1: 2015/03/08(日) 18:36:18.18 ID:xv42rrNs0.net
チュン、チュン……

新一「ん……ふぁあ」ムクリ

新一(今日はヤケに静かだな……)

チラッ

時計「10:30」

新一「う、うわっ! もうこんな時間!?
   村野との待ち合わせ時間すぎてるじゃないか!」ガバッ

新一「なんで目覚まし鳴らないんだよ!?」

ミギー「…………」

2: 2015/03/08(日) 18:38:35.97 ID:xv42rrNs0.net
新一「と、とにかく着がえて……」モゾモゾ

ミギー(…………)

新一(あれ、ミギーが今日はヤケに大人しいな)

新一(いつもなら、俺の着がえをジーと見つめてるのに……)

新一「って、そんな事気にしてる場合じゃないっ!!」

3: 2015/03/08(日) 18:40:44.00 ID:xv42rrNs0.net
ガチャ ドタドタドタ

新一「ああもうっ 母さん達も何で起こしてくれないんだよっ!」

ドタドタドタ

新一「…………っ!?」

新一「なんだ……この匂い……」

ミギー()ニィ

4: 2015/03/08(日) 18:44:00.64 ID:xv42rrNs0.net
一之「」

信子「」

新一「え……?」

新一(何だ……コレ?)

新一(リビングが床一杯真っ赤に……壁にも、天井にまで、赤いものが飛び散っている)

新一(床に、腕とか、足とか……頭みたいな、マネキンの部品みたいなのが……)

新一「へ? あ、 あ……」ガタガタガタ

新一「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!」

ミギー「シンイチ、朝からうるさいぞ。近所に聞かれると厄介だ」

7: 2015/03/08(日) 18:46:33.57 ID:xv42rrNs0.net
新一「はっ はっ はっ はっ……」ズリズリ

ミギー「シンイチ、少し深呼吸をした方がいい。その呼吸は身体によくない」

新一(な、何で、何で母さん達が……)ズリズリ

新一(け、警察……警察に……)ガタガタ

新一(電話…を……)ガチャ

ミギー「ふんっ」シャキン スパッ

新一「あっ!?」

8: 2015/03/08(日) 18:49:02.09 ID:xv42rrNs0.net
新一(ミギーが、電話線を……)

新一「ミギィ!? い、いったい何を……」

ミギー「君こそ何をしているのだ? どこかに電話する必要などないだろう」

ミギー「いや、そもそも電話も、もう必要ないだろう。」

ミギー「何せ君は、これから私だけと生きていくのだからな」

新一「は、はぁ!?」

9: 2015/03/08(日) 18:51:34.70 ID:xv42rrNs0.net
信子「」

一之「」

新一「う、う……」

新一「う……うげぇぇ」ビチャビチャ

ミギー「シンイチ、どうした。大丈夫か」

新一「大丈夫なわけ……ないだろうがっ」フラフラ

新一(外に、外に……)ヨロヨロ

ヨロヨロ……

ガチャ

村野「」

加奈「」

12: 2015/03/08(日) 18:53:29.49 ID:xv42rrNs0.net
新一「ひ、ヒック……ひぃ─────!?」

ミギー「どうだ新一」

新一「あ、あ、何、言って……?」

ミギー「君を誑かそうとしたデコ虫と泥棒猫を排除したのだぞ」

ミギー「もう大丈夫だ」

14: 2015/03/08(日) 18:56:44.72 ID:xv42rrNs0.net
新一「ま、まさか……お前が……」ヘタリ

ミギー「君の良心も、コイツらも……。『君と私』という一つの存在には必要ないからな」

ミギー「排除した」

ミギー「確かに、君に黙って事を進めたのは悪かった。だがコレも君をおもっての事だ」


ミギー「お詫びと言っては何だが。これからは、私が君の傍にいよう。」

新一「あ、あははは……」

ミギー「喜んでくれて何よりだ」

15: 2015/03/08(日) 18:59:25.51 ID:xv42rrNs0.net
新一「あ、ひひひ……ひひひ」ケタケタ

ミギー「うん、新一。股間から排泄物が漏れてしまっているぞ。
    かぶれになる前に着替えた方がいいんじゃないか?」

新一「ひひ……ひひ……」

ミギー「あまりにもの嬉しさに動けないようだな。
    ここでは一目につく……よいしょ」グイッ


ズリズリ ……ガチャ、バタン

16: 2015/03/08(日) 19:01:46.11 ID:xv42rrNs0.net
新一「……」ブツブツ

ミギー「急な環境の変化に戸惑っているかもしれん。だがなぁに、すぐに慣れる。
   人間とは適応する事ができる生き物だからな」

新一「…………」ブツブツ

ミギー「シンイチ、これからは本当に一緒だな」フフフ

☆     ☆     ☆

ミギー「と、私を蔑ろにしたらこういう結果になりかねない訳だ」

村野「…………」

新一「…………」

17: 2015/03/08(日) 19:05:05.30 ID:xv42rrNs0.net
ミギー「思春期なのだから、そのデコ虫とのある程度の交際は目を瞑ろう。
    だが、さっき想定した結果を現実にしないためにも、
    もうちょっと私の事を」

新一「村野、ノコギリをちょっと……持ってきてくれないかな」ニコッ

村野「はいっどうぞ」ニコッ

ミギー「おい新一、何やって悪かった話せば分かる話あお」

ど完

18: 2015/03/08(日) 19:05:38.21 ID:/SfPQtjvp.net
むしろシンイチがミギーに対してヤンデレな展開で

19: 2015/03/08(日) 19:06:49.63 ID:ShMiNFgk0.net
ミギーにも穴は……

20: 2015/03/08(日) 19:07:16.02 ID:5zBDwgYx0.net
新たな扉が開けるかと思ったけど俺では無理だった

引用元: ミギー「なぜ私の事を好きにならないんだ?どうしてどうしてどうして……そうだ」