1: 2013/09/03(火) 21:02:39.02 ID:8iUIs9IQ0
春香「…ってどこでしたっけ?」

P「小学校で勉強しただろ!?亜美真美は分かるか?」

亜美「もっちろん!」

真美「本州の西だよね!」

P「そうだな」

春香「うぅ…。勉強し直します」

律子「そろそろ出発するわよー!」



2: 2013/09/03(火) 21:12:40.60 ID:8iUIs9IQ0
羽田空港


響「沖縄から来たときぶりさー!」

あずさ「あらあら~。広くて迷っちゃいそうね~」

P「…離れないでくださいね」

真「それで、僕たちが乗る飛行機ってどこですか?」

P「えっと…88番搭乗口だ」

やよい「…あれぇ?そんなばんごう、あんないずになかったよ?」

4: 2013/09/03(火) 21:40:29.12 ID:8iUIs9IQ0
JAL 81~90番ターミナル


伊織「バス!?」

律子「ここからバスで飛行機まで行くみたね」

美希「ホントに大きな会場あるの?」

P「ある…はず」

貴音「美希。田舎だからといって馬鹿にしてはなりません」

5: 2013/09/03(火) 21:44:34.51 ID:8iUIs9IQ0
>>3
書き溜めは頭の中ですw


静岡上空


やよい「うわー!たかーい!」

亜美「やよいっち!亜美にも見せて!」

真美「真美にも!」

律子「こら!騒がない!」

雪歩「わぁ!富士山が見えますぅ!」

貴音「なんと…。真、霊峰に相応しい姿です」

P「そうだ。写真撮って小鳥さんに送ってあげよう」パシャッ


小鳥「うう…。今回もお留守番なんて…」

6: 2013/09/03(火) 21:50:09.46 ID:8iUIs9IQ0
山口宇部空港


春香「着いたー!」

千早「小さい空港ね。…なんだか、親近感を覚えるわ」クッ

響「沖縄の離島みたいな大きさだな」

真「見てみて雪歩!天井から金魚が吊り下げられてるよ!」

雪歩「可愛い~!」

P「これは、柳井の『金魚ちょうちん』だな」

8: 2013/09/03(火) 21:57:26.81 ID:8iUIs9IQ0
宇部空港 外


伊織「…何もない」

響「車と山しかないぞ」

やよい「そういえばさっき、まどからゆうえんちがみえたよ!」

真美「ホントに!?」

亜美「行きたい兄c!」

P「お、落ち着けって!ライブは明後日と明々後日が本番だ。今日と最終日は観光できるから」

美希「観光なのー!」

9: 2013/09/03(火) 22:03:45.67 ID:8iUIs9IQ0
あずさ「山口といえば、大きな鍾乳洞がありましたよね?」

律子「『秋吉台』ですね?そうですね、行ってみますか?」

貴音「私も、行ってみたいです」

P「そうだなぁ…。律子組と俺組で分かれるか」

律子「そうですね。宿はどこでしたっけ?」

P「えっと、ここだ」つ地図

律子「分かりました。じゃあ、17時に現地集合ということで」

P「了解」

10: 2013/09/03(火) 22:09:36.23 ID:8iUIs9IQ0
P組:亜美真美・やよい・美希・伊織・春香・千早

律子組:あずさ・貴音・雪歩・真・響


P組 ときわ公園


亜美真美伊織「「「…」」」

春香「え、えっと…」

美希「…寂れてるの」

P「なんだろう、懐かしさを感じる」

12: 2013/09/03(火) 22:20:17.64 ID:8iUIs9IQ0
係員「あれ?もしかして、765プロのアイドルじゃ…」

P「あ、すみませんお騒がせして」

係員「いえ、騒ぐというより…」

全員「…」

係員「…静まり返ってるんですが」

P「はは…」

係員「まあ仕方ないですよね。ここ、古いし小さいですから。あでも、観覧車は県内一…あ、『からっと横丁』に抜かれるんだった」

P「からっと横丁?」

係員「下関にね、『海響館』って水族館があるんですが、その近くに遊園地のようなものが出来るんです」

13: 2013/09/03(火) 22:26:34.14 ID:8iUIs9IQ0
ときわ公園 観覧車


千早「あまり大きくはないけど…」

春香「空港とか海とか見えて面白いですね!」

やよい「あ!ひこうきがしゅっぱつしますよ!」

ゴォォォォォォォ

亜美「うぉぉ…」

真美「凄い音…」

伊織「ね、ねえ。錆びて倒れたりしないわよね!?」

P「するわけないだろ!さっきのお兄さんも、『古いけど整備だけはちゃんとしてますから。まあ、それだけしかすることが…』って言ってたから!」

美希「少し可哀想なの」

14: 2013/09/03(火) 22:30:57.66 ID:8iUIs9IQ0
ときわ公園(遊園)がどれだけボロいかは、Googleのストリートビューでも見てね
ちなみに、ジェットコースターはもう無いよ!


P「さて、どうしようか」

春香「そういえば、水族館があるって言ってましたよね?」

美希「あ、美希、水族館行きたい!」

P「そうだなぁ…。下関ならそう遠くないし、行ってみるか」

真美「こ、今度はちゃんとした所だよ…ね?」

亜美「そうだよ…ね?兄c」

係員「そこならそこそこ大きいですよ」

やよい「おさかなですぅ!うっうー!」

15: 2013/09/03(火) 22:35:12.81 ID:8iUIs9IQ0
律子組 秋吉台


響「うおお!凄いぞハム蔵!」チュッチュー!

律子「これはカルスト台地って言うのよ。ここまで気持ちいいところだとは思ってなかったわ」

真「あの羊みたいなの、全部石灰石なんだって!」

雪歩「見とれちゃいますぅ」

貴音「真、広大で美麗です」

17: 2013/09/03(火) 22:43:48.66 ID:8iUIs9IQ0
秋芳洞(あきよしどう)


あずさ「あら、涼しいわ」

律子「ホントですね。上着持ってくればよかったかも」

貴音「なにやら面妖な空間ですね」

響「沖縄にも洞窟はいっぱいあるけど、ここは凄く広くて綺麗なんだぞ!」

真「それって、防k

律子「いや、ちゃんとした洞窟だと思うわよ」

雪歩「『百枚皿』…。凄いですぅ!」

19: 2013/09/03(火) 22:52:50.99 ID:8iUIs9IQ0
なんだか山口県を自慢(?)してくださる人が多くて嬉しいです


貴音「なんと!110万年前から徐々に大きくなっていったのですか!」

案内「はい。始めは小さな池だったものが、次第に川になり、その流れでどんどん大きくなり、上から落ちる石灰分を含んだ水滴で、このような形成物ができたのです」

真「自然ってすごいなぁ~!」

雪歩「私たちも、ちょっとずつ頑張らないとね!」

律子「そうよ雪歩。その意気!」

響「自分も頑張ってこの『黄金柱』みたいに大きくなるぞ!」

20: 2013/09/03(火) 22:57:38.03 ID:8iUIs9IQ0
あずさ「いい体験が出来たわ~」

律子「さて、次はどこに行こうか。まだ時間はあるわよ」

貴音「では律子嬢」スッ

律子「はい、四条さんどうぞ」

雪歩(学校?)

貴音「『萩』という場所に行きたいのですが」

律子「なるほど。じゃあ行ってみましょうか」

21: 2013/09/03(火) 23:00:58.28 ID:8iUIs9IQ0
P組 下関


春香「プロデューサーさん!橋ですよ!橋!」

P「『関門橋』な。これを見ると本州の端なんだなーって思うよ」

伊織「…橋だけに?にひひ♪」

やよい「いおりちゃん、おやじくさいよ…」

伊織「なっ!」

亜美「セレブ流ギャグですかな?」ヒヒッ

真美「そうなのでしょうな?」ヒヒッ

美希「zzz」

千早「まだ寝てるわ…」

22: 2013/09/03(火) 23:09:42.15 ID:8iUIs9IQ0
海響館


真美「良かった→!」

亜美「ちゃんとした水族館だ→!」

やよい「ふぐがいっぱいですぅ!」

P「た、食べるなよ!?」

やよい「え?ふぐってたべられるんですか?」

千早「!」ブワッ

春香「ち、千早ちゃん!?」

千早「安心して!私がお腹いっぱいふぐを食べさせてあげる!」

24: 2013/09/03(火) 23:13:53.90 ID:8iUIs9IQ0
飼育員「さあ次は、イルカの大ジャンプです!」

美希「凄いの!イルカがとってもキラキラしてるの!」

P「そうだな。イルカだって頑張って芸を磨いてるんだ。みんなも頑張らないとな」

春香「はい!」

亜美「兄c!」

P「ん?…うわっ!」ビクゥ

伊織「にひひ♪大丈夫、ヒトデよ」

真美「そこでさわれるんだって!」

P「お、脅かすなよ…」

やよい「あー!ぺんぎんがいれぅ!」

26: 2013/09/03(火) 23:22:30.75 ID:8iUIs9IQ0
律子組 萩


貴音「ここがかの有名な『高杉晋作旧宅』ですか」

あずさ「時代を感じるわね~」

律子「彼のように、時代を作れるNo.1アイドルにならないとね」

響「あ、鯉が居るぞ!」

雪歩「夏みかんのいい香りがしますぅ!」

真「ねえ雪歩!夏みかんシャーベット食べない?夏みかんをまるごとシャーベットにしてるんだって!」

雪歩「うん!食べる!」

貴音「じゃあべっと…。甘美な響きです」

25: 2013/09/03(火) 23:20:28.70 ID:PBugNkK9o
ときわ公園のジェットコースターなくなったの!?
地元なのに知らなかった
あの別の意味のスリルが味わえないと思うと悲しい…

27: 2013/09/03(火) 23:28:13.82 ID:8iUIs9IQ0
>>25
2011年の12月に
ある意味で怖かったですねw


あずさ「それにしても、綺麗な白壁ですね~」

律子「これ、維持がとっても大変で、中の土が見えちゃってるところもあるらしいです」

あずさ「壁も女性も、お肌が大事ってことですね~。うふふ」

律子「そ、そうですね…」


小鳥「ぶえっくしょい!」


響「『萩城』ってお城があるのか?」

真「えっと…城の跡だってさ」

雪歩「お城の跡って、なんだか寂しくて、掘り甲斐がありそうだよねぇ」

真「それはない」

28: 2013/09/03(火) 23:34:56.48 ID:8iUIs9IQ0
P組 唐戸市場


やよい「うわあ!おさかながいっぱいですぅ!」

P「『唐戸市場』って言って、山口県最大の魚市場なんだって。もちろん、ふぐもあるらしいぞ」

春香「思い出しました。山口といえばふぐですよね!」

千早「ふぐって高価なものだけど、山口の人はいつも食べてるのかしら?」

魚屋「はっはっは!お嬢ちゃん面白いこと言うねぇ!」

千早「え?」

魚屋「確かに『ふく』はよう採れるけど、ちょくちょくは食べちょらんよ!特にトラフグなんかはね!クサフグくらいなら安いけえ、たまに唐翌揚げで食べちょるけどね!」

亜美「唐翌揚げ?」

真美「美味しいの?」

魚屋「…食ってみるかい?」ニコッ

亜美真美「「ヤッタ→!」」

29: 2013/09/03(火) 23:39:40.70 ID:8iUIs9IQ0
亜美真美「「おいC!!」」

やよい「うっうー!おいしいですぅ!」

P「すみませんなんか…」

魚屋「ええよええよ!それよりあんたら、アイドルじゃろ?」

春香「あ、はい!765プロです!」

魚屋「そう、それ!うちのせがれが公演に行くって楽しみにしちょるんよ!」

千早「それは光栄です」

魚屋「ほれ、白ご飯もあげる!この上に刺身やら載せて、海鮮丼にして食べえね!」

美希「ありがとうなのー!美希、ライブも頑張るよー!」

P「ありがとうございます!」

33: 2013/09/03(火) 23:46:03.31 ID:8iUIs9IQ0
春香「海も近いし、魚は美味しいし、人は暖かいし。いいところですね、プロデューサー!」

P「そうだな。田舎には田舎の良さがあるってことだ」

伊織「まあ、あの遊園地はちょっとないと思うけどね」

P「あれ?伊織、今までどこにいたんだ?」

伊織「…『竜宮小町の水瀬伊織だ!』とか言われて、半強制的に攫われて、気づけば…」ドドン

亜美「おおう…」

真美「魚でご飯が見えないですなあ…」

春香「丼っていうより、魚山だね」

千早「ブフォッ!」ククッ

P「え?今のに面白い要素あった?」

34: 2013/09/03(火) 23:52:35.27 ID:8iUIs9IQ0
律子組 萩しーまーと


律子「ここでお昼にしましょう」

響「魚がいっぱいだぞ!」

貴音「鯵に栄螺に烏賊…。どれも美味しそうです」

真「定食屋がありますよ!」

雪歩「すごいメニュー!…でもちょっと高いかも」

おばちゃん「あんたら、なんかテレビで見たことあるね」

あずさ「あら?本当ですか~」

おばちゃん「えっと…AKB765だったかねえ?」

律子「いろいろ混じってますが惜しいです」

35: 2013/09/03(火) 23:57:40.84 ID:8iUIs9IQ0
おばちゃん「まあいいわ。それより、定食食べんでうちで食べんさいね。ホントはしてないけど、有名人なら丼くらい出しちゃるけえ」

律子「わ、悪いですよ!」

おばちゃん「今なら、イカの活き造りやサザエの刺身も食べられるよ…?」

貴音「ゴクリ」

響「お、美味しそうだぞ…」

おばちゃん「その代わり、あとでサインちょうだいね」

真「はい!もちろんです!」

雪歩「新鮮なお魚ですぅ!」

36: 2013/09/04(水) 00:08:59.90 ID:Ld1QwdSZ0
おじさん「へぇ、あんたらがアイドルかい」

おじいちゃん「べっぴんさんやのお」

おばあちゃん「はい。これも食べ」つ丸天

真「あ、ありがとうございます!」

響「こんなに食べきれないぞ…」

あずさ「あらあら。こっちには貴音ちゃんが居るから大丈夫よ~」

おじちゃん「サザエのつぼ焼き食べるか?」

貴音「有り難く頂きます」シュンッ

雪歩「き、消えた!?」

職員「あのー萩市ケーブルテレビの者ですがー」

律子「騒ぎが大きくなってる!?」

47: 2013/09/04(水) 21:03:04.28 ID:Ld1QwdSZ0
P組 角島


春香「わあ!綺麗な橋ですね!」

P「これは角島大橋だ。CMにもよく出てるぞ」

伊織「うちの車のCMで見たことあるわ」

亜美「海が綺麗だ→!」

真美「泳ぎたいな→!」

千早「今はもう、クラゲが居るんじゃないかしら…」

やよい「ざんねんですぅ」

48: 2013/09/04(水) 21:07:06.63 ID:Ld1QwdSZ0
角島灯台付近


美希「沖縄の海みたいなのー!」

春香「ホントだ…!白い砂浜に水色の海!」

P「一度来てみたかったんだ。綺麗だって聞いてたから」

真美「見て見て兄c!」

亜美「カキにサザエにワカメソフト!」

伊織「わかめのソフトクリームって…」

やよい「おいしそうですー!」

千早「高槻さん純粋で可愛い」

49: 2013/09/04(水) 21:10:35.13 ID:Ld1QwdSZ0
P「ん!?意外に美味いなワカメソフト」

千早「もう少し青臭いものかと思ってましたけど、これは良いですね」

春香「見た目で判断しちゃダメだね」

美希「カキも美味しいの!」

やよい「うわぁ!おおきなかいがらみつけたよー!」

亜美「ふっふっふ→」

真美「真美達のコレに勝てるかな→?」

伊織「なにやってんのよ…」

50: 2013/09/04(水) 21:15:21.73 ID:Ld1QwdSZ0
律子組 青海島(おうみじま)遊覧船内


響「おお!変な岩がいっぱいさー!」

真「さっきの秋芳洞みたいだ!」

雪歩「岩の上の松も素敵ですぅ!」

律子「…ねえ貴音。それは?」

貴音「先ほど、『仙崎漁港』にて漁師の方より頂いた、雲丹や蒲鉾です」モグモグ

あずさ「あらあら~」

律子「ああ、そういえば独特なカマボコがあるんだっけ」

51: 2013/09/04(水) 21:18:56.72 ID:Ld1QwdSZ0
仙崎 カマボコ工場


工場員「おいでませー」

律子「すみません急に…」

貴音「な、なんと!次々と蒲鉾が作られているではないですか!なんと面妖な!」

響「貴音、これは機械さ…」

工場員「ここの仙崎蒲鉾は、焼き抜き製法で作られています」

雪歩「焼き抜き?」

工場員「通常、蒲鉾は蒸すのですが、ここでは火で炙って焼いているのです」

真「それで表面がしわしわなんですか!」

52: 2013/09/04(水) 21:26:24.43 ID:Ld1QwdSZ0
律子「さて、そろそろ宿に向かうわよ!」

響「貴音ぇ、そろそろ食べやめないと、工場の人が…」

工場員「もう…材料が…」シクシク

貴音「なんと!試食食べ放題ではなかったのですか!?」

雪歩「いくらなんでも食べ過ぎだよぉ四条さん…」

あずさ「それで、今日泊まる所とは?」

律子「まあ、着いてからのお楽しみって事で。私もよく知らないし」

53: 2013/09/04(水) 21:37:13.29 ID:Ld1QwdSZ0
今更ですが、Pは赤羽根Pをイメージしてください


長門湯本温泉


響「も、もしかしてここなのか!?」

真「す、凄い!大きいホテルや旅館がいっぱい!」

貴音「律子嬢、ここに泊まるのですか?」

律子「えっと、ここは待ち合わせ場所」

雪歩「え?」

P「お、居た居た」

54: 2013/09/04(水) 21:40:04.04 ID:Ld1QwdSZ0
春香「ええ!?ここじゃないんですか!?」

P「うん。まだ山奥」

真美「まさか…」

亜美「この前の海みたいな…」

P「まあ、それには少し近いかもな」

美希「美希的には、ゆっくり眠れたらいいのー」

やよい「おっきいと、おそうじたいへんですもんね!」

伊織「やよいは掃除しなくていいのよ…」

55: 2013/09/04(水) 21:42:57.09 ID:Ld1QwdSZ0
俵山温泉


P「着いたぞー」

春香「なんだか、昔の温泉街って感じですね」

雪歩「うう…。山道酔った…」

真「大丈夫雪歩?」サスサス

あずさ「初めてのライブを思い出すわ~」

貴音「あれも良き思い出です」

56: 2013/09/04(水) 21:49:20.49 ID:Ld1QwdSZ0
俵山温泉 公衆浴場


あずさ「宿に内湯がないんですね~」

律子「湧いてくるお湯の量がそんなに多くないらしいんですよ」

千早「こんな山奥に、こんな温泉があるんですね」

亜美「真美!お肌がツルツルするYO!」

真美「うっふーん!綺麗になっちゃった?」

貴音「強あるかり泉…。それがこのお湯の秘密なのですか」

おばちゃん「そうよ。リウマチなんかにも効くんやから」

春香「小鳥さんも来ればよかったですね。…腰に来てそうだから」ボソッ

美希「ふふっ。春香ひどいのー」

57: 2013/09/04(水) 21:52:23.13 ID:Ld1QwdSZ0
小鳥「まだ腰は痛くないです!」バンッ

響「うえっ!?小鳥!」

小鳥「来ちゃいました!」

社長『小鳥君がかわいそうだから、連れてきたんだよ』

亜美「む!?男湯から社長の声が!」

真美「亜美隊員、覗いて確かめるのでありますか?」

律子「コラ!やめなさい!」

小鳥「それにしても…あぁ~生き返るぅ~」フゥ

美希「…親父臭いの」

59: 2013/09/04(水) 21:54:48.77 ID:Ld1QwdSZ0
旅館


春香「また皆で一緒に寝れるなんて、夢みたいです!」

雪歩「今回は小鳥さんも居るけどね」フフッ

真「社長とプロデューサーはまた別室だけどね」フフッ

律子「さあ!明日はリハーサルよ!今日はちゃんと寝るように!」

一同「はーい!」

60: 2013/09/04(水) 22:01:35.79 ID:Ld1QwdSZ0
>>58
現在、先の豪雨で線路が流されたため、運休中です


次の日 きららドーム


やよい「なんだか、へんなかたちのどーむですね」

P「『きららドーム』って言って、昔あった『きらら博』のメイン会場だったんだ」

伊織「まあ、それなりには大きいじゃない?」

P「いや、メイン会場はその横の芝生広場だ」

春香「お、屋外ライブですか!?」

P「つい先日まで、きゃり○ぱみ○ぱみ○や、SP○AIRが来てたフェスがあって、その会場を横流ししてもらってるんだ」

千早「横流し…」

P「ち、違う!悪い意味じゃなくて、有効活用してるって意味だよ!」

61: 2013/09/04(水) 22:05:31.42 ID:Ld1QwdSZ0
スタッフ「「「よろしくお願いします!」」」

一同「「「よろしくお願いします(なの)!」」」

響「うぉぉ…。凄く広いぞ」

亜美「見て見て!出店がいっぱい出てるよ!」

真美「お祭りみたいだね!」

P「まあ、ここじゃ滅多にない大きなライブらしいから、地元の人も盛り上げたいって思ってるみたいだぞ」

貴音「感謝せねばいけませんね」

「「「765プロ頑張れよー」」」

春香「はーい!頑張ります!」

63: 2013/09/04(水) 22:10:03.99 ID:Ld1QwdSZ0
準備は進み、開演時間


ガヤガヤガヤ


雪歩「うう…。やっぱり人が多いと緊張するぅ…」

P「大丈夫。東京の大きな舞台だって何度もやって来たじゃないか」

雪歩「…はい!頑張ります!」

小鳥「まもなく開演時間です!」

春香「じゃあ、いつものやろっか!」

千早「…そうね!」

春香「よし、行くよー…。765プロー!ファイトー!」

「「「オーッ!!!」」」

P「よし、行ってこい!」

64: 2013/09/04(水) 22:16:00.37 ID:Ld1QwdSZ0
ウオーッ!! ハルカー!! 72-!! …クッ!! ユキホー!! アミマミー!!


こうして1日目も2日目も無事大盛況に終わり


P「みんな、よく頑張った」

社長「素晴らしかったよ諸君」

美希「ヘトヘトなのぉ~」グデー

律子「なんで私まで…」

小鳥「まあまあ。プチピーマンさんも居たんですから、いいじゃないですか」

春香「なんだか、帰るのが寂しいですね」

P「まあ仕方ないさ。さて、そろそろ帰ろうか…と言いたいけど」

真「ど?」

P「実はまだ飛行機まで時間あるんだ」

響「だったら自分、まだまだ観光したいぞ!」

65: 2013/09/04(水) 22:21:41.13 ID:Ld1QwdSZ0
柳井 白壁の町並み


真美「あ!始めに見た金魚だ!」

亜美「いっぱい居るよ!」

貴音「萩とは違う美しさのある白壁ですね」

P「律子達、萩に行ったのか?」

律子「ええ。貴音の希望で」

真「夏みかんシャーベットが美味しかったです!」

雪歩「サザエやアジも食べました!」

伊織「海の幸ってところは、私たちと変わらないわね」

66: 2013/09/04(水) 22:24:43.72 ID:Ld1QwdSZ0
律子「プロデューサーはどこへ?」

P「俺たちは、下関と角島に行ったよ」

響「自分知ってるぞ!沖縄みたいな海なんだよな!」

やよい「はい!とーってもきれいでした!」

亜美「ふぐの唐翌揚げも美味しかったYO!」

真美「魚もね!」

あずさ「あら~。ふぐのヒレ酒なんかもよさそうね~」

小鳥「あずささん、今度一杯どうです?」

67: 2013/09/04(水) 22:29:42.81 ID:Ld1QwdSZ0
岩国 錦帯橋


美希「こっちに来て、橋ばっかり見てる気がするの」

P「ま、まあ、綺麗だしいいじゃないか」

貴音「なんと!100種類のそふとくりいむがあるのですか!」

おじさん「そうだよ!何味がいいかい?」

貴音「それでは…全部でお願い致します」

おじさん「…へ?」

千早「釘を一本も使っていない、木を組んだだけの橋なんて…。日本の技術すごいわ」

社長「なに、君たちも『錦帯橋』も一緒さ」

千早「?」

社長「全員が絶妙に組み合わさって、綺麗な橋をかているのだから。一人も欠かすことのできない、大切なアイドルだよ」

68: 2013/09/04(水) 22:40:06.53 ID:Ld1QwdSZ0
春香「プロデューサーさん」

P「どした春香?」

春香「どうしてこんなにいい場所が多くて、いい人も多いのに、あまり有名ではないんでしょうか?」

P「…そうだなぁ。俺の意見になってしまうけど、ここは広島と福岡という大きな都市に挟まれてるだろ?

そのせいで、若い人の流出も多いし、観光客もそれらの通り道としか見ていないんだと思う

だから県民の人たちは、山口県を大切に思い、それらを誇りに思い、来てくれる人に精一杯の感謝をしてるんだと思う

ただ、田舎だからなのか、宣伝はあまり上手くないみたいだけどな。ははっ…」

春香「…なら、私たちがここをもっとPRしたいです!」

P「!!」

69: 2013/09/04(水) 22:45:13.42 ID:Ld1QwdSZ0
春香「私たちがもっと魅力をアピールして、もっといろんな人に来て欲しいです!」

P「春香…」

おばちゃん「それは結構だよ」

春香「!?」

おじちゃん「心遣いはありがたいけど、ここの為にお仕事を潰すわけにはいかんのよ」

おばちゃん「それに、アタシらもいろいろやっちょるけえ、いつかはたくさんの人が来てくれるいね!」

おじちゃん「やけえ、それぞれ自分の仕事を頑張ろうや」

春香「…はい!」


若者「…だから、そういう古臭い考えがダメだって。利用しないとそこは」ハァ

70: 2013/09/04(水) 22:51:06.89 ID:Ld1QwdSZ0
岩国錦帯橋空港


亜美「どれをお土産にしよう…」

真美「迷うよ兄c…」

P「そろそろ出発だから早く決めろよ…」

貴音「『月でひろった卵』…。なんと甘美な」

雪歩「私は『豆子郎』にしますぅ!お茶に合いそうなので」

あずさ「あら~、『大内人形』可愛いわね~」

千早「『金子みすゞ詩集』…。いい詩ね」

律子「ちょっと!みんな早く決めて!」

71: 2013/09/04(水) 22:54:49.37 ID:Ld1QwdSZ0
瀬戸内海上空


響「あっという間だったぞ」

伊織「田舎もたまには良いわね」

やよい「おこめもおやさいもおさかなも、みーんなおいしかったですぅ!」

美希「またあそこでライブしたいのー!」

社長「はっはっは!ならまた都合を合わせようじゃないか」

P「社長!?」

社長「なーに。来年くらいの話だよ。それに私も、ティン!と来たからね」


おしりちんおわりちん

72: 2013/09/04(水) 22:56:09.29 ID:Ld1QwdSZ0
山口は田舎でホントに自然しかないけど、魅力あるものはたくさんありますよ!
ぜひ一度はおいでませ!
文章の方は乱雑で申し訳なかったです

73: 2013/09/04(水) 22:59:30.11 ID:Ld1QwdSZ0
蛇足


真「そういえばプロデューサー」

P「なんだ?」

真「山口のガードレールって、なんでオレンジなんですか?」

P「よく気づいたな。実は、夏みかん色のガードレールなんだって

昔あった山口国体に合わせて作られたらしいよ」

真「へえー!凄いや!」


おわれぅ

75: 2013/09/04(水) 23:06:23.96 ID:Ld1QwdSZ0
ちなみに>>1Pは雪歩推しだよ!
雪歩は大天使!
大天使に山口降臨して欲しい!

引用元: 春香「次のライブは、山口ですよ!山口!」