1: 2014/11/26(水) 16:00:17.13 ID:ixhzFho2O
P「えっ?」

楓「ぴっぴっぴっぽーん」

ちひろ「あら、もうそんな時間なんですね」

楓「プロデューサー、4時です」

P「それは分かりましたが、楓さん…」

楓「はい?」

P「出てください」

乃々「狭いんですけどぉ…」ムギュー

アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(1) (電撃コミックスEX)

2: 2014/11/26(水) 16:01:16.27 ID:ixhzFho2O
楓「ところで乃々ちゃん、これの3巻は…?」ムギュー

乃々「今日は持ってきてないです…」ムギュー

楓「そうですか…」ショボン

乃々「うぅ…。あ、明日持ってきます…けど…」ムギュー

楓「!」パアァ

P「だから出ろって…」

楓「むう。プロデューサー、いけずです」ノソノソ

乃々「もりくぼはでないです」 

P「乃々はもう諦めたけど、ただでさえまゆまで出入りしだしたのに、これであなたまで来たら本格的に仕事が出来なくなりますから」

楓「色んな意味で?」

P「そう、色んな…って何言わせてんですか!」

楓「あらあら」ウフフ

乃々「?」

3: 2014/11/26(水) 16:01:48.21 ID:ixhzFho2O
P「ああ、そうだ。ちひろさん」

ちひろ「はい?」

P「俺、今日は5時で上がらせて貰いますので」

ちひろ「ええ。それは構いませんが、何かあるんですか?珍しいですよね」

P「ちょっと…」

4: 2014/11/26(水) 16:10:43.28 ID:ixhzFho2O
楓「高垣楓が、午後4時10分をお知らせします」

P「またですか…?」

楓「ぴっぴっぴっぽーん」

楓「ところでプロデューサー」

P「なんですか?」

楓「私、次の衣装はこれが良いです」スッ

P「はい?……えらいまたゴス口リな…ってこれ、蘭子のスケブ?」

楓「はい」

5: 2014/11/26(水) 16:11:17.86 ID:ixhzFho2O
P「て言うかどこでこれを?」

楓「はい。机に置いてましたので見てもいいのかな、と…」

P「えーっと…」

蘭子「緑風の女神よ!その魔導書は禁忌なる書物であるぞ!(返してー!)」ピョンピョン

P「……返してあげなさい」

楓「えー?」

P「えーじゃなくて」

楓「蘭子ちゃん、また今度私の衣装デザインしてください」

蘭子「わ、我が貴殿の魔装を…?(ふぇっ?)」

楓「因みに私としては、『血塗られし妖精の纏う金色の聖鎧』みたいなのが希望です」

蘭子「な、何故その名を!?(しっかり見すぎですー)」フエェ

7: 2014/11/26(水) 16:20:17.35 ID:ixhzFho2O
楓「高垣楓が、午後4時20分をお知らせします」

P「はいはい」

楓「ぴっぴっぴっぽーん」

ドア「ガッチャ!」

幸子「プロデューサーさん!カワイイボクが来ましたよ!」フフーン

楓「!」グリン

P「あっ。…幸子逃げて!」

幸子「えっ?」

8: 2014/11/26(水) 16:21:32.94 ID:ixhzFho2O
楓「おはようございます、幸子ちゃん。今日も可愛いですね」フフッ

幸子「ああ、楓さん。おはようございます。そしてボクは今日もカワイイですよ!」

楓「はい。とっても可愛い」ワキワキ

幸子「あの、楓さん?何故手をわきわきさせながらにじり寄ってくるんですか?」

楓「幸子ちゃん。いえ、さっちゃん可愛い」ワキワキ

幸子「か、楓さん…?」

楓「大丈夫です。私に身を任せてください。優しくしますから」ワキワキ

幸子「いえ、大丈夫の意味が分からな…ちょっ!」

楓「さっちゃん可愛いさっちゃん可愛い」ワキワキ

幸子「んあー!」

9: 2014/11/26(水) 16:22:15.10 ID:ixhzFho2O
ちひろ「…いいんですか?」

P「まあ、幸子ですからね」

ちひろ「はあ…」

P「楓さんも本気ではないでしょうし…多分」

ちひろ「……それにしても、今日の楓さん、テンション高くないですか?」

P「そうですか?」

ちひろ「なんだか、遠足前の子供みたいな…」

P「………あんなもんでしょ」

ちひろ「ですか?」

P「ですよ?」

10: 2014/11/26(水) 16:30:38.15 ID:ixhzFho2O
楓「高垣楓が、午後4時30分をお知らせします」

P「………」

楓「ぴっぴっぴっぽーん」

楓「それでプロデューサー。ほうきはありますか?」

P「今度は何やるつもりですか?」

楓「…もう少しで捕まえられそうなんです」

P「何を!?」

11: 2014/11/26(水) 16:31:38.26 ID:ixhzFho2O
小梅「ぷ、プロデューサー…楓さんを止めてぇ」

P「どうした?」

小梅「か、楓さんが、あの子を捕まえようとしてるの…」

P「えっ?………本当になにやってんだあんたは!ってか、見えるんですか!?」

楓「見えませんが感じられます。なんとなくどこに居るかくらいなら…。すぴりちゅあー」ドヤァ

小梅「そ、それで、あの子が怖がって、降りてこなくなって…」

P「降りてこない?」

楓「はい。多分あの辺りに」ユビサシ

P「あってる?」

小梅「う、うん…」

P「…………」

楓「なのでプロデューサー、ほうきを…」

P「やらせねえよ?」

楓「ぶーぶー」

13: 2014/11/26(水) 16:40:22.15 ID:ixhzFho2O
楓「高垣楓が、午後4時40分をお知らせします」

P「まだやるんですか」

楓「ぴっぴっぴっぽーん」

「うがーっ!」ガリッ

楓「おっと」ヒョイ

P「うわっ!」ガリッ

P「えっ?なに?美玲?」

14: 2014/11/26(水) 16:41:12.02 ID:ixhzFho2O
美玲「避けるな!」ガリッ

楓「残念」ヒョイ

P「え?何事?」

美玲「ウチの眼帯返せーっ!」フシュルルル

P「眼帯?」

楓「似合いますか?」ガンタイ

P「…あんたは全く」

美玲「なんだ?プロデューサーも共犯か!?」

P「違う!」

楓「バレましたね、プロデューサー」フフッ

美玲「やっぱりか!」ウガー!

P「なに話をややこしくしてんだあんたは!」

美玲「問答無用だーっ!」

15: 2014/11/26(水) 16:50:27.30 ID:ixhzFho2O
裕美「せ、関裕美が、午後4時50分をお知らせします…?」ニコー

P「裕美?」

裕美「は、はい…」ニコー

P「もういいよ。楓さんは?」

裕美「えっと、疲れたから寝るって…」チラッ

楓「すぴー」スヤスヤ

P「ほんっと自由だなあの人は」

裕美「?」

16: 2014/11/26(水) 16:51:04.77 ID:ixhzFho2O
裕美「それで、50分になったらPさんにお知らせして、って言われたんだけど…」

P「さっきの笑顔は?」

裕美「それも。言う時は笑顔でって…。や、やっぱり、変だったよね」

P「いやいや、可愛かったぞ」ナデナデ

裕美「え?あっ。えへへ…」

楓「はい。照れ笑い裕美ちゃん、とっても可愛かったです」

裕美「ひゃっ!」ビクッ

P「あ、起きたんですね」

楓「プロデューサープロデューサー」

P「はい?」

楓「私もなでなでしてください」

P「なんでですか?」

楓「裕美ちゃんが幸せそうだったので」

裕美「はうっ!///」

P「しませんよ?」

楓「ぷーっ。じゃあ裕美ちゃん、ナデナデシテー」

裕美「えっ?えっ?」

17: 2014/11/26(水) 17:00:20.20 ID:ixhzFho2O
楓「高垣楓が、午後5時をお知らせします」

P「はいはい」

楓「プロデューサー、5時ですよ。さあさあ」

P「分かってますから。今片付けるんで待っててください」

楓「待てません。早く早く」グイグイ

P「ちょっと!そんな急がなくても…!」

楓「約束でしたから。朝まで付き合ってもらいますよ」

P「いや、俺明日もありますから…」

楓「私はありません」

P「あんたはなぁ!……あ、じゃあちひろさん。後お願いしますね!」

ちひろ「あっ、はい」

18: 2014/11/26(水) 17:00:57.31 ID:ixhzFho2O
ちひろ「なるほど。そういう訳でしたか…」フフッ

ちひろ「…………」フフッ

ちひろ「…………」フフフ

ちひろ「……ちくしょーっ!」



おわるん

19: 2014/11/26(水) 17:01:45.92 ID:ixhzFho2O
以上。読んでくださった方ありがとうございました!

20: 2014/11/26(水) 17:04:30.29 ID:d1bHR53io
ドアがしゃべった!?

21: 2014/11/26(水) 17:53:04.20 ID:mqwyX8VQ0
25歳児かわいい

22: 2014/11/26(水) 17:54:37.80 ID:kC9JwKBAO
楽しかったよ
おつおつ

引用元: 高垣楓「高垣楓が、午後4時をお知らせします」