565: 2017/11/23(木) 20:41:14.05 ID:gJm4z3H5o

566: 2017/11/23(木) 20:43:05.95 ID:gJm4z3H5o
みく「そうにゃ!」

武内P「しかし……何故、そんな事を?」

みく「もしもCP皆でネコチャンイベントをやる時に、知ってたら良いかなって」

武内P「なるほど……確かに、それはあるかもしれません」

みく「だから、Pチャンに協力して欲しいの!」

武内P「わかりました。お手伝いさせて頂きます」

567: 2017/11/23(木) 20:45:30.86 ID:gJm4z3H5o
みく「じゃあ、まずは凛チャンからね!」

凛「私? 私は、どう考えても犬タイプだと思うんだけど」

みく「Pチャンはどう思う?」

武内P「……少し、失礼します」

凛「? 何、アゴの下なんかを触って……」

武内P「……」

凛「……ゴロゴロゴロゴロ」

武内P「渋谷さんは、意外にも猫タイプだったようですね」

みく「ちょっと待って!? 何それ!?」

568: 2017/11/23(木) 20:47:37.06 ID:gJm4z3H5o
武内P「いえ……犬猫診断、ですが」

凛「ゴロゴロゴロゴロ」

のしっ…

みく「Pチャンの膝の上に乗って丸く……!?」

武内P「あの、協力とは、こういった形でよろしかったでしょうか?」

凛「ファー……ゴロゴロゴロゴロ」

みく「想像の遥か上だよ! こんな事になるなんて全く思ってなかったにゃ!」

569: 2017/11/23(木) 20:50:12.11 ID:gJm4z3H5o
武内P「ですが、これが一番だと思いましたので……」

凛「……スピー……スピー」

みく「……寝ちゃったにゃ」

武内P「このまま、ソファーで寝かせておきましょう」

みく「……」

武内P「次は、どなたになさいますか?」

アイドル達「……!」

570: 2017/11/23(木) 20:54:21.00 ID:gJm4z3H5o
みく「じゃ、じゃあ次はあーにゃん!」

アーニャ「私、ですか?」

みく「あーにゃんなら、きっと猫タイプだと思うにゃ!」

武内P「……では、失礼します」

アーニャ「……ふふっ! くすぐったい、です、うふふ!」

武内P「……では、少し背中を撫でさせていただきますね」

アーニャ「背中?」

武内P「……」

アーニャ「……ハッハッハッハッ」

みく「!?」

571: 2017/11/23(木) 20:56:48.26 ID:gJm4z3H5o
武内P「アナスタシアさんは、犬タイプだったようですね」

アーニャ「ハッハッハッハッ」

ころんっ

みく「お腹を見せて仰向けに寝転がった!?」

武内P「さすがにお腹を撫でるのはまずいので、新田さん、お願いします」

美波「はっ、はい!」

アーニャ「ハッハッハッハッ……クゥーン」

みく「何なの!? Pチャンのその技能は一体何なの!?」

572: 2017/11/23(木) 21:02:47.27 ID:gJm4z3H5o
武内P「いえ、これはプロデューサーとしての技能の一部ですが……」

アーニャ「……スピー……スピー」

美波「寝ちゃいました、ね」

武内P「ソファーに運んで、寝かせておきましょう」

みく「……」

武内P「次は、どなたになさいますか?」

アイドル達「……」

573: 2017/11/23(木) 21:06:08.37 ID:gJm4z3H5o
みく「……もうこのへんにしておかない?」

武内P「? まだ、お二方しか診断は終わっていませんが」

みく「で、でも……」

李衣菜「もしかして、みくちゃん……」

みく「な、何?」

李衣菜「自分が犬タイプかもしれない、ってビビってるんじゃない?」

みく「そ、そんな事ないにゃ!」

武内P「……」

574: 2017/11/23(木) 21:09:44.46 ID:gJm4z3H5o
みく「みくは、皆の前であられもない姿を見せたくないだけだよ!」

凛・アーニャ「スピー……スピー……」

李衣菜「ふーん?」

みく「李衣菜ちゃんだって、ああなるのは怖いんでしょー!?」

李衣菜「わ、私はああはならないよ! 何せ、ロックな魂があるからね!」

みく「へー! じゃあ、実際にやってみればわかるにゃ!」

李衣菜「良いよ、やってやろうじゃん!」

武内P「では……次は多田さんで、よろしいですか?」

李衣菜「はい! プロデューサー、手加減なんかいりませんからね!」

575: 2017/11/23(木) 21:12:55.65 ID:gJm4z3H5o
  ・  ・  ・

李衣菜「クゥーン……キュウウーン……」

みく「いやー、見事なドッグな魂にゃ」

武内P「前川さん、お腹を撫でてあげてください」

みく「はいはい……ほーら李衣菜ちゃん、なでなでー」

李衣菜「クゥーン……スピー……スピー」

みく「寝るの早っ!?」

武内P「次は、どなたになさいますか?」

アイドル達「……」

576: 2017/11/23(木) 21:16:45.07 ID:gJm4z3H5o
美波「……それじゃあ、次は私が」

みく「美波にゃん、いいの?」

美波「アーニャちゃんだって頑張ったんだもの」

アーニャ「スピー……スピー……」

美波「それに、リーダーでお姉さんの私がここで頑張らないと、ね♪」

武内P「では……次は新田さんで、よろしいですか?」

美波「はいっ!」

アイドル達「……」

577: 2017/11/23(木) 21:25:38.61 ID:gJm4z3H5o
武内P「……では、失礼します」

美波「あっ……♡ やぁん♡ くすぐった……んっ♡」

武内P「……では、背中を撫でさせて頂きます」

美波「んんっ♡ 背中をそんなにっ……♡ こんなの初めてっ♡」

みく「ストップ! ストップにゃあああああ!」

美波「はぁ……♡ はぁ……♡ みくちゃん、どうしたの……?」

みく「それはこっちのセリフにゃ! す、スケベすぎるよ美波にゃん!?」

武内P「どうやら、新田さんは犬猫というより、ただのメスのようですね」

みく「担当アイドルに対して言うセリフじゃないにゃ!」

579: 2017/11/23(木) 21:30:33.61 ID:gJm4z3H5o
みく「犬猫だけじゃなく、そんなのまで診断されるの!?」

武内P「そうですね、この診断は年齢が若い程早く結果が出ます」

美波「でも……アレ以上続けたら、私……」

武内P「新田さんは、現状ならば診断結果に頼らず犬猫どちらのタイプも選べます」

美波「そう、なんですか?」

武内P「はい。なので、犬系、猫系を問わず、メスとして活躍出来るかと」

美波「――はいっ! 美波、いきますっ!」

武内P「良い、笑顔です」

みく「……」

580: 2017/11/23(木) 21:34:45.33 ID:gJm4z3H5o
武内P「次は、どなたになさいますか?」

アイドル達「……」

武内P「ご安心ください。高校卒業程度の資格がなければ、新田さんの様にはなりません」

みく「じゃ、じゃあ、美波にゃん以外は大丈夫なんだ」

美波「もう! まるで、私が大丈夫じゃなかったみたいじゃない!」

みく「あれで大丈夫だと思ってた事が驚きにゃ!」

武内P「……次は、どなたになさいますか?」

アイドル達「……」

581: 2017/11/23(木) 21:37:58.84 ID:gJm4z3H5o
  ・  ・  ・

アイドル達「スピー……スピー……」

みく「……」

武内P「さて、残るは前川さんだけですね」

みく「み、みくは診断されなくても大丈夫にゃ! 絶対ネコチャンだから!」

武内P「そう、でしょうか?」

みく「……」

武内P「診断してみた結果、意外な方が犬タイプ、猫タイプ逆のケースもありましたし」

みく「……!」

582: 2017/11/23(木) 21:41:52.59 ID:gJm4z3H5o
みく「で、でも……」

武内P「もしかしたら、前川さんも……」

みく「んっんー……あー……ごろごろごろごろ」

武内P「? 前川さん?」

みく「いやー、みくのネコチャンパワーが、喉の撫でられる前に溢れちゃったにゃ!」

武内P「……はぁ」

みく「これはもうネコチャンにゃ! 間違いないにゃ! にゃー!」

武内P「……」

583: 2017/11/23(木) 21:44:42.95 ID:gJm4z3H5o
武内P「……そこまで自信がお有りでしたら、きっと大丈夫でしょう」

みく「そうにゃ! みくは、きっとネコチャンタイプにゃ!」

武内P「……では、失礼します」

みく「ま、待って! 心の準備が!」

武内P「……」

みく「Pチャン、落ち着いて! 落ち着いて話し合うにゃ!」

武内P「……」

みく「だ、駄目……にゃ、にゃ……にゃあああああああ!?」

584: 2017/11/23(木) 21:52:15.51 ID:gJm4z3H5o
  ・  ・  ・

アイドル達「……スピー……スピー」

武内P「……」

ガチャッ

ちひろ「おはようございま……って、皆寝ちゃってるんですか?」

武内P「千川さん、おはようございます」

ちひろ「あの……一体、何が?」

武内P「いえ、犬猫診断を少々」

ちひろ「あぁ、なるほど」

アイドル達「……スピー……スピー」

585: 2017/11/23(木) 21:55:50.39 ID:gJm4z3H5o
ちひろ「それで、結果の方はどうだったんですか?」

武内P「予想通りの方も居ましたし、イメージとは真逆の方もいましたね」

ちひろ「実際にやってみるものですねー」

武内P「はい。今後の企画に活かせるかと」

ちひろ「ところでプロデューサーさん」

武内P「? はい、何でしょうか?」

ちひろ「私って、結構尽くすタイプなので犬タイプだと思うんですけど、どう思います?」

武内P「……」

ちひろ「もー! 返事に困らないでくださいよ!」

586: 2017/11/23(木) 22:07:41.17 ID:gJm4z3H5o
ちひろ「でも、プロデューサーさんは犬って感じですよね」

武内P「そう、ですね。私もそう思います」

ちひろ「あら」

武内P「……プロデューサーと言えども、サラリーマンですので」

ちひろ「……会社の犬、って事ですか?」

武内P「そう、なりますね」

ちひろ「もう! 私はそういう意味で言ったんじゃないですよ!」

武内P「? では、どういう意味でしょうか」



ちひろ「先の見えない道を歩くアイドルを導く、大型の無口で優しい盲導犬みたいだな、って♪」




おわり

587: 2017/11/23(木) 22:11:13.62 ID:gJm4z3H5o
ネット回線、体調ともに絶不調なので早いですが寝ます
おやすみなさい

588: 2017/11/23(木) 22:24:24.71 ID:wC2DFdTW0
おつん

589: 2017/11/23(木) 22:31:30.41 ID:23GsInRIo
乙乙

引用元: 武内P「大人の魅力、ですか」