808: 2018/10/19(金) 20:10:09.81 ID:XNpZWEUzo
書きます


武内P「私の部屋は隣です」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)
809: 2018/10/19(金) 20:12:39.06 ID:XNpZWEUzo
凛「わかってる。何度も言わなくて良いから」

武内P「いえ、一応確認ですので」

アーニャ「何かあった時のため、ですね?」

武内P「はい、その通りです」


武内P「それでは、また明日」

武内P「おやすみなさい」


凛・アーニャ「おやすみなさい、プロデューサー」

810: 2018/10/19(金) 20:16:12.46 ID:XNpZWEUzo
  ・  ・  ・

凛「……ホント、心配性なんだから」

アーニャ「フフッ! それが、プロデューサーのいい所、です♪」

凛「……まあ、否定はしないけど」

アーニャ「同じ部屋で寝るのは、初めてですね」

凛「二人っきりで、っていうのは……そうかも」


凛・アーニャ「……」チラッ


凛・アーニャ「……」

811: 2018/10/19(金) 20:18:52.44 ID:XNpZWEUzo
凛「ねえ、今……何を見たの?」

アーニャ「リンも、どこかを見ていましたね?」

凛「私は……まあ、壁だけど?」

アーニャ「ダー、私も、壁です」

凛・アーニャ「……」


凛・アーニャ「……」チラッ


凛・アーニャ「……」

812: 2018/10/19(金) 20:22:34.39 ID:XNpZWEUzo
凛「……とりあえず、シャワー先にどうぞ」

アーニャ「ニェート……いいえ、リンが先に、どうぞ」

凛「私は後で良いって」

アーニャ「アー、遠慮は、しなくても大丈夫、ですよ?」


凛「アーニャ。アーニャが、先にシャワーを」


アーニャ「リン。リンが、先に浴びるべき、です」


凛・アーニャ「……」

813: 2018/10/19(金) 20:26:25.61 ID:XNpZWEUzo
凛「……じゃあ、こうしようか」

アーニャ「シトー?」

凛「……ジャンケン」

アーニャ「っ!?」


凛「…………五回勝負」


アーニャ「……それなら」

アーニャ「それなら、アー、受けて立ちます」

814: 2018/10/19(金) 20:28:16.12 ID:XNpZWEUzo
アーニャ「……勝負の前に、トイレに行っても?」

凛「良いよ、行ってきて」

アーニャ「スパシーバ、リン」


ガチャッ、バタンッ


凛「……」


凛「……」


凛「……アーニャ?」

815: 2018/10/19(金) 20:30:53.37 ID:XNpZWEUzo
凛「……アーニャ?」

コンコン

凛「アーニャ、居るんでしょ?」

コンコン

凛「……ごめん、開けるね」

カチャッ


凛「……――居ない……!?」


凛「――まさか!」バッ!

816: 2018/10/19(金) 20:37:27.96 ID:XNpZWEUzo
  ・  ・  ・

武内P「――待ってください、アナスタシアさん!」

アーニャ「ニェート! 待てない、です!」

ぐいぐいっ!

アーニャ「早く、中に! 早ーく! ヴィーストラ!」

ぐいぐいっ!

武内P「だ、駄目です! いけません!」

アーニャ「ヴィーストラ! ヴィーストラ! ヴィーストラ!」

ぐいぐいっ!

武内P「な、何が……何故……!?」

817: 2018/10/19(金) 20:40:33.78 ID:XNpZWEUzo
  ・  ・  ・

凛「――ふーん、間取りは同じなんだ」

凛「……って、同じホテルの隣の部屋だし、そうだよね」

アーニャ「……早かった、ですね?」

凛「そうかな」

アーニャ「……」


武内P「あ、あの……!」

武内P「自分の部屋に、戻って頂けませんか……!?」

818: 2018/10/19(金) 20:45:37.38 ID:XNpZWEUzo
凛「別に良くない? まだ、九時前だし」

アーニャ「ダー、まだ眠るには早い、ですね?」

武内P「いえ、しかし!」

武内P「アイドルの方が、夜にプロデューサーの部屋に――」


凛・アーニャ「――!」


アーニャ「シトー? シトシトー? アー、ンー?」

凛「ごめん、ちょっとわからないんだけど」


凛・アーニャ「何が、問題?」


武内P「……」

武内P「えっ?」

819: 2018/10/19(金) 20:48:50.83 ID:XNpZWEUzo
武内P「いえ、ですから……!」


凛「何? もしかして、私達の事……そういう風に見てるの?」

アーニャ「ニェート! プロデューサーに限って、有り得ない、です!」


武内P「そ、それは……はい」

武内P「で……ですが!」


凛「私達、ちょっと話でもしようかな、って思っただけなんだけど」

アーニャ「それも駄目、ですか? プロデューサー?」


武内P「……!?」

820: 2018/10/19(金) 20:51:55.12 ID:XNpZWEUzo
凛「ねえ、それも駄目なの?」

アーニャ「プロデューサー?」


武内P「あ……あの」

武内P「先程、物凄い剣幕で部屋に押し入ってきたのは……」

武内P「……ただ、話をしたいと思ったからだ、と……?」


凛「うん」

アーニャ「ダー」


武内P「……!?」

821: 2018/10/19(金) 20:55:58.44 ID:XNpZWEUzo
武内P「で……でしたら」

武内P「ロビーの方へ……移動しましょう」


凛「私、もう寝る時の格好しちゃってるんだけど」

アーニャ「私も、です。この格好で、ロビーは……」


武内P「な……ならば!」

武内P「寝て、起きたらで……それで、お願いします!」


凛・アーニャ「……」


武内P「……!」

822: 2018/10/19(金) 20:59:39.00 ID:XNpZWEUzo
凛「……はぁ……そこまで言うなら、わかった」

アーニャ「……ダー……プロデューサーの言うことは、絶対、です」


武内P「!」パアッ!


凛「――それじゃ、寝ようか」

アーニャ「――おやすみなさい」

もぞもぞっ…


武内P「!?」

武内P「渋谷さん、アナスタシアさん!?」

武内P「何故、この部屋のベッドに潜り込んでいるのですか!?」

823: 2018/10/19(金) 21:04:53.93 ID:XNpZWEUzo
凛「一人なのに、ツインの部屋で助かったかな」

アーニャ「ダー、ベッドの取り合いになる所、でした」

凛「あっ、そうだ……シャワー浴びてない」

アーニャ「オー……私も、忘れてました」

凛「パジャマには着替えたけど――」

アーニャ「このまま、だと――」


凛・アーニャ「――ベッドに、匂いがついちゃう」


武内P「……!?」

824: 2018/10/19(金) 21:12:38.52 ID:XNpZWEUzo
武内P「お……お二人とも、何を仰っているのですか……!?」


凛「別に、そのままの意味だけど」

アーニャ「特に、おかしな事は言っていませんね?」

凛「別に良いでしょ、寝ろって言ったのはプロデューサーだし」

アーニャ「ダーダーダー! 私も、聞いていました!」


武内P「いえ、あの……!」

武内P「ご自分の部屋に、戻って頂けませんか……!?」

825: 2018/10/19(金) 21:18:16.49 ID:XNpZWEUzo
凛「部屋に戻れって……もう、寝る体勢なんだけど」

アーニャ「目を閉じたら、朝までスヤスヤ、です」


武内P「あの……私のベッドが、なくなったのですが」


凛「くっつけば、二人は寝られると思う」

アーニャ「枕は、アー、腕枕で良い、です」


武内P「……」


凛・アーニャ「プロデューサー」

凛・アーニャ「寝るベッドは、どっち?」


武内P「……」

826: 2018/10/19(金) 21:22:35.61 ID:XNpZWEUzo
武内P「その……どちらかを決める前に、ですね」

武内P「シャワーを浴びてこよう、と」

武内P「……そう、思います」


凛・アーニャ「えっ?」


武内P「仮に、一緒に眠る場合ですが」

武内P「清潔な方が良い」

武内P「……そう、思いますから」


凛・アーニャ「……!」

827: 2018/10/19(金) 21:30:39.02 ID:XNpZWEUzo
凛「せ、清潔な方と……一緒に寝るって事!?」

アーニャ「プロデューサー!?……本当、ですか!?」


武内P「……」


凛「ふざけないでよ!」

凛「――違う、間違えた! 今の、無し!」

凛「……この状況は何なの!?」


アーニャ「――部屋に、戻ります!」

アーニャ「急いで、アー、ンー! ちょ、チョッパヤ!」

アーニャ「チョッパヤで、シャワーを浴びてきます!」


凛・アーニャ「!」バッ!

828: 2018/10/19(金) 21:35:13.97 ID:XNpZWEUzo
凛・アーニャ「っ!」

バッ!

凛・アーニャ「……!」

ダダダダダッ!

凛・アーニャ「!」

カチャッ、バタンッ!


凛「――ふざけないでよ! 部屋に戻るんでしょ!?」

アーニャ「――ニェ――ット! リンが、戻ります!」

凛「その間に、私を締め出すつもりでしょ!?」

アーニャ「当然、です! 一緒に寝るのは、アーニャ!」


武内P「……」

829: 2018/10/19(金) 21:44:12.62 ID:XNpZWEUzo
「有り得ない! 私、ここでシャワー浴びるから!」

「……ニェニェニェニェ――ット! エOチな下着、です!」

「何それ!? ねえ、パンツすらはいてなかったの!?」

「リンには、見えない下着、です! リンには!」

「はあっ!? 何、バカって言いたいわけ!?」

「シト~ッ? そんな事、言ってませんね? シィットォ~~ッ?」

「ふ――んっ!」

「ニェ――ット! 冷たい! バカ! リン、バカ!」


武内P「……」

830: 2018/10/19(金) 21:56:52.93 ID:XNpZWEUzo
「あっ、ごめん! まだ、下着つけてたんだよね!」

「ウラ――ッ!」

「わっ、ぷ!? 何するの!? ビショ濡れになっちゃったでしょ!」

「イズヴィニーチェ、すみません……アー、発情期、ですか?」

「そういう意味じゃないから! 何なの!? はっ、は、発情期!?」

「リン、ボディソープ、取ってくれますか?」

「うん……じゃなくて!」

「ニェ――ット! 即、流さないで、ください!」


武内P「……」

831: 2018/10/19(金) 22:00:59.43 ID:XNpZWEUzo
武内P「……」

コンコン

武内P「すみません」


「「ちょっと待って!」」


武内P「……クローゼットの中に、ガウンが入っています」

武内P「着ていた服は濡れてしまっていそうなので……」

武内P「……そちらを着て、この部屋で寝てください」


「「……プロデューサー?」」


武内P「……」

832: 2018/10/19(金) 22:11:04.38 ID:XNpZWEUzo
武内P「千川さんに……何かあった時のため、と」

武内P「そう、言われていたのですが……正解でしたね」

武内P「……本当に、残念ですが」


「「プロデューサー!?」」


武内P「お二人とも、シャワーを浴びたら」

武内P「この部屋で、一緒に寝てください」


「「プロデューサーは!?」」


武内P「私の部屋は隣です」

武内P「もう一つ、隣になります」

833: 2018/10/19(金) 22:18:08.98 ID:XNpZWEUzo
「……冗談! 冗談だから!」

「……ダー! リンの言う通り、です!」


武内P「渋谷さん、アナスタシアさん」

武内P「明日の朝、お話がありますので」


「「……」」


武内P「それでは、また明日」

武内P「おやすみなさい」


「「……おやすみなさい、プロデューサー」」



おわり

834: 2018/10/19(金) 22:26:27.16 ID:EareozG20
>アーニャ「急いで、アー、ンー! ちょ、チョッパヤ!」
絶対日本語ペラペラじゃん

引用元: 武内P「ムラムラ、ですか」