友紀「やったー！」ﾊﾟﾝﾊﾟｶﾊﾟｰﾝ

美世「友紀ちゃん」

友紀「あっ、美世ちゃん茄子ちゃん！　ねえねえ二人はあれ見た！？」

茄子「あれ、ですか？」

友紀「これだよデレぽ！　なんとなんと～・・・」

友紀「そう！　ハタチはまだサンタさんからプレゼントがもらえまーす！」ｲｴｰｲ


美世・茄子「「な、なんですってー！？」」

茄子「これは・・・本当みたいですね」ﾏｱ

美世「そっかぁ。そろそろサンタさんが来なくなる歳かなぁって薄々思っていたけど、今年はまだもらえるんだ～♪」

美世「どうしよう♪　ちょっと良いミニカーとかお願いしちゃおうかな～♪」

茄子「けっこう違うものなんですか？　動くとか？」

美世「そう！　いいのだとね～サスペンションがついてて、ドアも開けられたりするの！　内装も凝っててね～♪」

美世「あっ、ラジコンとかもいいかも・・・ああっ、レースゲームとかもいいかな～？」

友紀「迷っちゃうよね～♪」

茄子「うふふ♪　あとで、お手紙書きましょうね～♪」

友紀・美世「「は～い♪」」

美世「でも友紀ちゃん大丈夫～？　今年一年いい子にしてた～？」

友紀「もっちろん！　いい子にしてたに決まってるじゃん！　確かにいい子だった～・・・いい子だったはず・・・たぶんいい子・・・」

茄子（だんだん自信がなくなっていっているような～・・・）

友紀「いい子じゃなかったらどうしよう・・・！？」

美世「あはは、大丈夫だよ。クリスマスまでまだ2ヶ月以上あるんだよ？　逆転できるよ♪」

友紀「！　そうだねっ！　例え九回裏ツーアウトからでも逆転サヨナラホームランだって打てるはず！　やるぞー！」

茄子「ちゃんといい子にできますか～♪」

友紀「できるよっ！　今年はもう美世ちゃんの車で食べ物こぼさないよっ！」

美世「 あ れ 本 当 に も う や め て ね ・ ・ ・ ？ 」

友紀「ご、ごめんなさい・・・！」

友紀「あ、あとは～・・・そう！　飲み会で酔いつぶれるまで飲まないっ！」

茄子「 あ れ 本 当 に も う や め て く だ さ い ね ・ ・ ・ ？ 」

友紀「ええっ！？　や、やっぱりあたしなんかしてた・・・！？」

茄子「いいえ～？　そんな大したことではないんですよ～？」

茄子「ただそれがよく狙ったかのように私とプロデューサーさんがいい雰囲気になりそうなところだっただけで」

友紀「ほ、本当にごめんなさい・・・！」

茄子「うふふふふ♪」

友紀「こ、これからはちゃんとするよ！　嫌いな野菜も食べる！　晴ちゃんと遊ぶときに野球がいいって駄々こねない！　お手伝いもする！」

友紀「慎ましく生きる・・・！　キャッツが勝ってもビールは5本までにする！」

友紀「たくさん寝て、美味しいもの食べて、やりがいのある仕事して、楽しいことがあれば、あたしはそれで満足だよ！」

美世「割と贅沢だよ？」

茄子「幸せな人生ですね～」

美世「そういえば、友紀ちゃんはなにが欲しいの？」

友紀「えっとね？　このチームのこの選手でしょ？　あとはこっちのチームのこの人とこの人！　キャッツにほしいな～って！」

美世・茄子「「そ、それはサンタさんでも無理なんじゃ・・・？」」

友紀「ええっ！？」


・・・


イヴ「そういうのはちょっと～」

友紀「ええ～っ！？」



お・わ・り

お・ま・け


千川ちひろ「サンタさんへ」ぐりぐり

ちひろ「ちひろは、ことしもいいこにしてましたっ」ぐりぐり

ちひろ「クリスマスのプレゼントは、いっぱいスタージュエルがほしいで―」ぐりぐり

ちひろ「はっ！？　な、なにを見ているんですかプロデューサーさん！」ｻｯ

ちひろ「い、いいじゃないですか！　20歳がまだもらえるなら私だってもしかしたら・・・！」

ちひろ「む～・・・！　ちひろむずしいことわかんな～いっ！」ﾌﾟﾝｽｶ ﾌﾟﾝｽｶ


・・・

・・・


茄子「え？　私の欲しいものですか？」


茄子「うふふ♪　分かってるくせにっ・・・♪」


茄子「期待、してますね♪　プロデューサー・・・?」


お・わ・り

（PKを外すことができるのは、PK蹴る勇気を持った者だけだ）

(いい言葉です)

（今日は346ワールドカップの決勝があります）

（私もこれから見ます）

（いい試合でした）