1: 2016/03/19(土)20:41:32 ID:oGD
シモン「グレンラガンッ!!!!」

カズマ「シェルブリッドオオオオオオオオ!!!」

ゴガァッ────────!!

シモン(何がどうなっていやがる……? 俺はアンチスパイラルと闘っていたはずだ……! なのになぜ!?)

カズマ「ウォラァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

シモン(こんな……暑苦しいヤツと闘っているんだッ!?)

カズマ「とっととぶっ倒れやがれこのでかぶつがァッ! 俺は! テメー何かに構っている暇なんぞねえんだよぉ!!!」

シモン「くっ……! なら何故喧嘩なんぞ売ってきやがった! 俺だってお前なんかにかまってる暇はない!!」

シモン(グレンラガンを一人で操れている……それだけじゃない……ここは……一体どこなんだ……? 宇宙の様でありながら……あちこちにオーロラじみた光が散らばっている……)

6: 2016/03/19(土)20:50:25 ID:oGD
カズマ「あったりめーよ! 気がついたらわけ分かんねーところに飛ばされて! んで目の前にゃテメーがいる! だったらテメーが黒幕なんだろうがァああ!?」

シモン「なんだと!? お前こそ! 何か知っているんじゃないのか! 俺はお前なんか知らないが! お前がその拳をまとった瞬間! あのオーロラのような光が見えた!」

カズマ「こいつは「アルター」よ!」

カズマ「テメエのそれもそうだろうが!? 」

シモン(……アルター……!?なんだそれは……いや……しかし油断ができない……! あの拳でグレンラガンのドリルにヒビが入っている……!)

カズマ「それに! そのドリルの重み! そいつが俺は気に入った!」

カズマ「俺の拳とどっちがつえーのか! それが知りたくてしょうがねえ!」

シモン「……ふ、ふふ」

シモン「俺もだッ! 乾坤一擲! すべて叩き込んでやる! そして俺は────────元の場所へ帰る!」

カズマ「いいねえ、そういうシンプルなのは嫌いじゃねえ! 」

シモン「ギガ!」

シモン「ドリル!」

カズマ「シェルブリッドォ!」

シモン「ブレイクゥウウウウーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!」

カズマ「バーストォオオオオオオ!!!!」

ゴオオオオオオオオオオッ!!!!!

8: 2016/03/19(土)20:58:05 ID:oGD
カズマ(な……)

シモン(んだとぉっ……!?)

バキィン!

シモン・カズマ(相打ちッ!)

カズマ「うぅううううう……」

シモン「ぐくぐぐぐぐぐ……」

シモン(ラガンはしばらく動かせない……! なら!)

カズマ(シェルブリッドは砕けた……でもよォッ!!)

「「だったら拳でやるまでだァッ────────!」」

バギィッ!

カズマ「うううぉおおおおあああ────────!!」

ボギィッ!

シモン「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

ドゴォッ!

シモン・カズマ「ぐうぅうううおおおおおらぁぁぁぁぁ!!!」

ドゴォッ!

カズマ「……へ……へへへ……デカブツに頼ってるだけのダサ坊主かと思ったら……結構やるじゃあねえか、ええ!?だがよぉ!」

シモン「お前こそ! さっきの奴なしでもかなりのもんだな!だがしかし!」

「「テメエに負ける理由にはこれっぽっちもなりゃあしねええええええええええええええ!!!」」ドッゴオオオオ!

カズマ「……く……へへ……頭も……かてえな……!」

シモン「当たり前だ……! 俺を誰だと思っていやがる……!」

9: 2016/03/19(土)21:01:41 ID:oGD
カズマ「知らねーなあ……! 俺にとっちゃどいつもこいつも変わりゃしねえよ……! 唯一違うのは喧嘩するかしねえか……! ぶっ飛ばすかぶっ飛ばさねえか……! それだけだぜ……!」グググググ

カズマ「だが……! ぶっ飛ばすヤツの名前ぐらいは知っといても損はねえかなあ……!」グググググ

シモン「なら覚えとけ……! 大紅蓮団の頭領、シモンの名をな……!」グググググ

カズマ「わりーなあ……! わざわざ頭と名乗るような奴の名前覚える頭はこちとらもちあわせてねーんだよ……! このカズマ様はなあ!」ググググググググググ

シモン「んぐううううううう!」

カズマ「がああああああああ!」

10: 2016/03/19(土)21:10:18 ID:oGD
カズマ(……よく分からねえ……がしかし! とてつもなく腹が立つ! 理屈じゃあねえ! 理論じゃあねえ……! ただこいつの目を見ていると……! 目の前に巨大な壁を置かれた気分になりやがる……! 壊せるものなら壊してみろと誰かに笑われている気がしてきやがる……!)

シモン(なんだ……! なんだこの感覚は……!! カミナの兄貴に鼓舞された時とは違う……! アンチスパイラルに抱いていた怒りとも違う……! とにかく、こいつの目を見ているとぶっ飛ばさなきゃあ気が済まない気持ちになってくる……!)

カズマ・シモン((よくわからねーがしかし! テメーは必ず! ぶっ飛ばす!))

そして時は流れ……。

カズマ「ッハァ~……ッハァ~……」

シモン「ッゼェー……ッゼェー……」

カズマ「テメエ……いい加減に……」ヨロヨロ

カズマ「倒れろ……やァ!」ドゴォッ

シモン「ぐおっ……お前こそ……いい加減に!」

シモン「倒れろッッ!!」バギィッ

カズマ「いやだね……ぜってー倒れねえ……絶対だ……!」

シモン「俺だってそうだ……! 絶対に……倒れない……!」

カズマ「……んぐ……ぐあ……」ドサッ

シモン「……ぐは……うっ……」ドサッ

11: 2016/03/19(土)21:14:03 ID:oGD
カズマ「……ここ……どこなんだよ……テメーもなんか……知らねーっぽいしよ……」

シモン「……俺が……知るか……ただ一つ言えるとすれば……俺達が知ってる世界じゃない……って事だけ……」

シモン「あそこにあるのは……アンチスパイラルと闘っていた多元宇宙の中の一つの銀河……」

カズマ「……アルター発動の時のオーロラも……あちこちに浮いてやがる……」

シモン「……」ノッソリ

カズマ「……」ノッソリ

((腹減った……))

12: 2016/03/19(土)21:17:45 ID:oGD
シモン「……どうする……続けるか……?」

カズマ「……俺は構わねー……がしかし、その前に片付けなきゃいけねー事が……あるかもしれねえ……」

シモン「……それもそうだ……いつまでもこんな辛気臭い場所で殴りあってられるか……」

カズマ「だったら仕方ねー。二人であっちこっち見て回るしかねーだろ……俺だって……いつまでもこんな所にいたかあねーからな……」

シモン「……」グゥゥゥ~

カズマ「……」グゥゥゥ~

シモン「取り敢えず……飯を探そう……」

カズマ「……何があるってんだ……? どこを見ても星とオーロラだけだぜ……」

13: 2016/03/19(土)21:20:21 ID:oGD
シモン「……ここもまた……「認識が実体化する」宇宙なのかもしれない……だとするなら……きっと思うだけでメシが出てくる……かもしれない……」

カズマ「……頭平気か? 殴り過ぎたか?」

シモン「なんでだか知らんがお前にだけは言われたくないぞ」

カズマ「奇遇だな。俺もてめーにバカとか言われたらブチギレる自身と保証しかねーぜ」

シモン「……ニアの飯……」

カズマ「…………うーん……」

カズマ「かなみのサンドイッチ……」

14: 2016/03/19(土)21:25:06 ID:oGD
ポンッ

カズマ「……マジ?」

シモン「やったぜ」

カズマ「ていうかお前のそれなんだよ。人間のくいもんなのか……?」

シモン「恋人の手料理さ」

カズマ「お前……」

シモン「うまい」モグモグモグモグ

カズマ「」ウエッ

シモン「お前のそれもそうだろ? かなみ……だっけ?」

カズマ「恋人じゃねーよ……いやでも……なんだろなあ……俺としては愛してる……って言ってもおかしくねーんだけどなあ……」

シモン「相手は?」

カズマ「しらねーよ。大体八歳のちんちくりんだぞ。一緒にいる時間が妙に長いってだけの話だ」

シモン「おま……八歳を愛してるって……」

カズマ「あ?」

16: 2016/03/19(土)21:29:23 ID:oGD
カズマ「愛してるっつったら愛してんだよ。どうでもいいだろーが」

シモン「いやそれ……はんざ……いや……なんでもない……」

カズマ「???」

食後

カズマ「……はー、食った……」

シモン「……どうする、これから」

カズマ「取り敢えず歩く。他は後だ」

シモン「場当たりって奴だな。しかしそう言うのが俺も性にあってるぜ」

シモン(……何か……分かりそうなんだが……あのオーロラ……アンチスパイラルによって協会が曖昧になっていた宇宙……何が分かりそうなんだが……)

カズマ「どしたよドリル野郎。置いてくぞ」

シモン「シモンだって言ってんだろ」

カズマ「覚えてねーよ」

17: 2016/03/19(土)21:33:38 ID:oGD
んで。

カズマ「にしても、ホントでけーよなあ……」

シモン「デカイだけじゃないぜ。グレンラガンは」

カズマ「身に染みてるよ。まだ右腕が軽くいたいぜ」

カズマ「ドリル……か」

シモン「ああ、褒められた事じゃないかもしれないが、俺がここにいるのはドリルと、兄貴と、こいつのお陰みたいなもんさ……」

カズマ「……兄貴、いたのか」

シモン「っても、血は繋がってないぜ。同じとこに住んでて、わけもわからねーウチに一緒に旅してたんだ」

カズマ「……俺も……それに近い奴なら……一人いる……」

18: 2016/03/19(土)21:38:58 ID:oGD
シモン「どういう奴だ?」

カズマ「……自分勝手で……気がついたら遠くに行ってる奴だった……今となっちゃ……俺の人生も……アイツが……クーガーがいたからあったようなもんかもな……」

シモン「そうか。割と似てるのかもしれないな、俺達は。俺もカミナの兄貴がいなけりゃいまはなかったぜ。お前となんか闘えなかった……」

シモン「……無茶な人だった……本当に……俺は昔……とんでもない弱虫でさ……闘いの途中にビビっちまって……もう出来ない……もう無理だ……そう思っちまった」

シモン「そしたらさ、兄貴がぶっ飛んできて俺をぶん殴ったんだ。銃弾が飴みたいに飛び交ってる戦場のど真ん中だぜ? 笑えるだろ」

カズマ「……さーな。会ってねーからわからねー。ついでに言えば一発ぶん殴らなきゃきっと解らねー」

シモン「俺より強いぜ、兄貴は」

19: 2016/03/19(土)21:46:09 ID:oGD
カズマ「へえ……で、今はどうしてんだ?」

シモン「そん時に氏んじまったよ。お前の信じるお前を信じろ、って言い残してな」

カズマ「……お前の信じる……お前を……? よく分かんねえな」

シモン「まあ、言葉だけ聴けばそんなもんだけどさ。結構追い込まれた時に言ってみると効くんだぜ、これ」

カズマ「……いらねーよ。そんなもん……俺には右腕(こいつ)さえありゃ充分さ……」

シモン「……え? それだけなのか? 仲間とか……そういうのは無いのか?」

カズマ「ぶん殴ってぶっ飛ばしたやつなら星の数ほどいる。だが、俺がダチ公と認めたのは一人だけだ……」

カズマ「君島っつってな。何の力もないくせに強かな奴でさ……でもそれが仇になって……氏んじまって……」

シモン(強さは……時にその人を氏に至らしめる……)
カズマ(状況……抑圧……様々なものに押さえつけられた時……強いやつは抗おうとする……だからこそ……氏ぬ……ときにはひっそりと……時には劇的に……)

二人((俺達の近くにいたやつは……そんなヤツだったんだ……))

カズマ「雨降ってきたな」

シモン「ああ、前が見えねえ」

20: 2016/03/19(土)21:52:02 ID:oGD
んで。

カズマ「……あるけどあるけど……見えるのはオーロラと無限の星……」

シモン「……なあ、カズマ……ひとつ聞きたいんだが、お前のその「アルター」……一体どういう力なんだ?」

カズマ「俺も詳しくは知らねーよ。物質を粉みたいにぶっ壊して、オーロラに似たエネルギーの粒子にしたあと再構成するって奴だ」

シモン「……ふうん……それ、詳しい原理とかは分かってるのか?」

カズマ「んあ……? なんだっけな、別の世界が云々って話は聞いたことあんだけど……そこんとこは俺に聴かれても分かんねえよ。いつだったか忘れたけど、俺は確か五歳児ぐらいの知能レベルしかねーらしいしな」

シモン「はは、だから言葉より先に手が出るのか。確かに子供だな。いや身体は大人な分、クズって奴になるか」

カズマ「アァッ!? テメーもう一回言ってみやがれ!」

21: 2016/03/19(土)21:55:11 ID:oGD
シモン(……別の世界……多元宇宙に近い……のか? 物質の再構成にそれが関わっているのだとすれば……うーん……ダメだ、わかんね)

カズマ(なんかまた腹減ってきたな)

シモン「とりあえずまあ、気合だな」

カズマ「だな。歩いてりゃいつかたどり着くだ……あ?」

シモン「!?」

シモン「あれは……ガンメン!? いや、なんだ? あの巨大さは……!?」

カズマ(……ありゃあ……ビフのハンマー……じゃねえか……!?)

22: 2016/03/19(土)22:00:07 ID:oGD
シモン「!?……形が……絶え間なく変わっている……」

カズマ(……絶影……ノーブルテンペスト……俺が今まで闘ってきたアルターたち……そして……俺!?)

シモン(ラゼンガン……キングキタン……グレン……羅漢……グレンラガン……)

シモン「一体なんだ? あいつは……形を変えているが……」

カズマ「さーな」

カズマ「かんけーねーだろ、目の前にわざわざ出てきてくれたんだ」

シモン「それもそうか……」

23: 2016/03/19(土)22:13:52 ID:oGD
シモン「行くぜカズマ!」

カズマ「気安く呼ぶんじゃねぇよ、シモン!」ボシュウッ

カズマ「シェルブリッド……! 真正面から! ぶち砕く!!」

シモン「ギガ! ドリル! ブレイクッ!」

カズマ「シェルブリッドバーストォオオオオオオッ!」

ガキィンッ

シモン「!?」

カズマ「な……ん……!?」

シモン(止められたッ! 馬鹿な、互いに壊し合うほどの威力を秘めていた俺達の超必殺技が!)
カズマ(冗談じゃねえ……! こちとらこいつしか持ち合わせがねーってのによお……!……しかもこれは……絶影の鞭じゃねえか……腹立つぜ!)

カズマ「くぅ!」

シモン「まて、カズマ! ひとりで先走るな!」

カズマ「うるせぇ!!!! 俺は俺しか信じてねえ! てめーの言う事を一々聴いてられるかってんだ!」

シモン「くっ……! 俺達が帰れるかどうかがかかってるんだぞ、カズマァーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!」

カズマ「だからこそだッ!!」

24: 2016/03/19(土)22:19:25 ID:oGD
シモン「!?」

カズマ「だからこそ! 俺達はなりふり構わずテメーの力をぶつけなきゃならねえんだよ! いいか、あの相手にゃ小細工なんぞ通じねえ! ならなにか!? てめーは退くのか!?」

シモン「ぐ……!」

カズマ「冗談じゃないね、ああ冗談じゃあねえ────────俺はこのまま、テメーを気にせず突っ走る! れだけが」

ゴオッ!

カズマ「ぐぁあっ!!」

シモン「カズマァーーーー!!」

カズマ「気にするんじゃあねえーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!! てめーとおれは一度喧嘩したはずだ! なら分かるはずだ! だったら知ってる筈だ!」

バキィッ

カズマ「ぐはっ!」

シモン「な……ぐあっ……!!」

シモン(強い……今までも苦戦してきた技や武装……それに加えて……全く予想のつかない能力を併用してくる……)

シモン「……がは……グレン……ラガン……」

バキィッ! ドゴォッ! ドガァン!

カズマ「……ッキショォ~がぁ~……」

シモン(勝て……ない……!)

25: 2016/03/19(土)22:23:26 ID:oGD
シモン(……お前は……カズマ……お前は何を……知っていると言ったんだ……?)

シモン(俺達は確かに…………拳を叩きつけ……互いに一時は憎みあった……それで……何を知ったと言うんだ……? 俺達は……)

カズマ(……テメーが……自分で言ってたことだろうか……そんぐらい思い出せよ……シモン……)

カズマ(……俺は……俺の……る……おま……を……てるからこそ……)

シモン「!」

シモン「……カズマ……!!」

カズマ「へ……へへ……まだ立てんのかよ……ほんとーにテメーはしぶてーやろうだなあ……」

シモン「……倒れられない理由が……たった今出来たのさ……」

26: 2016/03/19(土)22:25:47 ID:oGD
シモン「カズマ……お前は俺を信じていないから一人でやると言ったわけじゃない……そうだろ?」

シモン「お前の信じる俺……それがあったからこそ……お前は好き勝手にやる事に決めたんだ……」

カズマ「……へ、さーな。だがたしかにひとつ言えることはあるぜ……俺もテメーも……考えるのなんざこれっぽっちも似合ってねえってことだけは……! 確かだぜ!」

シモン「気合だッ!」

カズマ「オォよォッ!」

27: 2016/03/19(土)22:28:30 ID:oGD
シモン(ここは……認識が実態を成す多元宇宙に近い物……ならば!)

カズマ(「俺達がこいつをぶん殴りてえと思えば思うほど」……「それはハッキリとした形を持つ筈だ」……!)

バギィッ

カズマ「ぐぉ────────」

ドゴォッ

シモン「ぐっ……耐えてくれ……グレンラガン……!」

ズガァッ

カズマ「……もっとだ……!」

シモン「もっと……もっと……!」

「「もっと輝けェーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!」」

────────。

28: 2016/03/19(土)22:32:52 ID:oGD
シモン「例え混沌に堕ちようと!」

カズマ「心は欠片も揺るがねえ!」

シモン「例え身体が折れようと!」

カズマ「魂は変わらず、そこにある!」

シモン「天も次元も突破して!」

カズマ「足りぬというなら、その先だーーーーーーーーッッッ!!!」

「「無限突破! シェルブリッド・グレンラガン!」」

シモン「俺を!」

カズマ「俺を!」

シモン&カズマ「俺達を! 誰だと思っていやがる!!!」

30: 2016/03/19(土)22:37:19 ID:oGD
────────!?

カズマ「……へへへ……拳にドリルがついてやがる……悪くねえなあ……」

シモン「砕き貫き突き進む……!」

カズマ「おうよ!」

カズマ「テラ!」

シモン「ドリルゥウウウウ!!」

「「バーストォオオオオオオ!!!!!!!!!!」」


────────ゴオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

34: 2016/03/19(土)22:46:15 ID:oGD
カズマ「……ここは」

シモン「一体……」

カズマ「向こう側の世界……俺達はそう呼んでいる……アルターの始まり……」

シモン(見渡す限りオーロラ……)

カズマ「……どうやら……そろそろ俺の世界が近づいてきたらしいな……」

シモン「……俺もだ……向こうに……宇宙が見える……」

カズマ「……へ」

シモン「フフフ……」

カズマ「ヘヘヘヘヘヘヘッヘヘヘヘヘヘヘヘ……」ギギギギ……

シモン「クククククク……フフフフフ……」ギュイイイイィン……

カズマ「さあ、着けっか!」

シモン「決着をよ!」


引用元: シモン「俺を誰だと思っていやがる!」 カズマ「知るか!」