843: 2018/10/20(土) 20:07:36.47 ID:vkkE8umeo
「……」
毎日が、面白くねえ。
別に、つまらねえって事は無い。
ただ、面白くねえんだ。
「……」
聖羅服を着て、ガッコに行って。
そういう、所謂『当たり前』ってヤツが、どうも性に合わねえ。
勉強が嫌いなんて、そんなしみったれた理由じゃないぜ?
むしろ、そっちは割と得意……まあ、柄じゃねえけどな。
「……」
こうやって、教室の机に大人しく座って、空を見てると。
あの青空が、太陽が、「なんで大人しくしてんだ?」って言ってる気がすんだよ。
別に、好きで大人しくしてんじゃねえっての。
教室で、無意味に暴れるほど、アタシはガキじゃねえってんだ。
「……」
胸の奥で、何かが燻ってる。
マジになれるだけの何かを求めて、爆発寸前だ。
それが毎日続いてるのが、今のアタシだ。
どうだ? 少しは、アタシの気持ちってもんがわかったか?
「……」
流行りの何かなんて、興味ねえ。
そんなもんじゃ、アタシの気合を受け止められねえ。
――何か、ねえのかよ。
――アタシの全部……ありったけをぶつけられる、何かが。
「――……井! 向井拓海!」
チッ……うるせえな。
でけえ声出すんじゃねえよ。
「居るよ。見りゃわかんだろ」
教壇の上に立つ先公を見て、言う。
……別に、睨んじゃいねえし、無視してたわけでもねえっての。
アタシだって、考え事して上の空になる時もあんだよ。
844: 2018/10/20(土) 20:39:35.97 ID:vkkE8umeo
・ ・ ・
「……」
単車に乗って、走ってる時。
風の抵抗を受けて、それを切り裂いて。
まるで、アタシ自身が風になったと思えるくらい、かっとばす。
アタシは、その瞬間が一番好きだ。
「……」
頭ん中が空っぽになって、全てを忘れさせてくれる。
胸の奥で燻ってる何かも、置き去りにして、ぶっちぎれる。
ずっと走り続けられるとしたら、
それが多分、今のアタシが考えらえる最高の生き方だ。
「……」
……けどよ、さすがにそりゃ無理だ。
事故って氏にてえ訳じゃねえしな。
「オイ! 何ボケっとしてんだ、あぁ!?」
眼の前の、頭の悪ぃ奴らの中から、一際頭の悪そうなのがズイと一歩前に出た。
目つきは鋭く、真っ直ぐにアタシにガンくれてきやがる。
それを見て、アタシの周囲の仲間たちが色めきだった。
オイオイ、慌てんじゃねえよ。
「キャンキャンうるせえんだよ、コラ」
先陣は、アタシが切る。
「んだとぉ!?」
相手が、一歩近づいた。
「うるせえって言ってんだろ」
金の刺繍が入った紫色の特攻服を翻し、アタシも前に出る。
きつく巻いたサラシが、高ぶる気合と一緒に身を引き締めてくれる。
ビシッとキメたこの格好が、アタシの勝負服だ。
あぁ? 何の勝負かって?
「特攻隊長――……向井拓海」
決まってんだろ。
喧嘩だよ、喧嘩。
「……」
単車に乗って、走ってる時。
風の抵抗を受けて、それを切り裂いて。
まるで、アタシ自身が風になったと思えるくらい、かっとばす。
アタシは、その瞬間が一番好きだ。
「……」
頭ん中が空っぽになって、全てを忘れさせてくれる。
胸の奥で燻ってる何かも、置き去りにして、ぶっちぎれる。
ずっと走り続けられるとしたら、
それが多分、今のアタシが考えらえる最高の生き方だ。
「……」
……けどよ、さすがにそりゃ無理だ。
事故って氏にてえ訳じゃねえしな。
「オイ! 何ボケっとしてんだ、あぁ!?」
眼の前の、頭の悪ぃ奴らの中から、一際頭の悪そうなのがズイと一歩前に出た。
目つきは鋭く、真っ直ぐにアタシにガンくれてきやがる。
それを見て、アタシの周囲の仲間たちが色めきだった。
オイオイ、慌てんじゃねえよ。
「キャンキャンうるせえんだよ、コラ」
先陣は、アタシが切る。
「んだとぉ!?」
相手が、一歩近づいた。
「うるせえって言ってんだろ」
金の刺繍が入った紫色の特攻服を翻し、アタシも前に出る。
きつく巻いたサラシが、高ぶる気合と一緒に身を引き締めてくれる。
ビシッとキメたこの格好が、アタシの勝負服だ。
あぁ? 何の勝負かって?
「特攻隊長――……向井拓海」
決まってんだろ。
喧嘩だよ、喧嘩。
845: 2018/10/20(土) 21:08:56.09 ID:vkkE8umeo
「テメエの名前なんて聞いちゃいねえよ!」
アタシが名乗っても、目の前の奴はビビらなかった。
地元じゃ、そこそこ名前が知られてきたと思ってたんだがよ。
アタシ達みたいな奴の間では、だけどな。
「――はっ! 上等だ!」
アタシにビビらないってのは、最高だ。
ビビってる相手に拳を振るうのは、ダセえからな。
ブリーチした髪の生え際が黒く、プリンになっちまうよりも。
喧嘩する気の無い相手をボコるのが、一番ダセえ。
「来いよ、プリン頭」
ニイッと笑って、言い放つ。
「……ブッ頃す!」
それに、目の前のコイツは応えた。
相手の、頭の悪ぃ奴らの中の、一番頭の悪ぃ奴。
そしてアタシは、アタシらの中で、一番頭が悪ぃ。
先ずは、頭の悪ぃテッペン同士のタイマンだ。
それがアタシらの流儀ってやつだ。
「――オイ! なんだテメエ!」
そんな、良い喧嘩に邪魔が入りやがったらしい。
向こうのチームの背後から、誰かが来たみてえだ。
ポリじゃあねえみたいだが……チッ!
これからって時に、邪魔すんじゃ――
「GURUUUUOOOOOOOO!!」
――……あ?
んだよ、今の……叫び声は?
人間が出すようなもんじゃ……ねえ。
まるで……獣の咆哮。
「GUUUURUUOOOOOOAAAAA!!」
また、空気が震えた。
アタシらは、頭が悪ぃなりに、わかっちまった。
何かヤベエのが来やがった、ってよ。
846: 2018/10/20(土) 21:38:49.32 ID:vkkE8umeo
「……!」
人垣が、割れていく。
得体の知れねえ何かから、遠ざかるように。
そして、見えた。
真っ直ぐ、ゆっくりとこっちに向かってくる――
「GURRRRR……!!」
――ライオンの……怪物が。
「な……何、あれ……?」
アタシに背を向けたプリン頭が、素の声を出しやがった。
さっきまでの気合の入ったもんじゃねえ、可愛いと言っても良い声で。
って、んな事考えてる場合じゃねえだろ!
どう見ても、アイツはヤベえ!
「――オイ! 何ボケっとしてんだ、あぁ!?」
さっき、全く同じ台詞を言われた気がしやがる。
けどよ、さっきとは状況がまるで違う。
アタシらがやろうとしてたのは、喧嘩だ。
アイツが、これからやろうとしてるのは、
「GUUUURROOOOOOOAAAA!!」
一方的な、狩りだ。
「さっさと逃げるんだよ!」
アタシのチームの奴らは、アタシが「逃げろ」と言った事の意味。
特攻隊長、向井拓海がそう言ったことの意味をキッチリわかった。
バイクに乗れば、逃げ切れると思う。
停めてある場所までに追いつかれ、襲われたら……終いだ。
「GURRRRR……!!」
幸か不幸か、チームの皆は標的にされなかった。
アイツは、もう獲物に狙いを定めていた。
ライオンの顔をしてやがるのに、その口元が笑っているように見える。
いや……あれは、笑っていやがるに違いねえ。
「……上等だよ」
ビビったら、負けだ。
狙われてんのは――アタシだ。
「かかって来い、オラァ!」
アタシは、きっとあの怪物……いや、半分人の形をしてるから、怪人だな。
怪人に、殺されるだろう。
847: 2018/10/20(土) 22:09:59.96 ID:vkkE8umeo
「なっ!? お前!?」
プリン頭が、驚いた顔でこっちを見てきやがる。
んな暇があったら、テメエもさっさと逃げろってんだよ。
まとめて殺される理由なんてねえんだ。
ビビって逃げらんねえって訳でも無いだろうが。
「アイツは、アタシを狙ってる」
アイツの細められた目は、楽しそうに笑ってる証拠だ。
ヤロウ、やっぱり笑ってやがったな。
ふざけんじゃねえ。
アタシは、特攻隊長――向井拓海だぞ。
「テメエは逃げろ」
ライオンの怪人から、目を逸らさずに言った。
目を逸らした瞬間、アイツは襲いかかってくるだろう。
何が目的か、全部はわからねえ。
アタシをやった後……チームの皆を襲わないとも限らねえからな。
「ケツは、アタシが持つ」
特攻隊長がケツ持ちたぁ、何とも締まらねえな、オイ。
「ふっ……ざけんなよ!」
「!? オイ!」
プリン頭が叫び声を上げ、アタシの特攻服の袖を掴んだ。
完全に、予想外の行動。
この馬鹿は、アタシをこの場から連れ出そうとしやがったんだ。
そのせいで――
「GUUURUOOOOOOOOAAAA!!」
――ライオンの怪人の標的が、アタシから移った。
無防備に背を向けて、走り出そうとしてる……プリン頭に。
「やめ――」
止めようと思って声を上げた所で、それは何の壁にもなりやしねえ。
迫りくる巨体も、鋭い爪も、牙も、何一つ止められねえ。
ライオンの怪人が右腕を振り下ろすのが、やけにゆっくるに感じる。
やられる。
そう、思った時――
『ぴにゃぴっぴ』
――そんな、低い、間抜けな鳴き声と共に現れた巨大な黒い塊が、
「GUUUURRROOOOOO!?」
ライオンの怪人を撥ね飛ばした。
848: 2018/10/20(土) 22:46:39.87 ID:vkkE8umeo
「なっ、何だ!? 何が……」
「早く!」
強引に腕を引かれ、確認する暇を与えられなかった。
チラリと見えたが、あの黒い塊は――バイクだった。
けど、誰も乗っちゃ居なかった。
誰も乗ってないバイクが……まるで、意志があるみてえに、アタシ達を助けた。
「っ!?」
「うおっ!? オイ、何で急に……」
立ち止まってんだ、って言葉を飲み込んだ。
プリン頭が立ち止まった理由が、わかっちまったからよ。
そいつは、すげえ単純な理由。
「……」
アタシ達の正面から、一人の野郎が歩いてきたからだ。
でかくて、無表情で、スーツ姿。
淀みなく、何の躊躇いもなく、こっちに来やがる。
特攻服を着た、アタシらに向かって。
「……」
普通だったら、避けるような格好をしてるのはわかってんだぜ。
だってのに、あの野郎は、真っ直ぐに。
「っ……!」
さっきの怪人を見てなきゃ、当たり前に喧嘩を売ってたかもしれねえ。
……だけどよ、なんつーか、空気がちげえんだ。
でなきゃ、こんなにヒリついた感じはしねえ。
「――失礼」
低い、低い声。
周りには、誰も居ねえ。
明らかに、アタシらに向かって放たれた言葉。
それを聞いて、アタシもプリン頭も身構えた。
「っ……!」
「……」
そんな、身構えたアタシ達の横を野郎は通り過ぎて行った。
まるで、何事も無かったみてえに。
……って!
「まっ、待てよ! オイ!」
そっちには……怪人が居んだよ!
849: 2018/10/20(土) 23:06:47.70 ID:vkkE8umeo
「すみません。急いでいるので……」
男は、チラッとだけこちらを振り返ってそう言うと、
また、ライオンの怪人が居る方へ歩き出した。
普段だったら、アタシから逃げたと思う所だ。
でもよ、あれは……そうじゃねえ。
「オイ! もう放っとけって! でなきゃ――」
プリン頭が、アタシの袖を引いた。
その時、
「GUUUURRRUOOOOOOO!!」
聞きたくなかった咆哮が、聞こえやがった。
アタシの視線の先。
スーツ姿の野郎の向こうから、ライオンの怪人が走ってきてやがる。
……だってのに、
「……」
あの野郎、ボサッと突っ立ってやがる!
明らかにヤベエ状況だってのに、どうして何の反応もしねえんだよ!
『ぴにゃ~』
さっきも聞いた、低い、間抜けな鳴き声。
鳴き声と共に、巨大な黒いバイクが姿を現した。
最初の時に比べて、その鳴き声は申し訳なさそうだ。
「ピニャコラッター、彼女達を安全な所へ」
ぴ、ぴにゃこらったー?
『ぴにゃぴっぴ!』
任せろと言わんばかりの、気合の入った鳴き声。
巨大な黒いバイクは、アタシ達の前にピタリと停車し、
『ぴにゃ~』
また、一声鳴いた。
「の……乗れっつってんのか……?」
『ぴにゃっ!』
……オイオイ、マジかよ。
850: 2018/10/20(土) 23:29:16.49 ID:vkkE8umeo
「で、でけえな、オイ……」
プリン頭が、おずおずと車体に跨った。
あまりにもでかい車体に、乗るってーか、載せられてやがる。
いや、まあ……今の場合、その方が合ってんだろうけどよ。
「ホラ! お前も!」
『ぴにゃ~』
差し出された、手。
乗れという、鳴き声。
「……アタシは良い、行け」
……だけどよ、しょうがねえだろ。
「GUUUUURROOOOOOOOO!!」
見たくなっちまってんだ。
「……」
ライオンの怪人の前に立ちはだかる、あの野郎が何をするのか。
「行けっ!」
それに、人に言われた通りに行動するなんて、まっぴらゴメンだ。
んな器用な真似が出来るんだったら、ヤンキーなんてやっちゃいねえ。
胸の奥で燻ってる、何か。
その何かが、叫んでんだよ!
ここが、気合の入れ所だってな!
「……お前、とんでもねえ馬鹿だな」
プリン頭が、信じられないという顔をした。
「うるせえ、ブッ頃すぞ」
わかってんだよ、んな事ぁよ。
851: 2018/10/20(土) 23:59:02.54 ID:vkkE8umeo
「GUUURRRRR……!!」
ライオンの怪人が、唸り声を上げている。
怪人と、アタシの丁度中間の位置に立つ野郎は、
右手を首筋にやって、少しだけ背を丸めた。
……んだよ、文句あんなら口で言え、口で!
「仕方……ありませんね」
野郎は、上着のボタンをプチリプチリと外し、上着を翻し言った。
振り返った腰元には、大きな銀色のベルトが輝いていた。
「貴女のお名前を聞いても、よろしいですか?」
そう言いながら、右のポケットからスマートフォンを取り出した。
それ……この状況で聞くことか?
だけど、まあ……聞かれたからには、
「特攻隊長――向井拓海だよ!」
ビシッと、笑って答えねえとな!
ハッ! んだよ、その顔?
怪人には驚かねえのに、目を丸くしやがって!
「……良い、笑顔です」
野郎はそう言うと、スマートフォンのホームボタンを素早く三回押し、画面を起動。
流れるように、暗証番号を画面を見ずに打ち込んでいった。
――3――4――6!
『LIVE――』
スマートフォンから、女の声が聞こえた。
そして、野郎はそれを銀色のベルトにかざし、
「変身ッ!」
そう、言った。
『――START!』
野郎の体を光が包み込んでいく。
「GUURRRROOOOOOO!!」
ライオンの怪人が、その光に飛びかかった。
圧倒的な力で振り下ろされただろう右腕は――
「……お待たせしました」
――黒い、鋼鉄の手で受け止められていた。
852: 2018/10/21(日) 00:40:51.78 ID:4eXdRCL1o
「……」
さっきまでは、普通のスーツ姿だった。
今の野郎は、スーツみてえな色合いの鎧に全身を覆われてやがる。
黒を基調とした鎧には白い箇所もあって、胸元にはピンクとブルー、イ工口ーの宝石が。
フルフェイスの頭は、さっきの黒いバイクに似ていた。
「GUUURRRRR……!?」
「……」
腰を入れてもねえ、ただ、手を上げてるだけ。
だってのに、ライオンの怪人の腕を掴んで離さず、微塵も動かない。
「GURUUUOOOAAA!!」
ライオンの怪人が、左腕を振りかぶった――が、
「――企画!」
それよりも早く、野郎のピンク色の光を纏った右の拳が、
軌跡を描きながらライオンの怪人の腹にぶち込まれた。
「GUUUUUOOO……!?」
『Cute!!』
腹パンに、ライオンの怪人の体が折れ曲がった。
無防備になったライオンの怪人の頭に、
「――検討中です!」
ブルーの光を纏った右足による、ハイキック。
綺麗に決まったそれは、ライオンの怪人の体を吹き飛ばした。
離れた、距離。
野郎は、一瞬でその距離を詰め、
「……!」
再び襲いかかろうと、鋭い牙が並ぶ巨大な口を開けていたライオン怪人の、
その、口の中に左手を差し入れた。
「せめて!」
イ工口ーの光が、ライオンの怪人の後頭部を貫いて溢れ出した。
ライオンの怪人の巨体が、光の粒子になって消えていく。
「……名刺だけでも」
『LIVE SUCCESS!!』
空に登っていく光の粒子を見ながら、アタシは思った。
やっぱ、気合の入れ所だってのは間違いじゃなかった、ってよ。
854: 2018/10/21(日) 01:04:51.94 ID:4eXdRCL1o
「……」
パキン、と音を立てて、野郎の纏っていた鎧が光の粒子になり、消えた。
外れていたスーツの上着のボタンを留めるその姿は、
さっきまでの戦いが無かったかのように、落ち着いていやがる。
野郎は、身だしなみを整えると、アタシに向かって歩いてきた。
「向井、拓海さん……でしたか」
でけえ。
目の前に立たれると、身長差で見上げる形になっちまう。
でもよ、そんなのはゴメンだ。
顎を引いて、腕を組み、気合を入れて両脚を伸ばして、立つ。
「あぁ、そうだよ」
さっきのヤツは、何だ?
テメエは、何者だ?
全部、聞かせてくれんだろうな。
じゃなきゃ、承知しねえぞ、オラ!
「私は……こういう者です」
野郎は、胸ポケットから小さなケースを取り出すと、
中から一枚の紙を抜き取って、両手でそれを差し出してきた。
……んだよ、コレ?
それを右手でむしり取り、見る。
「……名刺?」
346プロダクション?
プロデューサー?
「向井さん。貴女は、今、楽しいですか?」
低い声で、そんな事を言われた。
楽しくは……無い。
でも、だから何だってんだよ?
テメエには、関係ねえだろうが。
「アイドルに、興味はありませんか?」
……は? オイ、今何つった?
……アイドル?
「っ!?」
手元の名刺を確認すると、書いてありやがった。
アイドル事業部……ってお前、まさか!
「アタシをスカウトしてんのか!?」
何なんだ……何なんだよ、この馬鹿野郎は!
https://www.youtube.com/watch?v=nwdaxlsUPds
おわり
855: 2018/10/21(日) 01:05:34.35 ID:uwHQpG04o
薄汚いオルフェノクが出てくると思ったら違ったようだ
856: 2018/10/21(日) 01:08:55.67 ID:4eXdRCL1o
『炎の華』がカッコイイから書きたくなっただけでした
寝ます
おやすみなさい
寝ます
おやすみなさい
引用元: 武内P「ムラムラ、ですか」
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