1: 2014/11/19(水) 05:04:49.94 ID:mnnLxI4fO

3: 2014/11/19(水) 05:12:22.65 ID:mnnLxI4fO
竜児の家

竜児「大河、夕飯どうする?」

大河「んー。できればお肉がいい。」

竜児「おう、生姜焼きとかでいいか?」

大河「いいわよ。」

竜児(高校の卒業式で大河が戻ってきて、3ヶ月。俺は就職しようと思ったが、泰子の強い勧めで地元の国立大学に進学した。大河も同じ大学に入学。大河は両親との仲を戻した。だが、俺たちは同棲することになった。泰子も一緒だが・・・)

竜児「大河、あのさ」

大河「何?」

竜児「俺たちって付き合ってるんだよな?」

4: 2014/11/19(水) 05:19:12.06 ID:mnnLxI4fO
大河「ど、どうしたのよ急に!」

竜児「いや、だってさ。付き合う前とあんま変わってねーなって思って」

大河「えー。イチャイチャしたいの?」

竜児「そういうわけではないのだが・・・」

大河「じゃあいいじゃない。今のままで。でも一応付き合ってると思うわよ」

竜児「思う・・・って。お前・・・」

竜児(卒業式で久々の再会をしたときは、いい感じだったんだが、だんだん昔の俺たちの関係と大差なくなっちまった。一時期は結婚の約束さえしてたっていうのに、うやむやになっちまった。キスさえ最近してない・・・)

大河「早く生姜焼き作りなさいよ」

竜児「大河も少しは料理できるようになれよ・・・」


5: 2014/11/19(水) 05:27:21.77 ID:mnnLxI4fO
竜児(今度の日曜、櫛枝に相談してみようかな?)

ジョニーズ

櫛枝「高須君、久しぶり!」

竜児「ごめんな。ソフトボールの練習忙しいだろうに・・・」

櫛枝「今日は練習もバイト休みなのだよ!」

竜児「ソフトボールの強豪の大学でも休みはあるんだな」 

櫛枝「たまにしかないけどねー。ところでどうしたの?大河のこと?」 

竜児「ああ・・・よく分かったな」

櫛枝「オイラでよければ話してくれたまえ!」

竜児「うーん。大河って俺のこと好きじゃないのかなって」

櫛枝「どうしたの?喧嘩でもした?」

竜児「してないけどさ、なんか付き合ってるって実感沸かなくて。カップルらしいことも全然してないし」

櫛枝「そっかー。でも、大河が高須君を好きじゃないなんてそんなわけないよ。」

竜児「そうか?」

櫛枝「おうよ!大河の親友の私が言うんだから間違いないって!大河も本当は高須君とイチャイチャしたいんじゃないかな?」

6: 2014/11/19(水) 05:34:41.65 ID:mnnLxI4fO
高須「そうなのか?」

櫛枝「ほら、大河って素直じゃないでしょ?高須君がリードしてあげないとだめだよ」

高須「そっか、そうだよな。ありがとう。櫛枝」

櫛枝「いつでも相談してくれたまえ!」

夜 竜児の家 夕飯

大河「今日の昼間、何してたのよ?」

竜児「ちょっと用事があってさ」

大河「ふーん。」

竜児「大河、あーん」

竜児は突然、大河の口元に箸を近づけた

大河「は?どうしたのよ急に」

竜児「たまにはカップルらしいことしたいと思ってな」

大河「そ、そう// あーん」パクッ

竜児「どうだ?」

大河「まあまあね」


7: 2014/11/19(水) 05:38:52.99 ID:mnnLxI4fO
竜児「ほら、次は大河がやってくれよ」

大河「なんか今日の竜児気持ち悪い・・・」

竜児「いいだろ?ほら」

大河「ほれ」

竜児「あーん」パクッ

大河「あんた・・・」

竜児「どうした?」

大河「本当に犬みたいだったわ」

竜児「うるせえ!」

そして、しばらくして

大河「明日大学か、そろそろ寝ようかな」

竜児「俺も寝る」

大河「zzz」

竜児「はやっ!」

竜児(こうして大河と毎日一緒に寝てるのに、何も起こらないとは・・・)

8: 2014/11/19(水) 05:49:07.19 ID:mnnLxI4fO
高須(寝ている大河を襲ってしまおうか・・・)

大河「zzz」

高須(いや、やめとくか・・・)

翌朝 大学

大河「今日はアンタと講義がかぶってないから、次に会うのはケーキ屋でのバイトね」

竜児「ああ、またな」

竜児友「よっ、今日も彼女と登校か・・・」

竜児「おう、茶化すなよな」

竜児友「羨ましいなー。スゲー可愛いよな」

竜児「ああ・・・」

竜児友「どこまでいったの?」 

竜児「え・・・?」

竜児友「Cまではいっただろ?」

竜児「その表現古くね!?いってねえよ!」

竜児友「えー。お前ら確か付き合ってから1年以上だろ?遅くねーか?」

竜児「そ、そうなのか・・・」


9: 2014/11/19(水) 06:12:43.00 ID:mnnLxI4fO
友彼女「竜児友ー。おはよ。」

竜児友「おはよ!じゃあな。高須!」

竜児「お前の彼女も可愛いだろ・・・」

能登「ほんとだよなー」

竜児「おお、能登!春田は?」

能登「サボりだな」

竜児「またかよ・・・だいたいなんであいつ大学受かったんだ・・・」

竜児(能登や春田も同じ大学に通っている。二人とも違う進路だったのだが、途中で急に変更してびっくりした。)

そして大学が終わり

能登「またなー」

竜児「おう」

竜児は大河と共にケーキ屋のバイトをしている。今日はバイトがあったので向かおうとしていた、その時 

美女「あの、高須君ですか?」

竜児「え、ええ!どうしました?」

竜児(なんだこの人めちゃ美人だ!急に話しかけられるなんて、俺が怖くないのか?)

美女「川嶋亜美のモデル仲間なんです!」


10: 2014/11/19(水) 06:19:19.68 ID:mnnLxI4fO
竜児「そうなんですか!川嶋、最近元気ですか?あいつは大学には行かなかったから最近会ってなくて・・・」

美女「ええ、元気です。亜美がよくあなたのこと話題に出すんですよ。面白い人だって」

竜児「ああ、確かに川嶋にはおもちゃにされてましたからね・・・」

美女「これから、仲良くしてください。あなたの彼女のタイガーちゃんにも会ってみたいな」


大河「はー。終わったわ。これからバイトかー。ん、竜児だ」


竜児「ええ、これからよろしく!大河ともそのうち会えると思いますよ」


大河「何言ってるかは聞こえないけど、知らない女と話してる・・・」


美女「またねー」

竜児「さよならー」


竜児「おっと、バイト急がないとな」

大河「ねえ、竜児」

竜児「おお、大河!バイト急ごうぜ」

大河「今の女・・・あ、そうかバイトね急ぎましょ」


11: 2014/11/19(水) 06:28:51.78 ID:mnnLxI4fO
ケーキ屋

竜児「いらっしゃいませー!」

大河(さっきの女のこと聞きそびれちゃった・・・)

竜児「1287円です!」

大河(竜児が大学で女子と話してるのなんてみたことなかったのに・・・)

竜児「ありがとうございました!」

大河(私と話してるときより楽しそうだったような・・・)


竜児「んー。バイト疲れたな」

大河「そうね」

竜児「お前、今日働き悪かったぞ」

大河「うるさい!」

竜児「す、すまん。そういえば今日また春田が休んでさー」 

大河「留年するわねきっと」

12: 2014/11/19(水) 06:34:44.86 ID:mnnLxI4fO
竜児の家

竜児「ただいま、すぐ夕飯作るよ」

泰子「おかえりー!」

大河「今日はやっちゃん休みなのね」

泰子「そうだよー。大河ちゃん最近楽しい?」

大河「まあまあね」

泰子「竜ちゃんと上手くいってる?」

大河「え!?ま、まあまあよ」

泰子「大河ちゃんそればっかりねー」

大河(上手くいってるのかな?私たち)

竜児「できたぞー」

泰子「いただきまーす。んー!やっぱり竜ちゃんはお料理上手だね!」

大河「竜児。あ、あーん」

竜児「ど、どうした急に」

大河「きっ、昨日あんたがやってきたから今日もやるのかと思ったのよ!」

竜児「あ、すまん」パクッ

泰子「二人とも仲良しね」

大河「ほれ」

竜児「ん?」

大河「あんたもやるの!」

竜児「す、すまん!」

13: 2014/11/19(水) 06:47:06.76 ID:mnnLxI4fO
泰子「zzz」

竜児「俺たちも寝るか?」

大河「え、ええ。あのさ竜児」

竜児「なんだ?」

大河「今日話してた女、誰?」 

竜児「あー。なんかあの人川嶋と友達らしくてさ。それで話しかけられた」

大河「ばかちーの友達だったのね。なーんだ。ならいいわ」

竜児「ならいいわってどういうことだ?」

大河「気にしないで」

竜児「嫉妬・・・か?」

大河「そんなわけないでしょ!」

竜児「大河・・・」


竜児(俺と大河の関係は変わりそうで変わらなかった。相変わらずな日々を送り、いつの間にか夏休みになった)

23: 2014/11/19(水) 18:15:51.98 ID:wDEjQXiwO
竜児「大河、メール見たか!?」

大河「当たり前じゃない!同窓会!アメリカに行ってた北村君もいったん戻って来るみたいだし」

竜児「櫛枝も来れるみたいだ!」

大河「そうね!何着ていこっかなー!楽しみ♪」

お洒落なレストラン

北村「高須、逢坂!元気だったか!?」

竜児「北村・・・久しぶりだな!アメリカでの生活に慣れたか!?」 

大河「北村君久しぶり!」

北村「本当に久しぶりだな。生活にはもちろん慣れた。それよりも良かったのは・・・」

春田「元生徒会長と付き合うことになったんだってよーー!!」

大河「えーー!?」

竜児「それは良かった・・・でもそれよりも春田、久しぶりだな・・・同じ大学だよな?」

北村「おいおい、春田。俺に言わせてくれよ。すみれさんったら可愛いんだよ」 

能登「ノロケかー?」

春田「高っちゃん!俺は後期から頑張るよ!」

竜児「そうか・・・」

櫛枝「おー。みなさん揃ってますな!」

大河「みのりーーーーん!」ダキッ

櫛枝「おー。大河!元気だったかね!」

24: 2014/11/19(水) 18:30:39.07 ID:wDEjQXiwO
川嶋「相変わらず仲がいいわね。」

大河「ばかちー!」

櫛枝「あーみん!」

川嶋「そして、相変わらずちっちゃいわねタイガー。高須君は相変わらずヤンキー面だわ」

高須「お前も相変わらずだな」

木原「亜美ちゃん。久しぶり!」

川嶋「麻耶ちゃん、能登君とは上手くいってる?」

木原「まあまあかな・・・」

香椎「この前喧嘩しちゃったらしいんだよ」

川嶋「全然ダメね、あのメガネ。自分から告白してきたくせに」

竜児(木原と能登は喧嘩してたのか。この三人はもう就職してたよな。川嶋はモデルの仕事を続けてるって感じだけど)

ゆり「みんな、幸せそうねー。そうよねー。まだピチピチだもんねー。30超えたババアなんて誰も・・・」

竜児(先生来てたのか・・・)

北村「よし、全員揃ったな!では乾杯!まだ未成年だからソフトドリンクだが」

一同「かんぱーーい!!」

25: 2014/11/19(水) 19:12:59.17 ID:wDEjQXiwO
北村「さて、そろそろ聞かせてもらうぞ。高須、逢坂」

竜児「何をだ?」

北村「二人がどこまで進展したかに決まってるだろ?Cまではいったか?」

竜児「ぶっ!いってねえよ!てかお前もその表現かよ!!」

大河「Cって何?」

櫛枝「大河、耳かして」

大河「うん」

櫛枝「Cっていうのは・・・だよ」

大河「な、な、な////き、北村君何言ってるの!?」

川嶋「なんだ、もうとっくに済ませてると思ったけどね」

春田「俺もそう思ってたー」

能登「普通に考えたらそうだよな」

北村「高須・・・だめじゃないか!もっと積極的にだな・・・」

川嶋「さっさとやっちゃばいいのに」

櫛枝「そうだそうだ!」

木原「久光!私たちもそろそろ!」

能登「お、やっちゃいますかー?」

竜児(なんかみんな様子おかしくね?)

大河「///////」

26: 2014/11/19(水) 19:19:12.63 ID:wDEjQXiwO
北村「あーー!すみれしゃんなんて可愛いんだーーーーーーーー!」

櫛枝「らいがー!高須くんと仲良くしないとらめらょ?」

川嶋「あはははは!亜美ちゃんってなんでこんなに可愛いのかしら!」

木原「久光ー!この前はごめんれーー!」

能登「いいんだよ麻耶!」

香椎「私も彼氏ほしぃ!!」

竜児「おいおいお前ら酔ってるのか?ソフトドリンクだよな?」

ゆり「あ、そうかみんな未成年か」

竜児「え!?」

ゆり「間違ってお酒頼んじゃった。高須君は強いのね」

竜児「ちょっと先生!」

大河「///////////」

竜児「どうした大河?顔赤いぞ」


春田「春田、はだか躍りしまーーーっす!」

一同「いえーーーーい!!」

27: 2014/11/19(水) 19:26:54.41 ID:wDEjQXiwO
大河「りゅーじは私のこと・・・好き?」

竜児(こいつも酔ってるな)

竜児「おう、好きだよ」

大河「絶対うそ!」

竜児「そんなことないぞ」

大河「だって、手も繋いでくれないし、キスもしてくれないし、デートもあんまりしないし。それに他の子と話してるときの方が楽しそうだし!りゅーじは私が嫌いなんだあああ!!うわああああん!」

櫛枝「高須くん、らいがを泣かせたーー!」

川嶋「何泣かせてんのよぉ!」

北村「キスすれば泣き止むんじゃないかぁ?」

一同「キースっ!キースっ!」

竜児「おいおいなんだお前ら」

大河「りゅーじ。きて」

竜児「こいつも乗り気かよ!!」

大河「はやく・・・私のこと好きならキスくらいできるでしょ?」

竜児(キスはいいけど、人前ってのがな)

28: 2014/11/19(水) 19:47:12.89 ID:wDEjQXiwO
竜児「仕方ねえな・・・」

大河「きて」

竜児「ん・・・」チュ

大河「/////」

一同「うおおおおおおおおお!!!」

大河「ありがと、なんか久しぶりね」

竜児「お前、酔ってないのか!?」

大河「最初は酔ってたと思うけど、だんだんね。キス求めたときは、もう戻ってたわ。」

竜児(酔ってないのにこんな積極的に・・・)


竜児(こうして同窓会は終わった。後半はみんな酔いが戻って、思い出話に夢中になった。)


竜児の家

竜児「夏休みってあんまやることないな」

大河「そうね」

竜児「なあ、デートでもしないか?」

大河「い、いいわよ///」

竜児(同窓会の時、泣いた時の大河は酔ってたけど、あれは本音だったんだな)

29: 2014/11/19(水) 19:56:25.24 ID:wDEjQXiwO


大河「海だー!」

竜児「人多いな」

大河「じゃ、じゃあはぐれないようにしないといけないんじゃない?」 

竜児「そうだな」ギュッ

大河「強く握りすぎ///」


竜児「水、気持ちいいなー!」

大河「えいっ!」パシャパシャ

竜児「やったなー!」パシャパシャ

竜児(あれ、俺たちカップルっぽいぞ・・・?)


竜児「さ、そろそろ昼飯にするか。なんか買ってくるよ」

大河「うん、ありがと」


チャラ男「お、そこのちっぱいの君、可愛いね」

大河(うわ、変なのきた)

30: 2014/11/19(水) 20:10:32.69 ID:wDEjQXiwO
チャラ男「ちょっと付き合わない?」

大河「いや」

チャラ男「いいじゃんよ」

大河「しつこいんじゃーー!!」ドカッ

チャラ男「いてえええええええ!」

竜児「ど、どうした?」

大河「遅い!なんか変なのに絡まれた」

竜児「お、俺の女に手を出すなー」

チャラ男「こんな暴力女に手なんかださねーよ!彼氏もヤンキーじゃねーか!じゃあな!」

竜児「ふう、いなくなった」

大河「私のおかげよ!何よあんた、俺の女に手を出すなー(棒読み)って!ドラマの主人公気取り?」

竜児「いや、咄嗟にでてきた」

大河「ふふ、まあいいわ。あんたにドラマの主人公みたいなことは期待できないからね。さ、お昼ごはん食べましょ」

竜児(こうして俺と大河は海で楽しい一時を過ごしたのだった)

31: 2014/11/19(水) 20:19:55.29 ID:wDEjQXiwO
竜児の家

竜児「ふー。今日は楽しかったな」

大河「そうね。あんたもたまにはやるじゃない」

竜児「ごめんな大河」

大河「何?」

竜児「今まで全然カップルっぽいことしてやれなくて。最初、大河と俺本当に付き合ってるのかな?って思ってたけど、俺のせいだったんだな」

大河「いいのよ。私も、素直になれなくて悪かったわね」

竜児「これからもよろしくな」

大河「うん」


大河「zzz」

竜児「寝ちまったか・・・」

大河「zzz」

竜児「寝ている大河を襲ってしまおうか・・・いや、やめとくか」

大河「意気地無し」

竜児「大河!?」

32: 2014/11/19(水) 20:27:22.34 ID:wDEjQXiwO
大河「寝たふりよ」

竜児「そうだったのか!?」

大河「いつも寝たふりして待ってるっていうのに全然竜児が来ないから・・・」

竜児「ずっと、待ってたのか?Cの意味を聞いて顔を真っ赤にするような大河が?」

大河「うるさい!そうよ。大学始まってからずっとよ。全く使えない駄犬ね」

竜児「駄犬・・・久しぶりに聞いたな」

大河「ふふっ」

竜児「大河、いいのか?」

大河「うん。きて、竜児!」

竜児「大河」

大河「ん?」

竜児「大河は俺のこと好きか?」





大河「何、当たり前のこと聞いてるの?好きに決まってるじゃない♪ずっと私のこと離さないでね、竜児!」

END

33: 2014/11/19(水) 20:28:28.29 ID:wDEjQXiwO


終わりです

ありがとうございました

35: 2014/11/19(水) 20:51:13.48 ID:hoy8AuXsO
おつ

引用元: 高須竜児「大河って本当に俺のこと好きなのかな」