1: 2020/09/12(土) 22:25:23.342 ID:UYb3S1+Ea.net
本庁
目暮「本日、政府からの命令で正式に決まった」
高木「そうですか……」
佐藤「となると、あの件は」
目暮「これ以上、殺人事件の増加を食い止めるには」
目暮「命令どおり毛利君たちを暗頃するしかないようだ」
千葉「そ、そんな……」
目暮「本日、政府からの命令で正式に決まった」
高木「そうですか……」
佐藤「となると、あの件は」
目暮「これ以上、殺人事件の増加を食い止めるには」
目暮「命令どおり毛利君たちを暗頃するしかないようだ」
千葉「そ、そんな……」
5: 2020/09/12(土) 22:27:44.114 ID:UYb3S1+Ea.net
白鳥「それに標的は探偵事務所の人間たちだけではありません」
白鳥「毛利小五郎、毛利蘭、江戸川コナンの他に」
白鳥「阿笠博士、灰原哀、小嶋元太、円谷光彦、吉田歩美」
白鳥「以上、八名全員の抹殺を命じられました」
高木「コナン君の関係者を皆頃しっていうわけですね」
目暮「ああ」
白鳥「毛利小五郎、毛利蘭、江戸川コナンの他に」
白鳥「阿笠博士、灰原哀、小嶋元太、円谷光彦、吉田歩美」
白鳥「以上、八名全員の抹殺を命じられました」
高木「コナン君の関係者を皆頃しっていうわけですね」
目暮「ああ」
9: 2020/09/12(土) 22:29:29.009 ID:UYb3S1+Ea.net
佐藤「服部君と和葉ちゃんはどうなんですか」
目暮「その二人もすでに大阪府警に暗殺指令が下っている」
目暮「とにかく今までの毛利君たちへの情は全部捨てるんだ」
目暮「奴ら氏神を皆頃しだ」
目暮「いいな?」
高木・佐藤・千葉・白鳥「はっ!」
目暮「その二人もすでに大阪府警に暗殺指令が下っている」
目暮「とにかく今までの毛利君たちへの情は全部捨てるんだ」
目暮「奴ら氏神を皆頃しだ」
目暮「いいな?」
高木・佐藤・千葉・白鳥「はっ!」
11: 2020/09/12(土) 22:31:25.806 ID:UYb3S1+Ea.net
探偵事務所
蘭「それじゃ、お父さん。学校に行ってくるわね」
小五郎「おう」
蘭「戸締りには気を付けてよ」
小五郎「わあってるって」
蘭「ほら、行こ。コナン君」
コナン「はーい」
蘭「それじゃ、お父さん。学校に行ってくるわね」
小五郎「おう」
蘭「戸締りには気を付けてよ」
小五郎「わあってるって」
蘭「ほら、行こ。コナン君」
コナン「はーい」
12: 2020/09/12(土) 22:33:08.610 ID:UYb3S1+Ea.net
高木『こちら、高木』
高木『毛利探偵事務所の前で張り込み中』
高木『たった今コナン君と蘭さんが出てきました』
高木『学校へ向かう模様です』
目暮『よし、二人を人気のない場所へ誘導して殺害しろ』
高木『はい!』
高木『毛利探偵事務所の前で張り込み中』
高木『たった今コナン君と蘭さんが出てきました』
高木『学校へ向かう模様です』
目暮『よし、二人を人気のない場所へ誘導して殺害しろ』
高木『はい!』
13: 2020/09/12(土) 22:35:20.751 ID:UYb3S1+Ea.net
高木「やあ、ちょっといいかい」
蘭「あれ、高木刑事」
コナン「こんな朝からどうしたの?」
高木「いや、この前の事件についてちょっと二人に聞きたいことがあって」
蘭「この前の事件って何の事件ですか」
高木「詳しくはあっちで話すよ」
蘭「あれ、高木刑事」
コナン「こんな朝からどうしたの?」
高木「いや、この前の事件についてちょっと二人に聞きたいことがあって」
蘭「この前の事件って何の事件ですか」
高木「詳しくはあっちで話すよ」
17: 2020/09/12(土) 22:39:04.045 ID:UYb3S1+Ea.net
蘭「あ、すみません。私たちこれから学校なので」
高木「大丈夫、そんなに時間を取らせたりしませんから」
蘭「はあ」
コナン(おかしいぞ、今日の高木刑事)
コナン(いつもと違って強引というか高木刑事らしくない)
コナン(それに目も若干血走っている……)
コナン(まさか)
高木「大丈夫、そんなに時間を取らせたりしませんから」
蘭「はあ」
コナン(おかしいぞ、今日の高木刑事)
コナン(いつもと違って強引というか高木刑事らしくない)
コナン(それに目も若干血走っている……)
コナン(まさか)
19: 2020/09/12(土) 22:40:47.979 ID:UYb3S1+Ea.net
高木「さあ、こちらへ」
蘭「はい、わかりました。事件のことなら仕方ないよ、行こうコナン君」
コナン「蘭姉ちゃん、逃げて!」
蘭「えっ?」
高木「チッ」
高木「動くな! 止まれ!」
バン!! バン!!
蘭「きゃあああっ」
コナン「らああああん!」
蘭「はい、わかりました。事件のことなら仕方ないよ、行こうコナン君」
コナン「蘭姉ちゃん、逃げて!」
蘭「えっ?」
高木「チッ」
高木「動くな! 止まれ!」
バン!! バン!!
蘭「きゃあああっ」
コナン「らああああん!」
21: 2020/09/12(土) 22:44:15.299 ID:UYb3S1+Ea.net
蘭「いたた」
コナン「平気? 蘭姉ちゃん」
蘭「うん、何とか。でも、どうして高木刑事が拳銃を……」
コナン「今はいいから、早く走って! 急いで!」
蘭「う、うん」
高木「しまった。逃げられたか」
高木『こちら、高木。目標に逃げられた』
高木『千葉の張り込んでいるルートへ逃走した模様』
千葉『了解。こちらで仕留める』
コナン「平気? 蘭姉ちゃん」
蘭「うん、何とか。でも、どうして高木刑事が拳銃を……」
コナン「今はいいから、早く走って! 急いで!」
蘭「う、うん」
高木「しまった。逃げられたか」
高木『こちら、高木。目標に逃げられた』
高木『千葉の張り込んでいるルートへ逃走した模様』
千葉『了解。こちらで仕留める』
22: 2020/09/12(土) 22:45:52.922 ID:UYb3S1+Ea.net
千葉(さあ、来い。氏神め)
チラ
コナン(あの停車してる車に乗ってる人物)
コナン(千葉刑事! 待ち伏せか!)
コナン「蘭姉ちゃん。逃げる方向変えて! こっち」
蘭「え?」
千葉「気づかれた! コナン君め、逃がすか!」
ブロロ キイイイィィー
蘭「きゃああ! 歩道に車が突っ込んでくるわ!」
コナン「逃げろ! らあああああん!」
チラ
コナン(あの停車してる車に乗ってる人物)
コナン(千葉刑事! 待ち伏せか!)
コナン「蘭姉ちゃん。逃げる方向変えて! こっち」
蘭「え?」
千葉「気づかれた! コナン君め、逃がすか!」
ブロロ キイイイィィー
蘭「きゃああ! 歩道に車が突っ込んでくるわ!」
コナン「逃げろ! らあああああん!」
27: 2020/09/12(土) 22:49:54.472 ID:UYb3S1+Ea.net
キキィィィ
コナン「蘭姉ちゃん、早くこっち!」
蘭「はあはあ」
タッタッタッタ
千葉「くそっ!」
千葉「路地裏に逃げられた。仕方ない」
千葉「車から降りてそのまま追跡するしかない」
コナン「蘭姉ちゃん、早くこっち!」
蘭「はあはあ」
タッタッタッタ
千葉「くそっ!」
千葉「路地裏に逃げられた。仕方ない」
千葉「車から降りてそのまま追跡するしかない」
28: 2020/09/12(土) 22:54:00.415 ID:UYb3S1+Ea.net
その頃
小学校
小林先生「あら、白鳥警部」
白鳥「お忙しいところすみません」
小林「いえいえ。本日は学校にどういったご用件で」
白鳥「もちろん、あなたに会いに来たんですよ」
小林「そ、そんな。ご冗談を」
小学校
小林先生「あら、白鳥警部」
白鳥「お忙しいところすみません」
小林「いえいえ。本日は学校にどういったご用件で」
白鳥「もちろん、あなたに会いに来たんですよ」
小林「そ、そんな。ご冗談を」
29: 2020/09/12(土) 23:00:44.506 ID:UYb3S1+Ea.net
白鳥「ははっ、あながち冗談でもないんですがね」
小林「ほ、本当ですか?」
白鳥「おっといけない。お互い職務中でしたね。それはまた別の機会ということで」
白鳥「本題ですが、本日はあなたが担当しておられる1年B組の生徒たちに用があって参りました」
小林「私のクラスの生徒?」
白鳥「はい。元太君、光彦君、歩美ちゃん、哀ちゃんを今すぐこちらへ渡してくれませんか」
小林「ほ、本当ですか?」
白鳥「おっといけない。お互い職務中でしたね。それはまた別の機会ということで」
白鳥「本題ですが、本日はあなたが担当しておられる1年B組の生徒たちに用があって参りました」
小林「私のクラスの生徒?」
白鳥「はい。元太君、光彦君、歩美ちゃん、哀ちゃんを今すぐこちらへ渡してくれませんか」
30: 2020/09/12(土) 23:04:28.490 ID:UYb3S1+Ea.net
小林「あの少年探偵団の四人をですか?」
白鳥「はい。もう学校へ登校しているはずですよ」
小林「突然どうしてですか……?」
白鳥「あの四人を我々警察の手で始末します」
小林「えぇ! 始末!?」
白鳥「わかってください。これはもう上で決定したことなんです」
白鳥「あの探偵団たちのせいで一体、幾人の人たちが事件の犠牲になったか」
白鳥「子供とはいえ氏神は氏神。これ以上、生きたまま野放しにする訳にはいきません」
白鳥「はい。もう学校へ登校しているはずですよ」
小林「突然どうしてですか……?」
白鳥「あの四人を我々警察の手で始末します」
小林「えぇ! 始末!?」
白鳥「わかってください。これはもう上で決定したことなんです」
白鳥「あの探偵団たちのせいで一体、幾人の人たちが事件の犠牲になったか」
白鳥「子供とはいえ氏神は氏神。これ以上、生きたまま野放しにする訳にはいきません」
31: 2020/09/12(土) 23:06:55.988 ID:UYb3S1+Ea.net
小林「わかりました」
小林「あの子たちのためにも、できるだけ楽に氏なせてあげてください」
白鳥「約束しましょう」
小林「では、今からうまく理由を話してその四人を呼んできます」
白鳥「ありがとうございます」
小林「あの子たちのためにも、できるだけ楽に氏なせてあげてください」
白鳥「約束しましょう」
小林「では、今からうまく理由を話してその四人を呼んできます」
白鳥「ありがとうございます」
33: 2020/09/12(土) 23:11:48.271 ID:UYb3S1+Ea.net
元太「おい、白鳥。何だよ、俺たちに用事って」
白鳥「実はいつも活躍してる探偵団の君たちに表彰状を送りたくてね」
光彦「本当ですか!?」
歩美「やったー!」
白鳥「できるだけ早く君たちの喜ぶ顔が見たくて、こうして学校まで来てしまったんだ」
元太「白鳥、おめえいいとこあるなー!」
白鳥「さあ、署まで送るから。僕の車に乗ってくれたまえ」
灰原「……」
白鳥「実はいつも活躍してる探偵団の君たちに表彰状を送りたくてね」
光彦「本当ですか!?」
歩美「やったー!」
白鳥「できるだけ早く君たちの喜ぶ顔が見たくて、こうして学校まで来てしまったんだ」
元太「白鳥、おめえいいとこあるなー!」
白鳥「さあ、署まで送るから。僕の車に乗ってくれたまえ」
灰原「……」
34: 2020/09/12(土) 23:15:28.914 ID:UYb3S1+Ea.net
車内
光彦「表彰状、楽しみですねー」
歩美「コナン君も遅刻しなければ一緒にもらえたのに」
元太「きっと悔しがるぞ、あいつ」
白鳥「車が署に着くまで退屈だろ。丁度人数分の飲み物を買っておいたから」
白鳥「みんなで飲むといいよ」
元太・光彦・歩美「はーい」
光彦「表彰状、楽しみですねー」
歩美「コナン君も遅刻しなければ一緒にもらえたのに」
元太「きっと悔しがるぞ、あいつ」
白鳥「車が署に着くまで退屈だろ。丁度人数分の飲み物を買っておいたから」
白鳥「みんなで飲むといいよ」
元太・光彦・歩美「はーい」
38: 2020/09/12(土) 23:18:55.871 ID:UYb3S1+Ea.net
灰原(どう見ても不自然だわ)
灰原(今日の白鳥警部の行動)
灰原(一体何を企んでいるの?)
ゴツ
灰原「えっ」
灰原(シートに小瓶が転がってる? これって、まさか!)
灰原「みんな、待って! 飲んじゃダメよ!」
歩美「え?」
灰原(今日の白鳥警部の行動)
灰原(一体何を企んでいるの?)
ゴツ
灰原「えっ」
灰原(シートに小瓶が転がってる? これって、まさか!)
灰原「みんな、待って! 飲んじゃダメよ!」
歩美「え?」
39: 2020/09/12(土) 23:20:47.578 ID:UYb3S1+Ea.net
白鳥「ど、どうしたんだい?」
灰原「その飲み物全部に毒が入っているわ」
光彦「えっ! 本当ですかー!?」
白鳥「お、おいおい、そういうことは冗談でも言ってはいけないよ」
白鳥(そういえば、コナン君の他にこの子も頭がキレる方だった)
白鳥(しくじったな……)
灰原「その飲み物全部に毒が入っているわ」
光彦「えっ! 本当ですかー!?」
白鳥「お、おいおい、そういうことは冗談でも言ってはいけないよ」
白鳥(そういえば、コナン君の他にこの子も頭がキレる方だった)
白鳥(しくじったな……)
40: 2020/09/12(土) 23:22:43.649 ID:UYb3S1+Ea.net
灰原「小嶋君、運転席に割り込んでブレーキペダルを踏みなさい!」
元太「な、なんだよ。それ」
灰原「大きい方のペダルよ! 急いで!」
白鳥「お、おい、何を言ってるんだい……」
元太「なんだかしらねえけど、わかった!」
灰原「みんな、どこにつかまって!」
ガシッ
白鳥「危ないからよしなさい、う、うわああぁ!」
キイイイィィィ
元太「な、なんだよ。それ」
灰原「大きい方のペダルよ! 急いで!」
白鳥「お、おい、何を言ってるんだい……」
元太「なんだかしらねえけど、わかった!」
灰原「みんな、どこにつかまって!」
ガシッ
白鳥「危ないからよしなさい、う、うわああぁ!」
キイイイィィィ
41: 2020/09/12(土) 23:24:41.076 ID:UYb3S1+Ea.net
歩美「車停まっちゃったみたい」
光彦「急ブレーキがかかったようですね」
灰原「白鳥警部に殺されたくなければ」
灰原「すぐに車から降りて逃げるのよ」
元太「お、おう!」
ガチャ タッタッタッタッタ
白鳥「く、くそ、私としたことが……」
光彦「急ブレーキがかかったようですね」
灰原「白鳥警部に殺されたくなければ」
灰原「すぐに車から降りて逃げるのよ」
元太「お、おう!」
ガチャ タッタッタッタッタ
白鳥「く、くそ、私としたことが……」
42: 2020/09/12(土) 23:27:49.251 ID:UYb3S1+Ea.net
阿笠邸
ピンポーン
阿笠「はーい」
阿笠「誰じゃろう。お客さんかのう」
ガチャ
佐藤「お忙しいところすみません」
阿笠「おお、佐藤刑事か。一体、わしに何か用かね」
佐藤「はい。実は阿笠さん、今日はあなたに氏んでもらおうと思いまして」
阿笠「何じゃと!」
ピンポーン
阿笠「はーい」
阿笠「誰じゃろう。お客さんかのう」
ガチャ
佐藤「お忙しいところすみません」
阿笠「おお、佐藤刑事か。一体、わしに何か用かね」
佐藤「はい。実は阿笠さん、今日はあなたに氏んでもらおうと思いまして」
阿笠「何じゃと!」
43: 2020/09/12(土) 23:30:17.676 ID:UYb3S1+Ea.net
佐藤「てやっ」
ドスッ
阿笠「うぐぉ」
阿笠「こほこほっ、い、いきなり何をするんじゃ」
阿笠「年寄りに向かって」
佐藤「言ったはずよ。あなたには氏んでもらうって」
阿笠「正気か!」
佐藤「当然でしょ。はあぁ!」
ガスッ
阿笠「ぐわあぁっ!」
ドスッ
阿笠「うぐぉ」
阿笠「こほこほっ、い、いきなり何をするんじゃ」
阿笠「年寄りに向かって」
佐藤「言ったはずよ。あなたには氏んでもらうって」
阿笠「正気か!」
佐藤「当然でしょ。はあぁ!」
ガスッ
阿笠「ぐわあぁっ!」
46: 2020/09/12(土) 23:35:07.278 ID:UYb3S1+Ea.net
阿笠「うぐぐ」
佐藤「次の一撃で確実に仕留めてあげる」
佐藤「悪く思わないでくださいね、阿笠さん」
阿笠「ええい……」
佐藤「てやあぁ!」
阿笠「今じゃ!」
プシュ チク
佐藤「あっ」
佐藤「……」ドサッ
阿笠「ふぅ、もし予備の麻酔銃がなかったら危ないところじゃったわい」
佐藤「次の一撃で確実に仕留めてあげる」
佐藤「悪く思わないでくださいね、阿笠さん」
阿笠「ええい……」
佐藤「てやあぁ!」
阿笠「今じゃ!」
プシュ チク
佐藤「あっ」
佐藤「……」ドサッ
阿笠「ふぅ、もし予備の麻酔銃がなかったら危ないところじゃったわい」
49: 2020/09/12(土) 23:40:38.882 ID:UYb3S1+Ea.net
一方、目暮警部
目暮「なにっ? コナン君と蘭君に逃げられただと!」
高木『申し訳ありません』
高木『千葉と協力して殺るつもりでしたが、まんまと』
高木『今、千葉が二人を追ってるようなので自分も合流して』
目暮「いや、二人は千葉に任せて高木君は探偵事務所の張り込みに戻ってくれ」
高木「ということは警部」
目暮「ああ、今から私が毛利君に引導を渡す」
目暮「なにっ? コナン君と蘭君に逃げられただと!」
高木『申し訳ありません』
高木『千葉と協力して殺るつもりでしたが、まんまと』
高木『今、千葉が二人を追ってるようなので自分も合流して』
目暮「いや、二人は千葉に任せて高木君は探偵事務所の張り込みに戻ってくれ」
高木「ということは警部」
目暮「ああ、今から私が毛利君に引導を渡す」
50: 2020/09/12(土) 23:42:38.754 ID:UYb3S1+Ea.net
目暮「もし、ワシが逃げられた場合は君が毛利君を殺害するんだ。いいな」
高木『了解しました』
目暮「くそっ」
目暮「白鳥君の方も皆逃げられたと言うし、佐藤は一向に連絡がつかん」
目暮「ええい、敵に回すとなんて厄介な連中なんだ」
目暮「せめて毛利君だけでも始末しなければな
高木『了解しました』
目暮「くそっ」
目暮「白鳥君の方も皆逃げられたと言うし、佐藤は一向に連絡がつかん」
目暮「ええい、敵に回すとなんて厄介な連中なんだ」
目暮「せめて毛利君だけでも始末しなければな
51: 2020/09/12(土) 23:44:38.394 ID:UYb3S1+Ea.net
毛利探偵事務所
コンコン
目暮「おい、毛利君。いるかね」
目暮「目暮だ」
目暮「ちょっと話があるんだが、入れてくれんか」
目暮「……」
目暮「留守か。いや、そんなはずは」
コンコン
目暮「おい、毛利君。いるかね」
目暮「目暮だ」
目暮「ちょっと話があるんだが、入れてくれんか」
目暮「……」
目暮「留守か。いや、そんなはずは」
52: 2020/09/12(土) 23:47:11.993 ID:UYb3S1+Ea.net
小五郎「おや、警部殿じゃないですか」
目暮「お、おお、毛利君。今戻ったところか。事務所にいたのではないんだな」
小五郎「ええ。さっきまで一階の喫茶ポアロにいたんですよー」
目暮「そうだったのか。遅めの朝食といったところかね」
小五郎「いえいえ。ちょっと妻に電話を、と」
目暮「英理さんにか? 珍しいな。何の用事だったんだね」
小五郎「いやなに。警察に殺されたくなければ、急いで遠くに逃げろってね、ナハハ」
目暮「も、毛利君……」
目暮「お、おお、毛利君。今戻ったところか。事務所にいたのではないんだな」
小五郎「ええ。さっきまで一階の喫茶ポアロにいたんですよー」
目暮「そうだったのか。遅めの朝食といったところかね」
小五郎「いえいえ。ちょっと妻に電話を、と」
目暮「英理さんにか? 珍しいな。何の用事だったんだね」
小五郎「いやなに。警察に殺されたくなければ、急いで遠くに逃げろってね、ナハハ」
目暮「も、毛利君……」
53: 2020/09/12(土) 23:50:33.870 ID:UYb3S1+Ea.net
小五郎「事務所に盗聴器が仕掛けられてたら困りますんでね」
目暮「おいおい、一体君は何を言っているんだね」
小五郎「警部殿、下手な芝居はやめにしましょうや」
目暮「……」
目暮「いつから気づいてたのかね……」
小五郎「なぁに。前々から薄々感づいてはいたんですが」
小五郎「警部殿がアポなしで事務所にやって来たところを見て確信しました」
小五郎「職業柄、殺意には敏感なんでね」
目暮「そうか」
目暮「おいおい、一体君は何を言っているんだね」
小五郎「警部殿、下手な芝居はやめにしましょうや」
目暮「……」
目暮「いつから気づいてたのかね……」
小五郎「なぁに。前々から薄々感づいてはいたんですが」
小五郎「警部殿がアポなしで事務所にやって来たところを見て確信しました」
小五郎「職業柄、殺意には敏感なんでね」
目暮「そうか」
55: 2020/09/12(土) 23:53:37.501 ID:UYb3S1+Ea.net
目暮「なら、話は早い!」
バン!! バン!! バン!!
小五郎「はっ、よっ、はっ!」
バン!! バン!! バン!!
小五郎「なんのっ」
目暮「ええいっ、全弾よけるとは。往生際が悪いぞ、毛利君」
目暮「もはや君は全警察を敵に回しているんだ」
目暮「もう逃げ場なんてない。大人しく、ここで氏ぬんだ」
小五郎「いくら警部殿の頼みでもそれは聞けませんな」
バン!! バン!! バン!!
小五郎「はっ、よっ、はっ!」
バン!! バン!! バン!!
小五郎「なんのっ」
目暮「ええいっ、全弾よけるとは。往生際が悪いぞ、毛利君」
目暮「もはや君は全警察を敵に回しているんだ」
目暮「もう逃げ場なんてない。大人しく、ここで氏ぬんだ」
小五郎「いくら警部殿の頼みでもそれは聞けませんな」
59: 2020/09/12(土) 23:57:47.051 ID:UYb3S1+Ea.net
目暮「頼む、わかってくれ」
目暮「これは政府の決定事項なんだ」
目暮「君は探偵なんかじゃない、単なる氏神に過ぎん」
目暮「君自身もいい加減わかっているだろう」
目暮「君がいるだけで一人また一人、殺人事件の犠牲になるんだ」
目暮「いわば君たちの存在そのものがみんなの迷惑だ」
目暮「だから警察官の一員としてこれ以上、君を生かしておく訳にいかんのだよ」
小五郎「やれやれ、警部殿も落ちぶれたもんですな」
目暮「これは政府の決定事項なんだ」
目暮「君は探偵なんかじゃない、単なる氏神に過ぎん」
目暮「君自身もいい加減わかっているだろう」
目暮「君がいるだけで一人また一人、殺人事件の犠牲になるんだ」
目暮「いわば君たちの存在そのものがみんなの迷惑だ」
目暮「だから警察官の一員としてこれ以上、君を生かしておく訳にいかんのだよ」
小五郎「やれやれ、警部殿も落ちぶれたもんですな」
64: 2020/09/13(日) 00:03:20.652 ID:F9QSuzPHa.net
目暮「なに?」
小五郎「政府だの警察だの、そんなのが行動原理で」
小五郎「一つの組織に縛られてるだけのしょうもない人間になり下がってしまったとは」
目暮「黙れ」
目暮「これまで君のせいで氏んでいった被害者たちの苦しみを」
目暮「君自身が今ここで味わうんだ」
パン!! パン!!
小五郎「くっ!」
小五郎「政府だの警察だの、そんなのが行動原理で」
小五郎「一つの組織に縛られてるだけのしょうもない人間になり下がってしまったとは」
目暮「黙れ」
目暮「これまで君のせいで氏んでいった被害者たちの苦しみを」
目暮「君自身が今ここで味わうんだ」
パン!! パン!!
小五郎「くっ!」
66: 2020/09/13(日) 00:05:19.059 ID:F9QSuzPHa.net
目暮「毛利が逃げたぞ、殺せ高木!」
高木「はい!」
小五郎「高木、お前もか」
高木「毛利さん、氏んでください!」
バン!! バン!! バン!!
小五郎「どこを撃ってる、高木。こっちだ、おらあああ!」
高木「え、う、うわああぁぁ!!」
ドシンッ
小五郎「簡単に距離を詰められて相手に一本背負いを食らわされるなんて」
小五郎「まだまだだな」
高木「はい!」
小五郎「高木、お前もか」
高木「毛利さん、氏んでください!」
バン!! バン!! バン!!
小五郎「どこを撃ってる、高木。こっちだ、おらあああ!」
高木「え、う、うわああぁぁ!!」
ドシンッ
小五郎「簡単に距離を詰められて相手に一本背負いを食らわされるなんて」
小五郎「まだまだだな」
67: 2020/09/13(日) 00:08:31.283 ID:F9QSuzPHa.net
目暮「ええい、くそ。弾切れか」
小五郎「では警部殿。失礼します」
目暮「何をやっとるんだ、高木!」
目暮「逃げられてしまったぞ」
高木「す、すみません」
目暮「発令されて標的をまだ一人も始末できんとは!」
小五郎「では警部殿。失礼します」
目暮「何をやっとるんだ、高木!」
目暮「逃げられてしまったぞ」
高木「す、すみません」
目暮「発令されて標的をまだ一人も始末できんとは!」
70: 2020/09/13(日) 00:14:47.630 ID:F9QSuzPHa.net
一方、逃走中のコナンと蘭
コナン「もしもし、服部か」
平次『おう、工藤。安心したで、まだ生きておったか』
コナン「あたり前だ。お前の方は大丈夫なのか?」
コナン「電話の向こうで銃声みたいな音が鳴ってるみたいだが」
平次『ああ、たった今和葉連れて、警察の親父と大滝ハンら相手に』
平次『警察から何とかパクったハジキつこうて銃撃戦の真っ最中や』
『バン!! バン!! バン!!』
平蔵『平次、ええかげん観念せえや!』
大滝『へいちゃん、なぶり頃しされとうなかったらはよ出てきー』
コナン「もしもし、服部か」
平次『おう、工藤。安心したで、まだ生きておったか』
コナン「あたり前だ。お前の方は大丈夫なのか?」
コナン「電話の向こうで銃声みたいな音が鳴ってるみたいだが」
平次『ああ、たった今和葉連れて、警察の親父と大滝ハンら相手に』
平次『警察から何とかパクったハジキつこうて銃撃戦の真っ最中や』
『バン!! バン!! バン!!』
平蔵『平次、ええかげん観念せえや!』
大滝『へいちゃん、なぶり頃しされとうなかったらはよ出てきー』
77: 2020/09/13(日) 00:27:09.663 ID:F9QSuzPHa.net
平次『じゃかましい!』
平次『警察なんぞの肩書き優先して息子に手をあげるような』
平次『ボケナス親父の言うことなんぞ誰がきくか、ドアホ!』
和葉『平次、大丈夫なん……』
平次『安心せい。俺がなんとかしてやるさかい』
平次『せやから絶対俺のそば離れるんやないぞ』
和葉『う、うん』
平次『そういう訳や、工藤。交戦が厳しゅうなってきおったから』
平次『一旦、電話切るで』
コナン「ああ、氏ぬなよ」
平次『あったりまえやろ。お前も気ぃつけるんやで、工藤』
ブツ
平次『警察なんぞの肩書き優先して息子に手をあげるような』
平次『ボケナス親父の言うことなんぞ誰がきくか、ドアホ!』
和葉『平次、大丈夫なん……』
平次『安心せい。俺がなんとかしてやるさかい』
平次『せやから絶対俺のそば離れるんやないぞ』
和葉『う、うん』
平次『そういう訳や、工藤。交戦が厳しゅうなってきおったから』
平次『一旦、電話切るで』
コナン「ああ、氏ぬなよ」
平次『あったりまえやろ。お前も気ぃつけるんやで、工藤』
ブツ
80: 2020/09/13(日) 00:32:43.675 ID:F9QSuzPHa.net
コナン「まさかとは思ったが服部たちも警察の標的にされているのか」
コナン「思った以上にヤベーことになってそうだな」
蘭「コナン君」
コナン「あ、蘭姉ちゃん。見張りありがとう。何か変わったことは?」
蘭「ううん。どうやらまだ誰にも見つかってないみないみたい」
コナン「そっか」
蘭「今の電話、服部君?」
コナン「う、うん」
コナン「思った以上にヤベーことになってそうだな」
蘭「コナン君」
コナン「あ、蘭姉ちゃん。見張りありがとう。何か変わったことは?」
蘭「ううん。どうやらまだ誰にも見つかってないみないみたい」
コナン「そっか」
蘭「今の電話、服部君?」
コナン「う、うん」
81: 2020/09/13(日) 00:34:43.738 ID:F9QSuzPHa.net
蘭「服部君たち何だって?」
コナン「べ、別になんともないってさ」
コナン「和葉姉ちゃんも元気だって言ってたよ」
蘭「そう、よかった」
千葉「見つけたぞ、二人とも」
コナン「千葉刑事!」
バン!! バン!!
蘭「やめてください、千葉刑事!」
コナン「べ、別になんともないってさ」
コナン「和葉姉ちゃんも元気だって言ってたよ」
蘭「そう、よかった」
千葉「見つけたぞ、二人とも」
コナン「千葉刑事!」
バン!! バン!!
蘭「やめてください、千葉刑事!」
82: 2020/09/13(日) 00:37:38.512 ID:F9QSuzPHa.net
蘭「どうしてこんなことをするんですか」
千葉「聞かない方が身のためだよ」
千葉「僕だって本当はこんなことしたくない」
バン!! バン!!
蘭「きゃっ!」
コナン「今まで色々協力してあげてきたのに随分じゃない?」
千葉「こんなときにも減らず口なんて相変わらず生意気だね、コナン君!」
バン!! バン!!
千葉「聞かない方が身のためだよ」
千葉「僕だって本当はこんなことしたくない」
バン!! バン!!
蘭「きゃっ!」
コナン「今まで色々協力してあげてきたのに随分じゃない?」
千葉「こんなときにも減らず口なんて相変わらず生意気だね、コナン君!」
バン!! バン!!
84: 2020/09/13(日) 00:41:07.959 ID:F9QSuzPHa.net
コナン「くそっ」
コナン「言ってわからないなら」
コナン「このキック力増強シューズで千葉刑事の脳天ぶっとばしてやる!」
キュイイン
コナン「ふっとべー!」
ガス ゴオオォォォ
千葉「うぐああぁ! しまった、拳銃が」
コナン「言ってわからないなら」
コナン「このキック力増強シューズで千葉刑事の脳天ぶっとばしてやる!」
キュイイン
コナン「ふっとべー!」
ガス ゴオオォォォ
千葉「うぐああぁ! しまった、拳銃が」
85: 2020/09/13(日) 00:42:37.602 ID:F9QSuzPHa.net
蘭「銃さえなければ、はああぁぁ!」
千葉「うわっ?」
ドス ドス ガス ボカ
千葉「うぐ、あが、がはっ!」
千葉「や、やられた……」
千葉「……」
蘭「ハァハァ、ごめんなさい、千葉刑事」
千葉「うわっ?」
ドス ドス ガス ボカ
千葉「うぐ、あが、がはっ!」
千葉「や、やられた……」
千葉「……」
蘭「ハァハァ、ごめんなさい、千葉刑事」
88: 2020/09/13(日) 00:45:50.427 ID:F9QSuzPHa.net
蘭「何とか間一髪だったね」
コナン「千葉刑事に見つかったとなると」
コナン「ここも安全じゃないみたいだよ」
コナン「急いで別の場所に移ろう」
蘭「ええ」
目暮「そうはいかんよ」
コナン「くそっ、今度は目暮警部か!」
コナン「千葉刑事に見つかったとなると」
コナン「ここも安全じゃないみたいだよ」
コナン「急いで別の場所に移ろう」
蘭「ええ」
目暮「そうはいかんよ」
コナン「くそっ、今度は目暮警部か!」
89: 2020/09/13(日) 00:47:45.561 ID:F9QSuzPHa.net
目暮「さっき、毛利君にも逃げられてしまったんでな」
目暮「少しやり方を変えることにしたよ」
パン!! ピュル…
蘭「いたっ」
コナン「蘭!」
目暮「蘭君を人質に取ればさすがの毛利君もじっとしてはいられんだろう」
目暮「少しやり方を変えることにしたよ」
パン!! ピュル…
蘭「いたっ」
コナン「蘭!」
目暮「蘭君を人質に取ればさすがの毛利君もじっとしてはいられんだろう」
92: 2020/09/13(日) 00:51:25.282 ID:F9QSuzPHa.net
コナン「やめるんだ、警部!」
目暮「なぁに、すばしっこいコナン君の相手はあとでゆっくりしてあげるよ」
目暮「さあ、蘭君。パトカーに乗ってもらおうか」
目暮「さもなくば……」
ジャキ
蘭「た、助けて……」
蘭「しんいちいいいいいいいいぃぃ!!」
コナン「らあああああああああああああぁぁん!!」
バン!!
おわり
目暮「なぁに、すばしっこいコナン君の相手はあとでゆっくりしてあげるよ」
目暮「さあ、蘭君。パトカーに乗ってもらおうか」
目暮「さもなくば……」
ジャキ
蘭「た、助けて……」
蘭「しんいちいいいいいいいいぃぃ!!」
コナン「らあああああああああああああぁぁん!!」
バン!!
おわり
95: 2020/09/13(日) 00:53:02.510 ID:F9QSuzPHa.net
続きは劇場版で
引用元: コナン「警察まで敵に回してしまった」
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