1: 2011/04/03(日) 21:58:52.85 ID:+On2cwyk0

憂(どうしよう...すごく...ビリビリする...)
 (これじゃ動けないよお...とりあえず、足伸ばそう...)
 
唯「あれ?これ憂の足?」トン

憂「ひやあああああああああ!!」
けいおん!Shuffle 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
3: 2011/04/03(日) 22:00:18.63 ID:+On2cwyk0
どうも、平沢唯です。
一緒にこたつに入っていた憂が突然悲鳴をあげました。
こたつの向こう側に座っている憂がこれ以上ないってぐらい辛そうな顔をしています。
一体何が起こったんでしょうか?

唯「憂?どうしたの!?」

憂「うぅ...なんか足痺れちゃったみたいで...」

唯「足が?」

憂「うん...足動かせそうにないし、ちょっと横になるね」

そう言うと憂はそのまま仰向けに寝転びました。

唯「...」

ちょっとイタズラしたくなりました。
ごめんね憂。

5: 2011/04/03(日) 22:01:09.83 ID:+On2cwyk0
唯「えい」ツン

憂「ひゃあ!...ぅう、お姉ちゃん、足でつっつかないでよ!」

唯「えへへ...えいえい!」ツンツン

憂「やっ!はうっ!あああジンジンするっ!!」

憂は精一杯の力で自分の足をこたつから出しました。私のツンツンに耐えかねたからでしょう。
しかしやはり動けないようでそのまま力なく横たわったままです。

憂「はあっはあっ...もう!お姉ちゃん遊ばないで!」

唯「ごめんごめん。...でもなんか...」

憂が足の痺れに悶えている様子を見ると、なんだか余計にイタズラしたくなってしまいました。
なんなんだろうこの感情?
私はこたつの上に偶然置いてあった新聞に目をつけました。

6: 2011/04/03(日) 22:01:46.87 ID:+On2cwyk0
唯(これを丸めて...)クシャクシャ

憂は新聞を丸める音が聞こえていないようです。というより、そんな余裕もないのか。

唯「それっ」ポイ

憂「きゃああんっ!」

私の投げた新聞ボールは狙い通り憂の足に直撃しました。

憂「いたたた...酷いよお姉ちゃん...」

さっきから自分でも不思議なのですが、憂が痺れる様子を見れば見るほど
ゾクゾクしてきます。りっちゃんが澪ちゃんをいじってる時もこんな感じなのかな。
とにかく私はもっと憂をツンツンしてあげたくなりました。


9: 2011/04/03(日) 22:03:55.70 ID:+On2cwyk0
唯「えへへー。ういー」

憂「え...?どうしたのお姉ちゃん...なんでそんなに嬉しそうな顔してるの?
  っていうか、なんでこっちに来るの?」
  
唯「それはね...こうするためだよ!」ツンツンツンツン

憂「はうっ!ああっ!きゃんっ!止めてえ!!」

唯「いくら憂でも両足がそれじゃ私からは逃げられないよ!」ガシッ

憂「お姉ちゃん!めっ、だよ!」

唯「今の憂の『めっ』なんて怖くないよーだ!」ツンツンツンツン

憂「あああああっ!痺れるうううう!!ジンジンするうううう!!」

10: 2011/04/03(日) 22:06:36.58 ID:+On2cwyk0
平沢家玄関前

律「唯に鍋パーティするから集まれとか言われて来てみたけど...」

澪「インターホン押しても出てこない...どうかしたのかな?」

『はうっ!ああっ!きゃんっ!止めてえ!!』

梓「これ...憂の悲鳴...?」

律「なに!?まさか泥棒か!?」

澪「ひっ...」

『あああああっ!痺れるうううう!!ジンジンするうううう!!』

紬「これって...もしかしてHなことしてるんじゃ...」

梓「なに言ってるんですか!憂、大丈夫!?」ドンドン
 「あれ、カギが開いてる...みなさん、入りましょう!」

澪「おい、梓!」

12: 2011/04/03(日) 22:08:12.21 ID:+On2cwyk0

平沢家内

ドンドン!

唯「も~誰だろこんな時に!」

梓「憂ーっ!どうしたの....って、何してるんですか唯先輩?」

律「おい、憂ちゃんは無事か!?って唯、憂ちゃんに被さってなにしてんだ!」

紬「まさか本当にHなことを...」

唯「みんな...どうして私の家に!?」

律「お前が鍋パーティするからってあたし達を誘ったんだろ!」

澪「それよりお前憂ちゃんになにしてるんだよ!?」

唯「憂はね、今足が痺れてるんだよ」

澪「それが!?」

唯「それでね...こうすると」ツンツン

憂「あうっ!ひゃあっ!やめて!みなさんが見てるのに!」

14: 2011/04/03(日) 22:11:58.86 ID:+On2cwyk0
唯「なんかこの憂の反応が病み付きになっちゃってねえ...」

憂「うぅ・・・私もうお嫁に行けないよう・・・」

唯「憂はお嫁になんか行かなくていーの!未来永劫私の妹!」

梓「なに馬鹿なこと言ってるんですか!憂を離して下さい!」

律「そうだぞ!憂ちゃん泣きそうじゃないか!」

唯「え~?みんな憂の反応かわいいと思わないの?」

梓「そんな理由で憂をいじめないでください!」

紬(悶える憂ちゃんハアハア)

唯「いじめてなんかないよ!愛情表現だよ!好きな妹ほど虐めたくなるんだよ!」

澪「何が愛情だ!憂ちゃんは嫌がってるじゃないか!」

17: 2011/04/03(日) 22:16:11.11 ID:+On2cwyk0
律「本当にどうしたんだ唯?なんかいつもと様子が違うぞ」

紬「思春期ね」

律「は?」

紬「憂ちゃんは唯ちゃんの保護者みたいなもの。自分の面倒を見てくれている憂ちゃんを自分の意のままに操ることで征服感に浸っているのよ」

澪「そんな理不尽な・・・」

律「ってかそれ、思春期というよりタチの悪い反抗期じゃん」

紬「それと、憂ちゃんの苦しそうな顔で欲情してるのね」

律「おいおい、いくらかわいくても憂ちゃんは妹だぞ?流石にないだろー」

唯「・・・ううん、ムギちゃんが正しいよ。私、憂の今の反応にすごく興奮してるもん。『欲情』だよ」

律「お前ちゃんと意味分かって喋ってるか?」

唯「まあそれは置いといて。今私がやってることってりっちゃんがいつも澪ちゃんにしてることと同じようなことじゃん」

律「全然違うし!」

19: 2011/04/03(日) 22:17:36.29 ID:+On2cwyk0
律(っていうか澪や梓ならあたしもツンツンしたくなるんだけど・・・憂ちゃんはなあ・・・なんか良心が痛むっていうか)

澪「とにかく憂ちゃんを離してやれ!泣きそうな顔してるじゃないか!」

唯「むー、普段からいじられてる澪ちゃんあずにゃんはやっぱり憂の味方かー。でもりっちゃんとムギちゃんはどうかな?」

律「あ、あたしだって憂ちゃんの味方だぞ!」

唯「ふーん、ホントかなー?とりあえずムギちゃんは私の味方みたいだしね」

律「ムギ?」

紬「・・・・」ポワポワ

律「幸せそうな顔して気を失ってる・・・どこに気絶する要素があるんだか・・・」

澪「とにかく!憂ちゃんから離れろ!」ガシッ

22: 2011/04/03(日) 22:22:32.38 ID:+On2cwyk0
唯「甘いね澪ちゃん!」ブンッ

梓「そんな!澪先輩が唯先輩に押さえ込まれた!?」

憂「はあっはあっ・・・澪さん!?」

澪「いたた・・・唯ってこんなに力持ちだったっけ・・・」

唯「今の私は『欲情』してるから一味違うよ!さあ澪ちゃんも憂と同じ苦しみを味わいなさい!」ドスッ

澪「重っ!・・・離れろ唯!」

唯「とりあえず澪ちゃんは押さえといて・・・憂の足~」

憂「くっ、離れないと!」

唯「逃がさないよ憂!」

憂の足キャッチ。
ツンツンばかりではおもしろくないので擦ってみよう。
ズリズリ

憂「ああああっ!!止めて!痺れるうううううっっ!!!」

澪「憂ちゃん!くそ、動けない・・・」

23: 2011/04/03(日) 22:28:34.52 ID:+On2cwyk0
まずい、自分でも歯止めが利かなくなってきた。憂の足、改めて見ると奇麗だしムチムチしてるしたまんない。
知らないうちに顔を近づけていた私は自分のほっぺを擦りつけてしまいました。

唯「ん~憂の足~~」スリスリ

憂「ちょっ、何してるのお姉ちゃん!みっともないよ、止めて!ああっ!」

梓「憂!唯先輩、いい加減に・・・ってあれ?なんで私の腕つかんで気絶してるんですかムギ先輩?」

唯「はー。次はどうしちゃおっかなー。思い切って舐めちゃおうかな・・・ふふふ」

憂「なに考えてるの!?正気に戻ってよ!」

唯「私は正気だよ!欲情してても正気だよ!!」

律「欲情って言葉覚えたての小学生かよ」

25: 2011/04/03(日) 22:32:18.48 ID:+On2cwyk0
澪「くぅ・・・なんか足の感覚が・・・」

唯「おっ。どうやら澪ちゃんもそろそろ痺れてきたみたいだね」

梓「律先輩!ムギ先輩の手離すの手伝って下さい!」

律「(澪・・・かわいいな・・・じゃなくて!)お、おう。そうだな・・・」

梓「やっと離れた!唯先輩やめて下さい!」ドンッ

唯「きゃっ!」

梓「澪先輩!大丈夫ですか!?」

澪「ちょっと痺れてきたけど・・・まだ大丈夫だ。ありがとう、梓」

唯「横槍とは・・・卑怯なりあずにゃん!あずにゃんにもビリビリ地獄を味あわせてあげるよ!」

梓「やってみろです!私は唯先輩なんかにつかまりません!・・・ってあれ?」ガシッ

律「馬鹿な・・・唯の動きが見えなかった・・・」

26: 2011/04/03(日) 22:34:37.59 ID:+On2cwyk0
唯「言ったはずだよ。欲情した私は無敵。さーってあずにゃん・・・」

梓「ああ・・・やめて・・・」フルフル

律「お、おい!梓は本当に嫌がってるぞ!やめてやれ!」

紬「無理よりっちゃん!理性を捨てた唯ちゃんは誰にも止められないわ!余計なことしない方がいいわ!」

律「お前が私を止めたいだけだろ・・・」

澪「梓!・・・くそっ、足が・・・」

唯「憂は主食。あずにゃんと澪ちゃんはおかず。まずはあずにゃんからいっちゃおうかなー」

梓「い、いや・・・だんだん足の感覚が・・・」

唯「ふふ、そろそろかな」

憂「(お姉ちゃんがどいたおかげでちょっと回復してきた・・・)お姉ちゃん!梓ちゃんにまで手を出すなら私が許さないよ!」

27: 2011/04/03(日) 22:38:34.50 ID:+On2cwyk0
唯「憂・・・いくら憂でも今の私には勝てないよ?」

憂「なら来なよ!相手してあげる!」

唯「後悔しないでよ、ういいいいいぃぃぃぃ!!」シュッ

回復はまだ不完全。憂の足をつけばたやすく勝てる!
そう確信した私は憂の足にめがけてダイブしました。

憂「そう来ると思ったよお姉ちゃん!」ガシッ

つかまれた!でも足をつつけば・・・

憂「お姉ちゃんの弱点は、ここだね」

ツン

唯「ひゃん!」


28: 2011/04/03(日) 22:43:15.23 ID:+On2cwyk0
律「なにやってんだ憂ちゃん?」

憂「首の後ろ・・・そこがお姉ちゃんの”性感帯”です」

梓(さすが憂・・・)

唯「うう、なんか変な気分になってきた・・・でも負けない!憂の足はもう限界のはず!」ツンツン

憂「あんっ!ああっ・・・これだけはしたくなかったけど・・・」

ペロッ

!!!

舐められた!?私ですら、まだ憂を舐めていないのに・・・
ふと私を襲った絶頂感から生まれた隙をつかれ、私は一気に押さえ込まれました。

終わった・・・
憂の痺れた顔に興奮したことから始まった私の欲情劇はここで終わりのようです。

唯「やっぱり・・・憂は強いや・・・」

29: 2011/04/03(日) 22:45:57.08 ID:+On2cwyk0
憂「まったくもう・・・すいませんみなさん、お鍋の用意まだですし、私の部屋でくつろいでて下さい」

律「う、うん・・・」

紬「まあ、こういうのは度が過ぎると溝ができたりするから、ここらへんが潮時だったのかもね」

澪「やっと足が・・・それじゃ、上に行ってるよ」

梓「憂、ありがとう。もうちょっとで私酷い目にあってた・・・」

憂「さて、みなさん行ったようだし・・・お姉ちゃん?」

唯「う・・・うい・・・・」

私は憂に仕返しされるかと思ったんですが、憂はそのまま私の上からどいてくれました。
私はすでに理性を取り戻しています。それどころかさっきまでの自分の行動が恥ずかしくて仕方がない。
これは昔和ちゃんが言っていた賢者タイムというやつでしょうか?
萎縮して正座している私に憂は説教を始めました。
いつもあんなに優しい憂に起こられるのは本当に苦痛でした。いつもは『めっ』だけで怖いのに・・・
でも、自分に手を出したことより、澪ちゃんや梓ちゃんに手を出そうとしたことに怒るところが、やっぱり憂らしいなって思いました。

それはそうと、憂は欲情したりしないのかな?

30: 2011/04/03(日) 22:46:42.61 ID:+On2cwyk0
憂「さて、みなさんも待ってるし、そろそろ準備しようかな」

唯「憂・・・ごめんね・・・」

憂「・・・大分反省したみたいだし、今回は許してあげる」

唯「ういーっ」ダキッ

憂「もう///・・・あとは温めるだけだし、みなさん呼んでくるね?」

唯「うん」

憂の部屋

憂「みなさん、ご飯の用意出来たんで、台所へどうぞ」

梓「憂・・・唯先輩は?」

憂「・・・とっても反省してるし、許してあげてくれないかな?澪さんも・・・お願いします!」


31: 2011/04/03(日) 22:48:56.36 ID:+On2cwyk0
梓「そんな!憂が頭を下げることじゃないよ!」

澪「そうだよ!むしろ一番大変だったのは憂ちゃんだろ?」

律「まったく、こんなかわいい妹になにしてんだあいつは!」

澪「律、助けてくれなかった恨みは忘れないからな!」

律「ごめん!ごめんって・・・(ちょっと澪がツンツンされるとこ見たかったなんて言えないしなあ・・・)」

梓「ムギ先輩もですよ!気絶したり解説したりするばっかりで全然動いてなかったじゃないですか!」

紬「私も理性を失ってたわ・・・反省します・・・」

台所

唯「みんな・・・さっきはごめん!」

梓「憂に免じて今回は許してやるです(本当に反省してる・・・憂のお説教ってやっぱり怖いのかな)」

34: 2011/04/03(日) 22:53:27.42 ID:+On2cwyk0
澪「まあ、とりあえずいつもの唯に戻ってよかったよ(さっきは本当にどうしたんだ?理性がどうとか)」

律「まあ、たまには人をいじるのもいいけど・・・ほどほどにな(とりあえず、姉妹喧嘩にならなくてよかった)」

紬(ちょっと物足りない気がするけど、やっぱりこの姉妹はほのぼのしてるのが一番よね)

唯「みんな・・・」

憂「みなさん、お鍋が温かい内に食べちゃって下さいね!」

澪「ああ、ありがとう(立ち直り早いな・・・流石唯の妹)」

紬「それじゃ・・・」

全員「いただきます!」

35: 2011/04/03(日) 22:54:19.90 ID:+On2cwyk0
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
全員「お邪魔しましたー!」

唯「みんなばいばーい」

憂「また来て下さいねー」

唯「ふう、あれ、まだこんな時間かー」

憂「梓ちゃん達が片付け手伝ってくれたからいつもより時間余っちゃった」

唯「そうだ、じゃあ久しぶりにギター弾こうよ!私が教えてあげるからさ!この前私に変装してた時の憂の演奏評判良かったんだから!」

憂「本当?ありがとうお姉ちゃん!」

唯の部屋

唯「じゃじゃーん」

憂「お姉ちゃんうまーい!」

唯「さて、んじゃ次憂弾いてみなよ。よいしょ・・・ん?」

37: 2011/04/03(日) 22:58:28.30 ID:+On2cwyk0
しまった・・・久しぶりに座って長時間弾いたから足痺れちゃった。
なんとかバレないように・・・

憂「どうかした?辛そうな顔してるけど・・・」

唯「いや、なんでも・・・」

まずい、とりあえず、部屋を出て足を伸ばしてこよう。
立てるかな?いや、立つしかない。ゆっくり膝を立てて・・・

唯「ああああっ!」

無理だった。足が痺れて膝を立てることも出来なかった。
私はその場に尻餅をつきました。


憂「・・・お姉ちゃん?」

バレた?いや、バレても憂なら大丈夫だよね・・・

38: 2011/04/03(日) 23:03:50.60 ID:+On2cwyk0
憂「お姉ちゃん、もしかして・・・」

憂の目がいつもと違う!これはまさか・・・
いや、憂が私にそんなことするはずない!あんなに優しい憂が!

・・・でも、私も今まで憂には精一杯優しくしてきたつもり。だって憂が大好きだから。
だからこそさっきの事件は起きた。だとしたら、憂は私に・・・

唯「違うよ、痺れてなんかないよ!」

憂「お姉ちゃん、ばらしてるよ」

やっぱりいつもの憂じゃない!
これが・・・さっきの私の目・・・欲情した者の目・・・!


憂「お姉ちゃん、今日一緒に寝てもいい?」ニコ

今夜は眠れそうにありません

おわり

39: 2011/04/03(日) 23:11:29.78 ID:RljkH7GY0
最後の一行が見えない

41: 2011/04/03(日) 23:14:35.86 ID:+On2cwyk0
足痺れた時に思いついて書いたのでgdgdになってしまった
読んでくれた方ありがとうございました

42: 2011/04/03(日) 23:19:45.46 ID:+KLRVXsn0
これからが本番だろーがっ…!

引用元: 憂「あ、足痺れた・・・」