1: ◆hhWakiPNok 2013/08/07(水) 17:39:25.41 ID:Cy0WKSlr0
アナスタシア「ミーニャ ザヴート アーニャ。アーニャは、ええと……ニックネームよ。私はアーニャ……アナスタシアですニャ」

みく「……」

アナスタシア「アーニャ トテーモ マタタビスキー。アーニヤは、ええと……かわいいは、ニャれていません……プロデューサー」

みく「……」

高峯のあ「気まぐれ……猫のようニャ、ね」

みく「……」

のあ「…………………………………………………………………にゃん」

みく「……Pチャン。いいにゃ、プロデューサー。ちょっといいかにゃ?」

アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)


3: 2013/08/07(水) 17:49:44.02 ID:Cy0WKSlr0
P「ん? なんだ、みく」

みく「最近、ちょっと事務所に猫キャラが多すぎじゃないかにゃ?」

P「そうか?」

みく「このままじゃ、みく……猫アイドルとしてのアイディンティティがクライシスにゃ!」

P「そうか?」

みく「そうにゃ! プロデューサーはみくを干すつもりなのかにゃ!!」

P「みく、心配するな。アーニャとのあは、みくとユニットを組むからこその猫キャラだ」

みく「……ほんとかにゃ?」

P「ああ。これ以上、事務所では猫キャラアイドルは増やさない。約束だ」

みく「みく、嬉しいにゃ! Pチャンを信じてこれからもがんばるにゃ」

P「ああ。頼むぞ!」

5: 2013/08/07(水) 17:51:07.88 ID:Cy0WKSlr0
塩見周子「Pさん、シューコにお仕事きたんだってー!?」

P「おお。周子が献血するのが好きだってことで、献血のポスターを撮るぞ。献血のキャンペーンガールだ」

周子「やったね、あれって病院とかでは必ず貼られるからねー。シューコうれしーよ」

P「ああ、しかもピンの仕事だからな」

周子「ニャったー!」

みく「!?」ピクッ

P「じゃあ早速、行こうか」

周子「はーい! シューコまっしぐら。へへっ」

みく「ちょ、ちょっと待つニャ」

6: 2013/08/07(水) 17:52:48.83 ID:Cy0WKSlr0
周子「ん? なにー? みくちゃん」

みく「今、さりげなくみくのアイディンティティーを奪取しようとしなかったニャ?」

周子「ニャんのこと? シューコ、みくちゃんからなんか取ったりしないよ?」

みく「それにゃ! 今、ニャんのことって言ったにゃ!! Pチャンも聞いたにゃ?」

P「え? そうだったか?」

みく「そうにゃ!!」

周子「そんニャことないよねー? Pさん」

P「……ん?」

7: 2013/08/07(水) 17:54:22.71 ID:Cy0WKSlr0
みく「ほ、ほらまた! み、みんなしてみくの事を……みくの猫キャラを……」

周子「気のせいだよー。ね、Pさんもそう思うでしょ?」

P「いや、周子? 確かに今……」

凛「プロデューサー」

P「あ? ああ、凛。おはよう」

凛「うん。これから周子とお仕事?」

周子「これからねー。シューコ献血のポスター撮るんニャよー」

みく「ほ、ほら、また! り、凛チャンも聞いたにゃ!?」

凛「え?」

みく「え? じゃないにゃ! 今、周子さんがニャってつけて喋ってたにゃ!!」

凛「そうだったかにゃ?」

みく「そうにゃ!! ……え?」

8: 2013/08/07(水) 17:56:10.50 ID:Cy0WKSlr0
P「!?」

凛「そうは聞こえにゃかったよ。ねえ、プロデューサー」

P「……凛?」

バタン

凛「あ、智香。おはよう」

若林智香「フーッ!」

みく「……」

P「……」

凛「どうしたの、智香? ちょっと機嫌悪いのかにゃ?」

智香「フーッ! フーーーッッッ!!!」

バッ

9: 2013/08/07(水) 17:57:33.37 ID:Cy0WKSlr0
P「うわっ! ちょ、な、なんだ智香!?」

智香「フーッ! フーッ! フーッ!」

P「ちょ、なんで腋を俺の顔に押しつけ……」モガモガ

智香「フウーーーッッッ!!!」

みく「もしかしてこれは……マーキングかにゃ?」

凛「みたいだね。珍しく智香、積極的だにゃあ」

みく「ちょっとPチャン! デレデレしてないで、ちょっとこっちにくるにゃ!」

P「デレデレなんて……ちょっと智香。待っててくれ」ナデナデ

智香「フー」ゴロゴロ

みく「どういうことにゃ!? さっきと話が違うにゃ!!」

P「いや、俺に言われても……しかしなにかおかしな事がおこってるのは間違いないな。よし、こういう時は……」

みく「?」

10: 2013/08/07(水) 17:59:22.20 ID:Cy0WKSlr0
池袋晶葉「別に私は超常現象の専門家ではないぞ」

P「そう言わずに調べてみてくれ。この、アイドル猫化現象の原因を」


安部菜々「ニャハっ☆ ラブリーじゅうニャニャ歳!」

北条加蓮「大丈夫、あニャたの育てたニャイドルだよ」

成宮由愛「Pにゃん、頑張ったのでご褒美……にゃでてください」

森久保乃々「私にアイドル頑張れとか、敵の猫ちゃんに鰹節を送るレベルですよ」

凛「プロデューサー、本当は私、少しだけフレーメン反応してるんだ」


晶葉「……なんだこれは」

P「わからないから、晶葉に調べて欲しいんだ。頼れるのは晶葉だけなんだ」

11: 2013/08/07(水) 18:00:43.70 ID:Cy0WKSlr0
晶葉「確かにこれは、放ってはおけない事態のようだ」

ゴソゴソ

みく「晶葉ちゃん、それなにかにゃ?」

晶葉「防護服だ。未知のウイルスが原因とも考えられるからな。さあ、2人もこれを」

P「あ、ああ」

みく「防護服ってなんかもにょもにょしいにゃ」

周子「え? 呉服!?」

P「違うからな、周子」

12: 2013/08/07(水) 18:01:28.24 ID:Cy0WKSlr0
晶葉「こ……これは!?」

P「わかったのか? 原因が」

晶葉「うむ。やはりウイルスだ。今、電子顕微鏡の画像をディスプレイに出す」

みく「それって、みくが見てわかるものなのかにゃ?」

晶葉「それが……これを見てくれ」

みく「……にゃにこれ?」

P「なんか可愛い猫の顔のマークが……」

晶葉「これがウイルスだ」

P「え? この莉嘉が書いたイラストみたいな可愛いのが?」

晶葉「確かに通常では考えられない形状だ……しかも……見たまえ」

みく「え? なんかこれ、どんどん増えてにゃい?」

13: 2013/08/07(水) 18:03:08.20 ID:Cy0WKSlr0
晶葉「そうだ。細胞をどんどん自身と同じ形状に変えていってる……これが猫化につながってるらしい」

P「細胞レベルで猫に!?」

晶葉「そうだ。早くなんとかしなければ、このままでは……」

P「このままでは?」

晶葉「まだ感染していないアイドルも、全員が猫になってしまう……にゃあ!」

みく「え?」

P「え?」

晶葉「あにゃ? 真っ先に私かにゃ?」

P「し、しっかりしてくれ! 晶葉!! 晶葉だけが頼りなんだよ!!!」

晶葉「わ、わかっている! 2人は他のニャイドルを頼む。私は対処方法をにゃんとかする」

P「わ、わかった。行くぞ、みく」

みく「了解にゃ!」

14: 2013/08/07(水) 18:10:23.05 ID:Cy0WKSlr0
向井拓海「んだとぉ! またPが水着グラビアの仕事をさせようとしてるだってえ!?」

小関麗奈「そうなのよッ!」

no title


P「……拓海、麗奈にだまされるな」

みく「また麗奈チャンにだまされてるのにゃ」

16: 2013/08/07(水) 18:20:45.60 ID:Cy0WKSlr0
みく「あ、あそこにいるのは……」

P「春菜だな。猫になってても、すぐわかる」

春菜「どうしてですか? あ、やっぱり私の芸能人オーラですね!」

P「……あ、ああ」

no title

18: 2013/08/07(水) 18:30:47.40 ID:Cy0WKSlr0
柊志乃「あら、どうしたのかしら?」

P「……志乃さん、ですよね? その姿でも飲むんですね」

志乃「ええ。私の愛するものですからね」

P「ほどほどにしてくださいよ。猫の姿なんですから、どんな酔い方になるかわからないんですから」

志乃「だ、そうよ。早苗さん」

P「え?」

no title

20: 2013/08/07(水) 18:36:54.16 ID:Cy0WKSlr0
片桐早苗「え? 飲んじゃダメなの?」

P「控えてください早苗さん!」

早苗「大丈夫よぉ。これ、猫用だから」

P「……こんなのあるのか。ともかく今は飲まないでください!」

早苗「えー」プンスカ

no title

22: 2013/08/07(水) 18:41:01.13 ID:Cy0WKSlr0
丹羽仁美「みくちゃん、見て見てー!」

みく「あ、仁美ちゃん……だよにゃ?」

仁美「ついに私、真剣白刃取りをマスターしちゃったわけよ!」

みく「え? それはすごいにゃ!」

仁美「うふふー。ちょっと見てってよ。披露しちゃうから」

みく「見たいにゃ! 見たいにゃ!」

仁美「じゃあ珠ちゃん、思いっきり振り下ろしてね」

脇山珠美「は、はい。いきますよ……えいっ!」

no title

24: 2013/08/07(水) 18:46:23.98 ID:Cy0WKSlr0
大和亜季「プロデューサー殿、異常はありませんか?」

P「亜季……だよな? なにやってるんだ?」

亜季「それが、先ほどから何やら怪しげな気配を感じているのであります」

P「怪しげな気配?」

亜季「不穏な視線と言い換えてもいいかもしれません。サー!」

P「そうか。だが今はその体だ、いざとなったらすぐ逃げるんだぞ」

亜季「わかりました! プロデューサー殿もご武運を」

no title

26: 2013/08/07(水) 18:49:24.29 ID:Cy0WKSlr0
P「不穏な視線……か、いったいなんなんだろうな?」


佐久間まゆ「Pさぁん。うふ、うふふ、うふふふふふふ……」

no title

27: 2013/08/07(水) 18:54:16.26 ID:Cy0WKSlr0
土屋亜子「うひゃひゃひゃひゃ~」

P「その笑い声は、亜子だな?」

亜子「この黄金の輝き、たまらんなぁ~。あ~ずっとこうしていたい~」

P「……まあ、大人しくしていてくれるならいいか」

no title

32: 2013/08/07(水) 19:01:09.84 ID:Cy0WKSlr0
中野有香「押忍! あ、プロデューサーさん」

P「有香か。ううむ、意外とみんな猫になっても誰だかわかるな」

有香「気をつけてください、さっき野良犬がいたって智香ちゃんが言ってたんです」

P「え? それじゃあ有香こそ気をつけるんだぞ。今は猫の体なんだから、犬なんかに襲われたらひとたまりもないだろ」

有香「! プロデューサーさん、あぶない!!!」

P「え?」

no title

33: 2013/08/07(水) 19:02:00.03 ID:Cy0WKSlr0
no title

34: 2013/08/07(水) 19:09:34.42 ID:Cy0WKSlr0
P「す、すごいな有香」

有香「えへへっ。さあ、ここは私に任せて先に行ってください」

P「助かる。ありがとうな、有香」

有香「はいっ!」

no title

35: 2013/08/07(水) 19:14:09.78 ID:Cy0WKSlr0
智香「はい、ワンツー、ワンツー」

島村卯月「ワンツー、ワンツー」

P「猫になってもダンスレッスンとは……自分の担当アイドルながら、ちょっと嬉しくなってくるな」

卯月「あ、プロデューサーさん」

智香「さっきは……その、すみませんでした////」

P「さっき? あ、ああ、いや……う、嬉しかったぞ」

智香「はい////」

no title

38: 2013/08/07(水) 19:17:14.81 ID:Cy0WKSlr0
卯月「? 私たち、レッスンがんばってます!」

P「ああ。だが今は、無理をするなよ。元に戻れるよう、晶葉ががんばってるし」

智香「でもプロデューサーさんっ、この身体だとアタシすごい身軽なんですよっ☆」

P「すごいな。しかし本当に無理をするなよ」

卯月「はいっ!」

no title

40: 2013/08/07(水) 19:21:44.52 ID:Cy0WKSlr0
及川雫「もー! 牛さんじゃなくて猫さんになっちゃいましたー」

P「雫か。大丈夫か?」

雫「はいー。でも私、どうすればいいんでしょうかー?」

P「晶葉が今、元に戻れるようがんばってる。それまで耐えてくれ」

雫「わかりましたー。待ってますねー」

no title

41: 2013/08/07(水) 19:27:16.13 ID:hOBQBLCRo
猫の画像でいちいち笑いたくなるwwww
よくこんなに猫のネタ画像集めたな

42: 2013/08/07(水) 19:27:48.36 ID:fRaN6U2bo
猫フォルダ作って集めてるんだろうなww

44: 2013/08/07(水) 19:29:36.56 ID:Cy0WKSlr0
諸星きらり「にょわー! Pちゃん、助けて欲しいにぃ~!」

P「どうした!? きら……」

きらり「たすけて! おこしてほしいにぃ」

P「いや……ちょっとそれは、無理かな」

きらり「にょわ~ん!!!」

no title

45: 2013/08/07(水) 19:32:48.64 ID:Cy0WKSlr0
浜口あやめ「プロデューサーさーん!」

P「ん? その声はあやめだな」

あやめ「ふふふふふ。私がどこにいるか、わかりますか!?」

P「……ここだろ」

あやめ「あれー」

no title

46: 2013/08/07(水) 19:35:14.34 ID:Cy0WKSlr0
あやめ「どうしてわかったんですか?」

P「いや、みえみえだったから」

あやめ「がーん。でも、今のはほんの小手調べ。ここからが忍法……擬態の術」ニンッ

P「……ここだろ」

あやめ「あれー?」

no title

47: 2013/08/07(水) 19:39:13.59 ID:Cy0WKSlr0
三村かな子「きゃーっ!」

P「この声はかな子か、どうした!?」

かな子「おなかが空いちゃって……ペヤング作ろうとしたら……」

P「……かな子、せめて普通サイズにしような」

かな子「……はい」

no title

48: 2013/08/07(水) 19:42:56.20 ID:Cy0WKSlr0
みく「Pチャン、大変にゃ!」

P「どうした、みく」

みく「のあにゃんが、暴走しちゃってるのにゃ!」

P「暴走?」

no title

49: 2013/08/07(水) 19:47:35.21 ID:Cy0WKSlr0
みく「Pチャンなんとかするにゃ!」

P「あ、あんなの止められるか!」

木場真奈美「騒がしいな……ん? あれは」

高橋礼子「あら、プロデューサー。困っているようね」

真奈美「仕方ない。力を貸すか」

礼子「そうね。あの暴走したのあちゃんを止められるのは、私たちだけみたいですものね」

no title

50: 2013/08/07(水) 19:50:55.13 ID:Cy0WKSlr0
菜々「あ~清良さん。そこです、そこぉ~」

聖清良「ずいぶんとこってますね。菜々さん」

no title

52: 2013/08/07(水) 19:53:12.26 ID:Cy0WKSlr0
鷺沢文香「この場面の文章表現……すばらしいと思います」

no title

53: 2013/08/07(水) 19:57:56.06 ID:Cy0WKSlr0
高垣楓「これって、どうすれば色がそろうのかしら……」

no title

54: 2013/08/07(水) 20:01:42.54 ID:Cy0WKSlr0
三船美優「雨がふったから……あの子の事を思い出して、こんなに濡れちゃったわ……シャワー浴びないと」

no title

55: 2013/08/07(水) 20:07:58.26 ID:Cy0WKSlr0
輿水幸子「ふう……やっぱりボクはカワイイですね」

no title

57: 2013/08/07(水) 20:10:45.00 ID:Cy0WKSlr0
P「お、ケータイが……晶葉か?」

晶葉「うむ。ついに抗体ワクチンが完成した。すぐに戻ってきてくれ」

P「わかった。いくぞ、みく」

みく「がってんしょうちなのにゃ」

no title

59: 2013/08/07(水) 20:19:20.45 ID:Cy0WKSlr0
原田美世「乗ってくださいプロデューサー!」

P「もしかして美世か? ありがたい、助かる」

みく「大急ぎで、晶葉チャンの所に戻って欲しいにゃ!」

美世「はいっ!」

no title

60: 2013/08/07(水) 20:20:26.49 ID:Cy0WKSlr0
ブロロン! ブロロン!

no title

62: 2013/08/07(水) 20:23:51.95 ID:Cy0WKSlr0
みく「いや~一時はどうなることかと思ったにゃ」

P「晶葉がいなかったら、あのままみんな猫だったな」

晶葉「うむ。しかしこの頭脳をみんなの役に立てられて、本当に良かった」

みく「美世さんもありがとうにゃ!」

美世「ふふふっ。猫の姿で制限速度ギリギリで走るのも、ちょっと楽しかったわ」

智香「めでたしめでたしですねっ☆」


no title

65: 2013/08/07(水) 20:29:27.03 ID:Cy0WKSlr0
以上で終わりです。

なんとなく猫画像で特に意味もなく楽しみたくてやったんですが、初めてくぅ疲を実感。
でも面白かったです。
おつきあいいただいた方、ごめんなさい。ありがとうございました。

そしてなにより画像先輩、膨大な画像を本当に申し訳ありません。
ありがとうございました。

67: 2013/08/07(水) 20:31:17.95 ID:pQHA1LW30

そのチャレンジ精神と猫画像を集めた根気に拍手

引用元: 前川みく「事務所が猫キャラだらけでみくの存在感がヤバいニャ!」