紗由「叔母さんは碧音さんの家にいるのよね？
舞菜は良かったの？」

舞菜「本校でお姉ちゃんを倒すって宣言しちゃったから、何だか恥ずかしくて……
それにお姉ちゃん達とは何度も年を越したけど、紗由さんとは初めてだから……一緒に過ごしたいなって！」

紗由「舞菜……！
ミカン、食べる？」すっ

舞菜「うん！」

テレビ「続いて紅組は、このアイドル！」

紗由「紅白に出るアイドルなんて凄いわね……憧れるわ」

舞菜「そうだね……」

紗由「私たちもいつかはあんなアイドルに！2020年も頑張るわよ！」

舞菜「一緒に頑張ろうね！紗由さん！」

ピンポーン

舞菜「あ、宅配の人かな
受け取ってくるね！」

……

舞菜「お待たせ、紗由さん！」

紗由「この匂い……蕎麦？」

舞菜「うん！年越しそばだよ！」

紗由「高尾山は蕎麦も有名だし、ピッタリね！
美味しそう……！いただきます！」ｽﾞｽﾞｰ

紗由「うん！美味しいわ！」

舞菜「ねえ紗由さん、どうして大晦日にお蕎麦を食べるか知ってる？」

紗由「どこかで聞いたことある気がするけど……」

舞菜「かえちゃんから聞いたんだけどね、一つには、蕎麦は長いから長く生きられますようにって
他にも、そばにいられますように、って説もあるんだって！」

紗由「そっか、舞菜も……」

舞菜「うん！紗由さんとずーっと一緒にいられたらなって思って」

紗由「私もだよ、舞菜！
舞菜と会ってからまだ数ヶ月しか経ってないけど……もう舞菜のいない生活なんて考えられないもの！」

舞菜「えへへ、大好き！紗由さん！」ぎゅー

紗由「私も！」ぎゅー

テレビ「3！2！」

紗由「あ、年が変わるわ！」

舞菜「うん！」

テレビ「1！……0！」

ちゅっ

紗由「…………え？
……え！？///」

舞菜「……お姉ちゃんがね、大事な人とは年越しのときにちゅうするんだって教えてくれたの！
だから、紗由さんと！」

紗由「(あ、碧音さん舞菜に何を教えてるのよ！！？///)」

舞菜「2020年も、一緒にいようね！紗由さん！」

紗由「ううううん！も、もちろん！///」

～♪

紗由「つ、通知だわ！」

舞菜「私にも……もしかしてみんなかな？」

紗由「香澄さんから……『今年もよろしく！』
短いのが香澄さんらしいかも……でも、気持ちは伝わってくるわ！」

舞菜「かえちゃんからは『2019年はKiRaReの皆と会えて、本当に良かった……出来れば今年も、一緒にいてほしい』だって！」

紗由「もちろんよ、かえ！」

舞菜「みい先輩は『2020年、ますますKiRaReはパワーアップするみぃ！
そのために特訓も増やすみぃよ！』
みい先輩らしいね！」

紗由「でも特訓を更に増やすのはちょっと……
あ、部長からも
『紗由ちゃんが入部するまでは、年越しはただの実家のイベントやったけど……
今はKiRaReの皆のことを思いながら過ごすようになって、うちにとって特別な1年やったんやって感じてる
謡舞踊部の部長として、言わせてほしい
2019年、みんなほんまにありがとうなぁ』

……、部長……」

舞菜「部長さんと会って、紗由さんと会って……かえちゃん、香澄さん、みい先輩も入部して……」

紗由「皆でプリズムステージを勝ち進んだ……
大変なこともあったけど、私は幸せな1年だったわ」

舞菜「そうだね、紗由さん
プリズムステージ決勝もまだ残ってるし、2020年も頑張ろうね！」

紗由「ええ！
私たちのアイドルを目指す夢の日々は、永遠よ！」

舞菜「2020年、最初の紗由さんのポエムだね！」

紗由「い、今のはポエムじゃないわよ！？
でも……ポエムにするなら、英語の方が良いわね……こうかしら？」

紗由「Forever dream days！」

終わり

かなしい

まなはさゆさんに対して心の壁全開だよな