1: 2015/02/07(土) 15:12:50.28 ID:VB4SGLSV0.net
男「およそ10歳前後ぐらいの少年が壁にめりこんでいる!」
少年「助けてー」
男「よしわかった!今助けるぞ!」
少年「痛い痛い引っ張らないで」
男「くそービクともしない!こうなったら119番で・・・」
男「ダメだー!スマホの電源が切れてたー!」
少年「助けてー」
少年「助けてー」
男「よしわかった!今助けるぞ!」
少年「痛い痛い引っ張らないで」
男「くそービクともしない!こうなったら119番で・・・」
男「ダメだー!スマホの電源が切れてたー!」
少年「助けてー」
3: 2015/02/07(土) 15:15:06.58 ID:VB4SGLSV0.net
老人「どうなすった」
男「あ、あなたは!その昔『神の一手を極めた』と言って突如引退したプロ棋士の老人!」
少年「助けてー」
老人「おおこれは、10歳前後ぐらいの少年が壁にめりこんでいるわい!」
少年「助けてー」
老人「よしわかった!今助けるぞ!」
少年「痛い痛い引っ張らないで」
老人「くそービクともせんわい!こうなったら119番を・・・」
老人「ダメじゃー!携帯の電源が切れとったわい!」
少年「助けてー」
男「あ、あなたは!その昔『神の一手を極めた』と言って突如引退したプロ棋士の老人!」
少年「助けてー」
老人「おおこれは、10歳前後ぐらいの少年が壁にめりこんでいるわい!」
少年「助けてー」
老人「よしわかった!今助けるぞ!」
少年「痛い痛い引っ張らないで」
老人「くそービクともせんわい!こうなったら119番を・・・」
老人「ダメじゃー!携帯の電源が切れとったわい!」
少年「助けてー」
4: 2015/02/07(土) 15:18:10.07 ID:VB4SGLSV0.net
不良「どうしたんだよ」
老人「おおお前さんは!小学生に上がってもおねしょ癖が治らなくて周囲にイジメられてその反動で不良となった不良ではないか!」
少年「助けてー」
不良「こいつはまじーな、10歳前後のガキが壁にめりこんでるじゃねーか」
少年「助けてー」
不良「待ってろ、今助けてやっからよ!」
少年「痛い痛い引っ張らないで」
不良「くそービクともしやがらねぇ!こうなったら119番で・・・」
不良「ちくしょー!スマホの電源が切れてるの忘れてたぜ!」
少年「助けてー」
老人「おおお前さんは!小学生に上がってもおねしょ癖が治らなくて周囲にイジメられてその反動で不良となった不良ではないか!」
少年「助けてー」
不良「こいつはまじーな、10歳前後のガキが壁にめりこんでるじゃねーか」
少年「助けてー」
不良「待ってろ、今助けてやっからよ!」
少年「痛い痛い引っ張らないで」
不良「くそービクともしやがらねぇ!こうなったら119番で・・・」
不良「ちくしょー!スマホの電源が切れてるの忘れてたぜ!」
少年「助けてー」
5: 2015/02/07(土) 15:20:19.31 ID:VB4SGLSV0.net
警察官「どうしました」
不良「ち、いっつも俺のこと目の敵にしてるサツのおでましかよ」
少年「助けてー」
警察官「やや!10歳前後ぐらいの少年が壁にめりこんでいるではないか!」
少年「助けてー」
警察官「待ってなさい!今引っ張り出しますから!」
少年「痛い痛い引っ張らないで」
警察官「く・・・!全く動かない・・・こうなったら応援を・・・」
警察官「しまったー!スマホの電源が切れてたー!」
少年「助けてー」
不良「ち、いっつも俺のこと目の敵にしてるサツのおでましかよ」
少年「助けてー」
警察官「やや!10歳前後ぐらいの少年が壁にめりこんでいるではないか!」
少年「助けてー」
警察官「待ってなさい!今引っ張り出しますから!」
少年「痛い痛い引っ張らないで」
警察官「く・・・!全く動かない・・・こうなったら応援を・・・」
警察官「しまったー!スマホの電源が切れてたー!」
少年「助けてー」
7: 2015/02/07(土) 15:21:52.32 ID:VB4SGLSV0.net
男「こうなったら4人の力をあわせて少年を引っ張ろう!」
老人「よしきた!」
不良「しゃーねーな」
警察官「本官も力一杯引っ張ります」
四人「せーの!」
少年「うぎゃー!痛い痛いちぎれるー!」
四人「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
四人「くそービクともしない、こうなったら助けを・・・」
四人「ダメだー!スマホ(携帯)の電源が切れてたー!」
少年「助けてー」
老人「よしきた!」
不良「しゃーねーな」
警察官「本官も力一杯引っ張ります」
四人「せーの!」
少年「うぎゃー!痛い痛いちぎれるー!」
四人「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
四人「くそービクともしない、こうなったら助けを・・・」
四人「ダメだー!スマホ(携帯)の電源が切れてたー!」
少年「助けてー」
9: 2015/02/07(土) 15:23:15.91 ID:VB4SGLSV0.net
男「こうなったら・・・」
老人「残された道は・・・」
不良「一つ・・・」
警察官「ですね」
少年「助けてー」
四人「諦めよう」
少年「助けてー」
少年「え?」
老人「残された道は・・・」
不良「一つ・・・」
警察官「ですね」
少年「助けてー」
四人「諦めよう」
少年「助けてー」
少年「え?」
14: 2015/02/07(土) 15:26:01.10 ID:VB4SGLSV0.net
少年「ちょっと、諦めるって、あきらめ?え?」
男「だって無理なものは無理だし」
老人「うむ、人間諦めが肝心じゃ」
不良「俺、初めてどうしようもならないことがあることを知ったぜ」
警察官「今後同様のケースが発生した場合の対策は署を挙げて検討しようと思います」
少年「ちょちょちょちょ待ってよそれはないよ!壁にめりこんでるいたいけな子供を助けないとかありえないでしょ!」
男「だって無理なものは無理だし」
老人「うむ、人間諦めが肝心じゃ」
不良「俺、初めてどうしようもならないことがあることを知ったぜ」
警察官「今後同様のケースが発生した場合の対策は署を挙げて検討しようと思います」
少年「ちょちょちょちょ待ってよそれはないよ!壁にめりこんでるいたいけな子供を助けないとかありえないでしょ!」
18: 2015/02/07(土) 15:29:43.90 ID:VB4SGLSV0.net
少年「お、おっとー!今なら抜けるかもしれない!それはもうズポズポ抜けるかもしれない!」
少年「ほらズポーって!ズポーって!」ズポー
少年「あ、もう顔が見えるぐらいに抜けてる!あとちょっと!ちょっとですよー!」
少年「今僕を助ければもう家族友人先生社会的にチヤホヤされまくること請け合い!いやーこればかりは早いもの勝ちですからしょうがないですよね!」
少年「あーもうほとんど見えるなー!ちょっと手を伸ばすだけで英雄になれるなんて大チャンスなのになー!」ズポズポ
少年「ほらズポーって!ズポーって!」ズポー
少年「あ、もう顔が見えるぐらいに抜けてる!あとちょっと!ちょっとですよー!」
少年「今僕を助ければもう家族友人先生社会的にチヤホヤされまくること請け合い!いやーこればかりは早いもの勝ちですからしょうがないですよね!」
少年「あーもうほとんど見えるなー!ちょっと手を伸ばすだけで英雄になれるなんて大チャンスなのになー!」ズポズポ
20: 2015/02/07(土) 15:31:11.53 ID:VB4SGLSV0.net
男「あ、俺彼女の家に行くんだった」スタスタ
老人「若い棋士達をしごきに行くんじゃったな・・・」スタスタ
不良「今日はバイクのパーツを買いに行くんだったぜ」スタスタ
警察官「本官はパトロールに戻ります!」チリンチリン
少年「え!ちょ!助けてー!助けてー!!」
老人「若い棋士達をしごきに行くんじゃったな・・・」スタスタ
不良「今日はバイクのパーツを買いに行くんだったぜ」スタスタ
警察官「本官はパトロールに戻ります!」チリンチリン
少年「え!ちょ!助けてー!助けてー!!」
22: 2015/02/07(土) 15:32:07.44 ID:VB4SGLSV0.net
少年「助けてー!助けてー!」
少年「助けてー・・・」
少年「・・・・・・」
少年「しょうがない、自分で助けを呼ぶか」
少年「しまったー!スマホの電源が切れてたー!」
完
少年「助けてー・・・」
少年「・・・・・・」
少年「しょうがない、自分で助けを呼ぶか」
少年「しまったー!スマホの電源が切れてたー!」
完
23: 2015/02/07(土) 15:33:26.76 ID:+H1ZHOAL0.net
やるじゃん
24: 2015/02/07(土) 15:33:53.88 ID:VB4SGLSV0.net
みんなもいざ壁にめり込んでもいいようにスマホの充電は欠かさないようにね!
25: 2015/02/07(土) 15:36:58.25 ID:0jDq34d9d.net
馬鹿馬鹿しい、壁にめり込むなんて人生に一度あるかないかでしょ
時間の無駄だった、ジョギングしてこよ
時間の無駄だった、ジョギングしてこよ
26: 2015/02/07(土) 15:39:36.00 ID:UxoJsZOKH.net
>>25が壁にめり込んでる
27: 2015/02/07(土) 15:39:58.45 ID:z0APXoRn0.net
電源入れろよ
引用元: 少年「助けてー」 男「た、大変だ!」
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