1: 2018/10/18(木) 22:10:58.78 ID:j0UbndGP0
キャラ崩壊注意



1.ポーカー



双葉「喰らえっ!スリーカードだ!」バシッ

香子「フルハウスどす♪」ペラッ

双葉「あぁっ!?」

香子「ふふふ……これでゲームセット。ぼろ儲けやわぁ♪」スススッ

双葉「あぁー……あたしのカントリーマアムが……っ!」

クロ「双葉と香子じゃない。何してるの?」ガチャッ

香子「あら、クロディーヌはん。なぁに、ちょっとした博打どすよ♪」

クロ「ポーカーね……。それで、負けたのね。あんた」

双葉「うっせーなー。運が悪かったんだよ!運が」

香子「運だけやあらへん。双葉はんは顔に出やすいからなぁ。要は演技力の問題どす。まだまだ精進が足りまへんな」ドヤァ

双葉「何だとぉ!?」

クロ「ふーん……演技力。ねぇ」

クロ「ねぇ双葉。私が敵討ちしてあげる。そこどきなさい」

双葉「えっ?なに、お前もやるのかよ」

クロ「次席の『演技力』。見せてあげるわ」スッ

香子「おっ。なかなか言うてくれはるやないの。うちはチップさえ用意してくれたら、誰が相手でもOKどすえ?」

クロ「……チップ?」

香子「現金はあきまへん。お菓子を賭けるんどす」

クロ「……双葉。何か出しなさい」スッ

双葉「生憎、さっき香子にすってんてんにされた所だ。何も持ってねぇ」

香子「あらぁ……賭けるもんがないっちゅうなら、勝負はできまへんなぁ」

クロ「むっ……それじゃあ、こういうのはどう?私が負けたら、お菓子の代わりに何でも一つ言うことを聞くっていうのは……」

真矢「香子さん。そこをどきなさい」ババァァン

香子「!?」

双葉「!?」

クロ「!?」


2: 2018/10/18(木) 22:11:25.02 ID:j0UbndGP0
クロ「天堂真矢!?いつからここに!?」

真矢「おや?それとも私に負けるのが怖いのですか?」

双葉「煽りの台詞が早い」

クロ「上等よ!やってやろうじゃない!」

双葉「煽られるのが上手すぎる」

真矢「最初に仮チップをお互いに10枚。負けた方が勝った方の言うことを一つ『なんでも』聞く。それでよろしいですね?」

クロ「構わないわ!」

双葉「あーあ……なんか結局、あたし達と関係ない勝負になっちまったな……」

香子「ほんならうちらで、どっちが勝つか、賭けまへんか?もちろん『なんでも』を賭けて」

双葉「おっ、いいぜ。それじゃあたしはクロ子に賭ける。個人練習の恩もあるしな」

クロ「ふふっ。双葉あんた、中々見る目あるじゃない」スッ

香子「くっ、うちを差し置いてイチャつきよってからに……!真矢はん!こてんぱんにしたりぃ!」

真矢「御意」スッ

クロ(さて……交換が終わって、私の手札はAのワンペア)

双葉「どっちが先にベットするんだ?」

香子「さっき勝ったんはうちやし、真矢はんでええんちゃう?」

真矢「持ちチップ10枚。全て賭けます」

香子「!?」

双葉「!?」

クロ「!?」

3: 2018/10/18(木) 22:11:51.91 ID:j0UbndGP0
クロ(ど、どういうつもりよ天堂真矢!いきなり全賭けなんて……それだけ強い手役ってこと……!?)

クロ(いや……そうやって私を降ろさせて、実はハッタリ!本当はブタでした!という可能性も……)

クロ(ある!その可能性はおおいにあるわ!いかにも天堂真矢がやりそうなことよ!)

クロ(しかもこれは1ラウンド目!初っ端にかまして、主導権を握ろうとしているのかもしれない!)

クロ(けど……逆に考えればこれはチャンス!ここで決めることができるかもしれないんだから!)

クロ(むしろ、決めるチャンスはここしかないとすら言えるわ!真矢が油断し、過剰なハッタリを演出をしている今こそが!)

クロ(私の手役はAのワンペア!真矢が私に勝つにはツーペア以上でなければならない!)

クロ(ジョーカーなしのルールでは、ツーペア以上の手役を揃える確率は10%を切る!確率的にも見て、私が勝つ確率は90%を超える!)

クロ(行ける……行けるわよ!この勝負!)

クロ「その勝負、受けた!コール!」

香子「両者オープン!」バッ

クロ「ワンペア!」バッ

真矢「普通にツーペアです」ピラッ

クロ「普通にツーペア!」ドンガラガッシャン

4: 2018/10/18(木) 22:13:22.59 ID:j0UbndGP0
香子「さぁ、賭けはまたもやうちの勝ち。何やってもらおかな~」ニヤニヤ

双葉「くっ……」

香子「それじゃあ……『今日一日うちの召使い』!どや!」

双葉「えー?それって何かズルくねぇか?」

香子「知らんもーん。それじゃ早速肩でも揉んでもらおかな。ほらはよはよ」

双葉「ったく、まぁそれくらいなら……」モミモミ

香子「あぁ~そこぉ、もっと……」

双葉「……何か、これいつもと一緒じゃねぇ?」モミモミ

香子「……確かに」

双葉(あたしは常日頃から、こいつの召使いまがいをやってるってことか……)モミモミ

香子「な、なぁ。やっぱり別のお願いにしていい?」

双葉「ぶっぶー。取り消し不可で~す」ブッブー

香子「あ~ん!なんか納得いけへ~ん!」


真矢「ふふっ、逸りましたね。香子さん。私は冷静に、それはもうとんでもないことをお願いするとしましょう……」

クロ「とんでもないこと……!?」ゴクリ

真矢「…………」ジックリ

クロ「……は、早く言いなさいよ」

真矢「すいません。この権利の行使は、また後日でもよろしいでしょうか」

クロ「あんた最後までエリクサー使えないタイプでしょ」



  -終わり-

5: 2018/10/18(木) 22:13:54.33 ID:j0UbndGP0
2.人生ゲーム



華恋「仕送りで人生ゲーム送られてきたから、皆でやろうよ!」ババァァン

双葉「親の顔が見てみてぇよ」

華恋「皆車選んでね~。私は赤!」バッ

双葉「あっこら。赤はあたしの色だろ」

純那「ななはやっぱり黄色?」

なな「私は結婚マスで純那ちゃんの車に乗るから要らない」

純那「何言ってるの」

クロ「まぁ、さすがに九人全員でやるとテンポ悪いし、別にいいんじゃない?タッグプレイでも」

香子「さんせ~い。ほなら、さっさとここまで迎えに来てな。双葉はん」

双葉「へーへー」

真矢「それではクロディーヌ。少し先で待っていてください」

クロ「なっ!?何であたしがお嫁さんなのよ!あんたが待ってなさいよ!」

華恋「クロディーヌちゃんがお嫁さんだと思う」

まひる「クロディーヌちゃんがお嫁さんだよね」

ひかり「クロ(ry」

クロ「なんでよ!」

双葉「そこ三人はどうすんだよ」

華恋「二人同時にお嫁に迎えることになりましたっ!」ビシッ

まひる「ねー♪」

ひかり「ねー……♪」

双葉(一妻多妻……)

6: 2018/10/18(木) 22:14:38.38 ID:j0UbndGP0
中盤



純那「『このマスを通過したプレイヤーは、家を一つ買う』……か」

純那「えっと、こういうのはなるべく高い家買った方がいいんだっけ……でも今持ってるお金少ないし……」

純那「いや、次の給料日マスも計算に入れれば……」(弁護士)

なな「えへへ」ニコニコ

純那「……なな?何で笑ってるの?」

なな「なんか、二人で一緒にお家選んでるみたいだなぁ。って思って」

純那「え……?今まさにその状況なんじゃないの?」

なな「私日当たりが良い所がいいなぁ」

純那「そんな細かい所まで決まってるゲームじゃないわよ?」


まひる「何でゲーム買ったりしちゃうのひかりちゃん!」(-12000)

まひる「何で自費出版しちゃうのひかりちゃん!」(-50000)

まひる「何で絵画なんて買うのひかりちゃん!」(-100000)

ひかり「ごめんなさい……」

華恋「まぁまぁ、まひるちゃん。ルーレットなんて運だし、ひかりちゃんもわざとやってるわけじゃ……」(フリーター)

まひる「華恋ちゃんは早く定職に就いて!」

ひかり「あっ、ギャンブルコースに……」カララララ…ピタッ

まひる「いやああああ!」

7: 2018/10/18(木) 22:15:25.52 ID:j0UbndGP0
ゴール



香子「えーと、お金の合計が……数えるのめんどくさいわ。どうせうちらが一位やろ」

双葉「金+マス全部踏んだんじゃねぇのお前……」(プロスポーツ選手)


純那「ふぅ……私達は二位かしら」

なな「お家高く売れたね……私達のお家……」ションボリ

純那「なんでちょっと悲しそうなのよ」


クロ「何で最後の最後で月面旅行なんて行くのよ!三位になっちゃったじゃない!」

真矢「あなたとのハネムーンですよ?ここにお金を使わないでどうするのです」(アイドル)

クロ「アイドルがそんな派手な新婚旅行やってんじゃないわよ!」


華恋「……」

ひかり「……」

まひる「……」(開拓地)



  -終わり-

8: 2018/10/18(木) 22:15:59.69 ID:j0UbndGP0
3.愛してるゲーム



香子『双葉はんは顔に出やすいからなぁ』


双葉「うーん……」

双葉(あたしだって舞台少女の端くれだ。あんなことを言われておめおめと引き下がる訳にはいかねぇ……)

双葉(何か香子をぎゃふんと言わせてやれねぇか……)


真矢「……愛していますよ。私のクロディーヌ」ギュッ

クロ「ぎゃふんっ!」


双葉「これだ!」グッ

9: 2018/10/18(木) 22:16:30.32 ID:j0UbndGP0
双葉「香子。愛してるゲームって知ってるか?」

香子「ん。なんか聞いたことあるで。確か、交互に『愛してる』って言って、先に照れた方が負けっていう……」

双葉「そう。やってみようぜ。また『なんでも』を賭けてさ」

香子「え~?そんなん言ってええの?どう考えても初心な双葉はんが不利やんか」

双葉「愛してる」

香子「……っ!?あ、愛してる」

双葉「愛してる」

香子「愛してる」

双葉「愛してる」

香子「……愛しとるで、双葉はん♪」

双葉「おまっ……危なっ!名前呼ぶのはズルいだろ!」

香子「ず、別にズルないもん!ほら、双葉はんの番やで!」

双葉「……ずっとあたしと一緒に居てくれ。香子、好きだ。愛してる」

香子「…………あっぶなっ!ちょおあかんて!長いのはあかん!」

双葉「あかんくない!ほら香子の番だぞ!」

香子「……ほんま、双葉はんは笑顔が可愛らしなあ。愛しとるで♪」

双葉「香子の声聞くと落ち着くんだよな……愛してる」

香子「私も双葉はんの背中、安心するから大好きやで、愛しとる♪」

10: 2018/10/18(木) 22:17:22.92 ID:j0UbndGP0
双葉「……っ!好きだ!愛してる!」カァァ

香子「すっ、好き好き好き好き大好き!愛してる!」カァァ

双葉(うっわこいつもう顔真っ赤じゃねぇか……あたしの勝ちだろこれ)

香子(双葉はん、もう顔茹でだこみたいになっとるやんか……とっくにうちの勝ちやでこれ)

ふたかお(でもそれ言ったら終わっちゃうん(だ)よなぁ……)

双葉「……愛してる!」

香子「愛してる!」

双葉「愛してるーっ!」


純那「……すっごいリビングに入りづらいんだけど」

なな「一応、撮っとこうか。結婚式で流してあげよう」ピロン



  -終わり-

11: 2018/10/18(木) 22:17:52.80 ID:j0UbndGP0
4.膝の上に乗るゲーム



華恋「割り箸が余ってるから王様ゲームやろうよ!」

双葉「割り箸は余らせとくもんだろ」

クロ「双葉。王様ゲームって何?」

双葉「皆でくじ引きして王様を決めて、王様が誰かに命令を出す。王様の言うことは絶対」

クロ「ふーん……面白そうじゃない。私も参加するわ」

真矢「おや?それとも私に負けるのが怖いのですか?」

クロ「やるって言ってるじゃない」

まひる「華恋ちゃんがやるなら私もやる~」

ひかり「私も……」

香子「うちもやる!」

双葉「お前こういうの好きそうだもんな……まぁ、香子がやるならあたしもやる」

なな「皆やるみたいだし、純那ちゃんもやろ?」

純那「別にいいけど……変な命令したりしないでよね」

なな「しな…………うん。始めよっか」

純那「ちょっと」

華恋「王様だーれだっ!」スッ

12: 2018/10/18(木) 22:18:26.47 ID:j0UbndGP0
1ターン目



真矢「This is king」ババァァン

純那「似合うわね……」

真矢「クロディーヌ。何番ですか?」

クロ「教えるわけないじゃない」

真矢「私の質問に全て『いいえ』と答えてください。1番ですか?2番ですか?5、6、8番のどれかですか?」

クロ「いいえ。いいえ。いいえ」

真矢「4番は私の膝の上に座る」ニッコリ

クロ「何で分かるのよ!」(4)

真矢「ふふふ……」ムギュッ

華恋「ぬいぐるみみたいで可愛い!」

クロ「うう……」

13: 2018/10/18(木) 22:19:08.08 ID:j0UbndGP0
2ターン目



純那「あっ。王様私だ」

純那(でも、どんな命令を出せばいいか分かんないわね……まぁ、真矢さんの真似でいいか)

純那「1番の人は私の膝の上に座る」

双葉「おっ、あたし1番」

なな「!?」

純那「えっと、じゃあ、どうぞ」ポンポン

双葉「失礼しまーす」ポフッ

香子「双葉はん!うちの膝よりそんな女の膝の方がええOちゅうんかぁ!?」

双葉「お前の膝の上乗ったこととかあったっけ?」

純那「なんか……双葉さんがこんなに近くに居るって、新鮮だわ。ななは大きいから、尚更」

双葉「あぁ?あたしは小さいってかぁ?」ポスポス

純那「ふふっ。ごめんなさい」

なな「……」

なな「……」ゴゴゴゴゴ

14: 2018/10/18(木) 22:19:34.30 ID:j0UbndGP0
2ターン目



華恋「じゃ、皆もっかい引いてー」

双葉「んー……」スッ

なな「ふっ」バシィッ

双葉「!?」

なな「あっ、ごめん双葉ちゃん。腕当たっちゃった」

双葉「お、おう……」

双葉(今、あたしが取ろうとした割り箸を横取りしたような……?)

純那「1番は私の膝の上に座る」

なな「はーい。私1番!お邪魔しまーす」ポフッ

純那「わっ」

なな「えへへ」

双葉(まさか……な)

15: 2018/10/18(木) 22:20:10.97 ID:j0UbndGP0
3ターン目



まひる「来た!私王様だ!」

まひる(この流れなら『膝の上に座る』って命令を自然に言える!)

まひる(問題は華恋ちゃんを当てれるかどうか……!)

まひる「華恋ちゃん。私の質問に全部いいえで答えてね……?1番ですか?2番ですか?5、6、8番のどれかですか?」

華恋「いいえ。いいえ。いいえ」

まひる「……2番の人は私の膝の上に座る!」

華恋「私3番だから違うや」

まひる「あぁっ、外れたぁ~」ガクッ

香子「それで、2番って誰どす?」

ひかり「私」

まひる「ひかりちゃん」

ひかり「……いい?」

まひる「あ、うん」

ひかり「……重くない?」ポフッ

まひる「ううん。ちょっと軽くて、心配しちゃうくらいだよ」

ひかり「そう」

まひる(……なんか、ひかりちゃんもお人形みたいで可愛いなぁ……)

まひる(これでちょっと抜けてる所もあって、ついお世話してあげたくなっちゃうっていうか……)ナデナデ

ひかり「んん……」

まひる「あっ、ごめん。くすぐったかった?」

ひかり「別に……むしろ」

華恋「わあああっ!」ガバッ

まひる「!?」

ひかり「!?」

16: 2018/10/18(木) 22:20:46.11 ID:j0UbndGP0
華恋「二人ばっかり仲良しでズルい!私もまひるちゃんの膝に座る!」

双葉「おい華恋。そんな命令……」

華恋「3番の人は座っちゃダメって言われてないもん!」

ひかり「じゃあ、半分こ」スッ

まひる「えっえっ」

華恋「えへへ、三人仲良し!」ギュッ

ひかり「……うん」ギュッ

まひる(か、華恋ちゃんとひかりちゃんが、同時に私の膝に……っ)

まひる「あっあっあ~」


そして露崎まひるは気絶した。(晩ご飯の時間になると起きた)



  -終わり-

17: 2018/10/18(木) 22:21:34.88 ID:j0UbndGP0
以上になります。

本来の愛してるゲームは交互に言い合うルールではないようです。
だからどうということもないですが。
少女歌劇SSを増やせ。

ありがとうございました。

18: 2018/10/18(木) 22:41:55.09 ID:UobAnvMuo
いいぞ

引用元: 【少女歌劇SS】華恋「リビングで皆とゲーム!」