1: 2014/07/16(水) 22:30:49.87 ID:8KSpB67A0

3: 2014/07/16(水) 22:33:13.16 ID:8KSpB67A0
杏「うぃー…」ガチャ

杏「…あれ、誰もいない」

杏「まぁいいや。のんびりしてよっと…」

4: 2014/07/16(水) 22:34:29.42 ID:8KSpB67A0
杏「んー…」ゴロゴロ

楓「おはようございます」ガチャ

杏「あ、楓さんおはよー」

楓「おはよう、杏ちゃん。ゲームしてるの?」

杏「うんー」

楓「見せて見せて」

杏「いいよー」ムクリ

楓「あら、ロボットが戦ってるわ」

杏「格闘ゲームだよー。面白いよ」

楓「格闘ゲーム…紗南ちゃんがやってるのを少し見た事があるけど…コンボ?とかが難しいのよね…?」

杏「最近のだとねー。でも、これは昔のゲームだからそういうのないし、シンプルで初心者にもオススメだよ」

楓「昔のゲーム…?確か、そのゲーム機って結構新しいのじゃなかったかしら?」

杏「あー…えっとね、ゲームは昔のゲームなんだけど、ダウンロードして新しいゲーム機でも遊べるの」

楓「へぇー…最近のゲームは凄いのね」

5: 2014/07/16(水) 22:35:42.69 ID:8KSpB67A0
杏「楓さんはゲームとかしないー?」

楓「そうね…前に、紗南ちゃんと一緒に遊んだくらいかしら」

杏「おぉー。その時は何やったの?」

楓「レースゲームっ」

杏「レースゲームかぁ」

楓「最初は上手くカーブで曲がれなくて難しかったけど…慣れたら楽しかったわ」

杏「ドリフトとか決まると気持ちいいよね」

楓「カーブする時に、体がついつい傾いちゃって…」

杏「あるあるだねー」

楓「レースゲームはおもしれーす…なんて」

杏「でたー」

楓「ふふっ」

杏「さらっと言えるのが何気に凄いと思う」

楓「わーい、杏ちゃんに褒められたっ」

杏「褒め…?まぁ、いいか」

6: 2014/07/16(水) 22:37:17.62 ID:8KSpB67A0
杏「楓さん、この後お仕事なのー?」

楓「えぇ、事務所でプロデューサーと待ち合わせなんだけど…少し早めに来ちゃった」

杏「流石だなぁ。杏はいっつもギリギリなのに」

楓「それも、きらりちゃんやプロデューサーに送ってもらって、ね」

杏「うん。家でギリギリまで寝てるから」

楓「それでも、遅刻した事無いのが凄いわ…」

杏「どやぁ」

楓「ふふ、きらりちゃんとプロデューサーに感謝しないとね?」

杏「うっ…そ、そうだね」

楓「でも、最近はちゃんと一人でもお仕事に行ったり、お家に帰ったりしてるわよね」

杏「ん、まぁねー」

楓「いいこいいこ」ナデナデ

杏「わー」

楓(あ、とっても撫でやすい)ナデナデ

杏「おあー」

7: 2014/07/16(水) 22:38:46.43 ID:8KSpB67A0
杏「よし、終わりっと」

楓「ゲームはおしまい?」

杏「うん、キリの良い所までいったからー」

杏「それに、折角楓さんがいるんだしねー。一人でゲームやってるのも悪いし」

楓「そう?ふふ、ありがとう」

杏「いやいやー。杏も楓さんと話したいしねー」

楓「うふふ、嬉しいわ。じゃあ、ちょっとコーヒーでも入れてこようかしら」

楓「杏ちゃんも飲む?それとも、ジュースがいいかしら…?」

杏「んー、じゃあジュースでー」

楓「はーい。じゃあ、ちょっと待っててね」

杏「はーい」

8: 2014/07/16(水) 22:40:09.80 ID:8KSpB67A0
楓「おまたせ」

杏「ありがとー…って、楓さん、ブラック?」

楓「ううん、お砂糖を少し」

杏「微糖かー」

楓「ビターなびとー」

杏「ちょっと厳しいかな」

楓「残念っ」

杏「なんか杏が楓さんのダジャレを評価する係みたいな感じに…」

楓「これから、新しいのを思いついたらまずは杏ちゃんに聞いてもらおうかしら」

杏「えぇー…べ、別に良いけど」

楓「わーい」

杏「喜ぶんだ…」

9: 2014/07/16(水) 22:41:05.48 ID:8KSpB67A0
杏「ふぅー…なんだかいいねぇ、このまったりした空気が」

楓「そうね、外から聞こえる雨の音が、心を落ち着かせてくれるわ」

杏「それもあるけど、楓さんといると落ち着くなーって」

楓「そうなの?」

杏「いやー、いっつもちっちゃいのといる事が多いから…」

楓「うふふ、杏ちゃんは事務所だとお姉さんなのよね」

杏「う、うーん…本当にそうなのかはよく分からないけど…」

杏「年下の子といる事が多いから、たまにはこうやって大人のお姉さんと2人でのんびりってのも」

楓「ふふ…じゃあ、時間まで2人でのんりしましょうか」

杏「しよーしよー」

楓「しよーしよー♪」

10: 2014/07/16(水) 22:42:00.14 ID:8KSpB67A0
杏「にしても最近、ホント暑いよねー…」

楓「暑いわね…ジッとしてても、少し汗をかいてしまうわ…」

杏「もう冷房がないと生きていけないよ…」

楓「今日は雨のおかげで少し涼しいけど…晴れの日は、冷房なしだと辛いかも…」

杏「ねー…」

楓「こう暑いと…温泉に入りたくなるわ…」

杏「えっ」

楓「えっ?」

杏「温泉?」

楓「えぇ、温泉♪」

杏「暑いのに…?」

楓「暑いからこそ、よ」

杏「そういうものなの…?」

11: 2014/07/16(水) 22:43:16.51 ID:8KSpB67A0
楓「夏に入る温泉もいいものよ。汗を流しながら、ゆっくり浸かるの」

杏「うーん…?」

楓「温泉から上がったら、涼しい浴衣に着替えて…」

杏「…うん」

楓「団扇を扇ぎながら、ゆっくり花火を見たり」

杏「……おー」

楓「どう、楽しそうでしょ?」

杏「……うん、悪く無いかも?」

楓「やったっ」

杏「温泉は秋か冬ってイメージだったからなー」

楓「温泉は1年中楽しめるのよ。毎日入ってもいいぐらい」

杏「ま、毎日…」

楓「温泉のお仕事、来ないかしら…」

杏「来るといいねぇ」

12: 2014/07/16(水) 22:44:27.14 ID:8KSpB67A0
楓「杏ちゃんは、何かこんなお仕事がやりたいな、みたいなのってある?」

杏「えー…お仕事の時点でイヤだけどなぁ…」

楓「ふふ、そう言わずに」

杏「うーん……あー、ゲームのお仕事とかなら…まぁ」

楓「ゲームのお仕事?」

杏「発売前の新作ゲームを体験プレイー、みたいな。紗南と一緒にさー」

楓「あら、それは楽しそうね」

杏「座ってゲームするだけなら、そこまで疲れないしー」

楓(それでも少しは疲れるのね…)

楓「どこか、行ってみたい所とか」

杏「うーん…行ってみたい所…今の時期なら…涼しいところ…」

楓「涼しいところ…北海道?」

杏「あー、北海道ねぇ。確かにこっちよりは涼しいけど、それでも暑い日は暑いよー」

楓「あ、杏ちゃんは北海道出身だったわね」

杏「そーそー」

楓「北海道は…」

杏「でっかいどー?」

楓「ふふ、息ぴったり♪」

杏「そ、そうなのかな…」

13: 2014/07/16(水) 22:46:04.43 ID:8KSpB67A0
楓「杏ちゃんと、2人で北海道旅行っていうのも面白そう」

杏「え、そ、そうかな…?」

楓「杏ちゃんに色々案内して欲しいな」

杏「て言ってもなぁ…地元しか分からないし…」

楓「それなら、一緒に美味しいもの食べて、温泉に入るのでもいいかも」

杏「あー…うん、それなら…まぁ」

楓「ふふ、プロデューサーにお願いしてみよっと」

杏「杏より、普通に川島さんとか志乃さんとかと一緒の方が良さそうじゃない…?」

楓「それも楽しそうだけど…杏ちゃんとだって、きっと楽しいわ」

杏「そ、そっか……まぁ、楓さんがそう言うなら…」

楓「えぇ」

杏(な、なんか調子狂うなぁ…別にイヤじゃないけど…)

14: 2014/07/16(水) 22:46:56.75 ID:8KSpB67A0
杏「ふわぁ…」

楓「あら、杏ちゃん眠いの?」

杏「んー、ちょっと…」

楓「じゃあ、どうぞっ」ポンポン

杏「んぇー、膝枕?」

楓「えぇ」

杏「んー……じゃあ、お邪魔するよー」ゴロン

楓「はい、いらっしゃい」

杏「あー……」

楓「どうかしら?」

杏「……うん、なんかいいかもー」

楓「ふふっ、よかった」

杏「杏寝ちゃうよー?大丈夫?」

楓「えぇ、お仕事の時間までは大丈夫だから」

杏「ん…じゃあ、おやすみー…」

楓「おやすみなさい」

杏「ぐう」

楓「早いっ」

15: 2014/07/16(水) 22:48:22.12 ID:8KSpB67A0
―30分後―

楓「…♪」ナデナデ

小梅「も、戻りました…」ガチャ

輝子「フヒ…ただいまー…」

楓「小梅ちゃん、輝子ちゃん、おかえりなさい」

楓「あ…それにプロデューサー、おはようございます。3人一緒に?」

小梅「か、楓さん…ただいま…」

輝子「フヒ…ちょうど、事務所の前で一緒になった…偶然…」

楓「そうだったのね」

小梅「あ、あれ…杏さん…?」

輝子「フヒ…か、楓さんの膝枕で…寝てる…」

杏「すー…」

楓「ふふ…可愛いでしょう?もう少しだけ、このまま♪」


おしり

16: 2014/07/16(水) 22:52:03.71 ID:8KSpB67A0
杏お姉ちゃんと楓お姉さんの組み合わせ

見てくれた人ありがとう

17: 2014/07/16(水) 22:52:28.10 ID:mU6NuKDco
乙でしたー。夏の北海道といえばラベンダーですな。効果も杏にピッタリ。

引用元: 杏「楓さんと」