1: 2008/06/15(日) 17:09:53.20 ID:TR+L0ykcO
かがみ(こなたは突然消えてしまった…。)
あれは2年前……
こなた「高校卒業したら私、アフリカに行ってくる。」
かがみ「え?何故にアフリカ?」
こなた「貧しい子供達を助けたいの。」
あれは2年前……
こなた「高校卒業したら私、アフリカに行ってくる。」
かがみ「え?何故にアフリカ?」
こなた「貧しい子供達を助けたいの。」
2: 2008/06/15(日) 17:10:56.90 ID:TR+L0ykcO
こなたは高校を卒業するとNGOに加盟し、
すぐにアフリカへと飛び立った…
始めは現地での活動を写真つきのメールで送ってくれてたけど…
連絡は半年も経たずに途切れてしまった…
すぐにアフリカへと飛び立った…
始めは現地での活動を写真つきのメールで送ってくれてたけど…
連絡は半年も経たずに途切れてしまった…
4: 2008/06/15(日) 17:12:23.86 ID:TR+L0ykcO
かがみ「最悪の場合…もうこの世にはいないかもしれない…。」
大きな不安に駆られながらも、
最愛の友の消息を知りたくて、
私はアフリカ大陸のコンゴ共和国へと向かった。
大きな不安に駆られながらも、
最愛の友の消息を知りたくて、
私はアフリカ大陸のコンゴ共和国へと向かった。
7: 2008/06/15(日) 17:13:35.15 ID:TR+L0ykcO
――コンゴ共和国――
ガイド「長旅お疲れさまです。お待ちしておりました。」
かがみ「今日1日よろしくお願いします。」
ガイド「泉さんが働いてた難民キャンプは車で行った先にあります。」
ブルルルル
ガイド「長旅お疲れさまです。お待ちしておりました。」
かがみ「今日1日よろしくお願いします。」
ガイド「泉さんが働いてた難民キャンプは車で行った先にあります。」
ブルルルル
8: 2008/06/15(日) 17:15:13.70 ID:TR+L0ykcO
2時間後……
ガイド「ここからは歩いて行きましょう。」
かがみ「ものすごく深いジャングルですね。」
キーッ キーッ
かがみ「さすがアフリカ…動物達で溢れてるわね…」
ガイド「ここからは歩いて行きましょう。」
かがみ「ものすごく深いジャングルですね。」
キーッ キーッ
かがみ「さすがアフリカ…動物達で溢れてるわね…」
9: 2008/06/15(日) 17:16:19.08 ID:TR+L0ykcO
奥へと進んでいく…
ザワザワ
かがみ(なんか聞こえる…)
かがみ「もうキャンプ場まで近いんですか?」
ガイド「あと30分はかかりますね。」
かがみ「じゃあこの声は?」
茂みを抜けると民族衣装をまとった人達が、
無数に集まって何かの踊りを踊っていた。
ザワザワ
かがみ(なんか聞こえる…)
かがみ「もうキャンプ場まで近いんですか?」
ガイド「あと30分はかかりますね。」
かがみ「じゃあこの声は?」
茂みを抜けると民族衣装をまとった人達が、
無数に集まって何かの踊りを踊っていた。
10: 2008/06/15(日) 17:18:38.78 ID:TR+L0ykcO
ガイド「あれはこの辺りに住む原住民たちです。」
かがみ「へぇ~。」
原住民1「ウホホっウホっ」
原住民2「ウホホっウホっ」
こなた「ウホホっウホっ」
かがみ「へぇ~。」
原住民1「ウホホっウホっ」
原住民2「ウホホっウホっ」
こなた「ウホホっウホっ」
12: 2008/06/15(日) 17:21:50.81 ID:TR+L0ykcO
かがみ「!」
こなた「ウホホっウホっ」
かがみ「こなた!」
こなた「ウホホっウホっ」
かがみ「こなたってば!」
こなた「!」
こなたは走り出した
かがみ「ちょっと、待って!」
こなた「ウホホっウホっ」
かがみ「こなた!」
こなた「ウホホっウホっ」
かがみ「こなたってば!」
こなた「!」
こなたは走り出した
かがみ「ちょっと、待って!」
16: 2008/06/15(日) 17:25:46.70 ID:TR+L0ykcO
かがみ「あいつ…こんなとこにいたのね…」
タッタッタ
かがみ「にしても、足が早い…」
タッタッタ
かがみ「あ、大きな石ころ……」
ズッデーン
こなた「ギャー!!」
タッタッタ
かがみ「にしても、足が早い…」
タッタッタ
かがみ「あ、大きな石ころ……」
ズッデーン
こなた「ギャー!!」
17: 2008/06/15(日) 17:27:02.21 ID:TR+L0ykcO
こなた「痛いょぉ…」
かがみ「だ、大丈夫?」
こなた「うん、これしき…はっ!」
かがみ「やっと見つけた…生きてて良かった…。」
ソ口リ ソ口リ
かがみ「逃げるなよ。」
こなた「ウホッ?」
かがみ「だ、大丈夫?」
こなた「うん、これしき…はっ!」
かがみ「やっと見つけた…生きてて良かった…。」
ソ口リ ソ口リ
かがみ「逃げるなよ。」
こなた「ウホッ?」
18: 2008/06/15(日) 17:28:09.00 ID:TR+L0ykcO
かがみ「どうして何も連絡くれなかったの?」
こなた「…うぅ」
かがみ「ってかここで何やってんのよ!あの民族に入ったの?」
こなた「…そうだよ」
かがみ「どうして?最初は人民救助のために頑張ってたじゃない…」
こなた(プルプルプル)
こなた「…うぅ」
かがみ「ってかここで何やってんのよ!あの民族に入ったの?」
こなた「…そうだよ」
かがみ「どうして?最初は人民救助のために頑張ってたじゃない…」
こなた(プルプルプル)
19: 2008/06/15(日) 17:28:41.91 ID:TR+L0ykcO
こなた「もう文明社会には疲れたんだよ!うんざりしてんの!」
かがみ「…こなた。」
こなた「テレビにパソコンに車…ホント馬鹿みたい。」
かがみ「……。」
こなた「同人誌も工口ゲも全て焼き払っちゃったよ!」
かかみ「そんなぁ…。」
こなた「私はねぇ、もっと人間らしい生き方がしたかったの!」
かがみ「…こなた。」
こなた「テレビにパソコンに車…ホント馬鹿みたい。」
かがみ「……。」
こなた「同人誌も工口ゲも全て焼き払っちゃったよ!」
かかみ「そんなぁ…。」
こなた「私はねぇ、もっと人間らしい生き方がしたかったの!」
24: 2008/06/15(日) 17:33:21.92 ID:TR+L0ykcO
かがみ「…こなた…でもみんな心配してるわよ?」
こなた「心配?勝手にしてればいいじゃん。」
かがみ「でも…」
こなた「泉こなたはジャングルでこの布キレ一枚で、
生活していくことに決めました!そうみんなにお伝えください!」
バチン
こなた「いったぁ!なにすん……。」
こなた「心配?勝手にしてればいいじゃん。」
かがみ「でも…」
こなた「泉こなたはジャングルでこの布キレ一枚で、
生活していくことに決めました!そうみんなにお伝えください!」
バチン
こなた「いったぁ!なにすん……。」
26: 2008/06/15(日) 17:34:33.11 ID:TR+L0ykcO
ポロポロッ
こなた「…かがみ…泣いてる…」
かがみ「もういいわよ。」
こなた「え。」
かがみ「勝手に暮らしてれば?ガイドさん行きましょ。」
ガイド「は…はい…。」
こなた「……かがみ。」
こなた「…かがみ…泣いてる…」
かがみ「もういいわよ。」
こなた「え。」
かがみ「勝手に暮らしてれば?ガイドさん行きましょ。」
ガイド「は…はい…。」
こなた「……かがみ。」
27: 2008/06/15(日) 17:35:45.25 ID:TR+L0ykcO
――ホテル――
ガイド「じゃあ明日の飛行機で帰るんだね。」
かがみ「はい、今日は本当にありがとうございました。」
ガイド「お元気で!」
キーッ ガチャ
かがみ「ふぅ…。ゆっくり休むか…。」
ガイド「じゃあ明日の飛行機で帰るんだね。」
かがみ「はい、今日は本当にありがとうございました。」
ガイド「お元気で!」
キーッ ガチャ
かがみ「ふぅ…。ゆっくり休むか…。」
28: 2008/06/15(日) 17:36:39.27 ID:TR+L0ykcO
プルルルル
かがみ「…うぅ、こんな時間に誰よ…。」
ガチャ
かがみ「…もしもし?」
ホテル係員「夜分にすいません、原住民の方があなたに会いたいと申してて…」
かがみ「こなたぁ?」
かがみ「…うぅ、こんな時間に誰よ…。」
ガチャ
かがみ「…もしもし?」
ホテル係員「夜分にすいません、原住民の方があなたに会いたいと申してて…」
かがみ「こなたぁ?」
30: 2008/06/15(日) 17:39:09.89 ID:TR+L0ykcO
こなた「…今日は怒鳴ったりして、ゴメンね…。」
かがみ「あれくらい、いいのよ…。私こそブってごめん…。」
こなた「星が綺麗でしょ、ここ。」
かがみ「うん…とても綺麗。」
こなた「この星見上げながら、かがみやみんなのこと考えたりもしたんだ。」
かがみ「私も日本の星空眺めながら考えてたわよ…こなたのこと…。」
かがみ「あれくらい、いいのよ…。私こそブってごめん…。」
こなた「星が綺麗でしょ、ここ。」
かがみ「うん…とても綺麗。」
こなた「この星見上げながら、かがみやみんなのこと考えたりもしたんだ。」
かがみ「私も日本の星空眺めながら考えてたわよ…こなたのこと…。」
31: 2008/06/15(日) 17:41:05.23 ID:TR+L0ykcO
かがみ「これからも、ずっとここで暮らす気?」
こなた「うん…今のとこはね。」
かがみ「そっかぁ。」
こなた「かがみんは司法試験に向けて頑張ってるの?彼氏できた?」
かがみ「とりあえず法科大学院目指してるけど…彼氏はまだ。」
こなた「そっかぁ…。私もいないよ。」
ウゥウゥウゥウゥ
かがみ「何の音?」
こなた「うん…今のとこはね。」
かがみ「そっかぁ。」
こなた「かがみんは司法試験に向けて頑張ってるの?彼氏できた?」
かがみ「とりあえず法科大学院目指してるけど…彼氏はまだ。」
こなた「そっかぁ…。私もいないよ。」
ウゥウゥウゥウゥ
かがみ「何の音?」
32: 2008/06/15(日) 17:43:22.06 ID:TR+L0ykcO
バチバチバチ
こなた「うわぁ、森が燃えてる!」
かがみ「きゃあ、何とかしないと…消防車とかあんの?」
こなた「インフラが整っていないこの国にはないんだ…」
かがみ「何か出来ないか…何か出来ないか…」
こなた「あっちは、私の村がある方だ!」
こなた「うわぁ、森が燃えてる!」
かがみ「きゃあ、何とかしないと…消防車とかあんの?」
こなた「インフラが整っていないこの国にはないんだ…」
かがみ「何か出来ないか…何か出来ないか…」
こなた「あっちは、私の村がある方だ!」
33: 2008/06/15(日) 17:43:51.10 ID:TR+L0ykcO
こなた「え~ん、もうダメだぁ。」
かがみ「ホテルの人に聞いてみる!」
ダッダッダ
かがみ「この火事を消すことって出来ないんですか?」
従業員「隣国のヘリが向かってるそうですが…私達にはどうすることも…」
こなた「わ~ん、わ~ん……」
かがみ「ホテルの人に聞いてみる!」
ダッダッダ
かがみ「この火事を消すことって出来ないんですか?」
従業員「隣国のヘリが向かってるそうですが…私達にはどうすることも…」
こなた「わ~ん、わ~ん……」
34: 2008/06/15(日) 17:44:20.51 ID:TR+L0ykcO
――翌日――
キャスター「昨日コンゴを襲った山火事は、今朝になってやっと鎮火されました。」
ピッ
かがみ「こなた、行きましょ。」
こなた「うん。」
キャスター「昨日コンゴを襲った山火事は、今朝になってやっと鎮火されました。」
ピッ
かがみ「こなた、行きましょ。」
こなた「うん。」
35: 2008/06/15(日) 17:46:06.01 ID:TR+L0ykcO
ブルルル キキーッ
かがみ「村は?」
こなた「ギャー!」
かがみ「……全て焼け焦げてる。」
そこは遺体の広がった酷い惨状と化していた…。
かがみ「…これは何?」
こなた「うぅ…ひくっひく…」
かがみ「…煙草、銘柄は…キングコンゴ。」
かがみ「村は?」
こなた「ギャー!」
かがみ「……全て焼け焦げてる。」
そこは遺体の広がった酷い惨状と化していた…。
かがみ「…これは何?」
こなた「うぅ…ひくっひく…」
かがみ「…煙草、銘柄は…キングコンゴ。」
36: 2008/06/15(日) 17:47:17.73 ID:TR+L0ykcO
かがみ「こなたぁー。」
こなた「うん?」
かがみ「キングコンゴって知ってる?」
こなた「あぁこの国の大会社だよ。あらゆる産業を組織してる。」
かがみ「そっかぁ。」
こなた「この森に工場を建てたいって言って私達に何度も立ち退きを命じてたけど…」
かがみ「!」
こなた「うん?」
かがみ「キングコンゴって知ってる?」
こなた「あぁこの国の大会社だよ。あらゆる産業を組織してる。」
かがみ「そっかぁ。」
こなた「この森に工場を建てたいって言って私達に何度も立ち退きを命じてたけど…」
かがみ「!」
38: 2008/06/15(日) 17:48:59.31 ID:TR+L0ykcO
かがみ「こなた…落ち着いて聞いてくれる?」
こなた「うん。」
かがみ「昨日の山火事はきっと、そのキングコンゴの仕業よ。」
こなた「え?まさか…。」
かがみ「この煙草の吸い殻が現場に落ちてたし…原住民と対立してたしね…。」
こなた「許せない!」
こなた「うん。」
かがみ「昨日の山火事はきっと、そのキングコンゴの仕業よ。」
こなた「え?まさか…。」
かがみ「この煙草の吸い殻が現場に落ちてたし…原住民と対立してたしね…。」
こなた「許せない!」
39: 2008/06/15(日) 17:50:03.85 ID:TR+L0ykcO
かがみ「ちょ、こなた!何処に行くの?」
こなた「キングコンゴの本社!あいつら、ぶっ倒してやる!」
かがみ「一人じゃ無理よ…そうだ、日本から仲間を呼びましょ。」
こなた「ゆきえ?」
こなた「キングコンゴの本社!あいつら、ぶっ倒してやる!」
かがみ「一人じゃ無理よ…そうだ、日本から仲間を呼びましょ。」
こなた「ゆきえ?」
40: 2008/06/15(日) 17:50:57.99 ID:TR+L0ykcO
プルルルル
つかさ「げへげへ、お姉ちゃん?」
かがみ「チョメチョメって訳だからすぐ来て!」
つかさ「な・ん・だ・と?」
つかさ「げへげへ、お姉ちゃん?」
かがみ「チョメチョメって訳だからすぐ来て!」
つかさ「な・ん・だ・と?」
41: 2008/06/15(日) 17:51:31.88 ID:TR+L0ykcO
プルルルル
みゆき「かがみさんですかぁ?いま紅茶が…」
かがみ「チョメチョメって訳で…」
みゆき「ババァ!さっさとヘリを出せ!出発だぁ!」
みゆき「かがみさんですかぁ?いま紅茶が…」
かがみ「チョメチョメって訳で…」
みゆき「ババァ!さっさとヘリを出せ!出発だぁ!」
43: 2008/06/15(日) 17:52:40.81 ID:TR+L0ykcO
みゆき「無事到着しました、みゆきです!」
つかさ「げへげへ、同じくつかさ!」
かがみ「よし、みんな揃ったわね。」
こなた「相手は強いよ?」
かがみ「全社員にカンフーを学ばせてるって噂だから…」
一同「…ゴクッ」
つかさ「げへげへ、同じくつかさ!」
かがみ「よし、みんな揃ったわね。」
こなた「相手は強いよ?」
かがみ「全社員にカンフーを学ばせてるって噂だから…」
一同「…ゴクッ」
45: 2008/06/15(日) 17:54:07.57 ID:TR+L0ykcO
――キングコンゴ――
社長「森の跡地に工場を建てる計画は進んでるか?」
秘書「はい、おかげさまで順調です。」
社長「ははは、それでいい。」
部下「恐れ入ります、社長、緊急事態です。」
社長「なんだ、どうした?」
部下「日本の忍者を名乗る者達が我が社を襲ってきました!」
社長「え~い、係長を向かわせろ!」
社長「森の跡地に工場を建てる計画は進んでるか?」
秘書「はい、おかげさまで順調です。」
社長「ははは、それでいい。」
部下「恐れ入ります、社長、緊急事態です。」
社長「なんだ、どうした?」
部下「日本の忍者を名乗る者達が我が社を襲ってきました!」
社長「え~い、係長を向かわせろ!」
47: 2008/06/15(日) 17:55:17.33 ID:TR+L0ykcO
こなた「わちゃ~、ちゃ~、ちゃい~。」
部下「ぐはっ!」
かがみ「てりゃい!はっ!」
部下「ヒデブー!」
こなた「よし、進むぞ!」
一同「おぉ~!」
タッタッタ
つかさ「お、お姉ちゃん…ちょっと待って!」
部下「ぐはっ!」
かがみ「てりゃい!はっ!」
部下「ヒデブー!」
こなた「よし、進むぞ!」
一同「おぉ~!」
タッタッタ
つかさ「お、お姉ちゃん…ちょっと待って!」
49: 2008/06/15(日) 17:57:08.25 ID:TR+L0ykcO
かがみ「どうしたの?」
つかさ「わ、わたし……お姉ちゃんのこと好き…。」
かがみ「え?」
つかさ「最初は姉妹として家族として好きなんだと思ってた…。」
つかさ「けど気づいんたんだ…一人の女性として、恋愛感情で好きなんだって。」
かがみ「…つかさ。」
プリズナオブラーブ♪ プリズナオブラーブ♪
つかさ「わ、わたし……お姉ちゃんのこと好き…。」
かがみ「え?」
つかさ「最初は姉妹として家族として好きなんだと思ってた…。」
つかさ「けど気づいんたんだ…一人の女性として、恋愛感情で好きなんだって。」
かがみ「…つかさ。」
プリズナオブラーブ♪ プリズナオブラーブ♪
50: 2008/06/15(日) 18:00:04.82 ID:TR+L0ykcO
つかさ「返事は…この戦いが終わった後でいいから…。」
かがみ「…わかったわ。」
こなた「ギャー!!」
みゆき「グェー!!」
かがみ「はっ!こなた!みゆき!」
係長「ふっふっふ、この先は行かせない!」
かがみ「…わかったわ。」
こなた「ギャー!!」
みゆき「グェー!!」
かがみ「はっ!こなた!みゆき!」
係長「ふっふっふ、この先は行かせない!」
52: 2008/06/15(日) 18:02:00.81 ID:TR+L0ykcO
シュビ シュバ
みゆき「私の足技が効かない…」
かがみ「相手は酔拳の使い手ね。」
係長「ひょう~、ひゃっ!」
つかさ「ここは私に任せて!」
かがみ「つかさ、大丈夫?」
みゆき「つかささんは悪酔拳の使い手ですから、きっと大丈夫ですよ。」
かがみ「悪酔拳?」
みゆき「私の足技が効かない…」
かがみ「相手は酔拳の使い手ね。」
係長「ひょう~、ひゃっ!」
つかさ「ここは私に任せて!」
かがみ「つかさ、大丈夫?」
みゆき「つかささんは悪酔拳の使い手ですから、きっと大丈夫ですよ。」
かがみ「悪酔拳?」
53: 2008/06/15(日) 18:02:29.05 ID:TR+L0ykcO
係長「うぃ~、ひくっ。」
つかさ「うぅ…ゲロゲロゲロ…」
かがみ「ちょ…悪酔いしすぎて吐いてるじゃない…」
つかさ「ゲロゲロゲロ…ぐわぁ!」
係長「汚ねぇ…吐きながらこっち来んな…」
かがみ「つかさの汚物を見て相手は酔いがさめた!」
つかさ「うぅ…ゲロゲロゲロ…」
かがみ「ちょ…悪酔いしすぎて吐いてるじゃない…」
つかさ「ゲロゲロゲロ…ぐわぁ!」
係長「汚ねぇ…吐きながらこっち来んな…」
かがみ「つかさの汚物を見て相手は酔いがさめた!」
54: 2008/06/15(日) 18:04:21.15 ID:TR+L0ykcO
こなた「つかさ~、いけ~!」
つかさ「ゲリャ!」
グオキーン
係長「や・ら・れ・た」
こなた「やった~!」
みゆき「スゴいですよ、つかささん。」
かがみ「つかさ…」
つかさ「なに、お姉ちゃん?」
かがみ「さっきの告白の返事はNOで…」
つかさ「ガーン」
かがみ(あそこまで不潔なのはないだろjk…)
つかさ「ゲリャ!」
グオキーン
係長「や・ら・れ・た」
こなた「やった~!」
みゆき「スゴいですよ、つかささん。」
かがみ「つかさ…」
つかさ「なに、お姉ちゃん?」
かがみ「さっきの告白の返事はNOで…」
つかさ「ガーン」
かがみ(あそこまで不潔なのはないだろjk…)
57: 2008/06/15(日) 18:05:07.50 ID:TR+L0ykcO
つかさ「ぐすっ…」
こなた「どうしたの、つかさ?…先に、進むよ。」
つかさ「うん…。」
スタスタ
みゆき「かがみさん!」
かがみ「ん?どした、みゆき?」
みゆき「ちょっとお話があります…。」
かがみ「?」
こなた「どうしたの、つかさ?…先に、進むよ。」
つかさ「うん…。」
スタスタ
みゆき「かがみさん!」
かがみ「ん?どした、みゆき?」
みゆき「ちょっとお話があります…。」
かがみ「?」
58: 2008/06/15(日) 18:07:14.40 ID:TR+L0ykcO
社長「なに?係長がやられただと?」
部下「は、そのようであります。」
社長「なかなかやりおるな…よし、あいつを向かわせろ!」
部下「かしこまりました!」
部下「は、そのようであります。」
社長「なかなかやりおるな…よし、あいつを向かわせろ!」
部下「かしこまりました!」
59: 2008/06/15(日) 18:08:07.78 ID:TR+L0ykcO
みゆき「あなたのことが…ずっと好きでした!」
かがみ「み、みゆき…。」
みゆき「医学部志望なのに3年間文系だったのも…」
みゆき「クラスの男子に告白されても頑なに断ってたのも…」
みゆき「全ては、かがみさんが好きだからです!」
かがみ「…みゆき。」
プリズナーオブラーブ♪ プリズナーオブラーブ♪
かがみ「み、みゆき…。」
みゆき「医学部志望なのに3年間文系だったのも…」
みゆき「クラスの男子に告白されても頑なに断ってたのも…」
みゆき「全ては、かがみさんが好きだからです!」
かがみ「…みゆき。」
プリズナーオブラーブ♪ プリズナーオブラーブ♪
62: 2008/06/15(日) 18:09:04.58 ID:TR+L0ykcO
みゆき「お返事はこの戦いが終わった後に…」
つかさ「ギャー!!」
こなた「グェー!!」
かがみ「はっ、つかさとこなたが危ない!」
部長「へっへっへ。」
つかさ「ギャー!!」
こなた「グェー!!」
かがみ「はっ、つかさとこなたが危ない!」
部長「へっへっへ。」
64: 2008/06/15(日) 18:10:01.12 ID:TR+L0ykcO
こなた「相手の攻撃の出所が全く見えないんだ…。」
かがみ「ものスゴい速さで攻撃してるから?」
つかさ「いや、たぶん盲点をついて攻撃してるんだと思う…。」
部長「その通りだ!私は世界有数の盲点使い。」
かがみ「じゃあ一体どうやって戦えば…」
みゆき「わたしに任せてください。」
かがみ「ものスゴい速さで攻撃してるから?」
つかさ「いや、たぶん盲点をついて攻撃してるんだと思う…。」
部長「その通りだ!私は世界有数の盲点使い。」
かがみ「じゃあ一体どうやって戦えば…」
みゆき「わたしに任せてください。」
66: 2008/06/15(日) 18:11:22.33 ID:TR+L0ykcO
スチャ
かがみ「み、みゆき…眼鏡なんてとって…」
みゆき「目で追うから攻撃を受けるんです…感じることが肝心です。」
部長「そんなに上手く行くか!」
シュシュ シュシュ
つかさ「すごい!全てよけてる!」
こなた「みゆきさん、感じやすいのか…」
かがみ「おい、お前…。」
つかさ「ゴクリ…」
かがみ「み、みゆき…眼鏡なんてとって…」
みゆき「目で追うから攻撃を受けるんです…感じることが肝心です。」
部長「そんなに上手く行くか!」
シュシュ シュシュ
つかさ「すごい!全てよけてる!」
こなた「みゆきさん、感じやすいのか…」
かがみ「おい、お前…。」
つかさ「ゴクリ…」
67: 2008/06/15(日) 18:12:23.14 ID:TR+L0ykcO
シュシュ シュシュ
部長「攻撃は当たらないが、よけるだけで精一杯じゃないか。」
つかさ「ゆきちゃん、どうするんだろ…。」
みゆき「バーストストリーム!!」
ボイーン
部長「!」
こなた「みゆきさんの胸からロケットパンチが!」
つかさ「バーストって胸のバストか!」
部長「よ、よけきれない……ぐわぁ~!!」
部長「攻撃は当たらないが、よけるだけで精一杯じゃないか。」
つかさ「ゆきちゃん、どうするんだろ…。」
みゆき「バーストストリーム!!」
ボイーン
部長「!」
こなた「みゆきさんの胸からロケットパンチが!」
つかさ「バーストって胸のバストか!」
部長「よ、よけきれない……ぐわぁ~!!」
68: 2008/06/15(日) 18:14:42.41 ID:TR+L0ykcO
みゆき「…私の勝ちですね。」
部長「や・ら・れ・た」
こなた「やった~!!」
つかさ「スゴいよ、ゆきちゃん!!」
かがみ「み、みゆき…」
みゆき「何です、かがみさん?」
かがみ「さっきの告白の返事はNOで…」
みゆき「ガーン」
かがみ(む、胸がロケットパンチだったなんて…ひくわよJK…)
部長「や・ら・れ・た」
こなた「やった~!!」
つかさ「スゴいよ、ゆきちゃん!!」
かがみ「み、みゆき…」
みゆき「何です、かがみさん?」
かがみ「さっきの告白の返事はNOで…」
みゆき「ガーン」
かがみ(む、胸がロケットパンチだったなんて…ひくわよJK…)
70: 2008/06/15(日) 18:15:44.28 ID:TR+L0ykcO
みゆき「ぐすん…」
つかさ「ゆきちゃん…また頑張ろうよ!」
みゆき「はい…」
かがみ(ごめんね、みゆき…私が一番好きなのは…)
こなた「かがみん、先に進もうよ!」
かがみ(この状況なら…言える!)
つかさ「ゆきちゃん…また頑張ろうよ!」
みゆき「はい…」
かがみ(ごめんね、みゆき…私が一番好きなのは…)
こなた「かがみん、先に進もうよ!」
かがみ(この状況なら…言える!)
71: 2008/06/15(日) 18:16:17.31 ID:TR+L0ykcO
かがみ「こなた、私と付き合って!!」
こなた「かがみ…。」
プリズナーオブラーブ♪ プリズナーオブラーブ♪
こなた「ごめん、わたし二次専だから。」
かがみ「あんたって奴は…。」
こなた「かがみ…。」
プリズナーオブラーブ♪ プリズナーオブラーブ♪
こなた「ごめん、わたし二次専だから。」
かがみ「あんたって奴は…。」
73: 2008/06/15(日) 18:17:55.65 ID:TR+L0ykcO
社長「部長もやられたか…。」
部下「残念ですが。」
社長「では重役をむかわせ……誰だ、お前は?」
???「ふっふっふ…社長、れいのブツをいただきにきた。」
社長「ば、バカなまねはよせ…ウワァー!!」
グタッ
???「コンゴのお宝はいただいたぜ…。」
スタスタスタ
部下「残念ですが。」
社長「では重役をむかわせ……誰だ、お前は?」
???「ふっふっふ…社長、れいのブツをいただきにきた。」
社長「ば、バカなまねはよせ…ウワァー!!」
グタッ
???「コンゴのお宝はいただいたぜ…。」
スタスタスタ
74: 2008/06/15(日) 18:18:56.11 ID:TR+L0ykcO
重役「ここから先は一歩も…」
かがみ「おりゃ!!」
グキグキ ズドン
こなた「瞬獄殺が決まったー!」
重役「ば・か・な」
かがみ「お前はもう逝っている…」
ドピュッ
かがみ「…さっさと進むわよ。」
つかさ(お姉ちゃん恐い…)
みゆき(月に1度のあれでしょうか…)
こなた(ムラムラしてきた…)
かがみ「おりゃ!!」
グキグキ ズドン
こなた「瞬獄殺が決まったー!」
重役「ば・か・な」
かがみ「お前はもう逝っている…」
ドピュッ
かがみ「…さっさと進むわよ。」
つかさ(お姉ちゃん恐い…)
みゆき(月に1度のあれでしょうか…)
こなた(ムラムラしてきた…)
75: 2008/06/15(日) 18:20:01.63 ID:TR+L0ykcO
――社長室前――
かがみ「ついに辿り着いたわね。準備はいい?」
ゴクリッ
こなた「てりゃ!」
ドカッ
一同「……。」
つかさ「誰も出てこないね…。」
みゆき「二人、人が倒れてます!」
社長「うぅ…」
かがみ「ついに辿り着いたわね。準備はいい?」
ゴクリッ
こなた「てりゃ!」
ドカッ
一同「……。」
つかさ「誰も出てこないね…。」
みゆき「二人、人が倒れてます!」
社長「うぅ…」
76: 2008/06/15(日) 18:20:38.32 ID:TR+L0ykcO
こなた「何故弱ってるのかわからないけど…いいや、捕まえた!」
グルグル
こなたは社長と秘書を縄で縛った。
社長「ち、ちくしょう。」
かがみ「なんだか、あっけなかったわね…。」
みゆき「警察まで連行しましょう。」
つかさ「任務終了だね!」
こなた「一応、仲間の仇はとることができたよ!」
グルグル
こなたは社長と秘書を縄で縛った。
社長「ち、ちくしょう。」
かがみ「なんだか、あっけなかったわね…。」
みゆき「警察まで連行しましょう。」
つかさ「任務終了だね!」
こなた「一応、仲間の仇はとることができたよ!」
78: 2008/06/15(日) 18:22:31.73 ID:TR+L0ykcO
――国家警察署――
首相「お待ちしておりました。私がこの国の首相、ドニです。」
かがみ「はじめまして…何故わざわざ首相がここに?」
首相「実はキングコンゴは長年政治をも牛耳っていたのですが…
あなたたちが社長を捕まえてくれたおかげで、
やっと民主主義を促進することが出来るので、そのお礼をしに来ました。」
みゆき「それは良かったですね。」
首相「で、れいの宝は何処に?」
みゆき「高良なら私ですよ?」
首相「いえいえ、社長室につのの形をした銅像がありませんでしたか?」
つかさ「そんなのなかったよ…。」
首相「何てことだ…あれは国のシンボルなんです。」
こなた「無いとまずいの?」
首相「あれがなくては…国民に示しが効かなくなってしまうのです…。」
首相「お待ちしておりました。私がこの国の首相、ドニです。」
かがみ「はじめまして…何故わざわざ首相がここに?」
首相「実はキングコンゴは長年政治をも牛耳っていたのですが…
あなたたちが社長を捕まえてくれたおかげで、
やっと民主主義を促進することが出来るので、そのお礼をしに来ました。」
みゆき「それは良かったですね。」
首相「で、れいの宝は何処に?」
みゆき「高良なら私ですよ?」
首相「いえいえ、社長室につのの形をした銅像がありませんでしたか?」
つかさ「そんなのなかったよ…。」
首相「何てことだ…あれは国のシンボルなんです。」
こなた「無いとまずいの?」
首相「あれがなくては…国民に示しが効かなくなってしまうのです…。」
79: 2008/06/15(日) 18:24:07.73 ID:TR+L0ykcO
みゆき「あの特異な社長室の状況…誰かが先に侵入したに違いありません。」
かがみ「その誰かが社長達を気絶させて、つのを奪ったわけね…。」
つかさ「…テレビでも見よ。」
ピッ
キャスター「ついにルーブルを超えた美術館がフランスにオープンします!」
つかさ「へぇ~。」
キャスター「オーナーであります、カリロス・ゴーンさんに話を伺いましょう。」
カリロス「どうもカリロスです!」
かがみ「ちょっと…この人私を案内してくれたガイドさんじゃない…」
かがみ「その誰かが社長達を気絶させて、つのを奪ったわけね…。」
つかさ「…テレビでも見よ。」
ピッ
キャスター「ついにルーブルを超えた美術館がフランスにオープンします!」
つかさ「へぇ~。」
キャスター「オーナーであります、カリロス・ゴーンさんに話を伺いましょう。」
カリロス「どうもカリロスです!」
かがみ「ちょっと…この人私を案内してくれたガイドさんじゃない…」
80: 2008/06/15(日) 18:25:29.20 ID:TR+L0ykcO
キャスター「この美術館の目玉はスバリ何でしょう?」
カリロス「この素晴らしい、幻獣をかたどった角の銅像です。」
みゆき「……これって首相の言ってた宝じゃ…。」
かがみ「間違いないわね!ガイドのふりをして潜入し奪ったんだわ…。」
つかさ「もしかしたら今回の山火事の黒幕は、この人かもね…。」
こなた(プルプルプル)
かがみ(…こなた)
こなた「プル、プル、消臭!プルプル消臭!」
かがみ「おぃ。」
カリロス「この素晴らしい、幻獣をかたどった角の銅像です。」
みゆき「……これって首相の言ってた宝じゃ…。」
かがみ「間違いないわね!ガイドのふりをして潜入し奪ったんだわ…。」
つかさ「もしかしたら今回の山火事の黒幕は、この人かもね…。」
こなた(プルプルプル)
かがみ(…こなた)
こなた「プル、プル、消臭!プルプル消臭!」
かがみ「おぃ。」
81: 2008/06/15(日) 18:27:00.83 ID:TR+L0ykcO
かがみ「首相…私達、角を取り返してきます!」
首相「あれは1946年に統治主であるフランスから、
我が国がフランス議会における議席を得た記念に作られた、
我が国の誇り高き勲章です…どうか取り返してきてください。」
首相「あれは1946年に統治主であるフランスから、
我が国がフランス議会における議席を得た記念に作られた、
我が国の誇り高き勲章です…どうか取り返してきてください。」
82: 2008/06/15(日) 18:29:05.62 ID:TR+L0ykcO
こなた「どうする?また殴り込む?」
みゆき「法治国家での暴力は少しまずいですね…。」
つかさ「勧善懲悪って言っても厳しいよね…。」
かがみ「盗まれたものは盗み返すのよ!日本からまた応援を呼ぶわ!」
みゆき「法治国家での暴力は少しまずいですね…。」
つかさ「勧善懲悪って言っても厳しいよね…。」
かがみ「盗まれたものは盗み返すのよ!日本からまた応援を呼ぶわ!」
83: 2008/06/15(日) 18:29:45.28 ID:TR+L0ykcO
――フランス・パリ――
かがみ「みんな揃ったわね。この10人で作戦を結構しましょう。」
こなた「順番に番号を言ってって!」
かがみ「1」
こなた「2」
つかさ「さん(^Д^)」
みゆき「4」
ゆたか「5」
みなみ「ろく(^Д^)」
ひより「7」
パトリシア「8」
みさお「きゅう(^Д^)」
あやの「オモロ~!」
かがみ「…先が思いやられるわ…」
かがみ「みんな揃ったわね。この10人で作戦を結構しましょう。」
こなた「順番に番号を言ってって!」
かがみ「1」
こなた「2」
つかさ「さん(^Д^)」
みゆき「4」
ゆたか「5」
みなみ「ろく(^Д^)」
ひより「7」
パトリシア「8」
みさお「きゅう(^Д^)」
あやの「オモロ~!」
かがみ「…先が思いやられるわ…」
84: 2008/06/15(日) 18:33:00.15 ID:TR+L0ykcO
みさお「だけど美術館には20台の監視カメラに防弾ガラス…
銅像のまわりには守衛が5人もいるし、盗むのはスゲー難しいNA!」
あやの「さらに温度装置により人間の体温で角の銅像に触れようとすると、
入口が自動的に閉鎖する仕組みになってる…完璧な警備体制だね。」
みゆき「対策はあります。
カリロスは反人権団体に加盟しているので、
美術館の前には多数の団体が抗議活動で集まるはずです。」
かがみ「彼らを巧みに利用し、ブツをいただく。
今回はみんなに変装と演技をしてもらうから、心の準備を頼むわよ。」
銅像のまわりには守衛が5人もいるし、盗むのはスゲー難しいNA!」
あやの「さらに温度装置により人間の体温で角の銅像に触れようとすると、
入口が自動的に閉鎖する仕組みになってる…完璧な警備体制だね。」
みゆき「対策はあります。
カリロスは反人権団体に加盟しているので、
美術館の前には多数の団体が抗議活動で集まるはずです。」
かがみ「彼らを巧みに利用し、ブツをいただく。
今回はみんなに変装と演技をしてもらうから、心の準備を頼むわよ。」
86: 2008/06/15(日) 18:37:25.04 ID:TR+L0ykcO
――決行当日――
カリロスの美術館前には予想通り多数の人権団体がつめかけた。
その先頭には、かがみ、こなた、ゆたかの姿があった。
一般者入場口とは別のVIP入場口には、パトリシアとひよりの姿があった。
かがみ「みんな配置についたわね。
今日オープンする美術館では10:00からの一般開放の前に、
30分間VIPだけが見学する時間が設けられてる。
その時間帯を狙うわよ!
現在は9:00ぴったり。よし、始めましょ。」
カリロスの美術館前には予想通り多数の人権団体がつめかけた。
その先頭には、かがみ、こなた、ゆたかの姿があった。
一般者入場口とは別のVIP入場口には、パトリシアとひよりの姿があった。
かがみ「みんな配置についたわね。
今日オープンする美術館では10:00からの一般開放の前に、
30分間VIPだけが見学する時間が設けられてる。
その時間帯を狙うわよ!
現在は9:00ぴったり。よし、始めましょ。」
87: 2008/06/15(日) 18:39:49.13 ID:TR+L0ykcO
こなた「カリロスは黒人差別の支持者だ!人権迫害を許すな!」
ゆたか「フランスは人権国として世界をリードしなきゃいけない!」
二人の呼び声で人権団体の抗議活動は激しく始まった!
それを警備員たち(変装したかがみ含む)が取り抑える。
かがみ「みなさん静かに落ち着いてください!」
かがみは通信機を口に当てた。
かがみ「カリロスさん、団体が暴れて手がつけられません。
警備員を増やしてください。」
カリロス「もう人員は足りない状態なんだが…あと何人くらい必要だ?」
かがみ「5人もいれば大丈夫だと思います。」
カリロス「……しょうがない。銅像を守ってる5人を至急行かせろ。」
銅像前の警備員5人は会場を後にし、かがみ達の列に加わった。
かがみ「計画通りだ。みゆき、どうぞ。」
みゆき「わかりました。」
しばらくして警備員の姿をしたみゆき、つかさ、みさお、あやの、みなみの5人が美術館に向かって行った。
かがみ「抗議活動もだいぶ和らぎました。
さっきの5人を会場に戻します。」
カリロス「わかった。すぐ帰って来るよう言ってくれ。」
みゆき達は会場に侵入した。
ゆたか「フランスは人権国として世界をリードしなきゃいけない!」
二人の呼び声で人権団体の抗議活動は激しく始まった!
それを警備員たち(変装したかがみ含む)が取り抑える。
かがみ「みなさん静かに落ち着いてください!」
かがみは通信機を口に当てた。
かがみ「カリロスさん、団体が暴れて手がつけられません。
警備員を増やしてください。」
カリロス「もう人員は足りない状態なんだが…あと何人くらい必要だ?」
かがみ「5人もいれば大丈夫だと思います。」
カリロス「……しょうがない。銅像を守ってる5人を至急行かせろ。」
銅像前の警備員5人は会場を後にし、かがみ達の列に加わった。
かがみ「計画通りだ。みゆき、どうぞ。」
みゆき「わかりました。」
しばらくして警備員の姿をしたみゆき、つかさ、みさお、あやの、みなみの5人が美術館に向かって行った。
かがみ「抗議活動もだいぶ和らぎました。
さっきの5人を会場に戻します。」
カリロス「わかった。すぐ帰って来るよう言ってくれ。」
みゆき達は会場に侵入した。
88: 2008/06/15(日) 18:42:21.19 ID:TR+L0ykcO
一方、VIP客の入口では……
係員「では順番にどうぞ。」
ひより「日本領事館の副総長を勤めてます、田村と言います。
総長は風邪を引いてしまいまして、今日は代わりに…。」
係員「そうでしたか…。どうぞ中へ。総長によろしくお伝え下さい。」
ひより「ありがとうございます。」
パトリシア「私は彼女の通訳です!」
二人が美術館に侵入した。
係員「では順番にどうぞ。」
ひより「日本領事館の副総長を勤めてます、田村と言います。
総長は風邪を引いてしまいまして、今日は代わりに…。」
係員「そうでしたか…。どうぞ中へ。総長によろしくお伝え下さい。」
ひより「ありがとうございます。」
パトリシア「私は彼女の通訳です!」
二人が美術館に侵入した。
89: 2008/06/15(日) 18:43:35.90 ID:TR+L0ykcO
プルルル
歓声が上がり微笑んだカリロスの携帯が鳴った。
「銅像は盗ませていただいた。」
電話の主は医務室に運ばれた、ひよりだった。
カリロス「バカな…銅像ならここにあるぞ!」
ひより「それは偽物だ…。」
カリロス「なに?」
歓声が上がり微笑んだカリロスの携帯が鳴った。
「銅像は盗ませていただいた。」
電話の主は医務室に運ばれた、ひよりだった。
カリロス「バカな…銅像ならここにあるぞ!」
ひより「それは偽物だ…。」
カリロス「なに?」
90: 2008/06/15(日) 18:44:03.34 ID:TR+L0ykcO
カリロス「偽物だと?……おい、警備員!」
その場にいたみゆき達が呼ばれた。
カリロス「お前らはこの銅像について詳しかったな?
いますぐ本物か調べろ!」
みゆき「わかりました!」
5人は共同して銅像をガラスケースから取り出した。
そのとき、つかさはそっと透明フィルターを銅像の隅に貼った。
みさお「角の銅像にはコンゴ共和国の首相のサインが刻まれてるはずです。」
あやの「館内に来るときには、確かにその刻印がありました。」
みなみ「しかし……見てください。」
みなみはカリロスに銅像の右下隅を見せた。
みなみ「刻印がなくなっています。」
カリロス「これは贋作……ダミーということか。」
その場にいたみゆき達が呼ばれた。
カリロス「お前らはこの銅像について詳しかったな?
いますぐ本物か調べろ!」
みゆき「わかりました!」
5人は共同して銅像をガラスケースから取り出した。
そのとき、つかさはそっと透明フィルターを銅像の隅に貼った。
みさお「角の銅像にはコンゴ共和国の首相のサインが刻まれてるはずです。」
あやの「館内に来るときには、確かにその刻印がありました。」
みなみ「しかし……見てください。」
みなみはカリロスに銅像の右下隅を見せた。
みなみ「刻印がなくなっています。」
カリロス「これは贋作……ダミーということか。」
91: 2008/06/15(日) 18:45:07.20 ID:TR+L0ykcO
カリロスは電話相手に対し話を続ける。
カリロス「いつ盗んだ?」
ひより「今朝6時に来て盗んだ。」
カリロス「どうやって?」
ひより「さあねぇ。」
ガチャ
カリロス「ちくしょう、監視員は何やってたんだ!」
監視員「すいません、就業は8時からなもんで…。」
カリロス「いますぐ調べろ!私もそっちに向かう!
お前ら警備員5人は怪しい人物がいないか探せ!」
みゆき「かしこまりました!」
カリロス「いつ盗んだ?」
ひより「今朝6時に来て盗んだ。」
カリロス「どうやって?」
ひより「さあねぇ。」
ガチャ
カリロス「ちくしょう、監視員は何やってたんだ!」
監視員「すいません、就業は8時からなもんで…。」
カリロス「いますぐ調べろ!私もそっちに向かう!
お前ら警備員5人は怪しい人物がいないか探せ!」
みゆき「かしこまりました!」
92: 2008/06/15(日) 18:47:05.62 ID:TR+L0ykcO
――医務室――
カリロス「どこだ?倒れてきた奴はどこにいる?」
医者「さ、さきほど容態が安定し、領事館からの迎えの車で帰りましたが…。」
カリロス「……してやられたな。」
カリロスは力をなくし膝まづいた。
カリロス「どこだ?倒れてきた奴はどこにいる?」
医者「さ、さきほど容態が安定し、領事館からの迎えの車で帰りましたが…。」
カリロス「……してやられたな。」
カリロスは力をなくし膝まづいた。
93: 2008/06/15(日) 18:48:28.41 ID:TR+L0ykcO
みゆき達は偽物(本当は本物)をカバンにしまい外へ出た。
みゆき「かがみさん、こなたさん、ゆたかさん!帰りましょう!」
3人「了解。」
かがみ「ちょっと、あんた達!カリロスが呼んでたわよ。」
かがみは銅像の警備員だった5人に話した。
警備員たち「わかった、ありがとう。」
みゆき達一同はニヤリとして彼らを見送った……。
ゆたか「もう~喉がらがらだよぉ。」
つかさ「お疲れさま!」
みさお「それにしてもアイツの激昂っぷり…見せたかったなぁ。」
あやの「あれは最高だったね。」
こなた「私達が録画した偽の映像見て、今頃あいつら騒いでると思うよ。」
かがみ「常識で考えれば、一人での侵入は無理なのにね。」
かがみ達は空港へと向かった。
みゆき「かがみさん、こなたさん、ゆたかさん!帰りましょう!」
3人「了解。」
かがみ「ちょっと、あんた達!カリロスが呼んでたわよ。」
かがみは銅像の警備員だった5人に話した。
警備員たち「わかった、ありがとう。」
みゆき達一同はニヤリとして彼らを見送った……。
ゆたか「もう~喉がらがらだよぉ。」
つかさ「お疲れさま!」
みさお「それにしてもアイツの激昂っぷり…見せたかったなぁ。」
あやの「あれは最高だったね。」
こなた「私達が録画した偽の映像見て、今頃あいつら騒いでると思うよ。」
かがみ「常識で考えれば、一人での侵入は無理なのにね。」
かがみ達は空港へと向かった。
94: 2008/06/15(日) 18:50:56.28 ID:TR+L0ykcO
――空港――
みさお「ちびっこ!何だか暗いけど、どうした?」
こなた「あんな物を何でわざわざ盗んだのかな…って。」
みゆき「確かに…大した銅像ではないですよね…。」
つかさ「何かもっと大きな陰謀があるのかも…。」
かがみ「後輩達とみさお、あやのはコンゴまで銅像を届けて来て!」
あやの「柊ちゃん?」
かがみ「私達4人はカリロスに真相を聞き出してくる。」
みさお「ちびっこ!何だか暗いけど、どうした?」
こなた「あんな物を何でわざわざ盗んだのかな…って。」
みゆき「確かに…大した銅像ではないですよね…。」
つかさ「何かもっと大きな陰謀があるのかも…。」
かがみ「後輩達とみさお、あやのはコンゴまで銅像を届けて来て!」
あやの「柊ちゃん?」
かがみ「私達4人はカリロスに真相を聞き出してくる。」
95: 2008/06/15(日) 18:51:33.03 ID:TR+L0ykcO
カリロス「ふぅ…今日は最悪の日だった…。」
かがみ「まだ最悪の一日は終わってないわよ!」
カリロス「だ、誰だ?」
ガッ
カリロス「ギャー!!」
グタッ
かがみ「よし、倉庫に運ぶわよ。」
かがみ「まだ最悪の一日は終わってないわよ!」
カリロス「だ、誰だ?」
ガッ
カリロス「ギャー!!」
グタッ
かがみ「よし、倉庫に運ぶわよ。」
96: 2008/06/15(日) 18:52:03.59 ID:TR+L0ykcO
カリロス「うぅ…」
かがみ「気がついたわね。」
カリロス「お、お前はコンゴにいた娘…」
こなた「角の銅像を盗んだ本意は何なのか教えなさい!」
カリロス「お前は原住民…あの銅像はただ美術館に飾るために…」
つかさ「嘘つけ!あんな銅像に芸術的な価値なんてないよ!」
ガイド「ふっ…最初からあの銅像がどういう理由で作られたか知っていた。」
みゆき「コンゴの人権の象徴だということを知ってたわけですね…。」
カリロス「そうだ。」
かがみ「気がついたわね。」
カリロス「お、お前はコンゴにいた娘…」
こなた「角の銅像を盗んだ本意は何なのか教えなさい!」
カリロス「お前は原住民…あの銅像はただ美術館に飾るために…」
つかさ「嘘つけ!あんな銅像に芸術的な価値なんてないよ!」
ガイド「ふっ…最初からあの銅像がどういう理由で作られたか知っていた。」
みゆき「コンゴの人権の象徴だということを知ってたわけですね…。」
カリロス「そうだ。」
97: 2008/06/15(日) 18:52:20.15 ID:TR+L0ykcO
カリロス「私は大きな組織のしたっぱだ…あの盗みは計画のほんの一部にすぎない。」
かがみ「計画?何よそれは。」
カリロス「フランスは世界で有数の人権国家だが…今が変革の時にあるのだ…」
こなた「変革?」
カリロス「フランスは…世界最強の軍国主義国家に変わる。」
つかさ「そ、そんなこと出来るわけない!」
カリロス「ふっ、24時間後にフランス以外の全主要国は潰れる…」
みゆき「まさか…。」
かがみ「計画?何よそれは。」
カリロス「フランスは世界で有数の人権国家だが…今が変革の時にあるのだ…」
こなた「変革?」
カリロス「フランスは…世界最強の軍国主義国家に変わる。」
つかさ「そ、そんなこと出来るわけない!」
カリロス「ふっ、24時間後にフランス以外の全主要国は潰れる…」
みゆき「まさか…。」
98: 2008/06/15(日) 18:57:25.68 ID:TR+L0ykcO
かがみ「他には口を割らなかったわね…。」
こなた「もしあいつの言うことが本当なら…24時間後に主要国は…」
つかさ「そんなこと、出来るわけないよ!」
みゆき「いえ、一つだけ方法があります。」
かがみ「それは?」
みゆき「核爆弾です。」
こなた「もしあいつの言うことが本当なら…24時間後に主要国は…」
つかさ「そんなこと、出来るわけないよ!」
みゆき「いえ、一つだけ方法があります。」
かがみ「それは?」
みゆき「核爆弾です。」
99: 2008/06/15(日) 18:57:53.90 ID:TR+L0ykcO
つかさ「フランスって核保有国なの?」
みゆき「ええ、人権国家としての印象が強いですが…れっきとした核保有国です。」
かがみ「それをカリロスの組織が盗んで世界に向けて発射すれば…。」
こなた「主要国は潰れる…日本もきっとその一つだね…。」
つかさ「なんとかして止めなきゃ…。」
みゆき「とりあえず、核保有施設に行ってみましょう。」
みゆき「ええ、人権国家としての印象が強いですが…れっきとした核保有国です。」
かがみ「それをカリロスの組織が盗んで世界に向けて発射すれば…。」
こなた「主要国は潰れる…日本もきっとその一つだね…。」
つかさ「なんとかして止めなきゃ…。」
みゆき「とりあえず、核保有施設に行ってみましょう。」
100: 2008/06/15(日) 18:58:11.52 ID:TR+L0ykcO
――核施設――
ジデン「上手く盗むことが出来たな。」
エンリ「きっとボスも喜んでくれるはず。」
トレジゲ「これで明日には世界は破滅だ。」
マケロロ「フランスが世界最高の国になるわけだな。」
デシャイー「よし本部に戻るぞ。」
ルベリー「イタリアには勝つ!」
ネスリ「試合出たいよ…」
ベンズマ「便がズまった、クラシアンです500500。」
ジデン「上手く盗むことが出来たな。」
エンリ「きっとボスも喜んでくれるはず。」
トレジゲ「これで明日には世界は破滅だ。」
マケロロ「フランスが世界最高の国になるわけだな。」
デシャイー「よし本部に戻るぞ。」
ルベリー「イタリアには勝つ!」
ネスリ「試合出たいよ…」
ベンズマ「便がズまった、クラシアンです500500。」
101: 2008/06/15(日) 18:58:42.00 ID:TR+L0ykcO
こなた「…あいつらだよね、組織のメンバーって。」
かがみ「ユニフォーム着てるから分かりやすすぎよね…。」
つかさ「どうする?いま飛び出して止める?」
みゆき「他にも仲間がいるかもしれません。
アジトまでつけて一網打尽にするのがよろしいかと…。」
かがみ「そうね。しっかり尾行しよう。」
かがみ「ユニフォーム着てるから分かりやすすぎよね…。」
つかさ「どうする?いま飛び出して止める?」
みゆき「他にも仲間がいるかもしれません。
アジトまでつけて一網打尽にするのがよろしいかと…。」
かがみ「そうね。しっかり尾行しよう。」
102: 2008/06/15(日) 18:59:14.16 ID:TR+L0ykcO
ブルルル キキーッ
つかさ「止まったみたいだね。」
かがみ「セーヌ川が広がる綺麗な湖畔ね。」
こなた「あの大きなビルがアジトか…。」
みゆき「屋上を見てください!」
つかさ「何か立ってる…」
みゆき「おそらく核爆弾を発射する砲台ですね。」
ゴクリッ
つかさ「止まったみたいだね。」
かがみ「セーヌ川が広がる綺麗な湖畔ね。」
こなた「あの大きなビルがアジトか…。」
みゆき「屋上を見てください!」
つかさ「何か立ってる…」
みゆき「おそらく核爆弾を発射する砲台ですね。」
ゴクリッ
103: 2008/06/15(日) 18:59:32.15 ID:TR+L0ykcO
こなた「正面突破はあまりにも危険すぎるけど…。」
かがみ「かと言って、30階立てくらいのビルをこそこそ登って屋上まで辿り着けるか…。」
みゆき「どうやら、4人で進むのはここまでのようですね…。」
こなた「え?」
つかさ「私とゆきちゃんで敵をおびきよせるから…
お姉ちゃんとこなちゃんで発射を止めて。」
かがみ「…つかさ。」
みゆき「また4人で会いましょう、紅茶でもすすりながら。」
つかさ「頑張ってね!またチョココロネ食べようよ。」
一同は決意を新たに行動を別にした…。
かがみ「かと言って、30階立てくらいのビルをこそこそ登って屋上まで辿り着けるか…。」
みゆき「どうやら、4人で進むのはここまでのようですね…。」
こなた「え?」
つかさ「私とゆきちゃんで敵をおびきよせるから…
お姉ちゃんとこなちゃんで発射を止めて。」
かがみ「…つかさ。」
みゆき「また4人で会いましょう、紅茶でもすすりながら。」
つかさ「頑張ってね!またチョココロネ食べようよ。」
一同は決意を新たに行動を別にした…。
104: 2008/06/15(日) 18:59:51.51 ID:TR+L0ykcO
みゆき「行きましょう!」
つかさ「うん!」
ドカッ
二人は正面口を蹴り破って突っ込んだ。
次から次へと敵が雪崩れこんでくる…
マリダ…ヴィエレ…クピ…アブダル…アニルカ…チュラム…グラス…ゴビ…
バキッ ドカッ
つかさ「おりゃー!!」
みゆき「とわぁー!!」
つかさ「うん!」
ドカッ
二人は正面口を蹴り破って突っ込んだ。
次から次へと敵が雪崩れこんでくる…
マリダ…ヴィエレ…クピ…アブダル…アニルカ…チュラム…グラス…ゴビ…
バキッ ドカッ
つかさ「おりゃー!!」
みゆき「とわぁー!!」
105: 2008/06/15(日) 19:00:11.73 ID:TR+L0ykcO
かがみとこなたは裏口から進む。
かがみ「つかさとみゆきのおかげで敵がいないわ…。」
こなた「でもなんか嫌な予感が…。」
グオーッ
こなた「!」
かがみ「何の声?」
ドガァー
二人の背後から壁を突き破って巨大な怪物が現れた。
こなた「バハムートだ!」
かがみ「つかさとみゆきのおかげで敵がいないわ…。」
こなた「でもなんか嫌な予感が…。」
グオーッ
こなた「!」
かがみ「何の声?」
ドガァー
二人の背後から壁を突き破って巨大な怪物が現れた。
こなた「バハムートだ!」
106: 2008/06/15(日) 19:00:53.07 ID:TR+L0ykcO
かがみ「な、何でこんな化物がいるのよ…。」
こなた「きっと番犬として裏口で飼われてたんだ…。」
グワァー ブォーッ
かがみ「火を噴きながらこっちに向かってくる!逃げるわよ、こなた!」
こなた(プルプルプル)
こなた「きっと番犬として裏口で飼われてたんだ…。」
グワァー ブォーッ
かがみ「火を噴きながらこっちに向かってくる!逃げるわよ、こなた!」
こなた(プルプルプル)
108: 2008/06/15(日) 19:01:09.48 ID:TR+L0ykcO
かがみ「こなた!早く逃げないと!」
こなた(プルプルプル)
かがみ(もしかして…コンゴの山火事で火へのトラウマが…)
こなた「グォー!!」
かがみ「!」
こなた「ガァー!!」
かがみ「こ、こなたが…巨大なゴリラに変身した…」
こなた「ウホッー!!」
こなた(プルプルプル)
かがみ(もしかして…コンゴの山火事で火へのトラウマが…)
こなた「グォー!!」
かがみ「!」
こなた「ガァー!!」
かがみ「こ、こなたが…巨大なゴリラに変身した…」
こなた「ウホッー!!」
109: 2008/06/15(日) 19:01:27.86 ID:TR+L0ykcO
かがみ「な、何がなんだか分からないけど…いけー!こなた!」
こなた「グオー!!」
バキッ ドカッ
かがみ「そういえば!あの原住民の踊りが何か関係してるのかしら…」
こなた「ウホッー!」
こなた「グオー!!」
バキッ ドカッ
かがみ「そういえば!あの原住民の踊りが何か関係してるのかしら…」
こなた「ウホッー!」
110: 2008/06/15(日) 19:01:56.10 ID:TR+L0ykcO
かがみ「この隙に私だけでも屋上へ…」
こなた「ウホッ?」
ババムート「ギャウッ?」
かがみ「あれ…なんかまずかったかしら…」
こなた「ウホーッ!」
バハムート「ギャオッ!」
かがみ「二人して襲ってきた!」
こなた「ウホッ?」
ババムート「ギャウッ?」
かがみ「あれ…なんかまずかったかしら…」
こなた「ウホーッ!」
バハムート「ギャオッ!」
かがみ「二人して襲ってきた!」
112: 2008/06/15(日) 19:03:57.51 ID:TR+L0ykcO
――正面口――
つかさ「はぁはぁ、さすがに疲れてきた…」
みゆき「私も限界が近いです…」
つかさ「もしこの戦いに勝ったら、お姉ちゃんも見直してくれるかもしれないね…」
みゆき「かがみさんの笑顔の為にも頑張りましょう…」
ゲロゲロ ボイーン
つかさ「はぁはぁ、さすがに疲れてきた…」
みゆき「私も限界が近いです…」
つかさ「もしこの戦いに勝ったら、お姉ちゃんも見直してくれるかもしれないね…」
みゆき「かがみさんの笑顔の為にも頑張りましょう…」
ゲロゲロ ボイーン
113: 2008/06/15(日) 19:04:42.21 ID:TR+L0ykcO
ポイッ
かがみはジャーを取り出した
かがみ「精神を集中させて…」
こなた「ウホッ!」
バハムート「ギャウッ!」
かがみ「魔封波――――!!」
ギュイーン
かがみ「ジャーに入れ!!」
シュパッーン バシッ
かがみ「…ふう、上手くいった。」
こなた「…うぅん。」
かがみはジャーを取り出した
かがみ「精神を集中させて…」
こなた「ウホッ!」
バハムート「ギャウッ!」
かがみ「魔封波――――!!」
ギュイーン
かがみ「ジャーに入れ!!」
シュパッーン バシッ
かがみ「…ふう、上手くいった。」
こなた「…うぅん。」
114: 2008/06/15(日) 19:04:59.72 ID:TR+L0ykcO
かがみ「こなた、大丈夫?」
こなた「あれ、ここはどこ?」
かがみ「あんたさっきまで大猿に…いいわ、先を急ぎましょ。」
タッタッタ
こなた「あれ、ここはどこ?」
かがみ「あんたさっきまで大猿に…いいわ、先を急ぎましょ。」
タッタッタ
115: 2008/06/15(日) 19:05:32.95 ID:TR+L0ykcO
――屋上――
ドカッ
かがみ「辿り着いた!」
こなた「まだ誰もいないみたいだ。」
かがみ「さっさと爆弾を外しましょ!」
ドカッ
かがみ「辿り着いた!」
こなた「まだ誰もいないみたいだ。」
かがみ「さっさと爆弾を外しましょ!」
116: 2008/06/15(日) 19:05:56.58 ID:TR+L0ykcO
ガチャガチャ
かがみ「なかなか…外れない…」
ドキューン
こなた「かがみ!」
かがみ「くっ…肩を撃たれた…」
ボス「よくやったと言いたいが、これまでだ。」
かがみ「なかなか…外れない…」
ドキューン
こなた「かがみ!」
かがみ「くっ…肩を撃たれた…」
ボス「よくやったと言いたいが、これまでだ。」
117: 2008/06/15(日) 19:06:29.03 ID:TR+L0ykcO
かがみ「あ、あんたが組織のボスね…。」
ボス「その通り、名はブラティニ…あだ名は皇帝だ。」
こなた「どうしてこんなことを…。」
ボス「フランスは少々の混乱を伴いながらも、移民を含めた全ての人種が仲良く暮らしている。」
ボス「なのに世界は争いばかり…少しの違いも認められない国は全て潰れればいいのだ!」
ボス「その通り、名はブラティニ…あだ名は皇帝だ。」
こなた「どうしてこんなことを…。」
ボス「フランスは少々の混乱を伴いながらも、移民を含めた全ての人種が仲良く暮らしている。」
ボス「なのに世界は争いばかり…少しの違いも認められない国は全て潰れればいいのだ!」
118: 2008/06/15(日) 19:07:15.39 ID:TR+L0ykcO
かがみ「き、気持ちは分かるけど、かといってみんなを頃していいわけがない!」
こなた「人が言葉を持つのは会話するためだよ!対話で解決した対立関係も多い。」
かがみ「核がもたらすのは悲しみの灰だけ…心に積もった灰は二度と消せない!」
こなた「生きるということは、その間に考えを変えることが出来るということ。
みんなにチャンスをあげてよ!」
ボス「うるさい!もうこれまでだ!」
こなた「人が言葉を持つのは会話するためだよ!対話で解決した対立関係も多い。」
かがみ「核がもたらすのは悲しみの灰だけ…心に積もった灰は二度と消せない!」
こなた「生きるということは、その間に考えを変えることが出来るということ。
みんなにチャンスをあげてよ!」
ボス「うるさい!もうこれまでだ!」
120: 2008/06/15(日) 19:08:18.28 ID:TR+L0ykcO
ボス「このスイッチを押せば全てが終わる!」
かがみ「くっ…もう無理なの?」
かがみが諦めかけたとき、
超人的な瞬発力でこなたが飛びかかった。
こなた「わぁ~!」
ボス「ぐおぉ~!」
ストンッ
発射スイッチは地面に落ちた。
しかしその勢いで、こなたとボスは屋上から落ち、
下のセーヌ川へと沈んでしまった。
かがみ「こなたー!!」
かがみ「くっ…もう無理なの?」
かがみが諦めかけたとき、
超人的な瞬発力でこなたが飛びかかった。
こなた「わぁ~!」
ボス「ぐおぉ~!」
ストンッ
発射スイッチは地面に落ちた。
しかしその勢いで、こなたとボスは屋上から落ち、
下のセーヌ川へと沈んでしまった。
かがみ「こなたー!!」
121: 2008/06/15(日) 19:09:01.21 ID:TR+L0ykcO
後日…
サルコジ「勇敢な3人の少女達の功績を讃え、ここに賞します!」
パチパチパチ
――空港――
みゆき「また何かあったら呼んでください。」
つかさ「お姉ちゃんはまだ旅を続けるの?」
かがみ「うん、あいつが一人ぼっちで寂しがってるといけないから…。」
みゆき「…かがみさん。」
かがみ「日本のみんなによろしくね!じゃあまた!」
ブイーン
サルコジ「勇敢な3人の少女達の功績を讃え、ここに賞します!」
パチパチパチ
――空港――
みゆき「また何かあったら呼んでください。」
つかさ「お姉ちゃんはまだ旅を続けるの?」
かがみ「うん、あいつが一人ぼっちで寂しがってるといけないから…。」
みゆき「…かがみさん。」
かがみ「日本のみんなによろしくね!じゃあまた!」
ブイーン
122: 2008/06/15(日) 19:09:20.16 ID:TR+L0ykcO
こなたは私の前で一瞬にして消えてしまった…
でもまだきっと何処かで生きてる気がするから…
私はこれからもずっと探し続ける…
“こなたを探して三千里”
完
――コンゴ共和国――
かがみ「森がもとに戻ってる!」
原住民1「ウホホッウホッ」
原住民2「ウホホッウホッ」
ゆたか「ウキキッウキッ」
かがみ「おい。」
でもまだきっと何処かで生きてる気がするから…
私はこれからもずっと探し続ける…
“こなたを探して三千里”
完
――コンゴ共和国――
かがみ「森がもとに戻ってる!」
原住民1「ウホホッウホッ」
原住民2「ウホホッウホッ」
ゆたか「ウキキッウキッ」
かがみ「おい。」
123: 2008/06/15(日) 19:10:16.56 ID:vJnGjWge0
乙!!
ほんとにあだ名は皇帝の意味がなかったけど、ラストは特によかった。
ほんとにあだ名は皇帝の意味がなかったけど、ラストは特によかった。
124: 2008/06/15(日) 19:11:09.90 ID:+USHXCkMO
乙!
引用元: らき☆すた“こなたを探して三千里”
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