1: 2017/06/09(金) 03:16:50.685 ID:7fTHjvaY0.net
男「そうか、分かった」
女「えっ」
男「ん?」
女「あ、いや…なんでも無いわ」
男「そうか。じゃあ。」
女「………
………ねぇあなた」
男「ん?」
女「やっぱり何でもなく無い」
男「そうか。」
女「…」
女「えっ」
男「ん?」
女「あ、いや…なんでも無いわ」
男「そうか。じゃあ。」
女「………
………ねぇあなた」
男「ん?」
女「やっぱり何でもなく無い」
男「そうか。」
女「…」
3: 2017/06/09(金) 03:17:33.861 ID:7fTHjvaY0.net
女「何故声をかけてきたの?
こんな事を言うのはなんだけど、私は物凄い時間を掛けて悩みに悩みぬいて飛び降りようとしたの。
それをあなたに話しかけられたから一時的にとしてもやめてしまった。
私としては今までの苦悩を茶化された気分だわ。
だからせめて話しかけてきた理由を知ってから飛び降りたいの」
男「なるほど」
女「まぁ知った所で何も変わらないんだけどね。こんな場所にいる以上
私には飛び降りるしかもう選択肢は無いわけだけど」
男「ふむ」
女「相槌なんかしてないで、何か言いなさいよ」
男「君は飛び降りたくなんか無いんだろう?」
女「当たり前よ。誰か好んでこんな事」
男「では止めてしまえばいい。
こんな陳腐なセリフを吐く日が来るとは思ってもみなかったが
…今ならまだ間に合う。」
こんな事を言うのはなんだけど、私は物凄い時間を掛けて悩みに悩みぬいて飛び降りようとしたの。
それをあなたに話しかけられたから一時的にとしてもやめてしまった。
私としては今までの苦悩を茶化された気分だわ。
だからせめて話しかけてきた理由を知ってから飛び降りたいの」
男「なるほど」
女「まぁ知った所で何も変わらないんだけどね。こんな場所にいる以上
私には飛び降りるしかもう選択肢は無いわけだけど」
男「ふむ」
女「相槌なんかしてないで、何か言いなさいよ」
男「君は飛び降りたくなんか無いんだろう?」
女「当たり前よ。誰か好んでこんな事」
男「では止めてしまえばいい。
こんな陳腐なセリフを吐く日が来るとは思ってもみなかったが
…今ならまだ間に合う。」
4: 2017/06/09(金) 03:18:12.573 ID:7fTHjvaY0.net
女「本当に陳腐でつまらないセリフだわ。
もっと奇天烈な物言いを期待してたのに、ちょっと残念」
男「悩み事の所為でこんな事をするなんて、あなたの様な美しい人が到底するとは思えない」
女「あら、口説かれてるのかしら
でも残念ながらもう無理よ」
男「まぁそうだろう。残念だな。
では何があなたを悩ませていたのか、それだけでも教えてはくれまいか?」
女「…そうね」
もっと奇天烈な物言いを期待してたのに、ちょっと残念」
男「悩み事の所為でこんな事をするなんて、あなたの様な美しい人が到底するとは思えない」
女「あら、口説かれてるのかしら
でも残念ながらもう無理よ」
男「まぁそうだろう。残念だな。
では何があなたを悩ませていたのか、それだけでも教えてはくれまいか?」
女「…そうね」
6: 2017/06/09(金) 03:18:58.269 ID:7fTHjvaY0.net
女「世界に嫌気がさした…とでも言いますか」
男「随分似合わぬ事を言う」
女「あはは。私もそう思う。
でもね。
毎日満員電車に揺られて仕事に行かなきゃいけないし
電車じゃキモイおっさんやオタクが密着してきて気持ち悪いし
会社に着いたらお局様が毎日うるさいし
愛想振りまいてニコニコしなきゃ居場所が無くなるし
そもそもOLなんてやりたく無かったし
自分でも分かってるけど性格悪いから友達も彼氏もいないし
………あはは、ホント、こうやって嫌な事を世界の所為とか言っちゃう馬鹿みたいな小さい人間だし
そんな自分が…嫌いだし…
ホント…嫌になっちゃうなぁ…」
男「…」
男「随分似合わぬ事を言う」
女「あはは。私もそう思う。
でもね。
毎日満員電車に揺られて仕事に行かなきゃいけないし
電車じゃキモイおっさんやオタクが密着してきて気持ち悪いし
会社に着いたらお局様が毎日うるさいし
愛想振りまいてニコニコしなきゃ居場所が無くなるし
そもそもOLなんてやりたく無かったし
自分でも分かってるけど性格悪いから友達も彼氏もいないし
………あはは、ホント、こうやって嫌な事を世界の所為とか言っちゃう馬鹿みたいな小さい人間だし
そんな自分が…嫌いだし…
ホント…嫌になっちゃうなぁ…」
男「…」
8: 2017/06/09(金) 03:19:51.356 ID:7fTHjvaY0.net
男「あなたは強い人なんだな」
女「あら、随分と素敵な嫌味を下さるのね」
男「それにして頭も良いようだ。私が本心で言っている事はすぐさま見抜かれたようだな」
女「…まさか」
男「自分を卑下する人間は、本当に卑しい人間か、自分の芯を通せないのが許せない御堅い人間か、どちらかだ
あなたは前者には見えないが」
女「…」
男「そして……あなたの決意も固いようだ…」
女「…そうね」
女「あら、随分と素敵な嫌味を下さるのね」
男「それにして頭も良いようだ。私が本心で言っている事はすぐさま見抜かれたようだな」
女「…まさか」
男「自分を卑下する人間は、本当に卑しい人間か、自分の芯を通せないのが許せない御堅い人間か、どちらかだ
あなたは前者には見えないが」
女「…」
男「そして……あなたの決意も固いようだ…」
女「…そうね」
9: 2017/06/09(金) 03:20:54.254 ID:7fTHjvaY0.net
女「最後に相応しいとは思えないけど、悪くない時間を過ごす事が出来た気がするわ
話しかけられた時はぶん殴ってやろうかと思ったけど」
男「悪い事をしたな」
女「ほんとにね」
男「手向けとしてカウントダウンでもしてやろうか?」
女「最後の最後まで嫌な奴ね。…でも折角だからお願いしようかしら」
男「ほう…あなたは本当に強い人だ。」
女「もういいから…するなら早くしなさいよ」
男「そうか…では…」
話しかけられた時はぶん殴ってやろうかと思ったけど」
男「悪い事をしたな」
女「ほんとにね」
男「手向けとしてカウントダウンでもしてやろうか?」
女「最後の最後まで嫌な奴ね。…でも折角だからお願いしようかしら」
男「ほう…あなたは本当に強い人だ。」
女「もういいから…するなら早くしなさいよ」
男「そうか…では…」
11: 2017/06/09(金) 03:21:34.281 ID:7fTHjvaY0.net
男「スリイイイィィィ!!!!トゥウウウウウ!!!ワアアアアアアアン!!!」
男・女「レッツ☆!!!!!!!!!!」
バ ン ジ ー ☆
おわり
男・女「レッツ☆!!!!!!!!!!」
バ ン ジ ー ☆
おわり
12: 2017/06/09(金) 03:21:55.243 ID:7JJWfpOx0.net
えええええ…
16: 2017/06/09(金) 03:27:24.717 ID:7fTHjvaY0.net
おまけ
女「あっひゃっひゃっひゃっひゃwwwwwwwwwwwwww」
おわり
女「あっひゃっひゃっひゃっひゃwwwwwwwwwwwwww」
おわり
17: 2017/06/09(金) 03:28:37.159 ID:bPUBQAOZM.net
オチが伝わってないか不安になったんだろw
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