1: 2022/10/05(水) 22:20:13.13 ID:ZkdnYLpJ.net
ベジータ「だったら俺がプレゼントしてやる!!!」バッ

ランジュ「ベジータ!!!!」

ベジータ「ファイナルフラーーーーーシュ!!!!!」

カッ

ドッカァーーーン

ベジータ「フン」

パラパラ…

エマ「いきなり強烈な一撃!」

果林「やっぱりベジータは戦いの天才ね……」

4: 2022/10/05(水) 22:25:12.71 ID:ZkdnYLpJ.net
ベジータ「栞子といってもしょせんこんなものか」

ベジータ「とんだ無駄足だ!これならアイツの方がずっと強かったぜ」

ベジータ「あの魔人………………」

ベジータ「くそったれ、ド忘れだ」

ベジータ「あのピンクのデブ……」

ベジータ「魔人……魔人…………」

「それは……ブウですね……」

ベジータ「ダニィ!?」クルッ

5: 2022/10/05(水) 22:29:09.25 ID:ZkdnYLpJ.net
スタスタ

栞子「くだらない技ですね…ただホコリを巻き上げるだけですか……」パッパッ

ベジータ「なんだと……!?」

栞子「とはいえ、親以外にホコリをつけられたのは初めてです」

ベジータ「ピ…ピンピンしてやがる…………」

ベジータ「お…俺のファイナルフラッシュを食らって……!!!」

栞子「私の戦闘力は53ᶘイ^⇁^ナ川です。ですがもちろんフルᶘイ^⇁^ナ川であなたと闘う気はありませんからご心配なく…」

7: 2022/10/05(水) 22:33:15.23 ID:ZkdnYLpJ.net
ベジータ「くそったれーーー!!!!!」バッ

ベジータ「こうなったら地球ごと粉々にしてやる!!!!!」シュインシュインシュインシュイン

ベジータ「ビッグバンアターーーーック!!!!!」

ボッ

栞子「そこまでです✋」

カッ

ベジータ「!!!」

栞子「………✋」ピリピリ

ベジータ「う…受け止めやがった……!!」

栞子「“星”は壊せても……たった一人の“虹”は壊せないようですね……」

13: 2022/10/05(水) 22:41:47.83 ID:ZkdnYLpJ.net
ベジータ「な……な……なにものだ…………」

栞子「とっくにご存知なのでしょう?」

栞子「誰もが幸せになれる世界のために戦い続ける伝説の戦士……」

栞子「スクールアイドル、三船栞子です!!!!!」

ベジータ「あ……あ……」

ベジータは生まれて初めて心の底から震えあがった…真のときめきと決定的な推しの誕生に…

ベジータ「………」ガチガチ

歓びと希望に涙すら流した…これも初めてのことだった……

15: 2022/10/05(水) 22:45:25.00 ID:ZkdnYLpJ.net
ベジータ「……オレはもう…戦わん………」すいーっ

ミア「ああっ!待てよベジータ!」

彼方「ベジータでも栞子ちゃんに敗北をプレゼントすることはできなかったか……」

侑「大丈夫!まだ助っ人は呼んである!」

侑「お願いします!」

「上出来だ……わたしの仲間に加えたいぐらいだ」

歩夢「それはダメ!栞子ちゃんは私たちニジガクの仲間だもん!」

「フン!ならばしょうがない……………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

栞子「あなたは…!」

DIO「氏ぬしかないな栞子ッ!」

16: 2022/10/05(水) 22:47:38.47 ID:ZkdnYLpJ.net
栞子「DIO…ッ!」スタスタ

DIO「ほう……逃げずにこのDIOに向かってくるのか…」

かすみ「DIO!がんばれーっ!」

愛「しおってぃーに敗北を!」

DIO「…………」

みんな「DI~O!DI~O!DI~O!DI~O!」

DIO「どうしてニジガクの連中というのは、こうもカンに触るのか…」

DIO「わかっている…ラブライブ!に出ようともしない…あまつさえ他校を応援すらするその甘っちょろい態度が、人間にへーこらする犬のようで虫唾が走るのだッ!」

DIO「いいだろう!望み通りこの栞子を惨殺処刑してくれる!」

DIO「『世界』!時よ止まれ!!」

19: 2022/10/05(水) 22:50:17.91 ID:ZkdnYLpJ.net
ピッタアアアアア…

DIO「…こんなものか?三船栞子……」

栞子「」

DIO「やはり貴様も我が『世界』の前では、取るに足らんちっぽけな小娘だったか……」

栞子「」

DIO「氏ねいッ!!栞子!!!」ブンッ…

栞子「」ピクッ

DIO「!!」

DIO「な」

栞子「」ピクピク

DIO「なにィ~~~~ッ!?」

DIO「いま…動いたぞ…こいつの指が…まさかッ!」

22: 2022/10/05(水) 22:52:41.19 ID:ZkdnYLpJ.net
DIO「ハッ!」

DIO「栞子は、虹ヶ咲の生徒会長……」

DIO「『せい』と『かい』ちょう……」

DIO「せいかい……」

DIO「せかい……」

DIO「『世界』ッ!!」

DIO「同じ…………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

DIO「同じタイプの『スタンド』…………!?」

28: 2022/10/05(水) 22:57:46.80 ID:ZkdnYLpJ.net
栞子「」ピクピク

DIO「チイッ…時間切れだ。時は動き出す!」

栞子「!」

DIO「……見えているのか?」

栞子「……」

DIO「見えているのかと聞いているのだッ!栞子!!」

栞子「なんのことでしょうか」

DIO「あくまでシラを切る気か…いいだろうッ!」

DIO「『世界』!!」

ブウンッ

DIO「止まった時の中でゆっくり確かめてやる……」

栞子「」ピクッ

DIO「!」

29: 2022/10/05(水) 23:01:07.64 ID:ZkdnYLpJ.net
DIO「フフフフフ」

DIO「フハハハハハハハハハハハハハ――――ッ」

DIO「磁石をつけていたな!」バアーンッ

DIO「財布か手帳の留め金から取った磁石のようだが…近づくとお前の手が動くようになっていたとは……」

DIO「ずるい女だ…ずるいよずるい…こんな罠を……」ククク…

DIO「ワナワナワナ・ワナナンダ!?」アーハッハッハ

DIO「だが!こんな罠は貴様が止まった時の中を動けぬという証明ッ!」

DIO「今度こそ氏ねいっ!!栞子!!」

34: 2022/10/05(水) 23:06:16.74 ID:ZkdnYLpJ.net
栞子「『翡翠色スプラッシュ』!!」シュバアアア

DIO「なにィイイイイイイッ!」

ドオオオオオン

DIO「こ…こいつ…本当は動ける!動けたのかッ!」

栞子「私に時間停止能力は効きません」

DIO「バカな……このDIOが……」プルプル

栞子「DIO…あなたの敗因はたった一つです」

栞子「あなたは『Emotion』のMVを見なかった」

DIO「このDIOがァ―――ッ!!」

栞子「私の時計は、もう動き出したのですよ」

「95点…!!」

栞子「またおかしなのが出ましたね…」

ヒソカ「ああ…やっぱりイイよあなたは🖤」

35: 2022/10/05(水) 23:11:14.68 ID:ZkdnYLpJ.net
エマ「ヒソカ!がんばって!」

璃奈「栞子ちゃんに、敗北を」

ヒソカ(でも栞子を頃しても…敗北をプレゼントできて祝福ムードで終わり…じゃプラマイ0じゃない?)ニィ…

ヒソカ(それなら侑を頃して歩夢に恨まれて、その歩夢を頃して栞子に恨まれて…がベストなんじゃない…?)ニチャアアア

歩夢「ヒソカさん?」

ヒソカ「ボクが侑を頃すってのはありかな?」

歩夢「お前を頃すよ?今ここで」

ヒソカ「冗談だよお」

37: 2022/10/05(水) 23:11:17.58 ID:ZkdnYLpJ.net
エマ「ヒソカ!がんばって!」

璃奈「栞子ちゃんに、敗北を」

ヒソカ(でも栞子を頃しても…敗北をプレゼントできて祝福ムードで終わり…じゃプラマイ0じゃない?)ニィ…

ヒソカ(それなら侑を頃して歩夢に恨まれて、その歩夢を頃して栞子に恨まれて…がベストなんじゃない…?)ニチャアアア

歩夢「ヒソカさん?」

ヒソカ「ボクが侑を頃すってのはありかな?」

歩夢「お前を頃すよ?今ここで」

ヒソカ「冗談だよお」

39: 2022/10/05(水) 23:13:59.05 ID:ZkdnYLpJ.net
ヒソカ「さて…栞子ちゃん」

ヒソカ「非常に残念だ♠キミは才能にあふれていたのに、一つだけとり返しのつかないミスを犯した」

栞子「なんです?」

ヒソカ「さっきの『翡翠色スプラッシュ』…オーラを飛ばして攻撃する、放出系の能力だよね」

栞子「それが何か?」

ヒソカ「それがミスだよ♣ボクのオーラ別性格分析では、放出系は『短期で大雑把』」

ヒソカ「どう考えても、キミの適性じゃない」

栞子「……」

ヒソカ「操作系か、具現家系を極めていれば。勝負はわからなかったのに……♠」

ヒソカ「キミの敗因はメモリの無駄遣い♠」

41: 2022/10/05(水) 23:18:00.01 ID:ZkdnYLpJ.net
栞子「そうでしょうか」

栞子「『翠いカナリア』」スッ…

(・8・)「ちゅん、ちゅん」

ヒソカ「!」

ヒソカ(鳥の念獣……具現化系?あるいは変化形か…)

ヒソカ(いずれにせよこの毛並みの精巧さ……とてつもなく高いレベル!)

栞子「いきなさい」

(・8・)「ちゅーん!」シュバビッ

ヒソカ「!!」

ヒソカ(強……速…避……無理!!)

ヒソカ(『伸縮自在の愛』!!)

44: 2022/10/05(水) 23:20:53.88 ID:ZkdnYLpJ.net
ぐい~~~ん…

ヒソカ「ギリギリ……間に合った🖤」

(×8×)「ちゅん…」シュンッ…

ヒソカ(それにしても今のスピード……操作系の達人レベルだ)

ヒソカ(厄介だね♠放出系だけじゃなく、具現化系or変化形、それに操作系まで極めているのか……)

ヒソカ(とはいえ…メモリ的にはこれが限界)

ヒソカ(つまり強化系…格闘の能力は低い♣)

栞子「コメットパンチ!」ピッピ!

ボゴオッ

ヒソカ「!!?」

46: 2022/10/05(水) 23:24:28.56 ID:ZkdnYLpJ.net
ヒソカ「がはっ!」

ヒソカ(彗星のようなパンチ!鋼のように重い!!)

ヒソカ「バカな……」プルプル

ヒソカ「これほどの能力……メモリがいくつあっても……」

栞子「メモリー?メモリーなんて、交換所イベントやスクールアイドルチャンネルを続けていればいくらでも溜まりますよ」

果林「それが難しいのよ…」

歩夢「ふふっ、クソゲークソーゲー♪」

ヒソカ「予知しよう。キミは踊り狂って人々をときめかせる素晴らしいアイドルになる♠」

ヒソカ「これでボクのお話はお氏枚♠」ガクッ

47: 2022/10/05(水) 23:30:05.20 ID:ZkdnYLpJ.net
エマ「そんな…ヒソカでもダメなんて」

しずく「一体どうすれば…」

歩夢「ねえ!私達も栞子ちゃんに敗北をプレゼントするために、できることをしようよ!」

せつ菜「ですね!足止め…はキビしいかもしれませんが、囮ぐらいなら…」

卑劣様「囮役はもちろんワシがいく。貴様らはこれからのラブライブ!を引っ張っていく、若きラ!の意志だ」

侑「卑劣様!待ってました!」

かすみ「これで勝てる!」

栞子「二代目火影のご登場ですか…こちらも本気にならざるを得ませんね」

栞子「この目は闇が…よく見える…」スッ…

栞子「万華鏡しおりん眼!!」カッ

50: 2022/10/05(水) 23:36:56.58 ID:ZkdnYLpJ.net
卑劣様「皆、奴の眼を見るなよ」

歩夢「…も……」

せつ菜「も…もう見ちゃいました……」

彼方「……だぜ…」

卑劣様「なんだと!?」

歩夢せつ菜彼方「うわあああああああ」

~しおりん眼の幻術世界~

歩夢「ハッ!」

歩夢「ここは…?」キョロキョロ

栞子「お目覚めですか、歩夢さん」

栞子「これから72時間髪飾りを強く結び続けます」

51: 2022/10/05(水) 23:39:49.68 ID:ZkdnYLpJ.net
髪飾り強く結びなおして

歩夢「きゃああああああ!」

髪飾り強く結んで

せつ菜「あがああああああ!!!!!」

結んでゆく強く結び直して

彼方「ひいいいいい」

髪飾り強く結んで

歩夢「いや…もういや……」

髪飾りは強く結んで

せつ菜「うわあああああああああああ!!!!!」

そ う こ こ か ら

彼方「やっ、やめ…」

髪飾り結んでゆけ

三人「あああああああああああああああああ!!!!!」

53: 2022/10/05(水) 23:44:37.56 ID:ZkdnYLpJ.net
歩夢「ハッ!」

侑「歩夢、しっかり!」

せつ菜「ハァーっ…ハァーっ…」

しずく「三人とも大丈夫ですか?」

彼方「あ…あれ…?彼方ちゃん達…さっきまで…」

卑劣様「万華鏡しおりん眼の世界では時間も空間も栞子の思いのままなのだ」

卑劣様「向こうの世界で何時間苦痛を受けても、現実での時間は一秒にも満たない…永遠の一瞬ということだ」

歩夢「ありがとう栞子ちゃん!!」

侑「!?」

せつ菜「流石栞子さんです!」

かすみ「急に何イっちゃってんですか!?先輩たち、今、ひどいゴーモンを受けて…」

彼方「ええ!?それってもう、味方じゃない!?」

卑劣様「同時に幻術を掛けられたか……栞子め、ワシ以上の卑劣だ」

55: 2022/10/05(水) 23:50:24.19 ID:ZkdnYLpJ.net
卑劣様「こうなたったら数で攻める!全軍突撃だ!臆さずいけ!!」

ワアアアアアアアアアアア

サトシ「ピカチュウ!10万ボルトだ!」

ピカチュウ「ピーカ~チュ~~~!!」ビリビリビリ

アンパンマン「アーンパーンチ!」

ドラえもん「空気砲!」ドッカーン

アムロ「アムロいきまーす!」

一護「月牙天衝!!」ブンッッ

炭次郎「水の呼吸伍ノ型!干天の慈雨!」ザンッ

BJ「南無三!」メスナゲー

栞子「くっ…!」

せつ菜「すごい!!栞子さんを追い詰めています!」

マキマ「私が喋っている」

???「……」ヨロッ…

せつ菜「ん?」

56: 2022/10/05(水) 23:54:18.97 ID:ZkdnYLpJ.net
せつ菜「ガッ………ガイアッッッ」

ガイア「……」ボロボロ

しずく「なっ…なんで…………」

侑「…………ッッ」ダラダラ

――
―――
ガイア『ランしおはテキトーにランジュ曇らせとけばおk』


侑(ガイアさん……ッッ)グ…

勇次郎「消え失せいッッ」ブンッ

ガイア「オジャマ」

ワー ワー ワー ワー

ベジータ「…………」

58: 2022/10/05(水) 23:59:43.29 ID:ZkdnYLpJ.net
ベジータ「栞子…すごいやつだよおまえは…」

ベジータ「せつ菜を責めて叩かれ……仲間になって叩かれ……20章で叩かれ……」

ベジータ「なのにどうだ……今のこの光景は……」

栞子「ハァ……ハァ……」

DIO「ロードローラーだッ!」

ヒソカ「完ペキに勝つ🖤だろ?栞子」

侑「いっけー!!」

ベジータ「みんなが栞子に敗北をプレゼントしたくて……」

ベジータ「みんなが栞子をお祝いしたくて……必氏に戦っている…………」

60: 2022/10/06(木) 00:06:28.17 ID:e5+vRCX1.net
ベジータ「…お前はついにこのラブライブ!から逃げ出しはしなかった」

ベジータ「…まるで自分がほんのすこしだけ人気キャラになるのがわかっていたかのように…」

ベジータ「…アタマにくるぜ…!」

ベジータ「かわいくて、えOちで、ネタも豊富で、声優も美人で」

ベジータ「持ち歌が最強のスクールアイドルなんてよ……!」

栞子「ハァ……」ボロボロ

ベジータ「がんばれ栞子…おまえがナンバー1だ!!」

卑劣様「避雷神斬り!!」ザンッ

栞子「っ!」

ドシャアアアアアッ

審判「勝負ありッッ!この勝負……卑劣様連合軍の勝利!!」

62: 2022/10/06(木) 00:10:58.64 ID:e5+vRCX1.net
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

栞子「ハァ………ハァ……」ゴロン…

栞子(これが……敗北……)

卑劣様「…どうだ、敗北をプレゼントされた気分は…」

栞子「……そうですね…」

侑「栞子ちゃーん!」

ドドドドドドドドドドドドド

栞子「!」

せつ菜「栞子さん!!」

侑「せーのっ!」

全員「お誕生日おめでとう!!」

64: 2022/10/06(木) 00:15:54.91 ID:e5+vRCX1.net
栞子「みなさん…」

栞子「……っ」ポロポロ

歩夢「栞子ちゃん!?」

ランジュ「もう、泣き虫なんだから」

ミア「ランジュは言えないだろ」

ランジュ「なによう……」

栞子「今日までこんなどうしようもない私を……」

栞子「叩かれて、叩かれて、また叩かれてきたこの私を……」

栞子「愛してくれて………ありがとうございます!!!」ド ン !


おしまい

65: 2022/10/06(木) 00:22:20.20 ID:a2z4rKhO.net
なんだこれ(困惑

72: 2022/10/06(木) 02:01:49.70 ID:Wvu+Ii48.net
ワロでした

引用元: 侑「栞子ちゃん誕生日おめでとう!プレゼントは何がほしい?」栞子「敗北…ですかね」