210: 2017/12/18(月) 17:52:46.44 ID:O0KD8HKMo

211: 2017/12/18(月) 17:54:39.85 ID:O0KD8HKMo
ちひろ「……でも、三人共凄く落ち込んでるんですよ」

武内P「……」

ちひろ「私にも、何があったのか知る権利があると思うんです」

武内P「……」

ちひろ「お願いします、教えてください」

武内P「……」

ちひろ「あの三人に……何があったのか」

武内P「……」

212: 2017/12/18(月) 17:57:21.33 ID:O0KD8HKMo
武内P「……そう、ですね」

ちひろ「! 話して、くださるんですか?」

武内P「しかし……名前は伏せさせて頂きます」

ちひろ「? 三人と、もう一人居たんですか?」

武内P「はい」

ちひろ「では……その子の名前は伏せるという事で」

武内P「ありがとうございます」

武内P「では……何があったのか、お話させて頂きます」

213: 2017/12/18(月) 18:00:22.78 ID:O0KD8HKMo
  ・  ・  ・
車内

武内P「――皆さん、Jヶ崎さんの様子はどうですか!?」

未央「駄目! もうM嘉ねぇ顔が真っ青だよ!」

卯月「M嘉ちゃん、頑張ってください!」

凛「M嘉、しっかりして!」

M嘉「ごめん皆……もう、限界かも」

武内P・未央・卯月・凛「!?」

M嘉「ヤバイ、出る★」

214: 2017/12/18(月) 18:02:00.92 ID:O0KD8HKMo
  ・  ・  ・

ちひろ「――ストップ」

武内P「? はい」

ちひろ「あの……名前」

武内P「名前が……どうかしましたか?」

ちひろ「それに……★が」

武内P「★が……どうかしましたか?」

ちひろ「……続けてください」

武内P「はい」

215: 2017/12/18(月) 18:06:24.00 ID:O0KD8HKMo
  ・  ・  ・
車内

武内P「急な腹痛……早くトイレに……!」

M嘉「あっ、ヤバい、もうチョーヤバい」

未央「もう無理だよ! 全然余裕ないもん!」

卯月「どうしましょう!? 教えてください、プロデューサーさん!」

武内P「わ、私のカバンにスタドリが入っています!」

凛「!……あった! スタドリ50!」

武内P「それを使えば、少しは楽に――」

卯月「――はいっ! 栓をしました!」

武内P「何故!?」

216: 2017/12/18(月) 18:09:25.15 ID:O0KD8HKMo
凛「何故って、使えって言うから!」

武内P「スタドリは飲み物です!」

卯月「頑張りました♪」

未央「ナイスしまむー!」

武内P「っ、大丈夫ですかJヶ崎さん!?」

M嘉「痛い……! 痛い……!」

武内P「そうですよね! その通りだと思います!」

217: 2017/12/18(月) 18:12:55.98 ID:O0KD8HKMo
未央「痛いって……大丈夫、M嘉ねぇ!?」

M嘉「無理……! 無理……!」

凛「でも、これで一先ず危機は去ったね」

卯月「はい、良かったです」

M嘉「ぎいいい……!」

武内P「Jヶ崎さん、バックミラー越しに私を睨まないでください!」

219: 2017/12/18(月) 18:16:27.56 ID:O0KD8HKMo
未央「いやー、一時はどうなるかと思ったよ!」

凛「プロデューサーのおかげだね」

卯月「はいっ♪ 20や30じゃなく、50だから安心ですね」

M嘉「ぐゆううう……!」

武内P「何故、私が悪い感じに!?」

未央「当日限定のスタドリ50、ナイスプロデューサー!」

M嘉「かあああ……!」

武内P「お願いします! もう煽らないでください!」

220: 2017/12/18(月) 18:19:00.86 ID:O0KD8HKMo
M嘉「は……吐きそう……!」

未央・卯月・凛「!?」

武内P「恐らく、異物感が原因かと……」

未央・卯月・凛「プロデューサー!?」

M嘉「ごおおお……!」

武内P「その、信じてたのに! と言うオーラはやめてください!」

221: 2017/12/18(月) 18:22:13.90 ID:O0KD8HKMo
M嘉「お、おえっ……!」

凛「ああっ、えづき出した!」

武内P「! わ、私のカバンの中に、ビニール袋があるはずです!」

卯月「!……ありました!」

武内P「その袋の中に――」

凛「――入ってたメロンパンを口に詰めたよ!」

武内P「何故!?」

222: 2017/12/18(月) 18:25:01.58 ID:O0KD8HKMo
卯月「何故って、それ以外に方法が!」

武内P「袋だけを使えば良かったんです!」

凛「でも上も下も栓はした。これで安心だね」

未央「ナイスしぶりん!」

武内P「っ、大丈夫ですかJヶ崎さん!?」

M嘉「ゴフー……! ゴヒュフー……!」

武内P「大丈夫なわけがないですよね! わかっていましたとも!」

223: 2017/12/18(月) 18:28:04.74 ID:O0KD8HKMo
未央「大丈夫M嘉ねぇ、息、苦しくない!?」

M嘉「ゴヒュー……! フゴフー……!」

卯月「でも、これで一安心ですね」

凛「もうすぐ事務所に着くね、良かったよ」

M嘉「ゴフフー……! ヒュゴー……!」

ぷるぷる…!

武内P「Jヶ崎さん、どうして私を指差しているんですか!?」

224: 2017/12/18(月) 18:32:11.19 ID:O0KD8HKMo
未央「いやー、備えあれば憂い無しってこのことだね!」

卯月「やっぱりプロデューサーさんは凄いです♪」

凛「メロンパン。しかも、バターメロンパンなのは驚いた」

M嘉「……!……!」

ぷるぷる…!

武内P「!? 指の動きが……呪!? 私を呪っているのですか!?」

未央「おまじない、の方じゃない?」

M嘉「……!……!」

ぷるぷる…!

武内P「そういった可愛らしさは微塵も感じません!」

225: 2017/12/18(月) 18:37:35.59 ID:O0KD8HKMo
   ・  ・  ・

ちひろ「それは……大変でしたね」

武内P「はい。何故か私が城ヶ崎さ……Jヶ崎さんに恨まれる結果に」

ちひろ「名前言っちゃってますよ、それ」

武内P「それで……皆さんは落ち込んでいるようです」

ちひろ「?」

武内P「彼女が私を恨むのを止められなかった、と」

ちひろ「それは……大変ですね」

227: 2017/12/18(月) 18:42:51.62 ID:O0KD8HKMo
武内P「私は……どうすれば良かったのでしょうか」

ちひろ「プロデューサーさんは悪くありませんよ!」

武内P「千川さん?」

ちひろ「今回の事でプロデューサーさんを恨む人が居たら、私がガツンと言ってあげます!」

武内P「そう……ですか」

ちひろ「はい!」

武内P「――だ、そうです。城ヶ崎さん」

バサッ


美嘉「……!……!」

ぷるぷる…!


ちひろ「……」

ちひろ「えっ?」

228: 2017/12/18(月) 18:46:43.76 ID:O0KD8HKMo
美嘉「……!……!」

ちひろ「こ、これは一体……!?」

武内P「判断に困る案件なので、持ち帰ってきました」

美嘉「……!……!」

ちひろ「事務所に直接持って帰ってこないでください!」

武内P「お願いします、ガツンと」

美嘉「……!……!」

ぷるぷる…!

ちひろ「!? なんで私を呪ってるんですか!?」

229: 2017/12/18(月) 18:52:16.34 ID:O0KD8HKMo
ちひろ「別に縛られてる訳じゃないんだから、トイレに行きましょう、ねっ!?」

美嘉「……!……!」

ぷるぷる…!

ちひろ「指の動きが……『ムリ』? いやいや、頑張りましょう!?」

武内P「さあ、ガツンと」

ちひろ「こんな状態の子に、何と言えと!?」

武内P「私は悪くない、と。そう、お願いします」

ちひろ「明らかに悪いですよ!」

美嘉「……!……!」

ぷるぷる…!

ちひろ「イヤアア! 美嘉ちゃんの中で、私が悪い感じになってる!?」

230: 2017/12/18(月) 18:56:51.88 ID:O0KD8HKMo
ちひろ「とっ、とにかく! 早くなんとかしましょう!」

グイッ!

美嘉「!?」

武内P「!? いけません! 無理に動かしては!」

ちひろ「――えっ?」

美嘉「……」

ぽろっ

美嘉「……」

しゅぽんっ!

武内P「栓が外れて――!」

ちひろ「……い……イヤアアアアアア!」

231: 2017/12/18(月) 19:05:47.15 ID:O0KD8HKMo
   ・  ・  ・

武内P「――と、言うのが今回の話の全てです」

専務「それは……また……」

武内P「わかって頂けましたか」

専務「……あまりにも品性に欠ける、汚い話だな」

武内P「私は即座に10メートル離れましたので、問題ありません」

専務「そうか……そうか?」

武内P「責任は全て千川さんにあります」


武内P「話しました、私の名誉のために」



おわり

232: 2017/12/18(月) 19:09:14.58 ID:O0KD8HKMo
まだ下品は続きます
休憩

引用元: 武内P「便秘、ですか」