瑞葉「せやろせやろ～？
せやから皆で裸の付き合いして、うちらの絆を深めよ～って思ったんや！」

みい「温泉に入る時間があったらレッスンするみぃ！」

瑞葉「レッスンの後に入れば疲れも取れるやろ？
それにいいんか？実(みのり)ちゃん
アイドルと言えば温泉レポートやで？」

みい「うっ、確かにそうみぃ……」

瑞葉「それに高尾山温泉の檜風呂は肌の汚れを取ってくれるし、露天岩風呂なんかは美肌の湯とも呼ばれてるんや～」

紗由「美肌の湯！」

香澄「アイドルは肌も大事……
部長が言うことには説得力があるね」

舞菜「温泉ってお金かかりますよね……？」

瑞葉「高尾山温泉 極楽湯は中学生だと500円や！
うちらでも払えるやろ？」

舞菜「そうですね！」

香澄「どうやら、決まりみたいだね」

かえ「……部長にしてはいい考え」

紗由「さ、どうしますか？みい先輩！」

みい「……分かったみぃ！皆で温泉に行くみぃよ！」

高尾山温泉 極楽湯

瑞葉「到着や～！」

舞菜「この建物、木で出来てるみたいで綺麗だね、紗由さん！」

紗由「そうね、和って感じだわ！」

瑞葉「ここは全体的にこんな感じなんよー」

かえ「……レッスンで疲れた……早く入りたい……」

香澄「プリンセスも疲れてるようだし……」

瑞葉「かえちゃんもうちもクタクタや
入ろうか～」

みい「そうみぃね！」

温泉内

瑞葉「お、この時間うちらだけや！ラッキーやな～」

みい「高尾山温泉でここまで人がいないなんて、すごい偶然みぃ……」

香澄「さ、体洗おうか、プリンセス

……？
どうしてタオルを巻いてるんだい？」

かえ「……恥ずかしいから……」

香澄「大丈夫だよ、僕達は女の子同士だ
それに、プリンセスの体は綺麗じゃないか」

かえ「……エンジェルがそう言うなら……///」

……

舞菜「体洗いましたー！」

瑞葉「お、舞菜ちゃんが最後やでー
こっちこっち～！」

舞菜「あれ？他の皆さんは……」ちゃぷん

瑞葉「他の温泉に入りに行ってるで～」

舞菜「確かに、ここすっごく広くていっぱい温泉がありますね！
この温泉は……」

瑞葉「ここは炭酸石張り風呂や
ほら、ポコポコ泡が出てるやろ？」

舞菜「本当ですね！何だかくすぐったい！」

瑞葉「んっふふー、こちょこちょ」

舞菜「っ！！///ぶ、部長さん！？」

瑞葉「舞菜ちゃん、綺麗な肌しとるからついなー♡」

舞菜「もう、部長さん！」

みい「なーにセクハラしてるみぃ！」

瑞葉「実ちゃんおったん？」

みい「今入ったみぃ
舞菜に変なことするのはやめるみぃ！」

瑞葉「実ちゃんのいけず～」

みい「全く……
舞菜、温泉はどうかみぃ？」

舞菜「すっごく気持ちいいです！
連れてきてくれてありがとうございます、部長さん！」

瑞葉「あんなことしたあとにお礼なんて……
舞菜ちゃんほんまにええ子やわ～！」

舞菜「そうですか……？
ところでみい先輩、リボン着けてないのも可愛いですよね！」

みい「そ、そうかみぃ？
温泉に入るから外しただけみぃけど……」

瑞葉「緑のリボン、副会長モードのときはつけてへんけど
みいちゃんモードのときはいっつも着けてるもんな～
何か新鮮で可愛えな～！」

みい「瑞葉は褒めても何も出ないみぃ
舞菜は一杯おごってあげるみぃ！」

舞菜「ありがとうございます！」

瑞葉「実ちゃんうちにだけ冷たいんやから～……」しゅん

……

紗由「これが美肌の湯……」ちゃぷん

紗由「きれいになってる気がするわ……！」

香澄「そんなすぐに効果は出ないと思うけど……」

紗由「気分です気分！
そんなことじゃ、かえちゃんの女心も掴めないですよ！」

香澄「プリンセスの……それは困ったね……
そういう紗由は舞菜とどうなんだい？」

紗由「ど、どうして舞菜が出てくるんですか！？」

香澄「はは、見てれば分かるよ」

紗由「ま、舞菜は天然ですし……
心を掴む前に掴まれるっていうか……」

香澄「分かるよその気持ち！
僕もプリンセスをエスコートしたいんだけど、プリンセスはマイペースだったりして……」

紗由「香澄さんもそういうことが……！
そういえば、香澄さんと二人で話すことってあまり無かったですよね」

香澄「そういえばそうだね
僕が謡舞踊部に入ったときにはもうみい先輩以外がいたから……
積もる話もありそうだ、二人で話そうか！」

紗由「はい！」

……

みい「かえは何に入ってるみぃ？」

かえ「……水風呂」

みい「水風呂、たまに見るけど入ったことないみぃねえ……」

かえ「……水風呂にはアンチエイジング効果や自律神経の調整作用がある
かえにちょうどいい」

みい「さすがかえ、詳しいみぃ！」

かえ「……みい先輩も入る……？」

みい「それじゃあお邪魔するみぃ……つめたいみぃ！」

かえ「……みい先輩にはまだ早かった」

みい「ぐぬぬ……こ、根性みぃ……！！
……つめた！」

かえ「(……本当は冷たいシャワーで慣れると良いけど……面白いから言わないでおこう……)」

……

みい「香澄！サウナで勝負するみぃ！」

香澄「耐久戦か、燃えるね……臨むところさ！」

※珊瑚「サウナの我慢大会はリアルで行うと危険だから、絶対真似しちゃだめよ！」

かえ「……それならかえはエンジェルを応援する」

みい「みいのことは応援してくれないのかみぃ……？」

かえ「……少し応援する」

みい「少しなのかみぃ！でもありがたいみぃ」

舞菜「わー、面白そうですね！
私もやります！」

香澄「舞菜が参戦……！？これは意外だね……」

紗由「大丈夫？舞菜」

舞菜「大丈夫だよ紗由さん！
お姉ちゃんと入ったことがあるから！」

紗由「そ、そう？碧音さんと……ね」

瑞葉「うちらはもうちょい温泉入ることにするわ～」

かえ「……かえも」

紗由「私もサウナにはもう入りましたし……
みなさん無理しないでくださいね！」

みい「もちろんみぃ！」

檜風呂

紗由「舞菜が我慢大会に参戦するなんて意外だったわ……」

瑞葉「そうやねぇ」

かえ「……ところで部長」

瑞葉「ん？」

かえ「……もしかして着痩せするタイプ……？」

瑞葉「えっ、うちそんな太って見える！？
梅こぶ茶の飲みすぎやろか～……」

紗由「いや、ウエストじゃなくて……」

かえ「……部長に比べたらかえ達は、完全にミジンコ……」

紗由「……」

……

みい「も、もう限界みぃ……！出るみぃ！」

香澄「僕もそろそろ限界だ……」

舞菜「あれ？二人とも出るんですか？
それなら私も出ようかな……」

みい「ま、舞菜はどうしてそんなに元気なのかみぃ！？」

舞菜「え？お姉ちゃんはもっと入ってましたけど……」

みい「さ、さすがステラマリスのリーダーみぃ……」

香澄「やっぱり、格が違うね……！」

お風呂あがり

みい「はい舞菜、牛乳みぃ」

舞菜「ありがとうございます！」

紗由「あー、舞菜だけずるいですよみい先輩！」

かえ「……かえも奢ってほしい」

みい「舞菜はみいのこと褒めてくれたお礼みぃ」

紗由「えーと、みい先輩は素直じゃなくて……」

かえ「……いつも練習が厳しい……」

みい「二人がみいのことどう思ってるか、よーく分かったみぃ……
……はい、牛乳みぃ」

紗由「み、みい先輩……！」

かえ「……やっぱり、みい先輩は素直じゃなくても優しい」

みい「て、照れるからやめるみぃ！//」

瑞葉「うちには梅こぶ茶奢ってくれへん？」

みい「梅こぶ茶は売ってないみぃ！」

香澄「プリンセスは牛乳を奢ってもらったのかい？
それじゃあ僕はコーヒー牛乳にしようかな」

かえ「……コーヒー牛乳も美味しそう」

香澄「交換しながら飲もうか、プリンセス！」

かえ「……うん！」

……

瑞葉「いやー、楽しかったな～！」

舞菜「はい！」

紗由「お肌もきれいになったし！」

かえ「……こういう経験はあまりなかったけど、KiRaReのみんなとなら楽しい……！」

香澄「プリンセスや皆が楽しそうで良かった
僕も楽しかったよ！」

みい「急に温泉行くなんて言うから裏があるかと思ったけど、楽しかったみぃね～！」

瑞葉「もう、実ちゃんはうちのこと何やと思っとるん～？」

舞菜「あはは
また、来たいですね！」

紗由「そうね！
いつかまた、みんなで！」

終わり

昨日のRe:ステージ 3rdLIVE「Reflection」、お疲れ様でした！

イイハナシダナー!!!

ありがとう