵倒されようが律子さんにプライドをへし折られようが」

P「うん。甘える方に行っちゃう」

P「しんどいもん」

小鳥「えー、一応確認のために聞いておきますが」

小鳥「ポテンシャルというのは」

小鳥「もちろん」

P「はい、体です」

小鳥「フフッ」

39: 2015/05/29(金) 01:45:36.367 ID:DXRDtxP60.net
P「されたいわー」

P「甘えさせて欲しいわー」

小鳥「なる…ほど」

小鳥「いやよくわかりました」

P「いいですか?こんなんで」

小鳥「まぁまぁまぁ、色々たまっているようですけれども」

小鳥「今日は花見なんでね」

小鳥「お酒も持ってきてあるんで」

P「おっ」

40: 2015/05/29(金) 01:52:48.101 ID:DXRDtxP60.net
小鳥「飲んで色々吐き出しましょう。その方がいいですよ」

P「ンハハッ」

P「まぁまだこれからですからね」

P「全然下品な話もまだ、ねぇ?」

P「シューマイうま」

P「してないですし」

小鳥「…やらかしてはいますけどね」

P「ンフフッ」


春、新年度。
桜の散りゆく中、Pと小鳥の究極の二択談義はまだまだ続きそうだ…。

おわり。

42: 2015/05/29(金) 02:03:25.643 ID:DXRDtxP60.net
前描いたの。新しいもの順


P「究極の二択だ…」

P「雨か」

P「あー腹減った」

45: 2015/05/29(金) 02:39:26.486 ID:41EMzG3C0.net

引用元: P「究極の二択だ……」