1: 2009/11/11(水) 21:49:27.46 ID:ZB3y10q50
代理
ナツメ「レッドを私が探す?」
2: 2009/11/11(水) 21:52:25.45 ID:A2j+3gwPO
~トキワジム~

エリカ「おかしいというか既に周知の事実だとおもうのですが...」

タケシ「それだけのためにわざわざカントーのジムリーダー全員集めたのか?」

グリーン「そ、それだけだと!?超・超・超・超!!重大な事件じゃねぇかよ!」

カツラ「まぁ確かに驚きはしたが、そこまで騒ぐほどのことでもないじゃろう?」

カスミ「驚くのレベルを超えてるわ!あのレッドに彼女よ!?しかもナツメが!」

グリーン「カスミ...!お前は話の分かる女だ!そうだよな!」

アンズ「一体なんのこと?」

マチス「...意味がアンビリバボゥーデース」

グリーン「アンズはともかくマチスは帰っていいぞ」

マチス「!?」
ポケットモンスター ジ・オリジン [DVD]

9: 2009/11/11(水) 21:58:41.05 ID:A2j+3gwPO
カツラ「レッドを探してたのはナツメなんじゃろ?そっとしてやってはおれんのか」

エリカ「あまりお騒がせしては2人にご迷惑ですよ」

ナツメ「というか何故私もここに呼ばれているのかしら...?」

タケシ「んっ!?なんでナツメもいるんだよ!」

カスミ「ちょっ!?ナツメ!貴女なんで来たのよ?」

ナツメ「えっ...作戦会議があるからトキワジムに来いってグリーンが...」

グリーン「やべ、ジムリーダーのカテゴリでグループ送信しちゃってたわ」

カスミ「馬鹿じゃないの!?どこに作戦相手を会議室に呼ぶ奴がいるのよ!」

グリーン「わ、わりぃ!テンパってたから...」

アンズ「マチスさん、これお父さんが貰って来てくれたチョウジタウン名物のいかりまんじゅうよ」ササ

マチス「アリガトゴザマース!ベリーおいしいね!ペロペロヤミー!」

アンズ「...あはは(ちょっと気持ち悪い...)」

14: 2009/11/11(水) 22:02:07.50 ID:OTjHRfVs0
ナツメ「それで、私とレッドがどうかしたのかしら」

グリーン「えっ!そ、それは・・・!」モジモジ

エリカ「気持ち悪いですわぁ・・・」サッ

グリーン「ちょっ・・・」

カスミ「もう!使えないわね!ナツメ!貴女レッドと一体どういう関係なのよ!?」

ナツメ「・・・!」カァァ

タケシ「カスミ!直球過ぎるだろ!」

カスミ「うるさいわね!見てみなさいよ!」ビシッ

タケシ「・・・?」

ナツメ「・・・えっと・・・レッドとは・・・その、えー・・・」モジモジオロオロ

カスミ「・・・ほら、おかしいでしょ?」

タケシ「あ・・・あぁ」

17: 2009/11/11(水) 22:08:50.73 ID:OTjHRfVs0
グリーン「・・・で、本当に付き合ってるのか・・・」ガクリ・・・

ナツメ「え、えぇ・・・なんだかみんなに言うのは・・・恥ずかしくて・・・」モジモジ

カツラ「初々しいのぉ・・・!わしも昔はフサフサでイケイケじゃったの!!ガハハ!!」

エリカ「うるさいですわ・・・」

タケシ「今レッドはどこにいるんだ?」

ナツメ「レッドは今オーキド博士の研究所で挨拶に行ってるわ」

カスミ「そっかー、じゃあ貴女今暇なのね」

ナツメ「いいえ、今日はレッドが帰ってくる前に部屋の掃除をしておかないと」

グリーン「・・・帰ってくる・・・?掃除・・・?」

23: 2009/11/11(水) 22:17:57.48 ID:OTjHRfVs0
カスミ「部屋の掃除ってどういうことよ・・・?」

ナツメ「レッドのお母さん、今ホウエン地方のフエンタウンという温泉で有名な町へ旅行に行ってるの」

アンズ「温泉!?アタイ温泉好きよ!」ズイッ

グリーン「うおっ、急に出てきたな」

アンズ「マチスさんとカツラさんは帰っちゃったみたいだけど、いいのかな?」

タケシ「い、いいんじゃないかな・・・?マチスはともかくカツラさんはこういうの興味なさそうだし」

エリカ「それで・・・掃除とは?」

ナツメ「レッドのお母さんが居ない間、私もレッドの家の手伝いをしているのよ」

タケシ「か、通い妻・・・!?恋焦がれる!駄目だ!俺は行くぞ、待っててくれジョーイさんんん!!!!」ダダダ!!

カスミ「なんでカントーの男ジムリーダーはこうも一癖二癖あるような奴ばっかりなのかしら・・・」ガクリ

ナツメ「大した用事がないなら帰るわよ?」ヒュン・・・

カスミ「えっ、ちょっと・・・!」

グリーン「あぁあああ!!レッドいいなああああああ」バタバタ

32: 2009/11/11(水) 22:27:45.77 ID:OTjHRfVs0
~マサラタウン・オーキド研究所~

レッド「カントーの図鑑はもうすぐ完成しそうです」

オーキド「ほぉ・・・凄いのぉ本当に完成しそうじゃの」

レッド「でも全国にはもっとたくさんのポケモンがいるですよね・・・まだまだです」

オーキド「いやいや、地道に一歩づつ進んでいくのが大切なんじゃ。引き続き頑張りなさい」

レッド「はい、頑張ります」

オーキド「チャンピオンに戻ってからまだ1週間しか立ってないのに忙しそうじゃのぉ・・・」

レッド「いやぁ、チャンピオンに戻ったからこそですよ。忙しいのは承知の上です」

オーキド「サポートしてやりたいのは山々なのじゃがわしも忙しくて・・・」

レッド「サポートなら大丈夫ですよ。パートナーも居ますし」

40: 2009/11/11(水) 22:36:45.83 ID:OTjHRfVs0
オーキド「パートナー?もしかしてナツメくんのことかい?」

レッド「あ、そっか。博士知ってたんだ」

オーキド「ほほほ。本当に仲がいいようじゃの」

レッド「はい。・・・っと、そろそろ家に戻らないと」

オーキド「そうかい、気をつけての」

レッド「はい、また来ます」ガチャ

オーキド「元気そうじゃな・・・レッド」

~マサラタウン~

レッド「灯りが点いてる・・・ナツメもう来てるじゃん」

45: 2009/11/11(水) 22:47:00.83 ID:OTjHRfVs0
~レッドの家・玄関~

ナツメ「おかえりなさい、レッド」ガチャ

レッド「うおっ、ただいま。わざわざ迎えに来なくてもよかったのに」

ナツメ「レッドが帰ってくるような気がしたら、待ってられなかったの」

レッド「おぉ・・・ありがとうナツメ・・・」ナデナデ

ナツメ「ん・・・」スリスリ

ナツメ「ご飯も出来てるわ。あまり自信はないのだけれど・・・」

レッド「あれだけ作れて自信ないなんてタケシの方が自信無くすよ?」

ナツメ「タケシとは料理のジャンルが違うわ」

レッド「まぁ、そう言われてみれば。・・・それよりナツメ?」

ナツメ「?」

レッド「ただいまのー・・・」ギュ

ナツメ「!!・・・馬鹿」

チュッ・・・

50: 2009/11/11(水) 22:54:56.78 ID:OTjHRfVs0
~1週間前・マサラタウン~

レッド「何年ぶりの我が家だろう」

レッド「他の町は多少なりとも変わってたけどマサラは変わらないな」

レッド「・・・懐かしい匂いだ」

ピンポーン

レッド母『はーい、少し待ってくださーい』

レッド「・・・」

ガチャ

レッド母「はい、どちらさm・・・!!!」

レッド「ただいま、母さん」

52: 2009/11/11(水) 23:02:32.70 ID:OTjHRfVs0
レッド母「れ、レッド・・・!!あなた!」

レッド「久しぶり、元気そうだね・・・」

レッド母「あんた今まで連絡もよこさないでどこに行ってたの!」

レッド「う、うん。ごめんなさい」

レッド母「・・・はぁ、全く・・・放浪癖は誰に似たのかしら。とにかく入りなさい」

レッド「うん。ただいま」

57: 2009/11/11(水) 23:11:41.34 ID:OTjHRfVs0
レッド母「急に居なくなったり急に帰ってきたり、忙しいわねあんたも」

レッド「あぁ、ナツメが来たんだって?なら話さなくても大丈夫かな」

レッド母「えぇ、レッドの使ってた帽子、貸してしまったけど大丈夫だったかしら?」

レッド「あー、あれ。なんだかんだでナツメにあげた」

レッド母「あげた?よかったの?大事にしてたじゃない」

レッド「大事にしてたからだよ」

レッド母「?久しぶりに帰ってきたと思ったら面白そうなネタ持って来たのねレッド?」

レッド「こういう絡み方するから家にいたくないんだよなぁ・・・」

60: 2009/11/11(水) 23:19:33.77 ID:OTjHRfVs0
~5日前・ヤマブキジム~

レッド「久しぶりの再会だったよ。母さんも変わってなかった」

ナツメ「それにしては随分と淡白な挨拶みたいね」

レッド「母さんには分かってもらってるからな、・・・それでさ」

ナツメ「?」

レッド「家でずっと待っててくれた母さんに何かお返しがしたくてさ」

ナツメ「それはいい案ね」

レッド「前にホウエンに行った時に向こうで有名な温泉の町に言ったんだ。そこに招待しようかなって」

ナツメ「温泉?」

レッド「あぁ、しばらく外でのんびりしてもらえたらなぁと思って」

ナツメ「レッドにしては気が利いてるわね。きっとお母さん喜ぶと思うわ」

レッド「うん、それで・・・」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「これ渡す時、ナツメも一緒に来てくれないか?」

62: 2009/11/11(水) 23:27:26.80 ID:OTjHRfVs0
ナツメ「私も、一緒に?」

レッド「うん。帰ってきてから母さんがナツメにお礼が言いたいってうるさくて。ナツメ呼ぶついでにチケット渡そう、みたいな」

ナツメ「お礼って・・・」

レッド「俺が戻ってきたのはナツメちゃんの頑張りがどうとか・・・ごめん、絡みづらい母親で」

ナツメ「私は大丈夫よ」

レッド「あの顔は絶対他にも何か企んでる顔だった・・・気をつけてくれよ」

ナツメ「企み?ふふ、面白そうね。というかレッド、私を呼ぶ“ついで”なんて、貴方も素直じゃないわね」

レッド「な、どういう意味だよ」

ナツメ「ふふ、そのままの意味よ」クスクス

レッド「なんだよそれ」

ナツメ「ふふふ、ごめんなさい。・・・でも、なんだか改まってレッドのお母さんと会うのって、なんだか緊張するわね」

レッド「あんまり相手にしなくていいからな。すぐ調子乗るから・・・」

ナツメ「前に会った時はそんな印象は感じなかったけれど、やっぱりレッドといるとリラックスできるって証拠なのね」

レッド「そうかなー?」

67: 2009/11/11(水) 23:38:42.93 ID:OTjHRfVs0
~3日前・レッドの家~

レッド「母さん、ナツメ連れてきたよ」

ナツメ「ご無沙汰してます」

レッド母「あらナツメちゃん!わざわざ来てもらっちゃってごめんなさいね」

ナツメ「あ、いえ・・・一瞬で来れるので大丈夫です」

レッド母「そうなの?とにかくナツメちゃんにお礼が言いたかったの。本当にありがとうね」

ナツメ「そ、そんな・・・気にしないでください・・・!私も頼まれてやったことだから」

レッド母「この子、放浪癖があるからちゃんと見張っておいて頂戴ね」

レッド「なんだそれ」

レッド母「ナツメちゃんみたいな子がレッドのガールフレンドだなんて信じられないわぁ」

レッド・ナツメ「!?」

69: 2009/11/11(水) 23:46:02.58 ID:OTjHRfVs0
レッド「ちょ!それどういう・・・!」

レッド母「あら、この間たまたまオーキド博士に会ったのだけれどその時に」

ナツメ「・・・あっ、えーと・・・」カァァ

レッド「・・・まぁ、なんというか・・・その」カァァ

レッド母「あらやだわぁ、2人とも顔真っ赤にしちゃって」ニコニコ

73: 2009/11/11(水) 23:57:45.09 ID:OTjHRfVs0
ナツメ「黙っていてごめんなさい。隠すつもりはなかったの・・・」

レッド「うん、でもやっぱり恥ずかしくてさ」

レッド母「なによもうー、恥ずかしがることないのよ?私そんなこと聞いたら応援したくなっちゃうじゃない」

レッド「調子狂うなぁ・・・」

レッド母「今日はその事も確認したかったのよ、せっかくだから2人に聞こうと思ったの」

ナツメ「・・・・・・」

レッド「そんなおせっかいな事しなくても・・・」

レッド母「いやぁ、これなら私が少し羽休めをしても大丈夫そうね」

ナツメ「羽休め?」

レッド母「明後日からちょっと旅行に行こうと思ってね。ナツメちゃんもいるし、私がいなくても大丈夫でしょう?」

ナツメ「旅行?レッド、もう話したの?」

レッド「おいおい、旅行ってなんだよ・・・」

75: 2009/11/12(木) 00:07:46.20 ID:Ue5WfZCg0
レッド母「ホウエン地方にフスベタウンっていう有名な温泉がある町があるのよ」

レッド「・・・最悪だ」

ナツメ「・・・」

レッド母「お買い物でくじ引きしたら当たっちゃってねぇ。明後日から船で3泊4日のね」ワクワク

ナツメ「ちょっとレッド・・・貴方の持ってる旅行券」

レッド「なぁ、母さん。その旅たぶん6泊7日の旅になる・・・」

レッド母「え?どういうことよ?」

レッド「明後日から旅行・・・?俺が予約したのは4日後のチケットなんだ・・・」

レッド母「予約って、貴方達もフスベタウンに行くつもりだったの・・・!?」

ナツメ「レッドは感謝の意味でお母さんに旅行に行って身体を休めて欲しかったみたいなの。それでこの旅行券を」

レッド母「あらまぁ・・・」

82: 2009/11/12(木) 00:15:13.28 ID:Ue5WfZCg0
レッド「いきなりだと準備できないと思って少し日をおいた結果が・・・」

レッド母「レッド・・・」

レッド「母さんに今まで家で俺を待っててくれたから少しは自分のための時間を使って欲しいと思って・・・」

ナツメ「レッドも家に帰りたくないってわけではなかったの。お母さんをずっと心配してたわ」

レッド母「・・・そうなの・・・ありがとうね、レッド」

レッド「母さん・・・」

レッド母「貴方からの旅行券、ありがたくいただくわ」

レッド「・・・本気で?」

レッド母「ちょっとした旅になりそうね。楽しみだわ」

ナツメ「1週間って結構あるわね」

レッド母「ナツメちゃん、悪いんだけど貴女にお願いしたいことがあるの」

ナツメ「?」

87: 2009/11/12(木) 00:25:23.91 ID:Ue5WfZCg0
レッド母「私が居ない間、レッドだけじゃ不安なのよ。貴女が一緒に居てくれれば私も安心出来るんだけれど」

ナツメ「!!」

レッド「そ、それって」

レッド母「私の代わりにナツメちゃんとレッドでこの家見ててくれないかしら?随分勝手なお願いなんだけれど・・・」

ナツメ「・・・レッドと一緒に?」

レッド母「貴女くらいしかお願いできる人いないんだもの。でもジムの方も忙しいものね・・・無理にとは言わないわ」

ナツメ「・・・私でよかったら」

レッド「まじで?」

レッド母「ありがとう。でもジムの方は大丈夫なの?」

ナツメ「ジムは大丈夫です。私もレッドと一緒に居たいから・・・」ポッ

レッド「ナツメ・・・」カァァ

レッド母「・・・見せ付けるわね。まぁいいわ。とにかくありがとうナツメちゃん。本当に助かっちゃうわ」

90: 2009/11/12(木) 00:34:00.52 ID:Ue5WfZCg0
~レッドの家・夜~

レッド「まぁなんだかんだで母さんも旅行で2人でくっ付きたい放題なんだよな」スリスリ

ナツメ「そうね・・・ってくすぐったいわレッド」スリスリ

レッド「・・・はぁ、ナツメいい匂いだなぁ・・・」ギュー

ナツメ「あぅ・・・馬鹿っ・・・ほら、ご飯食べましょう」

レッド「うん。手洗ってくる」

93: 2009/11/12(木) 00:43:01.60 ID:Ue5WfZCg0
レッド「なんだこのオムレツ・・・ホテルに出てくる料理みたいだ」

ナツメ「大袈裟よ・・・。レッド口に合えばいいんだけど・・・」

レッド「いただきまーす」

ナツメ「いただきます」

レッド「うーん、これは・・・」モグモグ

ナツメ「・・・」ドキドキ

レッド「・・・うまい」モグモグ

ナツメ「本当?よかった・・・」ホッ

レッド「普通にうまいよ。これだけの腕前があるならもっと自信もっていいのに」モグモグ

ナツメ「自分で作ることはあるけど人に食べさせるなんて事なかったから・・・」

レッド「そうなんだ。本当においしいよ」モグモグ

ナツメ「ありがとう・・・、私の料理食べるのってレッドが初めてね」ポッ

レッド「第1号だね」

ナツメ「えぇ、レッドが初めてでよかったわ」ニコニコ

96: 2009/11/12(木) 00:52:46.27 ID:Ue5WfZCg0
レッド「こんなの毎日食べれたら幸せだなー」

ナツメ「お母さんに失礼よ。あ、レッド。これ食べてみて」

レッド「うん?カボチャの煮物だね」

ナツメ「ちょっと味付けにこだわってみたの。食べてみて」

レッド「うん。わかった」

シーン

ナツメ「・・・どうしたの?」

レッド「食べさせて?」ニコ

ナツメ「!?」ボッ

レッド「駄目かな?」

ナツメ「・・・・・・」カァァ

レッド「・・・?」

ナツメ「・・・は、はい・・・」ソソー

117: 2009/11/12(木) 08:13:19.47 ID:Ue5WfZCg0
家出るまで少し時間があるので投下します

118: 2009/11/12(木) 08:18:40.12 ID:Ue5WfZCg0
レッド「あーん?」

ナツメ「・・・あ、あーん・・・」カァァ

レッド「うんうん」モグモグ

ナツメ「ど、どうかしら・・・?」

レッド「・・・すごくおいしい・・・。最高だよ」

ナツメ「さっきから同じことばっかり言ってる・・・」

レッド「だって全部おいしいんだもん。ナツメに食べさせてもらうとより一層おいしくなるよ」

ナツメ「もう、馬鹿っ」ポッ

レッド「うん、それじゃあ、はいナツメも。あーん」ソソ

ナツメ「えっ?ちょっと私は・・・!」

レッド「ナツメさっきから食べてないじゃん。ほら、口あけて」

ナツメ「・・・」ムグムグ

レッド「おいしい?」

ナツメ「・・・」コクコク

121: 2009/11/12(木) 08:27:27.75 ID:Ue5WfZCg0
~レッドの家~

レッド「あー、お腹いっぱいだ」

ナツメ「ごちそうさま」

レッド「また料理作ってね、ナツメ」ナデナデ

ナツメ「・・・もちろんよ。今度は何を作ろうかしら」スリスリ

レッド「ナツメっていつの間に料理なんて覚えたの?」

ナツメ「何事も好奇心よ?」

レッド「ほぉ、それはまた素晴らしいな」

ナツメ「そうかしら?・・・っと、お皿片付けなくちゃ」

レッド「おっ。俺も手伝うよ」

ナツメ「ありがとうレッド」

レッド「料理できない分これくらいは手伝わないとね」

122: 2009/11/12(木) 08:36:45.21 ID:Ue5WfZCg0
~レッドの家・台所~

レッド「ごめんな。台所狭くて皿洗いづらくて・・・」カチャカチャ

ナツメ「だ、大丈夫よこれくらい・・・」カチャカチャ

レッド「っと、前、洗剤取るよ」

ナツメ「っ!」ドキッ

レッド「うおっ」ドキッ

ナツメ「・・・」

レッド「・・・」

チュッ

レッド「あはは」ニコニコ

ナツメ「馬鹿・・・」カァァ

126: 2009/11/12(木) 08:46:30.18 ID:Ue5WfZCg0
レッド「さぁて、お皿も洗い終わって」

ナツメ「お風呂はもう沸いてるわよ」

レッド「・・・準備が整ってるな」

ナツメ「レッドが帰ってくる間に一通りの家事は済んでいるわ」

レッド「おぉ。流石だ」

ナツメ「・・・ありがと。レッド、お風呂入ってきたら?」

レッド「あ、ごめん。今からちょっとすることあるから先に入ってていいよ」

ナツメ「?」

レッド「夕飯が終わったらポケモン達と遊んでやるのが日課なんだ」

ナツメ「そういえば夕飯の後にレッドと一緒に居たことないわね。知らなかったわ」

レッド「うん、ということでお先どうぞ?」

ナツメ「わかったわ。それじゃあ先に入らせてもらうわ」

レッド「おう。俺外に居るから」

ナツメ「わかったわ」

152: 2009/11/12(木) 16:36:15.76 ID:vbrPjBWY0
~レッドの家・浴室~

ナツメ「・・・思えばここはレッドの家で」シャー

ナツメ「お母さんに言われたとはいえ、レッドの家に泊まるなんて・・・」シャー

ナツメ「・・・今更凄く恥ずかしくなってきたわ・・・」シャー

ナツメ「・・・あら?」

ナツメ「・・・・・・ボディソープが切れてるわ・・・」

ナツメ「ど、どうしよう・・・レッドは・・・」

ナツメ「・・・そうだ。外に居るんだったわ・・・」

ナツメ「あれ、窓からレッド見えるわ・・・」

154: 2009/11/12(木) 16:47:01.80 ID:vbrPjBWY0
~マサラタウン・レッドの家前~

レッド「ようし、今日はなにして遊ぶんだ?」

ピカチュウ「ピカ!」ダダダダダ

レッド「かけっこは速過ぎて着いていけないよ・・・」

リザードン「グォォォ!!」ポーン

レッド「ボール?バレーボールでもやるか。落としちゃいけないやつ」

フシギバナ「バナァ!」

レッド「うし、じゃあメンバー適当に分けるぞ。まずは・・・」

ナツメ「・・・レッドぉ」

156: 2009/11/12(木) 16:52:32.08 ID:vbrPjBWY0
レッド「ん?ナツメ?早かったn・・・あれ、どこ?」

ナツメ「・・・こっち。浴室よレッド・・・」

レッド「ちょ!なにやってんのナツメ!」

リザードン「!?」

ナツメ「レッド、ちょっとボディソープが切れてるの・・・替えのボディソープあるかしら・・・」カァァ

レッド「お、おう・・・わかった。ちょっと待ってて・・・!」

ナツメ「ごめんなさい・・・」カァァ

レッド「悪いなお前ら、ちょっと待っててくれ・・・!」ダダダダ

ピカチュウ「ピカ!」ブイッ!

160: 2009/11/12(木) 17:03:50.06 ID:vbrPjBWY0
~レッドの家・洗面台~

レッド「確かこの辺りがシャンプーとかの替えがあったんだよなぁ・・・」

レッド「・・・ないな。この辺じゃなかったっけ・・・?」アセアセ

レッド「あー、駄目だ。見当たらない・・・母さん、置くところ変えたのかなぁ・・・」アセアセ

162: 2009/11/12(木) 17:07:57.37 ID:vbrPjBWY0
~浴室前~

レッド「あるとすれば・・・この辺りしか考えられない」

ナツメ「レッド・・・?」

レッド「あぁ、ナツメ。多分この辺にあると思うんだけど・・・」

ナツメ「そうなの?ちょっと探してみるわ」キィィィィ

レッド「え?探す・・・?」

カタカタカタ!!!

レッド「!?」

ナツメ「それがボディソープみたい。取ってもらえるかしら?」

レッド「そんなことも出来るのか・・・」

ナツメ「範囲が狭いから限定しないと出来ないの」

レッド「そうなのか。はいどうぞ」ガチャ

165: 2009/11/12(木) 17:17:49.07 ID:vbrPjBWY0
ナツメ「えっ?」

レッド「えっ?」

レッド「・・・・・・うわっ、ごめっ!!」

ナツメ「きゃああ・・・!!!」キィィィィ

レッド「すまん!なんも考えてなかった・・・!!」バタバタバタ

ナツメ「レッドぉーっ!!」カァァァ

~マサラタウン・レッドの家前~

リザードン「グォォ」ポーン

ピカチュウ「ピーカー」ポーン

カビゴン「グオ」ポーン

カメックス「カメッ・・・!」ポトッ

フシギバナ「バナバナバナ」ケラケラケラ

ドガーン

ラプラス「クォ?」

169: 2009/11/12(木) 17:28:42.73 ID:vbrPjBWY0
レッド「ごめん、ほんとに悪気はなかったんだ・・・!」ペコペコ

ナツメ「れ、れれれレッド・・・!いくらレッドでも今のはデリカシーがないわっ・・・!」ボッ

レッド「うん、ホント悪かった!」

ナツメ「もう・・・本当に反省しているの?」

レッド「うん、だからマジで鞭で叩くの勘弁してくれ・・・」ヒリヒリ

ナツメ「・・・はぁ、全くもう」カァァ

レッド「というかナツメさぁ・・・」

ナツメ「なぁに?」

レッド「説教はいいんだけど、バスタオル1枚なのは止めた方がいいんじゃないかな・・・?」チラッ

ナツメ「!?・・・!」カァァ

172: 2009/11/12(木) 17:31:03.80 ID:vbrPjBWY0
~一方外~

ピカチュウ「ピカー!」バシッ

リザードン「グォオ」ポーン

カビゴン「グォ」ポーン

カメックス「カメェ!」スカッ

フシギバナ「バナバナバナ!」ゲラゲラゲラ

ドガーン

ラプラス「クォ??」

173: 2009/11/12(木) 17:41:06.02 ID:vbrPjBWY0
レッド「・・・」ピクピク

ナツメ「まったくもう・・・!」カァァ

レッド「いててて・・・」

ナツメ「はぁ、・・・もう、大丈夫?」

レッド「最後のは俺悪くないだろ・・・」ズキズキ

ナツメ「あ、あれは、怒られてるのに反省の色が見えなかったからよ・・・!」カァ

レッド「すいませんでした・・・。もうあんな事しないから引き続き風呂に入ってください」ペコペコ

174: 2009/11/12(木) 17:45:25.04 ID:vbrPjBWY0
ナツメ「・・・もう」

レッド「ごめんなさい・・・」ヘコヘコ

ナツメ「・・・わかったわよ。早くポケモン達のところに戻ったら?」

レッド「ん、うん。それじゃあ俺戻るよ・・・?」

ナツメ「・・・レッド」

レッド「ん?」ドキッ

ナツメ「・・・見えた?」

レッド「え!?えーと、うん?な、なんというか・・・」

ナツメ「・・・」ジー

レッド「・・・き、綺麗だったよ?」

ナツメ「・・・っっ!!」ボッ

バシィィ!!!

177: 2009/11/12(木) 17:54:42.58 ID:vbrPjBWY0
~マサラタウン・レッドの家前~

レッド「ってぇ~・・・酷い目にあった・・・」

レッド「なんというか・・・」

レッド「見えちゃったなぁ・・・」カァァ

ピカチュウ「ピカー!」タタタタ

レッド「お、ピカチュウ。どうだ、みんなで遊んでたか?」

ピカチュウ「ピカ」スッ

レッド「?」チラッ

リザードン「グガガガガ」ゲラゲラ

フシギバナ「バナバナバナ」ケラケラ

ラプラス「クォクォクォ」クスクス

カメックス「・・・か、カメェ・・・!」プンプン

レッド「・・・仲良くやってたみたいだな」

プルルルルル

180: 2009/11/12(木) 18:05:15.19 ID:vbrPjBWY0
レッド「ん?誰からだろう、こんな時間に・・・もしもし」ガチャ

ワタル『あ、レッドくんかい?こんな時間に申し訳ない!実は今挑戦者が来ていて・・・』

レッド「挑戦者・・・?」

ワタル『あぁ、俺が相手をしてもよかったんだが、君じゃないと駄目だと言って聞かなくて・・・』

レッド「俺に、挑戦・・・?」

ワタル『あぁ、悪いんだが今からリーグに来てくれないか。出来るだけ急いで欲しい』

レッド「わ、わかった。今から向かう。それじゃあ」ガチャ

ピカチュウ「ピカ?」

レッド「リーグで俺を相手に挑戦者だ。みんな行くぞ」

カメックス「!?」ハァハァ・・・

レッド「・・・まぁお前は休んでていいよ」

リザードン「グォォ・・・!」バサバサ

レッド「おっと、やる気満タンだな!よし、行くか」

ピカチュウ「ピッカ!」

183: 2009/11/12(木) 18:11:54.47 ID:vbrPjBWY0
~レッドの家・浴室~

ナツメ「・・・ふぅ、いいお湯だったわ」ガチャ

ナツメ「バスタオルは・・・これでいいのかしら・・・?」

ナツメ「・・・全く、レッドったら抜けてるんだから・・・」フキフキ

ナツメ「・・・み、見られちゃったの・・・よね・・・?」フキフキ

ナツメ「・・・」カァァ

ナツメ「・・・と、とにかく、着替えてレッドを呼びに行きましょう」

~マサラタウン・レッドの家前~

ナツメ「レッド?上がったわよ?」

シーン

ナツメ「あれ・・・?レッド?」

シーン

184: 2009/11/12(木) 18:20:56.33 ID:vbrPjBWY0
~セキエイ高原・ポケモンリーグ~

レッド「ふぅ、着いたな」

ピカチュウ「ピカッ・・・」グッ

レッド「気合入ってるな。大丈夫。俺達なら勝てるよ」

~ポケモンリーグ・チャンピオンの部屋~

ワタル「おぉ、レッド君!」

レッド「待たせた」

ワタル「とんでもないよ。いきなりで悪かったね・・・」

レッド「全くだ。今じゃなくちゃ駄目だったのか?」

「貴方ね・・・!貴方がカントー最強のトレーナーね・・・!」

レッド「ん・・・?」

189: 2009/11/12(木) 18:31:08.79 ID:vbrPjBWY0
レッド「こいつが挑戦者か・・・?」

ワタル「あぁ、カンナまで凄まじい勢いで撃破している・・・実力は並大抵じゃない」

レッド「お前何者だ。俺を知ってるようだが」

ハルカ「私はホウエンのトレーナー、ハルカ。レッド、貴方を倒しにやって来た!」

レッド「?・・・ホウエン?ハルカなんて聞いたことないな」

ハルカ「っ!!ぐっ、貴方、ルビーだけでなく私も馬鹿にする気・・・!?」

レッド「ルビー?お前、ルビーくんの知り合いか」

ダイゴ「貴方のせいでホウエンのチャンピオンが負けたとルビーに多方面からの問い合わせが来てる!」

レッド「・・・ほう」

ハルカ「そのせいで最近ルビーに元気がないの!貴方のせいよ!レッド!」

ワタル「た、確かに原因はレッドくんかもしれないがそれは・・・!」

レッド「負けから這い上がれないなら所詮そこまでという事だ。それでお前は俺を倒すって?」

ハルカ「彼の代わりに私が貴方を倒してルビーを元気にしてあげるのよ!」

レッド「あぁ、そういうことか・・・」

195: 2009/11/12(木) 18:38:21.87 ID:vbrPjBWY0
~レッドの家~

ナツメ「・・・レッド・・・」オロオロ

ナツメ「もしかしてさっき怒り過ぎたのかしら・・・」

ナツメ「それでどこかに行っちゃったの・・・?」シュン・・・

ナツメ「レッド・・・どこにいるの・・・?」ウロウロ

キィィィィ・・・

ナツメ「なんだが超能力の調子も悪いわ・・・駄目ね私・・・」ウルウル

ナツメ「レッドぉ・・・」

206: 2009/11/12(木) 18:46:58.44 ID:vbrPjBWY0
~リーグ・チャンピオンの部屋~

レッド「ハルカ、戦う前に言っておく・・・」

ハルカ「なに?」

レッド「俺は確かに仇かもしれない・・・が、お前が勝ったところでルビーは本当に元気になると思っているのか?」

ハルカ「なに?負けた時の保険でもかけてるのかしら?貴方を倒してほえ面かかせればルビーだって・・・!」

ワタル「・・・・・・」

レッド「そうか。わかった・・・やろう」

ハルカ「よーし、じゃあ行くわよ!!頼んだわ!トロピウス!」

トロピウス「クァアアアアア!!!」

レッド「あ」

ハルカ「?・・・なに?はやくポケモンを出しなさいよ?」

レッド「・・・(ナツメにリーグ行ってくるって言うの忘れてた・・・)」

ワタル「レッドくん・・・じっくり戦略を練っているのか・・・見事だ」

213: 2009/11/12(木) 18:52:47.82 ID:vbrPjBWY0
レッド「(仕方がない!さっさと終わらせて謝ろう)・・・リザードン」

リザードン「グォォォオオオオ!!!!」

ハルカ「出たわね・・・負けないわよ!!」

レッド「・・・」ソワソワ

ワタル「戦う事にそんなに好奇心を抑えられないのかレッドくん・・・!流石強さを追い求めるだけある・・・!」

~マサラタウン・レッドの家~

ナツメ「エーフィ、今日も一段と綺麗ね貴方・・・」ナデナデ

エーフィ「くぁああ・・・」ウトウト

215: 2009/11/12(木) 19:01:07.04 ID:vbrPjBWY0
~リーグ・チャンピオンの部屋~

ハルカ「トロピウス!やどりぎのタネよ!」

トロピウス「クァ!」ヒュヒュヒュ

レッド「吹き飛ばせ」

リザードン「グォ」バサバサ

トロピウス「クァ!?」

ハルカ「きゃっ!」

レッド「火炎放射」

リザードン「グォォォォォ!!!」ブォォォォォ!!!

トロピウス「クァアアアアア!!!!」ドシン!

ハルカ「そんな!トロピウスが!!」

ワタル「凄い・・・!あの実力のポケモンを一撃で・・・!」

レッド「お前・・・ルビーくんよりも大したことないな?」

ハルカ「・・・っ!もう!倒しちゃって!ペリッパー!」

216: 2009/11/12(木) 19:12:11.59 ID:vbrPjBWY0
ハルカ「ペリッパー!れいとうビーム!!」

ペリッパー「パァァアアアア!!!」ビュオオオオオ!!!

レッド「・・・ルビーもこんな奴に助け舟を出されているようじゃ・・・」

リザードン「グォ」サッ

レッド「エアスラッシュ」

リザードン「グォアア!!」ズバァッ!!

ハルカ「あっ!!」

レッド「俺を倒すことなんて到底不可能だぞと伝えてくれ」

ハルカ「・・・なっ、なによ!」ギリギリ

ワタル「強い・・・挑戦者の実力は決して低いわけではないのに・・・レッドくんが強すぎるんだ・・・!」

~レッドの家~

ナツメ「エーフィ?こんなところで寝たら風邪引いちゃうわ。ボールに戻って・・・」シュン・・・

217: 2009/11/12(木) 19:19:07.19 ID:vbrPjBWY0
ハルカ「なによ・・・、こんなに強いなんて聞いてないわ・・・!」ギリギリ・・・

レッド「ルビーくんだって実力がないわけじゃない。彼は強くなるぞ?」

ハルカ「えっ・・・?」

レッド「だが、今のまま潰れてしまっては無理だ、と言ってるんだ」

ハルカ「そうしたのは誰のせいよ!行きなさい!ラグラージ!」

ラグラージ「ジラァアアアアアア!!!」

レッド「ん、そのポケモン・・・よく育っている」

ハルカ「この子は私の初めてのパートナーよ!私達のエースなんだから!」

220: 2009/11/12(木) 19:26:50.85 ID:vbrPjBWY0
~ポケモンリーグ・チャンピオンの部屋~

レッド「俺のリザードンを倒したのは流石だ。だがまだまだレベルのバラつきがあるよ」

ハルカ「そんな・・・っぐず、・・・あだし・・・ひっく・・・」

レッド「お、おい・・・!なにも泣く事ないだろ・・・!」

ハルカ「うわーん!!ルビーのために頑張ってここまで来たのにあんま゛りよぉぉー!!」

レッド「・・・まいったな」ポリポリ

221: 2009/11/12(木) 19:29:26.17 ID:vbrPjBWY0
ワタル「レッドくん、試合ご苦労様。流石の強さだが女の子を泣かすのはいけないなぁ」ニヤニヤ

レッド「うるさいな・・・忙しいんだ。俺はもう帰るぞ、後は任せた」

ワタル「えっ?レッドくん!?」

レッド「・・・ハルカ、だったか」

ハルカ「・・・?ひっぐ、うっ・・・?」

レッド「強くなってカントーに来い、いつでも相手になるとルビーくんに伝えてくれ」

ハルカ「っ・・・う、う゛んっ・・・ひっく・・・」

レッド「ハルカ、お前もな」

ハルカ「・・・っ!!」

レッド「帰るぞリザードン!このままじゃナツメに鞭打ちどころじゃ済まないぞ!!」

226: 2009/11/12(木) 19:36:22.98 ID:vbrPjBWY0
~レッドの家~

レッド「た、ただいまー・・・」ガチャ・・・

ナツメ「・・・!!」

レッド「ナツ、メ・・・もう寝ちゃった・・・?」キョロキョロ・・・

ナツメ「・・・レッド!!」バッ!

レッド「うおぁ!!」ビクゥ!!

ギュウウウ・・・

レッド「お・・・お?」キョトン

ナツメ「れ、レッドぉ・・・どこに行ってたのよ・・・」ギュウウウ・・・

レッド「っと、そのー。ポケモンリーグ・・・なんだけど・・・」

ナツメ「ぽ、ポケモンリーグ・・・?私が怒りすぎたからどこか行ってしまったわけじゃなくて・・・?」キョトン

レッド「へ?怒りすぎ?なんの事だ?」

ナツメ「・・・私の勘違いか・・・」ギュウウ

レッド「?・・・というか俺こそごめん!急ぎだったから伝えるの忘れてた・・・!」ギュウ・・・

232: 2009/11/12(木) 19:43:14.65 ID:vbrPjBWY0
~レッドの家~

ナツメ「・・・それで、急遽リーグで戦ってきたわけね?」

レッド「うん。ルビーの知り合いだって」

ナツメ「それじゃあわざわざホウエン地方からこっちまでやってきたの?」

レッド「そうみたいだね。戦ってる時にナツメに出かけること言うの忘れてたのに気がついたよ」ポリポリ

ナツメ「・・・そう。なんだ、てっきりさっき怒っちゃったのが原因かと思って・・・」

レッド「はは、あれは俺が悪かったから反省してるよ?でもそんなことで居なくなるわけないよ」ナデナデ

ナツメ「・・・レッド」スリスリ

236: 2009/11/12(木) 19:50:45.13 ID:vbrPjBWY0
レッド「というか、ずっと待ってたの?」ナデナデ

ナツメ「・・・」コク

レッド「寝ててもよかったのに」

ナツメ「・・・一緒に、寝たかったから・・・」

レッド「え・・・」ドキ

237: 2009/11/12(木) 19:51:40.05 ID:vbrPjBWY0
ナツメ「寝るときはレッドと一緒がいいの・・・」カァァ

レッド「ナツメ・・・それ、俺もだ」

ナツメ「え?」

レッド「俺もナツメを抱きしめながらじゃないとぐっすり眠れない・・・」

ナツメ「レッド・・・」ドキッ

レッド「はは、お互い一緒なんだね」

ナツメ「そうみたいね」

レッド「おっと、じゃあ俺は風呂に入ってくるよ」

ナツメ「あ。お湯がぬるくなっちゃってると思うから・・・」

レッド「わかった。ちょっと待っててね」

ナツメ「えぇ、待ってるわ」

239: 2009/11/12(木) 20:00:33.31 ID:vbrPjBWY0
~レッドの家・リビング~

レッド「ふぅ~、さっぱりした。・・・ナツメ」

ナツメ「まだ起きてるわ」

レッド「ははは・・・(何で俺のバスタオルが濡れてたのかは聞かないでおこう・・・)じゃあ寝よっか」ナデ

ナツメ「うん・・・」ギュ

241: 2009/11/12(木) 20:03:09.33 ID:vbrPjBWY0
~レッドの部屋~

レッド「俺の布団狭いけど勘弁な」

ナツメ「くっ付いて寝るんだから大丈夫よ」

レッド「それもそうだな」

ナツメ「それに、ちょっと狭い方が・・・いい」ポッ

レッド「ナツメ・・・」ギュウウウ

ナツメ「ちょ、苦しいわ・・・」ギュウウ

レッド「ナツメだって・・・苦しいよ」ギュウウ

ナツメ「ん・・・レッド・・・」スリスリ

レッド「ナツメ・・・おやすみ」ナデナデ

ナツメ「うん、おやすみなさい・・・」

チュ・・・チュッ・・・ンチュ・・・

245: 2009/11/12(木) 20:12:41.55 ID:vbrPjBWY0
~レッドの部屋~

・・・チュッ・・・チュゥゥ・・・

レッド「ナツメ・・・ちゅっ・・・はぁ、」ギュ

ナツメ「んちゅ、・・・れっど・・・ちゅ」ギュ

レッド「今日はあんまり一緒にいれなかったから・・・ちゅっ・・・明日出かけよう」

ナツメ「んっ・・・わかったわ・・・ちゅう・・・」

チュッ・・・チュ・・・

レッド「・・・はぁ、はぁ・・・」

ナツメ「はぁ・・・はは、明日出かけるんだからあんまり夜更かししない方がいいわね」

レッド「・・・そうだね」

ナツメ「じゃあ、これで最後ね・・・」

チュウウ・・・

レッド「・・・っ」

ナツメ「・・・!!」ビクン!!

247: 2009/11/12(木) 20:19:43.99 ID:vbrPjBWY0
レロ・・・チュゥ・・・チュルル・・・

ナツメ「・・・~~っっ!!!」ビクン!!

レッド「・・・ぷはぁ、だ、大丈夫ナツメ・・・?」

ナツメ「・・・んはあっ・・・れ、レッド・・・今の・・・?」ポー

レッド「はぁ・・・はぁ、ご、ごめん、ナツメがあまりにも可愛かったから・・・」ナデナデ

ナツメ「ふぁ・・・ん・・・な、駄目・・・力入らない・・・」ポー

レッド「大丈夫・・・!?ちょっとやりすぎた・・・?」

ナツメ「な、なんだか頭が麻痺したみたい・・・はぁ、はぁ・・・」ポフ

レッド「た、確かに・・・舌、凄い柔らかかった・・・」ドキドキ

ナツメ「へ、変な事言わないで・・・なんだか全身が熱いわ・・・」ドキドキ

レッド「最後の最後でやりすぎちゃったね・・・もう寝ようか」ギュウ

ナツメ「うん・・・おやすみなさい」ギュ

249: 2009/11/12(木) 20:25:04.20 ID:vbrPjBWY0
レッド「・・・(そりゃそうだよな・・・舌でキスしちゃったんだもんなぁ・・・)」ドキドキ

ナツメ「・・・(ね、眠れるわけないわ・・・)」ドキドキ

レッド「・・・な、なぁナツメ・・・?寝ちゃった・・・?」

ナツメ「ん・・・?なに、レッド?」

レッド「なんかごめん・・・」

ナツメ「・・・なぜ?」

レッド「なんか突然変な事しちゃってさ。びっくりしたでしょ・・・?」

ナツメ「・・・そうね」

レッド「だから、ごめん」

ナツメ「・・・でも、嬉しかったわ・・・」カァァ

レッド「えっ・・・」ドキ

256: 2009/11/12(木) 21:01:02.93 ID:vbrPjBWY0
ナツメ「確かにびっくりしたわ・・・だけど、それ以上に・・・なんていうのかしら」ドキドキ

レッド「・・・うん」ドキドキ

ナツメ「レッドを感じれたわ・・・それが嬉しかった」ポッ

レッド「・・・この間以上に心臓辺りがあったかい・・・というか熱い・・・」

ナツメ「レッド・・・」ギュ

レッド「おっ・・・」ギュ

ナツメ「眠れるまでこのままでいましょう」ギュ・・・

レッド「う、うん」ギュ・・・

ナツメ「明日、どこに行くの?」

レッド「そうだなぁ・・・そうだ。ヤマブキにあるリニア、あれ乗ってみたい」

ナツメ「そっか。レッド乗ったことないのね」

258: 2009/11/12(木) 21:14:07.85 ID:vbrPjBWY0
レッド「うん。この間見て興味あったんだ」

ナツメ「あれでジョウト地方のコガネシティに行けるわ」

レッド「コガネシティ、俺あんまりジョウトは詳しくないんだよなぁ」

ナツメ「明日って、もしかして虫取り大会があるんじゃない?」

レッド「虫取り大会?」

ナツメ「誰が1番大きい虫ポケモンを捕まえるかを競う大会よ。レッドも挑戦してみたら?」

レッド「面白そうだね。行ってみようか」

ナツメ「うん。それじゃあ明日寝坊しないでね?」

レッド「おう。おやすみ」ギュッ

ナツメ「おやすみなさい・・・」ギュッ

261: 2009/11/12(木) 21:22:56.52 ID:vbrPjBWY0
~翌日~

ユサユサ・・・キテ・・・レッド・・・レッド?

レッド「んー・・・」ゴロ

ナツメ「レッド。起きて、もう朝よ」

レッド「んぁ・・・?ナツメ・・・?」

ナツメ「ほら、ご飯も出来てるわ」

レッド「ん・・・んあー、ごめんごめん、おはようナツメ」

ナツメ「おはよう。調子はどう?」

レッド「うん、朝からナツメを見れて絶好調」ニコ

ナツメ「も、もうっ!」カァァ

264: 2009/11/12(木) 21:29:59.19 ID:vbrPjBWY0
レッド「顔洗ってきたよ」

ナツメ「朝ごはんも盛り付け終わったわ」

レッド「・・・この朝食・・・やぱり凄いなナツメ・・・」

ナツメ「朝はしっかり食べないと元気でないわよ」

レッド「元引きこもりとは思えない台詞だ」

ナツメ「なにか言ったかしら?」キィィィ

レッド「痛い痛い痛い!!ごめん冗談!!」グギギギ

ナツメ「早くご飯食べてヤマブキに行きましょう」

レッド「うん。いただきます」

266: 2009/11/12(木) 21:36:41.90 ID:vbrPjBWY0
~レッドの家・玄関~

レッド「よし、身支度大丈夫だな」

ナツメ「えぇ。大丈夫よ」

レッド「ヤマブキシティに行くぞ、リザードン」

リザードン「グォ」

ナツメ「・・・?」

レッド「ん、どうした?」

ナツメ「誰か来る・・・」

267: 2009/11/12(木) 21:40:13.30 ID:vbrPjBWY0
レッド「誰か・・・、グリーン?」

グリーン「おーい!レッドじゃねぇかー!」

レッド「グリーン、朝早いんだな」

グリーン「これでもトキワのジムリーダーだぜ?」

ナツメ「おはよう、グリーン」ヒョコ

グリーン「えっ、ナツメ?・・・なんでここに?」

ナツメ「レッドの世話をしてるのよ。言わなかったかしら?」

レッド「世話って言うなよ・・・」

270: 2009/11/12(木) 21:45:22.49 ID:vbrPjBWY0
グリーン「せ、世話ってまさか、泊まり・・・?」

ナツメ「えぇ、その方が面倒くさくなくていいでしょ?」

グリーン「ば、馬鹿な・・・」ガクッ

レッド「ナツメの料理凄いんだ。今度みんなにも作ってあげなよ」

ナツメ「えっ・・・大丈夫かしら・・・?」モジモジ

レッド「大丈夫だって。なぁ、グリーン?」

グリーン「ど、どうなって・・・レッドが・・・女を家に・・・泊める・・・?」プルプル

レッド「?おい、グリーン?」

グリーン「おっ。え?そ、それでお前らは朝から何を・・・?」

レッド「ジョウトに行って虫取り大会に行こうと思ってさ。ね?」

ナツメ「えぇ。グリーンもジム運営頑張ってね」

レッド「よし、行こうか。リザードン」ギューン

グリーン「・・・虫取り大会・・・?というかナツメ、あいつもジムリーダーだろうが・・・」

グリーン「ちくしょう!なんであいつばっかり!・・・こうなったら!!」

276: 2009/11/12(木) 21:53:29.15 ID:vbrPjBWY0
~ヤマブキシティ・リニア乗り場~

レッド「ほぉー、中はこんなになってるのか」

ナツメ「カントーとジョウトを結ぶリニア。コガネシティまであっと言う間なんだから」

レッド「それで、リニアはまだ?」

ナツメ「ちょっと早く着すぎたわね。まだちょっと時間があるわ」

レッド「そうか・・・というか、ジョウトくらいだったらリザードンの方が早いかもな」

ナツメ「ふふふ、貴方の驚く顔早く見たいわね」クスクス

レッド「?」

284: 2009/11/12(木) 22:01:39.90 ID:vbrPjBWY0
~リニア乗り場・ホーム~

レッド「ホーム・・・広いな」

ナツメ「そうね。もうちょっとよ」

レッド「・・・うお、あれか・・・!」ゴォォォ

ナツメ「えぇ。さぁ、乗りましょう」

レッド「おう・・・なんか緊張するな・・・」ドキドキ

ナツメ「・・・田舎者ね」クスリ

レッド「う、うるさいな」

ナツメ「ふふ、ごめんなさい」

駅員『まもなく~、コガネシティに向かって出発しま~す』

レッド「いよいよ出発だな・・・!」ワクワク

ナツメ「ふふ、レッド面白い」クスクス

288: 2009/11/12(木) 22:06:45.00 ID:vbrPjBWY0
~リニア~

レッド「うお・・・!なんだこれ、速いなんてもんじゃない・・・!!」

ナツメ「どう?リザードンも凄い速いけどリニアも中々でしょ?」

レッド「流石にこりゃあリザードンも追いつけそうにないな・・・」

ナツメ「ほら、もうすぐ到着するわよ?」

レッド「え?も、もう・・・?」

ナツメ「だから言ったでしょう?あっという間って」クス

レッド「なんだか俺の居ない間にカントーが凄く進化してる・・・」

駅員『まもなくコガネシティ~、豪華絢爛金ぴか賑やか華やかな町~』

296: 2009/11/12(木) 22:12:55.83 ID:vbrPjBWY0
~コガネシティ~

レッド「ここがコガネシティか・・・凄い賑わってるな」

ナツメ「タマムシに並ぶ程のデパートもあるのよ」

レッド「確かにコガネの方がタマムシより豪華絢爛だな・・・」

ナツメ「35番道路からしぜんこうえんに行ける。そこで虫取り大会がやってるわ」

レッド「あっちか。それじゃあ行って見よう」ギュ

ナツメ「!!・・・ちょっと、レッド・・・!」ドキッ

レッド「ん?デートなんだから手をつなぐくらいいいだろ?」

ナツメ「え、う、うん・・・」カァァ

レッド「よし、しぜんこうえんに向かおう」

ナツメ「・・・うん」ギュ

「おい!手繋いでるぞ!!」

「こんな白昼堂々と・・・!あのバカップル、制裁が必要ね・・・!ほら!行くわよ!」

「痛ぇ!引っ張るなよ!」

300: 2009/11/12(木) 22:18:20.12 ID:vbrPjBWY0
~35番道路~

カナミ「なに・・・あのラブラブカップル・・・」

マイク「つ、強すぎだぜ・・・」

ヨシキ「僕のピジョンが手も足も出ないなんて・・・」

ナツメ「ねぇ、レッド。みんな驚いてるわよ・・・」

レッド「うぅん・・・これでも手加減してるんだけどなぁ・・・」

ナツメ「わざと痛がるようなフリしてポケモンを代えるのは手加減とは言わないわ」

レッド「あれ、ばれてた?」

ナツメ「・・・ばれないと思ってたことが驚きよ」

レッド「迫真の演技だったんだけどなぁ、なぁ、ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカー」

ナツメ「ほら、もうすぐ着くわ」

303: 2009/11/12(木) 22:24:05.40 ID:Ls79aH+M0
~しぜんこうえん・ゲート~

レッド「結構人集まってるな・・・」

ナツメ「今日は木曜日だからホウエン、シンオウ地方のポケモンも出現するみたいね。だからかしら?」

レッド「そうなのか・・・とりあえずエントリーしに行こうか」

ナツメ「そうね。行きましょう」

「あのー、もしかしてヤマブキのジムリーダーのナツメさんですか?」

ナツメ「ん?誰?」

ツクシ「あー、やっぱりナツメさんですね!僕ヒワダタウンのジムリーダーのツクシです。こんなところでジムリーダーに会えるなんて」

レッド「ん?知り合いか?」

ナツメ「ヒワダタウンのジムリーダーさん。特に面識はないんだけど」

ツクシ「いやぁ、虫取り大会にジムリーダーさんが来るなんて思わなかったのでつい声かけちゃいました」

ナツメ「まぁ確かにジムリーダーなんて貴方くらいしか来なさそうね」

ツクシ「あはは・・・。で、隣の方は?もしかして彼氏さんですか・・・?」

レッド「俺?俺はカントーのチャンピオン、レッド」

ツクシ「!?か、カントーチャンピオン・・・!?」

309: 2009/11/12(木) 22:31:00.28 ID:Ls79aH+M0
ツクシ「こ、こんなところでカントーチャンピオンに会えるなんて光栄です!握手してください!」

レッド「ん?あ、あぁ、まぁ・・・」

ツクシ「チャンピオンのレッド!噂は聞いてますよ!最強のトレーナーだって!」

レッド「うん・・・?あぁ、カントー最強な?」

ツクシ「レッドさんは今日は虫取り大会に?」

レッド「うん。今からエントリーするところ」

ツクシ「出るんですね・・・!虫取りでレッドさんと勝負できるなんて・・・!」

レッド「勝負?俺と勝負するのか・・・」

ナツメ「あら」

ツクシ「よーし!ポケモン勝負じゃ勝てないかもしれないけど虫取りなら負ける気がしないぞ!」

レッド「ナツメ、この勝負勝つぞ」

ナツメ「・・・はぁ、勝負に目がないんだから」

「ちょっと待った!」

315: 2009/11/12(木) 22:39:08.87 ID:Ls79aH+M0
レッド「今度はなんだ?」

ナツメ「あら、あの2人」

グリーン「よう、レッド!また会ったな!」

カスミ「勝負ですって?面白そうな話してるじゃない!混ぜなさい!」

ツクシ「あれ?もしかしてトキワのグリーンさんとハナダのカスミさんですか?」

レッド「なんでお前らここにいるんだよ!?」

グリーン「お前達が変なことしないように俺たちが見張っててやってるんだよ!!ばーか!!」

レッド「馬鹿ってなんだよ馬鹿って」

カスミ「ナツメ、いい?カントージムリーダーで貴女だけ彼氏もちなんて抜け駆け許さないんだから!」

ナツメ「私だけ?貴女この間ゴールデンボールブリッヂで男の子と一緒に居なかったかしら?」

カスミ「ばっ!、あれはジムトレーナーに戦略を教えてたのよ!」

ツクシ「虫取り大会にこんなにジムリーダーさんが・・・虫ポケモンにとうとうスポットが浴びたんですね・・・」キラキラ

320: 2009/11/12(木) 22:46:56.72 ID:Ls79aH+M0
グリーン「と・に・か・く!俺はお前がどー!しようもなく気に入らねぇ!俺たちとも勝負しろ!!」

レッド「俺たちが勝てば文句言わないんだな。いいだろう」

カスミ「そうよ!恋愛オンチというか好きな人も居なかったくせに急に先に行っちゃって!!」

ナツメ「私が前から好きだったのはレッドだけよ。他の男は興味ないわ」

グリーン「くっそー!負けないぞ!ぎゃふんと言わせてやる!」

カスミ「なによ!ファッションだって私が色々アドバイスしてあげたのに!」

レッド「面白くなってきたな」

ナツメ「そうかしら?」

ツクシ「あれ、僕脇役ってかチョイ役ですか!?」

327: 2009/11/12(木) 22:53:27.42 ID:Ls79aH+M0
レッド「エントリーしてきたよ。開始までまだ時間あるって。お昼集合らしい」

ナツメ「お帰りなさい。・・・ねぇ、レッド?」

レッド「ん?」

ナツメ「グリーンとカスミはなんであんなに張り切ってたのかしら?」

レッド「あの2人はよくわかんないからなぁ・・・」

ナツメ「そうね。でもいつも元気で見てて面白いわ」クスクス

レッド「はは・・・なんか成り行きでこんな事になったけどごめんな、デートってもっと2人でさ・・・」

ナツメ「ん?それならまた後で出来るじゃない?」

レッド「ナツメ・・・」

ナツメ「ちゃんと後でツケは払ってもらうわ」

レッド「はは、そうだな。ありがとう」

ナツメ「私も全力でサポートするわ。頑張りましょうね?」

339: 2009/11/12(木) 23:04:31.29 ID:Ls79aH+M0
~コガネシティ~

レッド「虫取り大会まで時間があるからコガネシティでも探索しようか」

ナツメ「そうね。私もそんなにゆっくりコガネを見て回ったことないわ」

レッド「あの2人はどこ行ったんだ?」

ナツメ「見張るって言ってたけど、この辺りには居ないわ」

レッド「なんなんだあの2人・・・」

ナツメ「コインゲームもあるのね。タマムシのとは違うのかしら」

レッド「行ってみようか」

ナツメ「えぇ」

~しぜんこうえん~

グリーン「うわっ!なんだこれ!ヤンヤンマが滅茶苦茶いるぞ!!」ブーン

カスミ「きゃあああ!!キモチワルいいいいいいい!!!」ブンブン

345: 2009/11/12(木) 23:11:35.69 ID:Ls79aH+M0
~コガネゲームコーナー~

レッド「・・・」

ナツメ「おいで、777・・・」ジャララ・・・

スロット「おめでとう!777!」ジャララララララララ!!!!

レッド「また当たった・・・!!」ざわ・・・

ナツメ「やった・・・!さて、次はこの台ね」

レッド「まさか超能力で・・・?」

ナツメ「777を感じる台を選んでるだけよ?大した事はしてないわ」

レッド「他に行こう・・・ここに居たらこの店が潰れる・・・」

ナツメ「えっ・・・?」

349: 2009/11/12(木) 23:18:12.17 ID:Ls79aH+M0
~コガネシティ~

レッド「ナツメにギャンブルはやらせちゃ駄目だね」

ナツメ「?」キョトン

レッド「他にどこか行って見よう・・・ん?ここは?」

ナツメ「どうしたの?」

レッド「マサキの家だ、ここ」

ナツメ「マサキ?あのポケモン預かりシステムの?」

レッド「うん。ちょっと前に助けたことがあってさ」

ナツメ「そうなんだ・・・知らなかったわ」

レッド「ちょっと挨拶してみようか」

352: 2009/11/12(木) 23:27:26.06 ID:Ls79aH+M0
~マサキの実家~

レッド「すいませーん」コンコン

マサキ「はいー、どちらさまー?」

レッド「マサキか?レッドだ」

マサキ「レッド!?ちょ、レッドて!」ガチャ

レッド「やぁ、久しぶり」

マサキ「おぉー!久しぶりやなレッド!ホンマ久しぶりやな!」

レッド「実家ってコガネだったんだ」

マサキ「あぁ、今コガネ来とってん。まさかレッドに会うとはな」

レッド「俺もたまたま見つけたから挨拶でもって。他の人は?」

マサキ「今デパート行っとる。なんなら茶出すで?」

ナツメ「レッド、そろそろ虫取り大会の集合時間よ」

マサキ「ん?そちら様は・・・」

355: 2009/11/12(木) 23:37:52.51 ID:Ls79aH+M0
レッド「あぁ、ナツメ。知ってるだろ?ヤマブキの」

ナツメ「こんにちは」

マサキ「おぉー、知らんわけあらんが何でレッドと一緒なん?」

レッド「ん、今デート中」

ナツメ「ちょっと・・・!」ポッ

マサキ「!?ほんまかいな!」

ナツメ「レッド・・・!行くわよ・・・っ!」カァァ

レッド「うん、ほんと。っと悪い、それじゃあ俺達急いでるんで!また今度な」ダダダダダ

マサキ「ホンマにあいつは忙しいやっちゃなぁ~」

356: 2009/11/12(木) 23:44:42.11 ID:Ls79aH+M0
~しぜんこうえん~

アナウンス『それでは出場者の方はこちらのコンペボールをお取りください』

レッド「よし。ナツメ、頑張ろうな」

ナツメ「えぇ」

ツクシ「よーし!虫タイプジムリーダーの最大の見せ場だー!」

グリーン「はぁ・・・はぁ・・・散々な目にあった・・・」

カスミ「・・・もう、なんでヤンヤンマがあんなにいっぱいいたのよ・・・」

アナウンス『それでは制限時間は20分です!むしとりたいかいスタート!!』ピー!!

419: 2009/11/13(金) 17:09:23.98 ID:K+22VqGr0
~しぜんこうえん・むしとりたいかい~

レッド「ルールは要するに強い虫ポケモンを捕まえればいいんだろ?」

ナツメ「ここではカイロスとかストライク、ミツハニーとかが狙い目ね」

レッド「探し出せるのか?」

ナツメ「やってみる・・・」キィィィ

グリーン「おいレッドー!負けたら罰ゲームだぜぇ!!」

カスミ「あんたらなんかに負けないんだからねー!!」

ナツメ「気が散る・・・」キィィィィ

レッド「・・・元気だなあいつら」

420: 2009/11/13(金) 17:18:18.06 ID:K+22VqGr0
ナツメ「多分、この辺り」

レッド「わかった。じゃあこの辺りを入念に探そう」

ナツメ「葉っぱが長いからよく探さないと見つからなさs」

ドクケイル「グェェエエエエ」バタバタ!!

ナツメ「!!」ビクゥ!!

レッド「うわっ!」ドン!!

ドサッ

ナツメ「あっ・・・ご、ごめんなさい!!」

レッド「葉っぱがクッションになった。俺は大丈夫、ナツメは大丈夫?」

ナツメ「私は大丈夫・・・、ごめんなさい、今退くわ」

レッド「・・・」クイッ

チュッ・・・

ナツメ「!!」ドキドキ

レッド「はは、これでチャラね」ニコニコ

ナツメ「・・・」カァァ

424: 2009/11/13(金) 17:30:52.57 ID:K+22VqGr0
~しぜんこうえん・むしとりたいかい~

グリーン「いいか、カスミ!これはチャンスだ!このカイロスを捕まえられれば俺達の勝ちは決まったようなものだ!」

カスミ「挟み撃ちね・・・観念しなさいカイロスちゃん!」

カイロス「ガァ!」カイロスは かたやぶりだ!

グリーン「!!・・・カスミ!行ったぞ!」

カスミ「きゃあ!こっちきたぁ!」

グリーン「馬鹿野郎!逃げてどうするんだよ!・・・こんにゃろ!」ダッ!

カイロス「ガァ」サッ

グリーン「うわっ!避けられた!」

カスミ「きゃあ!今度はグリーンが!!」

グリーン「馬鹿やろぉぉ!どけぇええ!!」

ツクシ「(もっと静かにしてくれないとポケモン逃げちゃうよ~)」

428: 2009/11/13(金) 17:40:38.08 ID:K+22VqGr0
レッド「気を取り直して・・・」

ナツメ「・・・探しましょう」カァァ

レッド「この辺でいいんだよな?」

ナツメ「えぇ、この辺にいるわ。そんな気がするの」

レッド「そっか・・・よし、探そう!」

ナツメ「・・・ねぇ、レッド」

レッド「ん?」

ナツメ「あれ見て・・・」

レッド「・・・?」

カイロス「zzz・・・」

レッド「うぉ!強そうなカイロスが寝てる!」

430: 2009/11/13(金) 17:51:02.91 ID:K+22VqGr0
グリーン「ってぇ~・・・」

カスミ「いったぁ~・・・!ちょっとグリーン!って・・・!」ドキッ

グリーン「あぁ、わりぃ!大丈夫か!?」

カスミ「さっさと退きなさいよー!!」バチーン!!

グリーン「痛ってぇええええええええ!!!!!」

ツクシ「やったぁ!バルビート捕まえたぞぉ!」

432: 2009/11/13(金) 18:02:06.40 ID:K+22VqGr0
レッド「これ、チャンスだろ。これボール投げて大丈夫だよな」

ナツメ「そうね。捕まえてみて、レッド」

レッド「任せろ」グッ

カスミ「きゃあああああ!!!ケムッソ気持ち悪いいぃぃぃぃ!!!!」ダダダダダダ!!!

カイロス「・・・ッ?」ムクリ

レッド「あっ!起きた!やばい!」ヒュッ!

カイロス「!・・・ガァ!」パン

ナツメ「弾かれた・・・」

カイロス「ガァ!」サササ・・・

レッド「逃げられた・・・」

ナツメ「れ、レッド・・・」

434: 2009/11/13(金) 18:11:12.22 ID:K+22VqGr0
レッド「すまん、せっかく見つけてくれたのに捕まえられなかった・・・」ガックリ

ナツメ「えっ、レッドは悪くないわ・・・!だから元気出して・・・」

レッド「あー、悔しいな。まぁ次頑張ればいいよな!」

ナツメ「・・・」

レッド「ナツメ・・・?」

ナツメ「カスミのせいで・・・レッドが残念な思いをした・・・」メラメラ・・・

レッド「あ、あれ・・・?ナツメ・・・?」

アナウンス『制限時間いっぱいです!虫取り大会終了!みなさんゲートに集合してください!』

レッド「あ、終わっちゃった・・・」

ナツメ「・・・・・・!」ゴォォォォォォ!!!

レッド「!?」

438: 2009/11/13(金) 18:20:07.79 ID:K+22VqGr0
~しぜんこうえん・ゲート~

アナウンス『それでは結果発表です。1位は・・・ストライクを捕まえたツクシさん!!』

ツクシ「やったー!優勝だー!」

アナウンス『ツクシさんにはたいようのいしをプレゼントします!』パチパチ

ツクシ「ありがとうございます!・・・レッドさん!僕優勝ですよー!?」

レッド「お、おいナツメ・・・!」

ナツメ「貴女のせいでレッドはカイロスを捕まえ損なったわ。謝って頂戴」ゴゴゴゴゴゴ

カスミ「フン!捕まえられなかったレッドが下手糞なのよ!というかナツメ、アンタに言われる筋合いはないわ!」

グリーン「そ、そうだぞぉ・・・!(怖ぇ・・・」コソコソ

ナツメ「・・・いい加減にしなさい。レッドを馬鹿にすると許さないわ・・・」ドドドドドドド

レッド「おい、ナツメいいって・・・」

カスミ「ははーん、なに?ナツメもしかしてアンタ、レッドの前だからってカッコつけてるんじゃないの?」

レッド「おいカスミ!」

ナツメ「・・・!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ

ツクシ「あれぇ・・・?僕優勝したんだけどなぁ・・・」ショボーン

439: 2009/11/13(金) 18:29:45.37 ID:K+22VqGr0
ナツメ「もう何を言ったって許さないわ・・・カスミ、勝負しなさい」

カスミ「ポケモンバトル?・・・そうよ!こんな虫取り大会なんて気持ち悪い事しないで始めから戦えばよかったんだわ!」

レッド「おい、ナツメ・・・俺は大丈夫だかr」

ナツメ「ごめんなさい、レッド・・・。でもこれはもうどちらが上か決まらなきゃ収まらないわ・・・」ゴォォォ

グリーン「おい、カスミ・・・!大丈夫なのかよ?ナツメの奴マジギレじゃんか・・・」

カスミ「大丈夫よ!ナツメなんかに負けないわ。アンタはどうするの?レッドと戦うの?」

グリーン「え、俺は・・・」チラッ

レッド「そうか・・・?無茶はするなよ・・・?」オロオロ

グリーン「!!動揺してる!?今がチャンスか!?」

グリーン「おいレッド!!俺達も勝負だ!!」

レッド「あ?なんだグリーン、お前もかよ?」

グリーン「へへーん!今のお前なら俺でも簡単に勝てそうだからなぁ!」

レッド「うーん、俺ナツメが心配だからあんまり時間かけられないぞ?」

442: 2009/11/13(金) 18:40:28.41 ID:K+22VqGr0
~しぜんこうえん~

カスミ「ダブルバトルじゃなくてよかったの?愛しのレッドと一緒に戦えたのに」

ナツメ「・・・ダブルバトルじゃ貴女を倒す前にレッドが倒しちゃうわ」

カスミ「なんですって?」

ナツメ「貴女は私が倒さなきゃ気が済まないわ・・・」

カスミ「ふ、上等・・・!行くわよ!」

レッド「だから時間かけられないって言っただろ?大人しく試合見ようぜ」

グリーン「強すぎワロタ」

449: 2009/11/13(金) 18:51:27.78 ID:K+22VqGr0
カスミ「頼んだわよ!スターミー!」

スターミー「ヘアッ!」バン!

ナツメ「フーディン、お願い」

フーディン「・・・」

カスミ「お互いの実力はそんなに離れてないもんね!まぁアタシの方がちょっと上だけど!行け!なみのり!」

スターミー「ヘアッ!」ザバーン!!!

フーディン「・・・!!」ザバーン!!!!!

レッド「速いな。あのスターミー」

グリーン「お互い最初から切り札出してるもんな・・・」

ナツメ「・・・」

フーディン「・・・、」スタッ

ナツメ「・・・」

フーディン「・・・!」グォォォォ

454: 2009/11/13(金) 19:01:25.51 ID:K+22VqGr0
グリーン「なんだ、ナツメの奴、指示出してないぞ・・・?」

レッド「・・・いや、あれはテレパシーで話さずに意識で会話している・・・相手に作戦を読ませないナツメの戦い方か」

グリーン「なぁ、レッド」

レッド「ん?」

グリーン「お前、ポケモンバトルになるとなんか凄い強そうだよな」

レッド「なんだそれ」

グリーン「いや、なんかそう思った」

レッド「あっそ」

グリーン「・・・なんだありゃ、エナジーボールか?」

レッド「そうみたいだな・・・あれ?」

456: 2009/11/13(金) 19:07:56.35 ID:K+22VqGr0
ナツメ「(フーディン、エナジーボール。ちょっと左に撃つのよ)」

フーディン「・・・」グォォォ

カスミ「なに?話さないからって攻撃して来るんだから寸前で避けてやるわよ!」

フーディン「・・・!」グォォー!!

グリーン「なんだあれ、どこ飛ばしてるんだ!?」

レッド「・・・」

カスミ「あらあら、なみのりのダメージが溜まってたのかしら?こんなの避けるまでもないわ」ヒラ~

スターミー「ヘアッ」フフン

レッド「違う・・・!」

グリーン「へ?」

ビュウウウウウ!!!

カスミ「えっ!突風!?」

457: 2009/11/13(金) 19:15:06.34 ID:K+22VqGr0
レッド「軌道が変わった・・・」

ナツメ「・・・」

カスミ「エナジーボールが風に流されて!?スターミー!避けて!」

スターミー「ヘアッ!?」

バシュゥゥウウウウ!!!!

スターミー「へ、ア・・・」バタリ

カスミ「そ、そんな!スターミー!」

グリーン「まさか・・・風を読んでたのか?」

ナツメ「・・・」ゴゴゴ

レッド「あぁ。ナツメは当たると解ってエナジーボールを放った。風が吹くことも計算に入れて」

カスミ「・・・そんなのまぐれよ!次!ランターン!」

レッド「そしてあの無言の威圧・・・。気づけカスミ!じゃないとお前は・・・」

458: 2009/11/13(金) 19:23:34.09 ID:K+22VqGr0
ナツメ「・・・」

フーディン「・・・」グォォォ

グリーン「またエナジーボールだ!」

フーディン「・・・!」ギュン!!

グリーン「速い!」

カスミ「速くてもこっちに一直線にきてるなら簡単に見切r」

レッド「カスミ!後ろだ!」

カスミ「!?」

フーディン「!!」キィィィィィィン!!!!

グリーン「サイコキネシス!?エナジーボールはおとり!!」

ランターン「クァアアアア!!!!」キィィィィィン!!

カスミ「っ!これならまだ大丈夫だわ!ランターン!でんじは!」

ランターン「クァア!」ジジジジ!!

フーディン「・・・!」ピクピク

459: 2009/11/13(金) 19:30:14.94 ID:K+22VqGr0
カスミ「これでフーディンは麻痺になったわね。ランターン!10万ボルトよ!」

ランターン「ク、クァ・・・」ピクピク・・・

カスミ「!?まさか・・・!」

グリーン「シンクロ・・・!!」

レッド「そこまで考えて・・・」

フーディン「・・・!」グォォォォ

グリーン「まずい!お互い麻痺だとフーディンの方がすばやさが上だ!」

カスミ「!、ランターン!」

ランターン「・・・クァ」ピクピク・・・!

ナツメ「・・・」

グォォォォ!!!

ランターン「クァアアアア!!!!」バシュウウウ!!!!

ドサッ

グリーン「ナツメ・・・強いぞ・・・レベル的にはカスミが少し上かもしれないが、戦略はナツメの方が上だ・・・」

462: 2009/11/13(金) 19:36:06.79 ID:K+22VqGr0
レッド「・・・ナツメ」

ナツメ「・・・ふぅ、レッド」

グリーン「あ、喋った」

レッド「ん?」

ナツメ「さっきからカスミに助言しているようだけど?貴方は私の味方よね?」ニッコリ

レッド「あ、あはは・・・つい。」

ナツメ「もう・・・終わったら覚えてなさい」プイッ

463: 2009/11/13(金) 19:39:46.95 ID:K+22VqGr0
カスミ「なんなのよもう・・・!ラプラス!」

ナツメ「フーディン・・・お疲れ様、交代するわよ」

フーディン「・・・」ピク・・・

ラプラス「クァアアアア!!!」

ナツメ「任せたわよ、エルレイド」

エルレイド「ゼァ!!」

レッド「ラプラスと、エルレイドか・・・」

グリーン「ラプラスとエルレイドではラプラスが不利だぞ」

カスミ「・・・っ。いやらしい戦い方するわね!」

ナツメ「勝負は常に戦略がものを言うのよ・・・」

グリーン「ごもっともだな。ナツメは正論だ」

レッド「・・・心が痛い」ズキズキ

465: 2009/11/13(金) 19:45:41.57 ID:K+22VqGr0
カスミ「相性なんて!やられる前にやればいいだけよ!ラプラス!ふぶき!」

ラプラス「クァアアアア!!」ビュウウウウウ!!!

エルレイド「ゼァ・・・!」

ナツメ「・・・っ」

グリーン「なんだ!?エルレイドの弱点は氷タイプじゃないぞ!?」

カスミ「あら・・・?案外大ダメージ?」

レッド「・・・もしかして」

グリーン「なんか分かったのか?」

レッド「ナツメはポケモンと意識をシンクロして意識を伝える。逆にポケモンもナツメに意識をシンクロさせてるんだ」

グリーン「は?ようするに意思疎通ってことだろ?」

レッド「これは多分ポケモンから貰った意識にナツメが耐えられていない・・・」

グリーン「?」

レッド「ナツメって結構寒がりなんだよね」

467: 2009/11/13(金) 19:51:07.24 ID:K+22VqGr0
ナツメ「(ごめんなさいエルレイド・・・!でもこのふぶき、寒すぎるわ・・・)」ガチガチ

エルレイド「ゼ、ア・・・」ブルブル

カスミ「これってもしかしてチャンス?ラプラス、今のうちにあまごいよ!」

ナツメ「・・・っ!」キィィ

エルレイド「・・・っ!ゼァ・・・!」ダッ

ラプラス「クァア~」

ザァアアアア

グリーン「うわっ!雨降ってきた!!」

レッド「・・・!」

カスミ「ラプラス!!」

ラプラス「クァア~・・・クァ?」

エルレイド「ゼァ!!」ドゴォ!!

レッド「インファイトか・・・ナツメにしては攻撃的じゃないか」

468: 2009/11/13(金) 19:57:43.21 ID:K+22VqGr0
ラプラス「クァアアア!!!」ドゴォン!!

カスミ「ラプラス!大丈夫!?」

グリーン「っと・・・、ん?あれは・・・」

ラプラス「クァ・・・クァ」フラフラ

レッド「エルレイドの体力が予想以上に削られたな。当たりが浅かったか」

カスミ「よく持ちこたえたわ!ラプラス!なみのりよ!」

ラプラス「クァアア!」

ナツメ「・・・!」

エルレイド「ゼァ・・・!」ビュン!

グリーン「サイコカッターか!」

ザバーン!!

ビュン!!

470: 2009/11/13(金) 20:04:00.99 ID:K+22VqGr0
エルレイド「ゼァアアア!!!」ズサー

ラプラス「クァッ!!」バタン!

カスミ「・・・相打ち・・・」

ナツメ「・・・エルレイド、ごめんなさい」ガチガチ

グリーン「ナツメのやつ・・・寒そうだな」

レッド「ナツメ・・・大丈夫か・・・?」

ナツメ「う、うん・・・。大丈夫、絶対勝つから・・・」ブルブル

レッド「ナツメ・・・」

カスミ「なによ貴女、元気ないわね?そのままで勝てるのかしら!」

ナツメ「私は負けないわ・・・貴女にだけはね」フルフル

カスミ「・・・減らず口をっ!行きなさい!フローゼル!」

ナツメ「バリヤード、頑張って・・・!」

474: 2009/11/13(金) 20:10:19.60 ID:K+22VqGr0
フローゼル「オオォ!!」ブンブン!!

バリヤード「バリバリィ・・・」

グリーン「これは・・・、ナツメのバリヤードは確かかみなりを覚えていたぞ」

レッド「今は雨が降り続いている・・・必中って事か」

カスミ「確かにそうかもしれないわ。だけど先に倒してあげるわ!」

ナツメ「・・・っ」

レッド「バリヤードの意気がない・・・ナツメの奴、完全に足を引っ張ってるな」

グリーン「あまごいのおかげでフローゼルのとくせい『すいすい』が発動している・・・すばやさが2倍だ」

カスミ「そして貴女のバリヤードは既に弱っている・・・。これはもらいね」

ナツメ「・・・」

カスミ「行きなさいフローゼル!たきのぼり!」

フローゼル「オオオオ!!!」グォオオオ!!!

ナツメ「・・・」ニヤリ

475: 2009/11/13(金) 20:16:08.22 ID:K+22VqGr0
グォォォ!!

バリヤード「バリィ!!」ズサッ!!

レッド「・・・ん!?」

カスミ「よ、避けた!?」

ナツメ「スキルスワップ!」

グリーン「あれ!?」

バリヤード「バリィ~」ポワワワワ

フローゼル「オオオ・・・」ポワワワワ

カスミ「スキルスワップ!?まさか貴女、フローゼルのすいすいを・・・!」

ナツメ「先制!かみなりよバリヤード!!」

バリヤード「バリィィィィィ!!!」ゴロゴロ・・・

グリーン「す、凄い・・・」

レッド「ナツメ、強いじゃんか・・・」

ズガアアアアアアアアン!!!!!

477: 2009/11/13(金) 20:21:39.23 ID:K+22VqGr0
ナツメ「いくらバリヤードのフィルターがあってもこのかみなりは耐え切れないわ・・・!」

カスミ「フローゼル!!」

フローゼル「オオオアアアアアアア!!!!」ズガアアアアア!!!!

グリーン「・・・あんなに元気がなかったバリヤードが急に動きよくなったような・・・」

レッド「・・・シンクロを遮断したんだ」

グリーン「へ?ようするに普通に戻ったって事か?」

レッド「意識を遮断すればナツメの意識がポケモンに行くことはない。バリヤードが弱ってたのはナツメの意識のせいだ」

ナツメ「そう・・・私が寒がっていたからバリヤードにもその意識が行ってしまった・・・」

レッド「足を引っ張ってたんだな。だがそれさえも利用して・・・」

ナツメ「シンクロをぎりぎりまで切らなかったのは油断させるための囮・・・避けれるかどうかはバリヤード次第だったけどね」

カスミ「・・・もっと当たり前の事に気がついていれば・・・!」

グリーン「だけど、これからはナツメも声を出して指示しないといけないってわけだよな?」

レッド「あぁ。戦略がもろに相手に伝わってしまう・・・」

479: 2009/11/13(金) 20:27:02.29 ID:K+22VqGr0
カスミ「もう油断しないわ!全力よ!ヌオー!」

ヌオー「ヌオ」

グリーン「タイプは水・地面。かみなりは通用しないぞ」

ナツメ「くぅ・・・」ガチガチ

レッド「シンクロを切ったといってもナツメの体力自体は変わってないぞ。本当に大丈夫か・・・?」

ナツメ「・・・バリヤード!サイコキネシス!!」

バリヤード「バリィ・・・!」キィィィィ

ヌオー「ヌォオ・・・」ジリジリ・・・

カスミ「大丈夫ねヌオー、じしん!」

ヌオー「ヌォォ!!」ゴゴゴゴ・・・!!

バリヤード「バリィイ!!」ボゴォン!

ナツメ「バリヤード・・・!!」

480: 2009/11/13(金) 20:32:37.77 ID:K+22VqGr0
ナツメ「サイコキネシス!」

グリーン「お互いのタイプ相性は普通だ。これはすばやさに分があるバリヤードが有利か」

レッド「ヌオーを倒してもバリヤードじゃ次のポケモンを倒せる程の体力はないだろう」

ヌオー「ヌオ・・・」バタ

バリヤード「バ、バリィ・・・」フラフラ・・・

カスミ「・・・私のポケモンはこれで最後ね・・・頼んだわよ!ミロカロス!」

ミロカロス「フォォォォン!!!」

ナツメ「バリヤード、かみなり撃てるかしら?」

バリヤード「バリ!」ゴロゴロ・・・

グリーン「かみなり!効果は抜群だぞ!」

レッド「・・・あのミロカロス、かみなりを受けるつもりだ・・・」

ズガアアアアアアアアアアン!!!

486: 2009/11/13(金) 20:44:22.44 ID:K+22VqGr0
ミロカロス「フォォォ・・・!!!」ズガアアアア

カスミ「ミロカロス!!」

ミロカロス「フォォォン!!」

ナツメ「!?かみなりで落ちない・・・!」

グリーン「あのミロカロス・・・なんて耐久力だ・・・!」

レッド「スターミー以外にも切り札を用意していたんだな」

カスミ「ミロカロス!れいとうビーム!」

ビュオオオオオオ!!!

487: 2009/11/13(金) 20:50:20.21 ID:K+22VqGr0
バリヤード「バリィィ!!!」ドサッ

ナツメ「・・・バリヤード、よくやったわ。でも、この数なら・・・行きなさい、ルージュラ!」

ルージュラ「ジュララ~ン」キィィィィ

ナツメ「よちむ・・・!ハイドロポンプね。ありがとう・・・」フラフラ

グリーン「ナツメ・・・結構限界じゃないのか・・・?」

レッド「な、ナツメ・・・」

カスミ「ミロカロス!ハイドロポンプ!」

ナツメ「・・・きあいだま!」

489: 2009/11/13(金) 20:54:41.87 ID:K+22VqGr0
グリーン「ミロカロスが速い!」

ミロカロス「フォォォン!!!」ズゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

ルージュラ「ジュラァ!!!」ザバァ!!

ナツメ「ルージュラ・・・!く、やっぱり」

ルージュラ「ジュラァ・・・」フラフラ

レッド「単純にレベルの違い・・・。あのミロカロス、中々よく育ってる」

ナツメ「くっ、ルージュラ!きあいだま!!」

ルージュラ「ジュラァアア!!」ゴォォォ!!!

ミロカロス「フォオオン!!!」ドゴォォ・・・!!

カスミ「ミロカロス!ハイドロポンプ!!」

ミロカロス「フォォォ・・・!!!」ズゴゴゴゴゴ!!!

ルージュラ「ジュラァ!!」ズガン!!

ナツメ「ルージュラ・・・!」

498: 2009/11/13(金) 21:20:14.13 ID:K+22VqGr0
~しぜんこうえん・雨~

カスミ「さっき出したソーナンスも、やられかけのフーディンも私のミロカロスには勝てなかったわね」

ナツメ「・・・くっ」フラフラ

カスミ「そして最後の1匹、それに貴女ももう倒れそうじゃない?」

ナツメ「負けないわ・・・最後の1匹は・・・」フラフラ

グリーン「おい・・・あれ、もう止めた方がいいんじゃないか・・・?」

レッド「・・・ナツメ」ギリ・・・

カスミ「さぁ!最後の1匹を出しなさい!」

ナツメ「・・・頑張ってね、エーフィ・・・」

エーフィ「くぁあ・・・」

レッド「・・・!」

500: 2009/11/13(金) 21:22:36.24 ID:K+22VqGr0
なんか復活してた。とりあえず風呂入ってくるよ

518: 2009/11/13(金) 22:25:54.13 ID:K+22VqGr0
カスミ「エーフィ・・・?この勝負、持久戦に持ち込んで私の勝ちね!ミロカロス!ねむる!」

グリーン「ねむる・・・!今までミロカロスに与えたダメージが・・・!」

レッド「エーフィ・・・」

ナツメ「・・・エーフィ、めいそうよ」

エーフィ「・・・」シーン

グリーン「お互い攻撃もせずに、ナツメは一撃狙い。カスミは起きるのを待つ形か」

レッド「あのカスミの余裕・・・なにかあるぞ」

カスミ「正解。起きるのなんて待ってられないわ!」

ミロカロス「フォォォ・・・zzz・・・」ズゴゴゴゴゴ・・・

レッド「ねごと・・・!」

グリーン「ハイドロポンプ!!寝ながらの攻撃・・・!?このままじゃエーフィが!」

エーフィ「・・・っ!」ズゴォ!

ナツメ「エーフィ・・・頑張って・・・!めいそう・・・!」

524: 2009/11/13(金) 22:33:57.48 ID:K+22VqGr0
エーフィ「・・・」シーン

カスミ「いくらめいそうを積んだ所で先に倒されちゃ元も子もないわ!ミロカロス!」

ミロカロス「フォォ・・・zzz・・・」ビュオオオオオオ!!!

グリーン「れいとうビーム・・・!」

エーフィ「・・・!」ビュオオオオ!!!

ナツメ「エーフィ、まだ大丈夫そうね・・・めいそうよ・・・」フラフラ

エーフィ「・・・」ピク・・・

カスミ「ま、まためいそう・・・!一体いつまで溜めるのよ・・・!そのままじゃ本当にやられるわよ!」

グリーン「・・・カスミのやつ、焦ってるな」

レッド「ナツメ・・・エーフィ・・・頑張れ・・・」ギュ・・・

528: 2009/11/13(金) 22:42:32.30 ID:K+22VqGr0
カスミ「・・・!もう、はやく起きなさいよミロカロス!ねごと!」

ミロカロス「フォォォ・・・zzz」シーン

グリーン「あれ?技が出ないぞ?」

レッド「ねごとでねむるが発動したみたいだな。まぁ寝てるから意味ないんだけど」

ナツメ「・・・よし、エーフィ・・・めいそう」

エーフィ「・・・」シーン・・・ピク

カスミ「・・・!ま、まずいわ!」

532: 2009/11/13(金) 22:44:46.52 ID:K+22VqGr0
エーフィのレベルだけど、とりあえず後で説明(?)すると思うから詳しくは言わないけど
レベルは58とかその辺です。普通にナツメが出してくる奴ね

534: 2009/11/13(金) 22:49:26.34 ID:K+22VqGr0
グリーン「エーフィのめいそう、もういいんじゃないのか・・・?」

レッド「確実に仕留めなきゃいけないんだ・・・失敗は許されないし、それにミロカロスの耐久力も異常だ」

カスミ「ミロカロス!ねごとよ!」

ミロカロス「くぁあ・・・フォ?」キョトン

ナツメ「・・・やった・・・!めいそう!」

エーフィ「・・・」シーン

カスミ「く・・・まずい・・・!ミロカロス!れいとうビーム!!」

ミロカロス「フォォォォン!!!」ビュオオオオオ!!!

ナツメ「・・・エーフィ・・・!あと・・・もう少し・・・」フラフラ

エーフィ「くぁあ・・・!」ビュオオオ

536: 2009/11/13(金) 22:55:38.37 ID:K+22VqGr0
エーフィ「・・・くぁ・・・!」ハァ・・・ハァ・・・

グリーン「そうか、めいそうでとくぼうも上がってるんだ。多少なら耐えられるんだな」

カスミ「でももうそろそろ限界でしょう・・・!なにもせずに落ちなs」

ナツメ「エーフィ!めいそう!」

レッド「!?」

グリーン「まだ積むのか!?」

エーフィ「・・・」ハァ・・・ハァ・・・

カスミ「そんなにやられたいのなら望みどおり倒してあげるわ!ミロカロス!ハイドロポンプ!」

ズゴゴゴゴゴ!!!

エーフィ「・・・!」ズゴゴゴ!!!

538: 2009/11/13(金) 23:02:28.03 ID:K+22VqGr0
グリーン「・・・ナツメのやつ・・・本当に勝つ気ないんじゃないのか・・・?」

レッド「・・・っ」

エーフィ「…くぁ、」ハァ!・・・ハァ!・・・

カスミ「さて・・・、もう次でおしまいよナツメ・・・!これでミロカロスを倒せるかしら?」

グリーン「サイコキネシスで落とせるのか・・・?」

ナツメ「エーフィ・・・めいそう・・・」

グリーン「えっ!?」

レッド「馬鹿なっ!?」

カスミ「攻撃、しない・・・ですって・・・?」

エーフィ「・・・」ハァ・・・ハァ・・・!!

541: 2009/11/13(金) 23:08:18.17 ID:K+22VqGr0
グリーン「無茶だ・・・これで決まる・・・!」

カスミ「ならとどめよ!ミロカロス!ハイドロポンプ!!」

ミロカロス「クォォォ!!!」ズゴゴゴゴゴ!!!!

ナツメ「・・・っ!」

グリーン「決まったか・・・」

レッド「・・・ナツメ!なんで攻撃しなかった!!」

エーフィ「くぁあ!」ズゴゴゴゴゴ!!!

ナツメ「・・・はぁ・・・はぁ、なんで、ですって・・・?」フラフラ

カスミ「・・・?」

ナツメ「・・・このくらいじゃ、やられないわ・・・絶対に・・・」ハァ・・・ハァ・・

544: 2009/11/13(金) 23:12:58.65 ID:K+22VqGr0
レッド「・・・」

グリーン「・・・!あ!レッド!エーフィがっ!」

ミロカロス「!!」

エーフィ「・・・く、くぁ・・・」フラ、フラ・・・

カスミ「そんな!耐えたの・・・!?」

グリーン「凄い・・・耐えたのか・・・あの一撃を・・・」

レッド「なんで、分かってたのか・・・?ナツメ・・・」

ナツメ「この子なら大丈夫・・・だって私の・・・いえ、貴方の・・・ポケモンでしょう?」

レッド「・・・!」

ナツメ「エーフィ・・・!サイコキネシス・・・!!」

エーフィ「くぁ・・・くぁああ!!!!」ギィィィィィィィィィ!!!!!!

547: 2009/11/13(金) 23:20:11.56 ID:K+22VqGr0
ミロカロス「フォォォォアアアアアアアア!!!!!」ギィィィィィィィィ!!!!

カスミ「ミロカロス!!!」

グリーン「な、なんて威力だ・・・!」

レッド「・・・す、凄い・・・」

ナツメ「・・・エーフィ」フラフラ

ミロカロス「フォ、ン・・・」バタ

カスミ「み、ミロカロス・・・そんな」ガクッ・・・

グリーン「あれだけの威力のサイコキネシスじゃ流石のミロカロスでも受け止め切れなかったか・・・」

ナツメ「ふふ・・・やっぱり、私の勝ちね・・・」フラッ・・・

レッド「ナツメ・・・!」ダッ!

グリーン「負けたな。完全に・・・」

カスミ「か、完敗ね・・・ナツメ・・・!」

548: 2009/11/13(金) 23:27:16.62 ID:K+22VqGr0
~コガネシティ・ポケモンセンター~

ナツメ「・・・!」ハッ

レッド「ん、おう、ナツメ。気がついた?」

ナツメ「こ、ここは・・・?」

レッド「見ての通りポケモンセンター。コガネシティのね」

ナツメ「あの・・・私・・・」

レッド「寒すぎて気を失ってたのかな?とにかく無事でよかった・・・」ギュッ・・・

ナツメ「あっ・・・レッド・・・」

レッド「お疲れ様。ナツメのポケモンはもう預けておいたぞ。凄かったな、お前のポケモンバトル」

ナツメ「あ、ありがとう・・・って、カスミ達は・・・?」

レッド「先にカントーに帰ったよ。悔しいからナツメの顔見たくないだってさ」

ナツメ「そう・・・本当に忙しい人達ね、もう・・・」フゥ・・・

レッド「身体の方は大丈夫なのか・・・?」

ナツメ「少し寒いけど・・・多分、大丈夫よ・・・」

551: 2009/11/13(金) 23:35:05.11 ID:K+22VqGr0
レッド「そうか・・・?まぁ安静にしておけよ?」

ナツメ「ありがとうレッド。なんだか色々あったけど、そろそろ帰らないとね」

レッド「そうだな。家でゆっくり安静にしよう」

ナツメ「大袈裟よ、もう・・・くちゅん!」

レッド「ほら、言わんこっちゃない」

ナツメ「・・・ごめんなさい。・・・くちゅん!」

553: 2009/11/13(金) 23:43:02.37 ID:K+22VqGr0
~コガネシティ・リニア乗り場~

レッド「家に着くまで頑張れよナツメ・・・?」

ナツメ「大丈夫よ本当に・・・ちょっと寒いだけで・・・」フルフル・・・

レッド「うーん、これ絶対風邪引いてるよなぁ」

ナツメ「・・・」フルフル

レッド「ナツメ、ちょっとおでこ貸して?」

ナツメ「えっ?」

ピト

ナツメ「!?」ドキッ

レッド「・・・駄目だ。よくわからん」

ナツメ「も、もう!分からないならやらないでよ・・・!」ドキドキ

駅員『まもなく~ヤマブキシティに向かって出発しま~す』

589: 2009/11/14(土) 10:11:28.24 ID:pMju/OMY0
~リニア~

レッド「大丈夫か?なんか顔色悪いな・・・」

ナツメ「・・・そう、かしら・・・?なんともないけれど・・・」フルフル・・・

レッド「つらいなら言えよ?無理はするな」

ナツメ「・・・ありがとう。それじゃあ・・・」

レッド「ん?どうした?」

ナツメ「少し寄りかかってもいいかしら・・・」

レッド「全然。なんなら膝枕でもしてやろうか」

ナツメ「ひ、膝枕はいいわ・・・ん、ありがと・・・」

駅員『まもなくヤマブキシティ~、ヤマブキ金色、輝きの色~』

レッド「早っ」

ナツメ「・・・むぅ」

591: 2009/11/14(土) 10:24:40.22 ID:mOm6Q2zl0
~ヤマブキシティ・リニア乗り場~

レッド「もう少しだ、リザードン!急いでマサラに戻るぞ!」

リザードン「グォォ!!」ビュン!!

~上空~

レッド「大丈夫か?つらかったら寄りかかってていいぞ」

ナツメ「うん・・・ごめんなさい」ポフ

レッド「ん?なんで謝るんだよ」

ナツメ「貴方に・・・レッドに迷惑かけてるんじゃないかって・・・」

レッド「馬鹿。そんなこと今は考えなくていいの。今は自分の事だけ考えろな?」

ナツメ「・・・ありがとう、レッド・・・」ギュウウ・・・

レッド「うん、もうちょっとだからな・・・」

592: 2009/11/14(土) 10:25:41.37 ID:mOm6Q2zl0
なんかものすごい速さでID変わったけど僕です

596: 2009/11/14(土) 10:34:40.39 ID:mOm6Q2zl0
~マサラタウン・レッドの家~

レッド「ほら、ここ」

ナツメ「うん・・・ふぅ・・・」ゴロン

レッド「ナツメ、すげぇ熱いな・・・しばらく眠って汗かけば少しは良くなるかも」

ナツメ「えぇ・・・少し眠るわ・・・」ハァ・・・ハァ・・

レッド「何か必要なもの・・・タオルか・・・!取ってくる!」タタタタ

ナツメ「レッド・・・ごめんなさい・・・」

597: 2009/11/14(土) 10:41:46.64 ID:mOm6Q2zl0
レッド「・・・タオル持ってきた!」

ナツメ「・・・すー・・・すー・・・」

レッド「っと、もう寝てたか」

レッド「これどのくらいの頻度で取り替えればいいんだろう?」ギュウウ、フキフキ

ナツメ「・・・んっ・・・すー・・・」

レッド「ナツメ・・・頑張れよ・・・俺、グリーンの姉ちゃんに風邪の対処の仕方聞いてくる」

ナツメ「・・・ッド・・・レッド・・・」ポツリ・・・

レッド「ん・・・?ナツメ?」

ナツメ「レッド・・・、んん・・・」ウーン

レッド「寝言か。しばらく起きなさそうだな。今のうちn」

ナツメ「・・・いで・・・行かないで・・・レッド・・・」ウーンウーン

レッド「!!」

598: 2009/11/14(土) 10:50:46.85 ID:mOm6Q2zl0
レッド「なんだよ、それ・・・」

ナツメ「・・・ッド・・・ないで・・・」ウーンウーン

レッド「ナツメ・・・」ギュッ・・・

ナツメ「ん・・・」

レッド「俺ならここで手握ってるから・・・それでいいんだろ、ナツメ?」ギュ

ナツメ「・・・すー・・・すー・・・」ニコ・・・

レッド「・・・まいったなこりゃ」

ナツメ「すー・・・すー・・・」

600: 2009/11/14(土) 10:59:49.59 ID:mOm6Q2zl0
~レッドの部屋~

ナツメ「・・・ん」

ナツメ「少し、寝てたのね・・・」

ナツメ「ん?」

レッド「・・・zzz・・・zzz・・・」ギュ・・・

ナツメ「レッド・・・」ドキ・・・

レッド「・・・ここに・・・いるぞぉ・・・zzz・・・」

ナツメ「・・・ずっと、傍に居てくれたの・・・?」ギュ・・・

602: 2009/11/14(土) 11:11:19.47 ID:mOm6Q2zl0
レッド「・・・はっ、寝てた・・・!」ガバッ!

ナツメ「あら・・・」

レッド「あ、あれ?ナツメ?起きてたの?」

ナツメ「ここに居たわ。というか私もさっき起きたところよ」

レッド「そうか。体調はどう?」

ナツメ「さっきよりずっと良くなったわ・・・貴方のおかげね」

レッド「そっか・・・よかった・・・」

ナツメ「ご飯作りたかったのだけど、レッドが離してくれなかったから・・・」

レッド「え?・・・あ、あぁごめん、ずっと握ってた」

ナツメ「ううん、貴方が傍に居てくれたからぐっすり眠れたわ・・・」

レッド「そう?もう少し様子見ないとな」

ナツメ「もう大丈夫よ。ご飯作らないと・・・でしょ?」

レッド「馬鹿!まだ安静にしてないと!ご飯は俺が作る!」

ナツメ「えっ?」

606: 2009/11/14(土) 11:19:51.55 ID:mOm6Q2zl0
レッド「料理は俺に任せろ。とりあえずお粥だな」

ナツメ「ち、ちょっとレッド・・・!無理しないでいいのよ?私なら大丈b」

レッド「ナツメはまだ病人なんだからここで休んでろ。今ご飯作ってくるから」スタスタ

ナツメ「えっ、レッド・・・!」

レッド「・・・ナツメは大人しく休んでろよー?あ、汗かいたなら着替えてて。俺のジャージとかならそこに入ってるから」

ナツメ「あ・・・う、うん・・・」

レッド「ナツメ」

ナツメ「・・・なに?」

レッド「お粥ってどうやって作るの?」

ナツメ「・・・はぁ」

607: 2009/11/14(土) 11:30:21.21 ID:mOm6Q2zl0
~レッドの部屋~

レッド「大丈夫かナツメ・・・お、着替えたんだ」

ナツメ「う、うん・・・ありがと。ちょっと大きいみたいだけど着れたわ」

レッド「うん。で・・・と、とりあえず言われたとおりに作ってみた」

ナツメ「大丈夫だった?さっき凄い音したけど・・・」

レッド「あぁ・・・あれ、土鍋を落として足に落ちただけだ」

ナツメ「・・・え?」

レッド「俺は大丈夫だから・・・お粥食べて」

ナツメ「え、えぇ。いただきます・・・」

レッド「なぁ、ナツメ」

ナツメ「ん?」

レッド「人間にもすごいキズぐすりって効くんだな・・・」

ナツメ「えっ?」

609: 2009/11/14(土) 11:39:46.99 ID:mOm6Q2zl0
レッド「熱くない?」

ナツメ「・・・大丈夫よ」

レッド「そっか・・・」シュン

ナツメ「・・・なんだか残念そうね」

レッド「いや、こういうのってふーふーして冷ましたりするじゃん?」

ナツメ「・・・やりたいの?」

レッド「大丈夫ならいいんだけど・・・」

ナツメ「・・・・・・」

ス・・・

レッド「?」

ナツメ「・・・冷まして?」カァァ

レッド「!・・・お、おう」カァァ

613: 2009/11/14(土) 11:50:37.48 ID:mOm6Q2zl0
レッド「ふー、ふー」

ナツメ「・・・」カァァ

レッド「こんぐらいかな?」

ナツメ「ありがとう・・・」

レッド「はい、あーん」

ナツメ「!」

レッド「ほら、熱くないって」

ナツメ「あ、あーん・・・」モグモグ

レッド「どうよ・・・?」

ナツメ「うん、温かい・・・凄くおいしいわ」

レッド「ほっ、よかった。一時はどうなることかと思ったけどな・・・」フーフー

ナツメ「大分楽よ・・・ありがとね・・・あーん・・・」モグモグ

614: 2009/11/14(土) 12:00:05.31 ID:mOm6Q2zl0
ナツメ「ごちそうさま・・・」

レッド「食欲もあるな。あとはまた寝れば大丈夫かも」

ナツメ「うん。・・・ねぇレッド?貴方ご飯は?」

レッド「ん?あぁ、さっき適当にあるもの食べたよ」

ナツメ「そう、それじゃあポケモン達は?」

レッド「今日は俺無しで今外にいるよ」

ナツメ「あの・・・、私のポケモンも混ぜてあげてもいいかしら・・・?」

レッド「お?いいんじゃない?」

ナツメ「それじゃあお願いするわ」

レッド「了解。外のやつらに紹介してくるよ」

ナツメ「あっ、エーフィだけこっちでいいわ」

レッド「ん?あぁ、わかった」

615: 2009/11/14(土) 12:11:28.89 ID:mOm6Q2zl0
~レッドの家・外~

レッド「おーい、お前らー」

ピカチュウ「ピカ?」

フシギバナ「バナァ?」

レッド「ナツメのポケモン達も一緒に遊んでやってくれ」

フーディン「・・・」コクコク

バリヤード「バリバリィ!」

カメックス「ガメェ!」

リザードン「グォ」

レッド「仲良く遊んでくれよ。俺戻るから」

ピカチュウ「ピッカ!」ブイッ

617: 2009/11/14(土) 12:23:08.82 ID:9c6bjAo50
~レッドの部屋~

レッド「戻ったよ」

ナツメ「お帰りなさい。みんなどうだった?」

レッド「あいつらなら仲良くやれるだろう」

エーフィ「くぁん・・・」スリ・・・

レッド「エーフィ・・・久しぶりだな」ナデナデ

ナツメ「貴方を忘れてないのね・・・」ナデナデ

レッド「強くなったんだな、エーフィ」

ナツメ「この子は一生懸命だったわ・・・貴方に追いつこうと今も頑張ってる」

レッド「・・・」ナデナデ

エーフィ「くぅん・・・」

618: 2009/11/14(土) 12:27:38.93 ID:9c6bjAo50
またID変わっただと・・・?
身分証明ついでに>>616に答えるとこのスレ単体のベースは金銀(HG・SS)です。
前スレ・・・っていうのか分かんないけど前作はプラチナも含めたごっちゃにだけどHG・SSがベース。
俺の中で勝手な解釈した時代背景だと初代→金銀→R・S→DP・Pt→レッドを私が探す?→レッドとナツメの様子がおかしい
こんな感じ。まぁ解釈は人それぞれでいいと思うよ!

619: 2009/11/14(土) 12:31:51.18 ID:9c6bjAo50
レッド「俺がまだチャンピオンになった直後くらいだよな」

ナツメ「えぇ、まだこの子イーブイから進化してすぐくらいね」

レッド「毎日連戦に次ぐ連戦でお前を育てられなかったんだよな・・・」ナデナデ

レッド「でもこいつは強くなりたがってた。俺たちと一緒に戦いたいって」

ナツメ「それで私が面倒を見てたのよね」

レッド「イツキは四天王だからな。俺と同じようなもんさ・・・だからナツメに、ね」

ナツメ「この子最初大変だったのよ?寂しくて毎晩鳴いてたわ」

レッド「・・・それは悪い事をした・・・ごめんな、エーフィ?」

エーフィ「くぅん・・・」スリスリ

レッド「なぁ、エーフィ?まだ俺達と一緒に旅したいか?」

ナツメ「なに言ってるのよ。そのために毎日鍛えていたのよこの子?」

エーフィ「・・・」フルフル

ナツメ「え・・・?」

620: 2009/11/14(土) 12:40:20.53 ID:9c6bjAo50
レッド「うん、お前はお前の役割がもう分かってるんだもんな」

エーフィ「くん・・・」

ナツメ「え?そ、それってどういうこと・・・?」

レッド「こいつの役目は・・・ナツメ、お前を守ることなんだ」

ナツメ「・・・?」

レッド「確かに最初は俺たちに追い着こうとしていたのかも知れない・・・」

エーフィ「くぅん・・・」スリスリ

ナツメ「あ・・・」ナデナデ

レッド「でも今はお前を守るために戦っている。それがこいつの役割だって気がついたんだ」

ナツメ「で、でも・・・」

レッド「お前は強くなるって出会ったとき話したよな。強くなったな・・・」ナデナデ

エーフィ「・・・」スリスリ

レッド「これからもナツメを守ってくれ・・・頼んだぞ、エーフィ」

エーフィ「くぅん」

622: 2009/11/14(土) 12:51:19.59 ID:9c6bjAo50
ナツメ「いいのかしら・・・これで」

レッド「あいつがそう思ったんだからいいんじゃないのかな」

ナツメ「うん・・・あの子がそう思ってくれてるならとても嬉しいわ」

レッド「今日の試合だって、ナツメを信頼してたからこそあそこまで攻撃を耐え切ったんだと俺は思うよ?」

ナツメ「・・・そうね。よくやってくれたわ・・・本当に」

レッド「これからもあいつをよろしくな」

ナツメ「えぇ、わかったわ。大切にする」

レッド「うん・・・あいつも喜ぶよ」

ナツメ「・・・そ、それでね・・・レッド」

レッド「ん?どうした?」

ナツメ「話は変わるんだけど・・・」

626: 2009/11/14(土) 13:04:19.21 ID:9c6bjAo50
レッド「どうしたの?」

ナツメ「さっきエーフィのこと撫でてたじゃない・・・?」

レッド「え、あ、あぁ、撫でてた。駄目だった?」

ナツメ「違うわ・・・、そ、その・・・」カァァ

レッド「・・・あぁ、そういうこと」

ナツメ「・・・・・・」モジモジ

レッド「ははは、ナツメ頭撫でられるの好きだもんな」ナデナデ

ナツメ「・・・」カァ・・・

レッド「もしかして妬いてたの・・・?」ナデナデ

ナツメ「そ、そんなわけないじゃない・・・!」スリスリ

628: 2009/11/14(土) 13:11:08.41 ID:9c6bjAo50
レッド「・・・ナツメ?他になにかしてほしいこと、あるか?」ナデナデ

ナツメ「え・・・他に?」スリスリ

レッド「何でも言ってくれ。食べたいものとかある?」ナデナデ

ナツメ「・・・そ、そうね」カァァ・・・

レッド「遠慮するなよ?何でもいいんだぞ」

ナツメ「・・・着替え・・・」カァ

レッド「へ?着替え・・・?」

ナツメ「その・・・さっき寝たときの汗で・・・下着の替えって無かったから・・・」カァァァ

レッド「・・・!そ、そうだったな・・・!すまん!」カァァ

ナツメ「その・・・出来れば・・・持ってきて欲しいんだけど・・・」

631: 2009/11/14(土) 13:20:50.78 ID:9c6bjAo50
レッド「そ、そうだよな・・・!し、下着ないもんな・・・」アセアセ

ナツメ「家に行けば替えがあるはずなの・・・お願いできるかしら・・・」モジモジ

レッド「ま、任せろ・・・!すぐ持ってきてやるよ・・・!」

ナツメ「ご、ごめんなさい・・・変なお願いしちゃって・・・」カァァ

レッド「いや、しょうがないって・・・」

ナツメ「ちょっと家がアレだけど・・・気をつけてね」

レッド「?わかった。・・・そ、それで、ナツメ?」

ナツメ「な、なに・・・?」

レッド「もしかして・・・今・・・穿いてない、の・・・?」カァァ

ナツメ「・・・っ!!」キィィィ

レッド「痛だだだだだ!!!ごめんなさい!行ってきます・・・!!」ダダダダダ

ナツメ「・・・馬鹿ぁ・・・大丈夫かしら・・・」カァァ

632: 2009/11/14(土) 13:29:42.87 ID:9c6bjAo50
~レッドの家・外~

レッド「おーい、みんな。そろそろ終わりだぞー」

ピカチュウ「ピカ~・・・」

レッド「また明日な。今ちょっと急用が出来た」

カメックス「ガメェ?」ブンブン

レッド「はは、バトルじゃないよ。リザードン、ヤマブキシティに行くぞ」

リザードン「グォ?」

レッド「急ごう・・・ナツメのパンツ取りに行かなきゃ・・・!」

フーディン「!?」

リザードン「!?」

638: 2009/11/14(土) 13:35:26.55 ID:9c6bjAo50
~ヤマブキシティ・上空~

レッド「下着穿いてないって・・・」ドキドキ

レッド「マサラじゃなくてヤマブキに行けばよかったな・・・」

レッド「と、とりあえずヤマブキジムに急ごう・・・!」

~ヤマブキシティ~

レッド「お疲れ、リザードン!」

リザードン「グォ」

レッド「さて・・・ジムに行かなきゃ・・・!」ダダダダ

~ヤマブキジム~

レッド「はぁ・・・はぁ・・・!お邪魔しまーす・・・!」

640: 2009/11/14(土) 13:40:21.45 ID:9c6bjAo50
カズヤ「おや、こんな時間に挑戦者ですか?」

レッド「すまん、挑戦者じゃない。ナツメの部屋ってどこだ?」

カズヤ「違う・・・?お前は誰だ?」

レッド「レッド。カントーチャンピオンだけど・・・?」

カズヤ「ち、チャンピオンだって!!??」

レッド「あぁ、ナツメが大変なんだ!はやく案内しろ!」

カズヤ「えっ・・・あ、はい・・・!」

642: 2009/11/14(土) 13:47:13.08 ID:9c6bjAo50
~ナツメの家~

レッド「ここか・・・」

カズヤ「レッドさん、ナツメさんの家知らなかったんですか・・・?」

レッド「え、う、うん・・・だって入れなかったし」

カズヤ「え?どういうこと?」

レッド「うるさいな、もう帰っていいぞ」

カズヤ「は、はい・・・(大丈夫かなぁ・・・)」

レッド「灯りがついてる、親がいるのかな・・・?」

ピンポーン

643: 2009/11/14(土) 13:59:19.99 ID:9c6bjAo50
ナツメ父「どちらさまー?」ガチャ

レッド「あ、夜分遅くすいません、レッドですけど・・・」

ナツメ父「れ、レッドくんだって・・・!!??」

レッド「え?は、はい・・・そn」

ナツメ父「レッドくんか!さぁ!どうぞ、上がってくれ!」ガバッ

レッド「は?いや、ちょっと・・・!俺急いで・・・!」

ナツメ父「まさかレッドくんがやってくるなんてなぁ・・・!ははは!」

レッド「なっ・・・どうなってるんだ・・・!」

668: 2009/11/14(土) 19:51:48.81 ID:9c6bjAo50
~ナツメの家・リビング~

レッド「え、えーと・・・」

ナツメ父「話は聞いてるよ。今ナツメはレッドくんの家で家事なんかをしてるって」

レッド「・・・そ、そうですね・・・助かってます・・・」

ナツメ父「羨ましいなぁ・・・!ナツメがそんなに君に心を開いているなんて・・・!」

レッド「え、えっと・・・?」

ナツメ父「どうだい?やっぱりうちの子は可愛いだろう!何故かみんな怖がっているみたいなんだけど・・・」

レッド「は、はぁ・・・か、可愛いですね・・・」カァァ

ナツメ父「そうだろう!やはりレッドくんは分かる男だよ!」

レッド「あ、ありがとうございます・・・(か、絡みづれぇ・・・)」

ナツメ父「今、母さんは旅行に行ってて私しかいないんだ。おかげで部屋が広くてねぇ」

レッド「そ、そうなんですか」

672: 2009/11/14(土) 20:02:27.53 ID:9c6bjAo50
ナツメ父「ナツメが最初、君に家に行くと言った時、私反対しちゃってねぇ」

レッド「そ、そうだったんですか・・・?」

ナツメ父「あぁ、気を悪くしないでくれたまえ。本当は私も賛成だったんだから」

レッド「?」

ナツメ父「娘の怒った顔も見たかったものでね・・・案の定可愛かったが」

レッド「は、はぁ・・・」

ナツメ父「私はこんなにナツメを可愛がっているのにナツメには毛嫌いされていてな・・・」

レッド「確かにそうかもしれないですね・・・」

ナツメ父「ふむ、それでレッドくん、今日はなんの用だい?」

レッド「あ、えーと・・・実はナツメが熱出しちゃって・・・」

ナツメ父「なんだって!?」ガバッ

674: 2009/11/14(土) 20:10:58.71 ID:9c6bjAo50
レッド「うおぁ!近ぇ!!」ビクッ!!

ナツメ父「は、発熱だってぇ!?」

レッド「あ・・・いや、もう回復してきてはいるんで大丈夫だと思うんですけど・・・」

ナツメ父「そ、そうなのか・・・?よ、よかった・・・」ガクッ

レッド「はい・・・それで、着替えを持ってきてなかったのでそれを取りに・・・」

ナツメ父「着替えか・・・そうだな、そのためにはナツメの部屋に入らないといけない・・・」

レッド「そ、そうなんですよね」

ナツメ父「うーん、ナツメの部屋かぁ・・・大丈夫かなぁ・・・?」

レッド「?」

ナツメ父「まぁとにかくこっちだ。ついて来てくれ」

675: 2009/11/14(土) 20:20:39.89 ID:9c6bjAo50
~ナツメの家・廊下~

ナツメ父「ここだ」

レッド「・・・『入るな』って・・・」

ナツメ父「あぁ、鍵はかかってないんだけどな。ナツメのねんりきがバリアーを張っていてドアノブさえ触れん」

レッド「まじですか」

ナツメ父「あぁ。私も何度か入ろうとしたがいかんせん弾かれてしまう・・・」ズキズキ・・・

レッド「アンタなにやってんだよ!」

ナツメ父「と、とにかく着替えを取るためにはこのバリアーをどうにかしなくてはならん」

レッド「そ、そうなんですか・・・」スッ

ナツメ父「迂闊に触ってはいかん!吹き飛ばされるぞ!」

レッド「えっ?」ガチャ

ナツメ父「えっ?」

678: 2009/11/14(土) 20:31:05.50 ID:9c6bjAo50
レッド「な、なんともないですけど・・・」

ナツメ父「そ、そんな馬鹿な・・・」スッ

ズゴォォォン!!

レッド「お、お父さん!!」

ナツメ父「ぐ・・・はぁ・・・!やはり駄目だ・・・入ることは出来ん・・・!」

レッド「・・・」

ナツメ父「もしかして・・・これはナツメの許した者しか通ることが出来ないバリアーなのか・・・!?」

レッド「え、すいませんけど着替え持ってきますね」スタスタスタ

ナツメ父「レッドくん・・・!?私も中へ!!」ダダダ

ズゴォォォォン!!

ナツメ父「ぐはぁ!!」

レッド「ナツメ・・・お前は正しいよ・・・」

683: 2009/11/14(土) 20:44:31.65 ID:9c6bjAo50
~ナツメの部屋~

レッド「ここがナツメの部屋か・・・」

レッド「すげぇ・・・ナツメの匂いがする・・・」ドキドキ

レッド「なんだ、普段クールな割には可愛いぬいぐるみとかあるんだな・・・」

レッド「・・・なんだこれ?」

男を落とす100のテクニックブック

レッド「・・・・・・こんなの読んでるのか」カァァ

レッド「待て待て!俺はナツメの部屋を物色しに来たわけじゃない・・・!早く着替えを・・・!」

レッド「押入れは・・・ここだな・・・」ゴクリ

レッド「仕方が無いとは言え・・・なんだか悪いことしてるみたいだ・・・」ガサガサ

レッド「とりあえずジャージとかも持っていくか・・・」ガサガサ

レッド「バッグは適当にそこら辺ので大丈夫かな」

688: 2009/11/14(土) 20:56:47.07 ID:9c6bjAo50
レッド「・・・こんなもんか」

レッド「あと最後は・・・下着なわけだが・・・」ドキドキ

レッド「これはしょうがない事なんだ・・・!」ガサガサ

レッド「!!こ、これは・・・!」

レッド「・・・面積少なすぎだろ・・・ナツメの奴、こんなもの穿くのか・・・?」ドキドキ

レッド「・・・やばい、こいつはやばい・・・」ハァ・・・ハァ・・・

レッド「くそっ!馬鹿野郎俺!!煩悩を捨てろ!」ガンガンガン!!!

~ナツメの家・廊下~

ガンガンガン!!

ナツメ父「中から打撃音が・・・トラップはこの入り口だけじゃないんだな・・・」ガクガク

692: 2009/11/14(土) 21:07:32.30 ID:9c6bjAo50
~ナツメの部屋・廊下~

レッド「はぁ・・・はぁ・・・戻りました・・・」ガチャ

ナツメ父「血まみれ・・・!?中で一体何が・・・!?」

レッド「いえ・・・少し頭をぶつけただけです。大丈夫、着替えも持ってきました・・・」ダラダラ

ナツメ父「大丈夫なわけあるか!とにかく手当てを!」

レッド「ははは・・・いやだなぁ・・・大丈夫ですよ・・・これで煩悩も吹っ飛ぶ・・・」

ナツメ父「えっ?煩悩?」

レッド「とにかく俺はもう戻らなくちゃ・・・すいません、もう帰ります」

ナツメ父「そ、そんな身体で、無茶だ・・・!」

レッド「ふふふ、知ってますか・・・?すごいキズぐすりって人間にも効くんですよ・・・?」

ナツメ父「・・・レッドくん、まさかナツメの部屋からは人間の脳に干渉する超音波が・・・?」

694: 2009/11/14(土) 21:16:14.36 ID:9c6bjAo50
~ナツメの家・玄関~

レッド「ほら、効いたでしょう?すいません、お邪魔しました」

ナツメ父「随分無茶するんだな君は・・・」

レッド「ははは・・・お互い様ですよ」

ナツメ父「私が行っても娘に追い出されるだけだろう・・・レッドくん、ナツメをよろしくな」

レッド「はい、任せてください。ナツメは守ります」

ナツメ父「・・・うん。ありがとう」ウルウル

レッド「・・・えっ・・・」ビクッ

ナツメ父「こ、こんないい男の子が彼氏なんて・・・娘は幸せ者だなぁ・・・」シクシク

レッド「ちょっ・・・」アセアセ

ナツメ父「・・・私は応援しているよ・・・頑張ってくれ。レッドくん」

レッド「は、はい。それじゃあ・・・」

ナツメ父「今度一緒にナツメについて語り明かそう!私の知らないナツメを教えてくれ!」ガバッ!

レッド「うおぁ!すいません!もう帰ります!!」ビュン

699: 2009/11/14(土) 21:27:43.54 ID:9c6bjAo50
~ヤマブキシティ・上空~

レッド「まさか父親があんなんだったとはな・・・」

レッド「さて・・・、はやくマサラに帰らないとな・・・」

リザードン「グォォ!」ビューン

レッド「うお!また一段と速くなったんじゃないかリザードン!」

リザードン「グォオ」

ビューン

704: 2009/11/14(土) 21:38:05.64 ID:9c6bjAo50
~レッドの家・レッドの部屋~

レッド「ただいま・・・ナツメ?」

ナツメ「お帰りなさい・・・」

レッド「身体はもう大丈夫そうかな?」

ピト

ナツメ「あ・・・ちょっと・・・」ドキ

レッド「・・・やっぱわかんないや」

ナツメ「もう・・・!それやりたいだけでしょ?」カァァ

レッド「ははは、っとナツメ。ほら、着替えもって来たよ。一応洋服とかも持ってきた」

ナツメ「ありがとう・・・あの、大丈夫だった・・・?」

レッド「え、何が?」

ナツメ「お父さん居たでしょ・・・?あの人、凄くうるさい人だから・・・」

レッド「あー、まぁ確かにそうかもね」

705: 2009/11/14(土) 21:45:27.38 ID:9c6bjAo50
レッド「でもいいお父さんじゃないか。ナツメの事も心配してたよ」

ナツメ「過保護なのよお父さん・・・もう子供じゃないんだから・・・」カァァ

レッド「まぁそうだね・・・」

ナツメ「うん、レッド。ありがとね」

レッド「あぁ。というかナツメの部屋、結構可愛い部屋じゃないか」

ナツメ「えっ・・・!」カァァ

レッド「100のテクニックブック・・・」ボソッ

ナツメ「ちょっ・・・!読んだの!?」ガバッ!

レッド「いや!み、見てない!見てないよ!冗談だって!」

ナツメ「も、もう・・・恥ずかしい・・・」カァァ

レッド「そんなに俺の事思ってくれてたんだね」ナデナデ

ナツメ「・・・当たり前じゃない・・・」カァァ

716: 2009/11/14(土) 22:25:40.09 ID:9c6bjAo50
レッド「あ・・・あと、その謝りついでに・・・」

ナツメ「・・・?」

レッド「し、しょうがない事なんだけど、下着入れの中見ちゃったからさ・・・」カァァ

ナツメ「そ、それは・・・」ボッ・・・

レッド「その・・・!そんなにまじまじとは見てないから!本当に!でも、ちょっとだけ・・・」

ナツメ「・・・な、なに・・・?」カァァァ

レッド「ナツメもあんな下着穿くんだな・・・」

ナツメ「!!!」キィィィィィ!!

レッド「痛でぇえええええ!!ごめんってぇええええ!!!」バタバタ!!

722: 2009/11/14(土) 22:36:19.74 ID:9c6bjAo50
ナツメ「あ、あれは・・・!カスミに言われて・・・!い、1度も穿いたことないわ!」

レッド「・・・そ、そうなの・・・?確かに、下の方にあったけど・・・」ズキズキ

ナツメ「・・・もう、私だってあんなの恥ずかしくて穿けないわ・・・!」カァァ

レッド「そ、そっか。ごめんな、勘違いして・・・」

ナツメ「い、いいわよ・・・私もごめんなさい。ねんりき使っちゃって」

レッド「いやいや・・・うん、それじゃあ俺風呂入ってくるから・・・」

ナツメ「えぇ、行ってらっしゃい・・・」

ナツメ「・・・私も着替えよう」モゾモゾ

ナツメ「・・・?」

面積の少ない紫のパンティー

ナツメ「!何!?も、持って来たの・・・!?」ボッ

725: 2009/11/14(土) 22:48:03.54 ID:9c6bjAo50
~レッドの部屋~

レッド「上がったよ~」

ナツメ「・・・」カァァ

レッド「さっきナツメ降りてきたようだけど?」

ナツメ「えぇ、着替えたものを洗濯機に入れてきたわ・・・(スースーする・・・)」

レッド「そっか、それじゃあもう時間も遅いし寝よう」

ナツメ「そうね・・・」

レッド「よいしょっと。ちょっと狭くなるよ?」

ナツメ「え?」

レッド「ん?」

ナツメ「い、一緒に寝るの?・・・風邪かもしれないわ」

レッド「俺は大丈夫だよ。添い寝しよ?」ギュウ

ナツメ「あっ・・・」ドキドキドキ

729: 2009/11/14(土) 22:58:54.55 ID:9c6bjAo50
ナツメ「だ、大丈夫って・・・」

レッド「俺って1度も風邪って引いたこと無いんだ。馬鹿じゃないぞ」

ナツメ「・・・そうなの?」

レッド「うん。それになにかあったらすぐ聞けるしね」

ナツメ「・・・無理はしないでね」ギュ

レッド「無理なもんか。ナツメも明日になったら良くなってるといいな」

ナツメ「うん。それじゃあおやすみなさい」

レッド「おやすみ・・・」

732: 2009/11/14(土) 23:08:14.78 ID:9c6bjAo50
~翌日~

レッド「んぁ~・・・よく寝た」ガバ

レッド「ナツメ・・・?あれ、居ない?」キョロキョロ

ナツメ「おはよう、レッド」ヒョコ

レッド「あ、おはよう・・・もう大丈夫なのか?」

ナツメ「えぇ、すっかり良くなったわ」

レッド「そっか。よかった」

ナツメ「これもレッドのおかげね・・・ありがとう」

チュッ・・・

レッド「!・・・あ、当たり前だろ・・・」カァァ

ナツメ「ふふ、ご飯出来てるから顔洗ったらリビングに来てね」ポッ

スタスタ

レッド「・・・朝からナツメのエプロン姿か・・・ごちそうさま」ドキドキ

733: 2009/11/14(土) 23:16:57.49 ID:9c6bjAo50
~レッドの家・リビング~

レッド「ごちそうさま。美味しかった」

ナツメ「ごちそうさま」

レッド「皿片付けよう。今日は俺がやるよ」

ナツメ「一緒にやりましょう?」ササッ

レッド「え・・・いいとこ見せたかったのに・・・」

ナツメ「ふふ、本音を言っちゃうところが情けないわね」

レッド「どうせ家事は短パン小僧レベルですよ」

ナツメ「あ、そうだレッド」

レッド「どうした?」

ナツメ「冷蔵庫の中の食材がもう空っぽよ?買いに行かないと」

レッド「そっかー。じゃあ今日は買い出しに行くか」

ナツメ「お買い物ね。タマムシシティに行きましょうか」

737: 2009/11/14(土) 23:27:19.60 ID:9c6bjAo50
~タマムシシティ~

ナツメ「いい天気ね」

レッド「昨日もいい天気だったのに雨降ってきたからな」

ナツメ「あれはカスミがあまごいを使ったからよ」

レッド「戦いとはいえ、天気を崩すなんて無粋な奴だな」

~ハナダジム~

カスミ「はっくしゅ!!」

ミズナ「カスミさん、風邪ですか?」

カスミ「誰かが私の噂してるのかしら」ズズー

739: 2009/11/14(土) 23:36:40.53 ID:9c6bjAo50
~タマムシデパート~

レッド「おー、流石デパート・・・。少し目を離したら迷子になりそうだな」

ナツメ「子供じゃないんだから・・・ほら、着いてきて」

レッド「おう」ギュッ

ナツメ「あっ・・・な、何?」ドキドキ

レッド「迷子にならないように、な?」ギュ

ナツメ「・・・もう、はぐれないでよ」ギュウ・・・

744: 2009/11/14(土) 23:45:42.71 ID:9c6bjAo50
~タマムシデパート・食料品売り場~

ナツメ「ねぇ、レッド?今夜は何を食べたい?」

レッド「うーん、そうだな。なんでもいい?」

ナツメ「どうぞ。レッドが食べたいものなんでも作るわ」

レッド「そうだな・・・うーん・・・カレー。やっぱりカレーがいいな!」キラキラ

ナツメ「貴方たまに子供みたいになるわね・・・まぁいいわ。カレーね」

レッド「おう、よろしく」

ナツメ「それじゃあ食材を探しましょう」キィィィ

レッド「ん?」

ズバババババ

レッド「うおぁ!?野菜が飛んできた・・・!!」

ナツメ「さぁ、お会計しましょう」

レッド「超能力ってか怪奇現象だったぞ今・・・」

748: 2009/11/14(土) 23:52:17.89 ID:9c6bjAo50
~タマムシシティ~

ナツメ「♪~」ギュ~

レッド「女の子って買い物するの好きだよな」

ナツメ「見てるだけでも楽しいわね」

レッド「見てなかったじゃん、食材が集まってきたじゃん」

ナツメ「少し時間が出来ちゃったわね」

レッド「噴水で一息つくか」ギュウ

ナツメ「そうね」ギュウ

751: 2009/11/15(日) 00:00:21.11 ID:9c6bjAo50
~タマムシシティ・噴水~

レッド「そこのベンチに座ろうか」ギュ

ナツメ「うん」ギュウ

レッド「ハナダの噴水と似てるな」イチャイチャ

ナツメ「同じ時くらいに作られたからみたい。時間の流れを忘れてしまいそう・・・」イチャイチャ

レッド「そうだな・・・」ナデナデ

ナツメ「レッド・・・」スリスリ

レッド「ナツメいい匂い・・・」スリスリ

ナツメ「昨日お風呂入れなかったから朝入ったの」

レッド「通りで石鹸の匂いがすると思った」スリスリ

ナツメ「・・・んっ、耳くすぐったい・・・」ピクッ

レッド「耳真っ赤だよ?冷まさないと」フー

ナツメ「ふぁ・・・っ!」ビク

レッド「ははは、ナツメ可愛いなぁ」ギュウウウ

ナツメ「馬鹿ぁ・・・」ギュウウウ

758: 2009/11/15(日) 00:10:58.32 ID:eVxW5iG80
レッド「もうすぐお昼だね」

ナツメ「もうそんな時間なの?」

レッド「なんかずっとここに居たな・・・」

ナツメ「レッド、もうお腹すいた?」

レッド「うーん、まだちょっと・・・ここでナツメと一緒にいたい」ギュッ・・・

ナツメ「も、もう・・・、恥ずかしいわ」カァァァ

レッド「・・・もう帰る?」

ナツメ「・・・え」

レッド「買い物も終わったもんな。することないし」

ナツメ「・・・・・・」

レッド「よし、じゃあ行こうか」

ギュッ・・・

レッド「ん?」

ナツメ「・・・もうちょっと・・・ここに居ましょう・・・」ギュウウ

766: 2009/11/15(日) 00:20:05.35 ID:eVxW5iG80
トレーナーA「おいおい、あの噴水前のラブラブカップル見せ付けすぎだろ・・・」

トレーナーB「彼女の方・・・、もしかしてあれヤマブキのナツメさんじゃね・・・?」

トレーナーA「まさかぁ。あのクールなナツメさんがあんな猫みたいに擦り寄るわけ無いだろ?」

トレーナーB「彼氏の方は見たこと無いな・・・でも彼女の方が被ってる帽子・・・どっかで見たことあるような・・・」

トレーナーA「なんかもう自分たちの世界に入り込んじゃってるな・・・」

トレーナーB「・・・あれ?エリカさんじゃん。あのラブラブカップルに近寄っていくぞ?」

トレーナーA「本当だ。どうせイチャ付きすぎだから余所でやれって注意するんだろ?行こうぜ?」

トレーナーB「お、おう・・・あの帽子・・・なんだっけなぁ・・・」

770: 2009/11/15(日) 00:30:28.12 ID:eVxW5iG80
レッド「ナツメ・・・」ギュウウ

ナツメ「レッドぉ・・・」ギュウウ

エリカ「・・・わっ!」

レッド・ナツメ「うわっ!?」ビクゥ!!

エリカ「ふふ、お2人とも油断しすぎですわよ?」ニコニコ

レッド「な、なんだ・・・エリカか・・・」ホッ

ナツメ「ち、ちょっと・・・びっくりさせないでよ」ドキドキ

エリカ「ごめんなさい。あまりにも無防備だったもので、つい」クスクス

774: 2009/11/15(日) 00:39:23.19 ID:eVxW5iG80
エリカ「今日はタマムシにはなんの御用ですの?」

レッド「あぁー、食料品の買い出しに」

エリカ「そうですの?一緒に手を繋いで買い物なんて仲が宜しいのですね」クスクス

ナツメ「もう、笑いすぎよ」

エリカ「そうだ、お二人ともお昼はもう済ましてしまいましたか?」

レッド「え、まだだけど・・・」

ナツメ「これからね」

エリカ「まぁ!それはよかったですわ。実はタマムシシティのお食事処で大食いコンテストをやってますの」

ナツメ「大食いコンテスト?」

エリカ「はい、主催者の私と致しましては是非参加していただきたいと思いまして」

レッド「待てよ・・・俺達確かに腹減ってるけど大食いって言う程食べられないぞ」

エリカ「まぁまぁ、参加するだけならタダなんですから行きましょう?」

ナツメ「ち、ちょっと・・・!」ズルズル

810: 2009/11/15(日) 08:05:26.64 ID:eVxW5iG80


~タマムシ食事処~

レッド「うわぁ・・・明らか強そうな奴らばっかりじゃん・・・」

ナツメ「場違いじゃないかしら私たち・・・」

エリカ「そんな事無いですわ。ほら、貴方達よりも幼い子も挑戦してますわよ?」

「よーし、頑張るぞー!」ブンブン

レッド「本当だ・・・」

エリカ「それでは説明は店主に聞いてくださいな。私は生け花のお稽古がありますのでこれでお暇しますわ」

ナツメ「帰っちゃった・・・」

レッド「ん。なんか説明が始まるみたいだぞ」

807: 2009/11/15(日) 07:58:17.35 ID:eVxW5iG80
店主『それではみなさん、これよりエントリー時間になりまーす!参加者は1名ずつの参加ですので2人組等での参加は出来ません』

レッド「ペア駄目じゃん。2人ご飯食べられないじゃん」

店主『1位には参加費無料!しかも豪華景品をプレゼントいたします!それ以外はお食事代を払っていただきます』

ナツメ「しかもタダじゃないし・・・」

店主『それではエントリー希望の方はフロントの方までお越しください』

レッド「どうするナツメ・・・」

ナツメ「・・・私じゃ出ても大食いなんて出来ないわ」

レッド「俺もだよ・・・」

「あれ!?もしかして!ヤマブキのナツメさんですか!?」

ナツメ「ん?」

811: 2009/11/15(日) 08:14:01.58 ID:eVxW5iG80
スモモ「お会いできて光栄です!私、シンオウ地方トバリのジムリーダースモモって言います!」

ナツメ「スモモ・・・?」

スモモ「はぅ・・・いきなり話しかけてすいません・・・」ビクビク

レッド「なんだ、知り合いか?」

ナツメ「シンオウ地方はあんまり知らないわ・・・ジムリーダーらしいけど・・・」

スモモ「あわわ・・・でしゃばってすいません・・・怒ってますよね?」ビクビク

ナツメ「え?あ、いえ、怒ってるわけじゃなくて。ごめんなさい、シンオウ地方はあまり詳しくなくて・・・」

スモモ「そ、そうなんですか?こっちではカントーの話もよく出ますよ?よくシロナさんが話してますし・・・」

レッド「シロナか・・・あいつなら歴史研究家でテレビとか出てそうだな」

スモモ「あれ?こちらの方は?」

レッド「ん、初めまして。レッドって言います」

スモモ「!?」

812: 2009/11/15(日) 08:27:35.42 ID:eVxW5iG80
スモモ「えー!?レッドさん!?あの伝説のカントーチャンピオンのレッドさんですかぁ!?」

ナツメ「貴方、名前だけ売れすぎね」

レッド「確かに・・・」

スモモ「こ、こんなところでレッドさんに遇えるなんて・・・」キラキラ

レッド「まぁ俺もシンオウのジムリーダーとこんな所で会うなんて思わなかったよ」

ナツメ「ナタネと言いシロナと言い、シンオウには面白いトレーナーが多いのね」

スモモ「え?シロナさん知ってるんですか?」

レッド「あぁ、ちょっとこの間な」

ナツメ「シロナとプラチナ、元気にしてるかしら?」

レッド「言っても1週間くらい前の話だろ?今も2人でイチャイチャしてるんじゃないのか?」

~シロナの研究所~

シロナ「・・・はっくち!」

プラチナ「シロナさん風邪ですか?だから終わったら早く服着ないと・・・もっとこっち来ていいですよ」

シロナ「・・・ん、ありがとう、プラチナ・・・んちゅ・・・」

814: 2009/11/15(日) 08:36:07.17 ID:eVxW5iG80
ナツメ「で、そのシンオウのジムリーダーさんがこんなところで何をしてるの?」

スモモ「修行です!」

レッド「修行・・・?」

スモモ「はい!自分を鍛えるために色々旅をして修行を積んでいるのです!」

ナツメ「そう・・・で、これはなんの修行?」

スモモ「え・・・?大食いの修行ですけど・・・?」

レッド「・・・なんのための修行なんだよ」ガクッ

スモモ「レッドさん達も大食いの修行に来たんですよね?」

レッド「は?」

818: 2009/11/15(日) 08:46:37.95 ID:eVxW5iG80
スモモ「レッドさんと修行出来るなんて光栄です!頑張りましょう!」

レッド「え、いや・・・修行っつーか、まず俺参加するかも・・・」

スモモ「そうだ!修行ついでにどっちがいっぱい食べられるか勝負しましょう!」

レッド「・・・勝負?」ピク

ナツメ「スモモ、ちゃん?私たち修行をしに来たわけじゃなくてたまたま寄っただけd」

レッド「よーし、エントリーしてきたぞ」ブンブン

ナツメ「えっ?」

スモモ「おー!やる気満々ですね!」

レッド「女の子だからって容赦はしないぞ・・・全力でこい」

ナツメ「もう・・・」ハァ・・・

819: 2009/11/15(日) 08:54:15.20 ID:eVxW5iG80
店長『それではエントリー受付を終了します!競技スタートは20分後です!それまでしばらくお待ちください!』

レッド「ナツメ、見ててくれ。優勝してやる」

ナツメ「勝負を挑まれるとすぐこれなんだから」

スモモ「20分後ですか・・・レッドさん、少しお話聞いてもいいですか?」

レッド「ん?どうした?」

スモモ「どうやったらそんなに強くなれるのでしょうか?」

レッド「そうだなぁ・・・」

ナツメ「面白い質問ね。私も興味あるわ」

レッド「えっ?うーん・・・なんだろうか、目指す目標がある・・・ってのが1番いいんじゃないかな?」

スモモ「えー、それ当たり前じゃないですか」プゥ

ナツメ「・・・普通」

レッド「いや、率直にこれだろ・・・!?なんだよ普通って!」

820: 2009/11/15(日) 09:03:29.30 ID:eVxW5iG80
スモモ「そういう当たり前の事じゃなくてぇ、具体的にどんなトレーニングをしていると言いますか」

レッド「あ、そういうことね」

ナツメ「はい、私それわかる」

スモモ「え?」

ナツメ「食後にポケモン達と遊ぶ・・・でしょ?」

レッド「おー、正解」

スモモ「?そ、それだけですか?」

レッド「おう。それだけ」

スモモ「それだけで強くなれるんですか?」

レッド「まぁ普通にポケモンバトルして鍛えて、肉体的に強くなるだろ?」

スモモ「はい、そうですね。毎日欠かしてません」

レッド「後はポケモンとの信頼関係だ。精神的に強くなるわけよ」

822: 2009/11/15(日) 09:12:34.63 ID:eVxW5iG80
レッド「精神的にっていうか絆を深めるってことだな」

スモモ「なるほど・・・」メモメモ

レッド「ただ鍛えててもお互いの呼吸が合わないと全力の戦いは出来ない」

ナツメ「レッドは本当にポケモンと仲がいいものね」

スモモ「ほぉー、これはいい話が聞けました!ありがとうございます!」

レッド「ははは。他にもなにかあったら聞いてくれな」

ナツメ「なんだかレッド偉い人みたいね」

スモモ「はい!レッドさん!もう1つ質問です!」

レッド「なんだねスモモちゃん?」

スモモ「レッドさんとナツメさんはかっぷるというやつなのですか!?」

レッド・ナツメ「!?」

824: 2009/11/15(日) 09:23:28.90 ID:eVxW5iG80
レッド「えっ・・・カップルって」

スモモ「かっぷるって言うのは男の子と女の子の仲がいいってことですよね?」

ナツメ「ま、まぁそうだけど・・・」

スモモ「ようするにレッドさんとナツメさんの絆は深いってことなんですね!?」

レッド「ふ、ま、まぁ確かに深いっちゃ深いけど・・・」

スモモ「レッドさんはナツメさんがすきなんですか?」

レッド「す!?うぇ・・・えっと・・・好き、だけど・・・?」カァァ

ナツメ「・・・!」カァァ

スモモ「ナツメさんはレッドさんをすきなんですか!?」

ナツメ「わ、私!?・・・す、好きよ」カァァ

スモモ「おーぅ!やっぱりジムリーダーとかチャンピオンになるためにはこんなに努力してるんですねぇ・・・」メモメモ

ナツメ「ちょ、メモはしなくていいのよ・・・!?」カァァ

825: 2009/11/15(日) 09:33:23.29 ID:eVxW5iG80
店長『そろそろ競技が始まりまーす!選手のみなさんは席についてください!』

レッド「おっと、そろそろだな・・・」

ナツメ「頑張ってね、レッド」

レッド「おう、任せろ。・・・スモモ、負けないからな!」

スモモ「私だって!絶対に負けませんから!」

店長『制限時間は1時間です!それまでにそれだけ食べたかを競います!今回大食いしていただく料理はズバリ!「カレー」!!』

レッド「カレーだと!?」

スモモ「私カレー好きです!!」

店長『それでは1皿目だけこちらで配膳させていただきます!開始後はおかわりコールをしていただければOKです』

レッド「カレーか・・・俺の大好物で勝負なんて、これなら少しは多く食えるだろう・・・」

スモモ「よーし、頑張るぞー!」

レッド「優勝は無理そうだけど、スモモくらいになら勝てるかもな・・・」

店長『それでは競技を開始します!大食いファイト!レディー、ゴォォォー!!!』

831: 2009/11/15(日) 09:42:39.74 ID:eVxW5iG80
レッド「うそ・・・だろ・・・」プルプル

ナツメ「そ、そんな・・・」

店長『おーっと!?スモモ選手、速い速い!開始早々一気に3皿を完食!!これはどういうことなんだー!?』

レッド「まじかよ・・・!ダークホースすぎる!」

スモモ「トレーニングで体重制限をしていたのでいくらでも入りますよー!!」バグバグ

ナツメ「凄い・・・!スモモちゃん・・・ダントツじゃない!」

レッド「くそっ・・・!まさかこんなに凄い大食らいだったなんて・・・!」パクパク

店長『速ーい!スモモ選手、既に10皿を完食!一方ビリはレッド選手の2皿!え、レッド・・・?同姓同名?』

スモモ「あれー?レッドさん、どうしたんですか?もしかしてスロースターター?」

レッド「・・・(もう限界なんだが・・・)」ウプ

834: 2009/11/15(日) 09:56:10.79 ID:eVxW5iG80
店長『競技終了ーーー!!今より集計に入ります!!』

スモモ「えー、もう終わりなんですかー!?」

ナツメ「レッド、大丈夫?」サスリサスリ・・・

レッド「・・・・・・」ウプ・・・

店長『集計が終わりました!それでは結果発表に移ります!』

スモモ「・・・!」ドキドキワクワク

レッド「・・・・・・っぷ」

店長『1位は・・・66皿を完食したシンオウ地方からやってきたジムリーダー!スモモ選手!!』

スモモ「やたーーー!!!」ピョンピョン

レッド「・・・ま、負けた・・・」

ナツメ「し、仕方ないわ。相手が悪すぎよ・・・!」

店長『ちなみにビリはカントーチャンピオンか!レッド選手の5皿でした』

836: 2009/11/15(日) 10:03:22.65 ID:eVxW5iG80
店長『それでは優勝したスモモ選手には豪華景品を差し上げたいと思います!』

スモモ「わーい!」ワクワク

店長『景品はなんと!「シンオウ地方招待券」です!!』

スモモ「えっ」

レッド「・・・シンオウって・・・」

ナツメ「彼女にしてみたらただの帰りの切符ね」

店長『それでは1位以外の人はお勘定をお願いします。1人5万円です』

レッド「うっわ、高ぇ・・・」

ナツメ「料理代もさることながら、景品にお金使いすぎね・・・」

840: 2009/11/15(日) 10:18:59.02 ID:eVxW5iG80
スモモ「レッドさん、お疲れ様です!」

レッド「お、おう・・・スモモか。凄いな、完敗だ・・・」

スモモ「またまたそんな謙遜を・・・!今日はたまたま体調が優れなかったんですよね?」

レッド「え・・・」

スモモ「それで・・・少しお話が・・・」

レッド・ナツメ「?」

スモモ「貰った景品なんですけど・・・レッドさん達に上げます」ス・・・

ナツメ「え?なんで?」

スモモ「私、もっと強くならなきゃいけないのでこのままシンオウに帰るわけにはいかないんですよ・・・」

レッド「そっか・・・修行の旅だったんだもんな」

スモモ「はい・・・それに、シンオウには泳いで帰るつもりなので・・・」

ナツメ「え?泳いで・・・?」

844: 2009/11/15(日) 10:30:39.61 ID:eVxW5iG80
スモモ「鍛錬は欠かしたくないので・・・これもメニューの1つです」

レッド「随分ハードなメニューだな・・・」

スモモ「ですのでこれ持っててもしょうがないんですよ。さっきの質問のお礼です、貰ってください」

レッド「・・・」

ナツメ「もらってあげれば・・・?」

レッド「・・・そうだな、わかった。ありがたく受け取るよ」

スモモ「ありがとうございます!はぁ~、お礼が出来てよかった!」

ナツメ「ありがとねスモモちゃん?」

スモモ「いえいえ、お互い様ですよ!・・・それじゃあ私、また鍛錬に戻るのでこれで!」

レッド「おう、またな」

スモモ「さよ~なら~!」ダダダダダダダ

レッド「速っ」

846: 2009/11/15(日) 10:42:14.50 ID:eVxW5iG80
~タマムシシティ~

レッド「さて、これ貰っちゃったけどどうすんだよ・・・」

ナツメ「出発日時が明日じゃない・・・今から準備しないと・・・」ハムハム

レッド「う・・・もうしばらく食い物見たくないわ・・・」ウプ・・・

ナツメ「ハンバーガーも久しぶりに食べると美味しいものね」ハムハム

レッド「シンオウ地方か・・・」

ナツメ「ついこの間行ったんだけどね」ハムハム

レッド「そうだな。まぁ、挨拶程度に行ってみるか?」

ナツメ「私は全然構わないわ」ハムハム

レッド「なぁ、ナツメ?お前ジムの方は大丈夫なの?」

ナツメ「ジム?あぁ、しばらくお父さんがやってるの。言ってなかったかしら?」ハムハム

レッド「あ、あのお父さんトレーナーだったんだ」

849: 2009/11/15(日) 10:55:36.92 ID:eVxW5iG80
~レッドの家~

レッド「とりあえず母さんには連絡したよ」

ナツメ「お母さんは楽しくやってるのかしら?」

レッド「あぁー、なんか旅行のメンバーの人と意気投合したらしいよ?」

ナツメ「へぇー・・・」

レッド「うし、それじゃあ身支度するか」

ナツメ「了解」

850: 2009/11/15(日) 10:59:53.38 ID:eVxW5iG80
~レッドの家・リビング~

ナツメ「夕飯なんだけど・・・」

レッド「あ・・・俺、その・・・」

ナツメ「わかってるわ。お腹いっぱいでしょう?」

レッド「ごめん・・・ナツメ、せっかく注文したのに・・・」

ナツメ「大丈夫よ。しょうがない事なんだから」

レッド「悪い・・・」

ナツメ「そんな暗い顔しないで・・・私も悲しくなってくるわ・・・」スリ・・・

レッド「ナツメ・・・」

851: 2009/11/15(日) 11:09:43.00 ID:eVxW5iG80
レッド「・・・ナツメ、ごめんな」ナデナデ

ナツメ「もう・・・ごめんって言わないの」スリスリ

レッド「ごめん・・・あ」ナデ・・・

ナツメ「もう・・・!」スリスリ

レッド「ごめ・・・」ナデナデ

ナツメ「・・・ふふふふ、」

レッド「・・・ははは」

ナツメ「・・・あはははは」

レッド「っはははは」

ナツメ「・・・んふ、も、もう!何度ごめんって言えば気が済むのよ・・・!うふふ・・・」クスクス

レッド「だ、だって・・・!なんか謝っちゃって・・・ははは」クスクス

ナツメ「今度はちゃんと食べてね?」

レッド「もちろん」

チュッ・・・

853: 2009/11/15(日) 11:20:10.19 ID:eVxW5iG80
~翌日・マサラタウン~

レッド「よし、忘れ物は無いな」

ナツメ「レッド貴方って本当に荷物が少ないのね」

レッド「うーん、そうだなぁ。あんまり必要ないし・・・」

ナツメ「それにしてはよく無駄なもの持ってるけどね」

レッド「ははは・・・ん?」

グリーン「おっすレッド!・・・ってまたお前ら一緒なのな」

ナツメ「グリーンじゃない・・・おはよう」

レッド「おぉ、おはよう。今日も早いな」

グリーン「・・・で、お前ら今度はそんな荷物持ってどこに行くんだよ・・・?また虫取り大会にでも行くのか?」

レッド「いや、今度はシンオウ旅行に・・・」

グリーン「し、新婚、旅行・・・だと・・・」プルプル

ナツメ「そ、そんなわけないでしょう・・・!」カァァ

レッド「うーん、まぁ気分はそんな感じ?」

ナツメ「レッド・・・!」カァァ

855: 2009/11/15(日) 11:30:21.75 ID:eVxW5iG80
グリーン「・・・シンオウ地方・・・?なんでシンオウ地方なんかに」

レッド「訳あって招待券を貰ったんだ。今から出発してくる」

ナツメ「そんなに長くは滞在しないわ」

グリーン「ぐ・・・2人で・・・イチャイチャと・・・!」ギリギリ・・・

レッド「っと、そろそろクチバに向かわないと」ギュッ

グリーン「!?」

ナツメ「そうね、行きましょう」ギュッ

レッド「グリーン、それじゃあな」

ナツメ「お土産も買ってくるからね」

ビューン

グリーン「・・・許せん!あいつらだけ・・・!ちくしょう・・・、見てろよ・・・」プルルルルル・・・

858: 2009/11/15(日) 11:40:11.24 ID:eVxW5iG80
~クチバシティ・船着場~

レッド「クチバから船が出るのか・・・」

ナツメ「シンオウに行くためだけの船らしいわよ・・・どれだけお金がかかったのかしら?」

レッド「船で行くって事は何日くらいはかかるのかな?」

ナツメ「最新設備の船らしいわ。1日で到着できるって」

レッド「へぇー・・・聞けば聞くほど豪華景品だな」

ナツメ「あれだけの人数が居て、しかも1人5万円だもの」

レッド「まぁ速いに越したことはないだろ」

ナツメ「そうね・・・、行きましょうか」

ブオー

859: 2009/11/15(日) 11:51:22.92 ID:eVxW5iG80
~客船~

レッド「中も立派だな」

ナツメ「他にもお客さんがいるみたい・・・他でもなにかコンテストがあったのかしら?」

レッド「さて、俺たちの部屋はここか」

ナツメ「部屋も凄く綺麗ね」

レッド「そういえばこの客船、なんか色々あるみたいだな」

ナツメ「えぇ、パンフレット見ると、カジノとかあるみたいよ?」

レッド「カジノ・・・?」

ナツメ「面白そうじゃない。行ってみましょう?」

レッド「いや待て、怪しまれるから止めよう・・・」

ナツメ「?」

860: 2009/11/15(日) 12:01:12.45 ID:eVxW5iG80
レッド「なんか運動とか出来るところないのかな?」

ナツメ「スポーツ?そうね・・・」ペラ・・・

レッド「・・・!ここ温水プールあるじゃん!!」

ナツメ「えっ・・・プールって」

レッド「なぁ!プール行こうよ!一緒に泳ごう」

ナツメ「プ、プールに行くの・・・?」

レッド「ちなみに水着持って来ました」ジャーン

ナツメ「用意いいのね・・・でも私持ってきてないわ」

レッド「そんな事もあろうかとナツメの分も持ってきたぞ」ジャーン

ナツメ「・・・!ちょ、なんで持ってきてるのよ!しかもそれスクール水着じゃない!」

862: 2009/11/15(日) 12:10:47.60 ID:eVxW5iG80
~客船・温水プール~

レッド「プールなんて久しぶりだな」

ナツメ「・・・お待たせ・・・」モジモジ

レッド「・・・!」ボッ

ナツメ「み、水着だけじゃ恥ずかしいからTシャツ着ちゃった・・・これ、大丈夫よね?」

レッド「う、うん・・・大丈夫だと思う・・・」ドキドキ

ナツメ「というか、他に水着無かったの・・・?」

レッド「カスミにアドバイス貰ったんだ。そしたら・・・」

レッド『もしもしカスミ?ナツメの水着ってどんなのが似合うかな?』

カスミ『ナツメの?水・着ですって!?知らないわよそんなの!スクール水着でも着せてあげたら!?』ガチャ!

レッド「だって・・・」

ナツメ「それアドバイスじゃないわレッド・・・」

867: 2009/11/15(日) 12:21:25.06 ID:eVxW5iG80
レッド「それにしてもナツメ・・・凄く似合ってるよ・・・」ドキドキ

ナツメ「ほ、褒めてるのそれ・・・?」カァァ

レッド「褒めてるって」

ナツメ「・・・恥ずかしいから早く入りましょう・・・」モジモジ

レッド「そうだな。でもちゃんと準備運動しないと」

ナツメ「随分本格的ね」

レッド「基本だろ?」

872: 2009/11/15(日) 12:31:29.31 ID:eVxW5iG80
レッド「あ、温かい」チャプ

ナツメ「本当だ・・・気持ちいいわね」チャプチャプ

レッド「人もあんまりいないしな。こりゃ貸切状態だ」ズンズン

ナツメ「ちょ・・・ちょっとレッド・・・」ガシッ

レッド「ん?ほら、一番奥まで行ってみようぜ。窓から外の景色見れるっぽいし」

ナツメ「そ、そっち深くなってるんじゃない・・・?」

レッド「あぁそうだな・・・それが?」

ナツメ「浮き輪とか・・・無いのかしら・・・?」

レッド「・・・カナヅチ?」

875: 2009/11/15(日) 12:41:00.63 ID:eVxW5iG80
レッド「うーん、浮き輪は無いみたいだな」

ナツメ「・・・それじゃ怖いわレッド・・・」ギュウ

レッド「じゃあ手前で遊ぼうか」

ナツメ「・・・でも景色も見てみたいわ」

レッド「んー、じゃあ俺に捕まってなら行けそう?おんぶするよ」

ナツメ「え、大丈夫?」

レッド「うん。ほら、おいで」

ギュウ・・・

ナツメ「うん、ありがとう・・・」ギュウウ

レッド「(あ、やべ、胸当たってる・・・)」ドキドキ

ナツメ「・・・変な事考えないで」カァァ

レッド「読まれてるし」

881: 2009/11/15(日) 12:51:11.02 ID:eVxW5iG80
~温水プール・最奥~

レッド「おー、すげぇ・・・180度以上海じゃん・・・」

ナツメ「なんか温水プールと海が一緒になってて360度海みたいに見えるわね」

レッド「あれ、テッポウオの大群だ」

ナツメ「この船をホエルオーかなにかと勘違いしてるのかしら?」

レッド「ナツメ?」

ナツメ「なに?」

レッド「おんぶじゃなくて抱っこしていい?」

ナツメ「えっ・・・抱っこ・・・?」カァァ

892: 2009/11/15(日) 12:58:47.00 ID:eVxW5iG80
レッド「・・・ん、これでナツメの顔が見れる」ギュウ

ナツメ「な、なんだか恥ずかしい・・・」プイ

レッド「落ちないようにな・・・」

ナツメ「うん・・・、レッド・・・誰も居ない・・・」ドキドキ

レッド「ん・・・?あぁ、そうだね」ドキドキ

チュ・・・チュウ・・・レロ・・・

ナツメ「・・・はぁ、・・・やっぱり、舌だと全身が痺れて・・・」フルフル

レッド「・・・た、確かに・・・ちゃんと捕まってろよ・・・」ハァ・・・ハァ・・・

ナツメ「う、うん・・・浅瀬に戻りましょう・・・?」ギュッ・・・

レッド「おう・・・向こうでゆっくりしようか」チャプチャプ

897: 2009/11/15(日) 13:10:30.94 ID:eVxW5iG80
レッド「気持ちいいなー・・・」プカプカ

ナツメ「顔に水がかかりそうで怖いわ・・・」チャプチャプ

レッド「そんな怖がること無いのに・・・気持ちいいぞー・・・」プカプカ

ナツメ「・・・ふーん」チャプ・・・

パシャッ!!

レッド「うわっぷっ!!」

ナツメ「なんだか気持ちよさそうでずるい・・・」パシャパシャ

レッド「わっ!や、やったなぁ!」バシャバシャ

ナツメ「きゃっ!?ちょっ!かけ過ぎよ!」パシャパシャ

レッド「っ!先にやってきたのはそっちだろぉー!」バシャバシャ

ナツメ「も、もう!・・・ふふふ、なによぉ!」パシャパシャ

レッド「っははは、そっちこそなんだよ!」パシャパシャ

901: 2009/11/15(日) 13:22:29.69 ID:eVxW5iG80
「ここが豪華客船の温水プールか・・・海と一体になっているようだ、素晴らしい」

「ん、どうやら先客がいるようだけど・・・」

「・・・!?あれはもしやカントーチャンピオンのレッドではないのか・・・!?」

「一緒に居るのはヤマブキの・・・ナツメ・・・?」

「・・・追いかけっこでもしているのだろうか・・・?取り込み中のようだ。接触は後にしよう・・・」スタスタ

レッド「待てー」ジャバジャバ

ナツメ「あはは、レッド怖いー」ジャバジャバ

902: 2009/11/15(日) 13:28:24.72 ID:eVxW5iG80
ギュッ

ナツメ「きゃっ・・・!」ビク

レッド「捕まえたっ・・・!」ギュウウ

ナツメ「も、もう・・・レッド」ハァ、ハァ・・・

レッド「水場で走るの疲れるな・・・」ハァ、ハァ・・・

ナツメ「ん、レッド・・・」モゾモゾ

レッド「ん?」

ナツメ「見つめ合えないのは嫌・・・」グルリ

レッド「ナツメ・・・」ドキッ

ナツメ「ん・・・これでいい」ギュウウウ

レッド「・・・ん」ギュウウ

909: 2009/11/15(日) 13:38:54.44 ID:eVxW5iG80
~レッド達の客室~

レッド「はぁ・・・さっぱりした」

ナツメ「なんだか疲れちゃったわ・・・」

レッド「そうだな、しばらく部屋でのんびりしてよう」

コンコン

レッド「ん?」

ナツメ「男の人が1人・・・誰かしら?」

レッド「どちら様ですかー?」ガチャ

ダイゴ「あ、初めまして。僕はダイゴって言います。レッドさん・・・ですね?」

レッド「・・・誰?」

911: 2009/11/15(日) 13:47:09.86 ID:eVxW5iG80
ダイゴ「カントーチャンピオンのレッドさんとお見受けしました。お会いできて光栄です。さっきは取り込み中だったようで」

ナツメ「ダイゴって・・・もしかしてホウエン地方のトレーナーさん?」

ダイゴ「はい。貴女はナツメさんですね・・・ヤマブキのジムリーダーが何故・・・?まぁ聞かなくても大体分かりますが」

ナツメ「・・・っ」カァァ

レッド「で、そのホウエンのトレーナーが俺になんの用?」

ダイゴ「これと言って用は無いのですが、伝説のトレーナーに一言挨拶しようと思いまして」

レッド「あ・・・ご丁寧にどうも・・・」

ダイゴ「ルビーとは親しい仲でね。僕の良きライバルでもありました」

レッド「ルビーくんの知り合いか」

ダイゴ「この間、ハルカがカントーに飛び出していってしまったんですが、貴方と戦ったそうで?」

レッド「ハルカ・・・あぁ、この間挑戦に来た女の子か」

ダイゴ「先日彼女が帰ってきましてね。ルビーを説得して2人で鍛えあっているよ」

915: 2009/11/15(日) 13:54:01.27 ID:eVxW5iG80
レッド「そうか・・・それじゃあ持ち直したんだな、ルビーくん」

ナツメ「よかったわね」

ダイゴ「ホウエンで1番強いルビーくんがより一層力をつけたとなっては、僕が彼を倒すのは至難の業らしい」

レッド「お前も強くなればいいんじゃないか」

ダイゴ「えぇ・・・だからこうして各地を旅しているんです。シンオウは強いトレーナーが多いと聞きますから」

レッド「そうだな。いい修行になると思うよ」

ダイゴ「ありがとうございます。貴方にそう言って頂けるとやる気が上がります」

レッド「え?ま、まぁ・・・そういうことにしておこうか」

ダイゴ「それでは僕は戻ります。お邪魔しました」スタスタ

ナツメ「貴方って、行く先々で珍しい人と遇うのね」

レッド「そうだな・・・」

917: 2009/11/15(日) 14:01:12.92 ID:eVxW5iG80
~翌日~

アナウンス『まもなくシンオウ地方、ミオシティに到着しまーす。お忘れ物にご注意ください』

レッド「っと、そろそろ到着か」

ナツメ「なんだかあっという間ね」

レッド「朝食食べたと思ったらもう着くなんてな」

ナツメ「朝ごはんも豪華だったわね。おいしかったわ」

レッド「そうだね。・・・でもナツメのご飯の方がおいしいよ」ナデナデ

ナツメ「なっ・・・もう・・・お世辞はいいのよ」ドキッ

レッド「お世辞じゃないって。本当だよ?」

ナツメ「・・・ありがと」ポッ

・・・チュッ

918: 2009/11/15(日) 14:06:49.88 ID:eVxW5iG80
~シンオウ地方・ミオシティ~

レッド「また来たなシンオウ・・・ミオシティは初めてだけど」

ナツメ「港町って静かで素敵・・・私好きよ」

レッド「そうなの?」

ナツメ「えぇ、アサギタウンのアクア号乗り場によく行くわ」

レッド「アサギ・・・?ジョウトか」

ナツメ「うん。今度レッドも一緒に行きましょう」ギュッ

レッド「おう、案内してくれ」ギュッ

920: 2009/11/15(日) 14:11:51.07 ID:eVxW5iG80
~ミオシティ~

レッド「さて、シンオウに来たけどどうしようか」

ナツメ「特に目的も無いのよね」

レッド「しかも俺達シンオウ地方詳しくないしな・・・」

ギュウウウウン!!!

レッド「な、なんだあれ!?」

ナツメ「ピジョット・・・?」

カスミ「また会ったわねナツメ!」スタッ

グリーン「・・・いでっ!!俺を踏み台にするなよ!!」ドサッ

レッド「グリーン!それにカスミ!」

ナツメ「・・・また着いてきたの?」

953: 2009/11/15(日) 19:51:40.97 ID:eVxW5iG80
カスミ「・・・また着いてきたの?じゃないわよ!また2人で変な事しようとしてるんでしょう!」ビシッ

グリーン「そうだ!しかも俺たちの目の届かないようなところで!!」ビシッ

レッド「・・・お前らもしつこいなぁ」ハァ・・・

ナツメ「邪魔しないで」キィィィィ

カスミ「いだだだだだだ!!!!!」バタバタ

グリーン「あででででででっ!!!頭割れる!!!」バタバタ

レッド「今度も俺たちの見張りって奴か?」

ナツメ「もう着いてこないで」

カスミ「いだだだだ!!わかったわよ!わかったからこれ止めて!!」バタバタ

グリーン「レッド!助けて!氏ぬー!!あでででで!!!」バタバタ

レッド「まぁそこら辺でナツメ」

ナツメ「うん」パッ

954: 2009/11/15(日) 19:58:38.33 ID:eVxW5iG80
カスミ「っ~!もう・・・人の話も聞きなさいよ・・・」ハァ・・・ハァ・・・

レッド「聞くも何もお前ら俺らの邪魔しに来たんだろ?」

グリーン「ち、ちげーよ・・・!確かに動機はそこだったが目的は違うぞ!」

ナツメ「・・・どういうこと?」

カスミ「このシンオウ地方で明日から大規模なポケモンスーパーコンテストが開かれるのよ」

レッド「ポケモンコンテスト・・・?」

グリーン「俺達はそれに出場するためにホウエンにやってきたんだ!この最速のピジョットに乗ってな!」

ナツメ「確かにグリーンのピジョットなら一日でシンオウまで行けそうね」

カスミ「夜は凄く寒かったわ・・・というかシンオウ地方って寒いのね・・・」

ナツメ「それちょっと分かるわ。ちょっと着込んできたもの」

レッド「そうか?」

グリーン「たいして変わんねぇだろ」

ナツメ・カスミ「馬鹿」

957: 2009/11/15(日) 20:06:57.69 ID:eVxW5iG80
カスミ「とにかく!ポケモンバトルでは負けちゃったけど、コンテストで勝っちゃうんだから!」

レッド「おい、待てよ!俺達出場するなんて・・・!」

グリーン「へへーん、安心しろ!お前たちの分もエントリーしてきてやったぜ!」

ナツメ「ちょっと・・・!」

グリーン「明日のお昼から開催だ!逃げたら許さないからな!絶対来いよ!」

カスミ「私達、今からシンオウのスズナって人にスーパーコンテストの必勝法を伝授してもらいに行くの!」

レッド「は、はぁ・・・」

グリーン「これで俺達の勝ちは決まったな!コンテストで恥かかせてやるぜ!!じゃあな!」

ビューン!

レッド「・・・なんか面倒くさいことになったな・・・」

ナツメ「どうしましょう、レッド」

レッド「面倒くさいけど・・・勝負とあっちゃ負けるわけにはいかないよな・・・」

ナツメ「そうね。今度こそ私達に構わないように徹底的に勝ちましょう」

961: 2009/11/15(日) 20:13:38.84 ID:eVxW5iG80
レッド「でもさ、ポケモンコンテストってなによ?」

ナツメ「カントーにはあまり馴染み無いわね。私も名前くらいしか知らないわ」

レッド「ナツメがわかんないとどうしようもないなぁ・・・どうするかー・・・」

ナツメ「ごめんなさい、役に立てなくて・・・」

レッド「いいって、一緒に頑張ろう」ナデナデ

ナツメ「レッド・・・」スリスリ・・・

レッド「とにかくコンテストについて詳しく知ってる人を探そう」

ナツメ「とりあえずシロナとプラチナに会ってみる?シンオウチャンピオンと歴史研究家ならなんでも知ってそうだけど」

レッド「それもそうだな。それじゃあプラチナ達に会いに行こうか」

ナツメ「研究所かしら?」

レッド「かなぁ?まぁおくりのいずみに行ってみよう」

963: 2009/11/15(日) 20:19:23.70 ID:eVxW5iG80
えーと、まず保守感謝です。ありがとうございました。
もうすぐ1000って事でこの辺で終了しようと思います
んで、ポケモンコンテスト編を次回からやっていこうと思ってます
少し書き溜めてはあるんですが区切りもいいので次回に持ち越しです。
随分と話が大きくなってるので把握するのも大変で、今日次スレ立ててもペースを維持でき無そうなので
もう少し書き溜めてから再開しようと思います。次は1週間くらい空くのかな?まぁ出来次第で・・・
パー速に行けって意見も出てるけど次はパー速の方がいいのかな?こっからは質問要望なんか答えれたら答えます

999: 2009/11/15(日) 21:23:19.26 ID:RcVeq98vO

引用元: グリーン「レッドとナツメの様子がおかしい」