61:◆6RLd267PvQ 19/07/05(金)06:06:43 ID:mvj
3話目です、ジム戦。
シリーズ:クロノスライトストーリー
Cats are not as sweet as they look.

62: 19/07/05(金)06:07:14 ID:mvj
~夕方・マギアシティ ジム前受付~

受付「……はい。確かにユニットとして受理致しました。参加OKですよ。」

未央「やっっ………たぁ~!!!」ダキッ

加蓮「ちょ、ちょっと未央、人が見てるから!」

未央「かれんがユニットの仲間になってくれたから、私もジム戦に参加できるんだよ!ありがと~!」

加蓮「……まぁ、未央には借りもあるし、アタシも……ジム戦には興味あったし、ね」

受付「こほん! 詳しい説明に移りたいのですが、よろしいですか?」

未央「わわ、はいはい!はい!」

ジラーチ【慌ただしいったらないなぁ】

加蓮「ったく……」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(8) (電撃コミックスEX)
63: 19/07/05(金)06:07:37 ID:mvj

受付「では。当グリモリーグ協会の受付、アシスタント業を務めています、私ちひろから、グリモリーグ挑戦への大まかな流れと、ユニット制の細かなルールについてお話させていただきます。どうぞ、椅子におかけください。」

未央「おお……何か…何かわくわくしてきた!」

加蓮「気が早いよ、どんな不利な条件かもわかんないでしょ」

ちひろ「いえ、基本的にはユニット制と言うのは、ジム戦を勝ち抜く上で、メリットの方が大きいんですよ」

加蓮(ってことはデメリットもある、と)

未央「おお~…!」

加蓮(わかってんのかなあ……)

ジラーチ【あの顔はわかってないね】

加蓮(………? 今、声がした……?)キョロ

ジラーチ【おっと、つい心の声にツッコんでしまった】

ちひろ「よろしいですか。グリモ地方でジムリーダーに挑戦するには、2人もしくは3人のトレーナーと、そのトレーナーそれぞれの手持ちポケモン、計3体で挑んで頂きます。これは必須事項です」

ちひろ「勿論、その手持ちポケモンの持ち主であるトレーナーが出場しなければ挑戦は無効になります。ここまではよろしいですか?」

未央「えと、って事は今だと……私のりゅーすけと、めりゃめりゃと…」

加蓮「私とぽてが参加すれば事は大丈夫って事ね、ひとまずは」

未央「うわ、ギリギリだ……よかったぁ、数がちゃんと揃ってて」

64: 19/07/05(金)06:08:16 ID:mvj
ちひろ「そして、ユニットには早い段階で、スカウトの権利が与えられます」

未央「スカウト?」

ちひろ「はい。同じように当地方を旅するトレーナーは数あれど、組む相手が見つからず、また、戦力不足等でお困りのトレーナーのために作られた制度でして」

ちひろ「特定数のジムバッジをお持ちですと、最大で5名まで、ユニットを組むことが可能になります。まずはマギアジムを勝ち抜いて1つバッジを手に入れてからになりますが、3人目のトレーナーとユニットを組めるようになりますよ」

加蓮「…待って、それじゃ最大で5人になったら、ジム戦に参加しないトレーナーもでてくるよね、必然的に」

ちひろ「はい、ですがユニットメンバー追加の時点で、ユニット参加者全員に現時点でのジムバッジ獲得最大数を入手したのと同等の権利が与えられます。」

未央「おお、何かよくわかんないけど、お得っぽいじゃん、追加メンバーの人!」

加蓮「……アタシはむしろ嫌な予感しかしないんだけど」

ちひろ「その代わり、ユニットを途中で解散する事や、メンバーの途中離脱は認められておりません」

未央「……つまり、一度組んだ相手とは最後までそのままって事かぁ」

加蓮「もし仮に、何らかの……事故や病気や、まぁケンカ別れとかでユニットが分裂したりしたら?」

ちひろ「そのシーズンのジム挑戦は無効となり、バッジも全て剥奪され、1からやり直しになります。」

加蓮「ナルホドね……!」

未央「あ、あの、病気とかは仕方ないんじゃ……」

ちひろ「はい、ですから、病気が治るまで仲間達がお世話して、早く治せるのであれば全く問題はありません」

未央「なら、大丈夫だよ、かれん」ホッ

加蓮「……最初は皆そう言うのよ」

未央「かれん?」

65: 19/07/05(金)06:08:43 ID:mvj
加蓮「病気して、優しい言葉をかけてくれるのは最初だけ…皆、だんだん重荷になって、ケンカしたり、諦めたりしていなくなる…」

加蓮「アタシは、そんな中で生きてきた」

未央「かれん……」

加蓮「なんてね。やる前から弱音なんて、バカみたいだよね。アタシ、やるよ」

未央「うん。私、絶対にかれんの事、最後まで見捨てたり、置いてったりなんかしないって約束するよ」

加蓮「アンタがよくても他の人はわかんないでしょ……ま、それこそ先の話だけど」

加蓮(必然的に、仲間に身体の事情は隠せない事になっちゃうか。…それもまぁ、仕方ないよね)

ちひろ「ひとまずの説明としましては、大体終わりましたね。後は、手持ちポケモンの制限ですが……」

未央「制限、ですか」

ちひろ「はい。参加登録可能なのは、一人のトレーナーにつき3体まで。最終的には5名と15体の中から有利な組み合わせを選出する事になります」

未央「3体まで、か。 私はあと1匹だなぁ」

加蓮「……流石にいい加減、あのふてぶてしいのもボールに入れないと、か」

未央「あはは、まろちゃんの事だね?」

加蓮「今回はともかく、旅をするならぽて1匹じゃ流石にアレでしょ」

ちひろ「因みに、ジムリーダーはユニットを組んでおりません。1人で挑戦者のお相手をする事になります。そして、ジムリーダーが使うポケモンのタイプも、各ジムで決まっています。」

未央「あ、そこは他の地方と同じなんだ」

加蓮「弱点の対策がしやすいって事……? ……そんな単純じゃないか、ジムリーダーなら」

ちひろ「はい、ジムリーダー側もそれは承知ですから、あらゆる局面に対応できるパーティーで、皆さんをお待ちしていると思いますよ」

未央「流石ジムリーダーだね……!」

66: 19/07/05(金)06:09:00 ID:mvj
ちひろ「なお、試合に敗退してもバッジが剥奪されたり、挑戦権が無効にはなりませんので、同じジムに勝利するまで何回も挑戦することも可能です」

加蓮「できれば一発で行きたいよね」

未央「う、うん……流石に何回もだと、何かちょっと恥ずかしいかも………」

ちひろ「大体の説明は以上になります。簡潔にもう一度、以下に纏めましたのでご確認ください。」

・ユニットバトルは2人または3人のトレーナーと、そのトレーナーの手持ちポケモンでジムに挑戦するルール。敗北によるペナルティは一切ない。

・ユニットはバッジの数ごとにスカウト上限が5名まで増えていく。戦力増強を図れるが、一度組んだユニットは解散不可能になり、万が一何らかの理由で解散した場合すべてのジムバッジは剥奪される。

・一人につき登録可能なポケモンは3体まで。つまり最終的には5名15体から3体選出でジムに挑む。ジムバッジはユニットで共有されるが、あらゆる局面に対応するため、ユニットメンバーは常にポケモンを鍛えておく必要が想定される。

67: 19/07/05(金)06:09:24 ID:mvj
ちひろ「…と、以上になります。どうです?」

未央「面白そう!」

加蓮「面倒」

ちひろ「見事に割れましたね……。ですがきっと、旅をする上で、トレーナーを続ける上で糧になるはずだと、協会本部は考えています。頑張って勝ち抜いてくださいね。」

未央「はい!」

加蓮「…うん…やるからには、負けない」

ちひろ「いいお返事です。すみません、個別に説明しないといけなくて、夕方までおまたせしてしまいましたけど」

未央「その分ゆっくり話聞けましたし、大丈夫です!」

加蓮「うん、少なくとも後でルール知らなくて泣きを見る、なんてことはなさそう。」

ちひろ「ユニットの仲間ができそうになったら、まずはルールをちゃんと伝えてあげてくださいね。情報共有は大事ですから。報連相、基本ですよ」

未央「おお……できる人っぽい発言…!」

ちひろ「これでもポケモンリーグ協会のアシスタントですから。では、今日はもう遅いですし、ジム戦は明日以降にして、充分身体を休めてくださいね。」

~~~~~

68: 19/07/05(金)06:09:47 ID:mvj

Side 未央

~深夜・加蓮宅の庭~

未央「りゅーすけ、ちょっと」ボンッ

りゅーすけ「リュ?」

未央「明日から、いよいよジム戦だよ、りゅーすけ。バッチリ行けそう?」

りゅーすけ「リューリュ」コクン

未央「うん、私も大丈夫。それでさ…」ガサゴソ

未央「これ、覚えてる?」

※未央はベルトの様な装置を取り出した…

りゅーすけ「リュー」

未央「子供の頃、うちの兄ちゃんがカントー地方を旅した時に手に入れた、使い捨ての古い技マシン。今はもう、何回使ってもなくならない、ディスク型のが普通だけど……」

未央「私、いつか旅に出るときは、この技マシンを使う時にもなるってずっと考えてた」

りゅーすけ「リュ」スリスリ

未央「……りゅーすけ、明日は頑張ろうね」ガチャリ

りゅーすけ「リュ……リューーー……!」フオオオン………

※りゅーすけは、新しい技を覚えた。

※未央の宝物の技マシンは、役目を果たすと音もなく壊れてしまった………。

69: 19/07/05(金)06:10:16 ID:mvj

~翌朝・公園~

未央「めりゃめりゃ、あの的に向かって、攻撃!」

めりゃめりゃ「メリャプー!」プクプクプク

未央「今のは……検索検索と」ピポパ

未央「出た。あわ攻撃かぁ。威力は低いけど、泡を絡ませて相手の動きを封じる……ほほー」

加蓮「あ、こんなとこにいたんだ」

未央「かれん、おはよう! 早起きだね?」

加蓮「病院ぐらしの癖で、こう見えて早寝早起きなの、アタシ。今は散歩。」

めりゃめりゃ「メーリャ」

加蓮「技の特訓? その子、何使えるの?」

未央「えへへ、ナイショ…って言いたいけど、連携しなきゃだもんね。報連相は大事だし!」

加蓮「ちひろさんの受け売り?どれどれ」

加蓮「ふうん……威力は出ないけど相手のスピードは抑えられる技か」

未央「早い相手がいても、これなら何とか!」

加蓮「当たればね、当たれば。」

めりゃめりゃ「メリャ!」ニパッ

加蓮「自信満々だね、ふふ」ツンツン

めりゃめりゃ「メーリャァ」ヌメヌメ

加蓮「わ、そうだった……この子、ぬめぬめするんだった…」ペトォ

未央「技の確認もできたし、それじゃそろそろかれんの家に戻ろっか」

加蓮「それはいいけど……りゅーすけの方は大丈夫なの? 確か、あんまり強い技とかなかったし」

未央「だーいじょうぶ。とっておき、準備してるって!」

加蓮「へえ……とっておきか。……ま、ほどほどに期待しておくね」

70: 19/07/05(金)06:10:32 ID:mvj
未央「全力で期待してくれてもいいのだよ?」

加蓮「それはやめとく、期待裏切られた時が怖いし」

未央「ありゃ……リアリストだなあかれんってば」

加蓮「ま、走りがちなアンタとでバランスはいいでしょ?」

未央「あはは、言えてる♪……よろしくね、かれん」スッ

加蓮「……勝つよ、絶対」ギュッ

※固い握手を交わす2人だった……。

~~~~~

71: 19/07/05(金)06:10:54 ID:mvj
~そして、昼前・マギアシティジム試合会場~

紗南『さぁ~!今年もやって参りました、ポケモンジム挑戦の季節!マギアシティを中心に、グリモ地方を一周、各街で8つのバッジを手にし、ポケモンリーグへの挑戦権を獲得するのは果たしてっ!どのユニットなのかぁーっ!あたしも今からわくわくしてきたよーっ!』

ワアアアア

紗南『各街のジム戦、今シーズンの実況はあたし、紗南がお届けしますっ!実況は初めてなんで、ドキドキしてるけど、持ち前の知識でバッチリ盛り上げてくから皆、ちゃんとついてきてよー!』

ワアアアア

紗南『では、挑戦者の2人、前へ!! まずは自己紹介からどうぞっ!』

未央『えと、ステラタウンから来ました、未央です!ジム戦は初めてですけど、一生懸命頑張って……楽しみたいと思います!よろしくお願いします!』

ワアアアア…

加蓮『この街の人なら知ってる人、多いと思うけど。一応ね。加蓮だよ。人生一度きりだもん、少しだけ、無茶してみることにしたから、まぁ、応援よろしくね』

ワアアアア…!!

未央「おお……流石にマギアの有名人、盛り上がりがすごい」

72: 19/07/05(金)06:11:17 ID:mvj
加蓮「半分は野次馬みたいなもんだろうけどね……さて、まずは未央からだよ、なるべく弱らせといてよね」

未央「がってんでぃ!任せておきなさいって!」

紗南『では、挑戦者の紹介も終わったところで……!ミュージック、スタート!』

※会場にジャズの賑やかなメロディが響き渡る!

未央「おお、かっこよくて楽しげな曲だぁ!」

みく『にゃんにゃーん!皆元気にしてたかにゃ~!マギアの猫チャンアイドルジムリーダー、みくにゃんのお出ましにゃん♪』キャピッ

加蓮「ネコミミ、ネコしっぽ……噂には聞いてたけど…」

みく「そんなに見つめちゃ照れるにゃあ、見とれちゃう気持ちはよくわかるけど♪」

未央「ジムリーダーのみくにゃん……色んな意味で油断できない相手かも……同じ女の子の私でもクラっときちゃいそうだよ…!」

みく「にゃふふ、そのままクラクラしてくれたら、すーぐラクにしてあげるんにゃけど」

みく「本気の目をした挑戦者には、みくもちゃんと本気でいくよ!油断してたら駄目なんだからね!」

未央「お、おっす!よろしくッス!みくにゃん先輩!!」

加蓮(ふーん……なかなかどうして)

ジラーチ【ナルホド。見かけ程甘くはなさそう、かな】

紗南『では、試合会場の皆、準備はできてる!?この瞬間を見逃すな~っ!』

紗南『試合、開始~っ!!』

73: 19/07/05(金)06:11:40 ID:mvj
未央『りゅーすけ、お願いっ!』ボウン

りゅーすけ『リューーー!』 

紗南『未央選手の一匹目は、カントー地方のドラゴンタイプ代表格!ミニリュウの登場だぁー!』

ワアアアア…

みく「ふっふーん、ドラゴンタイプかぁ……これは倒しがいがありそうにゃ!」ボウン

ニャース「タニャア!」クシクシクシ

紗南『対するみくさんの一番手は、これまたカントー地方のペット代表、ノーマルタイプのニャース登場!』

未央「ニャース…!カントーのポケモンだぁ……」キラキラキラ

加蓮「こほん、未央、集中」

未央「おっとそうだったぃ……じゃ、早速いくよ!」

みく「お先にどうぞにゃ!何が来たってそう簡単には」

未央「バリバリにしちゃえっ!りゅーすけ!でんじはっ!」

りゅーすけ「ウリュー!」バリバリバリ

ニャース「ヒニャア!」

みく「にゃ"っ!?」

紗南『あーっと、これは!初手から麻痺状態を許してしまう痛恨のミスだ~!みくさんいきなりこれは大丈夫か~っ!』

74: 19/07/05(金)06:12:05 ID:mvj

みく「な、何の、麻痺したくらいじゃ猫チャンの本領は……ニャース、ひっかく攻撃!」

ニャース「タニャア……」バリビリ

紗南『やはり痺れて動けず~っ!』

みく「え……ひどくない?」

加蓮(素が出てるよみくにゃん…)

未央「フィーバーターイム!りゅーすけ、まきついて締め上げちゃえ!!」

りゅーすけ「リュリュリュ!」ニョロロロ

ニャース「ニャ!?」

りゅーすけ「フンリュー!」ギュムー!

ニャース「ヒニャアアア」ジタバタ

紗南『動けないニャースにまきつくミニリュウ!これは逃げられない、たまらないっ!』

みく「ふん、油断したね!それだけ距離が近ければこっちだって……ニャース、かみつくにゃ!」

ニャース「ニャブ!」ガブリ

りゅーすけ「リュ!?」

りゅーすけ「リューーー!」フムムムム

未央「いっけえりゅーすけーっ!」

みく「ひっかくのにゃ!」

75: 19/07/05(金)06:12:27 ID:mvj

ニャース「ニャ……ニャア」ベシッ

りゅーすけ「リュ!」ベシッ

りゅーすけ「ウリュー!」ギュムー!!

ジラーチ【接戦なんだろうけど……スケールの小さい戦いだなあ……】

未央「ジラちんは黙ってて」

ジラーチ【はいはい】

ニャース「タニャア……」クラクラ バタン!

みく「ニャース!」

紗南『何と未央選手、じわりじわりとまきついてニャースを倒してしまった~!しかし、巻き付かれながらも文字通り食い付いたニャースの健闘も讃えられるべきっ!』

ウオオオオ……!

みく「お疲れ様にゃ、ニャース、ゆっくり休んでね」シュウウウ

紗南『さあ、ニャースをボールに戻し、注目の2匹目は!』

みく「今度はさっきみたいに甘くないからね!油断してるとひっくり返しちゃうのにゃ!」

未央「油断なんてしないよ!相手はジムリーダー…最初から最後まで、全力だよ!!」

りゅーすけ「リュリュ!」

76: 19/07/05(金)06:12:51 ID:mvj
みく「いい度胸にゃ……いくよ、ニャルマー!!」

ニャルマー「ニャアアン…♪」

未央「おお、セクシーなお猫様…!この子は初めて見るなぁ……」

紗南『主にシンオウ地方で大人気の猫ポケモン、華麗な動きに惑わされないよう要注意!ニャルマーの登場だー!』

オオオオオ…!

未央「動きを封じる手なら、やっぱアレでしょ!」

みく「にゃっ、ま、まさか…」

未央「もいっちょやったれ!りゅーすけ!でんじはーっ!」

りゅーすけ「リュリュー!」バリバリバリ

ニャルマー「ニャアッ!」バリバリバリ

みく「あー"もー!何でにゃあ!!」ジダンダ

未央「よっし!今なら……もう一度まきついて締め上げちゃえ!」

りゅーすけ「リュリュリュ!」ニョロロロ

みく「落ち着かないと…このままじゃ…このままじゃ……」

みく「……なんてにゃ」ニヤリ

加蓮「! 未央!」

未央「ほえっ?」

77: 19/07/05(金)06:13:15 ID:mvj
みく「ひっかくのにゃ、ニャルマー!」

ニャルマー「ニャルッ!」ベシッ

りゅーすけ「ウリュー!」ドサアッ

紗南『あーっと、でんじはは確かに当たったはずなのに、ニャルマーにはまるで効いていないっ!これはひょっとして!』

みく「同じ手を何度も食うと思ったら大間違いにゃ!ニャルマーは特性じゅうなん! 麻痺状態なんかには絶対にならないにゃ!」

未央「あちゃー……まんまとひっかけられた……やるなみくにゃん先輩……!」

りゅーすけ「リュリュー…」

加蓮(ナルホドね。一戦目で敢えてニャースがでんじはを受けておいて……油断したところで削りに来たってわけか。)

加蓮「未央、あのみくってジムリーダー、見た目より割と性格悪いかもよ」フフッ

みく「にゃ、いきなり何てコトを言うにゃ!こんなにキュートな猫チャンアイドルを捕まえて性格悪いは酷いにゃあ!」

加蓮「そう?アタシ的には褒め言葉なんだけど」

みく「むむう……未央チャンを倒したら、次は加蓮チャンの番なんだからね!」ビシッ

未央「おーっと、もう勝った気でいらっしゃるかい、みくにゃんさんや」チッチッチ

みく「何、まだまきつくでじわじわ締め上げるつもりなの? 時間がかかる威力の低い攻撃じゃ、みくのニャルマーは落とせないよ!」

みく「素早く動いて撹乱するにゃ、ニャルマー!かげぶんしん!!」

ニャルマー「ニャルッ」シュシュシュシュ

未央「なっ……!?」

りゅーすけ「リュ!?」

78: 19/07/05(金)06:13:46 ID:mvj
紗南『ニャルマーお得意の高機動戦術!影分身の本体を見切らない限り攻撃は当たらないぞーっ!』

ワアアアア!

未央「………これは……ピンチかなあ」

加蓮「未央…」

未央「……ホントは最後までとっとくつもりでいたんだけど……仕方ないよね!」

りゅーすけ「リュリュー!」フンス

みく「……? まだあの目、諦めてない…?」

みく「でも、今更何をしたって当たらなければ意味ないのにゃ!接近してひっかく攻撃!」

ニャルマー「ニャルーッ!」タタタタッ

未央「……すう……」

加蓮「未央……!」

未央(使うね、兄ちゃん、あの技)

みく「とどめにゃあああ!!」

未央「りゅーすけ、光を集めて!」

りゅーすけ「リュリュ!」シュイン

みく「にゃ!?」

紗南『おおっ、こ、この技は!?』

79: 19/07/05(金)06:14:10 ID:mvj

未央「撃ち抜け、スピードスターッ!!」

りゅーすけ「リューッッ!!」シュパパパパパパ

みく「…あの技はまずいにゃ、ニャルマー、回避を……」

ニャルマー「ニャルッ!」ドサアッ

みく「……い、一発で、本体を……!?」

紗南『ニャルマー、戦闘不能!! スピードスターは絶対命中の技…これは影分身じゃかわせないーっ!』

みく「ぬぐぐぐぐ……新人トレーナーの1匹目にここまでコテンパンにされちゃうなんて……悔しいにゃあ!みくのアイデンティティがクライシスにゃあ!」プンスカ

加蓮「な、何かよくわかんない怒り方してるけど……」

ジラーチ【スピードスターか、悪くない技選びだね】

未央「へっへー、こっちだって、何の準備もなしには挑んだりしないもんね!」

りゅーすけ「リュー…リュー…」

みく「……あのミニリュウ……疲れてるね」

みく「そして多分未央チャンはそれに気付いてない……か。ふふ、やっぱり初心者さんだにゃあ…」

紗南『さあ、みくさんの3体目、いよいよ最後のポケモンです!』

未央「これに勝てばいよいよ……!燃えてきたぁ……っ!」

加蓮「未央、調子に乗らない…ジムリーダーの3体目、確実に切り札が出てくるんだから」

未央「そっか…こっちの手の内はもうバレちゃったし……! 頑張らないとね!」

りゅーすけ「リュリュ!」フンス

80: 19/07/05(金)06:14:39 ID:mvj

みく「さて……お楽しみはここからにゃ♪ いくよ、エネコロロ!」ボウン

エネコロロ「ニャアアーン♪」シャナリシャナリ

加蓮「わ、綺麗…」

紗南『3体目はエネコロロ!ホウエン地方のエネコに月の石を使うことで進化するポケモン!ここに来て進化系の登場、難易度はググッと跳ね上がるよ!』

オオーッ!

未央「見た目からして簡単には勝てなさそうだもんね……ここはまず……りゅーすけ、でんじ……」

みく「ねこだましにゃ!」

未央「え」

パァン!

りゅーすけ「リュ……」クラッ……

バタン……

紗南『ミニリュウ、戦闘不能~っ!圧倒的素早さで完封してしまったー!』

未央「そんな…一撃で……?」フルフル

加蓮「そんなに強い攻撃には見えなかったけど……?」

ジラーチ【未央、ミニリュウは連戦で疲れが出ていたのに、気付いていなかったでしょ】

未央「え……あっ」

ジラーチ【トレーナーなら、ポケモンの技だけじゃない、他の状態にも常に気を配らないと……ミニリュウは、悟らせまいと必氏に立っていたから、気づきにくいのはわかるけどさ】

未央「りゅーすけ…ごめん……!」グスッ

りゅーすけ「リュリュー」フリフリ シュウウウ

81: 19/07/05(金)06:15:01 ID:mvj

加蓮「…優しいね、りゅーすけ」

未央「倒れたりゅーすけの分まで……私、まだ諦めないから!」

みく「や~っと本気が見られるのかにゃ?楽しみにゃ…ふふっ」

未央「いくよ、めりゃめりゃっ!」ボウン

めりゃめりゃ「ヌメリャー♪」

紗南『未央選手2体目、カロス地方のドラゴンタイプ、ヌメラの登場~! 生半可な打撃技は軟体でいなしてしまう守りの達人だぞ~!』

オオーッ!

みく「けど、見るからに捕まえたてっぽいにゃ…数合わせで勝てるほど、ジムリーダーは甘くないよ! おうふくビンタにゃ!」

エネコロロ「ニャアッ」ビシッ ベシッ

紗南『2回当たったぁ~!!これは……』

ヌメラ『メリャ』

紗南『耐えたぁ~! 流石の守り、意地を見せましたっ!』

みく「にゃ……3回以上なら落ちてたのに……」

加蓮「おうふくビンタって、確か最高5回連続攻撃だよね……2回は最低数。運が良かったわけだ」

82: 19/07/05(金)06:15:25 ID:mvj

未央「このチャンス……無駄にしないっ!めりゃめりゃ、あわあわ攻撃っ!」

めりゃめりゃ「メリャプー♪」プププププ

エネコロロ「ニャアッ」プププププ

紗南『あーっと、泡がエネコロロの全身に絡みついていくーっ!地味に嫌な攻撃だーっ!』

みく「でも、だからってもう勝ちは決まりなのにゃ!おうふくビンタ!!」

ベシッ ベシッ ベシッ バシッ!!

めりゃめりゃ「メ……メリャメェ…」グニャン

紗南『力なく崩折れるヌメラ!戦闘不能です!』

みく「言ったはずにゃ、数合わせで勝てるほど、甘くないって」

未央「…めりゃめりゃ、戻って。帰ったらポケマメだからね」

めりゃめりゃ「メリャア…♪」シュウウウ

未央「……かれん」

加蓮「後はアタシが勝つだけって? たく……責任重いよ」スッ

未央「ごめん、頼りにしてるから!」パァン

紗南『ハイタッチをかわす2人!友情を感じる光景っ! 最後の1匹、加蓮さんのポケモンとは!』

83: 19/07/05(金)06:15:52 ID:mvj
みく「ちょっとは期待してもいいのかにゃ?」

加蓮「ご期待に添えるよう、頑張ってみるつもりだけど? …そんなキャラじゃないんだけどさ」

みく「キャラを捨ててまで、か……。なら、相応の敬意でお相手するにゃ!」

エネコロロ「ニャアアアン!」

加蓮「ぽて、いくよっ!」ボウン

ぽて「ヒーノヒノ!」

紗南『加蓮さん、使用ポケモンはジョウト御三家で有名なヒノアラシだっ!驚くと背中から吹き出す炎、そしてちょっぴり臆病なことで知られるひねずみポケモンだよー!』

ワアアアア

加蓮「うちの子はどっちかというとひかえめな性格なんだけど…ま、やってみますか。」

ぽて「ヒノォ!」グッ

エネコロロ「ニャアッ」

みく「先攻はこっちのはず……おうふくビンタで一気に決めるのにゃ!」

エネコロロ「ニャアッ」ダッ

ぽて「ヒノッ」グッ

加蓮「あれを耐えなきゃ何にもならない……もってよ……!」

84: 19/07/05(金)06:16:21 ID:mvj

エネコロロ「ニャアン!」ステーン!

みく「はい?」

紗南『こけたーっ!!これは一体どうしたことでしょう!』

未央「…言ったでしょ。私、まだ諦めないからって!」

あわに滑るエネコロロ「ニャアッ……ニャアッ」ジタバタ

紗南『あわの効果で素早さが下がっている~っ!これは大チャーンス!』

未央「さあ、かれん!」

加蓮「煙幕っ!!」

ぽて「ヒノオオオ!」ボフーッ!

エネコロロ「ニャア…?」キョロキョロ

加蓮「見えないでしょ、アタシ達の姿が!」

みく「これは……ちょっと油断しちゃってたかもにゃぁ……未央チャン……やるにゃ……」

加蓮「たいあたりだよ、ぽて!」

ぽて「ヒーノッ!」ドゴッ

エネコロロ「ニャアッ」ズザッ……

未央「……どうだ…?」

ジラーチ【煙が晴れないとどうなったかわからないけど……多分、悪くない】

加蓮「………ぽて?」

ぽて「ヒノォ……」ポーッ

エネコロロ「ニャフッ」パチン

ぽて「ヒノォ………♪」

みく「…かかったにゃ!」

加蓮「ちょ、ちょっとぽて!?」

85: 19/07/05(金)06:16:45 ID:mvj

ぽて「ヒノヒノォ」スリスリ

エネコロロ「ニャフン♪」

紗南『これは何と!エネコロロのとくせい、メロメロボディが決まってしまったぁ!!メロメロになったポケモンはほとんど何にもできなくなっちゃうよ~!』

みく「迂闊に触れるから、魅了されちゃうのにゃ♪ そろそろ勝負を決めるとするにゃ!」

加蓮「く…そんなのってアリ……?」

みく「おうふくビンタ!」

ビシッ ビシッ バシッ!

紗南「3回当たったあ!ギリギリだ、ギリギリで耐えているっ!」

ぽて「ヒノォ…」ポーッ

未央「かれん、メロメロになっても、何もできなくなるわけじゃないよ!」

加蓮「知ってる……確率はかなり低いけど、たまに言うこと聞いてくれるよね」

加蓮「アタシだって、伊達に毎日街頭ビジョンでバトルを眺めてたわけじゃない……ここから、巻き返すなら……」

~~~~~

86: 19/07/05(金)06:17:02 ID:mvj
~ある日の夜~

加蓮『まだまだ!炎がまだ出せないからって、ただ甘えてたら勝てないんだから!』

ぽて『ヒノ……ヒノ……』ゼー ゼー…

ぽて『ヒノオオオ……ヒノォ!』ドゴオオン!

加蓮『きゃっ……!』

ぽて『ヒノ……ヒノ…』フーッ…

加蓮『……い、今の技……ただのたいあたり、じゃないよね……?』

ぽて『ヒノォ』クテン

加蓮『ぽ、ぽて!!』

~~~~~

87: 19/07/05(金)06:17:22 ID:mvj
加蓮「……そうか、あれが使えれば…!」

未央「かれん?」

みく「おうふくビンタにゃ!」

ビシッ ビシッ

紗南『2回ヒット!これは次耐えるのは厳しいぞ~っ!このまま勝負が決まってしまうのか!!』

加蓮「うん、決まる」

未央「かれん……?」

みく「諦めた……わけじゃなさそうにゃ」フフッ

加蓮(きっと、あの技は捨てポケモンだったぽてが、何らかの形で遺伝した技……)

加蓮「捨てる神あれば拾う神あり、なんて……ホント、嫌になるよね、神様ってのもさ」

ジラーチ【言うよねえ加蓮は】

88: 19/07/05(金)06:17:45 ID:mvj
未央「でも、何をするにしてもメロメロのままじゃ……」

加蓮「信じる」

未央「え……」

加蓮「信じて」

未央「……うん!」

ぽて「ヒノォ……」クラクラ

みく「何にせよ、次で終わりにゃ!おうふくビンタにゃあ!」

加蓮「……負けない! ぽて!」

ぽて「ヒノ!」ハッ

エネコロロ「ニャアアアッ」ヒュッ…

89: 19/07/05(金)06:18:09 ID:mvj
加蓮「起氏回生!!!」

ぽて「ヒノオオオオオオオオ!!」カッ

エネコロロ「ニャ!?」

みく「なっ!?」

紗南『き、起氏回生!? 体力が減るほどに威力が上がる一か八かの大技を……!?』

未央「……いける……いっけえええ!!!」

ドオオオオン……

エネコロロ「ニャ……ニャ……ニャフン」パタリ

みく「あ、あああ……」

90: 19/07/05(金)06:18:24 ID:mvj

紗南『効果は抜群だぁーっ!!!エネコロロ、戦闘不能ーっ!!!』

加蓮「ぽてーっ!」ダッ

ぽて「ヒノォ!」ピョンコ

加蓮「もう!心配かけちゃってこいつぅ」ワシャワシャワシャ

ぽて「ヒノ ヒノノオ♪」

未央「な、何か加蓮のテンションがいつもと違うような……」

ジラーチ【アレが本来の彼女なのかもね。色々あって斜に構えるしかなかったのかも】

加蓮「……何見てんのよ」ギロッ

未央「うええ、そんな睨まなくても!」

加蓮「なーんて、ウソウソ。…ほら、手」

未央「……うん!」

パシィッ!

91: 19/07/05(金)06:18:48 ID:mvj
みく「まんまとやられたにゃ……あんな戦い方もあるなんて、まだまだみくもお勉強が足りないにゃ……」シュウウウ

未央「みくにゃん」

みく「荒削りだけど、いい戦いだったと思うにゃ。でも、次からはあんな無茶させたりしたら、ポケモンがかわいそうだから」

未央「うん。肝に銘じます」

加蓮「アタシも。今回は…奇跡みたいなものだったし。無理をさせた点では同罪だし、ね」

みく「それがわかってれば、もうみくから言うことはないにゃ。……二人とも、手を出して」

加蓮「ん…?」

未央「おお?」

みく「はい、マギアジムクリアの証、テールバッジにゃ。ネコしっぽのカタチで可愛いでしょ?」

未央「おお……これが、ジムバッジ!」

加蓮「一歩前進、かな…。うん。」

紗南『ジムバッジが授与されたところで、本日の試合は終了となります!みんな、挑戦者とジムリーダーに、盛大な拍手を!!』

ワアアアア………


~~~~~

92: 19/07/05(金)06:19:08 ID:mvj
~夕方・マギアシティ住宅街~

未央「えへへ、帰ったらジムバッジ、ピカピカになるまで磨くんだ~」スタスタ

加蓮「未央は元気だね……アタシはもう、一月分くらい体力使った感あるよ」スタスタ

未央「なにさ、かれんは嬉しくないの、バッジだよバッジ」

加蓮「嬉しいのと、気が重いのと、半々」

未央「あ、そっか……」

ちひろ『次のジム戦からは、参加登録の際に戦闘に参加する、しないに関わらず1人トレーナーをスカウトしてきてください!これもマギアでの実力査定に必要な事ですから!』

未央「次のジムはどっちにしろこの街にはないんだし、長い目で見てスカウトするしかないかなあ…」

加蓮「あまり長い目で見てると、シーズン終わってまたバッジ集め直しだけどね」

未央「さ、流石にそこまでの時間は……」

「すみませーん、ドリンクいかがですか~!」

未央「ん?」

93: 19/07/05(金)06:19:34 ID:mvj
「アマちゃん、果汁をちょっとお願い」

アマカジ「アママ」

「トロちゃんは首の果物、1つちょうだいね」

トロピウス「トロ」

未央「へー、今日はここジューススタンドなんだ!こないだは確かいかりまんじゅうだったんだけど」

加蓮「毎日色んな所から来るからね、お店」

「あの、そちらのお姉さん、お疲れじゃないですか?」

加蓮「アタシ? 何で知ってるの?」

「えっと、さっき街頭ビジョンで偶然……」

未央「ジム戦、流れてたんだ!見ててくれてたの?」

「あ。はいっ。私感動しちゃって……けど、画面越しにちょっとお疲れかなって見えたので…」

加蓮「画面越しにって、アタシそこまでわかりやすいかな…」

「あの、こんなドリンクで良ければ、どうかお飲みになって下さい。お代は結構なので」

未央「おー、冷たくて甘くて美味しいよかれん、飲んでみなよ!」

加蓮「どれどれ……あ……」

「お口に、合いました…?」

94: 19/07/05(金)06:19:53 ID:mvj
加蓮「何か、元気になれる味……って言うか元気出た。」

「ふふっ、アマカジとトロピウスの滋養効果です、有名なんですよ、あのポケモン図鑑に載るほどらしいですから」

未央「おお、ポケモン図鑑!選ばれたトレーナーのみ手に出来るって言うハイテク図鑑だよね!」

加蓮「…ごちそうさま。…アンタ、名前は?」

ネネ「あ、ネネって言います。事情があって、トレーナーを目指して旅をしてるんですけど、まだ一人きりで…」

未央「かれん?」

加蓮「ドリンク、凄く美味しかったよ。アタシ、これならもしかして多少の無理はできそうかもしれない」

ネネ「えーと?」

未央「あ、ナルホド! そっかそっか、私達、早速運が向いてきてるみたい♪」

ネネ「あの、お話がよく……」

未央「ネネちん!我々は貴殿を我がユニットの3人目に迎えたい!どうだろうか!」

ネネ「えっ、ええっ!?いいんですか!?」

未央「こちらが尋ねているのだ!どうだろうか!!」

ジラーチ【勢いで行く気だねアレは】

95: 19/07/05(金)06:20:10 ID:mvj
加蓮「ね、アタシ、ちょっと身体に事情持ちでさ…この街じゃそれでちょっと有名なんだけど…不本意ながら」

加蓮「そのドリンクがあれば、アタシ、心強いなあって思うんだけど……ダメ、かな」

ネネ「……お体が……」

ネネ「わかりました!あの、うまくできるかわかりませんけど、旅のお手伝い、させて下さい!お願いします!」ペコリ

ジラーチ【加蓮も加蓮でわりとしたたかだよね、普段はこういうの話したがらないのにさ】

未央「よーっし、バッジも仲間も手に入ったし、今夜は我が家で宴じゃー!!」

ネネ「いきなりお邪魔して大丈夫なんでしょうか…」

加蓮「あのね未央、我が家じゃなくてアタシの家だからね?」


※かくして、3人目のユニットメンバーにくさタイプ使いのネネを加え、彼女達の冒険は、次のステージへ!


続く!

96: 19/07/05(金)06:21:32 ID:mvj
以上3話目でした。

戦闘に関しては色んな方から助言頂きつつ形にしました。感謝しています。

では、今回もお目汚し、失礼をば。

引用元: シンデレラガールズ×ポケモンクロス クロノスライトストーリー