1: 2010/07/10(土) 20:52:08.58 ID:I05g5fxs0
時田シロウ「ふふふ、これを見ても同じことが言えるかな?」バサッ

シンジ「アスカ!?」

アスカ「やめて!はなしてーーー!」

シンジ「やめろ!やめてくれ!!」

時田シロウ「やめてほしいなら言うことがあるんじゃないのかね、碇シンジ君」

シンジ「クッ卑怯だぞ!!」

時田シロウ「卑怯で結構!!ククク、我々が勝てるのならなんだって構わんよ」

アスカ「ダメよシンジ! 私のことはいいから!」

シンジ「・・・分かりました。ただし、アスカを無事に返すって約束してください」

時田シロウ「もちろんそれは約束する。あとは君次第だよ」

アスカ「シンジ....バカ.........ゴメン....」
新世紀エヴァンゲリオン(1) (角川コミックス・エース)
2: 2010/07/10(土) 20:57:07.30 ID:I05g5fxs0
時田「それでは君にわがネオトーキョーのMFをご覧頂こう。ついて来たまえ」

タッタッタ

シンジ「一ついいですか?」

時田「んん?なんだね?」

シンジ「なんで僕なんですか?ガンダムファイトは武術に長けた人じゃないとパイロットに向かないって」

時田「残念ながらネオトーキョーの格闘家は素手で戦うことを信条としている人が多くてね。
 
何人もの達人に声をかけたがいい返事はもらえなかった。君と同じように人質をとったこと

もあるが、彼らは強くてね。逆にボコボコにされてしまったよ」

シンジ(だから包帯巻いてるのかこの人)


時田「しかし、ある格闘家から修行をつけるくらいなら引き受けてやると言われてね。その条件が若くて

クセがついてなくて身体が大きくない男という事だった。それで両方の条件をクリアしてる君が選ばれたんだよ」

シンジ(じゃあ、僕はこれから修行をするのか。イヤだな痛いの)

3: 2010/07/10(土) 20:58:08.88 ID:I05g5fxs0
時田「さて、それでは見てもらおうか。これが私が開発した最高のMFだ!」

バッ

シンジ「これは、、、」

時田「これがネオトーキョーのMF、ジェットガンダム!!!」

シンジ「・・・」

時田「改良に改良を重ね、ついに完成した私のJガンダムだ」

シンジ(これで戦うのか。いやだなぁ)

4: 2010/07/10(土) 20:58:40.90 ID:I05g5fxs0
時田「君には早速、ある格闘家から修行をつけてもらう。半年だ」

シンジ「は、半年もですか」

時田「それでは足りないくらいだがね。ガンダムファイトは半年後に開催される
   それまでに少しでも強くなってもらわんと困るんだよ」

シンジ「アスカに、アスカに何かあったら乗りませんからね」

時田「わかっている。貴重な人質だ。丁重に扱うと約束しよう。では、君に修行をつけてくれる先生を紹介しよう」

時田「先生!!どうぞお入りください」


渋川剛気「ほーっほっほ。こりゃまたとびっきりのもやしっ子だ」

7: 2010/07/10(土) 21:09:56.94 ID:I05g5fxs0
シンジ「この人が達人?? ただのおじいちゃんじゃないか。。。」

渋川「時田チャン、半年っつったけ?」

時田「はい先生」

渋川「じゃあ基本のキを教えるだけでも厳しいな。半年経たずにこの子氏んどるかもしれんけどいい?」

時田「存分に」

シンジ「えええええええ!!?」

渋川「んじゃ早速いくぞい若造」


シンジ(アスカ。待っててね)


”達人”渋川剛気が修行をつける。格闘家には夢のような話だがシンジにはただの地獄で
しかなかった。シンジは人生で最も過酷な半年を過ごすことになる。

11: 2010/07/10(土) 21:35:51.45 ID:I05g5fxs0
~ 決戦!ジェットガンダム対ボルトガンダム! ~

半年後

実況「さあ第13回ガンダムファイト。優勝候補のドモン・カッシュ、チボデー・クロケットなどは初戦を順調に勝利!

初戦も残すところあと一試合、ネオロシア代表アルゴ・ガルスキー対ネオトーキョー代表碇シンジ戦!まもなく試合開始です!!」


時田「遅い、まだ来ないのか。」

審判「もう限界です。棄権でかまいませんね?」

時田「今、こちらに向かってるはずなんです!もう少しだけでも!!」

審判「もう待てませんよ。いいですね」

12: 2010/07/10(土) 21:36:35.72 ID:I05g5fxs0
シンジ「お待たせしました」

時田「おお間に合ったか!!」

シンジ「はい。なんとか」

渋川「お~あぶないあぶない」

時田「先生!よく間に合わせてくれました!で、修行の成果は?」

渋川「うーん、どうだろね。基本の「キ」を3%くらいは理解したかの~」

時田「だ、大丈夫なんですかそれは」

渋川「ヤツ次第だな。まあ弱ければ氏ぬだけのことよ。のうシンジ」

シンジ「はい、いってきます」

13: 2010/07/10(土) 21:37:21.74 ID:I05g5fxs0
リング

アルゴ「ほぉ逃げずにきたわけか。そのまま逃げていれば長生きできたのにな、若者よ」

シンジ「僕だってそうしたいさ。でも、アスカのためにも修行をつけてくれた師匠のためにも
    僕は逃げるわけにはいかないんだ」

アルゴ「・・・よく分からんがお前にも背負ってるものがあるということか。だがそれは俺とて同じ!
    手加減はせんぞ!」


実況「おーっと、試合開始前からなにやら火花が飛び散る2人!前評判では圧倒的有利なアルゴ!

しかし謎のベールに包まれた碇選手も気合い充分!!好勝負を期待しましょう!!

それでは、ガンダムファイト~レディィィィィイイ~ゴォォォオオオオ!!!!!」


シンジ&アルゴ「うぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」

アルゴ「最初から決めさせてもらう!くらえグラビトンハンマー!!」

シンジ「!?」


ガシャン!!

15: 2010/07/10(土) 21:38:28.66 ID:I05g5fxs0
アルゴ「は、はずれただと!?」

シンジ(受けとめる必要はない。ただ少し、少しだけ軌道をかえて受け流すんだ)

アルゴ「バカなっ! ならばもう一度だ!グラビトンハンマー!!」

シンジ「無駄だっ!」

ガッシャーーン...


アルゴ「・・・これは、侮れない相手だ」

シンジ「たった二発で右腕の反応が鈍くなってきた。なんてパワーなんだ!!」

16: 2010/07/10(土) 21:39:32.29 ID:I05g5fxs0

アルゴ「ならばこれで!グラビトンハンマー乱れ打ちー!!!!」

シンジ「このパワーでこの連続攻撃っ かわしきれるのかっ!!」

アルゴ「オラオラオラララァーーー!!」


ガン!ガン!!ガン!!ガーン!!


グラッ

シンジ「しまったバランスが!」

アルゴ「勝機!!くらえグラビトンハンマー100%!!!!!」


シンジ「!? モーションが大きい!軌道が甘い!これならっ!!」

ガッシャーン!!!!

17: 2010/07/10(土) 21:40:17.88 ID:I05g5fxs0
アルゴ「ぐわぁっ!!!」

実況「碇選手!なにをしたのか!アルゴ選手の放った攻撃は自分に跳ね返って直撃だー!!」

シンジ「よし、うまくいった」

アルゴ「な、生意気な」



時田「おぉ!なかなかやるじゃないですか彼は!」

渋川「ん~ありゃ、もう右腕はうごかんな」

時田「なぜです!Jガンダムは伊達じゃありません!この程度では!」

渋川「さっきの攻撃、右腕を上手く鎖の部分に絡ませて遠心力を利用し跳ね返した。
  
もう少し見極めが良ければダメージはなかったが右腕はもうダメだな。まだまだあまい」



シンジ(・・・右腕はもうダメか)

アルゴ「ここまでやるとはな。まさか初戦からコレを出すことになるとは思わなかったぞ」

シンジ「まだなにかあるのか!?」

18: 2010/07/10(土) 21:40:55.85 ID:I05g5fxs0
アルゴ「お前は良いファイターだ。だが負けるわけにはいかん!くらえっガイアクラッシャー!!!」

シンジ「これは!?マズい!!」

ゴゴゴゴゴゴォォ!!ドッカ~ン!!!!



シンジ「クッ」

アルゴ「ほう思い切りがいいな。だがもうその機体では満足に戦えまい。降参しろ。戦いは明日も続くのだぞ」

実況「あーっと、Jガンダムの右腕が大破!いや、右腕を犠牲にして耐えたようです!!」

シンジ(なんて攻撃なんだ、、、次同じ攻撃を食らったら防げない、、、いや、待てよ)

シンジ(あの攻撃力、あの機体強度、、、)


シンジ「さっきの技を出せ!アルゴ」

アルゴ「なんだと!?強がりを言いやがって」

シンジ「もう通用しないことを教えてやる!技を出した時お前は負ける!」

アルゴ「強がりを、、、どうやら氏にたいようだな、、ならば望み通り!ガイアクラッシャー!!!」

20: 2010/07/10(土) 21:41:29.16 ID:I05g5fxs0
ボンッ!!!



アルゴ「!?」

実況「あーっとボルトガンダムが動きません!一体どうしたのか!!」

シンジ「機体スペック以上のパワーを出せばこうなるのは自然だ」

アルゴ「な、なんてことだ、、、動け!動かんのか!!」

シンジ「もうまともに動けないはずだ」

アルゴ「くっ、、、悔しいがトドメをさせ」

シンジ「自分で言ったじゃないか。明日も試合はあるって。もう勝負はついてるよ」

アルゴ「・・・ふっ 俺の負けだ」


実況「ここで試合終了!まさか優勝候補の一角、アルゴ破れるうぅぅぅぅ!!!」



シンジ(ふぅ、なんとか勝てた。待っててね、アスカ)

22: 2010/07/10(土) 21:43:16.20 ID:I05g5fxs0


時田「おおよくやったぞ!」

バチン!

シンジ「いたっ」

渋川「なぜ、とどめをささん」

シンジ「勝負はつきました」

渋川「はんっ勝負のことなど知らんお前が何を言っておる」

シンジ「・・・」

渋川「ワシが相手ならあそこからでも逆転する手を考えてるわい」

シンジ「すいません」

渋川「戦いでは最後まで気を抜くな。油断で氏ぬのはお前だ」

シンジ「はい、師匠」

渋川「次の試合まで修行の続きだ、来い」

23: 2010/07/10(土) 21:43:50.90 ID:I05g5fxs0



シンジ「いたたた....試合より師匠の修行のダメージの方が大きいよこれじゃ」

シンジ「次はキングオブハート、あのドモン・カッシュ」

シンジ「勝てるのか....僕...」

シンジ「アスカ....必ず助けるからね...」

25: 2010/07/10(土) 21:44:59.30 ID:I05g5fxs0



時田「た、大変だ」

シンジ「どうしたんですか?」

時田「昨晩修復したはずのJガンダムが破壊されている...」

シンジ「!?」

時田「恐らくMFによるものだ。胸部に強い衝撃を受けコクピット周りが大破していた」

シンジ「いったい、どこの誰が...」

時田「装甲は高熱でただれていたよ、そして掌で押しつぶしたような跡があった」

シンジ「それって、ネオジャパンの」

時田「ああ、まるでゴッドフィンガーでやられたように見えた」

シンジ「ドモン・カッシュ...まさか彼が...」

27: 2010/07/10(土) 21:45:50.86 ID:I05g5fxs0
時田「とにかく修理は急ぐが今日の試合は無理だ」

シンジ「出ますよ。僕は。。。こんな事やられて棄権なんて。。。」

時田「バカいっちゃいかん!まともに動くかも怪しいんだぞ!」


??「お困りのようね」

シンジ「その声はっ!!」

??「時田さんはMFの登録変更を大会本部へ。根回しは済んでるから許可はでるはずよ

あとはシンジ君、時間はないけどできるかぎり新しいMFの説明をするわ。ついてきて」

28: 2010/07/10(土) 21:48:43.62 ID:I05g5fxs0
試合会場

「さあ第13回ガンダムファイト。本日の好カードが早くも実現!優勝候補本命のドモン・カッシュ!
そして昨日ネオロシア代表アルゴ・ガルスキーを倒し一躍注目の的!ネオトーキョー代表碇シンジ戦!
あのアルゴを倒したとなればドモン・カッシュといえども侮れない相手!好勝負が期待されます!!」

ドモン「君が碇シンジか。良い顔付きをしている」

シンジ「・・・」

ドモン「?」

シンジ「あなたが、こんな卑怯な人だとは思いませんでした」

パサッ

ドモン「写真?これはっ!!!」

シンジ「僕は卑劣な手段には屈しませんよっ。アナタを倒してみせる!新型のMFで!」

ドモン(これはまさか、あの男がっ)

29: 2010/07/10(土) 21:49:49.42 ID:I05g5fxs0
シンジ「さすが余裕ですね。対戦相手が目の前にいるのに考えごとなんて」

ドモン「ふっ。すまなかった。余裕というわけじゃないんだ。だが、今は何を言っても無粋!拳で語るのみ!!」

出ろおぉおぉお!!ガンダァアアム!!!!!!!!


シンジ「よし、新型だけど一か八かやってみるしかない!!」

出ろおぉおぉお!!E(エヴァ)ガンダァアアム!!!!!!!!

パチッ

ゴゴゴゴゴォ!!!

30: 2010/07/10(土) 21:50:51.31 ID:I05g5fxs0
ドモン(アルゴ戦とは違うMFか。まあジェットガンダムはあの男が壊したのだから当然か)

シンジ「すごい、ジェットの3倍のエネルギーゲインがある。これなら!!」

実況「おーっと、碇選手は新MFで登場だ!!たいするドモン選手はゴッドガンダム!!さあ、どんな戦いを見せてくれるのか!
早速行きましょう!!!!それでは、ガンダムファイト~レディィィィィイイ~ゴォォォオオオオ!!!!!」

ドモン「はぁぁああああいくぞっ!!!!」

シンジ「くっさすがに早い!!」


バシバシバシバシッッ!!!


実況「ドモン選手早速仕掛けた!流れるような連続攻撃!!しかし碇選手もギリギリでそれをかわす!!」

シンジ(機体の反応が早い!本当の手足のように動く!!いや、それ以上かもしれない。さすがリツ子さんだ)

ドモン「やるなっアルゴ戦の時とは別物というわけか」

シンジ「はぁはぁ」


シンジ(でも、この機体を使ってもこの人に勝てる気がしない....師匠.....)

32: 2010/07/10(土) 21:53:44.30 ID:I05g5fxs0
~ 回想 ~

シンジ「一発勝負ですか?」

渋川「そう。時間をかけるほどこちらの負けは確実になる」

シンジ「実力の差、、、」

渋川「経験の差といってもいい。相手は武術の達人、お前の付け焼き刃は通用せん
   見せれば見せる程対応してくる」

シンジ「・・・」

渋川「ならば短期決戦。あやつにまだ少しの油断、慢心がある内に仕掛ける」

シンジ「・・・でもどうやって」

渋川「ヤツの奥の手に狙いを絞る!」

~~~~~

33: 2010/07/10(土) 21:54:39.64 ID:I05g5fxs0
シンジ(師匠!やってみます!!!)

シンジ「ドモンさん、僕ならいつでも倒せると思ってますか?」

ドモン「.....いや、君の実力は確かなものだ。侮ってるつもりはない」

シンジ「なら本気できてください。手を抜かれるくらいなら一気にやられた方がマシだ」

ドモン「手加減するなどそんな失礼なことはしない!」

シンジ「では、キングオブハートはここまで言われて引き下がる程度の男なんですか?」

ドモン「ふっ。どうあっても俺を焚き付けたいようだな。いいだろう!キングオブハートの名を出された以上は
    受けてたたないわけにはいかん!!」

シンジ(ドモンさん。この人、僕が何か企んでると知ってて。。。)


ドモン「いくぞぉおおお!!!!」

シンジ「おおぉ!!!」

34: 2010/07/10(土) 21:55:59.34 ID:I05g5fxs0
ドモン「俺のこの手が真っ赤に燃える!!!!勝利を掴めと!!轟き叫ぶ!!!!!!」

シンジ(すごいプレッシャーだ!覚悟を決めろシンジ!!)

ドモン「爆熱!!!ゴッド!!フィンガァーーー!!!!!!!」

シンジ「ここだ!!」

実況「あ~っと!碇選手!必殺のゴッドフィンガーに正面から飛び込んだ!!これは自殺行為だ!!!!!」

ドモン(いやっ違う!)


ヒュッ!


シンジ「懐に入った!!今だ!!!」

ドモン「なんだとぉ!!!!!」


ガッシャーン!!!!

35: 2010/07/10(土) 21:57:37.79 ID:I05g5fxs0
実況「こ、これは!!ゴッドフィンガーをかいくぐり懐に飛び込んだ碇選手!!次の瞬間、

ゴッドガンダムの頭部を掴んだかと思えば一瞬で身体を宙に浮かせ、そのまま頭を地面に叩き付けたぁぁ!!!」


渋川「よし。まあまあだろ」(通常なら一時ふらつかせる程度じゃが、ヤツの凄まじい攻撃力が仇になったわい)

シンジ(師匠、見てくれましたか、、、やりました。あとは、、、)


シンジ「ど、どうですかドモンさん、景色がドロドロでしょ?」


実況「完全にきまったぁーーー!!!!ドモン選手動けない!!!これは!これは!まさかの番狂わせが起きたああああ!!」

37: 2010/07/10(土) 22:03:27.76 ID:I05g5fxs0
ドモン「くっ」

シンジ「う、動けるのか!?」

ドモン(危なかった、、、偶然、左腕が先に地面についたおかげで少しだけ衝撃を拡散できた)

シンジ「でも、ダメージはあるはず!!」

ドモン(慢心だ。まさかこんなことをしてくると思わなかった俺の慢心だ。もう油断はない!!)

ドモン「いくぞ!!勝負はこれからだ!!」

シンジ「おおお!!」


この後ドモンは隙のない攻撃を続けシンジを追いつめる。シンジは同じカウンター攻撃を再度しかけようと
するがチャンスなく、最後は後ろを取られチェックメイト。ギブアップで敗北した。

およそ一時間に及ぶシンジの粘りに観客からは大きな拍手が起きた。

38: 2010/07/10(土) 22:06:02.70 ID:I05g5fxs0
試合後

ドモン「シンジ、君は強かった」

シンジ「負けちゃダメなんです!僕はアスカをっ。。。」

ドモン「君にも事情があるようだな。シンジ、君に話しておきたいことがある。真犯人についてだ」

シンジ「やっぱりあなたが犯人じゃなかったんですね」

ドモン「?」

シンジ「あなたは僕が何か仕掛けてくると分かっていても、正面からぶつかってきました。そんな人が犯人だとは思えない」

ドモン「ふっ、しかし俺もまさかあんな技がくるとは思わなかった。立てたのは偶然だったよ」

シンジ「ドモンさん!」

ドモン「夜、君の泊まってるホテルへ行く。そこで話をしよう」

41: 2010/07/10(土) 22:08:11.63 ID:I05g5fxs0
夕方

リツ子「どうだった?機体のほうは?」

シンジ「はい、すごい機体でした。でもなんでリツ子さんが」

リツ子「ネオトーキョーから指示でね。Eガンダムはシンジ君専用のハイスペック機体として用意されたものよ」

時田「ジェットは専用機ではない。誰でも扱える最高の汎用機がコンセプトだからね」

リツ子「本当はロールアウトまではまだ時間が必要だったんだけど実践データが欲しくてね。
    機体を持って大会にきたらちょうど良いタイミングだったというわけ」

シンジ「そういうことですか。ほんと助かりました」

時田(・・・)

リツ子「これからも調整を続けるわ。シンジ君は休んでていいわよ」

リツ子「それと、時田さんには本部のほうから訓示があるそうです。連絡を入れてください。」

時田(・・・人質のことは本部も了承済み、しかし赤木博士とこの機体のことは聞いてないぞ。
しかもあの機体のスペック.....何を考えてるんだ本部は)

42: 2010/07/10(土) 22:08:52.24 ID:I05g5fxs0
シンジ「はい、ありがとうございます。ちょうど用事があるから良かった」

渋川「ほぉ良い心がけじゃな。今日は厳しく修行つけてやるぞい」

シンジ「師匠!?」

渋川「ったく、この未熟者め。あれを決められんとはまだまだだな」

シンジ「すいません、、、、師匠、あの、一緒についてきてもらえませんか?」

渋川「ん?なんだ?」

シンジ「ドモンさんが夜くるんです」

43: 2010/07/10(土) 22:10:13.55 ID:I05g5fxs0


リツ子「今日のデータは貴重ね。ドモンカッシュ相手の経験値は戦闘コンピュータを著しく成長させるわね」

マヤ「データのアップデートだけでも反応速度は2%向上しますよ、先輩」

リツ子「あとはジェネレータの調整ね。低出力帯でのパワーの出方がまだ不安定だわ。いそぐわよ」

マヤ「はい」

リツ子(私は研究者として研究に没頭するだけだからラクなものね。頑張ってね、シンジ君)


時田

時田「な、なんですって?」

本部「君の任務はもう終わりだ。本部に戻り報告書をまとめたまえ」

時田「私は、私のジェットはまだこんなものじゃありません!!まだ、まだっ!!」

本部「残念だがスペックの差は歴然だよ。時田君。以上だ」プツッ


時田「認めん!!認めんぞ俺は!!!」

44: 2010/07/10(土) 22:11:07.06 ID:I05g5fxs0
~~~

ドモン「なるほど。じゃあシンジはその子のために」

シンジ「はい。師匠のおかげでなんとかここまでこれました」

ドモン「そうか、半年でここまでできるようになるとはたいしたものだ」

渋川「まあ、ワシが教えてるんだから当たり前よ」

ドモン(この人が師匠か、、、、師匠、、、)

渋川「で、お前さんの話とやらはなんじゃったかな?」

ドモン「単刀直入に言おう。犯人は東方不敗、マスターアジア!! 俺の師匠だった人だ」

シンジ「そんな!どうして!!」

ドモン「ヤツはデビルガンダムの魅力にとりこまれ地球を、人類を滅亡させようとしている」

シンジ「デビルガンダム?」

45: 2010/07/10(土) 22:11:42.54 ID:I05g5fxs0
ドモン「ああ」

自己進化、自己増殖、自己再生、究極のDG細胞。ドモンはこの悪魔を倒すために戦って来たこと、
戦いの最中、師匠であった東方不敗はデビルガンダムの味方になっていたこと、
恋人のレインが行方不明だというこなど、これまでの経緯を説明した


シンジ「ドモンさんも、、、」

ドモン「俺は地球のためにもデビルガンダムを倒す!それと格闘家として師匠の過ちを止めてみせる!
そして、俺は、俺のために必ずレインを探しだしてみせる!」

渋川(まあ、言ってることに嘘はなさそうだな)


ドモン&渋川 「!!?」

シンジ「?」

渋川「ドモンさん、場所をかえるぞい」

ドモン「...それが良さそうですね。ここでは周りに被害がでる」

渋川「ほれっ お前もついてこんかい」

シンジ「は、はい」

46: 2010/07/10(土) 22:12:23.10 ID:I05g5fxs0
人気のない公園

渋川「まあ、そろそろか」

ドモン「出てきたどうだ!」

東方不敗「ほぉ!さすが気付いておったか」

シンジ「この人が、マスターアジア! 何故あんな卑怯な真似をしたんだ!」

東方「ふっ 卑怯だと? 機体一つもロクに守れん男が何を言うっ!!戦いは常に行われておる!!
隙は見せたお前がアホなのだ!!卑怯とは言わせんぞ!!」

渋川「かーっかっか。偉そうに言いおって」

ドモン「東方不敗、今日こそアンタを止めてみせるっ!」


47: 2010/07/10(土) 22:13:01.98 ID:I05g5fxs0
東方「ドモン、お前にやすやすと止められるほどあまくないわっ このバカ弟子が!!」

渋川「大方、ドモンとシンジを焚き付けて潰し合わせようってところだろうが、、、
アンタは態度が太いのう、こっちは二人掛かりだぜ。おまけのシンジも入れれば3対一じゃ」

東方(この男、あの渋川剛気か)

ドモン「ふっ 卑怯とは言うまいね」

東方「くっ」

ジリジリ...

渋川「合わせろやぁぁああドモン!!!!!」

ドモン「おうっ!!」


バシバシ!!ドカドカ!!

55: 2010/07/11(日) 00:32:31.42 ID:R63M2uvR0
東方「やるわっ!!」

渋川「ほぉ~凌ぎきったわ」

ドモン「さすがに強い、、、だが」


東方(しかし、これはさすがに分が悪いか。仕方あるまい)


パチッ!ゴゴゴゴゴゴオオォ!!!


ドモン「マスターガンダム!!」

東方「勝負は預けるぞ!ドモン!」

56: 2010/07/11(日) 00:33:41.89 ID:R63M2uvR0
渋川「逃げられたか」

ドモン「俺はこのままヤツを追います! シンジ、君の助けになってやりたいが
俺はどうしてもヤツを止めたいんだ」

シンジ「きにしないでください、ドモンさん。どうか無事で」

ドモン「ああ、また会おう」 来い!ガンダアアム!!

ゴォオオオオ!


シンジ「...行ってしまった」

57: 2010/07/11(日) 00:34:45.84 ID:R63M2uvR0
渋川「さて、お前さんこれからどうする?」

シンジ「どうするっていいますと?」

渋川「あの女博士から聞いたところ、時田は左遷されるらしい」

シンジ「ホントですか?!」

渋川「あの博士は人質に反対だったらしいぞ。捕まってる場所を教えてくれたが助けにいくか?」

シンジ「・・・無事なら、無事ならいつでも助けにいけます。東方不敗の野望を知った今、それをほっておくわけには行かない」

渋川「立派なこといいおって。だが今のお前にはあやつを止める力はねえぞ」

シンジ「ガンダムファイトを続けます!それで少しでも強くなってみせます!師匠!修行を!!」

渋川「こっからは手加減しねえぞ。励めよ若造」



東方不敗を追ってドモンが去ったガンダムファイト。この後も大会は進み、一戦一戦着実に実力を
つけていったシンジは予選2敗で勝ち抜けを決めた。明日から決勝が行われる


58: 2010/07/11(日) 00:35:50.58 ID:R63M2uvR0
翌日 決勝会場

実況「ここに集まった選手がこの決勝を戦う選手達です!!」


シンジ「戦う度に機体の調子はどんどん良くなってる。これなら!」

実況「ここからはバトルロワイヤル!なんでもありのフリーバトルです!!」


ゴゴゴゴゴゴ


実況「それではガンダムファイト!レディー、、、、ん?なんだあれは!!!」


シンジ「なんだ?向こうから山が動いてくる!!」

アルゴ「いや違う!!あれはデスアーミーの大群!!!」

59: 2010/07/11(日) 00:36:41.42 ID:R63M2uvR0
シンジ「アルゴさん!!デミアーミーって」

アルゴ「デビルガンダムから生まれる機体だ!一体一体は弱いが数は無限に近い、厄介だぞ」

シンジ「デビル。。。まさかマスターアジアも!」

アルゴ「可能性はあるな。水戦タイプ、空戦タイプもゾロゾロいやがる」

他のMF達「あわわ、あわわ」


アルゴ「それぞれ本国に至急増援を頼むんだ!増援がくるまで食い止めるぞ!!」

シャッフル同盟「おうっ!!」

60: 2010/07/11(日) 00:37:37.88 ID:R63M2uvR0
シンジ「僕も戦います!!」

アルゴ「アテにさせてもらうぞシンジ!!」


アルゴ「ネオロシア本部!我、敵の大群に遭遇!戦力は圧倒的不利!!敵の数は不明!
敵が7分に大地が3分だ!!至急援軍を求む!!」


シンジ「くるっ!!」

アルゴ「やるしかないぞっ!みんな!!」

うおぉおおおおおおおおおお!!!!!

61: 2010/07/11(日) 00:39:00.95 ID:R63M2uvR0
二時間後

シンジ「はぁはぁ。。。クソッ」

アルゴ「み、みんな無事か?」

シャッフル同盟「もう動けない者も多い。。。限界だぞ」

シンジ「このままじゃ。。。」


東方「ふははははっ。もう勝敗は見えたな」

シンジ「東方不敗!」

東方「ほぉまだ生き残っておったか」

シンジ「ドモンさんはどうした!」

東方「ふっ。あのバカ弟子ならそろそろ追ってくるわ。しつこいヤツだ」

62: 2010/07/11(日) 00:39:43.76 ID:R63M2uvR0
ドモン「おおおおおおお!逃がさんぞ東方不敗!!」

シンジ「ドモンさん!」

ドモン「おお!シンジか!それにみんなも!」

シャッフル同盟「ドモン!!」

ドモン「よし!勝負はまだまだこれからだ!いくぞみんな!!!」



東方「おっと、それはどうかな?これを見るが良い!!」

63: 2010/07/11(日) 00:40:24.16 ID:R63M2uvR0
バサッ


シンジ「あれは!アスカ!!」

ドモン「レイン!!!」

東方「やっとデビルガンダムのコアとなる生体ユニットを手に入れることができた。
しかもスペアまで用意できたのは幸運だったわい」

シンジ「このぉ!アスカをかえせーーー!!!」

アスカ「シンジ!シンジーーーーー!!!!」

東方「あまいわっ」


ガッシャーン!


シンジ「ぐわぁ!!」

東方「そう慌てなくても、デビルガンダム完成に暁には貴様らは全員氏ぬ!!クビを洗ってまっておれ!!」

64: 2010/07/11(日) 00:41:15.55 ID:R63M2uvR0
東方「!?」

渋川「ほいっと」


バシッ! 


渋川「偉そうに吠えおって、アホゥ」

東方「クッ」

渋川(さすがに一度に2人は無理か)「ほれ、ドモン。介抱してやれや」

ドモン「レイン!!」

65: 2010/07/11(日) 00:42:03.52 ID:R63M2uvR0
東方「油断したわっ!! まあ良い。生体ユニットは1人で充分!引き上げだ!!」


シンジ「アスカ!アスカーー!!」

アスカ「シンジーーー!!」

シンジ「絶対っ!絶対助けるからーーーー!!!」

アスカ ジワッ 「シンジーーー!!」


ゴゴゴゴゴゴ


シンジ「クソッ!待っててくれ!アスカ!!」

66: 2010/07/11(日) 00:43:16.65 ID:R63M2uvR0
数時間後

リツ子「監視衛星からのデータによると、東方不敗は廃棄コロニーに向かったみたいね」

シンジ「そこが、本拠地なんですか?」

レイン「ええ、間違いないわ。そこでデビルガンダムを完成させようとしてるんだわ。生体ユニットを使って」

リツ子「完成されたら絶望的ね」

レイン「ごめんなさいシンジさん、私がアスカさんのかわりになれていたら、、、」

ドモン「シンジ、、、」

シンジ「いいんですレインさん。助かってよかったですよ。それにアスカは僕が助けるって約束したんです。
僕の手で必ず助けてみせます!」

ドモン「じゃあ、早速乗り込んで。。。」

リツ子「・・・それは得策じゃないわ。先刻の戦闘で多くの戦力を消耗してしまった。戦えるMFは限られてるのよ」

ドモン「くっ これを狙って仕掛けてきたのか」

67: 2010/07/11(日) 00:43:56.16 ID:R63M2uvR0
リツ子「敵は無限だからこちらも数を揃えないと返り討ちは目に見えてるわね」

シンジ「じゃあどうすれば。早くアスカを!!」

リツ子「幸い時間はあるわ。向こうが時間稼ぎしてきたってことは完成まで猶予があるってことよ」

シンジ「どれくらいですか?」

リツ子「カッシュ博士とミカムラ博士の研究資料から推測するとおよそ3ヶ月。それ以上は多分駄目ね」

シンジ「三ヶ月か」

ドモン「ではそれまでに各国の戦力を整えよう。レイン早速で悪いが本国に連絡と機体をチェックしてくれ!」

レイン「わかったわ」

リツ子「では、こちらで関係各所への根回しと作戦立案は進めます。あとは各自決戦の用意を」

了解っ!!

68: 2010/07/11(日) 00:45:13.68 ID:R63M2uvR0
シンジ「アスカ、ごめん」

渋川「生きておればチャンスはある..........スマンかったな」

シンジ「いえ!師匠にはいつも感謝してます!!あれは僕の責任です」

渋川「.....東方不敗は強いぞ」

シンジ「はい、正直勝てる気がしません。師匠!修行を!!」

渋川「拳法。あやつの技は中国憲法に近い形をしておる」

シンジ「はい」

渋川「もう限られた時間で鍛えるには、こっからは実戦で鍛えたほうが早いじゃろ」

シンジ「実戦ですか。でもドモンさん達も決戦の準備が」

渋川「ちょっとした知り合いがおる。頼んでみるわ。だが下手するとドモンよりも手強いぞ」

シンジ「ど、ドモンさんよりも!?」

渋川「どうした?びびっておるのか?」

シンジ「いえっのぞむところですっ!!」

69: 2010/07/11(日) 00:45:46.47 ID:R63M2uvR0


~ 白林寺 ~


渋川「じゃあ、任せたいぞい」

烈海王「4000年はあまくないぞッッ!!碇シンジッッ!!」

シンジ「お願いします!!」



70: 2010/07/11(日) 00:47:45.09 ID:R63M2uvR0
一方 廃棄コロニー内部


東方「ゴホッゴホッ」

東方「もうあまり時間がないな」



東方「どうだ?作業の方は?」

??「この分なら予定より早くできそうです」

東方「せっかく拾ってやったんだ。存分に働けよ」

??「はい、もちろんです。東方先生」

(これが、DG細胞があれば、、、見てろよぉ地球の愚民どもめぇ)

71: 2010/07/11(日) 00:48:44.61 ID:R63M2uvR0
2ヶ月後

マヤ「た、大変です先輩!監視衛星からの映像データが!!」

リツ子「なんてこと!?もう侵攻をはじめている。あり得ないわ!!」



白林寺

烈「破ッッ!!!!」

シンジ「破ッ!!」

プルルルル

シンジ「緊急連絡だ、、、リツ子さんから?」

シンジ「もしもし」

リツ子「大変よシンジ君。デビルガンダムの侵攻が始まってるわ」

シンジ「なんですって?完成にはまだ一ヶ月くらいは、、、」

リツ子「向こうに協力してる研究者がいるのかもしれないわ。とにかく今、世界各国が
同時多発的にデスアーミー軍団の襲撃を受けて大きな被害を受けてるわ」

72: 2010/07/11(日) 00:49:25.88 ID:R63M2uvR0
シンジ「そ、そんな」

リツ子「戦力を整えるのが早かった数カ国は代表MFを中心に凌いでる様子だけど、7、8割の
国は抵抗しきれないでしょうね、、、これでは作戦は無理だわ」

シンジ「なんてことだ」

リツ子「とにかくネオジャパン、ネオトーキョー、ネオ香港、ネオチャイナや他数カ国はまだこちらが有利よ。
急いで他のMFと合流して戦力を固めてちょうだい」

シンジ「分かりました」プツッ


うわあああ!デスアーミーの大群だあああ!!

シンジ「くっ ここにもか!」

烈「心配無用ッッ 君は先に行くんだッッ」

シンジ「しかしッ」

烈「中国4000年は伊達ではないッッ」

烈「破ッッ!!!」

ドゴオオオオン!!

73: 2010/07/11(日) 00:51:01.81 ID:R63M2uvR0
シンジ「すごい、素手でデスアーミーを」

烈「行けッッ ここは大丈夫だッッ」

シンジ「はい!!」


東方「くくく、簡単にはいかせんぞ若造」

シンジ「お前は東方不敗ッ!!」

東方「ほぉ。拳法を学び私に勝とうと思ったか。浅はかなヤツめ」

シンジ「なんだとっ!烈先生を侮辱する気か!」

東方「ふははは。烈先生とは面白い。赤子のような烈が先生では先が思いやられるわ」

シンジ「このぉ言わせておけば!!」


烈「いいんだッッ 彼が言ってることは正しいッッ」

74: 2010/07/11(日) 00:51:52.43 ID:R63M2uvR0
シンジ「烈先生!?」

烈「お久しぶりです。東方海王」

シンジ「なんですって!?」

東方「そういうことだ。中国4000年はすでに私の手の中。いくら付け焼き刃の修行をしても無駄なこと」

シンジ「ば、バカにするなぁ!!!やってやる!!」

烈「やめるんだ!!」

東方「ふ バカめが」

シンジ「アスカを、アスカをどうした!!」

東方「あの小娘か、、、生体コアとして有効に使ってやっておるわ。はははは」

シンジ ブチンッ


ヒュッ


東方「!?」

ドカッ!!

75: 2010/07/11(日) 00:52:54.51 ID:R63M2uvR0
東方「クッ」


シンジ「許さない、、、、許さないぞ東方不敗!!」

東方「ふ、不意打ちが当たったくらいで勘違いしおって!かかってこい小僧!!」


烈(・・・生き残れよッッ)

76: 2010/07/11(日) 00:53:52.53 ID:R63M2uvR0
10分後

シンジ「はぁはぁ」

シンジ(ま、まったく通じない)

東方「どうしたこんなものか」

シンジ「まだ!まだだ!!」

東方「これ以上付き合ってられん。もう終わりだ」

シンジ(こんなに圧倒的なのか、クソ)

東方「まあ、よく粘ったとは言ってやろう」

シンジ(負けるわけにはいかない!アレだ!)


シンジ「うおおおおお!」

東方「正面からだと。バカめ!」

ヒュッ

シンジ「今だ!懐に!」


ガッ!!

77: 2010/07/11(日) 00:54:58.67 ID:R63M2uvR0
・・・


シンジ「クソッ」

バターン...

東方「あのバカ弟子に通用した程度の技がワシに通用すると思ったかアホが」

シンジ(これもダメか)


東方「トドメだ!」

烈「お待ち下さいッッ!!」

東方「なんだ、まだおったのか。止めても無駄だぞ」

烈「・・・」

東方「それとも力ずくで止めてみせるか?同門同士の決闘禁止を破って」

烈「ッッ!?  その少年は白林寺で私の弟子となりましたッッ」

東方「!? ほう。そうきたか」

78: 2010/07/11(日) 00:55:51.44 ID:R63M2uvR0
烈「どうかッッ」

東方「ふっ まあどうせ暫くまともに動けまい。お前に免じてここは引こう」

烈 ニカッ!!

東方「命拾いしたな。若造」

ゴオオオオオ!!


烈「行ったか。無事かッッ!?」

シンジ(ちくしょうちくしょうちくしょうちくしょうちくしょう、、ち、く、、しょう、、、)

79: 2010/07/11(日) 00:56:51.35 ID:R63M2uvR0
ネオトーキョー集結地点

リツ子「酷いものね」

マヤ「侵攻から36時間、世界全体の戦力は60%以上は壊滅。シャッフル同盟の各国と
数カ国の戦力はここに集めることはできましたが」

リツ子「このままではジリ貧ね」

マヤ「はい。あと24時間もすれば敵戦力は各地を制圧、その後ここネオトーキョーに
集結されその圧倒的な物量の前に我々は全滅です」

リツ子「なにか手を打たないとおしまいだわ」


赤木博士!!碇シンジ君が到着したようです!!

リツ子「あ、アナタは!?」


烈「破ッ破ッ破ッッ!!!」

80: 2010/07/11(日) 00:57:32.52 ID:R63M2uvR0
リツ子「まさか、シンジ君をかついでここまで!?」

烈「なんのこれしきッッ!」

マヤ「し、信じられません。どうやって」

烈「彼は東方不敗に敗れ大けがをおいましたが、私の薬膳料理を食べさせながら
ここまで来ましたから、かなり回復してるハズッッ」

リツ子「あ、ありがとう烈君。詳しくは後で聞くわ。マヤ、Eガンダムの修理と改修を。
これが恐らく最後になるわ。急いで!」

マヤ「はい!」

81: 2010/07/11(日) 00:58:34.33 ID:R63M2uvR0
シンジ「ん、んん」

烈「起きたか、さあ食べるんだ」

シンジ「烈先生」

モニュ...ズズズ...モグモグ

烈「これを食えばすぐ治るッッ」

シンジ「烈先生、でも僕は完敗しました」

烈「君は1人じゃないッッ それを忘れるなッッ」

シンジ「....はい」

 モニュ...ズズズ...モグモグ...

シンジ「うまいです、うまいですッッ」

烈 ニカッ

82: 2010/07/11(日) 01:00:40.38 ID:R63M2uvR0
寝る この勢いだと多分余裕で落ちるな
つい勢いで好きなものを混ぜたくなった。反省してる

次はもっと頑張って面白いの書くよ

14: 2010/07/10(土) 21:38:08.90 ID:vZJIJCRg0
乙。
しっかしクロスオーバーが複雑になってるな

引用元: シンジ「僕がガンダムファイトなんて出来るわけないよ!!」