みゃーもり「ようやく五人でお酒飲めたね」

りーちゃん「待たせてしまって申し訳ないっす」

絵麻「ううん」

ずかちゃん「成人になった感想は？」

りーちゃん「学生のままで特に何も。でも十代じゃないので大人になった感じっすかね」

みーちゃん「結構違うよね」

みゃーもり「社会人になるとあっという間に歳をとるみたいだよ」

絵麻「誰が言ってたの？」

みゃーもり「堂本さん」

絵麻「そうなんだ」

ずかちゃん「でも学生の時より時間が経つのが早い気がするよね」

「はぁ……」

みゃーもり「そ、それより飲もう飲もう！」

りーちゃん「っすね！」

2時間後


みゃーもり「それでりーちゃんは平岡さんと上手くいってるの？」

りーちゃん「っす。この前はディズ○―ランド行ってきたです！」

絵麻「ディズ○ーランドか。わたし、行ったことないな」

りーちゃん「そうなんすか？」

絵麻「うん。行く人もいないし」

ずかちゃん「え？　絵麻ってまだ彼氏いないの？」

絵麻「」ﾋﾟｸｯ

みーちゃん「まだいなかったんですね」

絵麻「……ふ、二人はいるの？」

ずかちゃん「うん。あれ？　言ってなかったっけ？」

絵麻「うん。みーちゃんも？」

みーちゃん「はい。だってもう21ですし」

絵麻「」ｸﾞｻｯ

みゃーもり「ずかちゃんの彼氏って日5アニメの主役やってる人だよね」

ずかちゃん「うん。アルス○ーン戦記の王子。そしてわたしの王子///」

みゃーもり「のろけるなー」

りーちゃん「みーちゃん先輩は車屋さんの人でしたっけ？」

みーちゃん「うん。ミスタータイヤマンの店長してる」

みゃーもり「それじゃ彼氏いないのって絵麻だけなんだね」

絵麻「……え？　おいちゃんもいるの？」

みゃーもり「うん。前に言わなかった？」

絵麻「聞いてない。誰と付き合ってるの？」

みゃーもり「落合さんだよ。カノンに移動した」

絵麻「い、いつのまに！？」

みーちゃん「前からちょくちょく仕事のことで相談してたんだよね。それで徐々に進展していって」

りーちゃん「わたしは渡辺さんと付き合うのかと思ってたっす」

みゃーもり「渡辺さんは顔はいいんだけど、……煙草がね」

ずかちゃん「おいちゃん、煙草苦手だもんね」

みゃーもり「うん」

みーちゃん「前に紹介されましたけ顔もですけど声もイケメンですよね」

みゃーもり「そうなの！　SAOのキリ○にそっくりなんだよね！」

ずかちゃん「ていうか絵麻やばいよ。もう22なんだから」

絵麻「え」

みゃーもり「うん。そろそろ彼氏作らないと。瀬川さん達みたいに行き遅れになっちゃうよ」

絵麻「……」

みーちゃん「羊水が腐らないうちに妊娠しないとですよ」

りーちゃん「っす」

絵麻「……」

ずかちゃん「皆は20代のうちに結婚したいの？」

みゃーもり「もちろん。25には結婚したいかな」

りーちゃん「わたしは再来年には結婚したいっす」

みーちゃん「早くない？」

りーちゃん「そうっすかね？」

みゃーもり「そうだよ。それに平岡さんと結婚して大丈夫なの？」

りーちゃん「……それどういう意味っすか」

みゃーもり「だって30手前で制作進行でしょ。わたしより給料少ないよ」ｸｽｯ

りーちゃん「……」

みゃーもり「それに付き合うきっかけも三女の打ち上げでいい感じになってヤっちゃったからでしょ」

ずかちゃん「そうなの？」

みーちゃん「りーちゃん、結構股緩いんだね」

りーちゃん「……」

みゃーもり「確かに平岡さんは顔はいいけど。……結婚するなら違う人の方がいいんじゃない？」

りーちゃん「……悪いんすけど、大ちゃん、ムサニ辞めてACツチノコに移動するんで。副社長扱いで」

みゃーもり「え」

りーちゃん「専門時代の友人が社長さんみたいで。前から誘われたみたいっすよ」

みゃーもり「……」

りーちゃん「副社長とデスク。どっちが結婚相手にいいんすかね」ｸｽｯ

みゃーもり「ふーん。でも大手じゃないし経営大丈夫なの？」

りーちゃん「っす。そのうちムサニやカノンも追い抜いちゃうんじゃないすかね」

みゃーもり「……」

ずかちゃん「まぁまぁ。二人とも落ち着いて」

りーちゃん「……」

ずかちゃん「でもいいな。わたしは声優だから結婚するのも事務所の許可がいるし」

みーちゃん「え？　売れてない声優でも許可がいるんですか？」

ずかちゃん「」ﾋﾟｸｯ

みゃーもり「主演一つもないのに大変だね」

りーちゃん「まだWikipedi○もないのに厳しいっすね」

ずかちゃん「う、うん……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

絵麻「……」

ずかちゃん「み、みーちゃんは結婚どうなの？」

みーちゃん「そうですね。相手が年も年なんで早くしたいらしいんですけど」

りーちゃん「彼氏さん、いくつっすか？」

みーちゃん「45歳だよ」

「」

みゃーもり「中年じゃん！」

みーちゃん「そ、そうですけど……」

りーちゃん「さすがに20も上は無理っす」

ずかちゃん「だよね。体臭とかやばそう」

みーちゃん「」ﾑｯ

みゃーもり「ていうか相手口リコンじゃないの？」

みーちゃん「違います！」

ずかちゃん「エOチする時ちゃんと勃つの？」

みーちゃん「勃ちます！」

りーちゃん「でもすぐに終わっちゃいそうっすね」

みゃーもり「確かに。ていうか45のおっさんに抱かれるみーちゃんって……」

ずかちゃん「なんか如何わしいものに見えてきたかも」

りーちゃん「っすね」

みーちゃん「彼のこと馬鹿にしないで下さい！」

絵麻「……」

りーちゃん「やっぱりわたしの大ちゃんが一番っすね」

みゃーもり「何言ってんの？　落合さんに決まってるじゃん」

ずかちゃん「わたしの彼氏だよ。売れっ子声優だよ」

みーちゃん「わたしの彼は店長ですよ」

「中年は引っ込んでろ！」

みーちゃん「うっ」ｸﾞｽｯ

りーちゃん「大体、おいちゃん先輩って結婚したいって言ってますけど彼はどうなんです？」

みゃーもり「うっ。彼はその忙しいから。……まだ具体的な話はしてないけど……」

りーちゃん「」ﾌｯ

みゃーもり「そういうりーちゃんはどうなの？」

りーちゃん「わたしは大学卒業したら結婚してくれるって言ってくれたっすよ」

みゃーもり「ぐぬぬ」

ずかちゃん「一般人同士は気軽に結婚出来ていいなー」

りーちゃん「声優一本で食べていけてない人は黙ってて下さいっす」

ずかちゃん「うっ」ｸﾞｻｯ

みゃーもり「……りーちゃん、前から思ってたけど一番年下なのに生意気じゃない？」

りーちゃん「先に喧嘩売ってきたのはおいちゃん先輩ですよね」

みゃーもり「わたしはただりーちゃんが心配で言っただけなんだけど」

りーちゃん「人の心配より自分の心配をした方がいいんじゃないっすか」

みゃーもり「どういう意味？」

りーちゃん「彼と結婚についてまだ何も話してないみたいですし。それにその体じゃすぐ飽きられちゃうんじゃないっすかね」ﾌｯ

みゃーもり「なっ！？」

りーちゃん「男の人ってやっぱりある程度胸がないと駄目じゃないっすか」

みゃーもり「そ、そんなことないよ！」

りーちゃん「どうっすかね」

みゃーもり「……」

りーちゃん「……」

みゃーもり「りーちゃん、表に出よっか」

りーちゃん「別にいいっすよ」

店外


みゃーもり「覚悟はいい？」

りーちゃん「そっちこそいいんすか」

みゃーもり「……」

りーちゃん「……」


落合「あれ？　宮森じゃないか。何してるんだ？」


みゃーもり「落合さん？」


平岡「うーす」


りーちゃん「大ちゃん！？」

みゃーもり「平岡さんも？　なんで二人がここに？」

落合「実は矢野の紹介で知り合ってな。二人で飲みに来たんだけど」

平岡「別に」

落合「なんか険悪な雰囲気っぽいけど、喧嘩でもしてたのか？」

みゃーもり「……ま、まさか！」

りーちゃん「っすよ！」

みゃーもり「わたしたち親友ですよ。喧嘩なんてするわけないじゃないですか」

りーちゃん「です！　アニメについて熱く語り合ってただけっす」

落合「そうのか。……あ、宮森の彼氏の落合です。初めまして」ﾍﾟｺﾘ

りーちゃん「は、初めまして。おいちゃん先輩の後輩で大ちゃんの彼女の今井みどりっす！」ﾍﾟｺﾘ

落合「平岡さんの彼女さんなのか」

平岡「別に」

落合「それじゃ四人で飲むか」

みゃーもり「はい」

りーちゃん「っす」

平岡「……」

落合「すみませーん」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

みゃーもり「……一時休戦だね」

りーちゃん「っすね」

みーちゃん「中年には中年のよさがあるんですよ！！」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

ずかちゃん「早く主演かヒロインの役やりたいなー」ｺﾞｸｺﾞｸ

絵麻（誰か助けて……）

おわり
頼むから誰か面白い白箱SS書いてくれよ
アニメ人気あるのにSSが少ないんだよ