～事務所・医務室～

ブリッツェン「ﾌﾞﾓｯﾌﾝ!!」ｸｼｭﾝ!

イヴ「どど、どうしよう～、クリスマスはもう目の前なのに～！」

清良「少し熱が高いみたいね……フロちゃん、氷お願いできる？ぷちきよちゃんは毛布をお願い」

ぷちきよ「ｷｭｳｶﾝﾃﾞｰｽ」ﾄﾃﾄﾃ

フロスト「ｵﾏｶｾﾎｰ」

イヴ「うう……子供達にプレゼントを配るにはどうしてもブリッツェンとソリが不可欠なのに……」

ネネ「私達で代わりにお手伝いとかできないでしょうか……あ、これ栄養たっぷりのミックスジュースです」ﾊｲｯ

ちびネネ「ﾌﾂｳﾉﾄ ﾁｶﾞｳ」

イヴ「何から何までご迷惑を～…！」

～一方その頃、公園では。

ぷちなかの「ひやほう」ｸﾙｸﾙｸﾙ

※鉄棒でついんて大回転。

P「ぶんぶんごまみたいなヤツだな…」

「うう……うぅう……」

ぷちなかの「おす？」ﾋﾟﾀｯ

P「何だ？」

パンツ一枚の老人「寒い……寒すぎるぞい……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

P「何月だと思ってんだ」

ぷちなかの「おいちゃん　おなかすき？」

老人「腹も減ったし身ぐるみ剥がされてのう……せっかく孫の顔を見にはるばるやって来たと言うに……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

P「…何か妙にデジャヴを感じる話だな……気のせいか…？」

響子「あっ、プロデューサーさーん！」ﾌﾘﾌﾘ

ぷちきょこ「ﾀﾆｰ」

P「おう、今から事務所か？　…何かいい匂いがしてるな？」

響子「ああ、これ、シュトーレンです、クリスマスも近いので、事務所に持っていこうかと」

ぷちなかの「しゅとう……」

老人「おお、シュトーレンはわしの大好物じゃ……！どうか、お恵みを下さらんかの…」

響子「えっ、変質者の方？」

P「言われても仕方ないとは思うが……仕方ない、とりあえず爺さんには俺のコートを貸すとしよう」ﾊｲｯ

ぷちきょこ「ﾅｶﾞﾀﾆ」ﾊｲｯ

ぷちなかの「おすいもの！」

P「気持ちはありがたいんだが何で永谷園のお吸い物持ってきたんだよ」

響子「あ、でもシュトーレンを切り分ける道具がありませんね…事務所に行ってから切り分けようと思ってたので…」

ぷちきょこ「ｺﾏｯﾀﾆ」

ぷちなかの「しゅとう！れん！」ｽﾗｲｽｯ!

ｽﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾝ!!

P「凄え、手刀で切り分けたぞ……どんな威力してんだ」

ぷちなかの「おす」ﾌﾝｽ

～～～～

で。食べさせ終わって事務所。

イヴ「い、イルお爺ちゃん！？どうして日本に？それにどうしてダンボール履いてるの～っ？？」

イル「色々あってな……だが、トナカイとソリは氏守したぞい」

P「やっぱり親族の方だったか……血は争えないなあ」

響子「って事は…本物のサンタさん？」

イル「いかにも、ワシこそイヴの祖父にしてサンタクロースその人じゃぞい」ｴｯﾍﾝ

P「……にしては白ひげとか生やしてないよな」

響子「イメージと違いますよね」

イル「…煙突からプレゼントを配りに侵入したら暖炉でひげを燃やしてしまってのう」

イヴ「最近の家ときたら～」

P「煙突は普通そうなるだろ」

イル「しかし、身ぐるみを剥がされてしまった…配るプレゼントが無くては話にならんのう…サンタ失格じゃわい」

イヴ「あっ、それならお爺ちゃん、私のブリッツェンが風邪引いて寝込んでるから、配れなくなったプレゼントがたくさん余ってるよ～！」

イル「それは本当か！」

イル「年に一度の務めを果たせないとあれば、全国サンタ連盟からブラックサンタが派遣されてひどい目に合わされるとこじゃったわい、いやー助かった」

イヴ「私も配るの手伝うね～♪」

響子「なんだかイヴさん嬉しそうっ」ﾌﾌｯ

P「久々の再会なんだろうな、着てる服はアレだが……」

P「ああ、でも多分この事務所の事だから倉庫にサンタ服の類くらい置いてあるんじゃないか？」

響子「あ、そういえば前にお掃除したとき見たような気がしますね」

P「よし、サンタの爺さん、とりあえずダンボールじゃ間違いなく変質者扱いされるから服を進呈するぞ」

イル「何から何まですまんのう」

ｼｬﾝｼｬﾝｼｬﾝｼｬﾝｼｬﾝ

ﾒﾘｰｸﾘｽﾏｰｽ!!

P「……行っちまったな」

響子「やっぱり飛ぶんですね、ソリ」

P「ブリッツェンも飛ぶからな…」ｽﾞｽﾞｰ

ちびネネ「ﾋﾂﾞｹ ﾁｶﾞｳ!!」ﾊﾞﾀﾝ!

ネネ「まだ23日なんじゃ…？」

P響「「あっ」」

※あわてんぼうのサンタクロース。

～おまけ～

ｴﾙｵｰﾌﾞｲｲｰ!!

P「ん？」ｿﾖｿﾖ……

ぷちなかの「おす？」ｸﾝｸﾝ

ぷちかれ「ｽｯﾊﾟ ﾆｵｲ」ｸﾝｸﾝｸﾝ

P「どこからともなく聞こえる謎の声援に、こころなしか青い感じの風が吹いてこれは………何だ？？」

ぷちなかの「そおす！」ｽﾀｺﾗ

P「お、おう、ビジネス用語の方ね」

はすみに「ｳｰ!　ﾚｯﾂｺﾞｰ♪」ｿﾖｿﾖ

ﾜｰ　ﾜｰ　ﾋｭｰ　ｲｲｿﾞｰ!

P「凄え、一匹で全部こなしてやがる」

ぷちかれ「ｽｯﾊﾟ」ｸﾝｸﾝｸﾝ

ぷちなかの「おす！」ｸﾝｸﾝｸﾝ

P「ほんで確かにほのかなレモンの香りするな……」

はすみに「ﾃﾞﾝｹﾞｷﾃﾞﾋﾞｭｰ♪」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

P「放電し始めた……レモンって発電できるもんなそういや……」

ぷちかれ「ｱﾝﾀ　ﾅﾝﾅﾉﾖ」

はすみに「ﾚﾄﾛ!」ﾆｯｺﾘ

ぷちかれ「ﾄﾛﾛ??」ｷｮﾄﾝ

P「そら芋だわな」

ぷちなかの「しょおとこんじょー」

P「…ショートコントって言いたいのか？」

※わりといつもそう。

※さて、はすみにです。

はすみに「ｺﾞｰｺﾞｰ♪」

※一人親衛隊&アイドル&柑橘類。

※謎にどこからか立体音響で親衛隊の声援を呼び出したりします。

ふぁいともか「ｺﾞｰｺﾞｰﾌｧｲｵｰ☆」

はすみに「ﾚﾂｺﾞｰﾚﾂｺﾞｰ♪ﾊ ｽ ﾐ ﾆ !」

ﾜｱｱｱｱｱ!!!

P「やっかましい！！！！」


おわれ。

一足早いクリスマス回でした。

イル・サンタクロース。「サンタクロース」は「いる」って事で。

お目汚し、失礼をば。