さてじゃねえよ

凛の泣き顔が見たいです

海未「凛の泣き顔が見たいです」

穂乃果「さんざん溜めてそれ！？」

ことり「分かる」ｺｸｯ

穂乃果「分かるの！？」

海未「普段は天真爛漫な笑顔がまぶしい凛の顔がくしゃくしゃの泣き顔に変わる…考えただけでワクワクしませんか？」

穂乃果「しないよ！？」

ことり「する」ｺｸｯ

穂乃果「するの！？」

海未「というわけで凛に>>11します」

ウイリアムテルごっこ

穂乃果「？　なにそれ？」

海未「頭の上にリンゴを置いて弓矢で撃ち抜く簡単な遊びです」

穂乃果「危ないよ！　凛ちゃん泣いちゃうよ！？」

海未「だからいいんです」

ことり「さっそく連れてきたよ～♪」

凛「なんか楽しい事するって聞いたにゃ。ねぇねぇ、何するの？」ﾜｸﾜｸ

アカン

海未「まずは凛の両手足を動けないよう縛ります」

凛「お～、なんか本格的な遊び？」

海未「頭の上にリンゴを置きます」ﾄﾝｯ

凛「？」ﾆｬｰ?

海未「弓矢を構えます」

凛「？？？」ﾆｬｰ???

海未「……」ｷﾘｷﾘｷﾘｷﾘ…

穂乃果「り、凛ちゃんニゲテェェェェェェェェ！！」

海未「…！」ﾊﾞｼｭｯ!



コンマ>>20


00～19 リンゴに当たった！
20～39 凛に当たった！
40～59 穂乃果に当たった！
60～79 ことりに当たった！
80～99 誰にも当たらなかった！

ゾロ目─？？？

はいよ

凛ちゃんが無事で良かった

ﾄﾝｯ!

海未「！　私としたことが…」

穂乃果「よ、良かったー！　凛ちゃん大丈夫！？　今縄解いてあげるからね！」

凛「穂乃果ちゃん…う～、怖かったよー！」ｷﾞｭｯ

ことり「お？　泣いてる？」

海未「泣いてますかね？」

穂乃果「コラァ！　悪ふざけにも限度があるよ二人とも！」

凛「…」ｸﾞｽｯ

ことり「泣いてる！」

海未「泣いてますね！」

ことり・海未「「いえーい！」」ﾊﾟｼﾝｯ

穂乃果「…」ﾌﾞﾁｯ

凛「うぇぇぇぇん！　二人ともヒドイよー！」ｳﾜｧｧｧｧﾝ

ことり「めっちゃ泣いてる！」

海未「めっちゃ泣いてますね！」

ことり・海未「「いえーい！」」ﾊﾟｼﾝｯ

穂乃果「……」ﾌﾞﾁﾌﾞﾁﾌﾞﾁｯ


穂乃果「……コラァァァァァァァァァァァァァァ！！！！！」


ことり・海未「「！？！？！？！？」」


穂乃果「もう怒った！！　かんっぜんにキレた！！　このど変態異常性癖幼馴染ズ！！」

穂乃果「>>29してやる！！」

ラーメンの具に

それはご褒美では？

ことり・海未「「えー！？」」

穂乃果「凛ちゃん！　捕まえて！」

凛「了解にゃ！」ｼｭﾊﾞﾊﾞ

海未「しまっ……速い！！」

ことり「なんという運動性能……！」

穂乃果「さぁ──始めるよ！！」


拷問>>33

吐くまでチーズケーキ鍋を食べさせる

海未「な……人の心とかないんですか！？」

ことり「うぅっ」ｸﾞｻｯ

穂乃果「さぁ、作るよ悪魔の鍋！」ｸﾞﾂｸﾞﾂｸﾞﾂ

ことり「うぐっ」ｸﾞｻｸﾞｻｯ

凛「仕上げにチーズケーキを投入！　うっ……鼻と目が腐りそうにゃ…」

ことり「うぐぐぐぐっ」ｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｯ

穂乃果「完成！　さぁ、たんとお食べ♪」

海未「こ、こんなものを食べるくらいなら氏んだ方がマシです！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

凛「うぷっ……吐きそう…こんなものを鍋に入れるなんて正気とは思えないにゃ」

ことり「ぐふっごふっ」ｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｯ

ことり「……分かったよ」

ことり「皆がそこまで言うなら」

ことり「私が──食べきって見せるよ！」


穂乃果・海未・凛「「「！！！」」」


ことり「この世の食材の全てに感謝を込めて──」


いただきます……！！



コンマ>>40


00～32 クソまずかった！
33～65 クソうまかった！
66～99 ことりちゃんが氏んだ！


ゾロ目─？？？

氏んだぁ

コンマの神は慈悲深い

ﾊﾟｸｯ!

ことり「……」

海未「ことり？」

ことり「…………げ」

ことり「ゲロマズ……」ｶﾞｸｯ

海未「ことりぃぃぃいぃぃぃぃぃ！！」

穂乃果「好物とは言ってもダメみたいだね」

凛「残念ながら当然にゃ」

穂乃果「さぁ、次は海未ちゃんの番だよ」

海未「……！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

凛「すっごい首振ってる…涙目だし」

穂乃果「もう！　元はと言えば海未ちゃんが悪いんでしょ？　凛ちゃんの泣き顔が見たいとかイミワカンナイこと言い出して！」ﾌﾟﾝｽｶ

海未「うっ……り、凛の可愛い顔が見たかったんですよ！」

凛「！」

穂乃果「勝手なこと言って！　凛ちゃんがかわいそうでしょ！？」

海未「分かってください！　笑ってる凛はもちろん可愛いですがそれだけではなく！　泣き顔の凛にも抗いがたい魅力があるんです！」

凛「……」

穂乃果「だったら泣かせてもいいってわけ！？」

海未「はい！！」

穂乃果「はいじゃない！！」

凛「ねぇ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん？　なに？」

凛「>>46」


コンマ

偶数─許してあげようよ
奇数─早く食べさせよう
ゾロ目─？？？

はい

凛ちゃん無慈悲

穂乃果「そうだね」ｺｸｯ

海未「なにとぞ慈悲を！　なにとぞ！」

凛「ないよそんなの」



ｱｯｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

海未「……」ﾋﾞｸﾝｯﾋﾞｸﾝｯ

穂乃果「ふぅ、悪は去ったね」

凛「穂乃果ちゃん、助けてくれてありがとう！」

穂乃果「何言ってるの。凛ちゃんは大事な後輩だもん。当たり前の事をしただけだよ」ﾆｺｯ

凛「……///」

凛「ほ、穂乃果ちゃん！」

穂乃果「？」



コンマ>>52

偶数─ﾁｭｯ
奇数─ｷﾞｭｯ
ゾロ目─？？？

次回！凛ちゃん氏す！デュエルスタンバイ！

ﾁｭｯ

穂乃果「……」

穂乃果「！？　り、凛ちゃん！？///」

凛「…えへへ///」

凛「じゃあね！　また明日っ！」ﾀｯ

穂乃果「あっ…」

穂乃果「……///」ﾎﾞｰｯ

ことり「……」ﾌｯ

ことり「泣き顔じゃなくて、ああいう表情も悪くないね」

海未「……」ﾌﾌｯ

海未「同感です。穂乃果の照れた顔も見られますし、一石二鳥ですね」

ことり・海未「「いえーい！」」ﾊﾟｼﾝｯ

穂乃果「……うっさい！！///」

ことり・海未「「ﾆﾔﾆﾔ」」

穂乃果「まだ鍋残ってるんだからね！？」

ことり・海未「「！？」」

穂乃果「残さず全部──食えぇぇぇぇぇぇ！！」

ことり・海未「「ｱｯｰｰｰｰｰｰｰｰｰ」」






終わり

感動したにゃ

やはりほのりんは最高にゃ

チーズケーキ鍋、悪魔の料理だ