1: 2013/07/31(水) 11:52:02.86 ID:LMA7BGO50
千鶴「玄関開けたら……」

笑美「ゴミ袋の山やん……」

紗南「塊魂だね……」

幸子「プロデューサーさん……」ガックリ

P「だから言ったじゃん、来なくていいってさー……」

にいてんごむっ! アイドルマスター シンデレラガールズ Vol.2 [9.松尾千鶴] 単品


2: 2013/07/31(水) 11:52:30.83 ID:LMA7BGO50
幸子「なおさら放って置けませんよ!」

P「えー、でも嫌だろ? ゴミ屋敷に入るのなんかさー」

笑美「ええやんええやん! Pはんの部屋入るんは貴重やし」

紗南「うん、不思議のダンジョンだと思えばいいよ!」

P「罠だらけなんだけど大丈夫なのか……?」

千鶴「と、とりあえず、拾っていきましょう」ヒョイ

3: 2013/07/31(水) 11:52:56.21 ID:LMA7BGO50
千鶴「でもゴミ出しくらいしましょうよ」

P「やー、最近あまり帰れなかったからな……」

幸子「そういえば、いつ事務所に行っても居ましたね」

笑美「ほんまに忙しかったみたいやもんなー。営業とか打ち合わせ以外は『今度なー』やもん」

紗南「ゲームに誘っても駄目だったしね」

4: 2013/07/31(水) 11:53:22.30 ID:LMA7BGO50
P「ごめんなー……もう山は越えたからさ」

千鶴「それより、自分の心配をしてください…………私は心配してるのに……」

紗南「……」ニヤニヤ

笑美「Pはん、無理しすぎたらあかんで?」

P「大丈夫ダイジョーブ。丈夫なのが取り柄だから」

幸子「そう言うなら、本当に倒れないで下さいね……」

5: 2013/07/31(水) 11:53:51.94 ID:LMA7BGO50
笑美「サッチーほんま心配そうな顔やな」

幸子「さ、サッチーって……ノムさんの奥さんじゃないんですから……」

笑美「そんなら、サッチャー?」

幸子「ボクは鉄の女じゃないです!」

笑美「細かいなー小林さんは!」

幸子「演歌の大御所でもないです! なんなんですかもう!」

6: 2013/07/31(水) 11:54:19.93 ID:LMA7BGO50
紗南「意外といいコンビだよねー」ケラケラ

笑美「せやろー? 今度お笑いライブしよか、幸子はん」

幸子「ボクは芸人じゃないですって!!」

P「ホント幸子はいじられて輝くなー」アハハ

幸子「Pさんまで乗らないでください!」

千鶴(幸子ちゃんがいて良かった……)ホッ

7: 2013/07/31(水) 11:54:45.45 ID:LMA7BGO50
紗南「アバカム!」バンッ

幸子「リビングなんですかこれ……」

紗南「リビングデッドって感じだよね!」

千鶴「どちらかというとデッドリビングじゃない……?」

P「ここは墓場じゃないんだが……」

笑美「生活感溢れてるし、真逆やなぁ……」

8: 2013/07/31(水) 11:55:13.45 ID:LMA7BGO50
紗南「あ!」

幸子「なにか踏んじゃいました?」

P「あ、そんなとこにあったかマイdearPSP」

紗南「駄目だよ、こんなとこに置いたら!」

紗南「あたしが貰っちゃうよ!」

P「残念、それ借り物なんだよ」

紗南「もっと大事に扱ってあげなよΣ(- -ノ)ノ 」

9: 2013/07/31(水) 11:55:39.73 ID:LMA7BGO50
笑美「へ~、Pはんゲームやるんやなー」

P「たまにな。紗南みたいなゲーマーじゃないよ」

紗南「UMDはなーにかなーっと……おお~!」

P「ダ ン ガ ン ロ ン パ」

紗南「テーレレッ! テーレレレッ!」

幸子「なんか、二人の世界ですね……」

千鶴「ついていけない……」

10: 2013/07/31(水) 11:56:09.97 ID:LMA7BGO50
紗南「Pさん、やろうよこれ!」

P「掃除中なんだけど……」

紗南「いいから、ここ座って! ううん、胡坐で!」

P「座ったけど……」

紗南「それじゃ、失礼しまーす!」ポスン

P「俺は椅子か」

11: 2013/07/31(水) 11:56:37.20 ID:LMA7BGO50
紗南「Pさんがプレイしていいからさ!」

紗南「あたしは見るのも楽しめる派だから!」

P「おう、じゃあやるかー」

幸子「じゃあやるかー、じゃないですよ!」

幸子「遊んでないで手伝ってください!」

紗南「えー、幸子ちゃん厳しいよー」

12: 2013/07/31(水) 11:57:03.54 ID:LMA7BGO50
幸子「なんとでも言ってください!」グイグイ

紗南「わかった、わかったから! 自分で立つから!」ズズズ

笑美「なんとも微笑ましい光景やな~」ケラケラ

千鶴「なんか兄妹みたい……プロデューサーがお兄ちゃん……ハッ!」

笑美「千鶴はんはPはんの妹なりたいんか~」ニヤニヤ

千鶴「ぜ、全然なりたくないし! ……でも、ちょっといいかも」

13: 2013/07/31(水) 11:57:32.26 ID:LMA7BGO50
笑美「ん? おお~、NPB統一球やん!」

P「加 藤 良 三」

笑美「Pはん、野球好きなん?」

P「観るのは好きだよ。友紀とよく観に行くし」

笑美「……ってことは、Pはんはキャッツファンなんか……」ズーン

P「キャッツファンっていうより、由伸ファンかなー」

P「子供の頃からずっとヒーローだから」

14: 2013/07/31(水) 11:58:00.53 ID:LMA7BGO50
笑美「へー、そうやったんかぁ」

P「でも、タイガースも好きだよ。新井さんとか能見さんとか」

笑美「ははーん……そのチョイスはまだまだ甘いで、Pはん!」

P「にわかでごめんなー」

笑美「心配せんでもええでー!」

笑美「ウチがスタメンから2軍まで叩き込んだるわ!」

P「お、お手柔らかに頼むよ」

15: 2013/07/31(水) 11:58:26.63 ID:LMA7BGO50
笑美「ってことで、Pはん!」

笑美「今度、ウチと一緒に野球観戦な!」

P「うん、是非観に行きたい」

笑美「言ったな? 絶対やで! 甲子園やで!?」

P「甲子園なら、応援も気合い入れて練習しないとなぁ」

笑美「まずは六甲おろしやな!」

16: 2013/07/31(水) 11:58:55.24 ID:LMA7BGO50
笑美「六甲おろしに~」

千鶴「……」パコッ

笑美「あいた! なんやねん!」クルッ

紗南「……」パコッ

笑美「なんやもー! うっとーしーわ!」クルッ

幸子「2人とも、周りを見てください」

17: 2013/07/31(水) 11:59:28.41 ID:LMA7BGO50
笑美「うわっ、めっちゃ片付いとるやん!」

P「俺何もしてないなぁ……」アハハ

千鶴「遊んでばっかり……私も一緒に遊びたい……」

幸子「千鶴さんは置いといて、別にいいんじゃないですか?」

幸子「そのためにボク達が来た訳ですから!」

紗南「そうそう、今日はゆっくりしてていいよ!」

18: 2013/07/31(水) 11:59:55.93 ID:LMA7BGO50
P「まじかー、ありがとなー」

幸子「でも、勝手に整理して大丈夫ですか?」

幸子「見られて困るものとか……」

P「大丈夫、工口本とかは買ってないから」

幸子「なっ……!///」

P「あれ、そういうことじゃない?」

19: 2013/07/31(水) 12:00:21.46 ID:LMA7BGO50
紗南「Pさん、さっちゃんの好感度ダダ下がりだよ(;'∀')」

笑美「デリバリー足りてへんで~」

幸子「それを言うなら……いえ、なんでもないです……」

千鶴「……」キョロキョロ

P「千鶴、ホントにないから」

千鶴「わ、わかってる……けどもしかしたら……」

P「無い言うとるがな」

20: 2013/07/31(水) 12:00:49.34 ID:LMA7BGO50
幸子「そういえば、この手帳なんですか?」ヒョイッ

P「あ、それは……」

紗南「見ちゃってもいいの?」

笑美「ええやろ! 見られて困るもんは無いんやろ?」

P「まーそうだけど、それは恥ずかしいかな……」

千鶴「……(強奪)」

幸子「あっ!」

21: 2013/07/31(水) 12:01:17.18 ID:LMA7BGO50
紗南「うわープリいっぱいだね……」

笑美「JKか!」

千鶴「事務所のみんなばっかり……」

幸子「プロデューサーとしてどうなんですか?」

P「良くないかなぁ……まぁでも変なことはしてないから」

千鶴「! これ見て!」

22: 2013/07/31(水) 12:01:44.45 ID:LMA7BGO50
紗南「未央さんとチューしてるじゃん!」

幸子「あ、アイドルに手を出すなんて幻滅しました……」

千鶴「キスなんて…………私はしたことない……」

紗南(まさかのカミングアウト)

笑美「あれ、でもこれおかしいで……」

幸子「どこがですか?」

笑美「未央はんの顔がでかすぎるわ!」

23: 2013/07/31(水) 12:02:10.50 ID:LMA7BGO50
千鶴「顔がでかすぎる?」

P「流石に気付いたかー」

紗南「これ、未央さん手前に来てるよね」

幸子「も、もちろんボクは気付いてましたよ!」

P「幸子はかしこいなぁ」ニヤニヤ

笑美「ほんまやなぁ」ニヤニヤ

幸子「ぐぬぬ……」

24: 2013/07/31(水) 12:02:37.82 ID:LMA7BGO50
紗南「あたしも撮りに行きたいな、Pさん!」

P「暇なときな。いつでもいけるし」

幸子「ボ、ボクも行ってあげてもいいですよ!」

幸子「なぜなら、ボクは優しいので!」

笑美「無理して行かなくてもええんやで」ニッコリ

幸子「もう、茶々入れないでくださいよ!」

25: 2013/07/31(水) 12:03:04.45 ID:LMA7BGO50
千鶴「この後に行く、とか……」

P「掃除終わったら、銭湯でも行こうと思ったんだけどな」

笑美「おっ、ええなー! いこいこ!」

紗南「掃除して汚れたし、ちょうどいいね!」

幸子「でも着替えとかタオルとか持ってきてませんけど」

笑美「細かいことはええやん! ほなICOCA~」

幸子「適当すぎますよ……」

26: 2013/07/31(水) 12:03:35.88 ID:LMA7BGO50
千鶴「あれ、書斎がまだ終わってないよね?」

P「書斎は片付いてるほうだと思ってるんだけど」

笑美「そしたら、一応見てみよか!」

一同「……」スタスタ

幸子「では、失礼しますね……」ガチャ

紗南「おー、ザ・書斎って感じだね!」

27: 2013/07/31(水) 12:04:04.37 ID:LMA7BGO50
千鶴「なんで書斎はこんなに綺麗なのに……」

P「汚ない部屋だと仕事捗らないんだよ」

幸子「あれ、この字、Pさんが書いたんですか?」

笑美「えらい綺麗やな~……Pはん、ちょっと見直したわ」

P「いや、これ千鶴の字だから」

幸子・笑美「ええええええええ!?」

28: 2013/07/31(水) 12:04:36.40 ID:LMA7BGO50
紗南「そういえば千鶴さんは書道の先生さんだったね」

千鶴「ただ習ってるだけだし……」

P「ホント、惚れ惚れする字だよな、千鶴」

千鶴「そんなに上手くないし……褒められた! 褒められちゃった!?」

紗南「素直になりなよ千鶴さん、上手だよ!」

千鶴「う、うん……プロデューサー、ありがとう」

P「どういたしまして」ニッコリ

29: 2013/07/31(水) 12:05:07.26 ID:LMA7BGO50
幸子「まぁ、Pさんがこんな綺麗に書ける訳ないですね」フフン

P「失礼極まりないな幸子さんは」

笑美「まーウチも同感やけどな!」ケラケラ

P「え……ひどくない?」

紗南「それはともかく、書斎は掃除しなくても良さそうだね!」

千鶴(ていうか部屋に飾ってたんだ……嬉しい!)

P「よーしそれじゃ、銭湯いくかー!」

32: 2013/07/31(水) 12:12:25.37 ID:LMA7BGO50
おしまい

71: 2013/08/02(金) 00:32:00.17 ID:rFfUOEbzo
おつー

引用元: P「だから言ったじゃん、来なくていいってさー……」