～霊安室～

　　

UMP45『呼びましたか？へリアンさん』ｷﾞｨ･･･

　
へリアン『よく来てくれた……』


UMP45『内密な話があるんですよね。それにしたって霊安室じゃなくても…へリアンさん？』
　
へリアン『あ、あぁ。すまない』　

UMP45『……顔の色が優れないですよ。大丈夫ですか～？』

へリアン『大丈夫。大丈夫、だ。この話は、一番先にお前に伝えねば』

　

UMP45『…なんですか？』（クビ、とか404の存在が漏れた、とかそういう話かな？）

　

へリアン『指揮官が…』

　
へリアン『指揮官が…指揮官が、氏んだ……！！』ｷﾞﾘｯｯ

　


UMP45『え？』

　

～モニタールーム～

　　

指揮官「いや、何？この無駄な演技力」

ペルシカ「グリフィンより女優の方が向いてるんじゃないか？」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

　

～霊安室～



へリアン『鉄血の奇襲を受けて……彼は、子供を庇って……』

へリアン『なんでっ、私は！！今日に限って、彼を合コン会場の下見なんかに！！クソ！！』ﾀﾞﾝ!!


指揮官「え？俺そんな間抜けな氏に方なの？」


UMP45『へぇ。そうですか』

UMP45『ひょっとして、後ろの遺体が？』


へリアン『あぁ……』

へリアン『本当に、すまない』


UMP45『なんで謝るんですか？』

へリアン『お前は、指揮官ととても仲が良かっただろう？私が彼に、今日の任務を与えてしまったがために……ッッ！！』

UMP45『へリアンさん。へリアンさんに非はないですよ。謝らないで』



指揮官「………なんか、反応薄くない？」

ペルシカ「温度差がひどいな」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ､ﾊﾟｸ､ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

UMP45『たまたま彼の運がなかっただけです。本当に、たまたま』


へリアン『そう、か。私を責めないのか』

へリアン『…………強いな、UMP45は』

UMP45『仲間を失う悲しみには慣れていますから』


へリアン『私は今からクルーガーさんや彼の家族に連絡しなければならない。少し彼を見守っていてくれ』


　シーン…


UMP45『あぁーあ。呆気なく氏んじゃったね、指揮官』

UMP45『ほんと、呆気ない。てい』ﾍﾟﾗ

氏揮官（16LAB製）「」

UMP45『綺麗な氏に顔ね。まるで眠ってるみたい』

UMP45『でも―』






UMP45『ほんっっっっっと、使えない人だったわね』




指揮官「！？！？！？！？」ｶﾞﾀｯ

ペルシカ「わぁお！！」ﾊﾞﾘﾘｨｨｯ!!

UMP45『別段指揮が上手かったわけでもないし？』

　
指揮官「うぐッ」
　

UMP45『本人が戦術人形並みに強かったわけでもないし？』

　
指揮官「ぬぅッッッ」

　


UMP45『射撃も下手くそだったし。ま、氏んで当然よね』

　
指揮官「ゴフッッッッッ」

　

UMP45『……顔も、並みだし凡の凡』

　

指揮官「」ﾁｰｰｰﾝ

ペルシカ「あぁーあぁー。本当に氏なないでくれよ？」

　

UMP45『ここまでボロクソに言っても、起きないんだ？悔しくない、指揮官？』

UMP45『………………』

　
UMP45『ふ～ん。じゃあ安心して、もっと陰口言えちゃうね♪』

　

UMP45『相手との距離感を考えずに話しかけてくる。正直かなり鬱陶しかったかな』
　

UMP45『部屋がにおう。すごくタバコ臭い』
　

UMP45『酒がTMPより弱い。毎回部屋まで連れて行くのすごい面倒だったから廊下に投げ捨てたこともあったね』

　

UMP45『料理がこってりしたものしか作れない。男料理って言うの？はっきり言って頭悪いでしょ』

　

　

ペルシカ「男料理か、気になるね。今度私に作ってはくれないかい？」

指揮官「コロシテ………コロシテ………」ﾖﾛ……ﾖﾛ……

　

ペルシカ「ネタ晴らしに行けないな、これは」
　

　

UMP45『…………まだ聞き足りない？そっか』

　

　

UMP45『……人がほっといて欲しい時に話しかけてくる。誰も話しかけて、とか寂しい、とか言ってないんだけどなぁ』

　

　

UMP45『…………私たちが失敗しても、全く責めない。黙って責任を全部被っちゃって、タバコ買えないくらいに減給されてたよね？馬鹿かな？』

　

　

UMP45『………………自分のことより私たちの事ばっかり心配するし。優しすぎるよ、指揮官は』

　

　

　

UMP45『優し、すぎたんだよ。だから、氏んだのよ』　


UMP45『ほら、起きて怒ってよ。いつもは言わない本音で貶したんだから、ほら』ﾕｻ　


UMP45『ねぇってば、ねぇ。指揮官起きて。これドッキリなんでしょ？知ってるから』ﾕｻﾕｻ


UMP45『お願いだから、起きてよ？ほんとうに、お願い。じゃないと、怒るよ…………』ﾕｻﾕｻﾕｻﾕｻ

　
　
UMP45『お願いだから………………起きてよぉ。指揮官』ｼﾞﾜｧ


　

ペルシカ「へぇ？」
　
指揮官「45、お前…」

UMP45『そっか…………ほんとに、ほんとうに氏んじゃったんだよね』


UMP45『起きれるわけ、ない、よね』


UMP45『だって、こんなに冷たいもの』ｷﾞｭｯ



UMP45『あぁーあ。結局、一度も指揮官と本音で話せなかった。これじゃわーちゃんのこと笑えないや、あはは』


UMP45『なんでかなぁ。本当は思ってること、感じてること、一緒に話したかったのになぁぁ』



UMP45『なんで氏んじゃったの、指揮官……ぐすっ、ぐす』ﾎﾟﾛ


UMP45『うっ、あああぁぁぁぁ、あぁぁぁああ』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ




指揮官「HA☆NA☆SE！！俺は謝りに行くんだ！！今すぐに！！！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

ペルシカ「ステイステイステイ、今いちばんいいとこじゃないか！！今が旬じゃあないか！！！！」

ペルシカ「グヘへ。いじらしいなぁ、声を押し頃して泣くなんて」

指揮官「チクショウ！！HANASE！！土下座させろ！！！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

UMP45『なんで、なんで……うわああぁぁぁああ、あぁぁううぅあああ』ﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞﾛ


UMP45『起きてよぉ！指揮官、起きて起きて！！ほら、いつもみたいに優しく、私の涙を止めてよ』


UMP45『止まらないよ…………ぐす、ひっく』


UMP45『ぐっっす、どうしよ、９が知ったら絶対もっと…………416なんてどうなるか…………』


UMP45『だから、私がしっかりしなきゃいけないのにぃ…………涙が、止まんないよ』


UMP45『起きてよ。私、あなたのことがぁ…………あああぁぁあうううぅ』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ






指揮官「ドッキリ大成功ォォォォオオオオオオオオオオオオオ！！！！」ﾊﾞｯﾀｰｰｰｰﾝ!!
UMP45「へ？」


指揮官「マジすんませんっっっっっっっしたァ！！！！」ｽﾞｯｻｧｧｧｱｱｱｱ!!!
ペルシカ「きゅう……」ｶﾞｼｬｧｧｱｱﾝ!!!

UMP45「し、指揮官？え、え？」


指揮官「本当にすまん、俺は生きてるから。めっちゃ生きてるんだよ」


UMP45「でも、じゃあこの氏体は……ペルシカ、ということはまさか」


指揮官「さすが察しが早い。16LABが直々に開発した俺の氏体だ」





UMP45「じゃあ私が、ダミー指揮官の前でボロクソ言うのも、泣いてたのも全部見てたんだ？」


指揮官「…………ハイ」


UMP45「ふぅ～ん、そ～～～なんだぁ～～～～♪」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ



指揮官「ヒッ。45……本当にすまん。どんな罰でも受ける。お前の気が済むならどんな罰でも」


UMP45「しきか～ん？」

UMP45「鼻、出して？」ﾆｺｯ

指揮官「……ですよねハイ。分かってます」



UMP45「３，２，１で行くから。はい３２１」


指揮官「さらば俺の鼻……………………」





指揮官「…………あれ？」


UMP45「……ばか。本当に、氏んじゃったと思ったんだから」ﾀﾞｷｯ


指揮官「すまん」


UMP45「ねぇ、指揮官。ひとつお願いしていいかな？」


指揮官「何でも言ってくれ」



UMP45「もう、こういうのはやめてね……。すごく、悲しいから」ｷﾞｭｯ


指揮官「……約束する。それはそうと」

UMP45「？どうしたの」

指揮官「お前、あんな風に俺の事思ってたんだな」


UMP45「……………………っ！？！？ま、待ってアレは！！」

指揮官「本音だっけか？ん？？？」

UMP45「え、え～と。その」


指揮官「あのなぁ」

指揮官「嫌だと思ってることがあるなら正直に言ってくれていいのに」


UMP45「え？」


指揮官「お前が辞めろっていうならタバコ辞めるし、無理矢理飯にも誘わないし、距離感も考えるさ」


UMP45「…………ほら」ﾄｽｯ


指揮官「ん？」

UMP45「私、指揮官のそういうとこが嫌い」

指揮官「そういうとこって？」



UMP45「…………優しすぎるとこ」

指揮官「優しくないほうがいいか？」

UMP45「…………」ﾌﾙﾌﾙ


UMP45「あ、あのね」


UMP45「これからは、本当の心で指揮官に近づくから」

UMP45「だから、優しくしてね……？指揮官」ｷﾞｭｯ

次回予告

（ドラゴンボール改フリーザ編の予告BGM）～♪

オッス！オラ悟空！！
てぇへんだ！！ペルシカのやつ、懲りずに指揮官を捕まえちまった！！
次のてぇげっとはK５(けぇふぇーぶ)！！
頼む指揮官！！なんとか自力でそっから脱出してくれ！！
あとはオラがどうにかすっからよ！！


次回、ドールズフロントライン『指揮官氏亡ドッキリ！標的はK5！！』

ぜってえ見てくれよな！！

ペルシカ「良かったじゃないか、鼻が無事で」

指揮官「まぁ、そうなんですけど」

指揮官「で、なんでまた俺は縛られてるんですか」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

ペルシカ「まぁまぁ。実験は何回か繰り返してようやくものになるからね」


ペルシカ「そういうわけで次の子だ」




K5『お呼びしましたか、へリアンさん』

K5『？誰もいませんね……』


指揮官「げっ、K5！！」

ペルシカ「？実験には君と親密な人形を選んでるはずなんだが」

ペルシカ「K5とはかなり仲がいいんじゃないのかい？」

指揮官「仲はかなりいいと思いますよ。よく占ってもらってるし」

指揮官「為替ルートの動きとか、どの馬券がいいとか」


ペルシカ「占いか？それは」


指揮官「朝も起こしに来てくれるし、ついでに今日の星座占いしてくれるし」

ペルシカ「とてもいい子じゃないか」

指揮官「だからこそ、この手のドッキリは一番やりたくない相手なんですけど」

ペルシカ「お、そうか」ﾊﾟﾘ､ﾊﾟﾘ

指揮官「…………縄といてくれません？」

ペルシカ「うん、そうだな」ﾊﾟﾘ､ﾊﾟﾘ､ﾊﾟﾘ


指揮官「チクショォォォオオ！！！！今すぐ実験を辞めろォ！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

ペルシカ「うんうん、分かる分かる」ﾍﾟｷｯ､ﾊﾟﾘﾎﾟﾘ

K5『へリアンさん？いらっしゃらないのですか？』

K5『しかし、霊安室ですか……』


氏揮官（ダミー）「」

K5『この亡くなられてる方は、誰なのでしょう。可哀そうに』

K5『せめてもの手向けとして占ってさしあげます。えーと、天国、地獄、大地獄。天国、地獄、大地獄』ﾋﾗ､ﾋﾗ


ペルシカ「え？花占い？そこは鏡とかタロットじゃないのか？？」

指揮官「ほら、めちゃくちゃいい子なんですよ……」

ペルシカ「あ、うん。そうか」



K5『天国、地獄……あ～、大地獄スキップして天国』ﾋﾗ､ﾋﾗ


ペルシカ「いやスキップって？」

K5『ふふ、安心して眠って。あなたは天国に導かれるよ』

K5『おやすみなさい、顔も知らない戦士』


氏揮官（回避値23）「」


K5『それにしても遅いなぁ、へリアンさん。どうしたんだろ』


ペルシカ「確かに」

指揮官「なかなか現れませんね」


へリアン『指揮官ッッッッ！！！』ﾊﾞｯﾀｧｧｱｱｱﾝ!!

K5『！？！？』ﾋﾞｸｯ


指揮官「はいっっっっ！？」ｶﾞﾀｯ

へリアン『ハァ、ハァ……。ハァ、K5。先に来てたのか』

K5『え、えぇ。どうされたんですか？へリアンさん』


へリアン『ハァ、ハァ。なぁK5。あそこに寝てるのは』

K5『あぁ、眠れる戦士ですか？もう、天に旅立たれましたよ』


氏揮官（編成未拡大）「」


へリアン『そんな…………馬鹿、な』ﾄﾞｻｯ

K5『！？！？大丈夫ですか！？ほら、しっかり立たれて』




指揮官「だから、何なんですか？この無駄な演技力」

ペルシカ「女優として生きてれば合コン地獄を味合わずに済んだろうに。あぁコーヒー美味い」ｽﾞｽﾞｽﾞ…

へリアン『あ、ありがとう、K5。そうだK5…………！！お前に伝えねばならんことが』

K5『落ち着いて。ゆっくりでいいですから』

K5『一体どうしたんですか？』


へリアン『落ち着いて聞いてくれ…………』



へリアン『指揮官が、今日の昼、鉄血のテロに巻き込まれて…………殉職した』



K5『え……？』


K5『う、嘘……でしょう』


K5『そ、そんなはずは。だって今日彼を占った時、氏相なんて』


K5『嘘、ですよね』

へリアン『…………』

へリアン『彼は、そこで眠っている…………ッッ！！すぐ、そこの寝台で……！！』


K5『へ？』


氏揮官（弾薬17）「」


K5『彼が……指揮官？』

へリアン『K5。すまないが、彼の顔に被せられてる布をめくってはくれないか？』

へリアン『私にその勇気は、ない……！！』ｸﾞｯ



指揮官「いやあんた上司でしょ。先確認しなさいよ」

ペルシカ「間違いないね」ｽﾞｽﾞ

K5『絶対、違う。彼じゃない、だって私の占いでは。元気に帰ってきてくれるって』ﾍﾟﾗ


氏揮官（好感度48）「」

K5『あぁあ、そん、な』ﾍﾟﾀﾝ


K5『こんな、ありえない……だって』

へリアン『K5！！しっかりしろ！！』

K5『だって、運命は。占いで、見たのに……』


へリアン『すまない、本当にすまない』


K5『…………』

へリアン『彼の家族や、クルーガーさんに。今からこの事を伝えなければならない』

へリアン『彼を、見といてやってってくれ』ﾀﾞｯ

K5『待って、ください』

へリアン『？』


K5『どうして、彼らより私に早く』

へリアン『……ここで、指揮官と一番仲良かったのはK5だと』


へリアン『そう、本人から聞いていたからだ。少しの間頼む』ﾊﾞﾀﾝ



指揮官「え？俺一番仲いいやつ何人いんの？」ｶﾞﾘ､ｶﾞﾘ

ペルシカ「プレイボーイだなぁ、君は」

ペルシカ「おっと、このナイフは没収しておこう」ﾋｮｲ

指揮官「あ、ちょ！返して！！脱出できないじゃないですか！！返して！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

ペルシカ「それで返してえもらえると思ってるのかい……」

ペルシカ「そろそろ面白くなる頃だよ。一緒に見ようほらほら」

K5『なんどやっても、指揮官の運勢は絶好調なのに、なんで』

K5『私の予測が外れた……？でも、ほら』ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ……ﾍﾟﾗｯ


K5『やっぱり今日の指揮官は幸運、だよ……幸運、なのに』ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ､ﾍﾟﾗﾍﾟﾗｯ


K5『なんで…………なんで………？』ﾊﾟﾗ……




ペルシカ「かわいいなぁ。何度氏んだ人を占ったってどうもならないのに」ｽﾞｽﾞｽﾞ……ﾊﾟﾘｯ､ﾊﾞﾘｯ

指揮官「HA☆NA☆SE！！うおおおおおお！！！！俺は氏んでねぇ！！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀｷﾞｼｶﾞﾀ

K5『もし、私が何か見逃してたとするなら』


K5『どうしてそれに気づけなかったの……』


K5『予兆に気づけていれば、こうはならなかったのに』


K5『指揮官の手、冷たいね……』ｷｭｯ


K5『ごめんなさい指揮官………私が、もっと。もっと未来を読めてれば』





指揮官「うおおおおおお！！！」ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝｶﾞﾀﾝ

ペルシカ「ちょっと、いいとこなんだから静かにしてくれないか？」

指揮官「うおおおおお！！！うおおおおうおぉ！？縄外れた！？ナンデ！？！？」ｽﾙｽﾙ


ペルシカ「え、マジ？」

K5『…………指揮官』



（指揮官「よう、K5」）

（K5「あら。指揮官、競馬はどうだった？」）

（指揮官「お前の予測がバッチリ的中して財布が4倍だぜ！！ありがとうな！！」）

（K5「ふふ、やっぱり。お役に立てたのなら何よりだよ」）

（指揮官「でよ、礼をしたいんだが今から暇か？」）

（K5「へ……え！？指揮官、今からM16達と飲みに行くんじゃないの！？」ｶｧｧ///）

（指揮官「お～、さすが予測済みだったか。そのつもりだったけど気が変わってな」）

（K5「えと……ええと、ごめんなさい！私は今からK2…………そう！！K2と用事が！！それじゃ！！」ｼｭﾀﾀ）


K5『あの時、誘われるなんて微塵も思ってなくて。つい、恥ずかしくて断っちゃったけど』


K5『行けば、良かった……』

K5『思えば私、あなたと会うのに占いをかこつけてばっかり』


K5『後悔、することばかりだね……』


K5『もう、その目を開けてはくれないんだよね………』ｼﾞﾜｧ


K5『予測しなくたって、誰にでも分かることだよ』ﾎﾟﾛ


K5『どうして氏んじゃったの指揮官…………うぅ、うわぁぁ』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ






指揮官「ドッキリ終了ゥゥウウアアアアアアアアアア！！！！」ﾊﾞｱｱｱｱｧｧｧｱｱﾝ!!!!

K5「ひゃあ！？！？！？！？！？」ﾋﾞｯｸｩ!!

指揮官「マジごめんなさいK5俺はめっちゃ元気でぇぇぇぇええええす！！！！」ﾄﾞｹﾞｻﾞｧｧｱｱﾝ!

ペルシカ「おかしい、縄が外れる要素は全くなかったはず。本当に今日は幸運みたいだな、君は」




K5「え？何で指揮官はだって、ほら」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


氏揮官（16LAB）「」


指揮官「それは16LABの作った俺のダミーだ。俺は生きてるし、何なら絶好調」

K5「幽霊とか、じゃないん、だよね？」

指揮官「ごめん。生きてます」




K5「指揮官っ！！」ｶﾞﾊﾞｯ!

指揮官「うお！？」

K5「よかった、本当に良かった！！私の予測は外れてなかったんだ、よかった…！！」ｷﾞｭｳ

指揮官「よしよし、お前の占いはいつも当たるだろ」

K5「生きてくれてよかったぁぁ……ぐすっ」ｷﾞｭｳｳｳ

指揮官「よしよし泣くな泣くな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



～数分後～

K5「じゃあずっと様子を見てたんだ？悪趣味だね」ﾑｯｽｰ

指揮官「いや、マジですまん。何も言えないですはい」

K5「ほんと、心配したんだよ」

指揮官「詫びにペルシカさんが何でもしてくれるってよ」

K5「…………私は指揮官に責任とってもらいたいな」

指揮官「うぐ、分かった。いいぞ何でも言え」

K5「何でも？」

指揮官「う、何でもだ。二言はない」


K5「そっか……」






K5「実はね」


K5「明日の私自身の運勢を占ったら、氏相が出てたんだ」

指揮官「冗談、だよな？」

K5「さぁ、どうでしょう？」




K5「私の占いを指揮官は信じる？」


K5「もし、信じてくれるなら。明日はずっとそばにいて欲しい」


K5「明日だけ私の、傍に……ずっと」ｷﾞｭｯ

次回予告

～♪（ドラゴンボール改フリーザ編予告BGM）

オッス！オラ悟空！！
ペルシカ～、おめぇまだ飽きねえんか？
次のてぇげっとは、わ、わーちゃん！？
ひゃあ～！！ひでえことすんなぁ、おめぇ！！
そんなことしてたらマジで指揮官氏んじまうぞ！
でもでぇじょうぶだ、ドラゴンボールさえあれば生き返っからよ！！


次回、ドールズフロントライン「指揮官氏す！頭を貫くwa2000の徹甲弾！！」

ぜってえ見てくれよな！！

ペルシカ「良かったじゃないか、結局氏相は嘘だったみたいで」

指揮官「ねぇ。なんでまた縛るんですか？しかも縛りキツすぎて音鳴ってるんですけど」ﾒｷﾒｷﾒｷ

ペルシカ「前回、謎の方法で脱出されたからね。念には念をいれてだ」


ペルシカ「さぁどんどん行こう。次はグリフィンのアイドルこと、わーちゃんだ」

指揮官「何言ってるんですか、うちのアイドルは百式でしょ」ﾐｼﾐｼ､ﾒｷﾒｷ



ペルシカ「え？」


指揮官「え？」ﾐｼﾐｼﾐｼ

WA2000『へ、へリアンさん？いますか？』ｷﾞｨ…

WA2000『……まだいないじゃない、何で霊安室なのよぉ』


ペルシカ「もう既に半泣きじゃないか？」

指揮官「わーちゃん、お化けとか苦手ですから。てか縄めっちゃ痛い」ﾒｷﾒｷﾒｷｨ

ペルシカ「我慢してくれたまえ。ほら、ビスコ食べさせてあげるから」ｻｸ､ｻｸ

指揮官「いやビスコとかいいんで。子供じゃないですし」ﾐｼ､ﾒｷ

WA2000『べ、別に幽霊が苦手なわけじゃないけど！！霊安室は趣味悪いって言うか！？』


氏揮官（快適度200）「」

WA2000『うわ、しかも人の氏体あるじゃない。なんなのよもぉ……ドッキリなの？これ』


ペルシカ「おぉ、するどい」ｻｸ､ｻｸ

指揮官「ホラードッキリならまだ良かったんですけどね」

ペルシカ「ある意味ホラーだし、いいじゃないか」ｽﾞｽﾞ

WA2000『そうよ、多分指揮官が主犯のドッキリよこれは』


WA2000『昨日の仕返しってとこ！？ふん、せこい事するわね！！』


WA2000『指揮官！！どこかで見てるんでしょ！！今なら許してあげるから出てきなさい！！』



指揮官「出ていけるなら出ていきたいんだけどなぁ……」ﾐｼﾐｼﾐｼ


ペルシカ「せこいって言われてるよ君」

指揮官「言われてるのペルシカさんだから。俺じゃないから」

ペルシカ「で、昨日彼女と何があったんだい」


指揮官「最後のチョコアイスをめぐって大喧嘩しました」

ペルシカ「よくそれでビスコを子供呼ばわりしたね」ｻｸ､ｻｸ

WA2000『……ふん、まぁいいわ』


WA2000『なんか昨日の事思い出したら、お化けとかどうでもいいくらいムカついてきたわね……』


WA2000『私がチョコアイス、す……好きなの気づいてるくせに、何で食べようとするのよ。あの馬鹿指揮官は』


WA2000『紳士ならレディに譲るべきでしょそこは！』



ペルシカ「君いくらなんでも大人気なさすぎじゃないか？」

指揮官「いや、別にあいつチョコアイス好きなんて言ってないですし」

指揮官「むしろチョコアイスへの情熱で負けるわけにはいかないっていうか」

ペルシカ「意味がわかるように言ってもらえない？」

指揮官「『べ、別にチョコアイスが好きなわけじゃないけど！！それはアタシが食べるの！！』って意味わからないこと言うから、カチンと来て」


ペルシカ「どっちも子供だねぇ」ｽﾞｽﾞｽﾞ

WA2000『譲る姿勢の一つくらい見せてくれたら、半分くらいあげたのに……』


WA2000『あぁもう！！クソ指揮官の馬鹿！！氏ね！！』ﾀﾞﾝｯ!

指揮官「そこで氏んでるぞ」


氏揮官（火力11％UP）「」



ガチャ




WA2000『ひっ！！だ、誰！？』ﾋﾞｸｯ



へリアン『私だ…………。すまん、遅くなった……』

WA2000『へ、へリアンさんか。よかった』


WA2000『どうしてこんな怖い………じゃなくて変な場所に呼び出したんですか？』


へリアン『…………』


WA2000『へリアンさん？』


へリアン『あ、あぁ。すまない』


WA2000『なんか、疲れ切ってるみたいですけど』


へリアン『そう、だな。さすがに疲れているよ』




指揮官「あの人演技何パターン持ってるんですか？」ﾐｼﾐｼﾐｼｨ


ペルシカ「経験した合コンの数だけあったりね」

WA2000『要件ってなんですか？』

へリアン『指揮官についてだ』

WA2000『指揮官、ですか？』


へリアン『あぁ』



へリアン『単刀直入に言おう。今日の昼、彼は車にはねられて氏亡した』


WA2000『…………えっ？』



へリアン『彼が持っていた袋の中にはチョコアイスが二つ入っていたらしい』

へリアン『誰かの分を買いに行ったんだろうな』


WA2000『う、そ』





ペルシカ「えげつないアドリブ入れてきたなぁへリアン」ｻｸ､ｻｸ


指揮官「…………」ﾐｼﾐｼﾐｼ

ペルシカ「やけに静かだね」ﾋﾞﾘﾘﾘ､ｻｸ

指揮官「ペルシカさん」ﾐｼﾐｼｼｼｼﾐｼ

ペルシカ「ん？」

指揮官「今回は本当に何もしないんで。縄、外してもらえませんか？」ﾒｷﾒｷﾒｷﾐｼｨ

ペルシカ「絶対嫌だ」


指揮官「……そうですか」ﾐｼﾐｼｼﾉｼｨ

ペルシカ「う～ん？」




へリアン『鉄血の関係ない所で氏ぬとは』


へリアン『彼にアイスを頼んだ人形も浮かばれんだろう…』ﾌﾙﾌﾙ

WA2000『ほ、ほんとに』

へリアン『？』

WA2000『し、指揮官は、アイスを買いに行って…？』


へリアン『あぁ、状況証拠的には。確か高級なやつだったか』


WA2000『そんな…………』



～


（WA2000「あぁ～！？！？どうして食べたのよ！？！？」）


（WA2000「別に、チョコアイスとか好きじゃないけど！！それは私のもの！！」）


（WA2000「馬鹿！！うっさい！！話しかけんな！！そんな汚らわしいの食べれないわよ！！」）


（WA2000「たっっかいチョコアイス買ってきたって許さないんだから！！」）


（WA2000「もう！！氏ね！！ダンプに撥ねられて氏んじゃえ馬鹿！！」）


～




WA2000『わたしの、せいだ』

へリアン『どうした？WA2000』

へリアン『ひょっとして、彼にアイスを頼んだのは』


WA2000『…』

へリアン『そう、だったのか…………なぁWA2000』ﾎﾟﾝ

へリアン『あまり気に病むなよ。彼の運が悪かった、それだけなんだ』

へリアン『私は、少し休む。色々な所に報告しまわって疲れたからな。すまんがそこで寝てる彼を見といてやってくれ』



氏揮官（☆２）「」

WA2000『へリアンさん……』

へリアン『なんだ？』


WA2000『彼がどんな車に轢かれたか、教えてもらえますか』


へリアン『車種のことか？妙なことを気にする』





へリアン『ダンプだ。苦しまずに逝けたことが不幸中の幸いだろうな』



バタン………



ペルシカ「へリアンのやつ気合入れすぎじゃないか？」


指揮官「…………」ﾒｷﾒｷﾒｷｷｷｷ

～

（指揮官「すまん、お前のだったかぁ。口はつけてないから安心してくれ」）


（指揮官「…………好きでもないアイスの事で、何でそんな言われなきゃいけないんだよ」）


（指揮官「悪かったって。機嫌治してくれ。俺が全部悪かったから」）


（指揮官「はぁ…………もう知らん。謝るだけは謝ったからな」）


（指揮官「はいはい、氏にます氏にますぅ～」）


～



指揮官「…………ん？」ｽﾙｽﾙｯ…


ペルシカ「はい、特別だ。大人しいから解いてあげたよ」


指揮官「ありがとうございます」


指揮官「ま、動くつもりはないですけどね」


ペルシカ「はは、ご立腹だね。はいビスコ」


指揮官「……いただきます」ｻｸｯ

WA2000『わたしが、指揮官に氏ねとか言ったから』


WA2000『ダンプに轢かれちゃえとか、言ったからほんとに』



WA2000『ねぇ、うそだよね』


氏揮官（冷凍食品）「」


WA2000『うそ、だよね』ﾋﾟﾄ


WA2000『……冷たっ』


WA2000『ちがうの………ちがうの！聞いて？』


WA2000『わ、私、あなたにほんとに氏んでほしかったわけじゃなくって』


WA2000『ほんとに、ダンプに撥ねられるなんて思ってなくって……！！』


WA2000『聞いてよ指揮官、ねぇってば』ﾕｻ､ﾕｻ


WA2000『謝ってあげるから……。私が悪かったから、あやまらせてよぉ』ｼﾞﾜｯ



　ガチャ…




へリアン『WA2000』

WA2000『な、何ですか、へリアンさん？』ｸﾞｼｸﾞｼ

へリアン『………お前に、渡すかどうか迷ったが。これを』ｶﾞｻｯ





WA2000『このビニールぶくろ、は』




へリアン『あの馬鹿が、買ってきたアイスだ』


へリアン『せめて食べてやってくれ』


　バタン…





ペルシカ「鬼畜か？？？アイツは？？？」

ペルシカ「そんなんだから結婚できないんだ、なぁ指揮官」



指揮官「あ、もしもし～FNC？今暇？マジ？じゃあ、ちょっとお遣い頼みたいんだけど～」ｻｸｻｸ､ｻｸｯ


ペルシカ「えぇ………」ｻｸｯ

WA2000『高いやつ…。買ってきてなんて言ってないのに』



WA2000『私、あれだけ酷い事言ったのに、買ってきてくれてたんだ』



WA2000『………溶けてる。そりゃ、そうよね』



WA2000『おかしな話……。アイスよりも指揮官の方が冷たいなんて……』



WA2000『わたしが、ダンプでも運でもなく、わたしが指揮官を頃したんだ…』ｳﾙｳﾙ



WA2000『ごめんなさい、ごめんなさい』ｼﾞﾜｧ


WA2000『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい』


WA2000『何だってするから、起きてよ……起きて……』


WA2000『ぐすっ、うぅ、ぐすっ、あぁぁあああぁあ……』ﾎﾟﾛ､ﾎﾟﾛ




ペルシカ「さすがに今回はかわいそうだな…」


ペルシカ「君は動かないんだろ？私が代わりにネタバレしに……って」





ペルシカ「なんだ、もういないじゃないか」

ペルシカ「動かないなんて言ってたくせにねぇ」ｻｸ､ｻｸ

WA2000『ぐすっ、うぅうぅ、ひくっ……なんで、こうなっちゃったんだろ』


WA2000『ほんとは、ほんとはアイス。二人で半分こできたらいいなって、思ってたのに』


WA2000『素直になれなくて、ムキになっちゃって……』


WA2000『そうよ、私………指揮官に』



WA2000『ありがとうと、ごめんなさいを、まともに言えてたかな…………』




WA2000『なんで、今になって気づいたんだろ、うあぁぁ、ぁぁああ………あああぁああああああ！！！』


WA2000『ごめんなざいっ！！本当にごめんなざい指揮官！！許してぇ…………ああぁあああああああ』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ







指揮官「はいドッキリしゅぅぅううううううりょぉぉおおおおおおおおおお！！！！（ダウンタウン浜田）」


WA2000「ひゃああうわ！？！？！？！？へっ！？ええっ！？！？」ﾋﾞｯｸｩｳ!!

WA2000「しき、かん？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ･･･

指揮官「はい、指揮官です」


WA2000「な、んで生きてるの？ダンプは？」


指揮官「氏んでなくて悪かったな。全部ドッキリだ」


WA「アイス買いに行ってひかれたのも？」


指揮官「ドッキリです」



WA2000「………………………………は？」





指揮官（あ、これ氏んだかもしれん）

WA2000「…………………なんで」


WA2000「なんで、そんなひどいことするのよ？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


WA2000「ほんとに、わたしのせいで氏んじゃったかと思ったじゃない」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


指揮官「ごめん」


WA2000「ごめんで済むならPMCはいらないわよ！！！！」ﾀﾞﾝｯ!

WA2000「昨日、指揮官とケンカして、怒らせちゃって。いろんなこと謝れないままお別れになるのかと思って！！」


WA2000「すごく辛かったんだから！！」


指揮官「覆水は盆に返らねぇもんな」


WA2000「うるさい！！」ﾊﾟｼｰﾝ


指揮官「いってぇ！！」

WA2000「ぁ……いまのも、違うの、えっと」

指揮官「……」



WA2000「………………指揮官」


WA2000「あの、今までの事全部あやまる。ごめんなさい」


WA2000「会うたび酷い事いって、たまに叩いたり。絶対いや、だったよね……………本当にごめんなさい」


WA2000「ゆ、許してもらえるかわからないけど、でも」



指揮官「許すよ」


WA2000「ふぇ？」

指揮官「お前が謝るのは聞いた。だから今度は俺が謝る番だ」


指揮官「こんな悪質なドッキリ仕掛けて、本当にすまなかった」




指揮官「あと」




指揮官「昨日、お前のアイス食べようとしてごめんな」


WA2000「……………………し」


WA2000「指揮官！！！！」ｶﾞﾊﾞｧ!!

指揮官「うおぁぁあああ！？！？」


WA2000「わああああぁああああん！！！！ごめんなさいごめんなさい～！！いつも素直になれなくてぇ～！！ひどい事ばかり言ってほんとにごめんなさい～！！！！」WAAAA～!!


指揮官「よしよしよしさっき聞いたから！！落ち着け？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

WA2000「おねがい嫌いにならないで～！！！！わああああああぁあぁん～！！！」

指揮官「全然きらいじゃない、よしよし好きだからめっちゃ好きだから」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

WA2000「……………………え？」ﾋﾟﾀｯ､ｶｧｧ///


指揮官「え？？？？なに、今泣き止むポイントあった？？？？」




FNC「たっだいまー指揮官！！」


FNC「ってうわ！！わーちゃんと指揮官がイチャイチャしてる！！」


WA2000「イチャイチャなんてしてなっっっ！？」


ﾁﾗｯ


指揮官「？」


WA2000「……………い、イチャイチャして何が悪いのよ！？！？」


指揮官「いやどうしたお前」

指揮官「それよりFNC、例のブツは？」

FNC「はい、これ！！」ｶﾞｻ


WA2000「これは………………めっちゃ高いアイス？」


指揮官「おう、ありがとう。わざわざ悪かったな」


FNC「ずるいよ指揮官～三つもアイス買っていいなんて。お遣い断れないじゃない～」

FNC「そういうわけで３つもらってくね！！それじゃあ！！」ﾋﾟｭｰﾝ



指揮官「はい、これお前の分。詫びだ」

WA2000「…ありがとう」


WA2000「え？で、でも指揮官の分は」

指揮官「俺はこの溶けたやつ食うわ。よいしょっと」




WA2000「………………」


WA2000「ねぇ、指揮官」


指揮官「うん？」




WA2000「あの、ね。よかったら、もし指揮官がよかったら、だけど」





WA2000「私と、このアイス…半分こしない？」

次回予告

～♪(ドラゴンボール改セル編予告BGM)

オッス！オラ悟空！！
ペルシカぁ！！おめぇ何でよりによってFALを連れてきちまったんだ！
つまらん技で消される指揮官の気持ちを考えたことあるんか！？
残りの仙豆は1つ、これはオラのおやつだから指揮官！！
自力で頑張ってくれ！！

次回、ドールズフロントライン「バトルスタンプ炸裂！さらば指揮官また来世！！」
ぜってえ見てくれよな！！

※放送内容は変更する場合があります。

とでも思っていたのか？
次はfive-seven……お前にドッキリを仕掛けてやる！


ちなみに次の57編でいっぺん終わりなので。
あとは頼むよ、おやすみ。

おまたせ

ペルシカ「良かったじゃないか、高いアイス二つも食べれて」

指揮官「一つ溶けてましたけどね」

指揮官「まだドッキリやるんですか？もういいでしょ」ｷﾞｼｷﾞｼ


ペルシカ「何言ってるの？まだ3人しかしてないよ」


ペルシカ「喜んでくれ、次はfive-seveNだ」




指揮官「は？」ﾋﾟﾀｯ




ペルシカ「聞けば、男女としての仲の良さでは彼女が一番らしいじゃないか？」

指揮官「…あ゛？？？」


ペルシカ「ワンピースと麦わら帽プレゼントしたって本当かい？」ﾆﾔﾆﾔ


指揮官「え？誰情報？？？」


ペルシカ「カリーナ」


指揮官「あの女………」


指揮官「覚えてろ……？後でディナゲートの群れに投げ込んでやる……」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ペルシカ「どうどう」

57『し、失礼します』ｶﾞﾁｬ


指揮官「ん？なんかいつもより、カチコチな気が」

ペルシカ「よく彼女の事を見てるね。さすが」


ペルシカ「まぁ、そうだろうね。だって」






クルーガー『よく来てくれた、57……』








ペルシカ「今回の仕掛け人はクルーガー社長だから」


指揮官「！？！？！？！？！？」

57『………クルーガーさん、霊安室なんかに呼び出して何の話ですか？』

57『ふふっ、まさかリストラとか…？』




指揮官「いやそりゃ急に社長から霊安室に呼び出されたら誰でもビビるわ」


指揮官「ある意味一番のドッキリだろこれ」


ペルシカ「『面白そうだから、私も参加したい』とのことで、今回だけ特別出演だ」


指揮官「あの人そういう人なの……………？」（ベレッタM9）


ペルシカ「彼はああ見えて、意外とお茶目なんだよねぇ」ｽﾞｽﾞｽﾞ…

クルーガー『いや、お前はよく働いてくれている。非常に優秀だ』

クルーガー『指揮官がいつもお前の話をしていたよ』


57『え、指揮官が………？』


57『そう、なんだ…』





57『そっかぁ～、えへへ』ﾃﾚﾃﾚ




指揮官「はぁーい異議あり」ｼｭｯ

指揮官「俺クルーガーさんとまともに話したの入社試験の時ぐらいなんですけどぉ～？嘘つかないでもらえますかぁ～？」


ペルシカ「なら、私も異議あり」ｼｭｯ

ペルシカ「カリーナに、いつも57の話をするそうじゃないか」


指揮官「……………ペルシカさん？」


ペルシカ「ん？」

指揮官「さっきの話どれくらい広まってるんですか？」

ペルシカ「君と57の仲についてかい？」

ペルシカ「さぁ？私は16LABの人間だからよく分からないな」


ペルシカ「けど、私や社長の耳に入るくらいは広まってるんじゃないか？」



ペルシカ「そうそう。二人で二泊三日旅行してきたって本当かい？」ﾆﾔﾆﾔ


指揮官「その情報源も？」


ペルシカ「カリーナだ」


指揮官「……………ディナゲートの群れじゃ生ぬるいな」ﾋﾟｷﾋﾟｷ


指揮官「みんな大好き木星砲ランドにご招待だ…」


ペルシカ「おいでよ、ジュピターの森。みたいな？」

57『指揮官、私のことをどんな風に話してたんですか～？』ｳｷｳｷ

クルーガー『多すぎてあまり覚えてないが、魅力的な少女、優秀で頼れる味方、かわいい、いつも頑張ってくれてる、白いワンピースと麦わら帽が似合う、という内容だったかな』

57『も、もう！指揮官ったらクルーガーさんにまでそんな話するなんて、えへへ～』ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ



指揮官「いや、してねぇよ？」

ペルシカ「彼なりの援護射撃さ」



クルーガー『……』ﾁﾗｯ

クルーガー『…………♪』ｳｨﾝｸ


指揮官「あ、カメラ目線とかいらないんで」

ペルシカ「それより57のウインクの方が欲しいって？」

指揮官「ちょっとうるさいです。今はいらないです」

ペルシカ「毎週二人で夜景、見に行ってるくせに？」ﾆﾔﾆﾔ


指揮官「あんのクソ女ァ！！！！」


ペルシカ「あ、これはFAL情報だった」


指揮官「いやカリーナちゃうんかい」

57『その、ひょっとしてクルーガーさん。この呼び出しの内容って』


57『せ、誓約についてー……だったり？』


57『えへ?』




指揮官「かわいい（素）」

ペルシカ「…………」ﾆﾔﾆﾔ

指揮官「…………」


指揮官「あ、あ～～～そういえば？誓約するにはクルーガーさんに話通さなきゃいけないんですっけ」

ペルシカ「必要だね。風俗嬢の身請けみたいなものだし」

指揮官「あ゛？誰が風俗嬢って？？？」

ペルシカ「どうどう。システムの話だよ、誰がどうという話はしてない」


ペルシカ「でも彼女はバニーガールがよく似合いそうだね」


指揮官「…………………………………………」

指揮官「…………………………………………」


指揮官「……………………………………………………」


指揮官「……今度頼むか？（ボソッ）」


ペルシカ「やっぱ大好きじゃないか」

指揮官「そりゃもう」


ペルシカ「で、指輪は？もう購入済みで？」ﾆﾔﾆﾔ


指揮官「いえ、まだ。それは早いと思います……けど」



57『～～♪』


クルーガー『…………』



指揮官「もしかしたら、すぐにでも必要になるかもしれないですね」


ペルシカ「…………？」

クルーガー『お前は、指揮官と誓約したいのか？』

57『し、指揮官がしたそうだから、その』

57『してあげてもいいかなぁ、って。なんちゃって』


クルーガー『そうではない。お前はしたいのか？』


57『えっ？』


クルーガー『お前の意思を聞いているんだ』


57『あ、あぁ～～？ひょっとして』

57『今これ指揮官、見てたりします？』



ペルシカ「鋭いね。すぐそばで見てるよ」ｽﾞｽﾞｽﾞ…


氏揮官（MOD2）「」



クルーガー『かもな。見ているかもしれん…』

57『ふぅん？それなら…』

57『指揮官？聞いてる～？』



57『えっとぉ…………だ、だいすき！！（うさぎのポーズ）』




57『…………///～～～～～っ！！！』ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ




指揮官「」


ペルシカ「氏んだか」

57『こ、これで！！』


57『私と指揮官の誓約を認めてもらえますか…？』


クルーガー『そうだな、認めたい』


57『！！！！やっｔ』



クルーガー『だが、それは無理なのだ。57』


57『…なっ！？』



ペルシカ「おっと？」


指揮官「は？」ﾋﾟﾀｯ……





57『なんでですか！？わたしは、彼のことほんとに好きなのに！！』

クルーガー『運命と天が、それを許してくれないのだ…』ﾌﾙﾌﾙ


指揮官「は？」

ペルシカ「ここから落とすのか！？」



57『それって』


57『どういう意味、ですか』


クルーガー『本題に入ろう』





クルーガー『指揮官が今日の午後2時、謎の爆発に巻き込まれて氏亡した。原因は今調査している』


クルーガー『本当に、すまない』





57『う』


57『うそ、でしょ』






指揮官「は？」


指揮官「氏んでないんだが？？？ないんだが？？？」ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝ

ペルシカ「どうどう、キレるなキレるな」

指揮官「この縄を早く解けぇ！！どうなっても知らんぞーーー！！」

ペルシカ「まぁまぁ、我慢してくれ」





57『言ってる意味が、よく分からない、です…………』

クルーガー『もう一度言おう。彼が今日、氏んだ』



57『…………言ってる意味が、よく』ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

クルーガー『彼は氏んだが、お前は生きている。明後日から別の部署に異動してもらうことになった。詳細は追って連絡す』


57『ッ！！』ﾀﾞﾝｯ!!

クルーガー『…………』

57『そういう話を聞きたいんじゃなくて！！なんで彼が！！』


クルーガー『…すまない』


57『…………っ！！』ｼﾞﾜｯ


57『あ、あぁぁぁぁぁああああぅ……………うぁぁあああぁああ』





ペルシカ「悪い人だ…………自分のキャラを完全に理解している」


指揮官「…………」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝ……




ペルシカ「指揮官？」



指揮官「…………」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝ





指揮官「……………………」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝ

57『うっ、あぁうぁぁ……！！！なんで指揮官が！！彼が何をしたって言うの！？』



氏揮官（戦闘力2）「」


57『まさ、か』

クルーガー『あぁ、彼はそこで眠っている。運よく遺体は回収できた』

57『全く何もよくなんてない！！』


クルーガー『…………』


57『ぁ……ごめん、なさい。クルーガーさんが悪いんじゃ』


クルーガー『いや、恋人を失ってそうなる気持ちは理解できる』


クルーガー『本当にすまない』


57『…………っ』


クルーガー『私はこれから彼の家族に訃報を伝えねばならん』


クルーガー『……彼を少しの間頼んだ』




クルーガー『…………（チラッ）』


クルーガー『…………☆』ｳｲﾝｸ




指揮官「オラァ！！！！！」ﾌﾞﾁｨｯ!!!!

ペルシカ「！？！？！？！？」

指揮官「ふいぃ～～～、体が楽になったぜ……」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝ…


ペルシカ「今何をした！？！？！？」

指揮官「え、自力でロープちぎっただけですけど」

ペルシカ「あええ！？」


指揮官「知らないんですか？男は好きな女子のためならロープくらい簡単にちぎれますよ」ﾋﾟﾋﾟ､ﾋﾟ……ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ



指揮官「あ、もしもしカリーナ？今すぐ指輪を用意してくれ。買うから」


指揮官「30秒で準備しないとお前マンティコアの餌にするから。以上。よろしく」

57『なんで、こんな』

57『あはは……』


氏揮官（トークン）「」


57『きれいな氏に顔ね…』

57『なんでそんな穏やかな顔して…こっちの気も知らないで』


57『なんで、なんでなのよ指揮官…』


57『どうしてわたしを置いて行っちゃうの……』


57『教えたじゃない……ウサギは寂しいと氏んじゃうって……』


～


（57「ねぇ知ってる指揮官？ウサギって寂しいと氏んじゃうのよ」）

（指揮官「じゃあお前は氏ななさそうだな」）

（57「な、なんでよ！」）

（指揮官「友達多いじゃん」）

（57「も～っ、そういうことじゃなくって！！」）


（指揮官「少なくとも俺はお前を一人にしないし」）

（57「っ！？」）


（57「……もう」）


（指揮官「不満か？注文の多いウサギさんだこと」）


～

57『私、注文は一つしかしてないのよ……』ﾍﾟﾀﾝ…


57『あなたさえ、あなたさえいてくれればそれで』


57『それだけで、よかったのに、なんで』


57『う、ああぁあうぅぁ……うっ、あうぅ……』




ペルシカ「待つんだ、このタイミングで指輪を？」

怒りで目覚めたスーパー指揮官「逆に今以外のタイミングがありますか」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝ

ペルシカ「今渡すのは確実に地雷じゃ」


スーパー指揮官「フラれるって？そんなの二の次なんですよね」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝ


スーパー指揮官「あの子、ドッキリ始まる前に言ってくれましたよね？」ｼｭｲﾝｼｭｲﾝｼｭｲﾝ


スーパー指揮官「『だいすき』って」





（57『指揮官？聞いてる～？』）


（57『えっとぉ…………だ、だいすき！！（うさぎのポーズ）』）

スーパー指揮官「好きな子の弱みに漬け込むのは男としてクソだが、弱みを見て何も動かないのはもっとクソです」


スーパー指揮官「あの言葉に見合う誠意を、俺は見せなければいけない」


スーパー指揮官「もう手遅れかもしれんがすぐ行くぞ……！！ハァァァァアアア！！！！」ﾊﾞｼｭｰｰｰﾝ!!



ペルシカ「……なんか思ってたよりも大事になってきたな」


ペルシカ「人選ミスったね、今回……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

カリーナ「指揮官さま、まだかしら……」




指揮官「ハァァァァアアアアア！！！」ﾊﾞｼｭｰｰﾝ!!ｼｭﾀｯ……


カリーナ「ひゃあああ！？指揮官さま！？」


指揮官「今すぐ指輪を買わせろォ！！！あとこれとこれも追加だ！！」


カリーナ「は、はいぃ！！」







57『一人にしないって言ったじゃない……』


57『この嘘つき』ﾄｽｯ

～　


（57｢はじめまして、優しくしてね！すぐにでも好きにさせる自信はあるよ｣）


（指揮官「…………」ﾎﾟｹ～）


（57「あ、もしかして～！！もう好きになっちゃった！？」HOXY～？）


（指揮官「……………………かもしれない」）


（57「っ！？」）




（57「この水着をわたしに？これは…………ふぅーん、ひょとしてそういう趣味？」ﾆﾔﾆﾔ）


（指揮官「お前が着たら絶対かわいいだろうなって」）


（57「え！？あ、ありがとう……///」）


（指揮官「あと、これも」）


（57「これ…………わぁ、かわいいワンピース！センスあるわ！！」）


（指揮官「これも間違いなくお前に似合うよ」）


（57「ね、指揮官。これ着てほしい？」）


（指揮官「当然だよなぁ？」）


（57「そっかぁ、えへへ。じゃあ、今度着てあげる！！」）

～

（57「むぅ～……」）

（57「わたし好みだけど…………やっぱり、この水着際どい……」ﾑｸｰ）

（指揮官「クソ似合うじゃん？」）

（57「そ、そうかもしれないけど！！」）


（57「そ、その、なんていうか…！」）


（57「…………指揮官にだけは見られるの、恥ずかしい、かなぁって」ｶｧｧ…///）


（指揮官「」ﾊﾞﾀﾝ）

（57「ちょ、指揮官！？」）


（指揮官「こんなエモい向日葵畑が現存してるなんてな。旅行に来て正解だったぜ」）

（指揮官「57～！！こっちめっちゃ綺麗だぞ～！！」）


（57「指揮官…………」）

（57「おまたせ…………」ﾌﾜｯ）


（指揮官「おま、え」）

（指揮官「その、ワンピース、は」）



（57「うん……しきかんが、買ってくれたやつ」）


（57「に、似合うよね？えへへ」ﾃﾚﾃﾚ）


（指揮官「…………神よ」）

（57「なんでまたすぐに倒れるの！？」）

～


（57「うわ…………すごく、きれいね」）


（指揮官「そりゃ、俺の知る中でとっておきの夜景だもの」）


（57「指揮官はいつも私にきれいなものを見せてくれるね……」）


（指揮官「…………」）


（57「……あれ～？『この夜景より君の方がきれいだよ……』とか言わなくていいの？」）


（指揮官「そんなわかり切ってること言う必要あるか？」）


（57「っ！！///」）


（57「も～、なんでいつも私をからかうの！？」ﾍﾟｼﾍﾟｼ）


（指揮官「お前が返り討ちにあってるだけだろ」）

（57「そ、そうだけど～～！！やめてよ…………」ﾌﾟｼｭｰ…）


（指揮官「……嫌だったのか！？！？すまん！！！」）


（57「ううん。そう、じゃなくて」）


（57「その、ね」）


（57「勘違い…しそうになるから」）


（指揮官「……………………そうか」）




（指揮官「なぁ、57」）


（57「なに…？」）



（指揮官「時には、わかりきってることを伝えることも必要なんだろうな」ｷﾞｭｯ）


（57「あっ…」）


（指揮官「Five-seveN。俺はお前のことが----」）

（指揮官のスマホ「ﾃﾞｹﾃﾞﾃﾞｯﾃﾞﾝ！！！！」）





（57＆指揮官「！？！？」ﾋﾞｸｩ!!）




（指揮官のスマホ「ドッカン！ドッカン！つ～いて～る～♪ドッカン！ドッカン！チャーンスっさ♪…」）





（57「………………」）


（指揮官「…………」）


（57＆指揮官「………………………………」）


（57「……………ぷっ」）

（指揮官「……………んふっｗ」）


（57「これは、仕切り直しかな～？」）

（指揮官「わるい、57。また今度必ず続きを」）

（57「うん。そうね、また今度………」）


（指揮官「よぉし！！じゃ、切り替えてけぇるか！」）




（57「ねぇ、指揮官」）


（指揮官「ん？」）


（57「言葉では聞けなかったけど…………」）


（57「指揮官のきもち、ちゃんと伝わったよ…………」）


～

57『はじめてあった時、すぐにでも好きにさせるなんて言ったけど。ひどい自惚れよね』


57『だって、すぐに好きになったのは私の方なんだもん』


57『最初は戦術人形として好きになってもらおうと思ってたのに』


57『今は女としてじゃないと、嫌だよ…』


57『指揮官、あなたのことが好き。すき。大好き』


57『…ぐっす！うぅぁ、すきっ…すきぃっ、だいすき…！！うあぁぁ、ああああぁあぁああぁあああぁぁ…！！！』


氏揮官（チューナー）「」



57『ぐず、ひっく…そういえば、しきかん？』


57『私たち、まだ一回もキスしてないよね？』


氏揮官「」

指揮官「間に合ってくれェ～～～！！！！」



57『できるなら、生きてるうちにしたかったな』


氏揮官「」


57『……』






指揮官「ちゃぁぁぁあああああああ！！！！」ﾄﾞｷｺﾞｰﾝ!!

57「はぇっ！？！？！？」


指揮官「オラァ！！！！」ｼｭﾝｯ!!

氏揮官「!」ｶﾞｼｬｰｰｰｰﾝ!!


氏揮官（大破）「」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

指揮官「ハァ…ハァ…57」


57「な、え？指揮官！？ふたり！？え、なんで生きて！？」


指揮官「ドッキリだ……」


57「え……？ドッキリ……？」



57「…………っ！！そういうことか……！！」


指揮官「ハァ……ハァ……」


57「…………………………………………………ねぇ、指揮官」


指揮官「？」










57「あなたがそんな最低な人だとは思ってなかったわ」


指揮官「……」



後編へ続く

次回予告

～♪（ドラゴンボール改セル編予告BGM）

オッス！オラ悟空！！

ついに指揮官もスーパーサイヤ人に覚醒したんかぁ～！！

けどブチ切れた57（ふぇーぶせぶん）の前に為すすべもねぇ……

でもオラ達にはまだ手が残されている！

ペルシカァ！！今がお前の切り札の使い時だ！！

いけぇ～～～～～！！

次回、ドールズフロントライン
『破局を防げ！！へリアン渾身の魔閃光！！』

ぜってえ見てくれよな！

よっし！
後半戦いっちょいってみっか！！

前回のあらすじ



指揮官「ちゃぁぁぁあああああああ！！！！」ﾄﾞｷｺﾞｰﾝ!!
57「はぇっ！？！？！？」


指揮官「オラァ！！！！」ｼｭﾝｯ!!
氏揮官「!」ｶﾞｼｬｰｰｰｰﾝ!!


氏揮官（大破）「」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ



指揮官「ハァ…ハァ…57」


57「な、え？指揮官！？ふたり！？え、なんで生きて！？」


指揮官「ドッキリだ……」


57「え……？ドッキリ……？」


57「…………っ！！そういうことか……！！」


指揮官「ハァ……ハァ……」


57「…………………………………………………ねぇ、指揮官」


指揮官「？」



57「あなたがそんな最低な人だとは思ってなかったわ」


指揮官「……」



あらすじ終了

57「私が驚いて、泣いて、悲しんでるのを見てたのよね」


指揮官「あぁ」


57「それを楽しんでたんだ」


指揮官「楽しんでなんかない」


57「ふざけないで」


指揮官「……」


57「信じられるわけ、ないじゃない……！！」ｷﾞﾘｯ


57「ドッキリってことは、クルーガーさんの言ってた話も嘘なんでしょ？」

指揮官「いいや、それは嘘じゃない」


57「信じられないって言ってるじゃない」


指揮官「信じてくれ。これをさっき買ってきた」


指輪「」


57「指輪……………っ！！」


57「はッ！！」ｶﾁｬｯ!!


パァン！！

指揮官「………！」ﾊﾟﾘﾝｯ


57「舐めてるの？」



57「………わたし、異動届け出すね」

57「………もう、指揮官のこと。信じられないから」






ペルシカ「まぁまぁ、落ち着きなよ」ｶﾞﾁｬ




57「………！？」


指揮官「ペルシカさん……………」

57「ペルシカさん、そこどいてもらえる？」

57「指揮官と共犯なんでしょ？用はないから」

ペルシカ「どうどう。落ち着いて」



ペルシカ「こういうのって一方だけ不利なのは正直どうかと思うんだ、私は」


57「なんの話ですか……？」


ペルシカ「実は指揮官の様子も録音している」


57「…………！！」


ペルシカ「これを聞いてから判断してあげてくれないか？」


ペルシカ「合理的な君ならわかってくれるはずさ」ｶﾁｯ





指揮官（録音）『覚えてろ……？後でディナゲートの群れに投げ込んでやる……』





57「…………………………」


指揮官「ペルシカさん」

ペルシカ「あ、ごめん間違えた。ここじゃない」ｶﾁｯ




指揮官（録音）『みんな大好き木星砲ランドにご招待だ…』





57「異動願い出してくるね」


指揮官「待って！！！さすがにこれは待って！！！！ペルシカさん！？！？」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

ペルシカ「今のなし。あ、よしこれだ」ｶﾁｯ

～


ペルシカ「待つんだ、このタイミングで指輪を？」


怒りで目覚めたスーパー指揮官「逆に今以外のタイミングがありますか」


ペルシカ「今渡すのは確実に」



スーパー指揮官「フラれるって？そんなの二の次です」



スーパー指揮官「あの子、ドッキリ始まる前に言ってくれましたよね？」



スーパー指揮官「『だいすき』って」



スーパー指揮官「好きな子の弱みに漬け込むのは男としてクソだが、弱みを見て動かないのはもっとクソだ」



スーパー指揮官「その言葉に見合う誠意を、俺は見せなければいけない」



スーパー指揮官「手遅れかもしれんが、すぐ行くぞ……！！ハァァァァアアア！！！！」

～



指揮官「は？」


指揮官「氏んでないんだが？？？ないんだが？？？」


ペルシカ「どうどう、キレるなキレるな」


指揮官「この縄を早く解けぇ！！どうなっても知らんぞーーー！！」


ペルシカ「まぁまぁ、我慢してくれ」

～



指揮官「かわいい（素）」


ペルシカ「…………」ﾆﾔﾆﾔ


指揮官「…………」



～



指揮官「オラァ！！！！！」


ペルシカ「！？！？！？！？」


指揮官「ふいぃ～～～、体が楽になったぜ……」


ペルシカ「今何をした！？！？！？」


指揮官「え、自力でロープちぎっただけですけど」


ペルシカ「あええ！？」


指揮官「知らないんですか？男は好きな女子のためならロープくらい簡単にちぎりますよ」



指揮官「あ、もしもしカリーナ？今すぐ指輪を用意してくれ。買うから」

～






57「……………」


ペルシカ「どう？彼、一度も君の姿を見て笑ってなかったんじゃないか？」


57「……………」


ペルシカ「そもそも、事の発端は私が指揮官が氏亡した時のメンタルモデルへの影響を調べようとしたことなんだ」


ペルシカ「指揮官は邪魔されたら困るから縄で捕縛していただけなんだよ」


ペルシカ「彼に非は何もない。全て私が悪いんだ」


ペルシカ「申し訳ない」ﾍﾟｺ




57「……………っ」

指揮官「なぁ、57」


指揮官「もう一度、話をしたい」


57「……………なに？」


指揮官「止めれなくてごめん。悲しませてごめん。傷つけて…」


57「謝らないでよ………。指揮官、何もわるくないじゃない……………」


57「なんで何も言い訳してくれなかったの…？」


指揮官「言っても言い訳にしかならないから。それと」


指揮官「悪くなくても、謝る」



指揮官「マジですまん」



57「っっ指揮官！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

57「……………最初、ほんとに氏んじゃったと思って、すごく悲しくて」


指揮官「うん」


57「もう会えないかと思って、でも生きてて…」


指揮官「はい」


57「あ、私騙されたんだって、急に心が冷めて…」


指揮官「わかる」


57「でも、指揮官はずっと私のこと見て、心配しててくれて……………」


指揮官「……………」




57「信じきれなくて、ごめんなさい指揮官」ｷﾞｭｳ…


指揮官「…何言ってるんだか」

指揮官「信用してもらえなかったのは俺の努力が足りんかったからだろ。お前は悪くねぇさ」


57「銃を向けて、ごめんなさい」


指揮官「俺でも速攻でそうしてる。お前は悪くないって」


57「…指輪、こわしちゃってごめんなさい」


指揮官「なぁ、、57」


57「なに？」

指揮官「今言うのめちゃくちゃセコイと思うんだけどさ」



指揮官「俺、お前のことが好き」


57「しき、かん」


指揮官「お前はどう？」


57「……………！！！！」


57「私も、指揮官のこと好き………！！」ｷﾞｭｯ


57「すき…！！すきっ……………！！好き、指揮官だいすき……っ！！」ｷﾞｭｳｳ～


指揮官「知ってる」


57「わたしだって、知ってるわ…」

指揮官＆57「えへへ」



ペルシカ「さ、邪魔者は退散しようか」

パァン！！

ペルシカ「………」


57「どこ、行かれるんですか？」


ペルシカ「い、いやちょっと、お花を摘みに」


57「おはなし、しません？」


57「ね？」


ペルシカ「はい…………………………」





ペルシカ「ぐすん……」

57「う～ん、見事にバラバラね…」


指揮官「指輪のかけらなんて拾わなくていいて」


57「でも、せっかく指揮官が渡してくれようとしたのに」


57「ほんとごめんね、指揮官」


指揮官「気にすんな」






指揮官「予備あるし」ﾋｮｲ


57「！？！？！？」


ペルシカ「！？！？！？！？！？！？」

57「え？え？え？」


指揮官「まだまだあるぞ。残り9個だ」ﾋｮｲﾋｮｲﾋｮｲ


57「な、なんで？」


指揮官「いやぁ～。絶対キレてるし指輪割られるだろうな～って思ったから、あらかじめ予備用意しとこうかなって」




カリーナ「余った指輪はクルーガーさんに高額で買い取ってもらうんですよね！」ﾋｮｺ


指揮官「お前どっから出てきた」

カリーナ「買い取ってもらったお金でウェディングドレス取り寄せるんですよね！！！」


57「なぁっ！？/////」ﾌﾟｼｭｰ

指揮官「お前やっぱ沈めるわ覚悟しとけ」



57「ね、ねぇ指揮官………？」ｸｲ､ｸｲ


指揮官「………大事なことは先に伝えとくべきだよな」


指揮官「Five-seveN」


57「うん……」







指揮官「俺と」


指揮官「俺と同じ墓に入ってくれ」





へリアン＆カリーナ「いやプロポーズおっっっっっっっっっも」



57「よろこんで！！しきかんだいすきっ！！」



END

おまけ



ペルシカ「あれ以降君らってケンカした事あるのかい？」ﾄﾎﾟﾎﾟ･･･

指揮官「この前に一回」


ペルシカ「へぇ。どんな内容の？」ｶﾁｬ､ｶﾁｬ



～


指揮官「57、お前さぁ」


57「なに？指揮官」


指揮官「私服変えてくんね？ロングスカートと長袖に」

57「えぇ～！？いやよ、センスがない！！」


指揮官「俺はその服最近嫌なんだよ」


57「はぁ！？何で！？！？」


指揮官「だって露出多すぎるし。風吹けばパンツ見えるだろ」


57「………も、もう」


57「でも、指揮官になら………」


指揮官「いやそういうんじゃなくて。風吹いたときに別の男がいたら嫌じゃん」


57「もしかして………」


57「嫉妬？独占欲？？？」HOXY～？

指揮官「は？？」

指揮官「それ以外に何があんの？？？」

57「そっかぁ～？？？他の男の人に、私を見られたくないんだ～？？？」


指揮官「………」


57「なら………。たまに、ズボンとか、長袖着てみようかな………」


指揮官「そっか。でもさ」


57「？」


指揮官「今の服もめっちゃ似合ってすっごい好き」


57「も、もぉー………！！」


～




指揮官「っていう」


ペルシカ「聞いた私が馬鹿だった」ｽﾞｽﾞｽﾞ･･･

完

えんだあああああ！！乙！！！

いやああああ
おつ