677: 2018/10/15(月) 20:39:05.66 ID:F+hM+d4do
亀ですが書きます


武内P「好きな男性のタイプは?」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)
678: 2018/10/15(月) 20:41:16.79 ID:F+hM+d4do
莉嘉「Pくん!」みりあ「プロデューサー!」

武内P「……」

莉嘉・みりあ「えへへ!」ニコッ!

武内P「……好きな男性のタイプは?」


莉嘉「Pくん!」みりあ「プロデューサー!」


武内P「……そう、答えてはいけない、と」

武内P「どう言えば……理解して頂けますか?」

679: 2018/10/15(月) 20:44:03.89 ID:F+hM+d4do
莉嘉「えーっ! だって、ホントのコトだし☆」

みりあ「うんうん! ウソよくないもんね!」

莉嘉・みりあ「ね~っ♪」

武内P「いえ、ですが……」


美嘉「こ~らっ、アンタ達!」

美嘉「あんまり困らせちゃ、かわいそうでしょ!」


莉嘉・みりあ「えーっ?」


武内P「……」

680: 2018/10/15(月) 20:46:46.23 ID:F+hM+d4do
美嘉「アンタも、もっとしっかりしてよね!」

武内P「……すみません」


莉嘉「でもでも、本当にタイプだったらしょーがなくない?」

みりあ「雑誌のインタビューの練習でも、ウソはダメだよ!」

莉嘉・みりあ「ね~っ♪」


美嘉「……」

武内P「すみません、先程から……この調子で」

美嘉「はぁ……だからアタシを呼んだワケね」

681: 2018/10/15(月) 20:50:00.23 ID:F+hM+d4do
莉嘉「だってぇ、Pくんってクラスの男子よりチョー大人だしぃ!」

みりあ「それに、背も高いし、顔も見慣れたら全然怖くないしね!」

莉嘉「むしろ、ちょっぴりキュートってカンジ☆」

みりあ「うんうん! たまにだけど、笑うと可愛いよね!」

莉嘉・みりあ「ね~っ♪」


美嘉「わかる」


武内P「……あの、城ヶ崎さん?」


美嘉「!?」

美嘉「な、何でもない! ただの独り言だから!」アセアセ!

682: 2018/10/15(月) 20:54:55.62 ID:F+hM+d4do
莉嘉「お姉ちゃんも、そう思うでしょ?」

みりあ「ねえねえ、美嘉ちゃんも思わない?」

美嘉「……」チラッ


武内P「……」


美嘉「……あっ、アタシのタイプじゃなくて!///」

美嘉「今は、雑誌インタビューの練習が先決でしょ!?///」


莉嘉・みりあ「……は~い」

683: 2018/10/15(月) 20:58:35.73 ID:F+hM+d4do
莉嘉「でも~、アタシウソはつきたくないな~……」

みりあ「うん……やっぱり、みりあも……」

美嘉「別に、ウソをつけって言ってるんじゃないってば」

莉嘉・みりあ「えっ?」


美嘉「要は、特定の個人を挙げるんじゃなくてね?」

美嘉「どういう人がいい~、ってちょっとボカすの」

美嘉「そうすれば、ファンの人がヤキモチ焼かなくて済むでしょ?★」


莉嘉・みりあ「……なるほどー!」

684: 2018/10/15(月) 21:02:53.49 ID:F+hM+d4do
美嘉「だから、出来るだけ範囲は広めに」

美嘉「頑張れば出来るようになる、ってのがベターかな★」

莉嘉・みりあ「う~ん……」


莉嘉「……お姉ちゃん、お手本見せてよ!」

みりあ「……うんうん! 美嘉ちゃんのお手本が見たい!」


美嘉「おっ……お手本?」

美嘉「まあ、そういうインタビューは何度もあるから……」

美嘉「……」


美嘉「――よし★ それじゃ、お手本見したげる★」


莉嘉・みりあ「イエーイっ♪」

685: 2018/10/15(月) 21:06:27.64 ID:F+hM+d4do
莉嘉「それじゃあ、お姉ちゃんの好きなタイプは?」

美嘉「う~ん、莉嘉みたいな人かな★」

莉嘉「えっ、ええっ!?///」

美嘉「アハハッ、冗談だよ~★ 驚いた?」

莉嘉「もっ……もー! ビックリするじゃん!」


みりあ「すごいすごい! 小悪魔、っていうやつだよね!」

武内P「そうですね」

武内P「城ヶ崎さんには、参考になる回答かも知れません」

686: 2018/10/15(月) 21:10:32.79 ID:F+hM+d4do
みりあ「はいはーい! それじゃあ、次はみりあね!」

美嘉「オッケー! なんでも聞いて★」

みりあ「プロデューサーの、どんな所がステキだと思う?」


美嘉「そうだねぇ……やっぱり、真面目なトコかな★」

美嘉「その分、融通もきかなかったりするケドさ」

美嘉「でもま、アタシだったらフォロー出来るし★」


莉嘉「お姉ちゃん……カッコイイ~!」

武内P「あ、あの……城ヶ崎さん?」

687: 2018/10/15(月) 21:15:25.96 ID:F+hM+d4do
莉嘉「はーい、次はアタシ! アタシの番ね!」

美嘉「オッケーオッケー! どんどん来なー★」

莉嘉「Pくんをメロメロにするのって、どうすれば良いの?」


美嘉「アタシも、たまーに胸の谷間とかチラッと見せるんだケドさ?」

美嘉「イマイチ反応が無いんだよねぇ……ムカつくケド」

美嘉「だから、やっぱりアイドル活動を頑張るのが一番っしょ★」

美嘉「それで目を離せないようにしちゃう、みたいな★」


みりあ「なるほどー! すっごく参考になる!」

武内P「参考にするのは……ま、待ってください!」

688: 2018/10/15(月) 21:21:47.46 ID:F+hM+d4do
みりあ「はーいっ! それじゃ、またみりあの番ね!」

美嘉「へへっ! まだまだヨユーだよー★」

みりあ「告白は、自分からする? それとも、されたい?」


美嘉「う~ん……アタシとしては、されたいかなぁ」

美嘉「待ってるだけじゃダメだとも思うんだケドさ?」

美嘉「立場も、それに年の差もあるし難しいよねー」

美嘉「まっ、それはお互い様だから、なるようになるって★」


莉嘉「お姉ちゃんだったら、きっと告白される側だよ!」

武内P「待ってください! あの……しませんよ!?」

689: 2018/10/15(月) 21:28:33.94 ID:F+hM+d4do
莉嘉「それじゃあね、それじゃあねー!」

美嘉「おいおーい、慌てなくても逃げないって★」

莉嘉「理想のキスって、どんなの?」


美嘉「理想の、かぁ……そうだなぁ……」

美嘉「皆が帰っちゃって、此処に二人っきりになってさ」

美嘉「それで、不意をついてホッペにキスするじゃん?」

美嘉「そしたら、こう、抱き寄せられて唇に……みたいな?★」


みりあ「うわーっ! それ、すっごくステキだね!」

武内P「城ヶ崎さん!?……城ヶ崎さん!?」

690: 2018/10/15(月) 21:36:05.51 ID:F+hM+d4do
みりあ「はーい! はいはいはーい!」

美嘉「おおっ、チョー元気なインタビュアーさんじゃん★」

みりあ「それでそれで、キスした後は?」


美嘉「それは……アタシにもわかんないかなー」

美嘉「だって、不意をついたと思ったら、反撃されるんだよ?」

美嘉「それで……美嘉……なんて名前で呼ばれたらさ!」

美嘉「その時点で、頭がフットーしちゃうって★」


莉嘉「アハハッ! お姉ちゃんが、メロメロにされちゃうんだ☆」

武内P「……!」

691: 2018/10/15(月) 21:42:33.49 ID:F+hM+d4do
武内P「じょ、城ヶ崎さん!」

美嘉「んー? どうしたの?」


武内P「今は、好きな男性のタイプについて、という質問に対する……」

武内P「練習中……です、よね!?」


美嘉「うん。二人が、ウソつきたくないって言ってるしさ」

美嘉「……って、アンタが呼んだんでしょ?」


武内P「そ、それは……そうですが、しかし……!?」


美嘉「わかってるなら、ホラ! 邪魔しないで!」


武内P「で……ですが、城ヶ崎さん……!?」

692: 2018/10/15(月) 21:48:11.93 ID:F+hM+d4do
美嘉「――お待たせ! さっ、続きをどーぞ★」

莉嘉・みりあ「それじゃあ――」

莉嘉・みりあ「――好きな男性のタイプは?」


美嘉「……困ったコトに、アイツ」

美嘉「ほーんと、鈍すぎてたまにイヤになるケドね」

美嘉「まっ、アタシはカリスマJKアイドル城ヶ崎美嘉★」

美嘉「そのくらいで、へこたれてらんないっしょ★」


武内P「……」


美嘉「……?」

美嘉「……」

美嘉「…………」


美嘉「あっ」

693: 2018/10/15(月) 21:57:22.53 ID:F+hM+d4do
  ・  ・  ・

莉嘉「まっ、アタシはカリスマJCアイドル城ヶ崎莉嘉☆」

莉嘉「ぜーったい、メロメロにしちゃうんだから☆」

みりあ「あのねあのね、みりあ一生懸命頑張るよ!」

みりあ「だから……えへへ♪ ちゃんと見ててね♪」


武内P「……」


美嘉「悪い見本――ッ!///」

美嘉「さっきの、悪い見本だって言ってるでしょ――ッ!?///」


莉嘉・みりあ「え~っ?」


莉嘉・みりあ「やっぱり、ウソは良くないよ♪」



おわり

引用元: 武内P「ムラムラ、ですか」