1: 2016/01/21(木) 12:16:40.892 ID:HiHbW3k30.net
765プロP「お客さんはあずささんが来ると思ってるけど!ほんとすまん!」

千早「…」

8: 2016/01/21(木) 12:32:26.772 ID:PK1SMsgkK.net
P「なんとかうまくごまかしてMCを……おい千早!どこいくんだ千早ー!?」

千早「くっ」タッタッタ

……
………
…………

千早「……つい飛び出してきてしまった」

千早「しかしよりによって巨O愛好会だなんて……」チラッ

ツルペターン

千早「……くっ」

千早「ハァ……どうしよう」

??「何かお困りですかな?」

11: 2016/01/21(木) 12:36:56.101 ID:PK1SMsgkK.net
千早「えっ!?」

??「いや失礼しました。あなたのような美しいお嬢さんが悩んでいたのでつい声をかけてしまいました」

千早「美しいだなんて……そんな」

??「申し遅れました、ワタクシこういう者でございます」サッ

千早「『ココロのスキマお埋めします』喪黒福造……?」

喪黒「はい。人はワタクシのことを「笑ゥせぇるすまん」とお呼びいただきますが」オーッホッホッホ

13: 2016/01/21(木) 12:41:40.552 ID:PK1SMsgkK.net
千早「は、はあ……」

喪黒「ワタクシの扱う商品はモノではありません。お客様のココロのスキマをお埋めするお手伝いをさせていただいてます」

喪黒「もちろんお代は一切いただきません。お客様に喜んでいただければ何よりなのでございますよ」オーッホッホッホ

P「千早!こんな所にいたのか、探したぞ……ん、そちらの方は?」

千早「プロデューサー……」

喪黒「まァ立ち話も何ですな、ワタクシいい店を知ってますのでお話はそこで」グイグイ

P「あ、ちょ、えっ?誰なんですかアナタ」ズルズル

15: 2016/01/21(木) 12:47:03.857 ID:PK1SMsgkK.net
BAR『魔ノ巣』

マスター「………………………」

P「なるほど、セールスマンの方でしたか」

喪黒「ワタクシも驚きました。お美しいお嬢さんだとは思いましたが、まさかアイドルだとは」

千早「……まあ、一応ですけれど」

喪黒「ワタクシいろいろ扱っておりますので、きっとお力になれると思いますよ」

P「うーん……とは言ってもなあ」

P「その、スタイルが良くなる薬なんかありませんかね?」

喪黒「スタイルですか?いやしかし、千早さんはだいぶ整ったスタイルをされておるようですが」

P「あー…いえ、そうでなくて……その、胸を……ですね」

千早「くっ」

16: 2016/01/21(木) 12:51:32.172 ID:PK1SMsgkK.net
喪黒「ハハァ成る程。確かに千早さんは同じ年代層の方と比べると……いえ失礼」

千早「くっ」

喪黒「いえしかし、無くもないですよ」

P千早「「あるんですか!?」」

喪黒「もちろん。優秀なせぇるすまんたるものウソは申しません」

喪黒「明日までにはご用意させていただきますよ。では、ワタクシはこれで」オーッホッホッホ

17: 2016/01/21(木) 12:54:50.169 ID:PK1SMsgkK.net
P「まさか本当にあるとはなあ」

千早「……マスター、あの人はどんな人なんですか?普通のセールスマンじゃないような感じがしましたけど」

マスター「………………………」スッ

P千早「?」チラッ

[見猿][言わ猿][聞か猿]

P千早「……………」

18: 2016/01/21(木) 13:03:16.348 ID:PK1SMsgkK.net
-翌日・765プロ応接室-

喪黒「昨日はどうもプロデューサーさん」

P「いえいえこちらこそ。それで、例のものは……」

喪黒「はい、こちらに」ジャン!

千早「これが……」

P「巨Oになる薬……!」

P「お、おいくらでしょうか」

喪黒「いいえ、お代は結構。皆様の喜びがワタクシの報酬でございます」

喪黒「ただし、これを差し上げるにあたって絶対に守っていただくことがあります」

千早「絶対に守ること?」

喪黒「はい。それは、この薬の用法用量を厳守していただきたいのです」

P「な、なんだそんなことか。脅かさないでくださいよ」

19: 2016/01/21(木) 13:09:15.360 ID:PK1SMsgkK.net
喪黒「千早さん、プロデューサーさん。ワタクシはあなた方を信用に足る人物だと信じているからこそこの薬を入手してきました」

喪黒「用法用量を守らないというのは、すなわちワタクシの信頼を裏切ったも同じことなのです」

喪黒「いいですね!決して用法用量を破ってはいけませんよ!破った時は……」

P千早「その時は……?」

喪黒「ド ー ー ー ー ー ー ン!!!」

P千早「ウ ワ ー ー ー ー ー ー!!!」

20: 2016/01/21(木) 13:12:07.630 ID:PK1SMsgkK.net
……
………
…………

ハッ

P「あれっ、喪黒さんは!?」

小鳥「ピヨ?お客様なら先ほど帰られたじゃないですか」

P「あれ?あ、そうだっけ……千早、千早!」

千早「はっ」

P「何はともあれ、目的のモノは入手したんだし早速試してみようじゃないか」

千早「そ、そうですね」

21: 2016/01/21(木) 13:19:01.129 ID:PK1SMsgkK.net
P「え~と何々……」

1.15歳以下の者は服用しないこと。
2.一回一錠(厳守)
3.服用後、次の服用まで24時間以上間をあけること。
4.一人に対し十錠まで。十一錠以上服用しないこと

P「……だそうだ」

千早「なるほど……しかしこの表記、本当なのでしょうか」

P「『一錠でバストが+1cm!』か?いやぁいくら何でも大げさだろう」

千早「ですよね……」

23: 2016/01/21(木) 13:27:38.407 ID:PK1SMsgkK.net
千早「それじゃ早速……」ゴクリ

P「ど、どうだ?」

千早「……特に何も」

P「そうだな、効果が出るまで時間がかかるかもしれないな。どのみち24時間はあけなきゃならんし、今日は様子を見よう」

千早「はい」

24: 2016/01/21(木) 13:33:31.295 ID:PK1SMsgkK.net
-翌日-

千早「プロデューサー!」バァン

P「ど、どうした千早血相変えて」

千早「ふ、ふ、ふ、」

P「何だ、いきなり笑い出して」

千早「増えてたんです!1cm!」

P「なにぃー!?間違いないのか!?」

千早「間違いありません!何度も測りましたから」

25: 2016/01/21(木) 13:42:00.805 ID:PK1SMsgkK.net
P「とするとこの薬……」

千早「間違いありません、本物です」

P「よし、これで希望が見えてきた!巨O愛好会のイベントまで半月あるし充分間に合う!」

P「千早、二人で力を合わせて乗り切るぞ!」

千早「はい!」

26: 2016/01/21(木) 13:49:43.829 ID:PK1SMsgkK.net
そして巨O愛好会当日……

巨O愛好家「ぐふふふ、今日は待ちに待った巨O愛好会!」

巨O愛好家「しかも司会はあの三浦あずさ!こりゃたまらんですなぁぐふふふふ」

巨O愛好家「お、始まりますぞ!」

パッ

千早「みなさんこんにちわ、本日のMCを勤めさせて如月千早です」

巨O愛好家「ハァーーー!?」

27: 2016/01/21(木) 14:05:25.524 ID:PK1SMsgkK.net
巨O愛好家「ふざけるな!我々はあずささんに会えるのを楽しみにして来たんですぞ!?」

千早「ごめんなさい、実はこちらのミスであずささんは来れないんです」

巨O愛好家「それで代わりに来たのがよりによって765プロ1の貧O如月千早ぁ!?せめて四条貴音か星井美希を寄越すのが筋だろうに」

千早「本当にごめんなさい!」ペコリ

ドタプーン

巨O愛好家「……え?」

28: 2016/01/21(木) 14:19:20.347 ID:PK1SMsgkK.net
千早「謝ってすむ問題ではないとは思いますが、一生懸命やりますので……どうか、お願いします」ユサァ

巨O愛好家(そんな、この子本当にあの如月千早か?あの巨O、ひょっとしたらあずささんより……いやバカな)

巨O愛好家「ま、まあ、我々は心が広いから許すけどね!?」

巨O愛好家「あのあずささんと同じ事務所のアイドルを無碍に扱えないしね」ウンウン

巨O愛好家「頑張れ千早ちゃーーん!」

千早「ありがとうございます!それでは早速巨O愛好会、始めさせてもらいます。まずは……」


P(うんうん、万事うまくいってるな)

P(それにしても、まさかあそこまで成長するとは)

29: 2016/01/21(木) 14:27:14.787 ID:PK1SMsgkK.net
-回想-

巨O愛好会まであと5日

P「今日で薬を服用しはじめて十日か……」

P「バストは順調に増えていってる。現に今千早はバスト82cmだ」

P「しかし……しかし、決して巨Oとは言えない。千早は元々細いから相対的に大きく見えるが、巨Oと言うには……」

喪黒「こんにちわ」ヌッ

P「うわっ!」

喪黒「薬を渡して今日で十日……薬の上限いっぱいの期日ですので、回収に参りました」

P「あ、ああ…はい、薬なら事務所に」

喪黒「では参りましょうか」

P「あ、あの」

30: 2016/01/21(木) 14:32:02.954 ID:PK1SMsgkK.net
喪黒「ハイ?」

P「あの薬、回収はもうちょっと待っていただくわけには……」エヘヘ

喪黒「……プロデューサーさん、あなたまさか」

P「あ、いえ違うんですよ。あ、いや違わないかな…その、もうちょっとくらいなら大丈夫じゃないかなーって」ゴニョゴニョ

喪黒「プロデューサーさん」ズイ

P「はいっ!」ビクッ

喪黒「約束は約束です。それに用法用量をきちんと守らないと……どうなっても知りませんよ?」ズイッ

P「ワ、ワカリマシタ……」

31: 2016/01/21(木) 14:35:41.503 ID:PK1SMsgkK.net
-765プロ事務所-

喪黒「では確かにお返しいただきました」ジャラッ

P「あぁぁ……希望が……」

千早「………」

喪黒「では、ワタクシはこれで失礼させていただきます。千早さん、イベントの成功をお祈りしてますよ」オーホッホッホ

P「……仕方ない、あとは俺たちだけで頑張ろう!」

千早「…はい、プロデューサー」

32: 2016/01/21(木) 14:37:01.702 ID:PK1SMsgkK.net
巨O愛好会まであと4日

千早「この食材は豊胸にいいそうです」ムシャムシャ

P「なるほど」

33: 2016/01/21(木) 14:38:16.905 ID:PK1SMsgkK.net
巨O愛好会まであと3日

千早「これが最新式バストアップ体操だそうで」グイグイ

P「ほほー」

34: 2016/01/21(木) 14:41:00.964 ID:PK1SMsgkK.net
巨O愛好会まであと2日

千早「何だかんだ言っても最後に頼るのは牛乳です」グビグビ

P「うむ」

35: 2016/01/21(木) 14:46:41.701 ID:PK1SMsgkK.net
巨O愛好会まであと1日

P「明日はいよいよ本番か…にしても」

P「千早、胸……明らかに大きくなったよな?」ジィー

千早「……プロデューサー、あまり見ないでください」サッ

P「あ、すまない……いやでも正直な話大きくなってるよな?」

千早「……はい」

P「薬はもう無いのに……」

千早「おそらく、あの薬に影響されて今まで眠ってた成長ホルモンが活性化したからかと」

P「なるほど。……で?今バストいくつなんだ?いややましい気持ちは一切なく」

千早「……90……です」

P「……マジかよ」

36: 2016/01/21(木) 14:54:57.610 ID:PK1SMsgkK.net
-回想終了-

P「いやぁ、喪黒さんはいいものをくれたな。またの機会にぜひお礼をしなきゃな」

ワァァァ……!!!

P「おっ、どうやら終わったようだな」

-------

P「お疲れさん」

千早「プロデューサー!私、私……!」

P「ああ、みなまで言うな。大成功なのはここにいてもわかる」

ウォーッ チハヤチャーン サイコーッ

千早「そんな……私なんかが」

P「胸を張れ千早。アイドルとして飛び抜けた歌唱力にそのルックス、お前はもはや完全無欠の女王になったんだ!」

千早「私が……女王……!?」

37: 2016/01/21(木) 15:05:25.754 ID:PK1SMsgkK.net
-数日後-

千早「お疲れ様です」ガチャ

あずさ「お疲れ様、千早ちゃん」

千早「あずささん。今日はまだ出ないんですか」

あずさ「ええ、次のグラビア撮影の水着選びをちょっとね」

千早「へえ、どんな水着なんですか?」

あずさ「こういうのなんだけど……」

千早「うーん、どれもいまいちですね」

あずさ「胸が大きいから、サイズ的に限定されちゃうのよね~」

千早「わかります。もっと大きいサイズを充実させてもらいたいですよね」


春香「千早ちゃんが遠くへ行っちゃった……」ガクゥ

律子「いまバスト92cmだっけ。あずささんを押さえて765プロトップだからねぇ」

亜美「むむむむむ、あんなん千早お姉cぽくない!断固認めない!」

真美「でも、ひょっとしたら真美達もいずれは……」

亜美「それだ!千早お姉cが92だから、亜美達は将来100cm超えだ!」

律子「はいはい、バカなこと言ってないでレッスン行くわよ」

39: 2016/01/21(木) 15:14:49.057 ID:PK1SMsgkK.net
P(それからも千早の怒涛の快進撃は続いた)

P(今のランクに千早以上の歌唱力とスタイルを持つアイドルはいないので当然の話ではあるが)

P(今のランクで頂点確実、むしろまだまだ上を狙えるであろう)

P(…よし)

P「千早!次のオーディションが決まったぞ」

千早「……!!これ、テレビ局が社運をかけた十年に一度の大特番じゃないですか!わ、私なんかが出ていいんですか!?」

P「無論だ!今の千早ならイケる!俺の勘がティンと来たんだ」

千早「……わ、わかりました。精一杯やらせてもらいます」

P「よし、その意気だ!」

40: 2016/01/21(木) 15:20:19.323 ID:PK1SMsgkK.net
-オーディション当日-

P「俺は控え室には入れないから、外で待機してるな。頑張れよ」

千早「はい」

ガチャバタン

千早(うう、ああは言ったけど緊張してきた)

千早(大丈夫、自分を信じて……今までだってうまくやってきたじゃない)

千早(それにしても……やっぱり大特番だけあって、他のアイドルもスゴいオーラ……)

千早(大丈夫。私よりスタイルのいい子はいない、歌唱力は絶対の自信がある……)

スタッフ「オーディションNo.1~10までの方、舞台へどうぞ」

??「はぁ~い」ユッサァ

千早「!?」

41: 2016/01/21(木) 15:30:24.708 ID:PK1SMsgkK.net
千早(何……今の)

ガチャバタン

P「あれ、千早の出番はまだじゃ…わっ」

タタタタッ

P「お、おい……行っちゃった。トイレか?」


千早(確かここから舞台が見え……見えた)


雫「エントリーナンバー七番、876プロ所属の及川雫ですー。実家は農場で、牛さんを育ててますー」ドタプププーン

雫「スリーサイズは上から105、64、92の16歳ですー。よろしくお願いします」

千早(同い年で……105!?)ガクッ

千早(そんな……せっかく……せっかく……!)ダッ


P「あ、千早、どこ行って……うわっ」

ガチャバタン

42: 2016/01/21(木) 15:35:53.014 ID:PK1SMsgkK.net
千早(せっかく……せっかく巨Oになれたのに)

千早(嫌……また胸で負けるのは嫌!)ガサゴソ

ジャラッ

千早「こっそり分けておいたあの薬……」

千早「十錠以上飲んでも、1日二錠飲んでも何ともなかった」

千早「残り十錠…勝てないけど、僅差にまで持ち込むことはできる」

千早「なら!なら、歌声で勝ち取ってみせる!」

千早(お願い!奇跡よ、起きて!!)ゴクゴクッ






千早「キャァァーーーー!!」

43: 2016/01/21(木) 15:39:50.535 ID:PK1SMsgkK.net
P「悲鳴!?」

P「千早、どうした千早!入るぞ!」ガチャ

P「うっ……千早……なのか……?」

千早「ブロ゙デュ゙ーザー……」デップリ

P「アメリカの太りすぎて動けない人みたいになってる……」

千早「だずげでぐだざい゙、ブロ゙デュ゙ーザー……」

45: 2016/01/21(木) 15:52:25.914 ID:PK1SMsgkK.net
-数日後-

喪黒「新聞一部くださいな」

喪黒「何々、『人気アイドル如月千早突然の芸能活動休止!激太りが原因との噂』…か」

喪黒「回収した薬がやけに少ないなとは思ったけれど、やはり千早さんが隠し持っていたようですな」

喪黒「あの薬は脂肪細胞を肥大化させる薬で、一錠ずつなら何故か胸から作用するから十錠ぐらいなら巨Oになる薬だったのに」

喪黒「まあ、複数同時に服用したりそれ以上服用した場合は体のどこの脂肪が膨らむかわからないから十錠までだったのですが」

喪黒「十錠以上服用しても全て胸に作用するとは……イヤハヤ、げに恐ろしきは女の執念ですなァ」

喪黒「まあ、ただ肥大化しただけなのでダイエットすればまた元通りになりますよ」

喪黒「……最も、まず胸の脂肪から消えていきますがね」

喪黒「千早さんのダイエット成功、お祈りしておりますよ」

オーッホッホッホッホ

オーッホッホッホ

オーッホッホ

オーッホッホ………


おしまい

47: 2016/01/21(木) 16:20:27.950 ID:QOwnPYge0.net
楽しめたわ
おつおつ

引用元: 765プロP「すまん千早!間違えて全国巨乳愛好会の司会MCを千早に当ててしまった!もう変えられない!頼む!」