3: 2022/12/01(木) 19:26:02.39 ID:FG7P6Qs4.net
メイ「なんなんだ、それは?」
四季「例えば、かのん先輩の脳を解析したとして、その要素を100人のかのん先輩に振り分けた仮想空間を作成するマシーンを作った」
夏美「ほうほう、これはマニーの匂いがしますの…」
きな子「でも、どうしてそんな物を作ったっすか?」
四季「同じスクールアイドルで、この装置についての論文を出している人がいるから…私も作ってみた」リナチャンボード『ムンッ』
すみれ「それを読んで、『じゃあ私も』ってなるところが凄いわね」
四季「例えば、かのん先輩の脳を解析したとして、その要素を100人のかのん先輩に振り分けた仮想空間を作成するマシーンを作った」
夏美「ほうほう、これはマニーの匂いがしますの…」
きな子「でも、どうしてそんな物を作ったっすか?」
四季「同じスクールアイドルで、この装置についての論文を出している人がいるから…私も作ってみた」リナチャンボード『ムンッ』
すみれ「それを読んで、『じゃあ私も』ってなるところが凄いわね」
4: 2022/12/01(木) 19:47:05.13 ID:FG7P6Qs4.net
千砂都「100人のかのんちゃんかぁ…会ってみたいかも!」
かのん「え゙っ。私!?」
四季「OK」ガチャンッ
かのん「えっえっえOちょっと」
四季「脳波スキャン、スタート」ポチッ
かのん「あばばばばばばばばば」
四季「…はい、スキャンおしまい」プシュー
かのん「え゙っ。私!?」
四季「OK」ガチャンッ
かのん「えっえっえOちょっと」
四季「脳波スキャン、スタート」ポチッ
かのん「あばばばばばばばばば」
四季「…はい、スキャンおしまい」プシュー
6: 2022/12/01(木) 19:49:59.12 ID:FG7P6Qs4.net
かのん「はらひろほれ~」
恋「あわわっ。かのんさん、フラフラしてます…」
可可「大丈夫デスか、かのんは?」
かのん「…はっ!四季ちゃん!人の脳を勝手にスキャンしないで!」
四季「Sorry…でも、これで100人のかのん先輩の村が作成された」
千砂都「わぁ!行こ行こっ!」
かのん「ま、待ってよ!これってつまり、私の頭の中丸出しって事でしょ!?恥ずかしいんだけど!」
きな子「えぇ~、面白そうじゃないっすか!」
四季「人数分のフルダイブセットは用意してる…かのん先輩も行く?」
かのん「そういう問題じゃなーい!」
恋「あわわっ。かのんさん、フラフラしてます…」
可可「大丈夫デスか、かのんは?」
かのん「…はっ!四季ちゃん!人の脳を勝手にスキャンしないで!」
四季「Sorry…でも、これで100人のかのん先輩の村が作成された」
千砂都「わぁ!行こ行こっ!」
かのん「ま、待ってよ!これってつまり、私の頭の中丸出しって事でしょ!?恥ずかしいんだけど!」
きな子「えぇ~、面白そうじゃないっすか!」
四季「人数分のフルダイブセットは用意してる…かのん先輩も行く?」
かのん「そういう問題じゃなーい!」
8: 2022/12/01(木) 19:55:07.48 ID:FG7P6Qs4.net
千砂都「ねぇ、かのんちゃん。私、普段かのんちゃんがどんな事考えてるか知ってみたいな。いいでしょ?」ウルウル
かのん「う~ん…まぁ、ちぃちゃんがそう言うなら…」
四季「それじゃあ、みんなこのゴーグルを被って」
夏美「ふっふっふっ…仮想空間内の様子を撮影すれば大バズり…!」
恋「仮想空間、一体どんな場所なのでしょうか…?」
メイ「色んなかのん先輩に会えるのか…!ふへ、ふへへ…」
四季「それじゃ、レッツゴー」
シュウウウウウン…
かのん「う~ん…まぁ、ちぃちゃんがそう言うなら…」
四季「それじゃあ、みんなこのゴーグルを被って」
夏美「ふっふっふっ…仮想空間内の様子を撮影すれば大バズり…!」
恋「仮想空間、一体どんな場所なのでしょうか…?」
メイ「色んなかのん先輩に会えるのか…!ふへ、ふへへ…」
四季「それじゃ、レッツゴー」
シュウウウウウン…
9: 2022/12/01(木) 20:06:32.67 ID:FG7P6Qs4.net
~100人のかのんの村~
カフェ~オレ~ヤ~キ~リン~ゴ~
ダ~イ~ス~キ~サル~ル~ルル
千砂都「うわ~、見て!かのんちゃん達が歌ってるよ!」
かのん「うげぇ、自分がいっぱいいるのってなんだか不気味…」
可可「ほわぁ~。どのかのんも、スバラシイコエデス!」
四季「当然。あれは言わば、かのんさんの写し身だから」
かのん1「よぉ~し、みんな!今日もめいっぱい、この世界に歌を響かせよう!!」
「「「「「おー!!!!!」」」」」
カフェ~オレ~ヤ~キ~リン~ゴ~
ダ~イ~ス~キ~サル~ル~ルル
千砂都「うわ~、見て!かのんちゃん達が歌ってるよ!」
かのん「うげぇ、自分がいっぱいいるのってなんだか不気味…」
可可「ほわぁ~。どのかのんも、スバラシイコエデス!」
四季「当然。あれは言わば、かのんさんの写し身だから」
かのん1「よぉ~し、みんな!今日もめいっぱい、この世界に歌を響かせよう!!」
「「「「「おー!!!!!」」」」」
12: 2022/12/01(木) 20:31:48.57 ID:FG7P6Qs4.net
すみれ「…かのんってあんな暑苦しいキャラだったかしら?」
四季「解析完了…基本的にどのかのん先輩も歌が好きだけど、あの50人のかのん先輩は特にその特徴が出てるね」
かのん「恥ずかしいから読み上げないで!」
かのん2「あれ?この声は…え゙っ、私!?」
かのん5「あ、みんなも来てるよ!」
ゾロゾロゾロ…
メイ「はわわ、こっちに来たぞ!?」
かのん4「ようこそ、私達の村へ!」
かのん7「ゆっくり見て回って行ってよ!」
かのん9「あ。私、他の私にもみんなが来たって言ってくるね~!」
きな子「ほえぇ、壮観っすね~」
四季「解析完了…基本的にどのかのん先輩も歌が好きだけど、あの50人のかのん先輩は特にその特徴が出てるね」
かのん「恥ずかしいから読み上げないで!」
かのん2「あれ?この声は…え゙っ、私!?」
かのん5「あ、みんなも来てるよ!」
ゾロゾロゾロ…
メイ「はわわ、こっちに来たぞ!?」
かのん4「ようこそ、私達の村へ!」
かのん7「ゆっくり見て回って行ってよ!」
かのん9「あ。私、他の私にもみんなが来たって言ってくるね~!」
きな子「ほえぇ、壮観っすね~」
17: 2022/12/01(木) 20:43:21.08 ID:FG7P6Qs4.net
夏美「ふっふっふっ…これは大バズりの予感がしますの!早速撮影しますのー♪」サッ
かのん24「ちょ、ちょっと夏美ちゃん!撮影は禁止!」
かのん25「たくさんの私を撮られるなんて恥ずかしいよぉ~!」
夏美「えぇ~…」
すみれ「ふふっ。かのんは普段からカメラ苦手だから、それも出てきちゃってるのね」
かのん26「うぅ~、最近練習してるんだけどね?」
かのん「って、練習してるのは私!」
かのん24「ちょ、ちょっと夏美ちゃん!撮影は禁止!」
かのん25「たくさんの私を撮られるなんて恥ずかしいよぉ~!」
夏美「えぇ~…」
すみれ「ふふっ。かのんは普段からカメラ苦手だから、それも出てきちゃってるのね」
かのん26「うぅ~、最近練習してるんだけどね?」
かのん「って、練習してるのは私!」
18: 2022/12/01(木) 21:01:02.61 ID:FG7P6Qs4.net
千砂都「……」キョロキョロ
可可「千砂都、何か探してるデスか?」
千砂都「う、ううん!別に何も…」
かのん9「お待たせ~!他の私も連れてきたよ!」
かのん61「ねぇねぇ!ちぃちゃんが来てるって本当!?」
千砂都「…!!」
かのん62「あ、ちぃちゃんだ!ちぃちゃ~ん!!」タッタッタッ
可可「千砂都、何か探してるデスか?」
千砂都「う、ううん!別に何も…」
かのん9「お待たせ~!他の私も連れてきたよ!」
かのん61「ねぇねぇ!ちぃちゃんが来てるって本当!?」
千砂都「…!!」
かのん62「あ、ちぃちゃんだ!ちぃちゃ~ん!!」タッタッタッ
19: 2022/12/01(木) 21:08:15.76 ID:FG7P6Qs4.net
かのん63「えへへ、ちぃちゃん~」ギュッ
かのん65「あーっ!ちぃちゃんに抱きつくなんてズルい!ねぇねぇ、後で私も!」
かのん67「私はうぃっすね!」
千砂都「…ふふふっ。みんな順番ね♪」
かのん’s「はぁ~い!」
千砂都(ひぃ、ふぅ、みぃ…10人、ぴったり1割かぁ…)
かのん65「あーっ!ちぃちゃんに抱きつくなんてズルい!ねぇねぇ、後で私も!」
かのん67「私はうぃっすね!」
千砂都「…ふふふっ。みんな順番ね♪」
かのん’s「はぁ~い!」
千砂都(ひぃ、ふぅ、みぃ…10人、ぴったり1割かぁ…)
24: 2022/12/01(木) 21:36:30.63 ID:FG7P6Qs4.net
かのん「あ、あのぉ…あそこの私達は?」
四季「様子を見るに、特に千砂都先輩にいぞ…ゾッコンなかのん先輩達だね」
かのん「ねぇねぇ!今依存って言ったよね!?え、私全然、そんなつもりはないんだけどな…」
四季「…10人だから1割、その要素がかのん先輩にあるって事」
可可「ふふっ。やはりかのんと千砂都の間には真爱があるのデスね!」
かのん「うぅ、恥ずかしいよぉ…」
四季「様子を見るに、特に千砂都先輩にいぞ…ゾッコンなかのん先輩達だね」
かのん「ねぇねぇ!今依存って言ったよね!?え、私全然、そんなつもりはないんだけどな…」
四季「…10人だから1割、その要素がかのん先輩にあるって事」
可可「ふふっ。やはりかのんと千砂都の間には真爱があるのデスね!」
かのん「うぅ、恥ずかしいよぉ…」
25: 2022/12/01(木) 21:46:25.85 ID:FG7P6Qs4.net
かのん71「あ、あのぉ…」トコトコ
可可「ほわ?どうしマシタか、かのん?」
かのん72「あのねっ。私達ね、ずっと可可ちゃんにお礼が言いたくて…」
可可「……!?///」
かのん73「あの時、可可ちゃんがいてくれたから私達は今こうして歌えてるんだ」
かのん71「だから、ありがとう…これからも、ずっと友達でいてね?」
可可「はわわわ~!可可、感動デス!勿論デス~!!!」ダキッ
かのん72「わわ、くすぐったいよぉ。可可ちゃん…えへへっ」
可可「ほわ?どうしマシタか、かのん?」
かのん72「あのねっ。私達ね、ずっと可可ちゃんにお礼が言いたくて…」
可可「……!?///」
かのん73「あの時、可可ちゃんがいてくれたから私達は今こうして歌えてるんだ」
かのん71「だから、ありがとう…これからも、ずっと友達でいてね?」
可可「はわわわ~!可可、感動デス!勿論デス~!!!」ダキッ
かのん72「わわ、くすぐったいよぉ。可可ちゃん…えへへっ」
26: 2022/12/01(木) 21:53:34.01 ID:FG7P6Qs4.net
メイ「うおおぉぉ!なぁ、四季!あれってクーカーのかのん先輩だよな!?生クーカー、テンション上がる~!!!」
かのん「あ、あんな私まで…!」
かのん(そりゃ、あの頃の可可ちゃんには感謝してるけど!あんなマジマジと見せつけられたら恥ずかしいよぉ~!)
かのん74「ねぇねぇ、すみれちゃん!あの頃の名刺って今でも取っててくれてる?」
すみれ「えっ!?えぇ、当然よ。あの名刺がなかったら、今の私はいないもの」
かのん74「やったぁ!えへへ、嬉しー♪」
かのん76「ねぇ、恋ちゃん。初めの頃はキツく当たったりしてごめんね…?」
恋「いえいえ!私ももう、気にしてませんから!」
きな子「ねぇねぇ、かのん先輩!1年生の頃の先輩達がどんなだったか聞かせてほしいっす!」
かのん56「いいよぉ。入学式の日にね…」
かのん「ちょ、ちょっとちょっと!勝手に話を進めないでよ!!他の私も!もう、恥ずかしい!私、向こうに行ってるね!」
かのん「あ、あんな私まで…!」
かのん(そりゃ、あの頃の可可ちゃんには感謝してるけど!あんなマジマジと見せつけられたら恥ずかしいよぉ~!)
かのん74「ねぇねぇ、すみれちゃん!あの頃の名刺って今でも取っててくれてる?」
すみれ「えっ!?えぇ、当然よ。あの名刺がなかったら、今の私はいないもの」
かのん74「やったぁ!えへへ、嬉しー♪」
かのん76「ねぇ、恋ちゃん。初めの頃はキツく当たったりしてごめんね…?」
恋「いえいえ!私ももう、気にしてませんから!」
きな子「ねぇねぇ、かのん先輩!1年生の頃の先輩達がどんなだったか聞かせてほしいっす!」
かのん56「いいよぉ。入学式の日にね…」
かのん「ちょ、ちょっとちょっと!勝手に話を進めないでよ!!他の私も!もう、恥ずかしい!私、向こうに行ってるね!」
28: 2022/12/01(木) 22:15:37.50 ID:FG7P6Qs4.net
―――――
かのん「……」
かのん(ふんっ!なにさなにさ、みんな他の私から好き勝手聞き出しちゃって!私も私だよ!私が話したくないのに…って、あぁもう!日本語がこんがらがる!)
かのん81「よっ!ほっ!それっ!」ピョンピョン
かのん82「きゃっ!あはは、引っかかっちゃった~」
かのん81「気にしない気にしない!もう一回練習しよ!」
かのん(あ、あの私は縄跳びしてる。ちぃちゃんとの思い出かな?)
かのん91~95「…」ジィーッ
かのん(あの私達は黒タイツ履いてる…なんで?)
かのん(でも、見れば見るほど…みんな、私なんだな。って、相変わらず変な日本語)
かのん「……」
かのん(ふんっ!なにさなにさ、みんな他の私から好き勝手聞き出しちゃって!私も私だよ!私が話したくないのに…って、あぁもう!日本語がこんがらがる!)
かのん81「よっ!ほっ!それっ!」ピョンピョン
かのん82「きゃっ!あはは、引っかかっちゃった~」
かのん81「気にしない気にしない!もう一回練習しよ!」
かのん(あ、あの私は縄跳びしてる。ちぃちゃんとの思い出かな?)
かのん91~95「…」ジィーッ
かのん(あの私達は黒タイツ履いてる…なんで?)
かのん(でも、見れば見るほど…みんな、私なんだな。って、相変わらず変な日本語)
29: 2022/12/01(木) 22:20:52.87 ID:FG7P6Qs4.net
かのん「…ん?」
かのん100「あ~…だる…何もかもめんどくさーい…」
かのん(…この私は)
かのん28「おーい、私!どうかしたの?」
かのん「あ。えぇっと…この子は…」
かのん27「あぁ、この私。いくら練習に誘っても、根を張ったみたいに動かなくて」
かのん29「どうしてこんな私がいるんだろう…」
かのん100「あ~…だる…何もかもめんどくさーい…」
かのん(…この私は)
かのん28「おーい、私!どうかしたの?」
かのん「あ。えぇっと…この子は…」
かのん27「あぁ、この私。いくら練習に誘っても、根を張ったみたいに動かなくて」
かのん29「どうしてこんな私がいるんだろう…」
30: 2022/12/01(木) 22:32:54.98 ID:FG7P6Qs4.net
かのん「待ってね…もしもし、四季ちゃん?」
四季『どうかした?』
かのん「その…うぅ~んと、到底私だと思えない私がいるんだけど」
四季『ちょっと待って。今、位置情報を調べる…あぁ、成る程』
かのん「何かわかったの?」
四季『そこにいるのは100番のかのん先輩でしょ?実は、後の番号になればなるほど、その要素は珍しかったりする』
かのん「そうなの?」
四季『うん…100番なんて、ふとしたキッカケで変わったり、殆ど無意識下の感情が反映される。だから、かのん先輩が気にすることじゃないよ』
かのん「そう、なんだ…」
四季『それじゃあ。また何かあったら連絡して』ピッ
四季『どうかした?』
かのん「その…うぅ~んと、到底私だと思えない私がいるんだけど」
四季『ちょっと待って。今、位置情報を調べる…あぁ、成る程』
かのん「何かわかったの?」
四季『そこにいるのは100番のかのん先輩でしょ?実は、後の番号になればなるほど、その要素は珍しかったりする』
かのん「そうなの?」
四季『うん…100番なんて、ふとしたキッカケで変わったり、殆ど無意識下の感情が反映される。だから、かのん先輩が気にすることじゃないよ』
かのん「そう、なんだ…」
四季『それじゃあ。また何かあったら連絡して』ピッ
31: 2022/12/01(木) 22:41:52.11 ID:FG7P6Qs4.net
かのん「…」
かのん27「なぁんだ。こんなの、殆ど私じゃないって事か」
かのん28「じゃあ、気にかける必要もないね!」
かのん29「ねぇ、もう向こうに戻ろう?みんなでいた方が楽しいよ?」
かのん「…」スタスタ
かのん28「ちょ、ちょっと私!どこ行くの!」
かのん「…こんにちは」
かのん100「あ?って、オリジナルの私か…何しに来たの?」
かのん27「なぁんだ。こんなの、殆ど私じゃないって事か」
かのん28「じゃあ、気にかける必要もないね!」
かのん29「ねぇ、もう向こうに戻ろう?みんなでいた方が楽しいよ?」
かのん「…」スタスタ
かのん28「ちょ、ちょっと私!どこ行くの!」
かのん「…こんにちは」
かのん100「あ?って、オリジナルの私か…何しに来たの?」
32: 2022/12/01(木) 22:50:08.81 ID:FG7P6Qs4.net
かのん「特に何かをしに来たってわけじゃないんだけど…ただ、お話したいなって」
かのん100「何それ、めんどくさっ…」
かのん「あなたは…歌いたくないの?」
かのん100「…世界に歌を響かせるだなんて、無謀じゃん。また歌えなくなったらどうするの?歌を歌って、辛い思いをするぐらいなら…歌わない方がよくない?」
かのん27「このっ…好き勝手言わせておけば!」
かのん28「私が無意識でもそんな事考えてるわけない!」
かのん「まぁまぁみんな…ん、しょっと」
かのん100「…?」
かのん100「何それ、めんどくさっ…」
かのん「あなたは…歌いたくないの?」
かのん100「…世界に歌を響かせるだなんて、無謀じゃん。また歌えなくなったらどうするの?歌を歌って、辛い思いをするぐらいなら…歌わない方がよくない?」
かのん27「このっ…好き勝手言わせておけば!」
かのん28「私が無意識でもそんな事考えてるわけない!」
かのん「まぁまぁみんな…ん、しょっと」
かのん100「…?」
33: 2022/12/01(木) 22:53:41.93 ID:FG7P6Qs4.net
かのん「…ら~ららら~♪」
かのん100「…ふんっ」
かのん28「オリジナルの私は何をしているの?ただあの私の隣に座って、歌唄って…」
かのん27「さぁ…?」
かのん100「…どういうつもり?」
かのん「歌を聴けば、何か変わるかなって」
かのん100「なぁんにも。ほら、歌なんて歌っても無駄だったでしょ?」
かのん「…そうかな?私が歌ったことで、今あなたは私に興味を持ってくれたでしょ?」
かのん100「ちがっ、これは単なる受け答えで…!」
かのん「あなたの言う通り、歌を歌っても、何も変わらないかもしれない。でもそれは、歌ってみなきゃわからないよ」
かのん100「…ふんっ」
かのん28「オリジナルの私は何をしているの?ただあの私の隣に座って、歌唄って…」
かのん27「さぁ…?」
かのん100「…どういうつもり?」
かのん「歌を聴けば、何か変わるかなって」
かのん100「なぁんにも。ほら、歌なんて歌っても無駄だったでしょ?」
かのん「…そうかな?私が歌ったことで、今あなたは私に興味を持ってくれたでしょ?」
かのん100「ちがっ、これは単なる受け答えで…!」
かのん「あなたの言う通り、歌を歌っても、何も変わらないかもしれない。でもそれは、歌ってみなきゃわからないよ」
34: 2022/12/01(木) 22:55:22.69 ID:FG7P6Qs4.net
かのん100「…だから、歌うって言うの?」
かのん「ううん。1番はやっぱり、歌が好きだから。あなただって、本当はそうなんじゃない?」
かのん100「は?何を根拠に」
かのん「だって、歌が無駄だとか、面倒臭いとか言ってても。歌が嫌いだなんて、一言も言ってないよね」クスクス
かのん100「なっ…///」
かのん「ねぇ。今度は一緒に歌おうよ」
かのん100「うっ、歌わない!歌わないって言ってるでしょ!」
かのん「えぇ~いいじゃんいいじゃ~ん」
かのん100「だっる!ちょっと、離れてよっ!」
かのん「ううん。1番はやっぱり、歌が好きだから。あなただって、本当はそうなんじゃない?」
かのん100「は?何を根拠に」
かのん「だって、歌が無駄だとか、面倒臭いとか言ってても。歌が嫌いだなんて、一言も言ってないよね」クスクス
かのん100「なっ…///」
かのん「ねぇ。今度は一緒に歌おうよ」
かのん100「うっ、歌わない!歌わないって言ってるでしょ!」
かのん「えぇ~いいじゃんいいじゃ~ん」
かのん100「だっる!ちょっと、離れてよっ!」
35: 2022/12/01(木) 23:40:28.80 ID:FG7P6Qs4.net
かのん「やだ~歌うまで離れないも~ん」
かのん100「だぁぁぁぁもう!歌ったら離れるんだね!?わかったわかった歌いますぅ!」
かのん「ほんと?やったぁ♪」
かのん100「はぁ、なんで私が…こほんっ」
かのん「…」ワクワク
かのん100「…ほんの~ちょ~っぴり~」
かのん「…!!」
かのん27「わぁ、綺麗な声…!」
かのん100「るる~るる~…♪」
かのん29「なぁんだ。あの私もやればできるじゃん」
かのん100「だぁぁぁぁもう!歌ったら離れるんだね!?わかったわかった歌いますぅ!」
かのん「ほんと?やったぁ♪」
かのん100「はぁ、なんで私が…こほんっ」
かのん「…」ワクワク
かのん100「…ほんの~ちょ~っぴり~」
かのん「…!!」
かのん27「わぁ、綺麗な声…!」
かのん100「るる~るる~…♪」
かのん29「なぁんだ。あの私もやればできるじゃん」
36: 2022/12/01(木) 23:43:03.50 ID:FG7P6Qs4.net
かのん100「手をつな~ごう~…」
かのん28「ふふっ、凄いすごーい!」パチパチパチ
かのん「ほらっ。歌うのって楽しいでしょ?あなたが歌ったから、この3人も心を動かされたんだよ?これって、歌ってみなきゃわからなかった事じゃない?」
かのん100「ふんっ…///まぁ、悪くはなかったかな」プイッ
かのん「みんなで歌った方がもっと楽しいよ!ほらっ、あなたもこっちに行こっ」
かのん100「え?わわ、ちょっと!引っぱらないで~!」
かのん28「ふふっ、凄いすごーい!」パチパチパチ
かのん「ほらっ。歌うのって楽しいでしょ?あなたが歌ったから、この3人も心を動かされたんだよ?これって、歌ってみなきゃわからなかった事じゃない?」
かのん100「ふんっ…///まぁ、悪くはなかったかな」プイッ
かのん「みんなで歌った方がもっと楽しいよ!ほらっ、あなたもこっちに行こっ」
かのん100「え?わわ、ちょっと!引っぱらないで~!」
37: 2022/12/01(木) 23:46:04.07 ID:FG7P6Qs4.net
―――――
かのん「お~い!」
かのん6「あ、私帰って来たよ!」
かのん8「あれ?私が連れてるのって…」
かのん100「むぅ…」コソコソ
かのん「どうしたの?」
かのん100「ずっと誘いを断ってたから、気まずい…」
かのん12「あ、もしかして!一緒に歌いに来てくれたの?」
かのん13「なぁんだ!ほらほら、こっち来て!」グイッ
かのん100「ちょ、引っぱらないでってば!私ってみんなこうなの~!?」ズルズル
かのん「お~い!」
かのん6「あ、私帰って来たよ!」
かのん8「あれ?私が連れてるのって…」
かのん100「むぅ…」コソコソ
かのん「どうしたの?」
かのん100「ずっと誘いを断ってたから、気まずい…」
かのん12「あ、もしかして!一緒に歌いに来てくれたの?」
かのん13「なぁんだ!ほらほら、こっち来て!」グイッ
かのん100「ちょ、引っぱらないでってば!私ってみんなこうなの~!?」ズルズル
38: 2022/12/01(木) 23:48:13.52 ID:FG7P6Qs4.net
かのん1「よぉ~し!それじゃ、みんなで歌うよ!」
かのん’s「カフェ~オレ~焼~き~りん~ご~♪」
かのん100「…だ~い~す~き~さ、る~る~るる~」
かのん「…ふふっ♪」
きな子「かのん先輩、嬉しそうっすね?」
かのん「うんっ。歌って、やっぱり人の心を動かすんだなぁって」
きな子「???」
四季「さて…それじゃあ、そろそろ帰る準備を」
メイ「えぇ~もう終わりか?まだ24人のかのん先輩にしかサインを貰ってないぞ…」
四季「…問答無用」
かのん’s「カフェ~オレ~焼~き~りん~ご~♪」
かのん100「…だ~い~す~き~さ、る~る~るる~」
かのん「…ふふっ♪」
きな子「かのん先輩、嬉しそうっすね?」
かのん「うんっ。歌って、やっぱり人の心を動かすんだなぁって」
きな子「???」
四季「さて…それじゃあ、そろそろ帰る準備を」
メイ「えぇ~もう終わりか?まだ24人のかのん先輩にしかサインを貰ってないぞ…」
四季「…問答無用」
39: 2022/12/01(木) 23:50:08.16 ID:FG7P6Qs4.net
かのん16「あれ、もうみんな帰っちゃうの?」
かのん17「また遊びに来てねー!」
可可「どのかのんもスバラシイコエデシタよー!」
かのん72「ありがとっ、可可ちゃーん!」
かのん64「ちぃちゃん、今度は二人で遊ぼうね」
かのん66「あー!抜け駆けなんてズルい!」
千砂都「ふふっ。みんなと遊んであげるからケンカはめっ、だよ?」
かのん17「また遊びに来てねー!」
可可「どのかのんもスバラシイコエデシタよー!」
かのん72「ありがとっ、可可ちゃーん!」
かのん64「ちぃちゃん、今度は二人で遊ぼうね」
かのん66「あー!抜け駆けなんてズルい!」
千砂都「ふふっ。みんなと遊んであげるからケンカはめっ、だよ?」
40: 2022/12/01(木) 23:52:06.24 ID:FG7P6Qs4.net
かのん100「ね、ねぇ」チョイチョイ
かのん「ん?なぁに?」
かのん100「…次は、いつ来てくれるの?」
かのん「えっ」
かのん100「次までに、もっと歌練習しておくから…聞きに来てほしいんだけど?」
かのん「…ふふっ、わかった。約束ね♪」
かのん100「…うんっ!」
すみれ「…なんなのかしら?あれ?」
夏美「はぁ、呆れた…かのん先輩、遂に自分すら誑かしましたの」
四季「それじゃあ、転送開始」ポチッ
シュウウウウウン…
かのん「ん?なぁに?」
かのん100「…次は、いつ来てくれるの?」
かのん「えっ」
かのん100「次までに、もっと歌練習しておくから…聞きに来てほしいんだけど?」
かのん「…ふふっ、わかった。約束ね♪」
かのん100「…うんっ!」
すみれ「…なんなのかしら?あれ?」
夏美「はぁ、呆れた…かのん先輩、遂に自分すら誑かしましたの」
四季「それじゃあ、転送開始」ポチッ
シュウウウウウン…
41: 2022/12/01(木) 23:54:08.92 ID:FG7P6Qs4.net
~部室~
四季「…転送完了。みんな、どうだった?」
恋「色々なかのんさんに会えて新鮮でした」
すみれ「えぇ。どのかのんも、やっぱりかのんだったけどね」クスクス
かのん「むっ。すみれちゃん、それどういう意味~?」
千砂都(…もうちょっといたかったなぁ。四季ちゃんにお願いしたら、また行かせてくれるかな?)
四季「かのんさんは?」
かのん「うぅ~ん…自分に会うって、自分と向き合う事に似てた、かな?とにかく、貴重な体験ができたよ。ありがとねっ」
四季「喜んで貰えてなにより」
かのん「ねぇねぇ!私、次は他の誰かの村に行ってみたいな!」
四季「…転送完了。みんな、どうだった?」
恋「色々なかのんさんに会えて新鮮でした」
すみれ「えぇ。どのかのんも、やっぱりかのんだったけどね」クスクス
かのん「むっ。すみれちゃん、それどういう意味~?」
千砂都(…もうちょっといたかったなぁ。四季ちゃんにお願いしたら、また行かせてくれるかな?)
四季「かのんさんは?」
かのん「うぅ~ん…自分に会うって、自分と向き合う事に似てた、かな?とにかく、貴重な体験ができたよ。ありがとねっ」
四季「喜んで貰えてなにより」
かのん「ねぇねぇ!私、次は他の誰かの村に行ってみたいな!」
42: 2022/12/01(木) 23:55:02.07 ID:FG7P6Qs4.net
と言うわけで、かのん編おしまいです。
44: 2022/12/02(金) 00:04:12.69 ID:ezf4wu7C.net
面白かったわ
次のキャラも期待
次のキャラも期待
47: 2022/12/02(金) 02:06:51.26 ID:FPBRFiaX.net
装置止めたら100人とも消えちゃうのかな...
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