1: 2010/09/09(木) 00:57:25.74 ID:BPbTwpza0
シンジ「一人みたいだけど、親とはぐれちゃったのかな」
2: 2010/09/09(木) 00:58:50.11 ID:BPbTwpza0
アスカ「ガルルル」ぐぅ~
シンジ「お腹すいてるの?」
アスカ「ガルル・・・ガブッ!」
シンジ「痛っ?!」
シンジ「お腹すいてるの?」
アスカ「ガルル・・・ガブッ!」
シンジ「痛っ?!」
4: 2010/09/09(木) 01:01:19.72 ID:BPbTwpza0
アスカ「ウ~」
シンジ「いつつ・・・。大丈夫、怖くないよ」ニコッ
アスカ「?!」
シンジ「良かったら、うちでご飯だけでも食べていきなよ」
アスカ「・・・」ぐぅ~
シンジ「いつつ・・・。大丈夫、怖くないよ」ニコッ
アスカ「?!」
シンジ「良かったら、うちでご飯だけでも食べていきなよ」
アスカ「・・・」ぐぅ~
5: 2010/09/09(木) 01:03:44.78 ID:BPbTwpza0
ガチャッ
シンジ「ほら、入って。すぐ何か作るからちょっと待っててね」
アスカ「・・・」キョロキョロ
シンジ「リクエストとかある?」
アスカ「・・・」
シンジ(喋らないなぁ。まぁ仕方ないか)
シンジ「ほら、入って。すぐ何か作るからちょっと待っててね」
アスカ「・・・」キョロキョロ
シンジ「リクエストとかある?」
アスカ「・・・」
シンジ(喋らないなぁ。まぁ仕方ないか)
7: 2010/09/09(木) 01:07:24.47 ID:BPbTwpza0
シンジ「出来たよ。さ、どうぞ」
アスカ「・・・」ぐぎゅるるー
シンジ「栄養つけないと、そのうち行き倒れちゃうよ?」
アスカ「ムシャ・・・。ムシャムシャ・・・。ガツガツガツ!」
シンジ「あ、良かった。食べてくれた。慌てないでしっかり噛んでね」
アスカ「・・・」ぐぎゅるるー
シンジ「栄養つけないと、そのうち行き倒れちゃうよ?」
アスカ「ムシャ・・・。ムシャムシャ・・・。ガツガツガツ!」
シンジ「あ、良かった。食べてくれた。慌てないでしっかり噛んでね」
8: 2010/09/09(木) 01:09:08.45 ID:BPbTwpza0
シンジ「さて。今のうちに、ラングレーのこと調べておこっと」
カタカタカタ
シンジ「野良なんて珍しいよな―――。あの娘は・・・惣流科かな?」
カタカタカタ
シンジ「野良なんて珍しいよな―――。あの娘は・・・惣流科かな?」
9: 2010/09/09(木) 01:17:52.60 ID:BPbTwpza0
【ラングレー種 惣流科】
総じてプライドが高い。
警戒心もやや強く、個体差や相性はあるが、人と打ち解けるには慣れと環境への適応が必要。
食事その他の生育条件は人間と同様で問題なく、
高い知能を備えるため、完全に適応すれば人間として暮らすことも出来る。
シンジ「なるほど」
総じてプライドが高い。
警戒心もやや強く、個体差や相性はあるが、人と打ち解けるには慣れと環境への適応が必要。
食事その他の生育条件は人間と同様で問題なく、
高い知能を備えるため、完全に適応すれば人間として暮らすことも出来る。
シンジ「なるほど」
10: 2010/09/09(木) 01:22:57.44 ID:BPbTwpza0
シンジ「そろそろ食べ終えたかな?」
アスカ「・・・」
シンジ(あ、空になってる)
シンジ「どうだった? 口にあったならいいんだけど」
アスカ「・・・」プイ
シンジ「君、一人なの? お父さんとかお母さんは―――」
アスカ「・・・」ギロッ
シンジ「う~ん。ちょっとだけでも喋って欲しいな・・・」
アスカ「・・・」
シンジ(あ、空になってる)
シンジ「どうだった? 口にあったならいいんだけど」
アスカ「・・・」プイ
シンジ「君、一人なの? お父さんとかお母さんは―――」
アスカ「・・・」ギロッ
シンジ「う~ん。ちょっとだけでも喋って欲しいな・・・」
11: 2010/09/09(木) 01:28:25.39 ID:BPbTwpza0
シンジ「もしアテが無いんだったら、ここには好きなだけいていいよ。どうせ僕しか住んでないしね」
アスカ「ッ?!」
シンジ「ん? なに身構えてるの?」
アスカ「・・・ゥゥ~」
アスカ「ッ?!」
シンジ「ん? なに身構えてるの?」
アスカ「・・・ゥゥ~」
13: 2010/09/09(木) 01:33:29.30 ID:BPbTwpza0
シンジ(とりあえず出て行く様子はないけど・・・)
シンジ「ねえ、そろそろ夕ご飯作るけど、食べる?」
アスカ「・・・」コクリ
シンジ(やっと返事・・・じゃないけど、反応してくれた!)
シンジ「なに食べたい?」
アスカ「・・・」
シンジ「これは無視かぁ」
シンジ「ねえ、そろそろ夕ご飯作るけど、食べる?」
アスカ「・・・」コクリ
シンジ(やっと返事・・・じゃないけど、反応してくれた!)
シンジ「なに食べたい?」
アスカ「・・・」
シンジ「これは無視かぁ」
17: 2010/09/09(木) 01:37:45.28 ID:BPbTwpza0
カチャ・・・ムシャムシャ・・・
シンジ「そういえば君、名前は・・・あ、ちなみに僕は碇シンジっていうんだけど」
アスカ「ムシャムシャ」
シンジ「まだ教えてもらえない、か」
アスカ「・・・・・・・・・アスカ」
シンジ「え?」
アスカ「アスカ」
シンジ「! そ、そっか、アスカっていうんだね。じゃあ惣流・アスカ・ラングレーなんだ」
シンジ「そういえば君、名前は・・・あ、ちなみに僕は碇シンジっていうんだけど」
アスカ「ムシャムシャ」
シンジ「まだ教えてもらえない、か」
アスカ「・・・・・・・・・アスカ」
シンジ「え?」
アスカ「アスカ」
シンジ「! そ、そっか、アスカっていうんだね。じゃあ惣流・アスカ・ラングレーなんだ」
19: 2010/09/09(木) 01:41:19.21 ID:BPbTwpza0
シンジ「かっこいい名前だね」ニコッ
アスカ「?!」
シンジ「行き先ないみたいだし、やっぱり、しばらくウチにいなよ」
アスカ「・・・」
シンジ「僕もその方が嬉しい。独りは―――寂しいから」
アスカ「・・・・・・コクリ」
アスカ「?!」
シンジ「行き先ないみたいだし、やっぱり、しばらくウチにいなよ」
アスカ「・・・」
シンジ「僕もその方が嬉しい。独りは―――寂しいから」
アスカ「・・・・・・コクリ」
22: 2010/09/09(木) 01:47:31.64 ID:BPbTwpza0
アスカ「お金・・・は?」
シンジ「そっちは心配しなくても大丈夫。
ウチは一応父子家庭なんだけど、父さんとは小さな時から離れて暮らしてるんだ」
アスカ「・・・」
シンジ「で、その父さんからの仕送りがあるんだ。それに僕自身にも収入源があるから」
アスカ「・・・」
シンジ「だから、いくらでも泊まっていって平気だよ」
シンジ「そっちは心配しなくても大丈夫。
ウチは一応父子家庭なんだけど、父さんとは小さな時から離れて暮らしてるんだ」
アスカ「・・・」
シンジ「で、その父さんからの仕送りがあるんだ。それに僕自身にも収入源があるから」
アスカ「・・・」
シンジ「だから、いくらでも泊まっていって平気だよ」
23: 2010/09/09(木) 01:51:23.95 ID:BPbTwpza0
シンジ「―――と、こんな感じ。シャワーの使いかたは分かった?」
アスカ「コクリ」
シンジ「ここに着替え置いとくから。女物がなくてゴメンね。明日にでも買いに行こう」
アスカ「・・・」
シンジ「それじゃ、ごゆっくりー」
バタン
アスカ「バッカじゃないの。あのお人好し」
アスカ「コクリ」
シンジ「ここに着替え置いとくから。女物がなくてゴメンね。明日にでも買いに行こう」
アスカ「・・・」
シンジ「それじゃ、ごゆっくりー」
バタン
アスカ「バッカじゃないの。あのお人好し」
25: 2010/09/09(木) 01:55:04.96 ID:BPbTwpza0
アスカ「・・・・・・」ムクリ
トタトタトタ ガラッ
シンジ「・・・zzz」
アスカ(熟睡してるわね)
ガラッ トタトタトタ
アスカ「カードじゃマズいし・・・現金、現金、っと」
トタトタトタ ガラッ
シンジ「・・・zzz」
アスカ(熟睡してるわね)
ガラッ トタトタトタ
アスカ「カードじゃマズいし・・・現金、現金、っと」
28: 2010/09/09(木) 02:03:48.12 ID:BPbTwpza0
アスカ「―――あった! 見ず知らずの野良泊めて、ここまで無警戒だなんてヌケすぎよ」
ガサガサ
アスカ「よし。これだけあれば、しばらくは生きていけるわね。バイバイ、シンジ」
シンジ『いてくれたほうが嬉しい』
シンジ『独りは寂しいから』
アスカ「・・・・・・ふんっ」
ガサガサ
アスカ「よし。これだけあれば、しばらくは生きていけるわね。バイバイ、シンジ」
シンジ『いてくれたほうが嬉しい』
シンジ『独りは寂しいから』
アスカ「・・・・・・ふんっ」
29: 2010/09/09(木) 02:06:48.30 ID:BPbTwpza0
シンジ「ふわぁ~。さぁて、朝ごはん作らなくちゃ」
カチャカチャカチャ
シンジ「今日は二人分かー。食べてくれる相手がいるっていいな」
ガラッ
シンジ「あ、おはようアスカ」
アスカ「・・・」プイ
おわり!
カチャカチャカチャ
シンジ「今日は二人分かー。食べてくれる相手がいるっていいな」
ガラッ
シンジ「あ、おはようアスカ」
アスカ「・・・」プイ
おわり!
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