1: 2014/12/14(日) 01:14:52.30 ID:CcqdWm/X0.net
千棘(今なんて…)

  (キスしてもいい?って…)


楽が小野寺に寄りかかる


千棘「嫌…」ダッ

3: 2014/12/14(日) 01:17:04.79 ID:CcqdWm/X0.net
楽「おっと悪い、小野寺。昨日あんまり寝てなくてさー。つい寄りかかっちまった。…で、何の話だっけ?」・

小野寺「もー、一条くんったら、新作和菓子の話だよー!キムチなんていれたらどうかな~なんて…」・

楽「ははは、流石にキムチはあわないだろー」
ニセコイ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

4: 2014/12/14(日) 01:19:24.49 ID:CcqdWm/X0.net
ーーーーーーーーー・
ーーーーーー・
ーーー・

千棘(昨日あんなものを見たせいで眠れなかった…)・

  (二人とも戻ってきたときには何ともない感じだったけど…一体、いつからそんな関係になってたんだろう…)・

  (はっ!!なんで私があんなもやしのことなんか気にしなくちゃいけないの!)・

  (あいつが誰と何しようが私には関係ないじゃない!)・

  (そうよ、そう!私たちはただ恋人のフリをしてるだけなんだから!)・

  (……でも、なんでこんなに胸がモヤモヤするんだろう…)

6: 2014/12/14(日) 01:23:16.50 ID:CcqdWm/X0.net
楽「珍しいな、定期デートの日でもないのにお前から呼び出すなんて。昨日だってみんなで海に行ったのに」

千棘「な、なんだっていいでしょ!!それよりも、ちょっと聞きたいことがあるのよ!」

  (別に私が知りたいからじゃなくて、恋人のフリをうまくするために聞くのよ…)

  「ダ、ダーリン!いつからそんな関係だったの?」

8: 2014/12/14(日) 01:24:43.61 ID:CcqdWm/X0.net
2、3時間前に立てたときに落ちちゃって
いまログからコピーしてきたからだと思う

10: 2014/12/14(日) 01:31:48.25 ID:CcqdWm/X0.net
楽「…はぁ?一体何のことだよ?

千棘「私聞こえちゃたのよ。あんたと小咲ちゃんが昨日の夜、海辺で一緒に話していることを…」

楽「ああ、小野寺(和菓子)のことかー。いやーちょうど夏休みのはじめの頃に小野寺の家に行ってさ、それでなんか小野寺の母ちゃんに気に入られちゃってさ、そういうことになったんだよ」
 「でも、別にお前に言うほどのことでもないだろ?」

11: 2014/12/14(日) 01:44:16.61 ID:CcqdWm/X0.net
千棘「わ、わたしだってあんたのことなんか興味ないわよ!一応、恋人のフリをしてるから聞いたまでよ!…もういいわ!!帰る!」

楽「はぁ?まだ会ってから5分も経ってないぞ?一体どうしたんだよ?」

千棘「いいから帰る!!」

楽「なんだよ、それ」prrr

ピッ

 「はい、もしもし。おぉ小野寺!うん、うん、そうか、うーんと(チラッ うん、大丈夫。じゃあ今から行くよ、またあとで」ピッ

 「はぁ…、じゃあお望み通り今日は解散で。俺は小野寺んちに用ができたから。一応気をつけて帰れよ、それじゃあな」

12: 2014/12/14(日) 01:47:33.74 ID:CcqdWm/X0.net
千棘(……なによ!なによ!本当に帰んなくたっていいじゃない!しかも小咲ちゃんちに…)

  (それに、なんでこんなに胸がズキズキするのよ……)

14: 2014/12/14(日) 02:06:29.13 ID:CcqdWm/X0.net
【夏休み明け】

小野寺「一条くん!一条くん!それがね、───────」

楽「まじで!?それじゃあ───────」

千棘(はぁー、なんか二人で盛り上がってるわね。そりゃそうか、二人は本当の恋人なんだから…)

15: 2014/12/14(日) 02:13:28.77 ID:CcqdWm/X0.net
楽「おーい!千棘!」

千棘「うっさい!なによ…」

楽「なんだよ朝から機嫌悪いなぁ。まあいいや、それよりさ!お前、みんなで海に行った日に俺と小野寺が話してるの聞いたんだろ?」

千棘(開口一番にのろけ話でも聞かされるのね…)

17: 2014/12/14(日) 02:30:24.08 ID:CcqdWm/X0.net
楽「それでさ!なんと、俺と小野寺で考えた試作品が新商品として『おのでら』で販売されることになったんだよ!あのキムチ味の!!」

千棘「はいはい、お熱いことで…………うん?ちょっと待って、何て言ったの?」

楽「いや、だからさ!俺と小野寺で考えたキムチ味の和菓子が……

千棘「キムチ?!」

楽「いやー俺もビックリしたよ!小野寺が『キムチでもいい?』なんて言うもんだから冗談で流したんだけど、実際作ってみたら、これが思いの外うまくてよ!ほら、海に行った次の日、俺小野寺んちにいったじゃん!そん時に作ったんだよ!」

19: 2014/12/14(日) 02:47:50.03 ID:CcqdWm/X0.net

千棘「えっ、でもあんたあの時、小咲ちゃんに寄りかかって…」

楽「うん?ああ、あれはついうとうとしちゃってて」

千棘「それに小咲ちゃんのお母さんに気に入られたって…」

楽「それは和菓子作りの腕を認められて」

千棘「じゃああんたたち、ただ和菓子のことを話してだけなの?」

楽「ああ、そうだけど、一体何と勘違いしてんだ?」


千棘「…………はああああああああああああーーーーーーー!?」

20: 2014/12/14(日) 02:53:34.36 ID:CcqdWm/X0.net
千棘(じゃああたし、小咲ちゃんが『キムチでもいい?』って言ったのを『キスしてもいい?』って聞き違えて、二人が付き合ってると勘違いしてただけだったの?!)

  「はぁーーーーーーーーーーー」

  「ふふ、あはははははははは!」

  「もう…ばっかみたい。」

21: 2014/12/14(日) 02:57:47.20 ID:CcqdWm/X0.net
楽「どうしたんだよ?いきなり笑いだすなんて、不気味だぞ?…!あ、わかった!!さては腹減ってるんだろ!お前って奴は腹が減るといつも────────」

千棘(ふふ。ただの聞き違いでこんなに思い詰めるなんて。でも、それくらい私はこいつのことを……)





千棘「ねぇ?楽。キムチでもいい?」


END

22: 2014/12/14(日) 02:58:41.15 ID:CcqdWm/X0.net
さすがに見てる人いないな笑

引用元: 小野寺「キムチでもいい?」千棘「!?」