1: 2010/12/31(金) 19:32:30.67 ID:e4gOcItn0
絹旗「お互いに三週間超口利いてない?」

浜面「あぁ、確かに前からベタベタするほど仲がよかったわけじゃないんだけどな」

絹旗「……んー、これは事件の匂いが超します……」



2: 2010/12/31(金) 19:38:45.19 ID:e4gOcItn0
絹旗「でも…理由無く仲が超悪くなるなんてことないでしょうし」

浜面「そこなんだよなぁ…そんなに仲が悪くなるなんて滝壺はいったい何をしたんだろう…」

絹旗「例えば食べ物の恨みとか?」

浜面「滝壺も麦野もそんな小さい人間だとは思えないな」

絹旗「超楽しみにしていたB級映画が超つまんなかったとか?」

浜面「それで喧嘩にはならないだろ、っていうかそんなことでキレるのはお前くらいだ」

4: 2010/12/31(金) 19:44:43.98 ID:e4gOcItn0
絹旗「超心配です、下手したらフレンダの超二の舞になってしまうかもしれません」

浜面「いやいやいや、流石にそれは心配しすぎだろ、……多分」

絹旗「よし、超決めました!これから麦野と滝壺のところに行ってみましょう!」

浜面「え、なんで」

絹旗「決まってるじゃないですか、二人から喧嘩の原因を超聞きだして超解決するんです!」

5: 2010/12/31(金) 19:49:01.38 ID:e4gOcItn0
浜面「聞き出すって……どうするんだよ?」

絹旗「まずは滝壺さんのところに行ってみましょう、何らかのヒントが隠されているかもしれません!」

浜面「面白がってるだろ……」

絹旗「あったりまえじゃないですか!こんな超C級映画のクソ面白くないシナリオみたいな展開、ワクワクしないほうがどうかしてます!」

浜面「はぁ……じゃあまずは滝壺を呼んでみるか……」

7: 2010/12/31(金) 19:56:29.06 ID:e4gOcItn0

絹旗「あ、滝壺さん、こんにちは」

浜面「よっ」

滝壺「……うん」ギュッ

浜面「ぶはっ!ど、どどどどどうしたんだよ滝壺!?」

滝壺「………」ギュー

絹旗(なんだか妙に超積極的っですね……)

13: 2010/12/31(金) 20:07:11.53 ID:e4gOcItn0
滝壺「……最近あった嫌なこと……?」

浜面「あ、あぁ、なんかやなこと…例えば誰かと喧嘩…したとか…」

滝壺「………麦野のこと?」

絹旗「い、いや別にそういうわけでは……」

滝壺「私は悪いことしてない」

浜面「…!」

滝壺「麦野に言っといて、私は譲らないって……はまづらから言っといて」

15: 2010/12/31(金) 20:10:10.08 ID:e4gOcItn0
浜面「……どうすんだよ、怒っていっちまったぞ」

絹旗「浜面にベタベタ……浜面から言う……?」

浜面「………」

絹旗「謎は深まるばかりです……」

浜面「楽しみすぎだろ」


17: 2010/12/31(金) 20:16:16.41 ID:e4gOcItn0
絹旗「じゃ、次は麦野に超連絡です!」

浜面「うわぁぁぁ、イライラしてる麦野に電話とかマジで嫌だぁぁぁ」

絹旗「ほら、さっさと超連絡してください」

浜面「わかったよ……」プルルルル……ガチャッ

浜面「あ、麦野か?」

麦野「あ、はまづら、何?何か用?」

浜面(なんか無駄に機嫌いいな……)

浜面「ちょっと話したいことがあるんだけど、ちょっといいか?」

麦野「……そこ、滝壺いる?」

浜面「え…、いやいないけど…」

麦野「ならいいわ、今から行くから待ってて」

19: 2010/12/31(金) 20:22:43.61 ID:e4gOcItn0
浜面「…うわぁ」

絹旗「なんて言ってました?」

浜面「『滝壺がいないならいいわ』…だってさ」

絹旗「わー、超嫌われてますね、滝壺さん」

浜面「フレンダの二の舞…マジで笑えねぇ…」

21: 2010/12/31(金) 20:26:36.57 ID:e4gOcItn0
麦野「おまたせ、で、話したい事ってなによ?」

絹旗「えっと、それはですね…」

麦野「浜面に聞いてんのよ」

絹旗「む」

浜面「あー、単刀直入に聞いちゃうんだけど…」

麦野「あぁ、…滝壺のこと?」

22: 2010/12/31(金) 20:30:01.85 ID:e4gOcItn0
浜面「うん、それで…」

麦野「私に説教なんてお門違いよ」

浜面「え?」

麦野「それにこの話にあんた達は関係ない、……こういう言い方がらしくないのは分かってるけど、これは私たちの問題だから」

絹旗「……私たちにできることは超何にもないと?」

麦野「……えぇ、無いわ」

24: 2010/12/31(金) 20:34:47.69 ID:e4gOcItn0
浜面「それでも……一個言っとくぞ」

麦野「…何?」

浜面「お前らが何喧嘩してんのかわかんないけど…暴力とかはなしだからな?」

麦野「…優しいわね、滝壺がそんなに……」

浜面「ちげぇよ」

麦野「………」

浜面「お前らが心配なんだよ」

麦野「………フン」

25: 2010/12/31(金) 20:39:35.84 ID:e4gOcItn0
絹旗「超行っちゃいましたねぇ…」

浜面「だめだ、マジで心配になってきた…」

絹旗「何か超いいアイディアが無いでしょうか……」

浜面「二人にご飯奢って期限直してもらうとか?」

絹旗「……マジで超クズ男ですね浜面は、だから一生童Oなんです」

浜面「まだわかんねぇだろうが!」

絹旗「いえいえ、超分かりますよ、だって童O臭いですもん」

浜面「………」

絹旗「………どうしますかねぇ」

27: 2010/12/31(金) 20:46:07.08 ID:e4gOcItn0
浜面「ほっといた方がいいのかなぁ…」

絹旗「超絶クソ馬鹿やろうですねぇ、女の子がほっといてくれって言ったらほっとくわけにはいかないでしょう」

浜面「なんだその理論」

絹旗「……あ、そうだ」

浜面「え?」

絹旗「そうだ!超良いこと思いつきました!」

28: 2010/12/31(金) 20:49:37.59 ID:e4gOcItn0
浜面「どんなことだ?」

絹旗「私たちで解決できないなら、他の人に超相談しちゃえばいいんです!」

浜面「お、それ良い考えだな、で?誰に相談するんだ?」

絹旗「それが超問題なんです……」

35: 2010/12/31(金) 21:32:16.32 ID:e4gOcItn0

  「で、俺のところに来たってわけか?」

絹旗「超ご迷惑かけます」

浜面「…こいつ以外にはいなかったのかよ…」

絹旗「ほら、麦野も滝壺さんも超高位能力者なわけですし、こういう人のほうが心情が超分かるんじゃないかなーって」

  「それで俺ってわけねぇ……ま、楽しそうだし、第四位に借りってことで協力してやんよ」

浜面「…心配だなぁ」

  「ま、まかせとけって」

垣根「この垣根帝督様にな」

37: 2010/12/31(金) 21:39:20.68 ID:e4gOcItn0
流石に氏人に相談は無いってwwww

浜面「……ってわけで」

絹旗「二人の仲が超悪くなってしまったんです」

垣根「……は?」

浜面「は?…って?」

垣根「てめぇらそんなクソどうでもいいことで悩んでたのか?」

絹旗「む…どうでもいいこととは、超心外です」

38: 2010/12/31(金) 21:44:15.68 ID:e4gOcItn0
垣根「そんなこと言ってんじゃねぇよ、悩むまでも無い簡単なことだっつってんだよ」

絹旗「簡単?」

垣根「お前、浜面っつったけか」

浜面「あ、あぁ」

垣根「惚れられてんだよ」

絹旗「は?」

垣根「まだわかんねぇのか?惚れられてるって言ってんだよ。浜面はあの女二人にな」

浜面・絹旗「「」」

41: 2010/12/31(金) 21:52:58.51 ID:e4gOcItn0
絹旗「いやいやいやいや、超ないですって、だってあの鬼麦野ですよ?」

浜面「いやいやいやいや、絶対ないって!だってあの奥手な滝壺だぜ?」

垣根「マジで女見る目ないなお前ら…こんなのサイコメトラーじゃなくてもわかるっての」

浜面「どうしたらそんな血迷った意見が出てくるんだって!」

絹旗「まったく、超役に立たちません」

垣根「わかった、じゃあこうしようぜ」

浜面「?」

垣根「お前これから第四位をデートに誘え」

浜面「ぶはっ!!」

42: 2010/12/31(金) 21:53:55.65 ID:e4gOcItn0
>>40
馬鹿!SS補正で五体満足に決まってんだろうが!

45: 2010/12/31(金) 21:59:28.65 ID:e4gOcItn0
浜面「な、なんでそんなことに…」

垣根「むこうはこっちに惚れてるっていったろー、だからちょっと押してやりゃあ直ぐに乗ってくるって」

絹旗「なるほど、乗ってきたら麦野は浜面に超惚れてるってことですね」

垣根「そ、そういうこと」

浜面「も、もし乗ってこなかったら?」

垣根「なんつーか…『原子崩し』で八つ裂き?」

絹旗「超良い笑顔ですね」

47: 2010/12/31(金) 22:05:13.32 ID:e4gOcItn0
>>43
前向きに検討しよう

麦野「む、メール……!はまづらからだ!」

麦野「なになに……『明日ぐらい暇だったら……飯でも食べに行かないか?』……!?」

麦野「もしかしてこれって…デート!?」

麦野「キャー!どーしよーー!」



浜面「うわぁお」

絹旗「どうしたんですか?」

浜面「…なんか変な悪寒が…」

51: 2010/12/31(金) 22:13:45.67 ID:e4gOcItn0
浜面「……あ」

垣根「返信きたか?」

浜面「は!?…『行く行く!超行く!明日といわず今からでも!』」

絹旗「…なんか今ままであった麦野のイメージが超崩れてきました…」

垣根「あっはっは!いいねぇ!所詮第四位の鬼様も人間でしたってか!」

浜面「どーすんだよこれ!」

垣根「いやどうするもなにも」

絹旗「腹くくるしかないですよ」

浜面「ですよね……」

54: 2010/12/31(金) 22:19:30.50 ID:e4gOcItn0
麦野「あら、遅かったじゃない」

浜面「あ、あぁ悪かったな」

麦野「ま、私が早くきただけだからいいけどねーん)

浜面「………」


垣根「いいのか?こんなストーカーみたいなことして」

絹旗「面白いからいいんです!……っていうか麦野ガあの場面で怒らないなんて…超怖いです…」

55: 2010/12/31(金) 22:24:12.73 ID:e4gOcItn0
麦野「うーん、ご飯にはまだ早いし……映画でも見る?」

浜面「あ、あぁ、それもいいな」

麦野「私、映画見ながら手を繋ぐのとか結構憧れるんだよねー」

浜面(怖い!なんか新手の罰ゲームみたいで怖い!」



垣根「めちゃくちゃ積極的じゃねぇか……いいなぁ、巨O美人とデート」ボソッ

絹旗「しかも何気なくおっOい押し当ててますよ」

56: 2010/12/31(金) 22:29:38.28 ID:e4gOcItn0
絹旗「よし!私たちも超潜入しちゃいましょう!」

垣根「どわっ!なにしがみついてんだ頃すぞ!」

絹旗「だって潜入ですよ?私たちもカップルに超変装しないとダメじゃないですか」

垣根「どんな理論だそりゃ!」

絹旗「それに垣根さんだってデートが羨ましいって」

垣根「……こんな貧O押し当てられてm」

絹旗「『窒素装甲』パーンチ!!!」

垣根「ぐはっ!!!」

59: 2010/12/31(金) 22:42:41.95 ID:e4gOcItn0
麦野「なーんか向こうが騒がしーねー、はまづらー?」

浜面「ほ、ほんとだな」

浜面(あの馬鹿野郎どもついてきやがった…!)

麦野「そーいやーはまづらー」

浜面「何だ?」

麦野「…最近滝壺とはどうなのよ?」

浜面「別になんともないけど……なんでそんなこと聞くんだよ」

麦野「なんでもない……そっかそっか、ならいいんだ」

浜面「………」

61: 2010/12/31(金) 22:49:39.39 ID:e4gOcItn0
俺、ガキ使終わるまでにこのSS終わらせるんだ

絹旗「B級じゃないですけど、超楽しかったですねぇ」

垣根「なんでエンジョイしてんだよ!お前がテンションアゲまくるせいであいつら見失っただろうが!」

絹旗「だって超面白いんですもん」

垣根「反省の色がまるでねぇな」

絹旗「あ!あっちにグッズ売ってます!超行きたいです!」

垣根「なんのためのストーキングなんだよー!」

68: 2010/12/31(金) 23:25:35.24 ID:e4gOcItn0
麦野「ご飯おいしかったね」

浜面「なんか高級すぎてびびった…」

麦野「はまづらおいしくなかった?」

浜面「いや、…麦野の意外な一面ってのが見れたりもして楽しかったよ、今日は付き合ってくれてありがとな」

麦野「私も楽しかったわ」


垣根「おい!ほんとに見失ったぞ!」

絹旗「あぁ、どこにいっちゃったんですか麦野ー、浜面ー」

69: 2010/12/31(金) 23:32:53.09 ID:e4gOcItn0
麦野「ねぇはまづらぁ」

浜面「なんだよ」

麦野「私って女として見れる?」

浜面「ぶはっ!!」

麦野「なによ、噴き出すことないでしょう」

浜面「げほっ……いや…その…なんつーか意外だなぁと思って……うん」

麦野「私がこんな女の子っぽいこと言うわけないって?」

浜面「いやあの…」

麦野「別に怒ってないわ、自覚してるわよ」

麦野「で、……どーなのよはまづらぁ」



71: 2010/12/31(金) 23:37:17.16 ID:e4gOcItn0
浜面「正直…ちょっと前まではそういう目で見たことはなかった」

麦野「………」

浜面「でも今は自信もって言えるよ」

麦野「はまづら…?」

浜面「俺は、お前を女として見れる。……好きとか嫌いとかはわかんないけど、それだけは言える」

麦野「……やっぱりやさしーねぇ」

浜面「………そうでもねぇよ」



垣根「ちょっと目を放した隙に……」

絹旗「超仲良くなってんじゃないですかーー!」

72: 2010/12/31(金) 23:45:07.34 ID:e4gOcItn0
浜面「ってことがあったんだよ、つーかお前らつけてきてたんだからどーせ全部知ってんだろ?」

絹旗「いやー。そこは何といいますかー…」

垣根「こいつのわがままに付き合ったせいでちょっと見失ってな」

絹旗「…それで、そのあと麦野との超進展はあったんですか?」

垣根「楽しそうだな相変わらず」

浜面「それが全然……あ、メールだ」

垣根「噂をすればってやつか」

浜面「あれ?これ麦野からじゃ……ってこれ滝壺から!?」

絹旗「なんて!?なんて書いてあるんですか!?」

浜面「『…はまづら、暇だったらあした買い物に付き合ってくれない…?』だって、なんだろ、なんの買出しだろ?」

垣根「だからそーじゃねぇーだろ!!」

80: 2011/01/01(土) 00:05:22.27 ID:XhPlBejD0
ミニ小話  

未元装甲

垣根「そういや俺らに情報ながしたフレンダってやつどうした?」

絹旗「麦野にフレ/ンダにされましたよ」

垣根「なんだよそれ?」
            「結局、あんな衝撃的な氏に方でもみんなに忘れられてるって訳よ」

絹旗「なんか今聞こえました?」

垣根「何にも」

みんなあけおめ!

94: 2011/01/01(土) 08:47:36.90 ID:XhPlBejD0
浜面「やっぱこれ行かなくちゃだめか…?」

絹旗「まだそんな超チキンなこと言ってんですか」

垣根「筋金入りのチキンだな」

絹旗「超心配しなくても大丈夫です、またかげから超見守ってってあげますから」

垣根「またやる気かよオイ」

96: 2011/01/01(土) 08:56:05.77 ID:XhPlBejD0
よくじつ!

滝壺「ごめんはまづら…遅れた」

浜面「いやいいんだ、俺が待ち合わせの前に来ただけだし」

滝壺「うん…じゃ、行こ」

浜面「お、おぉ」



垣根「心なしかこの前より楽そうだなアイツ」

絹旗「まぁ、そこが麦野と滝壺さんとの違いってやつですかね」

107: 2011/01/01(土) 11:52:44.72 ID:XhPlBejD0
浜面「で?これからどこ行くんだ?」

滝壺「えっと……服屋さん行きたい」

浜面「おう。……でも俺服買ってやるほど金持ってないぞ?」

滝壺「はまづらはそんな心配しなくていいんだよ、一緒に来てくれるだけで」

浜面「…そっか」


絹旗「……垣根さんお金持ってます?」

垣根「どういう意味だそりゃ」

108: 2011/01/01(土) 12:03:06.22 ID:XhPlBejD0
滝壺「…こんなのどう?」

浜面「いいんじゃないか?つーかお前いっつもジャージだから新鮮だな」

滝壺「その言い方は乙女心を傷つけてるよ…」

浜面「…すいません」

滝壺「怒ってないよ」



絹旗「こんな服とかどうでしょう?」

垣根「…まぁまぁ似合ってんじゃね?」

絹旗「えへへ、超嬉しいです」



浜面(あいつら仲良くなってるな)

滝壺「どうしたのはまづら?」

浜面「いやなんでも」

113: 2011/01/01(土) 12:09:27.20 ID:XhPlBejD0

浜面「随分買ったなぁ」

滝壺「浜面が荷物持ってってくれるっていうから…張り切った」

浜面「ん、あと少しなら持てるけど?」

滝壺「へいき…優しいねはまづら」

浜面「こういうときこそ男が活躍する場面だからな」


絹旗「あ、あれも超可愛いです!」

垣根「待てこら一体何着買う気だ!」

絹旗「だって垣根さんが可愛いって言ってくれるんですもん」

垣根「……はぁ」

114: 2011/01/01(土) 12:14:49.81 ID:XhPlBejD0
垣根「もういい加減に……っておい!またアイツらどっかに消えちまったぞ!」

絹旗「垣根さんニーソックスとか超好きだったりします?」

垣根「聞けよ!あとニーソは大好物だ!」

絹旗「超良いこと聞きました、これも買いましょう」

垣根「……よこせ」

絹旗「はい?」

垣根「その手に持ってる服全部よこせって言ってんだよ!買ってやるよ!」

絹旗「……ありがとです」


117: 2011/01/01(土) 12:22:23.13 ID:XhPlBejD0

滝壺「今日は荷物運びみたいなことさせてごめんね、はまづら」

浜面「いいよべつに、楽しかったしな」

滝壺「でもこのままじゃ私の気がすまない……」

浜面「だからいいんだってば」

滝壺「ここに二枚のチケットがあります」

浜面「いきなり!?」

滝壺「片方は……今度また私と遊べるチケット」

浜面「お、おう」

滝壺「もう片方は…」

浜面「もう片方は?」

滝壺「私とちゅーできるチケット」

浜面「ぶはっ!!!」

138: 2011/01/01(土) 13:18:45.80 ID:XhPlBejD0
垣根「やっとこさで追いついてみたら…」

絹旗「超楽しそうなことになってますね…ち、ちなみに、ちなみにですよ?垣根さんだったらどっちにします?」

垣根「ちゅー」

絹旗「超即答です!」

垣根「所詮男は性欲には勝てない」

絹旗「垣根さんはキスが超好きなんですね」

垣根「何メモってんだこら」


140: 2011/01/01(土) 13:25:19.02 ID:XhPlBejD0
浜面「いや、だからこういうのは…」

滝壺「だいじょうぶ、別にちゅーのほうをとっても私ははまづらを嫌いになったりしないから」

浜面(そういう目で見られてんのか俺は…)

浜面(どうしよう)










     (結局、デートのほうが無難な選択って訳よ)


浜面(幻聴が聞こえた)

浜面「じ、じゃあまた今度も遊んでくれるか…?」

143: 2011/01/01(土) 13:32:16.73 ID:XhPlBejD0

滝壺「…うん、わかった」

滝壺「また楽しみにしてるね……じゃあ、ばいばい」

浜面「…行っちまった」


垣根「馬鹿たれ…そこはキスだろおぉぉぉ!」

絹旗「やっぱり超チキンですね、浜面」

垣根「…もったいね」

絹旗「私の超ぷりぷりリップなら空いてますよー」

垣根「やーだよ」

絹旗(……むう)

146: 2011/01/01(土) 13:39:35.11 ID:XhPlBejD0

浜面「ってことがあったんだけどどーせ覗いてたんだろ?」

垣根「あぁ、お前のクソチキンっぷりはしっかり見届けたぜ」

絹旗「しょうがないですよ、浜面は超童Oなんでああいう場面に弱いんです」

浜面「で、話を本題に戻すけど」

垣根「本題ってなんだっけ?」

絹旗「麦野と滝壺さんのケンカの話ですよ」

垣根「そういえばそんなことで呼ばれたんだっけな」

147: 2011/01/01(土) 13:47:16.75 ID:XhPlBejD0

垣根「でももうケンカの理由なんて分かりきってるだろ、しょせん惚れて腫れたの男の取り合いだよ」

浜面「未だに信じらんねぇ」

絹旗「それでも解決法は見えてきません、どうすればいいんでしょう?」

垣根「そうだなぁ、迂闊にどっちかとくっついちまったら、もう片方に殺されかねないしな」

絹旗「その冗談超笑えません…」

150: 2011/01/01(土) 13:52:27.38 ID:XhPlBejD0

垣根「あ、いい方法思いついた」

絹旗「なんですか?」

垣根「よーするに、浜面のことが嫌いになればいいんだよ」

浜面「え」

153: 2011/01/01(土) 13:56:28.18 ID:XhPlBejD0

垣根「まず第四位を呼び出します」

絹旗「ふむふむ」

垣根「押し倒します」

浜面「ぶはっっっっっ!!!!!」

154: 2011/01/01(土) 14:03:47.88 ID:XhPlBejD0
浜面「そっ、そんなことしたら俺八つ裂きですよ!!?」

絹旗「ええ、超浜/面です」

垣根「それはあれだ、ほんとに危なくなったら学園都市第二位が助けてやるから」

絹旗「レベル4の『窒素装甲』も助けに入りますから」

浜面「……ほんとにそれで二人が仲良くなるんだろうな…」

垣根「少なくとも二人がいがみ合う必要はなくなるはずだ。…安心しろ、この俺様が考えたプランだぜ?」

160: 2011/01/01(土) 14:15:09.10 ID:XhPlBejD0

麦野「どーしたのよはまづらぁー、ビジネスホテルとはいえホテルに呼び出すなんてデリカシーが足りないんじゃない?」

浜面「…あぁ、ごめんな…」

麦野「…ま、いいけど…で、何の用?」

浜面(……麦野、ゴメン!)

麦野「…きゃ!」

162: 2011/01/01(土) 14:18:56.15 ID:XhPlBejD0
浜面(わわわわわ、押し倒しちまった!ど、どうすればいいんだ童Oだから分からん!)

麦野「……はまづらぁ」

浜面「ひっ!」

麦野「…………なさいよ」

浜面「…………え?」

麦野「い、痛くないようにしなさいって言ってんだろ!早くしろ!」

浜面(……え、えええええええええ!!!!)

167: 2011/01/01(土) 14:25:50.08 ID:XhPlBejD0
垣根「やばい!これは想定してなかった!」

絹旗「わああああ!これは超ダメです!放送禁止になってしまいます!」

垣根「どうしよう、やばいやばいやばい、これは第一位と殺り合ったときよりやばい!」

絹旗「きゃー!きゃーきゃー!麦野あと一枚ですよ!」

垣根「何がっ!?」

172: 2011/01/01(土) 14:31:00.94 ID:XhPlBejD0

浜面(あぁ……)

浜面(これは……俺のせいだ)

浜面(冗談でも、女の子を押し倒そうとなんてした俺がいけなかったんだ)

浜面(責任をとるしかない!)


垣根「おいあの童O野郎、ヤる気じゃねぇか!?」

絹旗「きゃー!浜面のアイデンティティーが失われる!!」

176: 2011/01/01(土) 14:37:29.67 ID:XhPlBejD0
麦野「……ん…あう……」

浜面「…む…麦の」

麦野「んん…んあ…あああああぁぁぁぁぁ……」



垣根「はいこれだめだ!」

絹旗「超禁則事項ですーーーーー!」

179: 2011/01/01(土) 14:42:04.10 ID:XhPlBejD0
浜面「ってことがあったんだけどどーせ見てたんだろっつーかなんで俺は公開セッ○スなんかしたんだろう……」

垣根「最高だったぞ」

絹旗「超最高でした」

麦野「最高だったわーー////」

浜面「………はぁ」



滝壺はどうなってしまうのか。


そして未元装甲に未来はあるのか。


To be こんちにゅーー!


ちょっと休憩!

199: 2011/01/01(土) 15:48:25.24 ID:XhPlBejD0
さて、再開しようにもこっからどうするかまったく考えてない訳だが

213: 2011/01/01(土) 16:13:10.45 ID:XhPlBejD0










浜面「え?何だって?」

絹旗「だーかーらー!あれから麦野とはどうなったんですかって聞いてんです!」

垣根「まさかなんにもありませんー、ってことはねぇだろうな?」

浜面「ナニって…あはは」

絹旗「何照れてんですかこのどうて…いえ、もうこの呼び方は超相応しくありませんね」

垣根「で、どうなんだよ?」

浜面「あー、なんつーかやたらメールが来たり……ちょっと遊びにいったりはしてるな」

浜面「あとなんかすっごいデレてくる」

214: 2011/01/01(土) 16:20:14.95 ID:XhPlBejD0
垣根「それにしても、こうなってくると心配なのが……」

絹旗「滝壺さんですねぇ……」

浜面「…え?なんで?」

絹旗「…まじで言ってるなら超お仕置きですよ?」

垣根「こいつ…もしかして学園都市で一番鈍感なんじゃ……」


上条「ハックション!!!」

禁書「風邪ひいいたの?とうま?」

上条「誰かが噂でもしてんだろうか」

222: 2011/01/01(土) 17:28:15.36 ID:XhPlBejD0
さて、始めるか

223: 2011/01/01(土) 17:32:17.35 ID:XhPlBejD0
絹旗「まったく、どうしたものでしょうか……ん?」

浜面「どうした?」

絹旗「……滝壺さんからめーるです」

垣根「……なんだって?」

絹旗「……『このまえ麦野と浜面がどこいってたか知らない?』」

浜面「………」ガタガタ

垣根「その…なんだ」

絹旗「…氏なないでくださいね、はまづら」

224: 2011/01/01(土) 17:36:16.42 ID:XhPlBejD0



滝壺「………」

浜面「あ、あの…」

滝壺「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

浜面「………グスッ」

滝壺「………」



垣根「なんでほんとのこと言っちゃったんだよお前!」

絹旗「だって垣根さんは知らないでしょうけど、あの状態の滝壺さんには麦野でさえ嘘つけませんよ!」

226: 2011/01/01(土) 17:42:48.96 ID:XhPlBejD0
滝壺「…はまづら」

浜面「は、はひィ!」

滝壺「……ほんと?」

浜面「あの…」

滝壺「………ほ、ホント…なの…?」ボロボロ

浜面(ああああああ!泣かせちゃったあああああ!)

浜面「あ、あの…あれは…なんというか…」

滝壺「…うっ…えぐ…うぇ…」



垣根「……見てらんねぇ」

絹旗「…うぇ…う…か、垣根さん…?」←もらい泣き

232: 2011/01/01(土) 17:53:25.81 ID:XhPlBejD0

垣根「…オイ、そこの女」

滝壺「……え…?」

垣根「あんまりそこのアホは責めないでやってくれ、こんなことになっちまったのは俺のせいなんだよ」

滝壺「……どういうこと…?」

垣根「俺がけしかけたんだ、こいつは悪くない。…むしろお前と第四位のことを心配したんだ」

垣根「こいつは俺らみたいに暗部にいるような人間じゃない、こいつは第四位とお前が仲直りすることだけ考えてたんだ」

垣根「だから…あんまり責めないでやってくれ、この通りだ」

滝壺「…………」ガタッ

浜面「ッ、滝壺!」

上条さんがていとくんに乗り移ったようです

233: 2011/01/01(土) 17:56:56.11 ID:XhPlBejD0
絹旗「…ひっく…滝壺しゃん行っちゃいました…?」

垣根「……悪い」

浜面「いや、俺のせいだ…俺が軽い気持ちであんなことするから………ッ」

絹旗「……帰りましょうか」

垣根「………」

浜面「………」

234: 2011/01/01(土) 18:02:00.62 ID:XhPlBejD0
いっかげつご!

浜面「………」ピリリリリ

浜面(電話……?)ピッ

浜面「もしもし」

滝壺『もしもし』

浜面「たっ、滝壺!?」

滝壺『今…暇?』

浜面「あ、あぁ!暇だ!」

滝壺『…今から昔のアイテムのアジトに来て……』

浜面「…わかった!直ぐ行く!」

236: 2011/01/01(土) 18:06:51.34 ID:XhPlBejD0
浜面「…どこだ滝壺?」

滝壺「………こっち」

浜面「あぁ、そっち……って、な、なんで裸!?」

滝壺「…あんまりこっち見ないではまづら…恥ずかしい」

浜面「あ、あぁ…」クルリ

滝壺「………」ギュッ

浜面(胸が!二つのお山が背中に!)

滝壺「………」

237: 2011/01/01(土) 18:14:39.73 ID:XhPlBejD0
滝壺「…昨日ね」

浜面「………」

滝壺「絹旗が私のところに来てくれたの……あの第二位の人と一緒に」

滝壺「二人ともはまづらは悪くないって言ってた……」

浜面「…違うよ、悪いのは俺だ」

滝壺「……はまづらに聞きたいこと…あるんだ…」

浜面「……なんだよ」

滝壺「……その……しちゃったのは……浜面の意思?……麦野が無理やり…?」

浜面「…無理矢理じゃねぇよ、…俺の意思だ、おれがそうしたほうがいいと思ったからだ」

滝壺「…………」

238: 2011/01/01(土) 18:20:18.11 ID:XhPlBejD0
浜面「………ごめん」

滝壺「わたしが…」

滝壺「その……してって…いったら…してくれる……」

浜面「………うん」

滝壺「………よかった、はまづらははまづらだった……」

浜面「…え?」

滝壺「こうしてると麦野がどれだけ勇気振り絞ったがわかるよ」

滝壺「はまづら…ごめん、怒るのは筋違い…だった」

浜面「滝壺…」

滝壺「……ごめんね」



垣根「……もう平気みたいだな」

絹旗「うえええぇぇぇぇん、超良かったですうう~~!!」


いやシリアスすぎわろた

240: 2011/01/01(土) 18:28:33.30 ID:XhPlBejD0
浜面「ってことがあったんだけど、これにいたってはお前らのおかげだよ、ありがとな」

絹旗「……次あんなに心配させたら超怒りますからね…ぐすん」

垣根「いやあの…」

浜面「わるかったよ絹旗」

垣根「おーい」

浜面「なに?」

垣根「いや何じゃねぇよ!なんで丸く収まってんの!?」


241: 2011/01/01(土) 18:29:31.25 ID:XhPlBejD0
麦野「ごちゃごちゃうるさいメルヘン野郎ね」

垣根「どわっ!」

滝壷「…はまづら…やっとみつけた」

絹旗「うわぁ!」

麦野「私はねぇ、一人の男を自分一人で独占しようなんて小さい男じゃないのよ!」

滝壷「はまづらと一緒なら…いい」

垣根「……ってことは」

麦野・浜面・滝壷「私たち(俺たち)付き合い始めました」

垣根・絹旗「なんだそりゃ!」

good end?


248: 2011/01/01(土) 18:58:33.54 ID:XhPlBejD0
ほんとだ麦野が男になってる

みんなゴメン!

250: 2011/01/01(土) 19:02:54.57 ID:XhPlBejD0
次回作品

『とある二人は未元装甲』

こうご期待!

引用元: 絹旗「麦野と滝壺の仲が超悪い?」浜面「うん」