霧切『もう、身体が動かない……』

霧切『はははは！　この程度か霧切響子！』

霧切『あなたは……何者なの……？　どうしてこんなことをするの……？』

霧切『知る必要はない！　これで貴様は終わりだ！』

霧切『くっ……！』

霧切『（爆発音）』

霧切『……？』

霧切『大丈夫？　霧切さん！』

霧切『苗木くん！』

霧切『どうしてここに……？』

霧切『霧切さんを助けに来たに決まってるでしょ！』

霧切『そう……ありがとう』

霧切『それより、僕は知っているんだ。あいつの正体を！』

霧切『え……？』

霧切『あいつは……君のお父さんだ！』

霧切『嘘……そんなの嘘よ……！』

霧切『嘘よぉぉぉぉ！』

霧切「…………」

霧切「……すぅ……すぅ」

舞園「もう夜時間かぁ……」

舞園「……寝ようかな」ｺﾞﾛﾝ

舞園「……」

舞園「……」

舞園『苗木くん、授業中に寝てると怒られますよ？』

舞園『はっ！　そ、そうだね……』

舞園『ふふっ、寝不足みたいですね』

舞園『うん、少しだけね……』

舞園『？　なんか廊下が騒がしいですね』

舞園『（扉が乱暴に開かれる）』

舞園『おらぁ！　俺らはテ口リストだ！　この学校を占拠する！』

舞園『！？』

舞園『ど、どうしましょう苗木くん……』

舞園『……舞園さん。僕の後ろに』

舞園『……苗木くん？　な、何を……』

舞園『おらぁ！　そこのチビっこ！　動くんじゃねぇ！』

舞園『シュッ！』

舞園『ぐあっ……』

舞園『テ口リストを一撃で……苗木くんかっこいい……』

舞園『て、てめぇ！　この女の命が惜しければ動くんじゃねぇ！』

舞園『きゃあ！』

舞園『っ！　舞園さんを放せ！』

舞園『へへへ……！』

舞園『ダメ！　苗木くん逃げて！』

舞園『……舞園さんを置いて逃げるなんて、できるわけない……！』

舞園『なら、大人しく氏ね！』

舞園『（銃声）』

舞園『いやぁぁぁ！　苗木くーん！』

舞園『ま、舞園さん……どうか、無事で……』

舞園「……」

舞園「……すぅ」

舞園「……ぐすっ」

不二咲「ふわぁ……もうこんな時間かぁ……」

不二咲「寝ようかな……」

不二咲「……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

不二咲「……」

不二咲「……」ｺﾞﾛﾝ

不二咲「……」

不二咲（
2519590847565789349402718324004839857
1429282126204032027777137836043662020 7075955562640185258807844069182906412
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1212010397122822120720357）

不二咲「……」

不二咲「……あ、解けちゃった……」

不二咲「ありきたりな暗号化の応用じゃすぐ解けちゃう……いっそ自分で一から……」

不二咲「いや……どっちにしろこんなこと考えてたって眠れないよ……」

不二咲「……」

不二咲「……」

不二咲「……」

不二咲『待ってたぜ、不二咲』

不二咲『決着をつけに来たよ、大和田くん』

不二咲『良い度胸だ。さすがは俺の認めた男だぜ』

不二咲『えへへ……』

不二咲（あ、違う。えへへじゃない）

不二咲『ふっふっふ……いつまで余裕を見せてられるかな、だぜ』

不二咲『何！？　不二咲お前まさか……』

不二咲『ぼk……俺の修行の成果を見ると良いよ！ 　見ると良いぜ！』

不二咲『ば、バカな！　そんなでけぇ岩を持ち上げられるはずがねぇ！』

不二咲『ふんっ！』

不二咲『……』

不二咲『……』

………………

不二咲「持ち上げられない……妄想の中ですら……」

不二咲「あ、もう朝だぁ……ぐすっ」

戦刃「ふわぁ、眠い……」

戦刃「あ、もうこんな時間だし……寝よう」

戦刃「寝るときくらい、ウィッグ取って良いよね……」

戦刃「……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

戦刃「……」

戦刃「……」

戦刃「……」

戦刃『おねぇちゃん！』

戦刃『もう……急に抱きつくのはやめてって言ってるでしょ盾子ちゃん……』

戦刃『ごめんなさーい！　てへっ』

戦刃『うふふ……盾子ちゃんは可愛いなぁ』

戦刃『おねぇちゃんもかわいいよー！　だって、私のおねぇちゃんだからね！』

戦刃『そうだね。盾子ちゃんのおねぇちゃんだもんね』

戦刃「……」

戦刃「……ぐすっ」

戦刃（これは止めよう……余計眠れなくなる……）

戦刃「……」

戦刃（いつものにしよ……）

戦刃（ええと……昨日はどこまで進んだっけ……）

戦刃「……」

戦刃『が、学校にテ口リスト！？　ど、どうしよう戦刃さん！』

戦刃『……大丈夫。苗木くんは私が守る。命に代えても』

戦刃『シュッ！』

戦刃『な、何ぃ！？　一瞬で３人も制圧しやがった！』

戦刃『戦刃さん、かっこいい……』

戦刃『ふふふ……』

戦刃『畜生めぇ！』

戦刃『！　苗木くん、危ない！』

戦刃『（苗木くんを庇って刺される私）』

戦刃『戦刃さぁぁぁん！』

戦刃『……苗木くん……無事で……良かった』

戦刃「……」

戦刃「……バッドエンドになっちゃった……」

戦刃「……」

戦刃「明日は……苗木くんに守ってもらうお話に……しよっと……」

戦刃「むにゃ……」

大神「む……もうこんな時間か……」

大神「そろそろ眠るとしよう……」

大神「……」

大神「……」

大神（朝日奈はよく眠れているだろうか……）

大神（最近、気丈に振る舞うのに疲れているように見えるからな……）

大神（我がもっと強ければ……もっと皆の頼りになる存在になれれば……）

大神（そういえば、不二咲と鍛錬の約束をしていたな……）

大神（あやつもなかなかどうして、小さな体に強い心を持っている……ただ、少々無理をしすぎるタイプかもしれん……）

大神（その辺り、しっかりと見極めてやらなくてはな……）

大神「……」

大神（霧切やセレスは……我とは別次元の強さを持っているように見受けられる……）

大神（我が力になれることは少ないかもしれんな……）

大神（男子で見所があるのは……苗木くらいか）

大神（体は不二咲同様小さいが、こと精神力に関しては目を見張るものがある……）

大神（十神も苗木とは別方向の精神の強さを持っているのかもしれんが……）

大神（石丸は……生真面目すぎる所が脆さに繋がっている気がある……）

大神「……」

大神（しかし……我は、皆の力になりたい……）

大神（そのために、まず己が強くならねば……）

大神（強く……ならねば……）

大神「……すぅ」

セレス「……もう夜時間ですか……」

セレス「さて……そろそろ寝るとしましょう」

セレス「……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

セレス「……」

セレス「……」

セレス『さ、まだ賭けは終わっていませんよ、苗木くん？』

セレス『うぅ……でももう賭けるものが無いよ……』

セレス『……いえ、まだあるではありませんか』

セレス『え？』

セレス『あなた自身、ですわ』

セレス『え……それって僕が負けたら……』

セレス『あなたは私の物、ということになりますわね』

セレス『そんな……僕なんてもらっても嬉しくないでしょ、セレスさん……』

セレス『……本気で言っているのですか？』

セレス『え？』

セレス『ここまでしないと、貴方はおわかりにならないのですか？』

セレス『せ、セレスさん、顔が近い……』

セレス『……』

セレス『……』

セレス「……いや、流石にこれはちょっと」

セレス「……余計眠れなくなってしまいました」

セレス「チェスでもして夜明かししましょうか……」

セレス「……」

セレス「近々、苗木くんを完膚なきまでに叩きのめさなくてはいけませんし……うふふ」

苗木「もう夜時間か……」

苗木「寝よう……」

苗木「……」

苗木「……」

苗木「……」

苗木（みんな、今頃何を考えてるのかな……）

苗木（やっぱり……不安で眠れなかったりするのかな……）

苗木（それか、きっと僕じゃ想像もつかないようなスゴいことを考えてたりするんだろうか……）

苗木（なんたって、超高校級の才能を持つみんなだもんね……）

苗木（僕の想像を遙かに越える発想の持ち主だもんね……）

苗木（みんなで……そんな話をしてみるのも良いかもしれない）

苗木（みんな、寝る前に何を考えながら寝る？　って……）

苗木「……すぅ……すぅ」


終わり

寝る前の妄想って楽しいよね
>>25
俺はかれこれ一ヶ月ヒロインが腹部から血を流し続けてる
そろそろ俺が覚醒する

乙