1: 2015/05/04(月) 14:24:47.95 ID:GkURCnRM0

2: 2015/05/04(月) 14:25:26.99 ID:GkURCnRM0



P「ああ…今回のスポーツ祭か。バスケにしたの?」


美穂「はい。ですけどあんまり得意じゃないんです……そこでプロデューサーさん、お願いがあります!」


P「練習に付き合えってか?」


美穂「えっ…」


P「俺じゃ嫌か…まあ俺も得意ってわけじゃないしな……他のひ」


美穂「プロデューサーさんがいいですっ!」


P「へっ…?」


美穂「だめ……ですか?」


P「あ、いや…ただ仕事が残ってるから一時間ぐらいね」


美穂「えっと…今からですか?」


P「もちろん、善は急げだ。行くぞ!」


美穂「あっ待ってください~」




3: 2015/05/04(月) 14:26:08.91 ID:GkURCnRM0

―1時間後―


美穂「ありがとうございました」


P「すまん、美穂! ちひろさんに急に呼び出されたから先に帰る。許してくれ」


美穂「いえ、こちらこそ、わざわざ練習に付き合って下さってありがとうございます」


P「そうか…何か問題があったらまた相談してくれ。本当にごめん」


美穂「大丈夫ですよ」


P「ありがとな、じゃあお先」






美穂「ふぅ~汗かいちゃったから事務所のシャワー室を使おうかな」


4: 2015/05/04(月) 14:26:39.92 ID:GkURCnRM0



―事務所―

美穂「ただいま戻りました」


ちひろ「あ、美穂ちゃんお帰りなさい。ちょっと留守番していてくれますか?」


美穂「えっと…大丈夫です」


ちひろ「ありがとうございます。プロデューサーさんもしばらく会議でいないけど…ごめんなさいね、冷蔵庫の中のアイス食べちゃっていいですから」


美穂「はい、わかりました!」


ちひろ「それじゃあ、行ってきます」


美穂「いってらっしゃい」



誰もいなくなった事務所。とても静かです。さあシャワーを浴びてスッキリしようと思った矢先、ふと目に留まったものがありました…


美穂「あっプロデューサーさんのYシャツだ…」


かなり急いでいたのか、事務所のソファーにYシャツが放りだされたままです。





5: 2015/05/04(月) 14:27:30.79 ID:GkURCnRM0


片づけた方がいいかな


そんなことを独り言ちりつつプロデューサーさんのYシャツに手をかけた瞬間でした。ほんのりと香る男の人の汗の匂い。酸っぱい匂いですけどそこまで嫌じゃない香りです。


いい匂い…


はっ片づけなくちゃ…匂いを嗅いでるなんてプロデューサーさんにバレたら……


スンスン・・・


気が付けばYシャツの匂いを嗅いでる自分が居ました。すこしくらいこのままでもいいよね…しばらく帰ってこないってちひろさんも言ってたし……






6: 2015/05/04(月) 14:28:04.68 ID:GkURCnRM0




スーハー・・・


思いっ切り息を吸い込むと、頭を溶かしてしまう甘い匂いに包まれます。幸せ……なんていつからこんなに、はしたない子になってしまったんでしょうか…これもプロデューサーさんのせいです。


何度も深呼吸していたらそんなことはどうでもよくなってしまいました。


んっ…//


匂いを嗅いでるうちに体が疼いてきちゃいました…部屋に戻ってからじゃ我慢出来ない……! 事務所だけどすぐ終わらせれば大丈夫…なはず。プロデューサーさんも善は急げって言ってたし……


そうと決まれば急いで終わらせないと




んっ…んんんっ……//




7: 2015/05/04(月) 14:28:52.71 ID:GkURCnRM0


P「ただいまもどりました」


美穂「お疲れ様です」


P「ただいま。あれ、ちひろさんは?」


美穂「用事があるらしくて事務所にはいません」


P「ちひろさん…」


美穂「どうかしましたか?」


P「いやね、机の上に近くのカフェがオープンした出しっぱなしだ。そこに行ってるんじゃないか?」


美穂「! プロデューサーさん。今度そこのカフェに連れて行ってくれませんか?」


P「もしかして、先に帰っちゃったからそ埋め合わせ?」


美穂「い、いえ。練習に付き合ってくださった私からのお礼です!」


P「うーん…じゃあまたバスケの練習した時にね」


美穂「は、はい! よろしくお願いします!」



また、プロデューサーさんの匂い嗅げるかな? なんて…//





爆氏(おしまい)




引用元: モバP「バスケの練習?」 美穂「は、はい!」