1: ◆do4ng07cO. 2012/12/31(月) 22:20:13.76 ID:zKCmDJy00
シェリス「りゅ、劉鳳?」
劉鳳「いや、どこかで聞いた歌なんだが...頭から離れなくてな」
シェリス「ああ、よくあるわよね、そういうこと」
劉鳳「後、そこから先の歌詞が思い出せないんだ...」
シェリス「大丈夫よ、けっこうな人がそうだと思うから」
このスレはスクライドssです
スレタイあんまり関係ありません
前スレ
カズマ「サンタってなんだ?」
2: 2012/12/31(月) 22:21:03.81 ID:zKCmDJy00
―――――――――――――
カズマの家
かなみ「カズ君、もう少しで一年も終わるね」
カズマ「そういや、そうだな」
かなみ「今日は一緒に居てよ?去年はどこかに行ってて一緒に過ごせなかったんだから」
カズマ「わかってるって」
カズマの家
かなみ「カズ君、もう少しで一年も終わるね」
カズマ「そういや、そうだな」
かなみ「今日は一緒に居てよ?去年はどこかに行ってて一緒に過ごせなかったんだから」
カズマ「わかってるって」
3: 2012/12/31(月) 22:23:39.40 ID:zKCmDJy00
夜
ガララ
君島「やっほ~、カッズマく~ん」
カズマ「窓から入ってくんな!」
君島「固いこと言うなって」
あやせ「こんばんは、カズマ、かなみちゃん」
カズマ「ええと...なんて名前だっけ?」
あやせ「あやせよ、寺田あやせ。まだ覚えれてないのかしら」クスクス
カズマ「あぁ、そうだった。あやせだあやせ。珍しいな、アンタが家に来るなんて」
あやせ「明におせち料理を作ってあげようと思ったんだけど、作り方がうまくわからなくて...。
それで、かなみちゃんと一緒に作ろうって話になったのよ」
かなみ「あやせさん、お願いします」ペコリ
あやせ「こちらこそ」フフッ
ガララ
君島「やっほ~、カッズマく~ん」
カズマ「窓から入ってくんな!」
君島「固いこと言うなって」
あやせ「こんばんは、カズマ、かなみちゃん」
カズマ「ええと...なんて名前だっけ?」
あやせ「あやせよ、寺田あやせ。まだ覚えれてないのかしら」クスクス
カズマ「あぁ、そうだった。あやせだあやせ。珍しいな、アンタが家に来るなんて」
あやせ「明におせち料理を作ってあげようと思ったんだけど、作り方がうまくわからなくて...。
それで、かなみちゃんと一緒に作ろうって話になったのよ」
かなみ「あやせさん、お願いします」ペコリ
あやせ「こちらこそ」フフッ
4: 2012/12/31(月) 22:24:20.80 ID:zKCmDJy00
君島「おせちかぁ~。おせち料理といえば、たつくりだよな。
あれ、けっこう好きなんだよ」
カズマ「たつくりって...あの魚の奴か?」
君島「そうそう。あ、そういや魚といえば、あんなことあったよな」
カズマ「あんなこと?」
あれ、けっこう好きなんだよ」
カズマ「たつくりって...あの魚の奴か?」
君島「そうそう。あ、そういや魚といえば、あんなことあったよな」
カズマ「あんなこと?」
5: 2012/12/31(月) 22:25:09.58 ID:zKCmDJy00
**************************
回想
かなみ「カズ君、釣りに行くよ」
カズマ「あ?なんでだよ」
かなみ「カズ君が働いてくれないせいで、米も野菜も残り少ないからだよ」
カズマ「ウッ...べ、別に働いてないわけじゃねーんだぞ?ただ、ちょっとミスっちまって...」
かなみ「どちらにしろ、お金が無いことには変わりないんだよ?」
カズマ「...スミマセン」
回想
かなみ「カズ君、釣りに行くよ」
カズマ「あ?なんでだよ」
かなみ「カズ君が働いてくれないせいで、米も野菜も残り少ないからだよ」
カズマ「ウッ...べ、別に働いてないわけじゃねーんだぞ?ただ、ちょっとミスっちまって...」
かなみ「どちらにしろ、お金が無いことには変わりないんだよ?」
カズマ「...スミマセン」
6: 2012/12/31(月) 22:26:27.38 ID:zKCmDJy00
――――――――――――――
君島「で、なんで俺まで付き合うことになってんの?」
カズマ「確かお前、このあいだ釣り道具買ってただろ?」
君島「そういう事じゃなくてさ、なんでこのクソ寒い日に俺がお前の尻拭いをしなきゃねらねーんだって聞いてんの!」
かなみ「ごめんなさい、君島さん...」
君島「あ~、かなみちゃんは気にしないで。責任は全部このバカにあるんだからさ」
カズマ「どうせ俺がいないと暇だろ、お前」
君島「グッ...。確かに仕事はできねーかもしれないけどな、俺にだって新しいコートを試着してみたり、
あやせさんの写真を眺めたりっていう大事なことが」
カズマ「行くぞ」
君島「ま、待てよ~」
君島「で、なんで俺まで付き合うことになってんの?」
カズマ「確かお前、このあいだ釣り道具買ってただろ?」
君島「そういう事じゃなくてさ、なんでこのクソ寒い日に俺がお前の尻拭いをしなきゃねらねーんだって聞いてんの!」
かなみ「ごめんなさい、君島さん...」
君島「あ~、かなみちゃんは気にしないで。責任は全部このバカにあるんだからさ」
カズマ「どうせ俺がいないと暇だろ、お前」
君島「グッ...。確かに仕事はできねーかもしれないけどな、俺にだって新しいコートを試着してみたり、
あやせさんの写真を眺めたりっていう大事なことが」
カズマ「行くぞ」
君島「ま、待てよ~」
7: 2012/12/31(月) 22:28:06.51 ID:zKCmDJy00
――――――――――――――――――――――
ホーリー本部
水守「釣りに行く?こんな寒い日に?」
劉鳳「ああ。給料日前だから金がなくてな」
水守「...私も一緒に行ってもいいかしら?」
劉鳳「...すまない。感謝する」
水守(?てっきり、危険だからくるな、とでも言われると思ったけれど...)
クーガー「それだけ必氏というわけですよ、みのりさん」ニュッ
水守「ヒッ!?み、水守です。いつの間に...」
クーガー「今し方です。劉鳳、シェリスも来てくれるそうだ」
劉鳳「クーガー、礼を言う」
クーガー「気にするな。それに、俺もなんだかんだでけっこうピンチなんでね」
水守「あの、ココって、そんなに給料が...?」
クーガー「いえ、仮にも公務員なんで、この間までは安定してそこそこあったんですが...急にホーリー部隊全員の給料が減らされたんです。
そのせいで採算が合わなくなった奴がゴロゴロ出てきましてね。
大人の事情ってやつですかねえ」
水守(...私は貯金しておいてよかった...)
劉鳳「では、準備ができ次第、玄関に集まってくれ。なるべく早く頼むぞ」
ホーリー本部
水守「釣りに行く?こんな寒い日に?」
劉鳳「ああ。給料日前だから金がなくてな」
水守「...私も一緒に行ってもいいかしら?」
劉鳳「...すまない。感謝する」
水守(?てっきり、危険だからくるな、とでも言われると思ったけれど...)
クーガー「それだけ必氏というわけですよ、みのりさん」ニュッ
水守「ヒッ!?み、水守です。いつの間に...」
クーガー「今し方です。劉鳳、シェリスも来てくれるそうだ」
劉鳳「クーガー、礼を言う」
クーガー「気にするな。それに、俺もなんだかんだでけっこうピンチなんでね」
水守「あの、ココって、そんなに給料が...?」
クーガー「いえ、仮にも公務員なんで、この間までは安定してそこそこあったんですが...急にホーリー部隊全員の給料が減らされたんです。
そのせいで採算が合わなくなった奴がゴロゴロ出てきましてね。
大人の事情ってやつですかねえ」
水守(...私は貯金しておいてよかった...)
劉鳳「では、準備ができ次第、玄関に集まってくれ。なるべく早く頼むぞ」
8: 2012/12/31(月) 22:28:59.18 ID:zKCmDJy00
――――――――――――――――――――
海岸
君島「ん~、少し肌寒いけど、やっぱ潮風は気持ちいいね~、カッズマくん♪」
カズマ「なんだその気持ちワリイテンションは」
君島「そりゃもう、あんな話聞いたら上がらずにはいられねえって!」
カズマ「あんな胡散臭え話を?」
君島「おおよ。仮に嘘でも俺達には何のリスクも無し、上手くいけば金も貰える、最高の儲け話じゃねーか!」
海岸
君島「ん~、少し肌寒いけど、やっぱ潮風は気持ちいいね~、カッズマくん♪」
カズマ「なんだその気持ちワリイテンションは」
君島「そりゃもう、あんな話聞いたら上がらずにはいられねえって!」
カズマ「あんな胡散臭え話を?」
君島「おおよ。仮に嘘でも俺達には何のリスクも無し、上手くいけば金も貰える、最高の儲け話じゃねーか!」
9: 2012/12/31(月) 22:30:04.54 ID:zKCmDJy00
――――――――――――――――――――
クーガー号の中
ブロロロロロ
劉鳳「海の主?」
クーガー「ああ、そう呼ばれているドデカイ魚みたいなのがいるんだと」
シェリス「最近よく噂が立ってるわよね」
水守「魚みたいなもの...ですか」
クーガー「ええ。漁に出てた船の下にデカイ魚のような影が見える事がたびたびあるようです。
厄介なことに、ソイツはそんじょそこらの漁船ならあっさりと粉砕できる力があるらしくて」
水守「...怖いですね」
クーガー号の中
ブロロロロロ
劉鳳「海の主?」
クーガー「ああ、そう呼ばれているドデカイ魚みたいなのがいるんだと」
シェリス「最近よく噂が立ってるわよね」
水守「魚みたいなもの...ですか」
クーガー「ええ。漁に出てた船の下にデカイ魚のような影が見える事がたびたびあるようです。
厄介なことに、ソイツはそんじょそこらの漁船ならあっさりと粉砕できる力があるらしくて」
水守「...怖いですね」
10: 2012/12/31(月) 22:31:28.15 ID:zKCmDJy00
クーガー「で、そいつの姿を実際に見たものは誰もいないようです」
シェリス「影だけしか見てないから、ホントに魚かどうかもわかんないらしいのよ」
劉鳳「それで、その話をしてどうしようというのだ?」
クーガー「そいつのせいで、地元の漁師が漁に出れなくて困ってるらしくてな。
なんでも、そいつを釣るなりなんなりすれば、結構な金が貰えるんだと。
どうする?いくか?」
劉鳳「別に賞金など興味はないがな...だが、人々に危害を加えるのなら、見過ごすわけにはいかんな」
クーガー「了解!」
バァンバァンバァン
シェリス「え?」
水守「ま、まさか」
シュイーン
クーガー「ハハハッ、最速で向かいますよぉ!ラディカル・グッドスピィィィィィド!!!」
シェ・水「「いやああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」」
シェリス「影だけしか見てないから、ホントに魚かどうかもわかんないらしいのよ」
劉鳳「それで、その話をしてどうしようというのだ?」
クーガー「そいつのせいで、地元の漁師が漁に出れなくて困ってるらしくてな。
なんでも、そいつを釣るなりなんなりすれば、結構な金が貰えるんだと。
どうする?いくか?」
劉鳳「別に賞金など興味はないがな...だが、人々に危害を加えるのなら、見過ごすわけにはいかんな」
クーガー「了解!」
バァンバァンバァン
シェリス「え?」
水守「ま、まさか」
シュイーン
クーガー「ハハハッ、最速で向かいますよぉ!ラディカル・グッドスピィィィィィド!!!」
シェ・水「「いやああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」」
11: 2012/12/31(月) 22:32:13.23 ID:zKCmDJy00
―――――――――――――――――――――
海岸
かなみ「やったあ!やっと釣れた!」
君島「おおっ、なかなか大物じゃねーの!」
カズマ「......」
君島「そっちはどうだ?」
カズマ「ウンともスンともしねーよ」
君島「そうかぁ。あと釣ってねーの、お前だけだぞ?」ニヤニヤ
カズマ「うるっせーなあ!勝負はこれからなんだよ!」
かなみ「カズ君、あんまり叫ぶと、お魚逃げちゃうよ?」
カズマ「わ、わかってるって...」
海岸
かなみ「やったあ!やっと釣れた!」
君島「おおっ、なかなか大物じゃねーの!」
カズマ「......」
君島「そっちはどうだ?」
カズマ「ウンともスンともしねーよ」
君島「そうかぁ。あと釣ってねーの、お前だけだぞ?」ニヤニヤ
カズマ「うるっせーなあ!勝負はこれからなんだよ!」
かなみ「カズ君、あんまり叫ぶと、お魚逃げちゃうよ?」
カズマ「わ、わかってるって...」
12: 2012/12/31(月) 22:32:57.39 ID:zKCmDJy00
―――――――――――――――――――
水守「うっ...」フラフラ
シェリス「うぅ~...」フラフラ
クーガー「体調でも悪いんですかぁ?」
劉鳳「人が全くいないようだが...」クラッ
クーガー「あの海の主の噂の影響だな。危険を冒してまで見てみたいとは思わんのだろうな。
ん、あそこに何人かいるぞ」
劉鳳「?あの後ろ姿、どこかで見た覚え...が...」
水守「うっ...」フラフラ
シェリス「うぅ~...」フラフラ
クーガー「体調でも悪いんですかぁ?」
劉鳳「人が全くいないようだが...」クラッ
クーガー「あの海の主の噂の影響だな。危険を冒してまで見てみたいとは思わんのだろうな。
ん、あそこに何人かいるぞ」
劉鳳「?あの後ろ姿、どこかで見た覚え...が...」
13: 2012/12/31(月) 22:33:42.32 ID:zKCmDJy00
―――――――――――――――――――
かなみ「また釣れた♪今度は小さいけど」
君島「すげーな、もう2匹目か。案外、かなみちゃん、釣りの才能もあるんじゃねえの?」
カズマ「...なんでこねーんだ...」イライラ
クンッ
カズマ「お、やっとき「カズマァァァァァァ!!」
カズマ「!?この声...まさか」
かなみ「また釣れた♪今度は小さいけど」
君島「すげーな、もう2匹目か。案外、かなみちゃん、釣りの才能もあるんじゃねえの?」
カズマ「...なんでこねーんだ...」イライラ
クンッ
カズマ「お、やっとき「カズマァァァァァァ!!」
カズマ「!?この声...まさか」
14: 2012/12/31(月) 22:34:27.72 ID:zKCmDJy00
劉鳳「まさか、貴様とここで会うことになろうとはな...!」
カズマ「劉鳳...!市街の犬が何しにきやがった!?」
劉鳳「そんな事はどうでもいい!俺は貴様を断罪する!」
カズマ「上等だ!やれるもんならやって「ごめんなさい!」
カズ・劉「!?」
カズマ「劉鳳...!市街の犬が何しにきやがった!?」
劉鳳「そんな事はどうでもいい!俺は貴様を断罪する!」
カズマ「上等だ!やれるもんならやって「ごめんなさい!」
カズ・劉「!?」
15: 2012/12/31(月) 22:35:27.18 ID:zKCmDJy00
かなみ「カズ君が何をしたかは知りませんけど...でも、今は私達の生活がかかってるんです...
お願いします。どうか、この場は...」プルプル
カズマ「か、かなみ?」
劉鳳「き、君は?」
君島「カズマの同居人だ。...なあ、アンタとカズマの因縁は俺もなんとなく分かってるつもりだ。
けどさ、こんな小さな子が勇気を振り絞って頼んでんだぜ?ここは、この子に免じて...さ?」
劉鳳(くっ...確かに、この子は犯罪者ではないのだろう。だが...だが...)
劉鳳「それでも...俺にも譲れないものがある!ぜつえ「落ち着けバカ野郎!」ドカァ
お願いします。どうか、この場は...」プルプル
カズマ「か、かなみ?」
劉鳳「き、君は?」
君島「カズマの同居人だ。...なあ、アンタとカズマの因縁は俺もなんとなく分かってるつもりだ。
けどさ、こんな小さな子が勇気を振り絞って頼んでんだぜ?ここは、この子に免じて...さ?」
劉鳳(くっ...確かに、この子は犯罪者ではないのだろう。だが...だが...)
劉鳳「それでも...俺にも譲れないものがある!ぜつえ「落ち着けバカ野郎!」ドカァ
16: 2012/12/31(月) 22:36:46.30 ID:zKCmDJy00
カズマ「クーガー!?」
劉鳳「お、お前!?」
クーガー「頭冷やせ劉鳳。そこの兄ちゃんの言う通りだ。
お前がカズヤと闘うのは構わないが、それはこの子の前でやることじゃあない。
違うか?」
劉鳳「......」
クーガー「それに、俺達の本来の目的を忘れるな」
劉鳳「...そうだな。すまない、クーガー」
クーガー「わかればいいんだよ。悪かったな、お嬢ちゃん。こいつは頭が固くてな」
かなみ「い、いえ。こちらこそ、ありがとうございます...」モジモジ
劉鳳「お、お前!?」
クーガー「頭冷やせ劉鳳。そこの兄ちゃんの言う通りだ。
お前がカズヤと闘うのは構わないが、それはこの子の前でやることじゃあない。
違うか?」
劉鳳「......」
クーガー「それに、俺達の本来の目的を忘れるな」
劉鳳「...そうだな。すまない、クーガー」
クーガー「わかればいいんだよ。悪かったな、お嬢ちゃん。こいつは頭が固くてな」
かなみ「い、いえ。こちらこそ、ありがとうございます...」モジモジ
17: 2012/12/31(月) 22:37:28.45 ID:zKCmDJy00
クーガー「よう、カズヤ」
カズマ「カズマだ!てめえは相変わらずみてえだな、ストレイト・クーガー!」
かなみ「カズ君、知り合いなの?」
カズマ「ただの腐れ縁だ」
クーガー「つれねえなあ。俺とお前の仲じゃねーか」ガッシ
カズマ「肩を組むな!だいたいてめえらは何しにきやがった!?」
クーガー「釣りだよ、釣り」
カズマ「はぁ?てめえら仕事はどうした」
クーガー「今月はピンチなんだ。まぁ、見たところお前達も相当ヤバイみたいだからな。
今日は仲良くいこうぜ」
カズマ「ふざけんな!やりたきゃてめーらがどっかに」
かなみ「カズ君...ケンカは、駄目だよ?」
カズマ「...ハイ」
カズマ「カズマだ!てめえは相変わらずみてえだな、ストレイト・クーガー!」
かなみ「カズ君、知り合いなの?」
カズマ「ただの腐れ縁だ」
クーガー「つれねえなあ。俺とお前の仲じゃねーか」ガッシ
カズマ「肩を組むな!だいたいてめえらは何しにきやがった!?」
クーガー「釣りだよ、釣り」
カズマ「はぁ?てめえら仕事はどうした」
クーガー「今月はピンチなんだ。まぁ、見たところお前達も相当ヤバイみたいだからな。
今日は仲良くいこうぜ」
カズマ「ふざけんな!やりたきゃてめーらがどっかに」
かなみ「カズ君...ケンカは、駄目だよ?」
カズマ「...ハイ」
18: 2012/12/31(月) 22:38:43.57 ID:zKCmDJy00
君島(あ~、助かった。まさか、釣りに来ただけでこんな事になるとは思わなかったからな...
話が分かる人がいて助かったぜ)
シェリス「や、やっと酔いが治まってきた...」ゼェゼェ
水守「りゅ、劉鳳ったら、いきなり飛び出していっちゃうんだから...」ゼェゼェ
君島「あれっ?こないだの美人さん?」
水守「あ、この間の...。あの子の体調は良くなりましたか?」
君島「ええ、あの通りピンピンしてますよ。あ、そうだ」チョイチョイ
シェ・水「「?」」
君島(あの子の前では、カズマがアルター使いってことは黙っててください。
あの子、まだそのこと知らないんで...)ヒソヒソ
シェ(...そうね。少なくとも、今は知る必要のないことね。
私も元ネイティブだったから、よくわかるわ)
水守(わかりました。そうするよう、あの二人にも伝えます)
君島(ありがとうございます)
話が分かる人がいて助かったぜ)
シェリス「や、やっと酔いが治まってきた...」ゼェゼェ
水守「りゅ、劉鳳ったら、いきなり飛び出していっちゃうんだから...」ゼェゼェ
君島「あれっ?こないだの美人さん?」
水守「あ、この間の...。あの子の体調は良くなりましたか?」
君島「ええ、あの通りピンピンしてますよ。あ、そうだ」チョイチョイ
シェ・水「「?」」
君島(あの子の前では、カズマがアルター使いってことは黙っててください。
あの子、まだそのこと知らないんで...)ヒソヒソ
シェ(...そうね。少なくとも、今は知る必要のないことね。
私も元ネイティブだったから、よくわかるわ)
水守(わかりました。そうするよう、あの二人にも伝えます)
君島(ありがとうございます)
19: 2012/12/31(月) 22:39:48.19 ID:zKCmDJy00
―――――――――――――――――
一か所に固まると効率が悪いため、三グループに分かれることに
シェリス「じゃ、こっちは女の子同士で仲良くやりましょうか」
水守「よろしくね、えっと...」
かなみ「かなみです」
水守「かなみちゃん、ね。私は水守。こちらはシェリスさんよ」
一か所に固まると効率が悪いため、三グループに分かれることに
シェリス「じゃ、こっちは女の子同士で仲良くやりましょうか」
水守「よろしくね、えっと...」
かなみ「かなみです」
水守「かなみちゃん、ね。私は水守。こちらはシェリスさんよ」
20: 2012/12/31(月) 22:40:17.88 ID:zKCmDJy00
クーガー「俺もあっちに混ざりたかったが...ま、クジで決まったんだから仕方ない。
えっと、キリシマだったっけ?」
君島「君島だ。なあ、アンタ、カズマの知り合いなんだってな」
クーガー「ほんの少しの間ツルんでただけだがな」
君島「ちょうどいいや。昔のあいつの事いろいろ聞かせてくれよ」
カズマ「ちょっと待て」
えっと、キリシマだったっけ?」
君島「君島だ。なあ、アンタ、カズマの知り合いなんだってな」
クーガー「ほんの少しの間ツルんでただけだがな」
君島「ちょうどいいや。昔のあいつの事いろいろ聞かせてくれよ」
カズマ「ちょっと待て」
21: 2012/12/31(月) 22:41:29.56 ID:zKCmDJy00
カズマ「なんで俺がこいつと組まなきゃならねえんだ!?」
劉鳳「それはこちらの台詞だ!至急クジのやり直しを要求する!」
君島「男が一度決まったことをグチグチいうものじゃありません」
カズマ「それとこれとは話が別だ!」
劉鳳「そうだ!こいつと長時間いるなどと!」
水守(ねえ、君島さん。いくらクジとはいえ、あの二人を組ませるのは...)ヒソヒソ
君島(大丈夫ですよ。なんたって、今日は頼もしい御方がいらっしゃるんですから)ヒソヒソ
かなみ「カズ君、ケンカは...」
カズマ「わ、わかってるよ!」
劉鳳「くっ...!」
君島(ね?)
劉鳳「それはこちらの台詞だ!至急クジのやり直しを要求する!」
君島「男が一度決まったことをグチグチいうものじゃありません」
カズマ「それとこれとは話が別だ!」
劉鳳「そうだ!こいつと長時間いるなどと!」
水守(ねえ、君島さん。いくらクジとはいえ、あの二人を組ませるのは...)ヒソヒソ
君島(大丈夫ですよ。なんたって、今日は頼もしい御方がいらっしゃるんですから)ヒソヒソ
かなみ「カズ君、ケンカは...」
カズマ「わ、わかってるよ!」
劉鳳「くっ...!」
君島(ね?)
23: 2012/12/31(月) 22:42:41.13 ID:zKCmDJy00
水守(でも、万が一...)
君島(大丈夫ですよ。カズマはあの子の前ではアルターを使えないし、
さすがに劉鳳もそんなカズマに対してアルターを使うようなことはしないでしょう。
それに、腹割って話すことで、あの二人の仲も少しはマシになるかもしれませんし)
水守(だといいんですが...)
カズマ「ケッ!」ペッ
劉鳳「フン!」プイ
水守「やっぱり不安だわ...」
君島(大丈夫ですよ。カズマはあの子の前ではアルターを使えないし、
さすがに劉鳳もそんなカズマに対してアルターを使うようなことはしないでしょう。
それに、腹割って話すことで、あの二人の仲も少しはマシになるかもしれませんし)
水守(だといいんですが...)
カズマ「ケッ!」ペッ
劉鳳「フン!」プイ
水守「やっぱり不安だわ...」
25: 2012/12/31(月) 22:46:12.78 ID:zKCmDJy00
それぞれの位置
カズマ・劉 ___________ 君島・クー _________ カナミ・シェ・水
―――――――――――――――
シェリス「かなみちゃんは、市街の生活に憧れたりはしないの?」
かなみ「?どうしてですか?」
シェリス「あたしも元インナーだったから、つい気になったのよ」
かなみ「...昔は憧れたりしたんですけど、今はいいんです。
今の生活も楽しいし...」
シェリス「そ。...ちょっと羨ましいわね」ポツリ
水守「シェリスさんは、昔はどのような生活を?」
シェリス「あたし?あたしは...」
カズマ・劉 ___________ 君島・クー _________ カナミ・シェ・水
―――――――――――――――
シェリス「かなみちゃんは、市街の生活に憧れたりはしないの?」
かなみ「?どうしてですか?」
シェリス「あたしも元インナーだったから、つい気になったのよ」
かなみ「...昔は憧れたりしたんですけど、今はいいんです。
今の生活も楽しいし...」
シェリス「そ。...ちょっと羨ましいわね」ポツリ
水守「シェリスさんは、昔はどのような生活を?」
シェリス「あたし?あたしは...」
26: 2012/12/31(月) 22:46:53.71 ID:zKCmDJy00
**********************
『追いつめたぞ、このアマぁ!』
シェリス『こんなところで...』ハァハァ
『身ぐるみ剥いでブッ頃してやる!』
シェリス『負けない...こんなところで、氏んでたまるか!』
『追いつめたぞ、このアマぁ!』
シェリス『こんなところで...』ハァハァ
『身ぐるみ剥いでブッ頃してやる!』
シェリス『負けない...こんなところで、氏んでたまるか!』
27: 2012/12/31(月) 22:47:28.53 ID:zKCmDJy00
***********************
シェリス「...ううん、やめとく。こんな場所で話すような過去でもないし」
水守「...すみません」
かなみ「......」
シェリス「もう、そんな顔しないの!ほら、ぼさっとしてると釣れるものも釣れなくなるわよ。
楽しくいきましょうよ、ね?」
シェリス「...ううん、やめとく。こんな場所で話すような過去でもないし」
水守「...すみません」
かなみ「......」
シェリス「もう、そんな顔しないの!ほら、ぼさっとしてると釣れるものも釣れなくなるわよ。
楽しくいきましょうよ、ね?」
28: 2012/12/31(月) 22:48:06.94 ID:zKCmDJy00
君島「思いの他、女性陣の方は大丈夫そうっすね。人見知りなかなみちゃんも結構打ち解けてるみたいだし」
クーガー「ま、みのりさんは優しいし、シェリスは元インナーなこともあって馴染みやすいんだろ」
君島「ふ~ん」
クーガー「むしろ、俺はみのりさんとシェリスの方が心配だったんだが...
案外、劉鳳が絡まないとこんなもんなのかもしれねえなぁ。
にしても...」チラッ
クーガー「ま、みのりさんは優しいし、シェリスは元インナーなこともあって馴染みやすいんだろ」
君島「ふ~ん」
クーガー「むしろ、俺はみのりさんとシェリスの方が心配だったんだが...
案外、劉鳳が絡まないとこんなもんなのかもしれねえなぁ。
にしても...」チラッ
29: 2012/12/31(月) 22:48:56.72 ID:zKCmDJy00
カズマ「......」イライラ
劉鳳「......」イライラ
カズマ「おい、もっと奥に行けよ。邪魔くせえ」
劉鳳「ふざけるな。ここは俺が先に取った場所だ。貴様が失せろ」
カズマ「てめえがどけ」チッ
劉鳳「貴様がどけ」フンッ
クーガー「あいつらは相変わらず進歩しねえなあ」
君島「そっスね」
劉鳳「......」イライラ
カズマ「おい、もっと奥に行けよ。邪魔くせえ」
劉鳳「ふざけるな。ここは俺が先に取った場所だ。貴様が失せろ」
カズマ「てめえがどけ」チッ
劉鳳「貴様がどけ」フンッ
クーガー「あいつらは相変わらず進歩しねえなあ」
君島「そっスね」
30: 2012/12/31(月) 22:52:11.87 ID:zKCmDJy00
クーガー「そういやぁ、キリシマ。お前さんはなんであいつ...カズヤとツルんでるんだ?」
君島「君島っす。なんでって言われても...よく分かんねーや
でも、あいつと会った時、思ったんですよ」
クーガー「?」
君島「こいつなら信頼できる、って...まあ、直感みたいなものですけどね。
これじゃ、理由にはなりません?」
君島「君島っす。なんでって言われても...よく分かんねーや
でも、あいつと会った時、思ったんですよ」
クーガー「?」
君島「こいつなら信頼できる、って...まあ、直感みたいなものですけどね。
これじゃ、理由にはなりません?」
31: 2012/12/31(月) 22:52:41.08 ID:zKCmDJy00
クーガー「いや、そいつで十分さ。
あいつとツルむのに深い理由なんざいらねえわなあ」
君島「でしょう?」
クーガー「それじゃ、一つ頼みたいことがある」
君島「なんすか?」
クーガー「あいつには、あんまり遠慮しないでくれ。何においてもな」
あいつとツルむのに深い理由なんざいらねえわなあ」
君島「でしょう?」
クーガー「それじゃ、一つ頼みたいことがある」
君島「なんすか?」
クーガー「あいつには、あんまり遠慮しないでくれ。何においてもな」
32: 2012/12/31(月) 22:53:40.85 ID:zKCmDJy00
クーガー「あいつはどこか、他人を突き放している節がある。
他人のことなんか知ったこっちゃないとか言ってるのは、
無意識だとは思うが、関わらないことで他人に迷惑をかけないようにしたいからだろうな。
そんなあいつが進んで誰かとツルむなんざ、よっぽどお前達...特にお前さんを信頼している証拠だ」
君島「......」
クーガー「あいつが道を間違った時、横からガツンと言ってくれる奴が必要なのさ、あいつには。
そうでないと、あいつは周りが見えなくなって、どんどん一人で突っ走っちまう。
なにもかも捨てて、一人で全部抱え込んでな」
クーハー「他人を切り捨てて、独りになって、誰も頼らず、誰とも関わらず、誰にも気づかれずに氏ぬ...
そんなの、寂しいだろ?」
他人のことなんか知ったこっちゃないとか言ってるのは、
無意識だとは思うが、関わらないことで他人に迷惑をかけないようにしたいからだろうな。
そんなあいつが進んで誰かとツルむなんざ、よっぽどお前達...特にお前さんを信頼している証拠だ」
君島「......」
クーガー「あいつが道を間違った時、横からガツンと言ってくれる奴が必要なのさ、あいつには。
そうでないと、あいつは周りが見えなくなって、どんどん一人で突っ走っちまう。
なにもかも捨てて、一人で全部抱え込んでな」
クーハー「他人を切り捨てて、独りになって、誰も頼らず、誰とも関わらず、誰にも気づかれずに氏ぬ...
そんなの、寂しいだろ?」
33: 2012/12/31(月) 22:56:25.11 ID:zKCmDJy00
君島「...そうですね。分かりました、もとより遠慮なんてしてないし」
クーガー「頼んだぜ」ハハハッ
君島「ええ、任せて下さい」
君島(...カズマ。俺は今まで、どこまでもまっすぐなお前に憧れてるだけだった。頼りっぱなしだったかもしれない。
だから、お前から必要とされてるなんてちっとも思ってなかった)
君島(でもよお、そんな俺でも、ホントにお前が俺達を信頼してくれてるってんなら...
その信頼にふさわしい奴になれたら...
俺はお前の相棒だって、胸張って名乗れるのかな)
クーガー「頼んだぜ」ハハハッ
君島「ええ、任せて下さい」
君島(...カズマ。俺は今まで、どこまでもまっすぐなお前に憧れてるだけだった。頼りっぱなしだったかもしれない。
だから、お前から必要とされてるなんてちっとも思ってなかった)
君島(でもよお、そんな俺でも、ホントにお前が俺達を信頼してくれてるってんなら...
その信頼にふさわしい奴になれたら...
俺はお前の相棒だって、胸張って名乗れるのかな)
35: 2012/12/31(月) 22:57:44.30 ID:zKCmDJy00
カズマ「......」
劉鳳「......」
カズ・劉((全然釣れねぇ...))
カズマ(なんで一匹も釣れねーんだよ!わけわかんねーよ!)
劉鳳(まさか、釣りがこんなにも難しいものだったとはな...)
カズマ(だがよぉ)
劉鳳(それでも)
カズ・劉((こいつだけには、絶対に負けられない!!))
劉鳳「......」
カズ・劉((全然釣れねぇ...))
カズマ(なんで一匹も釣れねーんだよ!わけわかんねーよ!)
劉鳳(まさか、釣りがこんなにも難しいものだったとはな...)
カズマ(だがよぉ)
劉鳳(それでも)
カズ・劉((こいつだけには、絶対に負けられない!!))
36: 2012/12/31(月) 22:58:40.19 ID:zKCmDJy00
君島「なーんか殺気立ってますね、あいつら」
クーガー「ハハッ、しょうがない奴らだ」
君島「それに比べて女性陣の方はガンガン釣れてるみたいだし、そろそろ...ん?」
クーガー「どうしたぁ、キリシマ」
君島「君島っす。なんか、あそこの辺りの海面が盛り上がってる気が...」
『ヒャッハー!』
クーガー「ハハッ、しょうがない奴らだ」
君島「それに比べて女性陣の方はガンガン釣れてるみたいだし、そろそろ...ん?」
クーガー「どうしたぁ、キリシマ」
君島「君島っす。なんか、あそこの辺りの海面が盛り上がってる気が...」
『ヒャッハー!』
37: 2012/12/31(月) 23:00:04.26 ID:zKCmDJy00
ヤマネェェェンンン!
君島「な、なんだあいつ!?」
シェリス「変な擬音と共に海から飛び出してきた!?」
水守「ああっ!?そのままカズマさんと劉鳳に飛びかかって行く!」
かなみ「カ、カズ君!」
【ヒヒヒ...まさか、こんなにカモが来てくれるなんてなぁ。
普通なら弱い奴から狙うもんだが...そこを強い奴らに邪魔されちゃかなわねえ。
だが、あのグラサンは見るからにやばそうだったんでなぁ...】
『だから、そこそこっぽいてめえらから狙う!!
二人まとめて海に引きずりこんでやらァ!!
ははははははは...』
カズマ「...うるせえ」ギラッ
劉鳳「...勝負の」ギラッ
『は...?』
カズ・劉「「邪魔だぁぁぁぁぁ!!」」
ドギャァァァァン!!
君島「な、なんだあいつ!?」
シェリス「変な擬音と共に海から飛び出してきた!?」
水守「ああっ!?そのままカズマさんと劉鳳に飛びかかって行く!」
かなみ「カ、カズ君!」
【ヒヒヒ...まさか、こんなにカモが来てくれるなんてなぁ。
普通なら弱い奴から狙うもんだが...そこを強い奴らに邪魔されちゃかなわねえ。
だが、あのグラサンは見るからにやばそうだったんでなぁ...】
『だから、そこそこっぽいてめえらから狙う!!
二人まとめて海に引きずりこんでやらァ!!
ははははははは...』
カズマ「...うるせえ」ギラッ
劉鳳「...勝負の」ギラッ
『は...?』
カズ・劉「「邪魔だぁぁぁぁぁ!!」」
ドギャァァァァン!!
38: 2012/12/31(月) 23:01:04.88 ID:zKCmDJy00
『ウギャァァァァ!!!』
シュウウウウウ
君島「消えていく...」
シェリス「アルターだったみたいね」
クーガー「どうやら、あいつが海の主とやらだったみたいだな」
水守「そ、それよりあの二人、アルタ」
クーガー(ご安心下さい。俺がこの子の視界を遮ってますから)コソ
かなみ「な、何が起こったんですか?」
クーガー「あの変なのを二人がぶっ飛ばした。ただそれだけさ」
カズマ「さぁて、それじゃあ続きを始めるか」
劉鳳「望むところだ」
クーガー(に、しても...意志を持った自立型のアルターが自然発生するなんざ、有り得ない筈だが...。
誰かの差し金か?)
シュウウウウウ
君島「消えていく...」
シェリス「アルターだったみたいね」
クーガー「どうやら、あいつが海の主とやらだったみたいだな」
水守「そ、それよりあの二人、アルタ」
クーガー(ご安心下さい。俺がこの子の視界を遮ってますから)コソ
かなみ「な、何が起こったんですか?」
クーガー「あの変なのを二人がぶっ飛ばした。ただそれだけさ」
カズマ「さぁて、それじゃあ続きを始めるか」
劉鳳「望むところだ」
クーガー(に、しても...意志を持った自立型のアルターが自然発生するなんざ、有り得ない筈だが...。
誰かの差し金か?)
39: 2012/12/31(月) 23:02:20.98 ID:zKCmDJy00
―――――――――――――――――
本土
無常「まさか、あのギャラン=ドゥをああもあっさりと倒してしまうとは。
いくら意志を持った自立型アルターは意志を作る分、力が弱いといえ、あれはその中でもトップクラスの実力者の筈でしたが...。
あの二人、中々見どころがありそうですねえ」
無常「あの二人なら、もしかすると私の渇きを癒やしてくれるかもしれません」ンフフフ
無常「......」
無常(そういえば、スクライドssでの私の出番がクロス以外では少なすぎる気がするのですが...。
嫌われてるんですかねえ、私)
無常「まぁ、そんなことは些細なことです」
「どうかされましたか?無常様」
無常「いえ、お気になさらず。こちらの話ですから」
本土
無常「まさか、あのギャラン=ドゥをああもあっさりと倒してしまうとは。
いくら意志を持った自立型アルターは意志を作る分、力が弱いといえ、あれはその中でもトップクラスの実力者の筈でしたが...。
あの二人、中々見どころがありそうですねえ」
無常「あの二人なら、もしかすると私の渇きを癒やしてくれるかもしれません」ンフフフ
無常「......」
無常(そういえば、スクライドssでの私の出番がクロス以外では少なすぎる気がするのですが...。
嫌われてるんですかねえ、私)
無常「まぁ、そんなことは些細なことです」
「どうかされましたか?無常様」
無常「いえ、お気になさらず。こちらの話ですから」
41: 2012/12/31(月) 23:04:23.17 ID:zKCmDJy00
******************************
君島「あの後、お前と劉鳳だけ結局一匹も釣れなかったんだよな」ハハッ
カズマ「お、覚えてねーな、そんなこと」
君島「そんなこといっちゃってえ。俺の目はごまかせないぞっ☆」キラッ
カズマ「一発殴らせろ。今のうぜえから」
君島「待て待て待て!」
かなみ「カズ君、おせちできたよ。
...君島さん、どうかしたの?」
カズマ「なんでもねえよ、うん」
君島「あ、あんまりだ...」ジンジン
君島「あの後、お前と劉鳳だけ結局一匹も釣れなかったんだよな」ハハッ
カズマ「お、覚えてねーな、そんなこと」
君島「そんなこといっちゃってえ。俺の目はごまかせないぞっ☆」キラッ
カズマ「一発殴らせろ。今のうぜえから」
君島「待て待て待て!」
かなみ「カズ君、おせちできたよ。
...君島さん、どうかしたの?」
カズマ「なんでもねえよ、うん」
君島「あ、あんまりだ...」ジンジン
42: 2012/12/31(月) 23:05:28.88 ID:zKCmDJy00
―――――――――――――
あやせ「ありがとうね、かなみちゃん」
かなみ「こちらこそ、ありがとうございました。また一緒に作りましょうね」
君島「それじゃ、俺はあやせさんと一緒に明くんの病院に行くから」
カズマ「とっとと帰れ」
君島「はいはい。それじゃ、よいお年を~」
あやせ「ありがとうね、かなみちゃん」
かなみ「こちらこそ、ありがとうございました。また一緒に作りましょうね」
君島「それじゃ、俺はあやせさんと一緒に明くんの病院に行くから」
カズマ「とっとと帰れ」
君島「はいはい。それじゃ、よいお年を~」
43: 2012/12/31(月) 23:06:18.08 ID:zKCmDJy00
――――――――――――
23時00分
かなみ「カズ君、年越しそばできたよ」
カズマ「おぉ、待ってましたぁ!」
かなみ「カズ君、新年の挨拶はなんていうか覚えてる?」
カズマ「え、えーっと...」
かなみ「明けましておめでとう、だよ」
23時00分
かなみ「カズ君、年越しそばできたよ」
カズマ「おぉ、待ってましたぁ!」
かなみ「カズ君、新年の挨拶はなんていうか覚えてる?」
カズマ「え、えーっと...」
かなみ「明けましておめでとう、だよ」
44: 2012/12/31(月) 23:08:05.95 ID:zKCmDJy00
――――――――――――――――
23時58分
かなみ「カズ君、新年の挨拶は一緒に言お?」ワクワク
カズマ「ヘイヘイ」
23時59分54秒
5
4
3
2
かなみ「せーの」
1
かな・カズ「「明けましておめでとう、今年もよろしく!」」
23時58分
かなみ「カズ君、新年の挨拶は一緒に言お?」ワクワク
カズマ「ヘイヘイ」
23時59分54秒
5
4
3
2
かなみ「せーの」
1
かな・カズ「「明けましておめでとう、今年もよろしく!」」
48: 2013/01/01(火) 23:50:24.18 ID:2Ed3MH8q0
カズマ「年越したと思ったら、すぐ寝ちまったな、かなみの奴」
カズマ(まぁ、ガキにはこの時間は厳しいか)
カズマ「さぁて、かなみもベットに運んだことだし、俺もさっさと寝るか」
カズマ(まぁ、ガキにはこの時間は厳しいか)
カズマ「さぁて、かなみもベットに運んだことだし、俺もさっさと寝るか」
49: 2013/01/01(火) 23:52:03.67 ID:2Ed3MH8q0
――――――――――――
――――――夢を、私は夢を見ています
夢の中のあの人は、今までのことを振り返っています
闘い、傷つき、敗れ、それでもまた立ち上がって、また闘って...
そうして、やっと得た今
そんな『今』をずっと続けていたい。密かにそう思ったのです
あの人も、私も――――――――
――――――夢を、私は夢を見ています
夢の中のあの人は、今までのことを振り返っています
闘い、傷つき、敗れ、それでもまた立ち上がって、また闘って...
そうして、やっと得た今
そんな『今』をずっと続けていたい。密かにそう思ったのです
あの人も、私も――――――――
50: 2013/01/01(火) 23:52:52.74 ID:2Ed3MH8q0
おまけ
病院
あやせ「明、具合はどう?」
明「もう大分よくなったよ。あの水守ってお姉さんが看病してくれたおかげでね」
あやせ「本当にありがとうね、君島くん。
あなたが、あの時桐生さんに診てもらうよう勧めてくれてなかったら...」
君島「いいんですよ。人脈の広さが俺の取り柄ですから」
病院
あやせ「明、具合はどう?」
明「もう大分よくなったよ。あの水守ってお姉さんが看病してくれたおかげでね」
あやせ「本当にありがとうね、君島くん。
あなたが、あの時桐生さんに診てもらうよう勧めてくれてなかったら...」
君島「いいんですよ。人脈の広さが俺の取り柄ですから」
51: 2013/01/01(火) 23:53:36.46 ID:2Ed3MH8q0
君島「じゃ、時間が時間なんで、俺はこれで」
明「え。帰っちゃうの?」
君島「年末くらい、家族水入らずで楽しみたいだろ?」
あやせ「...ねえ、君島くんは、誰かと予定あるの?」
君島「いや、ありませんけど...」
あやせ「なら、一緒に年越ししない?いいよね、明」
明「うん、そうしようよ君島さん!」
明「え。帰っちゃうの?」
君島「年末くらい、家族水入らずで楽しみたいだろ?」
あやせ「...ねえ、君島くんは、誰かと予定あるの?」
君島「いや、ありませんけど...」
あやせ「なら、一緒に年越ししない?いいよね、明」
明「うん、そうしようよ君島さん!」
52: 2013/01/01(火) 23:54:24.16 ID:2Ed3MH8q0
君島「いいんですか?」
あやせ「私たちと一緒じゃ嫌かしら?」
君島「いえいえ、とんでもない!じゃ、お言葉に甘えて...」
君島(く~っ、ついに俺にも春がキたのかなぁ!?)
あやせ「私たちと一緒じゃ嫌かしら?」
君島「いえいえ、とんでもない!じゃ、お言葉に甘えて...」
君島(く~っ、ついに俺にも春がキたのかなぁ!?)
53: 2013/01/01(火) 23:55:37.88 ID:2Ed3MH8q0
―――――――――――――
0時00分
「「「明けましておめでとうございます!」」」
君島「いや~、今年一年お疲れ様でしたぁ!」
あやせ「明、ハイ、お年玉」スッ
明「ありがとう、お姉ちゃん!」
君島(お年玉か...そういや、俺が貰ったのって何年前だったっけ?)
0時00分
「「「明けましておめでとうございます!」」」
君島「いや~、今年一年お疲れ様でしたぁ!」
あやせ「明、ハイ、お年玉」スッ
明「ありがとう、お姉ちゃん!」
君島(お年玉か...そういや、俺が貰ったのって何年前だったっけ?)
54: 2013/01/01(火) 23:56:22.71 ID:2Ed3MH8q0
あやせ「ハイ、これは君島くんの分」スッ
君島「おっ?」
あやせ「お年玉よ。嬉しくなかったかしら」
君島「とんでもない!ありがとうございます!」
君島(いや、あやせさんが気を遣ってくれるのは嬉しいけど...
あやせさんからしたら、俺はまだ年下の子って感じなのかなぁ...
ハァ...道のりは長えなあ...)
君島「おっ?」
あやせ「お年玉よ。嬉しくなかったかしら」
君島「とんでもない!ありがとうございます!」
君島(いや、あやせさんが気を遣ってくれるのは嬉しいけど...
あやせさんからしたら、俺はまだ年下の子って感じなのかなぁ...
ハァ...道のりは長えなあ...)
55: 2013/01/01(火) 23:58:11.24 ID:2Ed3MH8q0
―――――――――――
あやせ「明も寝たことだし、そろそろ帰ろうかしら」
君島「そうっすね」
君島(あぁ...今年こそはあやせさんが、俺にふりむいてくれますように!)
あやせ「あ、そうだ、君島くん」
君島「?」
あやせ「よかったら、このままうちに泊まっていかない?」ニコッ
君島「......」
君島「ええ、喜んで!」パァァ
あやせ「明も寝たことだし、そろそろ帰ろうかしら」
君島「そうっすね」
君島(あぁ...今年こそはあやせさんが、俺にふりむいてくれますように!)
あやせ「あ、そうだ、君島くん」
君島「?」
あやせ「よかったら、このままうちに泊まっていかない?」ニコッ
君島「......」
君島「ええ、喜んで!」パァァ
56: 2013/01/02(水) 00:04:16.38 ID:XWWg53yV0
おまけ2
シェリス「劉鳳、隊長のお墓参りの準備できた?」
劉鳳「も、もう少し待ってくれ」
シェリス「珍しいわね、劉鳳が準備でそんなに慌てるなんて」
劉鳳「昨日は久々にあんな時間まで起きていたからな...」
シェリス「劉鳳、隊長のお墓参りの準備できた?」
劉鳳「も、もう少し待ってくれ」
シェリス「珍しいわね、劉鳳が準備でそんなに慌てるなんて」
劉鳳「昨日は久々にあんな時間まで起きていたからな...」
57: 2013/01/02(水) 00:05:30.15 ID:XWWg53yV0
ブロロロロロ キキィ~
ピンポーン
シェリス「はいはーい」
ガチャ
水守「あ、明けましておめでとうございます...」クラクラ
橘「や、やあ。あけましておめでと...ウブッ!」グッ
シェリス「どうしたの二人とも!?」
クーガー「体調でも悪いんですかぁ?」
シェリス「ああ、成る程...」
ピンポーン
シェリス「はいはーい」
ガチャ
水守「あ、明けましておめでとうございます...」クラクラ
橘「や、やあ。あけましておめでと...ウブッ!」グッ
シェリス「どうしたの二人とも!?」
クーガー「体調でも悪いんですかぁ?」
シェリス「ああ、成る程...」
58: 2013/01/02(水) 00:06:33.03 ID:XWWg53yV0
クーガー「よう、劉鳳。明けましておめでとう!」
劉鳳「あぁ、明けましておめでとう」
クーガー「違う違う、もっと愛想よく!」
劉鳳「こ、こうか?」
クーガー「もっとにこやかに!スマイルに、スマイルを重ねて!」
シェリス「ハイハイ、もういいから。準備はもうできてるから」
劉鳳「あぁ、明けましておめでとう」
クーガー「違う違う、もっと愛想よく!」
劉鳳「こ、こうか?」
クーガー「もっとにこやかに!スマイルに、スマイルを重ねて!」
シェリス「ハイハイ、もういいから。準備はもうできてるから」
59: 2013/01/02(水) 00:09:23.44 ID:XWWg53yV0
―――――――――
瓜核「よう、おめーら。あけましておめでとう!」
イーリャン「明けましておめでとう」
シェリス「明けましておめでとう。最近はスイカ畑はどう?」
瓜核「豊作だったぜ。まぁ、この俺が育ててるんだから、当たり前だがな」ガハハ
劉鳳「これで、元ホーリー隊員は全員そろったか?」
「オイオイ、俺様達を忘れてもらっちゃ困るぜ?」
瓜核「よう、おめーら。あけましておめでとう!」
イーリャン「明けましておめでとう」
シェリス「明けましておめでとう。最近はスイカ畑はどう?」
瓜核「豊作だったぜ。まぁ、この俺が育ててるんだから、当たり前だがな」ガハハ
劉鳳「これで、元ホーリー隊員は全員そろったか?」
「オイオイ、俺様達を忘れてもらっちゃ困るぜ?」
63: 2013/01/02(水) 17:46:51.36 ID:etG0Ny0h0
立浪「久しぶりじゃねーか、お前ら」
エマージー「どうも皆さん。明けましておめでとうございます」
劉鳳「立浪にエマージー!?」
瓜核「アルターが破壊されてから音信不通だったが...おめえら、生きてたのか!」
『私も居るのであ~る!』
シェリス「運慶!?」
水守「で、でもどこにも姿が...」
64: 2013/01/02(水) 17:47:33.64 ID:etG0Ny0h0
クーガー「なる程な...」
瓜核「なんかわかったのか、クーガー」
クーガー「劉鳳、確か運慶は、落ちる寸前にアルターで自分を原稿用紙にしたんだろ?」
劉鳳「ああ」
クーガー「だったら簡単なことさ。立浪が手に持ってる原稿用紙。
それが運慶だろ?」
運慶『その通りであ~る!』
瓜核「なんかわかったのか、クーガー」
クーガー「劉鳳、確か運慶は、落ちる寸前にアルターで自分を原稿用紙にしたんだろ?」
劉鳳「ああ」
クーガー「だったら簡単なことさ。立浪が手に持ってる原稿用紙。
それが運慶だろ?」
運慶『その通りであ~る!』
65: 2013/01/02(水) 17:48:56.84 ID:etG0Ny0h0
瓜核「マ、マジかよ!?」
シェリス「それが運慶!?」
運慶『うむ!』
劉鳳「...運慶」
運慶『おお、劉鳳!私のことならきにしなくていいぞ!
この中ならば、好きな時に好きなだけ脚本を書ける。幸い、こやつらに会えたおかげで、その気になれば作品を作ることもできる。
まさしく、私にとっての天国!』
劉鳳「しかし、俺も感情に流され過ぎ...」
運慶『ただ男の道がぶつかりあっただけ。そうであろう?』
劉鳳「!...そうだな、すまない運慶」
シェリス「それが運慶!?」
運慶『うむ!』
劉鳳「...運慶」
運慶『おお、劉鳳!私のことならきにしなくていいぞ!
この中ならば、好きな時に好きなだけ脚本を書ける。幸い、こやつらに会えたおかげで、その気になれば作品を作ることもできる。
まさしく、私にとっての天国!』
劉鳳「しかし、俺も感情に流され過ぎ...」
運慶『ただ男の道がぶつかりあっただけ。そうであろう?』
劉鳳「!...そうだな、すまない運慶」
66: 2013/01/02(水) 17:49:49.20 ID:etG0Ny0h0
水守「ところで、あなた達はどうしてここに?」
エマージー「皆さんと同じですよ」
立浪「なんだかんだいって、隊長には恩があるからよ」
運慶『ところで、来夏月の姿が見えんが...。あいつには一言ガツンと言ってやりたいのである!』
クーガー「奴は氏んだよ。無常に殺された」
運慶『...そうか』
エマージー「皆さんと同じですよ」
立浪「なんだかんだいって、隊長には恩があるからよ」
運慶『ところで、来夏月の姿が見えんが...。あいつには一言ガツンと言ってやりたいのである!』
クーガー「奴は氏んだよ。無常に殺された」
運慶『...そうか』
67: 2013/01/02(水) 17:50:34.44 ID:etG0Ny0h0
シェリス「いなくなると、ちょっと寂しいものはあるわよね。
ナルシストで変態だったけど」
立浪「お前ら、いつもケンカばっかしてたからな」
瓜核「まぁ、お前達だけでも生きててよかったぜ。同僚が氏んで嬉しい筈はねえもんな」
劉鳳「...そろそろ、行くとしよう」
ナルシストで変態だったけど」
立浪「お前ら、いつもケンカばっかしてたからな」
瓜核「まぁ、お前達だけでも生きててよかったぜ。同僚が氏んで嬉しい筈はねえもんな」
劉鳳「...そろそろ、行くとしよう」
68: 2013/01/02(水) 17:51:56.08 ID:etG0Ny0h0
―――――――――――――
道中
キャミィ「ねえ、あすか。あなたは隊長さんのことをどう思ってるの?」
橘「なんだい、藪から棒に」
キャミィ「ほら、あすかはさ、カズマさんに負けた後、隊を外されたじゃない?
だから、ちょっと...ね」
橘「...確かに、あの当時は恨んでいたといっても過言じゃないと思う。
でも、今は感謝してるくらいかな」
キャミィ「どうして?」
道中
キャミィ「ねえ、あすか。あなたは隊長さんのことをどう思ってるの?」
橘「なんだい、藪から棒に」
キャミィ「ほら、あすかはさ、カズマさんに負けた後、隊を外されたじゃない?
だから、ちょっと...ね」
橘「...確かに、あの当時は恨んでいたといっても過言じゃないと思う。
でも、今は感謝してるくらいかな」
キャミィ「どうして?」
69: 2013/01/02(水) 17:54:59.88 ID:etG0Ny0h0
橘「昔から、僕はアルター使いであることを内心呪っていた。
そのせいで居場所がなかったからね。
ホーリー部隊に入隊した後も、アルター使いと人間は決して分かり合えない...そういう観念は離れなかった。
だから、君とも本心から分かり合おうとしなかった」
キャミィ「......」
橘「でも、実際に荒野にでて、もう一度他人とつきあっていくうちに...そんなのは、唯の思い込みだって気づかされた。
ただ、お互いに知らなかっただけなんだってことにね」
橘「お互いにもっと知ることができたおかげで、今はアルター使いだからって軽蔑されることは少なくなってきてると思う。
もし、あのままホーリーに残っていたら、僕は君ともここまで分かり合えなかっただろう。
隊長がどこまで考えてたかはわからない。
けれど、過程はどうであれ、結果は良いことだらけだったんだ。だから、隊長には感謝してる」
キャミィ「そうだね...ごめんね、変なこと聞いちゃって」
そのせいで居場所がなかったからね。
ホーリー部隊に入隊した後も、アルター使いと人間は決して分かり合えない...そういう観念は離れなかった。
だから、君とも本心から分かり合おうとしなかった」
キャミィ「......」
橘「でも、実際に荒野にでて、もう一度他人とつきあっていくうちに...そんなのは、唯の思い込みだって気づかされた。
ただ、お互いに知らなかっただけなんだってことにね」
橘「お互いにもっと知ることができたおかげで、今はアルター使いだからって軽蔑されることは少なくなってきてると思う。
もし、あのままホーリーに残っていたら、僕は君ともここまで分かり合えなかっただろう。
隊長がどこまで考えてたかはわからない。
けれど、過程はどうであれ、結果は良いことだらけだったんだ。だから、隊長には感謝してる」
キャミィ「そうだね...ごめんね、変なこと聞いちゃって」
70: 2013/01/02(水) 17:56:50.90 ID:etG0Ny0h0
―――――――――――――――――――
ジグマールの墓
劉鳳(隊長、今のロストグラウンドは、少しずつではあるが、
アルター使いへの差別が薄れ、治安もよくなりつつあります。
...未だ、本土の連中は俺達を支配しようとしてきます。
しかし、俺達は絶対に奴らの好きにはさせない。改めて、そう誓います)
ジグマールの墓
劉鳳(隊長、今のロストグラウンドは、少しずつではあるが、
アルター使いへの差別が薄れ、治安もよくなりつつあります。
...未だ、本土の連中は俺達を支配しようとしてきます。
しかし、俺達は絶対に奴らの好きにはさせない。改めて、そう誓います)
71: 2013/01/02(水) 17:59:26.97 ID:etG0Ny0h0
水守「劉鳳、また本土からのアルター使い達が攻めてくるそうよ!」
劉鳳「わかった。至急向かおう!」
橘「またですか?」
クーガー「あぁ~やだやだ、文化を知らない奴らは」
瓜核「まったくだ。正月くらいゆっくりさせろってんだ!」
エマージー「こ、こここれははは、凄まじいピピピピンチの予感が...」ブルブル
運慶『こんなところでロボをだそうとするな、エマージー!』
立浪「復活した俺様のアルター、太くて固いビィィィッグマグナムで、
本土の奴らを臨場感タップリに散らしてやるよ!」
シェリス「あ、アンタは相変わらずみたいね」
ドタバタ
劉鳳「わかった。至急向かおう!」
橘「またですか?」
クーガー「あぁ~やだやだ、文化を知らない奴らは」
瓜核「まったくだ。正月くらいゆっくりさせろってんだ!」
エマージー「こ、こここれははは、凄まじいピピピピンチの予感が...」ブルブル
運慶『こんなところでロボをだそうとするな、エマージー!』
立浪「復活した俺様のアルター、太くて固いビィィィッグマグナムで、
本土の奴らを臨場感タップリに散らしてやるよ!」
シェリス「あ、アンタは相変わらずみたいね」
ドタバタ
72: 2013/01/02(水) 18:00:31.58 ID:etG0Ny0h0
イーリャン「......」
『頑張るんだぞ、イーリャン』
イーリャン「?...今のは?」
瓜核「イーリャン、なにしてんだ。早く行くぞ!」
イーリャン「ま、待って!」
タタタ クルッ
イーリャン「...また来るね、お父さん」ニコッ
終わり
『頑張るんだぞ、イーリャン』
イーリャン「?...今のは?」
瓜核「イーリャン、なにしてんだ。早く行くぞ!」
イーリャン「ま、待って!」
タタタ クルッ
イーリャン「...また来るね、お父さん」ニコッ
終わり
73: 2013/01/02(水) 18:10:36.70 ID:etG0Ny0h0
とりあえず終わりです。
最初は正月らしく初詣にしようかとおもったんですが...カズマや劉鳳が神社とかに行くのは
不自然すぎるかな...と思い、どうせだったら全キャラにしようと思った結果、ああなりました。
もうちょっとうまく纏めれたらいいな、と思いました。
次回があればまた。
ありがとうございましたm(_ _)m
最初は正月らしく初詣にしようかとおもったんですが...カズマや劉鳳が神社とかに行くのは
不自然すぎるかな...と思い、どうせだったら全キャラにしようと思った結果、ああなりました。
もうちょっとうまく纏めれたらいいな、と思いました。
次回があればまた。
ありがとうございましたm(_ _)m
74: 2013/01/02(水) 18:11:28.13 ID:MZ/X0yoN0
乙
次回はバレンタイで会おうな
次回はバレンタイで会おうな
75: 2013/01/02(水) 21:30:38.84 ID:gHStwL+AO
おつおつ
バレンタインで待ってるわ
……別にダラダラやっても良いのよ?
バレンタインで待ってるわ
……別にダラダラやっても良いのよ?
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