1: 19/09/14(土)01:39:59 ID:hOx
深夜に思いついた適当なネタ

2: 19/09/14(土)01:40:31 ID:hOx
幸子「フフーン!久しぶりの依頼ですね!任せてください!とびきりカワイイリアクションを見せてあげましょう!」

幸子「…って待ってくださいよ。事前に言っちゃダメじゃないですか。これじゃドッキリでもなんでもないただのやらせ…」

TV局の人「いえそうではなくて…」キカクショスッ

幸子「え!?ボクが仕掛け人側ですか!?どういう風の吹き回しですか!?」

TV局の人「だめ?」

幸子「いえやりますよ!?こんなチャンスめったにないですし!ボクのこれまでの経験を活かした完璧なドッキリを仕掛けます!」

3: 19/09/14(土)01:40:46 ID:hOx
幸子「…で、ここで落とし穴を仕掛けてトドメです!どっきり大成功!やったー!」

幸子「というプランはどうでしょうか?ボクが考えたんですから成功すると思いますよ!」

TV局の人「良い感じだと思います。流石は幸子さんですね、本番もそれでいきましょう」

幸子「そうでしょうそうでしょう!なにせボクですから!」フフーン

幸子「…ところでこれ、誰に仕掛けるんです?まだそういう話は一切聞いてないんですけど」

TV局の人「あ、この人です」キカクショススッ

幸子「どれどれ、ボクの餌食になるかわいそうな子猫ちゃんは…」

幸子「…」


【財 前  時 子】ババーン!


幸子「………」

4: 19/09/14(土)01:41:02 ID:hOx
幸子(なるほど!納得しましたよ!これ逆ドッキリですね!)

幸子(アイドル界最恐の時子さんにドッキリして最後はボクが怒られる!って流れのやつですよ!絶対!)

幸子(しょーがないですね…ちょっとこわいですけど乗ってあげますよ!ボクもプロですし!)

幸子(手抜き?そんなのしません!時子さんにそれやるのは失礼じゃないですか!)

幸子(相手が時子さんだからこそ、そして逆ドッキリだからこそボクの本気を見せてあげます!見ててください!ボクのカワイイ勇姿を!)

5: 19/09/14(土)01:41:19 ID:hOx
時子「…」(送迎タクシー待ち中)

時子「…チッ遅いわね、豚に頼んで運転手を交代させるように言っておこうかしら」

幸子「時子さん!時子さんもタクシー待ちですか?」

時子「アァン?…あら、幸子。同乗者がいるって聞いてたけど貴方だったのね」

幸子「そうなんですよ。まだその様子だとまだ来てな…」ブロロロロ

幸子「あ、来ましたよ!あれじゃないですか?」

時子「やっと来たのね。豚の言ってた時間より3分遅刻。豚ともども躾が必要なのかしら」

幸子「ま、まぁまぁ時子さん…3分くらいなんですから見逃してあげましょうよ…」

時子「…チッ、わかったわ、行くわよ」

時子「…あ?」

【タクシー、時子たちの位置から20m離れた場所に停車】

時子「やはり躾が必要ね」

幸子「まぁまぁまぁまぁ!!」

6: 19/09/14(土)01:41:40 ID:hOx
幸子「きっとタクシーの方にも何か考えがあるんでしょうよ!ほら、行きますよ!」

時子「はぁ…チッ」

時子「…あ????」

【時子の目の前に広がる、明らかに敷物が敷いてある怪しい地面】

時子「………」

時子「何か考えがあるのは貴方じゃないの」

幸子「何のことですかーん!?」ビクッ

7: 19/09/14(土)01:41:54 ID:hOx
時子「どう見てもこれ貴方の仕事でしょう。落ちて来なさい」

幸子「嫌ですよ!?こんなバレバレのトラップ!」

時子「一体どの豚がこんなふざけた真似を…。ついてきなさい、面倒だけど仕方ないわ、回っていくわよ」

幸子「す、すいません…お願いします…」

時子「ハァ…なんで私がガキの守りまで…チッあの豚帰ったらしばらくの間は仕置きが必要ね」

幸子「お、お手柔らかにしてくださいね~…」

時子「嫌に決まってるでしょう。全く…」

8: 19/09/14(土)01:42:09 ID:hOx
時子「…」スタスタ

幸子「…」テクテク

幸子(フフーン!ここまでボクの計算通りですねぇ!思い通りに事が運ぶと気持ちいいです!)

幸子(まぁ時子さんがボクの用意した台本読んでくれてその通りに動いてるだけなのかもしれませんけど!いずれにしてもテレビ的にいい流れです!)

幸子(さて、ここいらで仕掛けますか!ボクも覚悟できました!)

幸子(時子さんごめんなさい!ボクだってプロなのは譲れないです!行きます!)

9: 19/09/14(土)01:42:32 ID:hOx
幸子「今です!」

時子「?」

幸子「どーん!!!!」タックル!

時子「は?」

グシャッ!バキバキバキバキバキバキ!!

時子「………」(落とし穴落下)

幸子「時子さんごめんなさい!でも、これも仕事ですので!!!!!」ドヤァァァァァァァァ!!!!

時子「………………………………………………」

幸子「さぁ逃げますよカメラマンさん!ボクについてきてください!」ダッ

グシャッ!バキバキバキバキバキバキ!!

幸子「フギャーーーーー!?!?!?!?」(車の前にも落とし穴)

10: 19/09/14(土)01:42:47 ID:hOx
幸子(決まった…ボクの考えた台本通り!)

幸子(時子さんを見えてる落とし穴に不意打ちで陥れ、ボクも落とし穴に落ちて逃げ場を自ら失う!)

幸子(あとは時子さんが這い出てボクを怒り飛ばすのを待つだけ…こわいですけど仕事ですからね!我慢します!)

時子「…」ヌッ

幸子(あ、時子さん!やはり来てくれましたか!てか落とし穴から出てくるのはやいですね?)

幸子(さぁオチをお願いしますよ!華麗なフィニッシュをお願いします!)

11: 19/09/14(土)01:42:58 ID:hOx
時子「幸子、手を伸ばしなさい」

幸子「ひえーごめんなさい!」

幸子「…あれ?」

時子「手を出せって言ってんの。この私が自ら引き上げてやるって言ってんのよ」

幸子「…へ?あ、はい…???」

時子「フン…」グイッ

12: 19/09/14(土)01:43:13 ID:hOx
幸子(あれ…なんか思ってたのと違う…)

時子「移動するんでしょう。早く車に乗りなさい」

幸子「あ、ども…」

時子「…」

幸子「?????」

時子「………」

時子「やるじゃない、幸子。さっきカメラマンから聞いたわ」

幸子「え?」

13: 19/09/14(土)01:43:40 ID:hOx
時子「この私にドッキリをキメようだなんて。しかも一切臆することなく完遂するのは称賛に値するわ。認めてあげる、見事だったわよ」

幸子「へ…???」

時子「貴方も才能があるわ。これに慢心せず精進なさい。いずれ私に辿り着けるから」

幸子「…?」

時子「返事」

幸子「はいっ!?ありがとうございます…」

時子「ったく…」

14: 19/09/14(土)01:43:57 ID:hOx
【それからというものの】

時子「声が小さいわよ!もっと豚をどうすれば躾けられるか意識なさい!」

幸子「はいっ!えっと…カワイイボクの足で踏んであげますよ!卑しい豚さん!」

P「なんで俺が練習台に」

時子「今よ幸子!言うことを聞かせなさい!」

幸子「口答えするんじゃないです豚さん!また叩かれたいんですか!?」クワー

P「ひぃぃ…」

【時子に気に入られた幸子はどんどんパワーアップしていき】

法子「差し入れのドーナツだよーめしあがれー」

時子「幸子、こんな時はどうするのかしら?」

幸子「法子さん…良い心がけですね。受け取ってあげます」

法子「レッスン終わりで疲れてるでしょー?糖分は大切だもんね!」

時子「必要な時には貢を受け取るのも上に立つ者の役目よ。わかってるわね」

15: 19/09/14(土)01:44:09 ID:hOx
【最終的に…】

幸子「あはははは!豚さんのみなさん!ボクの玉体を見たいんですか?ならまずは跪いてボクの足を舐めることから始めてくださいよ!」

時子「才能が開いてきたわね幸子!最高のショーを始めるとしましょうか!」

【2人はサディスティックアイドルとして、一躍大スターとなるのだった】

16: 19/09/14(土)01:44:41 ID:hOx
ドS幸子昔はよく見たのに今は全然見なくなった

引用元: 幸子「ドッキリのお仕事ですね!?」【モバマス】